アイデア No.332 グラフィックデザインの変革
グラフィックデザイン誌『アイデア』No.332(2009年1月号)は、「グラフィックデザインの変革」をテーマにした特集号。マイク・マイヤーやウィル・ホルダーといったデザイナー、さらにデザインスタジオの実践を取り上げ、作品を多数収録している。個人の試みからチームによる取り組みまでを通じて、デザインの方法論や表現の変化を多角的に探り、現代のグラフィックデザインが直面する課題と可能性を示している。
土屋耕一全仕事 広告批評の別冊 4
『広告批評』別冊。軽妙洒脱な言葉と鋭い感性でユニークな広告を数多く手がけたコピーライター、土屋耕一の代表作を紹介。伊勢丹、東レ、資生堂など、時代を彩った企業広告の数々を掲載し、その発想や表現の豊かさを辿る。広告作品だけでなく、制作背景や時代性を感じさせる資料も収録。巻末には糸井重里との対談を収め、広告表現や言葉の力について語り合う貴重な記録となっている。
Soviet Commercial Design of the Twenties ペーパーバック版
1920年代の旧ソ連で展開されたロシア・アヴァンギャルドの広告デザインを集成した資料集。エル・リシツキー、アレクサンドル・ロトチェンコら黄金期を代表するデザイナーの仕事を中心に、ポスターや印刷物など300点以上の図版を収録。構成主義的な造形と言語実験が、商業デザインへと接続していく過程を伝えている。
A to Z of Mod | Paolo Hewitt、Mark Baxter
モッズ・スタイルを視覚的に紹介するヴィジュアルブック。ロンドンのクラブ文化やランブレッタ、音楽やファッションまで、モッズを形づくる要素をアルファベット順にまとめている。オーティス・レディングやマリー・クワント、「レディ・ステディ・ゴー!」などの項目を通して、その背景や歴史もコンパクトに紹介。スタイルとしてだけでなく、生き方や感覚として受け継がれてきたモッズ文化の広がりが伝わってくる1冊。
木霊の再生 | 竹沢美千子
北海道八雲町の木彫り熊作家・柴崎重行の作品世界に魅せられた竹沢美千子による、木彫り熊との出会いや歴史、その魅力について綴った著書。2002年に刊行され、長らく絶版だった著作に大幅加筆・修正を加えた改訂版。著者自身の体験を起点に、八雲の風土や木彫り熊の歴史、柴崎熊の造形に宿る精神性を丁寧に紐解いていく。単なる作品解説にとどまらず、土地に根ざした信仰や自然観、作り手と素材との関係性にまで踏み込み、木彫り熊という存在を文化的・思想的に捉え直している。装画、挿絵は坂巻弓華。
On the Beach 1 | ヨーガン レール
1971年の来日以来、日本を拠点に活動したドイツ出身のデザイナー、ヨーガン・レールによる作品集。浜辺に漂着したごみを拾い集め、ランプシェードとして再生するプロジェクトの制作過程と完成作品約90点を写真とテキストで収録。自然素材や手仕事にこだわり、環境と共生するものづくりを追求してきたレールの最後のプロジェクトを、現場の風景や素材の質感まで含めて丁寧に記録。クリエイティブディレクター・小池一子による寄稿も収められ、作品と理念の背景を多角的に理解できる一冊。
ニライカナイ | 藤井保
数々の広告を手がける写真家、藤井保の作品集。利尻・礼文、父島・母島、壱岐・対馬、波照間・与那国の島国を撮影。海や島全体が雪に覆われた世界や、ガジュマルなどの木々、水面に浮かぶ鳥居、幻想的な別のもうひとつの異境を映し出す。
Augenblicke | Irving Penn
アメリカの写真家アーヴィング・ペンによる作品集。ファースト作品集『Moments Preserved』のドイツ語版として刊行され、『Vogue』誌に掲載された作品を中心に構成されている。フランス、スペイン、イタリア、モロッコ、イギリス、ペルー、ニューヨークなど各地で撮影されたポートレイト、ファッション、静物、ドキュメンタリー写真を収録。ピカソの肖像や、モロッコやクスコでの民族的なポートレイト、職人たちを捉えた「The Small Trades」など、ペンの多彩な視線が8章にわたって展開される。
