さて、大山崎 | 山口晃
日本の現代美術家、山口晃が2008〜2009年にかけて開催した「さて、大山崎」に際して出版された作品集。「合戦」の舞台は安藤忠雄が設計した洋館、アサヒビール大山崎山荘美術館。千利休による国宝の茶室「待庵」が現存する大山崎の、現代の風景や人々を盛り込んだ合戦図の他、日本らしい淡色と目の覚めるような蛍光色を巧みに取り入れた繊細な肖像画、プラスチックの波板で建てた茶室などの展示作品を収録。制作に際する現地取材の様子を描いた漫画「すゞしろ日記 さて、大山崎版」も掲載。
7 Reece Mews: Francis Bacon's Studio | John Edwards、Perry Ogden
20世紀を代表する画家の一人、フランシス・ベーコンが晩年の30年間住み続けた住居兼アトリエを撮影したもの。パレットのように様々な色が塗られたドアや壁、床に散乱した画材、制作のための資料写真、立てかけられたままの巨大なキャンバス、そしてキッチンやベッドルーム。急な階段を登った先にあるアトリエに遺された、ベーコンの美意識、インスピレーションと芸術的努力の蓄積を知る。英語表記。
伊島薫写真集 Color/Black and White Photographs 2冊セット | 光琳社
『流行通信』をはじめ、ファッション雑誌や広告などの分野で数多くのポートレートを撮影し続けた写真家、伊島薫の作品集2冊セット。これまで手がけてきた数多くのファッション写真を、それぞれカラー作品とモノクロ作品に分けて収録。
ルネ・マグリット展 | 朝日新聞社
1994年から1995年にかけて開催された「ルネ・マグリット展」の図録。ペインティングやデッサン、立体造形など様々な作品と解説が収録され、マグリットの不可思議な世界を包括できる一冊。
日本建築の形 2冊セット | 齋藤裕
建築家、齋藤裕による各時代における日本の名建築を撮影した大型写真集「日本建築の形」2冊揃え。第1巻では伊勢神宮、法隆寺、平等院鳳凰堂、宇治上神社など、古代から中世初頭における19の社寺、29の建造物を、第2巻では金閣、銀閣、龍安寺方丈、桂離宮、吉村家住宅、吉島家住宅など、室町時代から江戸時代を経て明治初期までの23の建造物を収録。豊富なカラー図版と著者独自の視点による解説のテキストで貴重な数々の建築の真髄に迫る。
Eileen Gray, Designer and Architect | アイリーン・グレイ
アイルランド出身のプロダクトデザイナー、建築家、アイリーン・グレイの作品集。その類まれなセンスで築いた多彩なキャリアから生み出された作品を多数の図版、設計図をとともに記録。日本の漆工芸に影響を受け、トータルインテリアデザインの先駆者と言われる。イルマ・ボームによる装丁もアイリーン・グレイの美学をさらに引き上げた美しい一冊。英語表記。
Eduardo Souto De Moura | エドゥアルド・ソウト・デ・モウラ
ポルトガル出身の建築家、エドゥアルド・ソウト・デ・モウラの作品資料集。30年以上にわたるソウト・デ・モウラの建築の活動をまとめたもの。ブラガのサッカースタジアム、ブルゴ・タワー、ポーラ・レゴ美術館などの代表作をはじめ、個人邸宅など100以上のプロジェクトを紹介。カラー・モノクロ含む750点の図版、エッセイ、インタビューほか解説を収録。英語表記。
ハンス・コパー展 | 20世紀陶芸の革新
2009年に開催された「ハンス・コパー展 20世紀陶芸の革新」の図録。バーナード・リーチやルーシー・リーと並び、20世紀イギリスの陶芸界の巨匠、ハンス・コパー。氏の初期から晩年に至るまでの作品を幅広く収録しながらコパー芸術の全貌を紹介。また氏のよき理解者でもあったルーシー・リーの作品も併せて掲載。
日本地図選集 嘉永・慶応 江戸切絵図 | 人文社
江戸末期嘉永・慶応年間における江戸の切絵図をまとめた地図選集。駿河台小川町、日本橋北神田浜町、赤坂、小石川、本郷湯島、浅草蔵前、隅田川向島など、江戸の市街を地域別に分割した切絵図32点を折り込みで収録。現代の東京の礎となった江戸の街づくりにまつわる貴重な資料。
日本地図選集 文政天保 国郡全国並大名武鑑 | 人文社
徳川氏の天下に於ける大名や名門武家の家系・家紋・領地など記録した行政分布図、および日本分県地図。国郡境界図・全国大名所在一覧、江戸城内見取り図、徳川将軍家譜代にわたる系譜などを収録。明治に至り、廃藩置県への移行についても各藩ごとの変遷系例図をもって明らかにした貴重な資料。
藤本壮介最新プロジェクト Sou Fujimoto Recent Project
