David Bowie is Inside | デヴィッド・ボウイ
ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館で開催された展示の際に刊行されたもの。デヴィッド・ボウイの約50年におよぶキャリアを辿るとともに、衣装、ライブ写真、メモ、アートワークなどをまとめたアーカイブ集。ボウイが影響を与えたアーティストやデザイナーについても解説している。 英語表記。
T.Rex 1972 Sukita | 鋤田正義
グラムロックムーブメントを築き、その黄金期を闊歩したバンドT.REXのマーク・ボラン。彼のアイコンともなった、髪をなびかせギターをかき鳴らす姿、そしてT.REXに同行し、身近な者しか撮りえない貴重な姿を撮り続けた写真家/鋤田正義の写真作品集。膨大な未発表写真約200点を含む約260点の写真を収録。書容設計は羽良多平吉によるもの。限定1972部。
川上澄生硝子絵集 | 川上澄生
硝子絵集/画家、川上澄生の作品集。日本女性、聖母子、南蛮船などを油彩で描いたガラス絵をカラーで収録。すべて額装した作品図版となっており、氏が自ら制作した額縁も使用されている。寄稿には福永武彦ら。
The Mountain Nomad | yuichi tanizawa
ロンドン出身、名古屋市在住の写真家、yuichi tanizawaの作品集。山の大自然の中での営みや季節とともに移ろいでいく美しい景色を鮮明な写真とともに掲載。300部限定刊行。
遠い楽園の記憶 小野田維画集 | 求龍堂
画家、小野田維の画集。中世ヨーロッパの油彩・テンペラ混合技法を用いて描かれた、遥か遠い記憶のなかに眠る楽園。人類の根源に訴えかける、美しくファンタジックな作品の数々を収録。
田名網敬一 版画の仕事 1967-1994
川崎市市民ミュージアムで開催された「田名網敬一・版画の仕事1967-1994」展の作品を収録。1967年から1994年にかけて制作された多数の版画作品のほかに、組み上げ絵などの立体作品も掲載。写真は乙咩雅一。
君が叫んだその場所こそがほんとの世界の真ん中なのだ。パリ・リトグラフ工房idemから 現代アーティスト20人の叫びと囁き | 東京ステーションギャラリー
2015年から16年にかけて東京ステーションギャラリーで開催された、原田マハの小説『ロマンシエ』と連動した展示の展示会カタログ。パリのリトグラフ工房「Idem Paris(イデム・パリ)」で制作されたオリジナル作品のアーカイブの中から、20名のアーティストが制作したリトグラフを紹介。JR、デヴィッド・リンチ、李 禹煥、辰野登恵子、森山大道らの作品とともに、解説を収録。
明なる神秘 野田弘志展 1988-89
1988年から1989年にかけて開催された巡回展の図録。画家・野田弘志の油彩画を中心に、鉛筆、淡彩、挿画など作品とともに解説を収録。繊細で緻密な写実によって超現実世界を描き出す。装丁は田中一光。
Portrait Session | 大和ラヂヱーター製作所
2007年に開催された展示の際に刊行されたもの。会田誠、桑原正彦、小林正人、杉戸洋、ピーター・ポマーら31名のアーティストによる、ポートレートをテーマとした作品を中心に紹介。油彩、水彩、ドローイング、インスタレーションなど、作品図版108点とともに解説を収録。
限定版 日本の手絞り(別冊欠) | 竹田耕三
絞り作家である、竹田耕三による日本の手絞りをまとめた1冊。実物裂地標本71点を貼り付けたシートを収録。唐松絞り、白影絞り、手回し蜘蛛絞り、柳絞り、ちり嵐絞りほか、正藍で染め上げられた多数の美しい手絞り標本が収められている。
家の記憶 全6冊揃 | 藤森照信、増田彰久
三井不動産株式会社の創立60周年を記念に出版された「家の記憶」全6冊揃え。三井不動産が発行する住宅情報誌「こんにちは」において1990年から1996年にかけて連載された特集企画「家の記憶」の内容を集大成したもので、全国にある明治、大正、昭和期の日本の和館、洋館の建築の数々を紹介。テキストは藤森照信、写真は増田彰久によるもの。