Issey Miyake 三宅一生
2016年にTASCHENから刊行された『ISSEY MIYAKE 三宅一生』を増補改訂した新版。1960年から2022年までの62年間にわたる三宅一生の活動を網羅し、衣服デザインをはじめ、プロジェクト、展覧会、コレクションなどを豊富な資料とともに時系列で紹介している。革新的な素材や造形を用いた実験的な衣服群と、その背景にある思想を包括的に伝える内容となっており、クリエイティブディレクター小池一子によるエッセイも収録。
Venus & Mercury | Viviane Sassen
オランダの写真家ヴィヴィアン・サッセンによる作品集。2019年にヴェルサイユ宮殿グラン・トリアノンで開催された展覧会にあわせて制作されたもの。閉館後の宮殿や庭園を舞台に、マリー・アントワネットの書簡や彫刻の断片、女性のポートレートなどを撮影し、歴史と現在が交錯するイメージを紡いでいる。鮮やかな色彩とコラージュ的手法によって、記憶や身体、性のイメージを揺さぶる構成。装丁はイルマ・ボームが担当。
黒田アキ AKI KURODA COSMOGARDEN LINES & TANGLES
パリを拠点に活動する芸術家、黒田アキの約45年にわたる創作世界を網羅した大型作品集。黒田が構築してきた独自の世界観「コスモガーデン(COSMOGARDEN)」を軸に、線と絡み合う象徴的な造形表現を多数収録。本江邦夫、よしもとばなな、マルグリット・デュラス、宮島達男らによる寄稿や対談を通じて、作品世界を多角的に読み解き、黒田芸術の本質に迫る。創造の軌跡と思想を一冊に結実させた一大ヴィジュアル・ドキュメント。
横尾忠則全絵画
日本を代表する画家・グラフィックデザイナー、横尾忠則の全絵画集。1960年代の初期作品から、1981年の〈画家宣言〉を経て1996年に至るまでの345点を、大判図版と解説を添えて収録している。ピンクガール、ポスターシリーズ、コラージュ作品など、多彩な芸術表現を通して横尾忠則の全絵画を体系的に提示している。
Affonso Eduardo Reidy: Brazilian Architects
20世紀ブラジルを代表する建築家・都市計画家、アフォンソ・エドゥアルド・レイディの仕事を紹介する作品集。1930年から1964年にかけて手がけられた公共施設、都市計画、集合住宅を中心に、図版と解説を通してその全体像をたどっている。社会住宅や都市計画に関する長年の調査研究をもとに、国家や公共部門が推進した建築の中で、レイディが示した社会的視点と未来志向のデザインを検証。
Affinities: A Journey Through Images from The Public Domain Review
非営利プロジェクト「The Public Domain Review」の10周年を記念して刊行されたビジュアルブック。500点を超える歴史的な版画、絵画、イラスト、写真、スケッチなどを横断的に収録し、時代や分野を越えて連なっていく視覚表現の“親和性(Affinities)”を浮かび上がらせる。アートブックであり、資料集であり、万華鏡のような視覚詩でもある一冊。ページをめくるごとに新たな発見を促し、視覚文化への想像力と探究心を静かに刺激する内容となっている。
雪国の民俗 | 柳田国男、三木茂
日本民俗学の父・柳田國男と、記録映画のプロデューサーで撮影監督・三木茂が共同でまとめた、雪深い地域の暮らしと文化を描いた民俗誌。1940年から1941年までの約一年にわたる調査と記録を基に、「土に生きる人々」「農村歳時記」「衣食住と民具」「信仰・まじない・その他」の章立てで構成されている。雪に閉ざされる北国の農村における日常生活や季節の労働、年中行事、民間信仰や風習を、豊富な写真・図版とともに克明に記録している。柳田による民俗学的考察と、三木が捉えた農民の肖像や日常の風景は、記録性と同時に作家的な味わいを備え、本書を貴重な民俗資料として際立たせている。
Fred W. McDarrah: New York Scenes
