The Cover Art of Blue Note Records ペーパーバック版
ブルーノート・レコードの名盤ジャケットを集めたカバーアート集。ハービー・ハンコック、マイルス・デイヴィス、ジョン・コルトレーン、ソニー・ロリンズなど、ジャズを象徴するアーティストのアルバムを含む400点以上を収録。音楽史に残る象徴的なデザインとともに、業界を代表する著名人によるショートエッセイも掲載。ブルーノートの美学とジャズの歴史を視覚的にたどることができる資料性の高い一冊。英語表記。
Album Covers from the Vinyl Junkyard
LPレコードのジャケットデザイン40年を振り返るヴィジュアル資料集。イージーリスニング、ラウンジコア、ワールドミュージック、さらにはキッチュな名盤まで、500点以上のカラー図版と解説を収録。音楽とともに歩んできたジャケットアートから、その時代特有の美意識やユーモア、文化的背景を読み解く。
Fotografia Publica : Photography in Print 1919-1939 | Horacio Fernandez
1999年にマドリッドのソフィア王妃芸術センターで開催された展覧会図録。1919年から1939年にかけての写真と印刷の歴史を豊富な図版とともにたどる。アレクサンドル・ロトチェンコ、ウォーカー・エヴァンス、土門拳、アルフレッド・スティーグリッツらによるフォトモンタージュや、雑誌・広告のグラフィックデザインなどを収録し、600点を超える作品を掲載。
欧文書体集1488
欧文フォントを網羅的に収録した大判の書体見本集。過去半世紀にわたり定番として親しまれてきた書体から、復刻版、新たにデザインされた最新フォントまで、1,400種以上を掲載。豊富なバリエーションを比較・検討できる構成となっており、グラフィックデザインやタイポグラフィに携わる人々にとって貴重な資料となる一冊。
河野鷹思のグラフィックデザイン | 東京国立近代美術館
2005年に東京国立近代美術館で開催された展覧会図録。戦前から戦後にかけて制作された映画ポスターや商業デザインを中心に、河野鷹思の豊かな創作活動を紹介する。モダンで実験的な表現から社会的テーマを扱った作品まで、多様な仕事を通して日本のグラフィックデザイン史に刻まれた軌跡を辿ることができる。
Pentagram Book V | ペンタグラム
アラン・フレッチャーやコリン・フォーブスらによって結成されたデザインカンパニー、ペンタグラムのプロジェクトレポート。1993年から1998年にかけて手がけられた50件の事例を収録し、CI(コーポレートアイデンティティ)やパッケージデザインなどについて、目的や分析、プロセスを解説。ジャーナリストのランドール・ローテンベルクによる、ペンタグラムの舞台裏に迫るテキストも掲載。英語表記。
Typography Now: The Next Wave ペーパーバック版
イギリスのグラフィックデザイン界におけるタイポグラフィの動向を記録した作品集、ペーパーバック版。ネヴィル・ブロディ、デヴィッド・カーソン、ジョナサン・バーンブルック、フィル・ベインズら、当時の注目デザイナーによる革新的な作例を多数収録し、文字が視覚表現にもたらす役割や可能性を探る。デザインはWhy Not Associates、評論は雑誌『Eye』編集長リック・ポイナーが担当。90年代初頭の新しいタイポグラフィを牽引した潮流を鮮やかに伝える記録となっている。英語表記。
アメリカ版『エスクァイア』全表紙896
1933年創刊の男性向けカルチャー&ライフスタイル誌『エスクァイア』アメリカ版の表紙を網羅したビジュアルアーカイブ。創刊号から2006年12月号までの全884枚を収録し、70年以上にわたる雑誌の歴史を一望できる。ヘミングウェイやカポーティらとの逸話、創刊当時の背景も紹介され、時代を映すヴィジュアル文化史としても価値の高い一冊。
Jumping Typography 躍る文字・弾む活字 現代における文字世界 | O美術館
1994年に開催された展覧会の図録。デジタルタイポグラフィから木版、墨書にいたるまで、多様なアプローチで展開される現代の文字表現に焦点を当てる。浅葉克己、石川九楊、グラハム・ウッド、徐冰、立花ハジメらによる作品を収録し、図版と解説を通じて文字の新しい可能性を提示する。序文は松岡正剛。
タイポグラフィの読み方 | 小泉均
