平凡社 百科年鑑 1977
平凡社が発行する『百科年鑑』の1977年版。1976年1月1日から12月31日までの国内外の出来事を481項目にわたって収録し、時事問題から社会、文化、日常生活までを網羅する。ロッキード事件、カーター大統領の誕生、毛沢東の死去など、その年を象徴するトピックを取り上げ、豊富な図版やダイアグラムを用いて視覚的にも整理された構成が特徴。表紙・装丁は杉浦康平、鈴木一誌、渡辺冨士雄が手がけている。
時間のヒダ、空間のシワ 時間地図の試み | 杉浦康平
グラフィックデザイナー・杉浦康平による、ダイアグラムと時間地図の全貌に迫る一冊。空間や都市にまつわる膨大な事象やデータを多角的に解析し、一枚の平面に図解として落とし込む手法を紹介。多木浩二による批評的解読、松岡正剛との対談、hclab.による時間地図のデジタル再構築など、ダイアグラムを多面的に掘り下げる刺激的な内容で構成されている。知覚と情報のあいだに広がる視覚思考の世界を体感できる一冊。
Dorothy Meserve Kunhardt: Collected Works | ドロシー・クンハート
『パット・ザ・バニー』で知られるアメリカの児童文学作家、ドロシー・クンハートの創作世界を辿るビジュアル資料集。エフェメラ、ドローイング、未発表原稿、写真、手紙、初版本の書影など、多岐にわたる資料を通じて、その自由な発想と豊かなユーモアの背景に迫る内容。ユニークな造本や子どもとの関係性に着目した視点から、クンハートの作品がいかにして生まれたかをひも解いていく構成となっている。英語表記。
亀倉雄策 1915-1997 昭和のグラフィックデザインをつくった男
戦前・戦後を通じて国内外で活躍し、昭和のグラフィックデザインを牽引した亀倉雄策(1915–1997)に捧げるトリビュート作品集。田中一光、永井一正、福田繁雄をはじめとする43人のデザイナーが、オマージュ作品と追悼文を寄せている。東京オリンピックやEXPO’70のポスターなどで知られる亀倉の功績を、同時代の視点から振り返るとともに、若き日の自身によるエッセイも収録し、その思想や人柄にも迫る内容となっている。
増補レタリング字典 | 日向数夫
約4万字を収録したレタリング資料集。基本的な当用漢字をはじめ、寄席文字、甲骨文字、アルファベット、さらには英字のロゴタイプ作例まで、多種多様な文字のレタリングを豊富に掲載。実用的な資料としてだけでなく、文字表現の幅広さと造形の面白さを体感できる内容となっている。
世界グラフィックデザイン会議・名古屋 報告書
2003年、名古屋で開催され、世界49カ国から約3,800人が参加した「世界グラフィックデザイン会議・名古屋」の公式報告書。記念講演には杉浦康平、特別講演には石岡瑛子が登壇し、リチャード・ソール・ワーマン、原研哉、松岡正剛、深澤直人、妹島和世ら国内外の第一線で活躍する約90名のスピーカーによるセッションの内容を収録。講演の要旨や会場の様子を伝える資料として、記録性と読み応えを兼ね備えた一冊。日本語、英語表記。
Dutch Type | Jan Middendorp
15世紀から20世紀にかけての書体デザイナーやレタリング作家の仕事を軸に、オランダにおけるタイポグラフィの系譜を辿る資料集。インタビューを交えつつ、活版時代からデジタル初期の書体設計に至る過程を、出版書体から未発表作、スケッチや試作例まで豊富な図版で紹介している。品質と革新性を追求する伝統に加え、デスクトップ環境の普及が書体デザインに与えた変化も克明に示されている。英語表記。
Baseline International Typographics Magazine no.10
イギリス発のタイポグラフィ専門誌『Baseline』第10号。アール・デコ期の巨匠A.M.カッサンドルを中心に、ネヴィル・ブロディの実験的なグラフィックワークや、1932年に開発された書体「タイムズ・ニュー・ローマン」の誕生背景などを特集。歴史的・技術的な観点から、タイポグラフィとその文化的文脈を豊富な図版資料とともに多角的に紹介している。英語表記。
