ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道 | 国立新美術館
2019年に国立新美術館などを巡回した展示の図録。18世紀後半から20世紀初頭のウィーンにおけるモダン・アート、モダン・デザインの黄金期を4つの章にカテゴライズして紹介。グスタフ・クリムト、エゴン・シーレ、オットー・ヴァーグナー、ヨーゼフ・ホフマンらほか、幅広い分野の図版、解説を収録。
マッキントッシュとグラスゴー・スタイル | サントリーミュージアムほか
2000年にサントリーミュージアムほかで開催された展覧会「マッキントッシュとグラスゴー・スタイル」展の図録。20世紀モダニズムの先駆者、建築家のチャールズ・レニー・マッキントッシュと、スコットランドのグラスゴー美術学校出身の仲間たち、ザ・フォーなどのデザイナーたちによる作品を多数収録。多岐にわたる才能で活躍したマッキントッシュとともにグラスゴー・スタイルを確立したデザイナーたちの業績をたどる一冊。
Brassai: Paris by Night | ブラッサイ
パリで活躍した写真家、ブラッサイの作品集。最高傑作のひとつである「PARIS DE NUIT(夜のパリ)」の英語版。屋上からの景色、公園の男女、ゴミを漁る男、雨に濡れた石畳。昼間とはまた違った表情をみせる光と闇に浮かぶ夜のパリが写し出される。 英語表記。
Andre Kertesz | アンドレ・ケルテス
ハンガリー出身の写真家、アンドレ・ケルテスの作品集。1912年から1983年にかけてハンガリー、パリ、ニューヨークなどで撮影された、日常的な風景から印象的なイメージを切り取る。 チェロを弾く男、ビル街を歩く象たち、セーヌ川のほとりから覗くノートルダムほか、55点の作品に添えて、ケルテスの表現やその生涯についての短い散文を収録。 英語表記。
David Hockney: That’s The Way I See It ペーパーバック版 | デイヴィッド・ホックニー
現代美術界を代表するアーティスト、デイヴィッド・ホックニーの自叙伝。様々な体験と試みに満ちたこれまでの20年を振り返りながら、自身の生き方や作品について率直かつ丁寧に語った一冊。1970年代から1990年代にかけて制作された、絵画、ドローイング、コラージュ、舞台装飾などの作品365点の図版を収録。 英語表記。
デイヴィッド・ホックニー | 新潮社
デイヴィッド・ホックニー SHINCHOSHA’S SUPER ARTISTS/イギリスの現代芸術界を代表するアーティスト、デイヴィッド・ホックニーの作品集。代表作であるプールをモチーフにした作品や、風景画、自画像などを多数収録。美術評論家・中原祐介がインタビュアーを務めた対談も併せて掲載。
Edward Hopper | エドワード・ホッパー
20世紀アメリカを代表する画家、エドワード・ホッパーの作品集。夜のオフィス、窓辺の椅子に座る女性、マンハッタンブリッジや街並みなど、アメリカの当時の風景、日常のワンシーンを描く。カラー・モノクロによる多数の図版とともに解説を収録。 英語表記。
The Cut-Outs of Henri Matisse | アンリ・マティス
20世紀を代表するフランスの画家、アンリ・マティスの作品資料集。大病を患った後、絵筆のかわりに新たな表現手段として制作を行った切り絵の作品に焦点を当て紹介。「Jazz」シリーズ、ヴァンス礼拝堂のステンドグラス案の「The bees」、「Blue Nude」シリーズほか、カラー・モノクロによる作品図版と併せて解説を収録。 英語表記。
Botanical Sketchbooks | Helen Bynum、William Bynum
世界各国の芸術家、植物学者、科学者たちによる植物についてのスケッチやドローイングをまとめたもの。レオナルド・ダ・ヴィンチ、ゲオルク・ディオニシウス・エーレットら、あらゆる分野の視点から描かれる緻密な植物画が収められている。カラーによる豊富な図版とともに解説を収録。 英語表記。
百学連環 百科事典と博物図譜の饗宴 | 印刷博物館
2007年に印刷博物館で開催された展覧会「百学連環 百科事典と博物図譜の饗宴」の図録。「事典と図譜の黎明」にはじまり、「植物図譜を通してみる東西の文化交流」「科学と芸術、そして俳諧文学」など幅広く解説。百科事典と博物図譜の刊行がどのようにして可能になったのか、そして現在までの人知の成果がどのように収納されたのかを明らかにしていく。
