Jean Luc Mylayne | ジャン=リュック・ミレーヌ
フランス人フォトグラファー、ジャン=リュック・ミレーヌの作品集。30年以上にわたり故郷フランスやアメリカ西部で鳥の写真を撮り続けているミレーヌ。同じ場所に何ヶ月も通い続けてようやく1枚の写真を完成させるという手間と労力のかかるプロセスを経て、本書では様々な種類の鳥たちの姿を鮮明なカラー図版で多数収録。英語表記。
Cape Light 旧装版 | Joel Meyerowitz ジョエル・マイヤーウィッツ
米国を代表する写真家のひとり、ジョエル・マイヤーウィッツの写真集。カラー写真の普及に多大な影響を与えたといわれる繊細なカラー表現が入念に発揮された、マイヤーウィッツの代表作。アメリカ・マサチューセッツ州ケープコッドの穏やかな空気を映した写真作品集。
Marcel Broodthaers: Album – Un coup de des | マルセル・ブロータス
ベルギーの詩人で芸術家のマルセル・ブロータスの作品集。フランスの代表的な詩人、ステファヌ・マラルメによる1968年の詩「Un Coup de Dés (賽の一振り)」に言及した内容で、トレーシングペーパーに書き殴られた手書きのメモがそのまま本になったかのような構成の一冊。限定500部刊行。
The Horse in the Gourd | Charlotte Dumas シャルロット・デュマ
オランダの日本博物館シーボルトハウスで開催されたシャルロット・デュマの展示図録。日本の与那国島などで撮影された馬の写真作品を、さまざまなコレクションの歴史的な写真、民芸、版画とともに収録。タイトルは日本語の「瓢箪から駒」の意。
Sameland | 津田直
フィールドワークを通し、自然と人の関わりを拾い集める写真家、津田直の写真集。フィンランドからノルウェーに跨るサーメランド(サーメ人の土地)を訪れ、ランドスケープやシャーマニズムを受け継ぐ半遊牧民族の生活を記録している。
片山正通的百科全書 Life is Hard... Let's Go Shopping. | 東京オペラシティギャラリー
2017年に東京オペラシティギャラリーで開催された展示の際に刊行されたもの。インテリアデザイナー、片山正通が集めてきた500点を超える蒐集品を紹介する。アート、書籍、CD、多肉植物、ミッドセンチュリー家具、剥製、骨董、など豊富な図版とともに解説を収録。
Archives Naturelles | Christine Berge
フランスにあるリヨン自然史博物館にあるコレクションを紹介した作品集。研究センターや博物館の新設といった大規模な改修工事に伴い、貴重な資料が移される前の博物館の姿やコレクションの数々をモノクロ図版で記録した一冊。フランス語表記。
ヴィム&ドナータヴェンダース写真展 尾道への旅
2006年に表参道ヒルズで開催された展覧会に際して刊行された作品集。映画監督、ヴィム・ヴェンダースとそのパートナーである写真家のドナータ・ヴェンダースが2005年の秋、2人で京都、直島、尾道など日本の各地を旅した記録を一冊にまとめたもの。日本語、英語表記。
THE MAZE | Donovan Wylie
写真家ドナヴァン・ワイリーによる作品集。北アイルランド紛争のさなか、テロリストとされた囚人を収容する目的で建設されたメイズ刑務所(ベルファストから約10マイルの郊外)を、特別な許可のもと内部から撮影している。厳重な警備と迷路のような構造を持つこの施設を通して、単に刑務所の物理的構造を記録するだけでなく、北アイルランドが自身の近現代史とどう向き合うのかという葛藤と緊張も浮かび上がらせている。英語表記。
彼女と Avec Elle | 朝吹真理子、米田知子
2018年にエルメスが国立新美術館で開催した展覧会に際して刊行された作品集。小説家、朝吹真理子による10編の小説にフォトグラファーの米田知子がとらえた写真が添えられている。写真は一枚ずつページに貼り込まれた仕様となっており、ブランドの世界観を体現したかのようなシンプルで美しい装丁が目を惹く一冊。日本語、英語表記。
ジェームズ・ウェリング Photographs 1977-1993 | WAKO WORKS OF ART
1993年に東京のWako Works of Artで開催された展覧会に際して刊行された冊子。アメリカの写真家、ジェームズ・ウェリングが1977年から1993年の間に撮影した写真をまとめたもので、序文のテキストは美術評論家でキュレーターの笠原美智子が手がけている。日本語、英語表記。
ジョルジュ・ビゴー展 宇都宮美術館コレクション