グラフィックデザイナーでタイポグラファーの小泉均による著作。1997年から1999年にかけて隔月誌『デザインの現場』に連載された内容を訂正・加筆のうえ収録。文字組や書体の基本から歴史的背景までを網羅し、図版を交えてわかりやすく解説する。タイポグラフィを学び始める人にとって格好の入門書となっている。
原弘と造型 1920年代の新興美術運動から | 武蔵野美術大学
2022年に武蔵野美術大学で開催された展覧会図録。昭和期を代表するグラフィックデザイナー・原弘が1920年代から1940年代に手がけた作品を紹介する。リトグラフやポスター、対外宣伝グラフ誌『FRONT』、雑誌『造形』など、新興美術運動と密接に結びついた資料を多数収録。
ともだち | 大橋歩
イラストレーター大橋歩による絵本。LITTLE文庫から刊行された本作では、犬たちが「ともだち」について語りかける。さまざまな表情やしぐさを見せる犬たちが、やさしく、ユーモアを交えながら日々の思いやつながりを描き出す。子どもから大人まで楽しめる一冊。
ありがとう | 大橋歩
イラストレーター・大橋歩が手がける〈LITTLE文庫〉から刊行された絵本。ある日、突然ひとりぼっちになってしまった犬「ララ」に起こる出来事を、切なくも温かいタッチで描く。小さな本の中に、大切な命と向き合う物語が静かに綴られている。
10人のフォトグラファーたち ブレーン別冊
広告写真の第一線で活躍する日本のフォトグラファー10人を紹介した『ブレーン』の別冊。浅井慎平、伊島薫、稲越功一、加納典明、操上和美、久留幸子、坂田栄一郎、富永民生、三好和義、横須賀功光の代表作を掲載。すべて写真家自身が選んだ作品で構成され、商業写真の枠を超えた写真表現の本質に迫る一冊。
アール・デコのポスター展
1995年に東京国立近代美術館で開催された展覧会カタログ。1910〜1930年代にかけて花開いた装飾様式「アール・デコ」をテーマに、ポスター作品を紹介。カッサンドルやポール・コランをはじめとする代表的作家の作品を中心に、49点の図版と解説を収録する。
木村伊兵衛のパリ | 朝日新聞社
日本のリアリズム写真を代表する木村伊兵衛による写真集。これまでほとんど知られてこなかったカラー作品〈パリ〉170点を収録し、光と影、街路の息遣いを鮮やかにとらえている。モノクロ作品で評価されてきた木村伊兵衛の表現に新たな側面を示す内容で、戦後写真史における貴重な資料ともなる一冊。マーティン・パー、今橋映子、田沼武能らによる寄稿も掲載され、多角的に読み解くことができる。
Wolfgang Tillmans: Lighter
ドイツ出身の写真家、ヴォルフガング・ティルマンスの作品集。2005年から始まった代表的シリーズ〈Lighter〉を中心に、折り曲げや皺を施した印画紙を素材そのものとして扱い、写真を「再現」ではなく「物質」として提示する試みを収録。〈Freischwimmer〉や〈Silver〉など抽象作品群の延長線上にあり、写真とオブジェクトのあいだを揺らぐ表現が展開される。本書では初めて、ティルマンス自身が撮影した展示風景も大規模に掲載し、近年の展覧会の視覚体験を誌面で追体験できる構成となっている。ドイツ語、英語表記。
Maintenance | マーク・パワー、東京都交通局
マグナム・フォト所属の写真家マーク・パワーが、東京都交通局の協力を得て都営交通の現場を撮影した作品集。整然と並ぶ工具やネジ、干された軍手、設計ノートや注意書きなど、日常的で実用的なものに目を向け、従来「美しさ」とは無縁とされてきた対象を新たな視点でとらえている。精緻で秩序立った現場の風景が、機能性の中に潜む造形的な魅力を浮かび上がらせ、都市インフラの裏側を写真芸術として提示している。
Minimalism | James Meyer
1960年代のアメリカを中心に展開した芸術運動「ミニマリズム」を体系的に紹介する一冊。装飾性を排し、シンプルな形態を通して本質的な表現を追求したその潮流を、豊富な図版とともに辿る。カール・アンドレ、ドナルド・ジャッド、ソル・ルウィットら代表的アーティストの作品群を収録し、時代背景や思想的基盤を解説するテキストをあわせて構成。美術史における重要な転換点を明らかにする内容となっている。英語表記。
雲の誕生 有元利夫作品集
