絵本アイビーギャル図鑑 Ivy illustrated | 穂積和夫
イラストレーター、穂積和夫によるイラストブック。1980年に講談社から刊行されたものに一部修正を加えた復刊版。日本で60年代に流行し、現在もスタイルの基本として取り入れられているアイビー・スタイル。本書はいつの時代もキュートで愛らしいアイビー・スタイルのルックをテキストとともにカラー、モノクロ図版で収録。
The Palace of Typographic Masonry | Richard Niessen
オランダのグラフィックデザイナー、リチャード・ニーセンの作品集。タイトルの「The Palace of Typographic Masonry」とはアラビア語からサポテク語まであらゆる言語のグラフィック表現を研究する架空の研究所のこと。グラフィックデザインの実験と研究を融合させた195点の作品を掲載。 英語表記。
Vintage Fashion: Collecting and Wearing Designer Classics | Carlton Books
20世紀のファッションの変遷を辿る写真資料集。各時代における主要なデザイナーから、シェイプ、テキスタイル、ステッチ、製造、色彩、ディテールに至るまで、ファッションの歴史とその変化を豊富な図版と解説とともに紹介する。 英語表記。
Beaton in Vogue | Josephine Ross
20世紀のファッション写真に多大な影響を与えたイギリスの写真家、セシル・ビートンの作品集。1920年代から70年代までの写真、イラスト、ヴォーグのファッションページ、ロイヤルファミリーやアーティスト、戦時中のドキュメント、映画「マイ・フェア・レディ」の衣装デザインなども収録。
手塚治虫展 | 東京国立近代美術館
1990年に東京国立近代美術館で開催された、「手塚治虫展」の図録。年代順に「冒険とロマン」、「理想を求めて アポロン的世界」、「現実の中で ディオニュソス的世界」、「生命の詩 輪廻転生の世界」、「歴史の中へ」に分け、手塚治虫作品の歴史を多数の図版とともに辿る。
アトラクティヴ・ヴィジョン | 矢萩喜従郎
デザイン、アート、建築、出版など多方面で活躍するデザイナー、矢萩喜従郎の作品集。様々な思索を持つ矢萩による、視覚にまつわる造形概念から生み出された代表的な作品や展示の様子などを収録。
Henryk Tomaszewski: Plakaty | ヘンリク・トマシェフスキ
ポーランド派ポスターの草分け的存在と称されるヘンリク・トマシェフスキの作品集。自由で鮮やかな色彩の作品を50点以上収録。 英語、ポーランド語表記。 全体的に状態良好。
Hockney’s Alphabet | デイヴィッド・ホックニー
画家デイヴィッド・ホックニーがアルファベットを描き、イギリスの詩人スティーブン・スペンダーが編集を手がけた、エイズ患者へのチャリティのために刊行された作品集。ホックニーが描いた26のアルファベットのドローイングに、20世紀末を代表する作家たちによるアルファベットにまつわるエッセイや詩が添えられており、 アーサー・ミラーやカズオ・イシグロ、スーザン・ソンタグらが参加。 英語表記。
ジョゼフ・コーネル コラージュ&モンタージュ | DIC川村記念美術館
2019年にDIC川村記念美術館にて開催された「ジョゼフ・コーネル コラージュ&モンタージュ」展の公式図録。虫の標本や貝殻、ガラス、楽譜、近所の雑貨店で売られている日用品など、お気に入りの品々を閉じ込めた小宇宙としての箱をつくり続けるいっぽう、前衛的な実験映画の先駆者でもあったジョセフ・コーネル。代表的な「箱」シリーズや、コラージュの作品のほか、上映の機会の少なかった映像作品も紹介。また、コーネルがレイアウトを手がけた雑誌などの印刷物や日記、手紙といった貴重な資料をあわせて掲載。美しいデザインはサイトヲヒデユキによるもの。
Human Space Machine: Stage Experiments at the Bauhaus | Spector Books
2013年から2014年にかけて開催された、バウハウスの舞台工房の実験と考え方をテーマにした展覧会のカタログ。1921年にシアターワークショップを設立し、人間とテクノロジーの関係についての新しい研究や実験を行ったヴァルター・グロピウス。ローター・シュライヤー、オスカー・シュレンマー、モホリ=ナジ・ラースローらも、そのなかで機械化・機械工業化・合理化の問題を研究した。本書では舞台工房にまつわるスケッチ、ドローイング、写真、フィルム、フィギュア、衣装、模型、装置などを収録。 英語表記。
Joel Meyerowitz: Tuscany | ジョエル・マイヤーウィッツ