2021年に宇都宮美術館で開催された展覧会の図録。風刺画家として知られ、歴史教科書でもたびたび取り上げられるフランス人画家ジョルジュ・ビゴーの多面的な活動に焦点を当てている。ジャーナリストとしての視点に加え、日本各地の風景や人々の暮らしを温かく描いた作品、近代化と西欧化に揺れる明治期の日本を捉えた表現など、宇都宮美術館所蔵のコレクションから厳選した図版を収録。
Swimmers: Seventy International Photographers | Hans Christian Adam
「泳ぐ」をテーマに、世界各国の70人の国際的なフォトグラファーたちによる写真をまとめた作品集。ハリー・キャラバン、デイヴィッド・ホックニー、レイ・メッツカー、アンドレ・ケルテスなど、名だたる写真家たちによる夢想のような作品の数々をカラー、モノクロ図版で多数収録。英語表記。
The Zone | 田村玲子
写真家・田村玲子による作品集。ある郊外の地域を十数年にわたり撮影し続けたシリーズをまとめている。何もない平地に建つ施設、白いコンテナ、ゆるやかにカーブする道路——変化の乏しい景観を淡々と見つめることで、時の蓄積や土地の空気が静かに浮かび上がる。風景に宿るわずかな違和や、曖昧な不穏さがにじむ一冊。
An American Vision: Three Generations of Wyeth Art ハードカバー版 | アンドリュー・ワイエス
1987年から1988年にかけてアメリカ、イタリア、日本など各地で開催された展示会「An American Vision:Three Generations of Wyeth Art」のハードカバー版図録。挿絵画家のN.C. ワイエス、アメリカン・リアリズムを代表する画家であるアンドリュー・ワイエス、そして著名人の肖像画などでも知られるジェイムズ・ワイエス。これら3世代にわたるワイエス一族の画業を一望する。英語表記。
Beat Memories: The Photographs of Allen Ginsberg | アレン・ギンズバーグ
アメリカの詩人、アレン・ギンズバーグの作品集。中古のコダック製小型カメラを購入し、ジャック・ケルアック、ウィリアム・バロウズなど身近な存在の作家や詩人、恋人の姿を撮影し続けたギンズバーグ。本書は今も色褪せないビートとカウンターカルチャーの魅力が詰まったポートレートやスナップなど、70点以上の写真を収録。英語表記。
奇想のモード | 東京都庭園美術館
2021年に東京都庭園美術館で開催された展覧会の図録。シュルレアリスムとモードの観点から、多角的なテーマとともにその魅力と創造を探求するもので、ダリ、マグリット、エルザ・スキャパレリをはじめ、マルタン・マルジェラ、串野雅也、舘鼻則孝、ザッハ・ハディドなど、時代を超えた様々なジャンルのアーティスト、デザイナー、建築家たちの作品群を掲載。
宇宙と芸術 かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ | 森美術館
2016年から2017年に森美術館で開催された「宇宙と芸術」展の公式カタログ。人類が長年続けてきた宇宙への探求を、芸術史・文化史の視点で振り返る。仏教の曼荼羅から「竹取物語」絵巻、ダ・ヴィンチやガリレオの天文学の手稿などを収録。装丁は松田行正、杉本聖士。
今日の彫刻 | 冨井大裕
2023年に栃木県立美術館で開催された展示のカタログ。現代アーティスト、冨井大裕の既製品を用いて表現された作品を紹介。ちりとり、ゴミ箱、ブックスタンド、空き缶、スーツケース、本来の役割から開放されたモノたちが新たな作品へと生まれ変わる。カラー図版、解説を収録。
ボイス マルチプル 博愛のヴィ-クル | ヨーゼフ・ボイス
フジテレビギャラリーで開催されたヨーゼフ・ボイス展の図録。丁寧な解説のついた作品図版のほか、山本和弘と水沢勉によるテキスト、インタビュー記事なども収録。
Land and Sea 1970 | 河口龍夫
2015年にタカイシイギャラリーニューヨークで開催された、現代美術家、河口龍夫の展覧会のカタログ。1970年の4月のある3日間に神戸の須磨海岸で防波堤の上から定点撮影した写真をまとめたもので、陸と海の境界線で揺れ動く海岸線を捉えている。
Mind Encode | 永禮賢
写真家、永禮賢(ながれさとし)の作品集。日常を切り取った写真でありながら、生と死の境界を曖昧に揺らぐかのような、幻想的な淡い世界観の写真を多数収録。
マティス展 | 国立西洋美術館
2004年に国立西洋美術館で開催された展覧会「マティス展」の公式図録。20世紀を代表する画家アンリ・マティスの創作の核心に迫るべく、「過程(プロセス)」と「変奏(ヴァリエーション)」をテーマに構成されている。油彩、切り絵、素描、版画、挿絵本、彫刻など、多彩な表現手法による作品を多数収録。