画家・有元利夫(1946–1985)の銅版画を収めた作品集。限定制作として発表されたオリジナル銅版画集「NOTEBOOK」シリーズ3作と「限定版 雲の誕生」の4冊から46点を精選し、収録している。繊細で象徴的なイメージに満ちた有元の表現を網羅的にたどることができる構成。ミシン目入りの仕様により、ページを切り取って額装することも可能で、作品を日常に取り入れる楽しみ方も提案している。
アールヴィヴァン 不揃7冊セット
1980年代に西武美術館が刊行していた美術情報誌『アールヴィヴァン』の不揃い7冊セット。各号は「アイリーン・グレイ」「ニュー・ペインティング」「ロシアン・アート」「ペインティング・ナウ」「シンディ・シャーマン」「フルクサス」「ニューヨーク・ダダ」といった特集を組み、時代ごとの芸術的関心や思想的潮流を掘り下げている。表紙デザインやアートディレクションには田中一光、戸田ツトム、松田行正らが参加し、当時のデザイン文化の動向も反映された内容となっている。
Anastasia Samoylova, Walker Evans: Floridas | アナスタシア・サモイロワ、ウォーカー・エヴァンス
マイアミを拠点に活動する写真家アナスタシア・サモイロワの作品と、40年以上にわたりフロリダを撮影したウォーカー・エヴァンスの作品を並置した写真集。カラーとモノクロを交錯させながら、過去と現在を対話させる構成によって、光と影が織りなすフロリダの姿を描き出している。観光地としての幻想的なイメージと、そこに潜む現実の側面をあわせて提示し、アメリカ文化におけるフロリダの位置づけを再考させる内容となっている。英語表記。
大辻清司 武蔵野美術大学美術館・図書館 所蔵作品目録
「グラフィック集団」の結成に関わり、シュルレアリスムや前衛的な作品で知られる写真家・大辻清司(1923–2001)の創作をたどる作品目録。武蔵野美術大学美術館・図書館に収蔵される「大辻清司フォトアーカイブ」から1,613点のオリジナルプリントを20のテーマに分類して紹介している。代表作をはじめ、技法実験やアート、建築分野におよぶ幅広い写真を収録し、制作年や被写体情報を添えた詳細な解説とともに構成された資料的価値の高い一冊。日本語、英語表記。
ポートレイト 内なる静寂 アンリ・カルティエ=ブレッソン写真集
20世紀を代表する写真家アンリ・カルティエ=ブレッソン(1908–2004)のポートレートに焦点を当てた作品集。アンリ・カルティエ=ブレッソン財団が所蔵する写真から精選され、50年以上にわたって撮影された人々の姿を収録している。アルベルト・ジャコメッティ、アンドレ・ブルトン、スーザン・ソンタグ、ココ・シャネルなど時代を象徴する人物から、市井の人々まで多様な顔を捉え、静謐でありながら被写体の本質に迫るまなざしが浮かび上がる。
ヴィスコンティの遺香 | 篠山紀信
篠山紀信がヴィスコンティ一族の全面協力を得て撮影した伝説的写真集を、生誕100年を記念して復刊したもの。20世紀イタリアを代表する映画監督ルキノ・ヴィスコンティ(1906–1976)は、『山猫』『ヴェニスに死す』『ルートヴィヒ』など壮麗な映像美で知られ、映画史に大きな足跡を残した。本書では『山猫』の舞台シチリアを巡る旅をはじめ、生活空間や遺品、撮影現場、プライベートな姿を通して巨匠の素顔に迫る。さらに塩野七生による書き下ろし原稿、淀川長治・立川直樹・篠山紀信による座談会、全作品リストや資料も収録した決定版。
Richard Long: Walking in Circles | リチャード・ロング
イギリスの彫刻家・美術家リチャード・ロングによる作品集。ロンドンのヘイワード・ギャラリーでの展覧会にあわせて刊行された。岩や土、木といった自然素材を用いたランド・アートを時系列で紹介し、1960年代から1991年までの活動を包括的に収めている。構想とレイアウトはロング自身が手がけ、歩行や自然との対話を軸にした創作の軌跡を明確に示す内容となっている。ランド・アートを代表する作家の全貌を伝える重要な記録。
People in the Elevator | Heinrich Riebesehl
ドイツの写真家ハインリヒ・リーベゼール(1938–2010)が1969年、新聞社のエレベーターで5時間35分にわたり撮影したシリーズ。小型カメラで捉えられたのは、編集者から事務員まで社会の断面を映す人々の姿。限定された空間と条件のもと展開される記録は、ウォーカー・エヴァンスの地下鉄シリーズを思わせるコンセプチュアルな試みとなった。2016年、ハノーファー・シュプレンゲル美術館の展覧会にあわせ刊行。ドイツ語、英語表記。
