パリ・グラフィック ロートレックとアートになった版画・ポスター展 | 三菱一号館美術館
2017年から2018年にかけて三菱一号館美術館で開催された展覧会の図録。19世紀末パリにおける版画やポスター画を紹介するもので、トゥールーズ=ロートレックなど世紀末の前衛芸術家たちによるリトグラフ・ポスターを中心とした油彩や挿絵本などを多数掲載。
山本容子イラストレーション | 講談社
日本の銅版画家、山本容子の作品集。1987年から90年にかけてのイラストレーション作品を紹介。広告や新聞、雑誌、ブックデザインほか、和田誠との対談を収録。
デザインの世紀 | 伊東順二
パリ日本文化会館開館記念巡回展「デザインの世紀 視覚情報の現在と未来」のカタログ。亀倉雄策、粟津潔、田中一光など日本を代表するデザイナーや、建築家らが集結。20世紀において飛躍的に発展した情報伝達の手段としての視覚表現に焦点を当て、その「量」から「質」への転換を表現技術を通して展望する。アートディレクターは田中一光。
戦後ドイツの映画ポスター | 京都国立近代美術館 ほか
2016年から2017年にかけて京都国立近代美術館ほか各地で開催された展覧会の図録。第二次世界大戦後、東西に分断されたドイツにおいて、その影響は映画界、そして映画ポスターにまで及んだ。本書は1950年代後半から1990年までに西ドイツと東ドイツで制作された映画ポスター85点を紹介。
レタリング・タイポグラフィ | 後藤吉郎、小宮山博史、山口信博
グラフィックデザイナーの小宮山博史、山口信博らがタイポグラフィ・レタリングについてまとめた指南書。レタリング編では、「文字の歴史」「欧文書体の歴史」「和文書体の歴史」「レタリングの技法」、タイポグラフィ編では、「和文組版史」「文字組版の基本」「タイポグラフィ論」ほか、図版とともに解説を収録。
Wim Wenders: Sofort Bilder | ヴィム・ヴェンダース
ドイツの映画監督、ヴィム・ヴェンダースによるポラロイド作品集。ヨーロッパで開催された展示に際して刊行されたもの。プライベートで撮影した友人や俳優のポートレート、何気ない食卓、窓から見える風景、テレビ画面に映し出された映像。1970年代から2017年にかけての記憶をまとめたロードムービーのような一冊。 ドイツ語表記。
恩地孝四郎詩集 | 六興出版
版画家、装幀家、詩人である恩地孝四郎の定本詩集。詩画集「海と童話」「蟲・魚・介」「海の表情」、詩文集「季節標」を中心に、埋もれた初期の詩篇・未発表詩稿による戦後の詩篇などを加えた詩集。
Andreas Gursky, Neo Rauch, Jeff Wall | アンドレアス・グルスキー、ジェフ・ウォール、ネオ・ラオホ
2014年にハノーファーで開催された展示に際して発行された作品図録。写真家のアンドレアス・グルスキーとジェフ・ウォール、そして画家のネオ・ラオホという現代最も重要な3人のアーティストが一堂に会し、それぞれの方法で具象表現の伝統とどのように関わり、どのように前進し、どのように再考しているかを明らかにしている。 英語表記。
London/Wales | Robert Frank ロバート・フランク写真集
写真家、ロバート・フランクの作品集。1951年から1953年にかけて、イギリスで撮影したストリートフォトを多数収録。シルクハットの金融家を日常を追った「ロンドン」、真っ黒になり働く炭坑夫を追った「ウェールズ」の2編で構成され、その対照的な生活風景から格差や貧困などの社会問題をあぶり出す本作は、代表作の先鋒とも位置づけられている。 英語表記。
Matthias Schaller: Controfacciata | マティアス・シャラー
ミラノとウィーンを拠点に活動する写真家、マティアス・シャラーの作品集。2004年から2007年にかけて、ヴェネツィアの建築の廊下や回廊を撮影したもの。薄い光に照らされた調度品や家具、絵画は昔の華麗な時代を追憶させる。
【新刊書籍】 Iceland | アカセユキ
写真・映像・ライティングなど、幅広く活動するアカセユキの作品集。富山出身の父と奄美大島出身の母、両親の故郷が混じり合ったように感じた風景に魅了されたアイスランドの地。水面の光る輝き、オーロラ、広大な自然、霧にかかる虹。旅の中での亡き父との対話、哀惜のその先に見える光とは。