モディリアーニ展 | 国立新美術館
2008年に国立新美術館で開催された「モディリアーニ展」の図録。原始美術の影響を色濃く示す初期の作品群から、独自の様式を確立した肖像画にいたるまで幅広い作品を収録し、氏の芸樹の変遷を辿る。
Wim Crouwel: New Alphabet | ウィム・クロウェル
オランダのグラフィックデザイナーでありタイポグラファー、ウィム・クロウェルが考案したブラウン管ディスプレイに適した書体「ニューアルファベット」の資料集。1967年の発表時に、その革新性と難読性から物議を醸すとともにクロウェルは国際的な地位を獲得し、20世紀後半のモダニズムを代表する象徴のひとつとなった「ニューアルファベット」。本書はグラフィックデザイナー、ピーター・ブラッティンガが編集を務め、事例などを収録した一冊。英語、ドイツ語、フランス語表記。
Reasons to be Cheerful: The Life and Work of Barney Bubbles | バーニー・バブルス
イギリスのグラフィックデザイナー、バーニー・バブルスの作品集。2009年に刊行された初版発売後、即完売となった『Reasons to Be Cheerful』の増補改訂版。数百点の未発表作品、スケッチ、写真、ノート、オリジナルアートワークほか、新たに50点の作品が追加された全600点以上の図版、インタビューや寄稿などのテキストを収録。英語表記。
The Velvet Underground: New York Art | ヴェルヴェット・アンダーグラウンド
アメリカのロックバンド、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのドキュメント集。ライブの未公開写真、直筆の楽譜、アンディ・ウォーホルによるジャケットやポスターのデザイン、アンダーグラウンド紙の切り抜きなど、ポップカルチャーを体現したロックバンドの活動を包括的にまとめた1冊。豊富な図版とともに解説を収録。英語表記。
Modern Art in Advertising | Paul Theobald
広告や企業アイデンティティにモダニズムデザインを取り入れた先駆的な存在として知られる「コンテナ・コーポレーション・オブ・アメリカ(略称CCA)」のアートワークを集めた作品集。ウィレム・デ・クーニング、ヘルベルト・バイヤー、マン・レイ、ポール・ランドなど44名のアーティストたちによる89点の作品を収録。英語表記。
Buffalo: The Style and Fashion of Petri | Ray Petri レイ・ペトリ
80年代ロンドンのファッションシーンを牽引した伝説のスタイリスト、レイ・ペトリの作品集。ペトリを中心に様々なメンバーが集って活動していたクリエイティブ集団「バッファロー」が手掛けた様々なスタイリング、写真、グラフィック作品を編纂し収録。英語表記。
Yohji Yamamoto | 山本耀司
プレタポルテブランド・Yohji Yamamotoのアーカイブより厳選された作品をまとめた作品資料集。ニック・ナイトやパオロ・ロベルシらにより撮影された美しい写真やランウェイの舞台裏、マックス・ヴァドゥクルやテリー・ジョーンズによるインタビュー、エッセイほか豊富な図版とともに解説を収録。山本耀司の創作へのアプローチや、他のクリエイターとの関係性を深く探る1冊。英語表記。
A Magazine #7 Curated by Kris Van Assche
毎号ファッションデザイナーをキュレーターとして招き、その世界を探るファッションマガジン『A Magazine Curated By』第7号。今回はDior Hommeのアーティスティック・ディレクターを務めたクリス・ヴァン・アッシュ。ファッション界の有名人ではなく、自分にとって意味のある人々とコラボレーションし「人との本質的なつながり」を求めた特集。英語表記。
Imagine. You are Landing | Vittorio Santoro
イタリア系スイス人のビジュアルアーティスト、Vittorio Santoroによる作品集。スイス、フランス、イギリス、南アフリカなど各地の航空券をモチーフに構成され、旅の記憶や時間の痕跡を視覚的にたどっていく。日常的なオブジェクトを通して、移動と存在のあり方を問い直す試みが展開されている。英語表記。
Surf, Skate and Rock Art of Jim Phillips | ジム・フィリップス