Baseline International Typographics Magazine no.12
イギリスのタイポグラフィ専門誌『Baseline』第12号。特集は、印刷とタイポグラフィの聖地とも呼ばれるロンドン・フリート街に1895年に設立された「セント・ブライド印刷図書館(St Bride Printing Library)」に焦点を当てた「St Bride’s issue」。併せて、1920年代のオランダ・モダンデザイン、書体デザイナー バートホルド・ヴォルペのキャリア、漫画家ウィル・アイズナーの仕事も、豊富な図版とともに取り上げている。英語表記。
Baseline International Typographics Magazine no.13
イギリス発のタイポグラフィ専門誌『Baseline』第13号。特集は、アメリカの百貨店ブルーミングデールズのグラフィックデザイン、デザイナーのマイク・デインズによる書体「ボドニ」の再解釈、そして4ADのアートワークで知られるヴォーン・オリヴァーのビジュアルワークなど。豊富な図版資料とともに、タイポグラフィとビジュアルコミュニケーションの可能性を探る内容となっている。英語表記。
Baseline International Typographics Magazine no.53
イギリス発のタイポグラフィ専門誌『Baseline』第53号。英国ナショナル・シアターのポスターなどで知られるケン・ブリッグスの仕事や、ミン・ワンが手がけた2008年北京オリンピックのグラフィックを特集。ポスターやブックデザイン、イラストレーション、タイポグラフィに関するテキストを豊富に収録し、国際的な視点で視覚表現の現在地を探る内容となっている。英語表記。
Beaton in Vogue | Josephine Ross
20世紀ファッション写真に大きな足跡を残した英国の写真家、セシル・ビートンによる作品集。1920年代から70年代にかけて手がけたヴォーグ誌のファッションページを中心に、肖像写真、イラスト、ロイヤルファミリーや著名アーティストのポートレート、戦時中の記録写真、映画『マイ・フェア・レディ』の衣装デザインまで、多彩な仕事を網羅する。写真家としての華麗なキャリアと、時代を彩ったビジュアルの軌跡を凝縮した一冊。英語表記。
Vintage Fashion: Collecting and Wearing Designer Classics | Carlton Books
20世紀ファッションの変遷を辿るビジュアル資料集。シャネル、ディオール、イヴ・サンローランなど各時代を代表するデザイナーの作品を取り上げつつ、シルエット、テキスタイル、ステッチ、色彩、ディテール、製造工程に至るまで、ヴィンテージファッションの魅力を多角的に紹介する。豊富な図版とともに、服飾史の流れとデザインの変化を丁寧に解説し、コレクターや愛好家にも示唆に富んだ内容となっている。英語表記。
Les Allemands | Rene Burri ルネ・ブリ
スイスの写真家ルネ・ブリによる作品集。第二次大戦後の西ドイツを舞台に、街並み、兵士、若者、老人、産業、宗教など、多層的な視点で当時の社会と人々の姿を捉えたドキュメンタリー作品。静けさと緊張感、歴史の影と再生の兆しが交錯する写真群は、冷戦下のドイツという国の複雑なアイデンティティを浮かび上がらせる。フランス語表記。
Survey | Stephen Shore スティーブン・ショア
ニューカラー派を代表するアメリカの写真家、スティーブン・ショアの作品集。1969年から2013年にかけて撮影された代表作を網羅し、『American Surfaces』『Uncommon Places』『New York City』など全16シリーズから構成される。250点以上の作品図版に加え、各シリーズの背景や手法に関する解説も収録している。英語表記。
Moire Index | Carsten Nicolai カールステン・ニコライ
