季刊WAVE 1号 音とくらす
西武セゾングループの六本木WAVE開店と同時に創刊された季刊WAVE第一号。「音とくらす」という主軸の特集で、アートディレクションと編集を戸田ツトムが担当している。発売元はペヨトル工房ではなくリブロポート。
季刊WAVE 2号 光を食す
リブロポートからの発行としては最後の季刊WAVE第2号。今号は「光を食す」特集。ビジュアルイメージをふんだんに用いて、荒俣宏、伊藤俊治、森山大道ら19人の執筆者が「光」を語り尽くさんとする。アートディレクション・編集は戸田ツトム。
ABC BooK of ... | 河村要助
1993年にギンザ・グラフィック・ギャラリーで開催された展示の際に刊行されたもの。グラフィックデザイナー、イラストレーターである河村要助の作品集。アルファベットにまつわるユニークなイラストがAからZの順に描かれる。1000部限定。
ULTRA SUPER DeLUXE | 湯村輝彦
1993年にギンザ・グラフィック・ギャラリーで開催された展示の際に刊行されたもの。イラストレーター、湯村輝彦(Terry Johnson)の作品集。独特なタッチと世界観で描かれた、『18歳以上対象』と記された大人向けに描かれた作品の数々を収録。粗いようで、よく見ると美しい「チープなヘタうま印刷」でと湯村輝彦のリクエストにより刷られたもの。1000部限定。
資生堂宣伝史 II 現代 | 資生堂編集室
資生堂の宣伝の歴史をまとめた資料集『現代』編。資生堂初となるキャンペーン制作の1961年から1979年までの作品を紹介。ポスター、パッケージデザイン、CMなどの図版、寄稿集、座談会ほか、解説を収録。
資生堂宣伝史 III 花椿抄 | 資生堂編集室
資生堂の宣伝の歴史をまとめた資料集『花椿抄』編。資生堂の企業文化誌として、大正時代に創刊された「資生堂月報」から今に続く「花椿」の500冊あまりから選出された寄稿、記事、絵、写真などを掲載。
資生堂百年史
日本の化粧品業界を牽引し続ける資生堂の創業100周年を記念して刊行。これまでの歴史と時代の変遷を照らし合わせながら、資生堂の歩みを辿る。商品パッケージや広告をはじめとした資料をカラーとモノクロで掲載。
Soviet Commercial Design of the Twenties ペーパーバック版
1920年代の旧ソ連において勃興した芸術運動、ロシア・アヴァンギャルドの広告デザイン集、ペーパーバック版。エル・リシツキー、アレクサンドル・ロトチェンコ等の黄金期に活躍したデザイナーの手がけた作品ほか、300点以上の作品図版を掲載。英語表記。
センダックの世界 | モーリス・センダック、セルマ・G・レインズ
アメリカのイラストレーター、モーリス・センダックの作品集。代表作「かいじゅうたちのいるところ」をはじめ、「夜のだいどころへ」「とおいところにいきたいな」などの人気作品を世に送り出したセンダックの歴史とその仕事を、豊富なイラストや写真で網羅した一冊。
Photo Technic 別冊 操上和美 人と作品 | 玄光社
別冊『Photo Technic』操上和美特集号。コム・デ・ギャルソンや伊勢丹、流行通信のための広告写真や、著名人らのポートレイトをはじめとする作品を掲載。さらに操上和美自身のインタビューや、浅井慎平、湯村輝彦といった周辺の人々によるテキストなどもあわせて収録。
Pentagram: Puzzlegrams | ペンタグラム
イギリスを代表するデザイン会社、ペンタグラムによるデザイン資料集。「パズル」をテーマとした178点のデザインを紹介。マッチを並び替える問題、ケーキを均等に分割する方法など、古典的なパズルとそのデザイン、テキストを収録。英語表記。
アイデア No.377 グラフィックデザインのめ | 誠文堂新光社
アイデアNo.377、2017年4月号。巻頭特集は「グラフィックデザインの〈め〉新世代デザイナー21人の姿勢」。80年代後半生まれの国内グラフィックデザイナーたちにスポットを当て、その仕事と考えを紹介。SNS、東関東大震災、五輪エンブレム問題など国内外の諸問題を議題にまじえながら、若きデザイナーたちの思考や行動を追う。
アイデア No.290 アイデア vs 仲條正義 | 誠文堂新光社
アイデアNo.299/2003年7月号。特集「アイデアvs仲條正義」では、氏が手がけたグラフィックデザインの数々を、矢萩喜従郎が60頁にわたり解説。とじ込みポスターやポストカード等の付録付。ほか、都築響一による連載「デザイン豚よ木に登れ」などを収録。