アメリカのグラフィックアーティスト、ジム・フィリップスの作品集。1962年以降、カートゥーン、スケートボード、Tシャツ、ステッカー、ロックポスター、広告アートなどの分野で数々のグラフィックデザインを手がけてきた氏による鮮やかな色彩で描かれた大胆でダイナミックな作品群をカラーで多数収録。本書は50年以上にわたる創作の軌跡を記録すると同時に、アメリカの若者文化の力強いムーブメントを映し出している。英語表記。
佐藤可士和展 Kashiwa Sato | 国立新美術館
2021年に国立新美術館で開催された展示のカタログ。クリエイティブディレクター、アートディレクター、グラフィックデザイナー佐藤可士和の約30年間にわたる作品を紹介。ユニクロ、Tポイント、セブンプレミアム、国立新美術館、ロフト、SMAP、Mr.Childrenなどの企業ロゴ、広告、ジャケット・ブックデザインほか、一度は目にしたことのあるデザイン作品の豊富な図版、解説を収録。
Ephemera: Japan Cultural Research Institute
グリーティングカード、手紙、ハガキ、チケット、ポスターなど、長期保存を目的としていない一時的な筆記物および印刷物=エフェメラについて論じた資料集。河口龍夫をはじめ、7人の作家や学芸員が自由に論じたテキストを資料とともに収録。限定300部。
Avant Garde #1 | Ralph Ginzburg、Herb Lubalin
アメリカのジャーナリストで作家のラルフ・ギンズバーグがグラフィックデザイナーのハーブ・ルバリンと共に発行していた芸術雑誌「Avant Garde」創刊号。1968年から1971年までの間に14号まで発行され、3年間という短い活動期間でありながらも美を問う挑戦的な内容と美しいデザインで後世に多大な影響を与え続けた。英語表記。
De Best Verzorgde Boeken 1991 | CPNB
CPNB(Collectieve Propaganda van het Nederlandse Boek)が発行する、優れたブックデザインに選出された本を紹介する作品集/1991年版。文学、児童書、アートブック、写真集、ノンフィクションなどのカテゴリー別に、見開きで本の表紙、情報、内容などを収録。オランダ語、英語表記。
芹沢銈介の文字絵・讃 | 芹沢長介、杉浦康平
染色工芸家として知られ、人間国宝にも認定された芹沢銈介による「文字絵」の世界を、その息子・芹沢長介とグラフィックデザイナー・杉浦康平が読み解く一冊。文字の枠を超えて展開される造形表現の数々を、カラーおよびモノクロ図版で多数掲載。あわせて、古代からアジア諸国が育んできた造形美とのつながりにも光を当てている。
The Posters of Toulouse-Lautrec | トゥールーズ=ロートレック
19世紀後半のパリを表現した後期印象派画家、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックの作品資料集。1890年代から1900年代にかけて制作された代表的なポスター作品を収録。パリの華やかな大衆文化、夜の世界をテーマに鮮やかな色使いや大胆な構図で表現された作品を紹介する。大判のカラー図版33点と併せて解説を収録。英語表記。
Packaging Source Book: A Visual Guide to a Century of Packaging Design
1980年から1990年の100年間の「パッケージデザイン」の変遷をまとめたデザイン資料集。スピリッツの瓶、タバコ缶、シリアル、洗剤など、プラスチック素材の導入や冷凍食品技術など重要な変化について豊富な図版とともに解説を収録。英語表記。
日本のポスター100 1945-89 | 講談社
戦後から昭和後期における日本のポスターデザイン集。東京オリンピック、演劇、各種イベント、企業広告など、時代の変遷をうつしだすポスター100枚を制作背景とともに紹介。 日本語、英語表記。
写真植字 | 大日本印刷CDC事業部
大日本印刷によって発行された、写真植字の見本帳。写植の基礎知識から応用に至るまでの解説に加え、欧文書体や数字書体を含む多彩な書体を収録。級数や組体数の違いも視覚的に確認できるよう、豊富な見本を掲載している。
Kiraz: Je les aime comme ca
エジプト・カイロ出身のイラストレーター、Edmond Kirazの作品集。雑誌『Jours de France』にて連載された『Les Parisiennes』シリーズの作品をまとめたもの。洗練されたパリジェンヌたちをモデルに、ファッションや日常のシチュエーションをユニークで軽やかに描く。フランス語表記。