アルヴァ・ノト名義でも知られるアーティスト、カールステン・ニコライによる作品集。規則的なパターンを重ねた際に生じる視覚現象「モアレ効果」に着目し、その構造と美的可能性を探る。透明シートに印刷された曲線を重ねることで実際にモアレを体験できる仕様に加え、デジタルデータを収録したCD-ROMも付属している。
Architecture | Hiroshi Sugimoto 杉本博司
現代美術家・杉本博司が建築を主題に取り組んだ写真シリーズをまとめた作品集。ピントを意図的にずらし、建築物を記号的・象徴的な像へと変容させることで、視覚と記憶、物質と時間の関係を問い直す。古典主義からモダニズム建築まで、多様な時代と様式の建築が、静謐で抽象的なヴィジョンとして立ち上がる。シカゴ現代美術館での展覧会にあわせて刊行。英語表記。
Accelerated Buddha | Hiroshi Sugimoto
現代美術作家、杉本博司の作品集。2013年から2014年にかけてピエール・ベルジェ&イヴ・サンローラン財団で開催された展示に際して出版されたもの。三十三間堂の千手観音座像を重ね合わせて映し出し、100万体の観音像を5分間で見せる映像作品「加速する仏」からのイメージ、ジオラマなどのシリーズ作品、自身の古美術コレクションなどを収録。フランス語表記。
Alessandro Twombly: Sculptures | アレサンドロ・トゥオンブリー
芸術家アレサンドロ・トゥオンブリーの作品集。1986年から2016年までの30年間に制作された彫刻作品を収録している。珊瑚や溶岩を思わせる有機的なフォルムの作品群は、単一素材で構成され、自然の力や永続する変化を想起させる。父サイ・トゥオンブリーの構築的な作風とは対照的に、生命感と物質性を融合させた独自の表現が展開されている。ドイツ語、英語表記。
ジョルジョ・モランディ 終わりなき変奏 | 兵庫県立美術館 ほか
2015年から2016年にかけて開催された展覧会の図録。20世紀イタリアを代表する画家ジョルジョ・モランディが生涯を通じて描き続けた静物画や風景画のシリーズを紹介する。油彩、水彩、エッチングなど多様な技法によって繰り返された表現を通して、モチーフのわずかな変化に込められた探究の本質に迫る。
森山大道 オン・ザ・ロード
2011年に国立国際美術館で開催された展覧会にあわせて刊行された、写真家・森山大道の作品集。1965年の初期作から、「写真よさようなら」「光と影」など代表的なシリーズ、さらに珍しいカラー写真まで、半世紀にわたる膨大な作品を収録している。森山の軌跡を総覧できる内容となっている。
Secret Rituals | 西山勲
写真家・西山勲による作品集。2013年から2019年にかけて、世界各地の芸術家や表現者の創作現場を訪ね、撮影した写真をまとめている。深い洞察と鋭い感性をもつアーティストたちの姿が、親密な距離感と静かな視線で捉えられており、創作の裏側にある空気や緊張が写し出されている。
Objets Trouves d’Artistes | Galerie du Jour agnès b
1991年末から翌年にかけてパリのGalerie du Jourで開催された展覧会にあわせて刊行されたカタログ。ジャン=ミシェル・アルベロラ、エティエンヌ・ボス、アネット・メサジェなど、現代アーティストたちが収集した“オブジェ・トルヴェ(見出された物)”を紹介。拾得物、偶然、記憶といった概念を通じて、アーティストの内面や創作の源泉に触れるような一冊。個々の感性が際立つ、私的で詩的なアーカイブ。
小杉小二郎 | 求龍堂
画家・小杉小二郎による大判作品集。観る者を異空間へと誘うような静物画や風景画に加え、紙や布など異素材を用いたコラージュ作品も収録。繊細な筆致と色彩感覚が際立つ絵画の魅力を、大判図版で堪能できる構成となっている。
磯江毅 写実考 1974-2007