John J. Audubon: Birds of America | ジョン・ジェームズ・オーデュボン
米国の画家・鳥類研究家、ジョン・ジェームズ・オーデュボンの作品集。アメリカに生息するあらゆる種類の鳥を豊かな色彩の銅版画で表現したオーデュボンの作品から、厳選して70種余を収録。 英語表記。
Beyond | 城林希里香
ニューヨークを拠点に活動する写真家、城林希里香の写真集。荒野、砂漠、山、人が集うビーチ、真っ白な海の世界に浮かぶ船など、広がる風景のもつ、いつかの思い出とともにその風景映し出す。別紙に自身の記憶と想いを綴った散文を収録。
ドローイングの可能性 | 東京都現代美術館
2020年に東京都現代美術館で開催された展示の図録。線を核とする様々な表現を現代におけるドローイングと捉え、その可能性を再考する。「言葉とイメージ」「空間へのまなざし」「水をめぐるヴィジョン」の3部構成で、アンリ・マティス、石川九楊、戸谷成雄、盛圭太、草間彌生、山部泰司、磯辺行久らの作品を紹介。
山中現 全版画集 1976-1993 | アート・ギャラリー タピエス
版画家、山中現の作品集。木版を軸に銅版、ガラス絵、油絵、水彩、立体作品と作域を広げながら、同時に、串田孫一や松永伍一といった詩人との協同作業による詩画集やオリジナル版画集も数々刊行している山中現の、初期作品から1993年までの作品を266点収録。
宮沢賢治の世界展 誕生百周年記念
宮沢賢治の生誕100年にあわせて開催された「宮沢賢治の世界展」の図録。「風の又三郎」「春の修羅」などの直筆原稿や、「雨ニモマケズ」の手帳、書簡、遺品など、戦火を免れ展示された貴重な資料の数々を収録。別役実「賢治の演劇性」、井上ひさし「彼のやりたかったことのリスト」、原子朗「外国の賢治受容」といったエッセイも併せて掲載。
Branches | Sven Lukin スヴェン・ルーキン
アメリカ系ラトビア人アーティスト、スヴェン・ルーキンの作品集。1960年代に初めて変形キャンバスをアートの世界に発表し、その後は前衛芸術家の間で確固たる地位を築いたにも関わらず1972年にアートシーンから姿を消したルーキン。以来、マンハッタンのミッドタウンのスタジオで、木の枝の枠に麻布を張った変形キャンバスを用いた作品を制作。本書はルーキン作品の中でもあまり知られていない25点の彫刻を初めて書籍化した一冊。限定500部。全体的に状態良好。
The Architecture of Collage | Marshall Brown マーシャル・ブラウン
建築家でありアーティスト、マーシャル・ブラウンの作品集。サンタバーバラ美術館で開催された展示に合わせて出版されたもの。建築物の写真を再構築した約40点のコラージュ作品を掲載。「Chimera」「Je est un autre」を含む彼の4つのコラージュシリーズと、未発表の「Prisons of Invention」「Piranesian Maps of Berlin」から構成。また、『キメラ』のコラージュをもとにデザインされた野外彫刻『ジグラット』の写真も収録。 英語表記。
アジェ、マン・レイ、ブラッサイの巴里 1920-40年の写真世界 | 東京都写真美術館
1992年に東京都写真美術館で開催された展示の際に刊行されたもの。パリで前衛美術家たちが写真芸術を開花させた1920年代から、1940年代にかけて活躍した写真家たちの作品を紹介。アジェ、マン・レイ、ブラッサイを中心に、ハンス・ベルメール、ブランクーシ、中山岩太ら、同時代に活躍したアーティストたちの作品を解説とともに収録。
東京都美術館開館90周年記念展 木々との対話 再生をめぐる5つの風景
2016年に東京都美術館で開館90周年を記念して開催された展示の図録。國安孝昌、須田悦弘、田窪恭治、土屋仁応、舟越桂ら、木を用いた創作活動を行う5人の現代作家を紹介。愛らしく神秘的な牡羊や麒麟の彫刻、チューリップや睡蓮をかたどった木彫など作品の写真と解説を収録。
Mies Van Der Rohe: Space - Material - Detail | ミース・ファン・デル・ローエ