アイデア No.289 The Studio Tokyo Japan 奥村靫正のすべて | 誠文堂新光社
アイデアNo.289、2001年11月号。「The Studio Tokyo Japan 奥村靫正のすべて」特集。YMOのアートディレクションを総合的に手がける奥村のデザインワークをカラーで掲載しているほか、M/Mによるビョークプロジェクトの誌上リミックスも収録。綴込み付録は大竹伸朗。
松永真のデザイン展 | セゾン美術館
日本を代表するデザイナー、松永真が1997年にセゾン美術館で開催した展示の図録。装丁、パッケージ、ポスターなどの作品ををカラーで多数掲載。non-noやMOREのロゴデザインも松永によるもの。
時間旅行 | 和田誠
イラストレーター、グラフィックデザイナー、エッセイストなど多彩な顔を持つ和田誠の、1997年に開催された展示の図録。幼少期から描きためてきた作品を、スケッチ・装丁・漫画・似顔絵・版画・立体作品・ポスターなど形態ごとにカラーで掲載。展示中の貴重なトークショーの書き起こしも併せて収録。
永井一正のポスター | アート・テクニック・ナウ 17
グラフィックデザイナー・永井一正が自らポスターデザインの技法を解説。豊富なカラー図版、作例、そして新人へのアドバイスも収録。装丁は粟津潔。
Clear in the Fog 中島英樹作品集 | ロッキング・オン
グラフィックデザイナー、中島英樹の作品集。2006年にギンザ・グラフィック・ギャラリーで開催された展示作品に、未公開の作品を追加したもの。限定3000部発行。
仲條正義の仕事と周辺 | 六耀社
アートディレクター、グラフィックデザイナーの仲条正義の仕事をまとめた一冊。資生堂をはじめとする代表的な仕事はもちろん、仲條が手がけてきた数々の広告やポスターなどを豊富な図版資料で多数掲載。葛西薫、タナカノリユキ、後藤繁雄との対談も収録。
松永真のデザインワーク展 | 株式会社第一紙行
1989年に開催された展示の図録。グラフィックデザイナー・松永真の仕事から、代表的なポスター、パッケージデザイン、ロゴデザインなどを厳選して収録。亀倉雄策、田中一光、ルウ・ドーフスマン、ソール・バスらがテキストを寄せている。
Beautiful Losers: Contemporary Art and Street Culture
映画「ビューティフル・ルーザーズ」のヴィジュアルブック。1990年代のアメリカで、スケートボード、サーフィン、パンク、ヒップホップ、グラフィティなどのストリートカルチャーの真っ只中で“遊んでいた”若者たちを追うドキュメンタリー。マーク・ゴンザレス、マイク・ミルズ、バリー・マッギー、ハーモニー・コリン、シェパード・フェイリーらが出演し、その鮮烈なムーブメントの軌跡と、生み出された作品の魅力に迫る。英語表記。
KAWS | Monica Ramirez-Montagut
アメリカの現代アーティスト、KAWS(カウズ)の作品集。活動初期はグラフィティアーティストとして知られ、NYのビルボードやバス停、電話ボックスの広告にペイントを施したストリートアートで注目を集め、今もなお絶大な人気を誇るカウズによるこれまでの作品を網羅した一冊。英語表記。
Charles Ross: The Substance of Light | チャールズ・ロス
アメリカの現代アーティスト、チャールズ・ロスの作品集。ニューメキシコの砂漠につくられた彫刻作品「スター・アクシス」から、木のパネルを太陽光で焼き付けたソーラー・バーンズ・シリーズなど、ロスは自然光、時間、宇宙を自らの作品に反映させた作品群で知られている。本書は40年以上にわたるロスの作品を網羅したもので、初期の作品から代表作にいたるまで、シリーズごとに豊富な図版と解説とともに掲載。英語表記。
Walter Niedermayr: Recollection | ウォルター・ニーダーマイヤー写真集
イタリアの写真家、ウォルター・ニーダーマイヤーがイランを撮影した写真集。露出オーバーのような白い光、2枚組の写真をパノラマのように見立てる作風など、イランの風景をニーダーマイヤーの特徴的な視点で捉えた写真作品集。
エレン フレンチ・フォトグラフィ? | エレン・フライス
ファッション、カルチャー、アート…あらゆる角度からメデイアを切り開いた、新しいファッション誌として今もなお語り継がれる「Purple」誌。本書はその編集者で発行人であるエレン・フライスが編集を務めた写真集で、マーク・ボスウィック、アンダース・エドストローム、カミーユ・ヴィヴィエ、クリストフ・ブルンケル、レティシア・ベナら「Purple」誌とゆかりのあるアーティストたちが参加している。英語表記。