Thomas Demand: The Dailies | トーマス・デマンド
ドイツ人の現代アーティストでペーパー・スカルプチャーの作品で知られるトーマス・デマンドの作品集。何気ない日常の風景を紙で再現しており、現実と虚構の間にいるような不思議な錯覚に陥るような一冊。 英語表記。
Takashi Homma: Tokyo and My Daughter | ホンマタカシ
写真家、ホンマタカシの作品集。1999年から撮り続けている『Tokyo and my Daughter』シリーズの完全版。東京の風景と、自身の娘の成長記録のように撮られた友人の娘の姿を撮影。ホンマタカシが捉えた優しく繊細な眼差しが収められている。
金山康喜のパリ 1950年代の日本人画家たち | 神奈川県立近代美術館 ほか
2015年に神奈川県立近代美術館ほか各地で開催された展覧会の図録。1950年代のパリ画壇において、新鮮で独特な作風の静物画を描き続け、わずか33歳の若さで急逝した洋画家、金山康喜の全貌を紹介するとともに、同時代のパリの日本人画家である藤田嗣治や佐野繁次郎たちの作品もあわせて収録。
私への帰還 横尾忠則美術館 1966-1997
1997年に開催された巡回展のカタログ。1966年から1997年までの横尾忠則の絵画の軌跡を辿る。アンリ・ルソーへのオマージュ作品やネオロマンバロック、赤の時代などの作品図版とともに解説を収録。
死にいたる美術 メメント・モリ | 町田市立国際版画美術館、栃木県立美術館
1994年町田市立国際版画美術館、栃木県立美術館で開催された、「死にいたる美術:メメント・モリ展」のカタログ。フェリシアン・ロップスやウィリアム・ブレイクらによる「病いや老いの果ての死」という永遠のテーマに真正面から取り組んだ中世末以降の西洋版画と、ハンス・ベルメールやヨーゼフ・ボイスらによる死を恐れ、隠蔽した20世紀美術をあわせて収録し、現代における死のありようを問い直す。
ルドンの黒 眼をとじると見えてくる異形の友人たち | Bunkamuraザ・ミュージアム
2007年にBunkamuraザ・ミュージアムで開催された展覧会の図録。幻想的な世界観で知られるフランスの画家、オディロン・ルドンによるリトグラフなどの版画作品や木炭素描を年代ごとに多数掲載。謎のベールに包まれた「ルドンの黒」の世界に迫る一冊。
野見山暁治展 | 東京国立近代美術館 ほか
2003年から2004年にかけて開催された巡回展のカタログ。戦後日本を代表する洋画家の1人、野見山暁治の1940年代から2000年代にかけて制作された作品を、時代とともに3つの章にカテゴライズして紹介。移り住んだパリのアトリエで描いた油彩画、自然を題材とした大胆な表現、同一の対象物を描いたデッサンなど、作品図版と併せて解説を収録。
Bruno Bruni: Farblithographien | ブルーノ・ブルーニ
イタリアの画家、ブルーノ・ブルーニの作品集。1976年から1985年にかけて制作された、独創的な世界観のリトグラフ作品をカラーで収録。 ドイツ語表記。
没後50年 坂本繁二郎展 | 毎日新聞社
2019年に開催された巡回展のカタログ。明治後期から昭和期にかけて活躍した洋画家、坂本繁二郎の70年に及ぶその作品と生涯を辿る。東京とパリを行き来し描いた、人物・風景画、能面や月を題材とした静物画などの作品と併せて解説を収録。
Genga | 鈴木ヒラク
平面・インスタレーション・壁画・映像・パフォーマンス・彫刻など様々な手法を使いドローイングの領域を拡張し続ける現代アーティスト鈴木ヒラクの作品集。GengaはGENGO(言語)とGINGA(銀河)のあいだという作家の造語からなる。6年をかけて描いた1000点のドローイングを収録。
アルフォンス・ミュシャ展 生誕150年記念 | 高崎市美術館
2010年から2011年にかけて開催された巡回展の際に刊行されたもの。アール・ヌーヴォーを代表するチェコの画家、アルフォンス・ミュシャの「パリ時代」「アメリカ時代」「チェコ時代」と大きく分けた3つの時代構成で紹介する。ミュシャの代名詞である舞台や広告のポスターなどのグラフィック作品をはじめ、スラヴ民族の歴史を描いた「スラヴ叙事詩」の下絵ほか、豊富な作品図版とともに解説を収録。
私たちの「東京の家」 | 尾形一郎、尾形優