20世紀のモダニズム建築を代表する建築家、ミース・ファン・デル・ローエの建築資料集。ランゲ邸、エスター邸、バルセロナ・パヴィリオン、新国立ギャラリーなど代表的な14の建築作品を、素材、ディテールから立体図面などの貴重な資料とともにわかりやすく分析。 英語表記。
森麗子 織る・やさしい自由織り | ガブロム工房
日本におけるファブリック・ピクチャーの第一人者、森麗子の「自由織り」の手引書。ファブリック・ピクチャーはもちろん、クッションカバー、マット、コースターなど、織り機を使わず、ダンボールなど身の回りにあるもので手織りするテクニックをわかりやすく紹介。後半にはモチーフのヒントとなる織り図を多数収録。
Christian Coigny: Sittings | クリスチャン・コワニー
スイスを拠点に活動する写真家、クリスチャン・コワニーの作品集。デザイナー、建築家、ミュージシャン、政治家、コメディアンなど、あらゆる分野で活躍する人々があらゆるデザインの椅子に座り、その姿を撮影。レイ・イームズ、マイルス・デイヴィス、ジョン・ケージ、イッセイ・ミヤケ、ピナ・バウシュらが参加。 英語表記。
Architects’ Houses | Michael Webb
世界17ヶ国、建築家総勢30人の自宅を紹介する建築資料集。質素な家、野心的なデザインの家、洗練された家…建築家たちがどのようにして自分たちの家をデザインしたのか、それぞれのアイデアとインスピレーションを写真、スケッチ、図面ととも掲載した一冊。 英語表記。
Fiat Lux | Olivier Duport
イタリア・プーリア州にある教会や神聖な空間などの建築を集めた写真集。バロック様式の建築で知られているプーリアの地で、現代的なデザインであるが故に見過ごされてきた建築に光をあてたもの。 英語表記。
インゴ・マウラー展 光の魔術師 | Excore
ドイツの照明デザイナー、インゴ・マウラーの展示図録。120種類以上の照明や照明システムを制作し、展覧会に数々のインスタレーションを提供してきたマウラーのデザインとプロジェクトを包括的に紹介。
Sou Fujimoto | 藤本壮介
日本の建築家、藤本壮介の初の作品集。国内外様々なプロジェクトを手がけてきた藤本による、心地よくも創造的で実験的な建築の数々を、詳細な図面や写真などの豊富な図版で紹介。 英語表記。
茶懐石 | 辻嘉一
明治時代、裏千家家元に手ほどきを受け京都・東山に店を構えた辻留の二代目店主、辻嘉一による茶懐石指南書。茶事とはなにか、懐石料理とは、茶懐石についてを丁寧に解説した一冊。
名茶会再現 上下巻セット | 吉田秀徳
織田信長や豊臣秀吉、千利休、古田織部、本阿弥光悦ら、日本史に名を残す古人の作り上げた名茶会を写真と文で再現し、茶の湯の可能性を探るビジュアルブック。『上巻/鎮魂の茶会』『下巻/権勢の茶会』の上下巻セット。
ロイヤルホテルの家庭料理 | 暮しの手帖編集部
ロイヤルホテルの家庭料理/暮しの手帖社の連載「ロイヤルホテルの家庭料理」を一冊にまとめたもの。紹介されているのは、ロイヤルホテルで出されている料理をベースに、家庭向きに新たに作り出したもの。丁寧なレシピとレトロな写真に加え、料理をつくる喜びが味わえる一冊。
GAトラベラー 002 タリアセン | 二川幸夫
アメリカの建築家、フランク・ロイド・ライトによる初期の実験工房としての本拠地、タリアセンを紹介する作品集。火事により二度の建て直しが行われたタリアセンのアーキテクト・レジデンス、設計室、図書室、アパートメント、そして建物を取り囲む大自然を、カラー、モノクロの写真図版で多数収録。 日本語、英語表記。
Minimum | ジョン・ポーソン John Pawson
建築家、ジョン・ポーソンによるミニマリズムにまつわる作品集。先史時代のメキシコから、ル・コルビュジエ、ドナルド・ジャッド、ロバート・メイプルソープやビル・ブラントの写真にいたるまで、建築、アート、デザインなどの様々な分野からミニマリズムを体現した作品を紹介。 フランス語表記。
African Style | Stephane Guibourge