Piano: Renzo Piano Building Workshop 1966 to Today | レンゾ・ピアノ
イタリアを代表する建築家、レンゾ・ピアノの作品集。ポンピドゥー・センター、ニューヨーク・タイムズ・ビル、ロンドン・ブリッジ・タワーほか、カラー・モノクロ含む作品図版と併せて解説を収録。レンゾ・ピアノのこれまでのキャリアを網羅した1冊。フランス語表記。
Dieter Rams: Ten Principles for Good Design ハードカバー版 | ディーター・ラムス
ドイツのインダストリアルデザイナー、ディーター・ラムスの作品集。計算機、ラジオ、オーディオ/ヴィジュアル機器などのブラウン社の電化製品、ヴィツゥ社の家具など、代表作品をクレジット付きのカラー図版で掲載。
直線を着る 大塚末子作品集成
ファッションデザイナー、大塚末子の作品集。日本古来の労働着としての着物を、現代的な視点で発展させた大塚末子。その数々のデザインを手描きのイラストレーションで多数収録。イラストレーションは山岸南子、山下了是、市村冨美夫によるもの。
紙の大陸 | 坂本直昭
紙作家として活動し、「紙舗 直」主宰の坂本直昭によるエッセイ集。「季刊 銀花」「印刷情報」「小説新潮」などに掲載された文を編集し、まとめたもの。地、人、手から生み出される手漉き紙への情熱と魅力、そして仕事への姿勢が込められた一冊。筆者自身の手で染めた表紙は一冊ごとに染柄が異なる。日本語、英語表記。
Revolution: The History of Turntable Design | Gideon Schwartz
レコードプレイヤーの歴史、デザインをまとめた資料集。蓄音機、ジュークボックスにはじまり、1950年代から今日までのレコードプレイヤーを紹介。約300点の写真、テキストによる解説を収録。英語表記。
Naoto Fukasawa: Embodiment | 深澤直人
日本を代表するプロダクトデザイナー、深澤直人のモノグラフ。家具、電話、時計、ファッション、バッグ、アクセサリーなど、100点以上のプロダクトを収録。シンプルで控えめ、かつ使い勝手のよい、普遍的な魅力のデザインをカラー図版とともに紹介している。 英語表記。
カーサ・バラガン | 齋藤裕
メキシコで活躍した建築家、ルイス・バラガンの写真資料集。ピンクや赤の鮮やかな色づかい、彫刻的な壁、水を駆使した建築で知られるバラガンの作品について解説。バラガン邸、プリエト邸などのカラー写真多数収録。 日本語、英語表記。
うなぎ風物誌 | 川口昇
文化としてのうなぎに焦点を当てた食物評論。「江戸前蒲焼ばなし」「鰻の文芸」「うなぎ屋育ち」など料理から文芸まで幅広いテーマで執筆。1500部限定。
饅頭博物誌 | 松崎寛雄
松崎寛雄による饅頭の博物誌。「饅頭 このありふれた菓子」「日本の風土と饅頭」「饅頭と俳句」などを収録し、饅頭を取り巻く歴史やカルチャーを紐解いていく。限定1000部発行。
野菜くだもの歳時記 | 多田鉄之助
食味評論家、多田鉄之助のエッセイ集。野菜やくだものの歴史、特質、用途などを季節ごとに紹介。挿絵や装丁は著者の妻・多田和枝によるもの。限定1000部発行。
餅の博物誌 | 古川瑞昌
日本風俗史研究家、古川瑞昌による「餅」を通したカルチャー評論。「信長と団子」「餅の絵アラベスク」「餅の形態論」などを収録。著者が二十余年にわたって集めた餅の研究資料から、種々雑多な材料をつきまるめた博物誌。
茶の博物誌 | 松下智
茶文化研究家・松下智の評論集。「お茶ものがたり」「茶壺道中記と茶の発展」「茶碗由来紀」「喫茶店由来」の4章構成で、主にアジアにおける茶にまつわる民俗を紹介。限定1000部。
日本ビア・ラベル盛衰史 | 佐藤建次
明治時代から続いたビア・ラベルとその盛衰の歴史を紹介する資料集。「ビールの伝来とその普及」「ビア・ラベルとその盛衰」「その他のビア・ラベル群」「ビア・ラベル周辺史」の4章を通して、百数十種類以上のビア・ラベルをモノクロ、カラーで掲載するとともに、百余年のうちに最盛期から興亡していったビア・ラベルの市場での変遷を辿る。限定1000部刊行。
百魚百珍 | 岩満重孝