ニュー・カラー派を代表する写真家の1人、ジョエル・マイヤーウィッツの作品集。マイヤーウィッツが捉えたイタリア・トスカーナの穏やかな田園風景や広大な自然の写真に、小説家で劇作家のマギー・バレットがこの地について謳った詩のようなテキストが添えられている。 英語表記。
Carol Bove: Collage Sculptures | キャロル・ボヴェ
アメリカの現代アーティスト、キャロル・ボヴェの作品集。ナッシャー彫刻センターでの展覧会の際に刊行されたもので、ボヴェによる過去5年間の作品と、スケール、色彩、素材、そして20世紀の芸術の伝統に対する彼女の継続的な探求について幅広く紹介した一冊。 英語表記。
Victor Pasmore: Towards a New Reality | ヴィクター・パスモア画集
イギリスの抽象画家、ヴィクター・パスモアの作品集。1930年から1960年までの期間に焦点を当て、抽象絵画、コラージュ、レリーフなどを多数掲載。当初モネなどの影響下にあった作風は、モンドリアンとクレーに触発されたことで抽象化。その作風は、新しい素材の使用を開拓し、イギリスにおける新しいスタイルを築いた一人でもある。 英語表記。
Irina Rozovsky、Mark Steinmetz: Insieme | Chose Commune
ロシア出身の写真家、イリーナ・ロゾフスキーとアメリカ出身の写真家、マーク・シュタインメッツによる作品集。イタリアのヴェネト、レッチェの遠く離れた2つの地域にて撮影。階段に散った花びら、自然の中の親子、食べ捨てられたザクロの実など、互いの地で撮られた写真を日記のように交換し、その写真は交互に展開されていく。
ALL L / Right | tsukao
広告や雑誌、ファッションなどの分野で活動する写真家、tsukaoの写真集。 およそ8年に渡り世界各地で撮影し続けた旅の記録であり、まるで自分も世界を歩いてきたかのような気持ちになれる、自然光とパステルカラーが眩しい一冊。
In-between 13 野口里佳 チェコ・キプロス
写真家、野口里佳の作品集。多様な変化を遂げているヨーロッパの姿をとどめていくプロジェクト『Europe Today』の一環として制作されたもの。日本人の写真家13名が2カ国に赴き撮影している。野口里佳は「チェコ」と「キプロス」を訪れ、雪の降り積もる街、スキー場、広大な山と海、古びた建物、そこに暮らす人々など、現地のありのままの姿を写し出す。各地のある1日を日記のように綴ったテキスト、カラーによる図版を収録。 日本語、英語表記。
Devenir de Fontana Vol.4 | ルーチョ・フォンタナ
イタリアの美術家、彫刻家、画家であるルーチョ・フォンタナの作品集。1930年から1961年までの作品を年代別にまとめたもの。ドローイングやキャンバスに穴を開ける絵画、切り裂かれたキャンバスなどの代表作である「空間概念」シリーズを収録。 英語表記。
Richard Avedon、James Baldwin: Nothing Personal | リチャード・アヴェドン
写真家、リチャード・アヴェドンと作家、詩人であり、公民権運動家のジェームズ・ボールドウィンによるコラボレーション作品。アレン・ギンズバーグやマルコムX、マリリン・モンローら著名人たちや、精神病棟の患者、アメリカ市民などが、トリミングや写真の並びによって、当時アメリカが抱えていた複雑さ、アイデンティティの形成、矛盾、階層をテーマに表現される。 英語表記。
Joseph Beuys: Arena | ヨーゼフ・ボイス
ドイツのアーティスト、ヨーゼフ・ボイスの作品資料集。数百点の写真を100枚のパネルに収めたインスタレーション作品『Arena』についてまとめたもの。作品図版と解説を収録。 ドイツ語表記。
辰野登恵子 on Papers: A Retrospective 1969–2012 | 青幻舎
2018年から2019年にかけて埼玉県立近代美術館と名古屋市美術館で開催された展示の図録。画家・辰野登恵子の未発表作品や版画、ドローイング、油彩画など多数の図版とともに、作品集「紙の仕事」による二部構成。辰野の芸術を様々な角度から深掘りする一冊。
白井美穂 森の空き地 | 府中美術館
2023年に府中美術館で開催された展覧会の図録。日用品や工業製品を用いた彫刻やインスタレーション制作を行う美術家、白井美穂の作品を紹介。立体作品、インスタレーション、絵画、映像作品ほか、カラー・モノクロ含む図版、テキストを収録。
Salvador Dali: Retrospektive 1920-1980 | サルバドール・ダリ