アフリカのインテリアやテキスタイルなどの工芸を素材、色彩、パターン、形の4つの章で紐解く写真資料集。自然を原料とし、文化、信念、儀式を通して常に変化してきた素材、インテリアに比類ない魅力と自然さを与える色彩、想像や動物の世界を象徴的に表現したパターン、美の本質であるシンプルな形…アフリカの工芸の本質とその揺るぎない魅力を、写真資料とともに詳しく紹介する一冊。 英語表記。
Design of the 20th Century | Charlotte & Peter Fiell
20世紀におけるデザイン史を包括した事典のような作品資料集。アルヴァ・アアルト、アニ・アルバース、オトル・アイヒャー、チャールズ&レイ・イームズ…世界の名だたるデザイナーたちによって生み出された家具、建築、日用品、グラフィックに至るまで、豊富な図版資料を解説とともに収録。 英語表記。
Elif Uras | エリフ・ウラス
絵画、陶芸、インスタレーションと幅広く活動するアーティスト、エリフ・ウラスの作品集。伝統を覆す複雑な幾何学的で自然主義的なパターンや官能的な形を生み出すウラスの作品は、東西紛争パラダイムの文脈における女性の地位や、グローバル化された新自由主義世界におけるジェンダーと階級構造の変化などのアイデアを探求している。
山辺知行コレクション2 世界の染織1 | 源流社
染織史研究者である山辺知行のコレクションをまとめた写真資料集。インドネシアやメキシコ、パナマなど世界の伝統的で鮮やかな色彩の染織物をカラー図版で261枚掲載。解説のテキストも合わせて収録。限定777部刊行。
山邊知行コレクション3 世界の染織2 | 源流社
染織史研究者である山邊知行のコレクションをまとめた写真資料集。ヨーロッパから中東、アジアまで世界の国々の伝統的な絹・染織物や刺繍などをカラー図版で253枚掲載。解説のテキストも合わせて収録。限定777部刊行。山邊知行本人による直筆サイン入り。
和箪笥 | 著者名
収納家具や衣装ケースとして現代も使用され続けている和箪笥を集めた写真資料集。車輪がついており移動可能なものから、豪華な装飾が施されたものまで、様々な種類の和箪笥をカラー・モノクロ写真で紹介。
朗文堂 タイポグラフィ双書 1 アドリアン・フルティガー 活字の宇宙
ユニバース、フルティガー、アヴェニールといった書体を生み出し、サインシステムの仕事でも知られるアドリアン・フルティガーの業績を紹介しながら、関連する評論やエッセイを編纂したもの。執筆陣はハンス・ルドルフ・シュニーベリ、エミール・ルーダーほか。
Hermes Pop Up Book | Patrick Thomas
フランスの高級メゾン、エルメスのポップアップブック。2018年のイヤーテーマ「Let's Play」にちなみ出版されたもの。エルメスのアイコンであるスクエアスカーフのデザイン14点をもとに、創意工夫あふれる仕掛けを施した絵本に仕立てている。 英語表記。
福原信三と美術と資生堂展 | 世田谷美術館
2007年に世田谷美術館で開催された「福原信三と美術と資生堂展」の図録。資生堂の初代社長にして写真家でもある、福原信三の写真作品のほか、コレクションの美術品をカラーとモノクロで多数収録。また、資生堂商品のパッケージや広告デザイン、店舗デザインなども併せて掲載。
年鑑日本のイラストレーション 1983 | 講談社
講談社が発行したイラストレーション年鑑1983年版。イラストレーション隆盛期に誕生、発展し続けてきた本誌によって厳選された、当時の空気が色濃く残るイラストレーション作品を多数収録。大橋歩や原田治、田名網敬一、山口はるみ、和田誠ら245名の作品を掲載。
Vignette Typography Journal ヴィネット 5号 挑戦的和字の復刻 | 朗文堂
朗文堂発行のタイポグラフィ・ジャーナル「ヴィネット」第5号、「挑戦的和字の復刻」特集。古典より名作和字(かな文字)の魅力を発掘し、その成立の背景と人物を探求。また平成時代の電子活字に名作和字を甦らせるべく、復刻技法を記録。
Tokyo TDC vol.19 The Best in International Typography & Design | 東京タイプディレクターズクラブ
東京タイプディレクターズクラブ(略称 東京TDC)の年鑑、2008年度版。東京TDC入選作品を掲載するほか、デザイナーのボリス・シュヴェージンガーよる特集記事を収録。グランプリは服部一成。装丁は大日本タイポ組合。