150種類の魚と貝の故事来歴と俳句をまとめた一冊。四季折々の旬の魚と貝について、エッセイのような軽快なテキストと挿絵で解説するほか、それぞれに俳句を添えて紹介。
木の箱 | 広橋桂子 ほか
パッケージデザインやグラフィック、テキスタイルなど様々な分野で活躍するデザイナーたちが制作した「木の箱」をまとめたもの。民芸品や銭箱や茶箱、木彫りなど世界各国に古くから存在する「木の箱」と7人の作家による作品を紹介。ギフトボックスやステーショナリーケース、桐の封筒ほか、作品図版、解説を収録。広橋桂子、杉村敏男、UGサトー、岡田宏三、新井亮、新井明子、秋月繁らが参加。装丁は羽良多平吉と郷坪浩子によるもの。
ラッコとガラス玉 北太平洋の先住民交易 | 国立民族学博物館
2001年に国立民族学博物館で開催された展示の図録。アイヌをはじめとする北太平洋の先住民たちが行った交易活動とその影響を、交易品や先住民が作り出した生活用具、工芸品など「もの」を通して紹介したもの。ラッコやクロテンの毛皮と引き換えに、ガラス玉などを手に入れ、自分たちの土地にある素材と組み合わせて作り出した工芸品を多数収録。
Chinati: The Vision of Donald Judd | ドナルド・ジャッド
アメリカの美術家、ドナルド・ジャッドが1980年代に設立した現代美術館「チナティ・ファンデーション」とコレクションを包括的に紹介する1冊。アートと美術館の役割や創設の経緯ほか、ジャッドのインスタレーション作品など、作品図版とともに解説を収録。ジョン・チェンバレン、ダン・フレイヴィン、ロニ・ホーン、イリヤ・カバコフらによるコレクションの完全カタログも掲載。英語表記。
李禹煥全版画展 1970-1998
1998年から1999年にかけて全国各地で開催された巡回展のカタログ。「もの派」を主導し、国際的に活動する美術家、李禹煥(リ・ウファン)の、1970年から1998年の間に制作された版画作品のカラー図版を収録。李禹煥、中原佑介らによるテキストを掲載。
Andreas Gursky | アンドレアス・グルスキー
ドイツの写真家、アンドレアス・グルスキーの作品集。2007年から2008年にかけてバーゼル美術館で開催された展示会に際し刊行されたもの。スーパーカミオカンデや圧巻の風景写真に加え、F1レース会場、北朝鮮の首都平壌で行われる有名なアリラン祭などの作品を掲載。ドイツ語・英語表記。
Paintings on Marble | Brice Marden
アメリカのアーティスト、ブライス・マーデンの作品集。1981年から1987年にかけてギリシャのイドラ島にある大理石の採石場から収集した大理石の破片にペインティングを施したシリーズ。カラーによる作品図版とともに解説を収録。英語表記。
Jean Chauvin: L'Ombre Atomique | Paul-Louis Rinuy、Tim Onderbeke
抽象彫刻の先駆者のひとり、フランス人芸術家、ジャン・ショーヴァンの作品集。ブロンズ、木、石膏を用いて制作された、シンプルで本質的なフォルムを特徴とした、具象と抽象の間を行き来する作品の数々が収められている。モノクロによる作品図版を収録。フランス語、英語表記。
Story Lines | Robert Frank ロバート・フランク
「アメリカ人(The Americans)」で現代写真界に多大な影響を与えたアメリカの写真家、ロバート・フランクによる写真集。2004年から2005年にロンドンで開催されたテート・モダンでの展覧会に合わせて刊行され、1949年から2003年にかけての作品を年代順に掲載。英語表記。
Second Floor | Sam Taylor-Johnson
イギリスの映画監督・写真家のサム・テイラー=ジョンソンの作品集。ココ・シャネルがプライベート空間として使用していたアパルトマンを撮影。鏡が張り巡らされた螺旋階段、漆の屏風、金のライオン像、仏像、クリスタルのシャンデリアなど、1971年から遺されたままの美しい美術品と静謐な空間が収められている。英語表記。