スペインの画家、サルバドール・ダリのポンピドゥー・センターで開催された展示の図録。ペインティングやドローイング、映像、装画などをカラーとモノクロで多数掲載。モチーフの発想と、2次元のキャンバスの中に無限に広がる奥行きに、目を奪われる。
ダダと構成主義展 1988-89 | 神奈川県立近代美術館
1988年から1989年にかけて開催された、「ダダと構成主義展」の図録。マルセル・デュシャン、マックス・エルンスト、エル・リシツキー、カジミール・マレーヴィチ、モホリ=ナジ・ラースロー、アレクサンドル・ロトチェンコなど、著名作家による作品を多数収録し、20世紀文化の根本的特徴を浮き彫りにする。表紙デザインはグラフィックデザイナーの松永真によるもの。
Windows and Applen | 佐内正史
写真家、佐内正史が、アーティスト・谷田一郎の彫刻作品を撮影した作品集。水着姿の女性が持つ彫刻、パソコンの前やパン屋の店先に置かれた彫刻。くすっと笑ってしまうようなシーンやどこか哀愁のある姿など、日常の中に紛れ込むように撮影された彫刻たちが収められている。
さようであるならば | 多々良栄里
写真家、多々良栄里による作品集。故郷である静岡で1996年から2008年の間に撮影された日常の光景を収めたもの。古いことが終わったときに立ち止まり、「さようであるならば」と新たに一歩踏み出す。飾らない表情の人々、日々の暮らし、季節の移ろいとともにその瞬間には戻れない一瞬を写し出す。
ラルティーグ写真集 時のまなざし | リブロポート
20世紀初頭のフランスの写真家、ジャック=アンリ・ラルティーグの作品集。1995年から1996年にかけてBunkamura ザ・ミュージアム等で開催された生誕100周年記念展に際して発行されたもの。黎明期の飛行機や自動車レース、海水浴場でくつろぐ人々、流行のドレスをまとった貴婦人など、日常のひとコマを切り取った作品群を収録。
1920年代日本展 都市と造形のモンタージュ
1988年に開催された「1920年代・日本展」の図録。大正後期から昭和のはじめ、都市化や国際化によって大きな転機を迎えることとなった日本で生まれた、新しい造形を多角的に紹介。原弘、村山知義らのグラフィックデザイン、木村伊兵衛、中山元太らの写真などをカラーとモノクロで多数収録。
伊勢神宮 | 石元泰博 写真集
国際的に評価の高い写真家、石元泰博による写真集。1993年に行われた伊勢神宮の遷宮に際し、内宮や外宮などをモノクロで撮影したもの。伊勢神宮の厳格な佇まいと静寂を写し出し、日本の伝統的な建築物を後世に伝える一冊。
カイ・フランク展 Geometry | 神奈川県立近代美術館
「日本・フィンランド国交樹立100年記念 没後30年 カイ・フランク」展の図録。若かりし頃にバウハウスをはじめとする諸外国の近代デザイン運動の洗礼を受け、第二次世界大戦後のフィンランドでより利便性・機能性の高いテーブルウェアを安価で供給することに貢献したカイ・フランク。多数の作品図版からその美学とともに、日本文化から受けた多大な影響もあわせて紹介。
Perfectly Kept House is the Sign of A Misspent Life | Mary Randolph Carter
好きな「モノ」とともに暮らすことをテーマに、様々な部屋を紹介するビジュアルブック。写真家、テキスタイルデザイナー、ファッションデザイナー、作家、アーティストたちの「モノ」に溢れた空間、その暮らしを写し出す。 英語表記。
Alain Ducasse: Naturalite | アラン・デュカス
フランス出身のシェフ、アラン・デュカスの活動を紹介するビジュアルブック。魚、野菜、穀を中心とした健康的な自然食を提供するにあたり、持続可能なアプローチへの取り組み、旬の時期に最高品質の食材を提供する生産者たちを美しい写真とともに紹介。自然と調和した約30のレシピも掲載している。 フランス語表記。
On Vegetables: Modern Recipes for the Home Kitchen | Jeremy Fox、Noah Galuten
米国カリフォルニア出身のシェフ、ジェレミー・フォックスによるレシピ集。野菜を使用した160のレシピを美しい写真とともに紹介。クリエイティブな手法と食材の組み合わせ、旬の食材の食感、風味、盛り付けなど、フォックスの食の哲学を家庭でも再現することができる。 英語表記。
シナジェティック・サーカス バックミンスター・フラーの直観の海 | オルタナティブ・ミュージアム東京