日本の画家・磯江毅の作品集。徹底した写実表現で知られ、現代リアリズムの旗手としてスペインを拠点に活動し、ヨーロッパ各地で高く評価された画業を紹介する。ペインティングやドローイングなど、多数の作品を収録。装丁は中垣信夫、井川祥子が担当している。
甜蜜蜜 | 姚瑞中 Yao Jui-Chung
台湾の現代美術家・姚瑞中(Yao Jui-Chung)が2011年に台北で開催した個展にあわせて刊行された作品集。金箔と墨を用い、古典的な山水画の様式に私的な物語を重ね合わせたシリーズ「甜蜜蜜」を収録。過去作から連なるランドスケープ・シリーズの一環として、伝統と現代、公共と私性の交差をユーモラスかつ鋭く描き出す。
BEUYS IN JAPAN ヨーゼフ・ボイス よみがえる革命 | 水戸芸術館現代美術ギャラリー
水戸芸術館現代美術ギャラリーで開催された展覧会「Beuys in Japan ボイスがいた8日間」にあわせて刊行された図録。1984年に来日したドイツのアーティスト、ヨーゼフ・ボイスによる作品やパフォーマンス、対話集会など、日本滞在中の活動を中心に紹介する。図版とともに当時の記録を収録し、坂本龍一、畠山直哉らによるインタビューも掲載。
INDIA-HANZAWA 半沢克夫写真集
写真家・半沢克夫による作品集。1971年から1990年にかけてのインド滞在中に撮影されたポートレートを中心に構成されている。真っ直ぐにこちらを見つめる少女、同じポーズをとる少年たち、刻まれた皺が印象的な老人、そして動物や雄大な自然など、多様な表情をとらえた記録。大判の作品図版に加え、本人による散文も併載されている。
眼の歓びの為に | 熊谷聖司
写真家・熊谷聖司による作品集。絵本を読む親子、夜の客待ちのタクシー、定食屋のショーウィンドウ──2011年から2020年にかけて撮影された写真の中から、「眼の歓びの為に 指の悦びの為に この大いなる歓喜の為に わたしは尽す」という言葉を軸に選ばれた38点を収録。身近な情景に宿る静かな感動を映し出す。限定500部。
Matisse and Decoration | アンリ・マティス
20世紀を代表する芸術家アンリ・マティスのビジュアル資料集。壁画やステンドグラス、セラミックタイル、カーペット、タペストリー、ファッションファブリック、アクセサリーなど、装飾的なプロジェクトに焦点を当てて紹介する。マティスの作品における装飾の概念と、特定の空間のためにデザインされた実作が豊富な図版とともに収録されている。英語表記。
魔術的芸術 | アンドレ・ブルトン
フランスの詩人であり、シュルレアリスムの中心人物でもあったアンドレ・ブルトンによる美術理論書。古代エジプトの壁画や中世の宗教画から、デ・キリコ、マックス・エルンスト、マルセル・デュシャンに至るまで、芸術表現を“魔的な力”という視点から読み解く。芸術の本質を探る試みとして、豊富な作品図版とともに構成されている。
David Salle | デイヴィッド・サーレ
アメリカの画家デイヴィッド・サーレの展覧会カタログ。1986年にペンシルベニア大学現代美術館で開催され、北米を巡回した個展にあわせて刊行。古典絵画やモダニズムの技法を引用しつつ、無関係なイメージやエロティックな人物像を重ね描くことで、ポストモダン的感性を体現した作品群が特徴。具象と抽象、絵画とコラージュを融合させた多層的な視覚言語を展開する一冊。英語表記。
Show Me a Hero... and I’ll Show You a Tragedy | Flatz
オーストリア出身のアーティスト、ヴォルフガング・フラッツによる作品集。英雄像とその崩壊という主題をめぐる39組のディプティック(二連画)が収録されている。力強さや威厳を象徴するイメージと、敗北・死・暴力といった瞬間が対比され、視覚的な緊張と皮肉が浮かび上がる。政治的・メディア的アイコンの再構成を通じて、現代における“ヒーロー(Helden)”の意味を問う意欲作。ドイツ語表記。
Hans Haacke Volume II | ハンス・ハーケ