Coincidences | Sarah Moon サラ・ムーン
ロンドンやパリでのモデル業のかたわら写真を撮り始め、1970年より写真家へとキャリアを転向したフランス出身の写真家、サラ・ムーンの作品集。1980年代から2000年代にかけて撮影された作品をまとめたもの。ランドスケープ、ポートレート、ファッションなど、様々なテーマで捉えられた作品図版とテキストを収録。現実と幻想の中を行き来する揺れ動く心情、その世界が映し出される。英語表記。
Mario Giacomelli | マリオ・ジャコメッリ
イタリアの写真家、マリオ・ジャコメッリの作品集。黒と白の強烈なコントラストで世界の人々を魅了したジャコメッリの写真作品684点を収録。ジャコメッリの祖国とその人々に対する深い理解、そして形と効果を操る卓越した技術が表現されている。
William Eggleston’s Guide | ウイリアム・エグルストン
アメリカの現代写真家、ウィリアム・エグルストンの1976年にMoMAで開催された展覧会に併せて出版された作品集。日常をやさしく切り取る、エグルストンのあたたかな視点を感じられる1冊。復刻版。
Uncommon Places: The Complete Works | Stephen Shore スティーブン・ショア
ウィリアム・エグルストン、ジョエル・マイロウィッツとならび「ニュー・カラー」を代表する写真家、スティーブン・ショアの初期作品集。北米を旅して撮り下ろした風景、ポートレート、建造物などを収録。
Christopher Wool | クリストファー・ウール
アメリカのアーティスト、クリストファー・ウールの作品集。2013年から2014年にかけてソロモン・R・グッゲンハイム美術館で開催された展覧会に際して刊行されたもので、ウールの30年にわたるこれまでのキャリアを最も包括的に検証し、メディアとしての絵画の複雑さ、絵画とはどのように構想され、実現され、体験されうるのかという問いを投げかける一冊。英語表記。
The Bad Years 1969-70 | Neil Jenney
アメリカの画家、ニール・ジェニーの作品集。2001年にニューヨークのGagosian Galleryで開催された個展に際して刊行されたもの。1978年にキュレーターのマーシャ・タッカーがニュー・ミュージアムで開催した展覧会で用いた絵画傾向「バッド・ペインティング」。その中心人物のひとりであるジェニーによる1969年から1970年にかけて制作されたおよそ25点の作品を掲載。英語表記。
Beat Culture and the New America 1950-1965 | Lisa Phillips
ジャック・ケルアックやアレン・ギンズバーグ、ウィリアム・バロウズなど多くの作家や芸術家が傾倒していたビートニク。当時のビートジェネレーションたちの記録写真やペインティングやドローイング、コラージュ、立体造形などの作品をカラーとモノクロで多数掲載。
Horizons | Sze Tsung Leong
メキシコ出身のイギリス系アメリカ人アーティスト、シー・ツォン・レオンの作品集。10年以上にわたり撮影を続けてきた「Horizons」シリーズの写真をまとめたもので、世界中の風景を広角レンズで撮影した写真を組み合わせ、水平線で繋ぎ合わせることで距離や境界線を超えた地球の繋がりを観る者に感じさせる一冊。英語表記。
Painting at the Edge of the World | Walker Art Center
2001年にアメリカのウォーカー・アート・センターで開催された展覧会に際して刊行されたカタログ。1960年代に始まった絵画の再定義と「ハイブリッド化」の可能性、そして現代における新たな芸術の展望を検証するもので、ブラジル、ドイツ、南アフリカ、日本、ベルギー、イラン、アメリカなど、国際色豊かで世代を超えたアーティストたちの作品とともに批評家たちによるテキストを掲載。マルレーネ・デュマス、アンドレアス・グルスキー、マイク・ケリー、村上隆、ルドルフ・シュティンゲル、杉戸洋らの作品を収録。英語表記。
ブラックパンサー エモリー・ダグラスの革命アート集 | サム・デュラン
1960年代から1970年代にかけ、アメリカで差別撤廃を目指して黒人解放闘争を展開した急進的な政治組織、ブラック・パンサー党。本書はブラック・パンサー党のひとりで、革命芸術家のエモリー・ダグラスによる作品集であり、ポスターや機関紙「ブラック・パンサー」の数々の紙面を飾った、反抗のシンボルとなった力強くダイナミックなイラストをおよそ150点カラーで掲載。