かつて四谷東長寺の地下にあったP3 Alternative Museumで開催された展示の図録。思想家であり発明家、バックミンスター・フラーの直観と思想、行動や発明を、詳細な年譜やフラー自身の文章、豊富な図版で紹介する。フラーが何をしたのかだけでなく、なぜそのような考えに至ったのか、どのような環境が彼にそうさせたのか、とフラーの思考プロセスを垣間見れる資料性の高い一冊。
Eley Kishimoto: Patron Saints of Patterns | 著者名
英国のファッションカンパニー、ELEY KISHIMOTO(イーリー キシモト)の写真資料集。同じくロンドンを中心に活躍した写真家、斎藤久美が撮影した写真をまとめたもの。コレクションやバックステージ、イベント、制作中のスタジオなどを収録。 英語表記。
パナリ焼 | 内田鋼一、高橋台一
沖縄県八重山諸島の新城島で約200年前まで作られていた土器、パナリ焼のビジュアルブック。水の運搬や貯蔵から骨壷まで、生活に欠かせない器であったにもかかわらず、起源や製法に謎が多いことでも知られている。学術的、考古学的観点だけでなく、造形の魅力に迫る1冊。 写真は若松孝平によるもの。
芹沢銈介作品集 全6冊揃 | 求龍堂
型絵染の人間国宝、芹沢銈介の作品集全6巻揃。四季や自然の風景、日用品などを暮らしにまつわるものを象った布染作品、書き文字、装丁や挿画、肉筆画、エッセイ・インタビューなど、芹沢銈介の代表的な仕事を網羅している。
Inro: Japanese Belt Ornaments | Uta Werlich, Susanne Germann
16世紀から19世紀、主に江戸時代の武士や町人が印章や薬を入れて使用した装身具「印籠」のビジュアル資料集。250点以上の印籠を大判の図版で収録するとともに、丁寧な細工や物語性のある装飾から当時の日本の文化への洞察も紹介している。 ドイツ語、英語表記。
装飾は流転する 「今」と向きあう7つの方法 | 東京都庭園美術館
2017年から2018年にかけて東京都庭園美術館で開催された展覧会「装飾は流転する 「今」と向きあう7つの方法」展の図録。アラヤー・ラートチャムルーンスックや髙田安規子・ 政子、山縣良和など、国籍も年齢もジャンルも異なる7組のアーティストによる、「装飾」をテーマとした多彩な表現を作品図版や解説とともに紹介。
Typographica 7 | ハーバート・スペンサー
イギリスのデザイナーでタイポグラファーのハーバート・スペンサーが1949年から1967年にかけて発行し、後のタイポグラフィ・シーンにも大きな影響を与えたタイポグラフィ専門誌「Typographica」の第7巻。先鋭的なタイポグラフィの数々を豊富な図版と写真資料を用いて紹介するとともに、フォトグラファー、ユアン・ダフの写真も合わせて掲載。 英語表記。
Typographica 6 | ハーバート・スペンサー
イギリスのデザイナーでタイポグラファーのハーバート・スペンサーが1949年から1967年にかけて発行し、後のタイポグラフィ・シーンにも大きな影響を与えたタイポグラフィ専門誌「Typographica」の第6巻。巻頭特集は点字。指で触れることで情報を伝達する点字についての様々な事例や歴史を紹介。エンボス加工で施された点字のカバーも特徴的な一冊。 英語表記。小冊子付属。
Grid Systems in Graphic Design | Josef Muller-Brockmann ヨゼフ・ミューラー=ブロックマン
スイスのタイポグラファー、ヨゼフ・ミューラー=ブロックマンが考案したグリッドシステムを解説・レクチャー。グリッドを用いたデザインの方法を体系的にまとめ、合理的に理解できるよう丁寧に配慮された名著。
日本の広告美術 明治・大正・昭和 1巻 ポスター | 美術出版社
明治・大正・昭和における日本の広告美術を編集したシリーズの第1巻「ポスター」篇。その時代を象徴するポスター図版をカラーとモノクロで多数収録。解説はグラフィックデザイナーの山名文夫。編集には早川良雄、山名文夫、原弘らが参加し、装丁も原弘によるもの。
Karel Martens: Re-Printed Matter | カレル・マルテンス
オランダを代表するグラフィックデザイナー、カレル・マルテンスの作品集。マルテンスの手がけた仕事の中から、特にブックデザイン、切手、カードのデザインなどといった「印刷物」に焦点をあてて纏めた内容。4thエディション。
あいうのえほん | 伊藤勝一
アートディレクター、タイポグラファーの伊藤勝一のあいうえお絵本。ひらがなに愛着をもつ伊藤が、ひらがなをもっといろいろな角度から見みなし、ひらがな文化を作らなければ!と、くり抜きや折り、分割を多用したしかけえほんの形式で子どもにも大人にも楽しい一冊。巻末に谷川俊太郎によるあいうえお詩も掲載。