アメリカの写真家フレッド・W・マクダーラによる作品集。約50年にわたり新聞『ヴィレッジ・ヴォイス』の専属写真家として活動し、ニューヨークのダウンタウン文化を内側から記録してきた仕事をまとめている。バーやカフェ、ギャラリー、アパートやロフトに集った作家や芸術家、ミュージシャンたちの姿を捉え、ジャック・ケルアックの朗読、ボブ・ディランの佇まい、アンディ・ウォーホルのファクトリー、ストーンウォール暴動といった歴史的瞬間も収める。
Brooklyn+Klein | William Klein
20世紀を代表する写真家ウィリアム・クラインが、ブルックリンの街を初めてデジタルカメラで撮影した作品集。ソニーの依頼によるプロジェクトのもと、店先のきらめく色彩や夜のスーパーマーケット、警察署の内部、コニーアイランドの浜辺まで、街をかたちづくる瞬間を途切れない勢いで捉えている。クラインならではの“ノールール、ノーリミット”という姿勢はデジタル技術と結びつき、都市に潜む雑多さと活力をより直接的に示す視覚体験へと昇華。ブルックリンの多層的な魅力を、自由奔放なまなざしで鮮やかに描き出している。
Walker Evans: American Photographs(Books on Books)
入手困難な名作写真集をページ単位で再検証する〈Books on Books〉シリーズの一冊。アメリカの写真家ウォーカー・エヴァンスの代表作『American Photographs』を、全ページ収録で紹介。1930年代アメリカの貧困や社会の現実を静謐な視線で捉えた87点の写真に加え、リンカーン・カースティンによる名エッセイ、研究者ジョン・T・ヒルの論考も収録。
NYC Makers: The 2014 MAD Biennial
2014年にニューヨークのミュージアム・オブ・アーツ・アンド・デザインで開催された展覧会に際して刊行されたカタログ。「ニューヨーク・メイカーズ MADビエンナーレ」は舞台装置デザイナーや楽器の職人、メディアアートにいたるまで、様々な分野のクリエイティブに焦点を当てた展示であり、卓越した職人技を持ちながらも普段美術館で作品を展示しないような舞台裏で活躍するおよそ100人のアーティスト、職人、デザイナーの作品群を紹介している。
Future Proof? On Going Research 2015-2020 | Samy Rio
フランスのデザイナー、サミー・リオによる2015年から2020年までの研究をまとめた一冊。自然素材の可能性やその現代的な使われ方を問い直し、より持続可能なデザインの実践を探るプロセスに焦点を当てている。アトリエ・ルマとの協働や各地でのレジデンスを通して生まれた、接合部や構造、システム、オブジェやマイクロオブジェなどの試作を多数収録。素材や技術を一つひとつ分析しながら、日常の新しい道具や使い方のあり方を考察している。
Lance Wyman: Process. A proposal for the 1976 USA Bicentennial Identity
アメリカのグラフィックデザイナー、ランス・ワイマンによる作品集。1976年のアメリカ独立200周年記念事業に向けて制作された、ロゴおよびグラフィック・アイデンティティのデザインプロセスを記録している。当時ワイマンが一点物として制作した革装の「スケッチブック」をほぼ原寸で再現したもので、アイデアの発想から検討、洗練に至るまでの思考の軌跡を丁寧にたどることができる。
Elnias Forest エリナスの森 | 津⽥直
写真家津田直による作品集。バルト海東岸の国リトアニアを舞台に、4年にわたり撮影を続けたシリーズを収録している。森に根付く伝承や儀式、自然と共生する暮らしに焦点を当て、人と自然の関係を静かに見つめている。大地や樹木、祈りの場といったモチーフを通して、土地に息づく文化や信仰が浮かび上がり、写真を通じて自然と人間の精神的つながりを探る。
Eileen Gray | Francois Baudot