Andy Warhol’s Time Capsule 21 | アンディ・ウォーホル
2003年から2004年にかけて開催された展覧会の図録。貴重なものからありふれた土産物まで、アンディ・ウォーホルは自分が興味があり価値があると思ったものは茶色い段ボール箱、いわゆるタイムカプセルに集め保管していた。612個もの膨大な段ボール箱にも及ぶ遺品の数々の中から、本書ではタイムカプセルNo.21に収められていた大量の手紙、レコード・アルバム、雑誌や新聞の見出し、贈り物、作品の資料、仕事の記録、収集品などを掲載。ドイツ語表記。
Beauty’s Nothing | Nadav Kander ナダフ・ガンダー
ロンドンを拠点に活動する写真家ナダフ・ガンダーの作品集。あらゆる人種、年代の人々のポートレート、ヌード、廃墟やハイウェイなどの風景写真とともに、7人の現代作家、詩人たちによるテキストが収められている。英語表記。
Learn to See: A Sourcebook of Photography Projects by Teachers and Students
アメリカの写真家でマグナム・フォトの一員であるスーザン・マイゼラスによるマニュアルブック。本書はマイゼラスがブロンクスで公立学校の教師をしていたときに考案されたもので、他の教育者やアーティスト、研究者らとともに、写真を通して実験したり学習するためのツールとして作られた。101の遊び心あふれるエクササイズが掲載されており、当時の日常生活を反映した演出を通して写真の基本をレクチャーする。
Fotografien aus Rom | Hans-Christian Schink
ドイツ出身の写真家、ハンス=クリスティアン・シンクによる作品集。ローマの首都に水を供給していた南東部各地に残る水道橋のその断片を撮影したシリーズ『Aqua Claudia』と、ローマ南部にある開催されるはずだったローマ万国博覧会のために建設された地区『EUR』を撮影したシリーズをカラー・モノクロによる作品図版、解説とともに収録。英語表記。
Richard Prince: Jokes and Cartoons | リチャード・プリンス
アメリカのアーティスト、リチャード・プリンスの作品集。プリンスによる「ジョーク・ペインティング」の創作過程のために集めた素材を掲載したもので、よく知られている作品だけでなく、彼の個人的なコレクションから未発表の原稿、メモ、オリジナルの漫画やジョークそのものまで収録。英語表記。
Boring Postcards USA | Martin Parr
イギリス出身のフォトグラファー、マーティン・パーのポストカードコレクション。英国の退屈なポストカードを披露した前作『Boring Postcards』に続く、本作はアメリカ編。皮肉とユーモアを折り混ぜつつ、アメリカ社会の文化的・建築的価値観に対する哀愁を帯びた洞察をも伝えている。英語表記。
George Balanchine’s the Nutcracker | ジョエル・マイヤーウィッツ 写真集
ジョージ・バランシンが振り付けをつとめたニューヨーク・シティ・バレエ団の「くるみ割り人形」を、ジョエル・マイヤーウィッツが撮影した写真集。豪華絢爛かつ細部にわたり繊細な演出がほどこされた舞台を美しい写真で味わうことができる一冊。CD欠品。
原安三郎コレクション 広重ビビッド | サントリー美術館 ほか
2016年にサントリー美術館ほか全国各地で開催された展覧会の図録。日本の実業家、原安三郎が蒐集した浮世絵コレクションの中から、歌川広重の代表作である「名所江戸百景」と「六十余州名所図会」を中心に、貴重な「初摺(しょずり)」の作品を集めたもので、広重の創意が反映されたビビッドで色彩鮮やかな作品群を豊富に掲載。葛飾北斎や歌川国芳の名所絵などもあわせて収録。
Cosmo-Eggs 宇宙の卵 | 第58回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展
2019年に開催された第58回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展の日本館展示「Cosmo-Eggs 宇宙の卵」開催に合わせて刊行された資料集。展示の様子やそこにいたる調査の過程を、写真や地図、調査資料などでまとめて一冊にファイリングしたもの。装丁は田中義久によるもの。