ドイツ出身のコンセプチュアル・アーティスト、ハンス・ハーケによる展覧会カタログ。1984年、ロンドンのテート・ギャラリーとファン・アッベ美術館(アイントホーフェン)の共同企画にあわせて刊行。制度や権力構造を批評する写真作品を中心に構成され、自身によるテキストやインタビューも収録。政治と美術の交差点を鋭く突く、重要なドキュメント。英語表記。
センチメンタルな旅・冬の旅 | 荒木経惟
写真家・荒木経惟による作品集。私家版として制作された初期作『センチメンタルな旅』から21枚、妻・陽子の死を見つめた『冬の旅』から91枚を選び収録している。愛と死をめぐる私小説的な視点で綴られた写真群が、人生の親密な記憶と喪失の感情を静かに浮かび上がらせる。
NEW YORK | Colin Sussingham
ニューヨークを拠点に活動するフォトグラファー、コリン・サッシンガムによる写真集。少部数で制作されたオリジナル版を、展示にあわせてSALT AND PEPPERとC7C galleryが復刻。断片的なイメージと、スケートボードのアクションや街の何気ない日常が交差し、都市の空気を独自の視点で捉えている。
月映 | 東京ステーションギャラリー
2014年から2015年にかけて開催された展覧会「月映」の公式図録。田中恭吉、藤森静雄、恩地孝四郎の三人によって1914年に創刊された、詩と木版画の雑誌「月映(つくはえ)」に焦点を当てている。創作版画の黎明期を築いたこの同人誌に掲載された全版画のほか、恩地が自ら編集した私家版「私輯 月映」、関連する素描や資料などを多数収録。当時の芸術的実験と若き表現者たちの精神を伝える内容となっている。
Light | Shinsuke Notomi 納富慎介
日本の現代美術作家、納富慎介の作品集。1979年にネパールとヒマラヤを旅し、「Light」シリーズのリトグラフのために描いたドローイング作品を収録。言葉を排したシンプルな造本も、作品の静かな世界観に寄り添っている。
VIATOR/SWELL | 蓮井元彦
写真家・蓮井元彦による写真集。新宿の裏路地、病院の面会室、廃墟と化したラブホテル──都市の片隅にある断片的な風景を、モノクロームで切り取っていく。時間と記憶の層をたどるように、静かでどこか不穏なイメージが連なり、現実と幻のあわいを浮かび上がらせる。
ON KAWARA 河原温 | 雅陶堂ギャラリー
コンセプチュアル・アートの巨匠・河原温による小冊子形式の展覧会カタログ。時刻、日付、通信といった日常的な情報を通して、「存在」と「時間」を可視化する河原の実践が、簡潔な造本と抑制されたデザインに凝縮されている。
詩人の眼 大岡信コレクション展 | 三鷹市美術ギャラリー、福岡県立美術館 他
2006年から2007年にかけて各地で開催された展示の図録。詩人として知られると同時に、美術評論家としても活動した大岡信が蒐集した美術作品を紹介する。駒井哲郎、加納光於、前田常作、ジョアン・ミロ、サム・フランシスなど、国内外の画家によるペインティングや版画をカラー図版で多数収録。
日本の民家 新版 | 二川幸夫
1957年から1959年にかけて刊行された名著『日本の民家』の新版。建築写真家・二川幸夫が東北から沖縄まで各地を巡り撮影した、日本の民家の内外観をモノクロで多数収録する。民家の空間構成や意匠の美を映し出し、建築史家・伊藤ていじによる序文を冒頭に掲載。
Le Corbusier, Lucien Herve: Kontakte | ル・コルビュジエ
20世紀を代表する建築家・ル・コルビュジエの建築を、写真家ルシアン・エルヴェが撮影した作品集。ユニテ・ダビタシオン、ロンシャン礼拝堂、ラ・トゥーレット修道院など16のプロジェクトを収録。建築の形態や素材、光の変化を捉えた184点の図版とともに、解説を掲載している。ドイツ語表記。
日本の造形 全3巻揃 | 清家清、水尾比呂志、吉田光邦
木・竹・紙という自然素材を通して、日本の造形技法を読み解く全3巻セット。清家清による『木組』、水尾比呂志による『竹編』、吉田光邦による『紙折』の3冊を収録。各巻で構法や素材の特性に着目し、図版とテキストを通じて日本のかたちの本質に迫る。