Steichen: A Life in Photography | エドワード・スタイケン
アメリカを代表する写真家エドワード・スタイケン(1879–1973)のキャリアを総括する作品集。ファッション、ポートレート、静物、風景、ピクトリアリズムなど幅広いジャンルを時系列で紹介し、スタイケンの多彩な活動を一望できる構成となっている。ニューヨーク近代美術館(MoMA)写真部門のディレクターとして企画した歴史的展覧会「ファミリー・オブ・マン」の展示風景も収録。20世紀写真史における功績を凝縮した集大成的写真集。
東松照明と沖縄 太陽へのラブレター | 沖縄県立博物館・美術館
2011年に沖縄県立博物館・美術館で開催された展覧会の図録。戦後日本を代表する写真家、東松照明が40年以上にわたり沖縄に向け続けた眼差しをたどる内容となっている。初期の代表的シリーズから、沖縄の風土や人々を捉えた作品群、そして2011年に撮影された最新作まで、カラー・モノクロを交えた240点を収録。沖縄の写真家たちに多大な影響を与えた東松の軌跡を展観するとともに、変わりゆく沖縄の姿を記録した貴重な記録集。
Paul Strand | ポール・ストランド
20世紀写真を切り拓いたアメリカの写真家、ポール・ストランド(1890–1976)の代表作を収めた一冊。60年にわたるキャリアから41点を精選している。1915〜1917年の実験的初期作から、ニューイングランド、フランス、ガーナなど各地で撮影した作品、晩年のオルジュヴァルでの静物写真までを紹介。ヴィクトリア&アルバート博物館のマーク・ヘイワース=ブースによる序文も収録。英語表記。
August Sander | アウグスト・ザンダー
社会のあらゆる階層を網羅するポートレートで知られるドイツの写真家、アウグスト・ザンダー(1876–1964)の作品集。「Masters of Photography」シリーズの一冊として刊行され、43点の肖像を収録している。パン職人から実業家、芸術家まで幅広い人物を撮影し、ワイマール期ドイツの社会を鮮烈に映し出す構成。シンプルでありながら人間性を深く伝える写真群は、時代を映す貴重なドキュメントとなっている。英語表記。
Semicircle Law | 今井智己
写真家・今井智己による作品集。東日本大震災に伴う事故の後、立ち入りが制限された福島第一原子力発電所の半径20キロ圏内を撮影している。各写真のタイトルは撮影日時と発電所からの距離で構成され、記録性と同時に場所の緊張感を示す仕掛けとなっている。一見すると雄大で美しい自然風景のなかに漂う不穏さや、目に見えない脅威を写し取る視線が際立つ。限定1000部で刊行された、現代日本の記憶を問いかける写真集。
高松次郎 思考の宇宙 | 府中市美術館 ほか
2004年に府中市美術館と北九州市立美術館で開催された展覧会のカタログ。現代美術家・高松次郎が1960年から1995年にかけて制作した作品を紹介している。水彩、油彩、ドローイング、オブジェ、印刷物など幅広い表現を網羅し、豊富な図版とテキストを収録。多彩な芸術性ゆえに理解されにくかった高松の創作を検証し、その思考の軌跡を読み解く構成となっている。戦後日本美術における独自の位置を示す重要な資料。
戸谷成雄 彫刻 Toya Shigeo Sculpture
2022年から2023年にかけて開催された巡回展の図録。彫刻家・戸谷成雄の出身地である長野県と、制作拠点の埼玉県で行われた展覧会に出品された全作品を収録し、これまでの主要作もあわせて紹介している。1970年代の初期作品から代表作「森」シリーズまでを網羅し、ドローイングや関連資料に加え、インタビューや対談も掲載。半世紀にわたる創作の軌跡を多角的に辿る内容となっている。
biscuit gallery 1st anniversary book
2021年に渋谷・松濤で開廊した3フロアのコマーシャル・ギャラリー「biscuit gallery」の1周年を記念して刊行された記録集。最初の1年間に開催された14の展覧会を豊富な写真とともに振り返り、ギャラリーの活動の軌跡をまとめている。奥岡新蔵による描き下ろしのテキストも収録され、若手から中堅まで多彩な作家を紹介してきた同ギャラリーの姿勢を伝える構成となっている。
A NEW RIVER | 岩根愛