Obstinacy of Things: Still Life in Photographic Concepts of the Present
2018年にオーストリアのクンストハウス・ウィーンで開催された展示と連動して刊行されたもの。26名の現代アーティストによる『静物画』をテーマとした作品を紹介。伝統的な『静物画』の考えを再考し、現代の文化との繋がりやアートの独立性を再確認する。英語、ドイツ語表記。
Nick Waplington: Truth or Consequences | ニック・ワプリントン
イギリスの写真家、ニック・ワプリントンによる作品集。ニューメキシコ州にある小さな町、トゥルースで撮影されたそこに住む人々の姿や街の風景を記録するとともに、エドワード・ウェストンやウォーカー・エヴァンスといった偉大なアメリカの写真家たちへのオマージュでもある一冊。英語表記。
Period | Fiona Banner フィオナ・バナー画集
ターナー賞にも選出された英国のアーティスト、フィオナ・バナーが2019年に開催した展示に際して出版されたもの。海景をモチーフにした絵画シリーズを中心に収録。海に浮かぶ巨大な船、戦艦や駆逐艦などを黒く塗りつぶし、その代わりにフルストップ(終止符記号)を配置し、物や言語のジェンダー化と、時間のサイクル、身体、歴史的事象から得たアイデアを結びつけている。 英語表記。
夜の星へ | 野口里佳
写真家、野口里佳による作品集。ベルリンを拠点として活動していた、そのベルリンの街を舞台に撮影。煌々と光る街灯、バスの車内のライト、車や信号、広告のライト、窓からの灯り。夜の道を照らす様々な色の光、次々に飛び込んでくるその瞬間の光を捉える。
Wolfgang Tillmans: DZHK Book 2018 | ヴォルフガング・ティルマンス
2018年に、デヴィッド・ツヴィルナー香港で開催された展示のカタログ。ドイツ出身の写真家、ヴォルフガング・ティルマンスの人々のポートレート、静物写真、自然、抽象写真、日常の風景など、周囲の環境と呼応し、一方で独立した環境を体現する。新作・近作の作品図版とともに解説を収録。 英語、中国語表記。
造形思考 上下巻揃 | パウル・クレー
バウハウスでも教鞭をとった画家、パウル・クレーの美術評論、上下全2巻揃。造形論、フォルム論、色彩論などを図版付きで詳細に展開する。翻訳は土方定一、菊森英夫、坂崎乙郎。
バウハウス叢書 6 新しい造形芸術の基礎概念 | テオ・ファン・ドゥースブルフ
バウハウスの創設者であるヴァルター・グロピウスと、理論的支柱を担ったL・モホリ=ナギの共同で編集されたバウハウス叢書の第6巻。オランダの造形運動デ・ステイルの創始者、テオ・ファン・ドースブルフの造形芸術論を収録。
バウハウス叢書 5 新しい造形 新造形主義 | ピート・モンドリアン
バウハウスの創設者であるヴァルター・グロピウスと、理論的支柱を担ったL・モホリ=ナギの共同で編集されたバウハウス叢書の第5巻。絵画、文学、音楽、演劇、建築へと展開されたモンドリアンの芸術論を収録。
Public Loudspeakers, Information & Disinformation | Henrik Rylander
ミュージシャン、写真家のヘンリック・ライランダーによる作品集。スウェーデンの3大都市であるストックホルム、ヨーテボリ、マルメにある街路や広場、スタジアム、デパート、公共交通機関に設置された拡声器を撮影し、まとめたもの。短い歴史の中でプロパガンダの放送として利用された過去を持つ拡声器の文脈に触れながら、過去の遺物となるのか、それとも監視システムの強化に使われるのか、問いを投げかける一冊。CD付属。
Synchrony and Diachrony: Photographs of the J. P. Getty Museum 1997 | ロバート・ポリドリ 写真集
ポール・ゲティ美術館設立20周年に合わせて出版された写真集。収録されている写真は1997年のオープン直前に撮影されたもの。絵画、彫刻などの展示作品が建物内に設置されていく様子を観察できる1冊。撮影はロバート・ポリドリ、建築はリチャード・マイヤーによるもの。