写真家・建築家・現代美術家である、尾形一郎と尾形優による写真エッセイ集。世界中の建築やアートから、イメージをあつめて自宅である「東京の家」を構築する。メキシコのポップな教会堂、コールマンスコップの砂漠に取り残された家、そして「東京の家」などを収録。
仙厓礼讃 | 出光美術館
2018年に出光美術館で開催された展覧会の図録。ユーモア溢れる禅画で知られる禅僧、仙厓の代表的な作品から書画巻、友人や知人たちとの交流から生み出された傑作的作品「涅槃図」など、豊富な図版とともに仙厓の作品を振り返る一冊。
Anselm Kiefer Studios | アンゼルム・キーファー
戦後ドイツを代表する芸術家、アンゼルム・キーファーのスタジオを紹介する写真集。ドイツにある廃校した学校の屋根裏部屋や南仏の田舎町など、各地にあるキーファーのアトリエを写真図版を中心に多数掲載。キーファーのアトリエがいかに芸術的プロセスにおいて重要な役割を果たし、作品に影響を与えてきたのかについて検証する。
Ed Ruscha and Photography | エド・ルシェ
アメリカの現代アーティスト、エド・ルシェの作品集。ホイットニー美術館が近年収蔵したルシェの写真作品を通して、ルシェと写真との関わり、そして彼の写真がキャリアにどのように新たな光を当てているかを検証する。未発表の作品を含む、ルシェの過去の写真作品が多数掲載されており、ルシェ自身の作品を特徴づける多くのモチーフや要素、タイポグラフィ、標識、強いグラフィック要素が垣間見られる一冊。 英語表記。
Mario Giacomelli: Sotto la Pelle del Reale | マリオ・ジャコメッリ
世界でも著名な写真家の一人、マリオ・ジャコメッリの写真集。1955年から晩年の2000年までの作品を8つの章に分け収録。作業方法、印刷や編集の技術など写真とともに解説する。 イタリア語表記。
Henri Matisse: The Cut-Outs | アンリ・マティス画集 ペーパーバック版
画家、製図家、彫刻家、版画家など多彩な活動で知られる芸術家、アンリ・マティスの作品集。ペーパーバック版。1940年代初頭から1954年までに制作された切り絵作品に焦点を当てた1冊。作品図版とともに、スタジオでの制作過程を示す当時の写真も掲載し、その躍動感あふれる形と鮮やかな色彩を紹介。 英語表記。
Ralph Gibson: The Spirit of Burgundy | ラルフ・ギブソン
アメリカの写真家、ラルフ・ギブソンの写真集。フランス、ブルゴーニュ地方の1年間を写真に収めたもので、郷土料理、建築、風習、ワイン造り、風景、そしてブルゴーニュで暮らす人々の姿をカラー、モノクロ写真で収録。「ブルゴーニュの魂」というタイトル通り、フランスを愛し続けたギブソン独自の視点でエネルギッシュにみずみずしく切り取っている。 英語表記。
Siberia: In the Eyes of Russian Photo | Leah Bendavid-Val
およそ130年にわたり、50人以上のロシア人の写真家たちによって撮影されたシベリアの記録をまとめた写真集。荒涼とした自然から、ブティックや美術館が建つ都市風景、そしてそこで生きる様々な職種、ルーツを持つ人々の姿をカラー、モノクロ写真で収録。シベリアの広大さと多様さ、そして豊かで複雑なこの地域の姿を、時を超え、様々な視点から捉えた一冊。 英語表記。
Olaf Otto Becker: Reading the Landscape | オラフ・オット・ベッカー
ドイツの写真家、オラフ・オット・ベッカーが2009年から2014年の間に撮影したインドネシアとマレーシアのジャングルの自然を収めた作品集。人の手が何も加えられていない自然状態の熱帯雨林、森林伐採により殺伐とした不毛の大地、そして都市空間の中に人工的に作られた自然という3つの異なる自然を一冊に収録し、対比のような関係で構成されている。 英語、ドイツ語表記。
Whisper Not | 相見明遺作写真集
才能を惜しまれながらも、32歳という若さで他界した日本の写真家、相見明の遺作写真集。ファッション写真や風景、ミュージシャンのポートレートなど、多彩な写真作品を収録。
Pictures by David Hockney | デイヴィッド・ホックニー