『KIPUKA』で第44回木村伊兵衛写真賞と伊奈信男賞を受賞した岩根愛による写真集。移民を通じてハワイと福島の関わりをテーマに活動を続ける岩根が、双葉町の太鼓奏者・横山久勝の楽曲『さくら』から着想を得て制作した作品「あたらしい川」を収録。三春、北上、遠野、一関、八戸で撮影された桜や、各地に伝わる伝統芸能の舞を写し取り、震災や放射能の記憶と重なり合う現在を映し出す内容となっている。
ペーター・フィッシュリ / ダヴィッド・ヴァイス | FOIL
2010年に金沢21世紀美術館で開催された、アジア初の大規模個展にあわせて刊行された図録。スイス出身の現代アーティスト、ペーター・フィッシュリとダヴィッド・ヴァイスは、彫刻や写真、映像、インスタレーションなど多様なメディアを用い、日常の光景や人間社会の本質を皮肉とユーモアで浮かび上がらせてきた。1979年の共同制作開始当初の作品から新作に至るまで200点以上の図版を掲載し、初邦訳となる評論も収録。幅広い活動を包括的に紹介する内容となっている。英語、日本語表記。
Decades No.1 2000_20 Issue
写真家・岩根愛の呼びかけにより実現した写真雑誌「Decades」の創刊号。石内都、アントワーヌ・ダガタ、骆丹(ルオ・ダン)、ERIC、キム・ジンヒ、沈昭良(シェン・ジャオリャン)、石川竜一、ベク・スンウ、マンデラ・ハドソンら10名が参加している。世界が分断された2020年、そしてその20年前である2000年に人々はいかに生き、何を見ていたのか。写真とエッセイを通して「20年」という時間を多様な視点から掘り下げる内容となっている。
10 Women by Peter Lindbergh | ピーター・リンドバーグ
ファッションフォトグラファーの巨匠、ピーター・リンドバーグによる写真集。ナオミ・キャンベル、ヘレナ・クリステンセン、ケイト・モス、シンディ・クロフォードら、1990年代を象徴する10人のスーパーモデルを撮影している。モノクロームを基調としたポートレートは、ファッションフォトからヌード、飾らない瞬間の表情に至るまで多彩で、それぞれの個性や内面を浮かび上がらせる。別紙としてカール・ラガーフェルドによる序文の日本語訳が付属。英語表記。
城所祥版画集 静影の版画家
木版画家・城所祥の創作を総覧する作品集。1950年代から1980年代にかけての初期から晩年までの歩みを収録している。具象から抽象、半具象への挑戦を経て、「林檎の時代」や「木版画の仕事」といったテーマごとに作品をカテゴライズし、図版と解説をあわせて紹介。静けさの中に潜む強い造形性と詩情を伝え、作家の芸術的軌跡を多角的に辿る内容となっている。
エドワード・ホッパー作品集 | 江崎聡子
20世紀アメリカを代表する画家、エドワード・ホッパーの作品をまとめた作品集。およそ100点に及ぶ絵画を収録し、静謐でありながら都市の孤独や人間の内面を映し出すホッパーの世界を堪能できる。加えて、近代・現代アメリカの視覚文化を研究する江崎聡子による解説を収録し、ホッパーの芸術を新たな視点から読み解く手がかりを提示している。画集としての魅力と研究資料としての価値を兼ね備えた内容。
私への帰還 横尾忠則美術館 1966-1997
1997年に開催された巡回展のカタログ。1966年から1997年にかけての横尾忠則の絵画表現をたどる内容となっている。アンリ・ルソーへのオマージュ作品をはじめ、「ネオロマンバロック」や「赤の時代」といった独自の画風を示す作品群を図版で紹介。さらに各時期の創作背景や思想を読み解く解説を収録し、30年余にわたる表現の変遷を総覧できる構成となっている。横尾芸術の多彩な展開を示す重要な資料。
Ansel Adams | アンセル・アダムス
アメリカを代表する写真家、アンセル・アダムス(1902–1984)の作品集。1936年から撮影を始め、1941年に依頼を受けて制作したキングスキャニオン地域のシリーズを中心に構成されている。川や渓谷、植物や洞窟、ネイティブ・アメリカンの集落など、アメリカ西部の自然と人々の営みをモノクロームでとらえた写真を収録。厳密な技術と感性で刻まれたプリントは、壮大なランドスケープを記録すると同時に、自然との精神的な共鳴を示すものとなっている。英語表記。
遊歩のグラフィスム | 平出隆
詩人・散文家である平出隆による文学・芸術論。「遊歩」を鍵概念に、詩や芸術が形を成す以前の思考の揺らぎに光をあてている。詩的感性や思想がどのように立ち上がるのかを探りながら、創造の源に迫る試みとなっており、言葉と表現の関わりを多角的に読み解く内容。芸術の生成をめぐる平出の独自の視座が示された批評的エッセイ集。