モダン・デザインの先駆者のひとり、アイリーン・グレイの仕事と生涯を紹介する回顧録。約70年にわたりパリを拠点に活動し、漆の屏風や家具、照明、カーペットなど、快適さと造形美、強い個性を備えたデザインでアール・デコ期に高い評価を得た。のちに独学で建築を学び、南仏に革新的な住宅を設計。ル・コルビュジエら同時代の建築家からも注目されたが、その真価が広く認識されたのは1976年の没後であった。現代の感性と深く響き合うグレイの思想と表現をあらためて描き出している。
Latin American Houses | Mercedes Daguerre
ラテンアメリカにおけるモダニズム建築の展開を紹介する建築資料集。メキシコ、チリ、ブラジル、ペルー、ウルグアイ、アルゼンチンに建てられた19の住宅をケーススタディとして取り上げ、それぞれの設計思想や背景を解説している。プリツカー賞受賞建築家パウロ・メンデス・ダ・ロシャをはじめ、地域を代表する建築家たちの作品を豊富な図版とともに収録。
ジャパニーズ・アーキテクチュラル・モデルズ 2015 | ホンマタカシ
写真家ホンマタカシによる作品集。丹下健三以降の日本建築を象徴する建築模型約40点を撮り下ろして収録している。2014年から2015年にかけて金沢21世紀美術館の開館10周年を記念して開催された展覧会「ジャパン・アーキテクツ 1945-2010」で展示された模型を中心に構成。建築家の構想が凝縮された模型を写真として捉え直し、戦後日本建築の軌跡を新たな視点から切り取っている。
アサヒカメラ増刊 ハイ!マリー
『アサヒカメラ』増刊として刊行された、篠山紀信による写真集。モデルはマリー・ヘルヴィンとその兄弟姉妹。ハワイ(モロカイ島)で過ごす一週間を、カラーとモノクロで撮影している。リラックスした日常の気配と、自然体の美しさをとらえた一冊。
アサヒカメラ増刊 北井一夫「村へ」
『アサヒカメラ』の増刊号として発行された、北井一夫の写真集。『アサヒカメラ』で連載され、第一回木村伊兵衛写真賞を受賞した北井一夫の代表作シリーズ「村へ」を増刊号として再度特集掲載したもの。「稲刈りのころ」「湯治場」「雪の中で」「田舎道」「お盆」など、日本の農村を歩きながら、そこに暮らす人々の生活や営み、農村の静謐な息づかいを丁寧に映し出している。
アサヒカメラ増刊 Hiroshima ヒロシマ 土田ヒロミ
『アサヒカメラ』増刊として刊行された、土田ヒロミの写真集。被爆の痕跡が日常の風景に埋もれていく様子を記録した「ヒロシマ・モニュメント」、作文集『原爆の子』の作者を追った「ヒロシマ 1945–1979」、被爆資料を写した「ヒロシマ・コレクション」の三章で構成。1970年代半ばから広島と向き合ってきた土田が、抑制された視線で記憶と現在をつなぎ、「ヒロシマ」という問いを静かに投げかけている。
日本の民家 信州・甲州
日本各地の民家をテーマにしたシリーズ写真集の「信州・甲州」編。ぶどう畑と甲州農家、宿、茅葺の民家、水田に映る白壁など、民家の外観や内部、集落の風景をモノクロ写真で収録。各写真には説明が付され、信州・甲州地方略図や地方街道図、建築史家・伊藤ていじによる解説も掲載。
Xavier Veilhan
フランスの現代美術家、グザヴィエ・ヴェイヤンのモノグラフ。過去10年にわたる代表的な立体作品を中心に、彫刻、インスタレーション、建築的プロジェクトまでを包括的に収録。歪められたバギーやキュビスム的なサメの彫刻など、日常的なモチーフを異化する造形は、古典彫刻から未来派、オプ・アートに至る幅広い参照を背景に生み出されてきた。本書はヴェルサイユ宮殿でのプロジェクトに際して刊行されたもので、親しみやすさと距離感を併せ持つヴェイヤンの表現を、「21世紀のポップ・アーティスト」として位置づける一冊となっている。
Bottega Veneta | Tomas Maier
イタリアを代表するラグジュアリーブランド、Bottega Veneta(ボッテガ・ヴェネタ)のモノグラフ。2001年にトーマス・マイヤーがクリエイティブディレクターに就任したことで、世界で最も人気のあるラグジュアリーブランドの一つにまで再生を果たしたボッテガ・ヴェネタ。本書はバッグ、スーツケース、レザーアクセサリーだけでなく、ウィメンズ、メンズのプレタポルテ、ジュエリー、家具、食器、そしてフレグランスにまで展開する同ブランドの魅力と物語を余すことなく伝える一冊。