20世紀を代表するイギリスの芸術家、デイヴィッド・ホックニーの作品集。1960年代から1970年代にかけての代表的な絵画やドローイング作品をカラー、モノクロ図版で多数収録。 英語表記。
Michael Kenna: Le Notre’s Gardens | マイケル・ケンナ
世界的な評価を受ける風景写真の第一人者、マイケル・ケンナの写真集。フランスの造園家、アンドレ・ル・ノートルが手がけた様々な庭園を記録したモノクロ写真作品60点を収録。
アンリ・カルティエ=ブレッソン展 写真から絵画への軌跡 | PPS通信社
1989年に開催された巡回展の際に刊行されたもの。アンリ・カルティエ=ブレッソンの写真作品、写真家としての活動の間に描いてきた絵画、素描作品をまとめた図版2冊セット。安部公房、ジム・ジャームッシュ、ソール・スタインバーグ、アーサー・ミラー、ロベール・ドアノーら、ブレッソンの世界中の友人たちが写真を選び、それぞれの写真について言葉を寄せる。
Bentu: Chinese Artists in a Time of Turbulence and Transformation
2016年にフォンダシオン ルイ・ヴィトンで開催された展覧会の際に刊行されたもの。12人の中国の現代アーティストに焦点をあて紹介。中国の経済、環境問題、都市と地方の関係性の変容など、多角的な視点から伝統や文化を取り入れ作品へと昇華する。曹菲(Cao Fei)、郝亮(Hao Liang)、胡香謙(Hu Xiangqian)、劉昌(Liu Chang)、劉詩源(Liu Shiyuan)、劉偉(Liu Wei)、劉暁東(Liu Xiaodong)、邱志杰(Qiu Zhijie)、濤輝(Tao Hui)、徐旭(Xu Qu)、徐震(Xu Zhen)、楊福東(Yang Fudong)が参加。 英語表記。
藤田嗣治画集 素晴らしき乳白色
1920年代のパリ派(エコール・ド・パリ)で活躍し、猫と女を描くことを得意とした画家、藤田嗣治の作品集。時系列に時代を追った作品を約160点収録。巻末には充実した作品解説や年譜、秘蔵写真他も掲載。
ベン・シャーン展 | 丸沼芸術の森
2015年に丸沼芸術の森で開催されたベン・シャーン展の図録。水彩画、ドローイング、リトグラフなど、幅広い作品を解説とともに収録。
R. B. Kitaj | ロナルド・ブルックス・キタイ
アメリカの画家、ロナルド・ブルックス・キタイの作品集。人物画を中心とした絵画やドローイングなど、172点の作品をカラー、モノクロで収録。年代順に作品が掲載されており、キタイの多彩な表現の変化を視覚的にも味わえる一冊。 英語表記。
にゃんとも猫だらけ | 平木浮世絵財団
2016年に開催された「あそぶ浮世絵 ねこづくし」展の図録。歌川国芳や月岡芳年など、数々の浮世絵師たちが描いた猫のいる作品の数々を紹介。古くより日本人の暮らしとともにあった猫たちの姿に、人と猫との関係、そして浮世絵の変遷を見て取れる。
ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞 | Bunkamura ザ・ミュージアム ほか
2016年に開催された巡回展の展示カタログ。浮世絵師・歌川国芳と歌川国貞の代表的な作品を、役者画、美人画、戯画などを現代の視点でカテゴライズして紹介。カラーの図版全170件、解説を収録。対照的な2人の浮世絵師が描く、幕末の娯楽、流行、芸能が詰まった一冊。
夢の博物館 | 澁澤龍彦
美術誌「みづゑ」の澁澤龍彦追悼特集に掲載された記事と、単行本未収録の美術評論「イマジナリア」「世紀末画廊」を加えて出版された函入り大型本。書斎に並ぶ本の数々やオブジェなども掲載。
ムン・キョンウォン&チョン・ジュンホ どこにもない場所のこと | 金沢21世紀美術館
2022年に金沢21世紀美術館で開催された展覧会の図録。現代韓国を代表するアーティストデュオ、ムン・キョンウォン&チョン・ジュンホの国内初となる大規模個展の作品を紹介。映像を中心としたインスタレーション作品を解説する。
ミロ、夢の迷宮展 豊饒なるマリョルカ時代 | メルシャン軽井沢美術館
1995年に開催された「ミロ、夢の迷宮展 豊饒なるマリョルカ時代」の図録。天性の創造力と色彩感覚から生み出された作品の数々を、絵画、素描、彫刻、タピスリーなどのカテゴリーごとに紹介。