THE BURNING HEAVEN 井上嗣也作品集
アートディレクター井上嗣也の活動を紹介する作品集。2019年にギンザ・グラフィック・ギャラリーで開催された展覧会にあわせて刊行されたもの。サントリーやパルコ、コム・デ・ギャルソンなどの広告デザインで知られる井上が、太陽や月、水や植物といった自然の要素を題材に、光と残像の重なりから生み出したモノクロームの架空の宇宙を構築。約100点に及ぶシリーズ作品を収録し、広告表現とアートワークを横断する井上嗣也の創作の一側面を映し出している。
Fabric Pictures 糸の季節 森麗子作品集
日本におけるファブリック・ピクチャーの第一人者、森麗子による作品集。旅先で出会った風景や植物など、多様なモチーフを布と糸で描き出し、絵画のように仕立てた刺繍作品を収録。やわらかく温もりのある質感と、繊細な色彩が魅力となっている。それぞれの作品には、作者自身による詩が添えられ、刺繍とことばが響き合いながら世界を紡いでいく。
Fabric Pictures 糸の絵 森麗子作品集
日本におけるファブリック・ピクチャーの第一人者、森麗子による作品集。動植物や街の風景、静物など、さまざまなモチーフを布と糸で描き出し、一枚の絵画として表現する。温かみのある美しい刺繍作品を多数収録し、それぞれの作品には森自身の詩が添えられている。
光のダンディズム | 中山岩太
戦前日本の新興写真を代表する写真家・中山岩太の作品集。フォトグラムやフォトモンタージュなど先鋭的な技法を用いた、モダンで妖しい光の表現を収録している。煙のように揺らぐ陰影と洗練された構図が、当時の前衛的な写真表現の到達点を伝えている。装丁は仲條正義が担当。
東京大学コレクションXIX SystemaNaturae 標本は語る
2004〜2005年に開催された「東京大学コレクションXIX Systema Naturae 標本は語る」展の図録。東京大学総合研究博物館が所蔵する、日本最大規模の標本コレクションを鉱物界、動物界、植物界に分類して紹介。生物学の父カール・リンネが提唱した自然の体系を手がかりに、収蔵品の歴史的価値や科学的意義を紐解き、標本が語る多様な生命の姿を可視化している。
プランタン=モレトゥス博物館展 印刷革命がはじまった グーテンベルグからプランタンへ | 印刷博物館
2008年に印刷博物館で開催された展示の図録。ベルギー・アントワープにあるプランタン=モレトゥス博物館が所蔵する、15世紀以降の貴重な書籍や版画を紹介している。グーテンベルク以後に発展したヨーロッパ近代印刷の歩みを軸に、16世紀フランドル地方の出版文化の隆盛をたどる内容で、アジア初公開作品を含む約100点を収録。印刷技術と出版産業の成立を一望できる一冊。
濱田庄司 大阪市立東洋陶磁美術館所蔵 堀尾幹雄コレクション
2012年に開催された展覧会「大阪市立東洋陶磁美術館所蔵 堀尾幹雄コレクション 濱田庄司」の図録。壺、瓶、茶碗といった濱田庄司の作品をカラーで多数収録するほか、「濱田庄司と交友のあった作家たち」として、バーナード・リーチや河井寛次郎らとのエピソードを紹介。
アナザーエナジー 挑戦しつづける力 世界の女性アーティスト16人
2021年に森美術館で開催された展示の図録。1950〜70年代に活動を始め、現在も制作を続ける世界各国の女性アーティスト16名を紹介。フィリダ・バーロウ、カルメン・ヘレラ、ミリアム・カーン、宮本和子、三島喜美代らの50年以上にわたる歩みを、絵画、彫刻、映像、インスタレーションなど約130点の作品とともに収録。時代や評価に左右されず、独自の表現を貫いてきた創作の力を伝える一冊。
ArT RANDOM 90 Hanne Darboven
京都書院が刊行し、都築響一が編集を手がけたアートブックシリーズ「ArT RANDOM」の第90巻。ドイツのコンセプチュアル・アーティスト、ハンネ・ダルボーフェンの作品を収録している。数字や時間の経過をテーマにした体系的・反復的な作品で知られるダルボーフェンによる作品群や展示風景を多数収録。