建築専門の出版社、A.D.A.EDITA Tokyoから刊行された、建築家・藤本壮介によるプロジェクト集。2010年から2013年に制作された作品を紹介する。「House K」「サーペンタイン・ギャラリー・パビリオン2013」「せとの森住宅」など数々のプロジェクトとともに、図面やインタビューほか、豊富な作品図版と併せて解説を収録。藤本壮介のデザインの変遷を辿る。
ジャン・ヌヴェル 最新プロジェクト Jean Nouvel Recent Project
現代建築の巨匠の一人フランスの建築家、ジャン・ヌヴェルの作品集。ルーヴル・アブダビ、カタール国立美術館ほか、ヨーロッパ、アメリカ、中東の19のプロジェクトを紹介。カラー・モノクロ含む作品図版、自身による作品解説、二川由夫によるインタビューを収録。日本語、英語表記。
古唐津 | 出光美術館
2004年に出光美術館で開催された展示の図録。約400年前に生まれた古唐津の出光コレクションを軸に紹介する。茶碗、水指、花生、茶入、香合、香炉、大皿ほか、様々な古唐津をカラーによる図版と併せて解説を収録。
Narrative Architecture: A Kynical Manifesto | Cruz Garcia、Nathalie Frankowski
建築家ナタリー・フランコフスキー、クルス・ガルシアによる実験的な建築書。ル・コルビュジエ、チーム10、スーパースタジオ、レム・コールハースに至るまで、20世紀のユートピア的な建築の系譜を再構築し、現代建築と都市をグラフィカルに批評。
Joy: Kim Utzon Architect | キム・ウッツォン
デンマークの建築家、キム・ウッツォンの写真資料集。デンマークとスウェーデン南部に建てられた住宅やオフィスなどを収録。オープングリッドに囲まれた光あふれる部屋と表情豊かな屋根やオブジェを組み合わせた、洗練されたスカンジナビアンモダンスタイルを余すことなく紹介している。 英語表記。
Bamboo Architecture: Vo Trong Nghia & The Work of VTN Architects | ヴォ・チョン・ギア
アジアで最も革新的な建築家の一人、ヴォ・チョン・ギアの写真資料集。アジアの建築で古くから使用され、軽量で強度が高く、入手しやすい理想的な素材である竹を駆使した設計例を収録。柔軟な「タムボン」と頑丈な「ルオン」の2種の竹を使った新しい方法を開発し、標準化したモジュールを製造できるワークフロー、素材を長距離にわたって使用できる編み技術などを、美しい写真とともに紹介。 英語表記。
益田鈍翁の美の世界 鈍翁の眼 | 五島美術館
1998年に五島美術館で開催された展示の図録。明治から昭和にかけての実業家、茶人でもある益田鈍翁のコレクションを紹介。奈良・平安の古代造形、仏典、仏画、古筆、絵巻、中国絵画、禅宗美術、琳派の絵画、近世工芸の図版、解説を収録。
日本の型紙文様 | 京都書院
染色用の台紙である「型紙」の文様をまとめたもの。菊、紅葉などの草花や、手毬、鶴、格子ほか、様々な文様の図版を収録。
Weavings of Nomads in Iran: Warp-faced Bands and Related Textiles
豊かな伝統をもつイランの遊牧民の織物を紹介する資料集。特に手織り帯に着目し、その役割、バックルと留め具、織物の年代測定、19世紀と20世紀の縦縞帯のデザインと構造の変化、デザインの要素、用語集などを収録。 英語表記。
Masters of Light: Designing the Luminous House | ピーター・ハイアット
建築における『光』に焦点を当て50以上のプロジェクトをまとめた建築資料集。チリ、日本、ニュージーランド、アメリカなど世界各国の住宅の外観や周囲の自然環境、その内部の光の射し込み方やデザインを紹介する。作品図版と併せて解説を収録。
おそうざいふう外国料理 | 暮しの手帖編集部
暮しの手帖社から出版されたレシピ本。収録されている料理は、暮しの手帖に掲載されたなかから評判がよかったもの。若い人から楽しめる西洋料理や中国料理を、丁寧なレシピとレトロな写真で紹介。本格的ながらどこかほっとする家庭の味が満載。装丁は花森安治。
テキスタイル・デザイン ヨーロッパとアメリカのパターン200年 | 同朋舎
ヨーロッパとアメリカの過去200年間におけるテキスタイル・デザインを集めた資料集。「花模様」「幾何学模様」「風物の模様」「民族的な模様」「芸術運動や時代様式などを反映した模様」の5つの章ごとに分類し、1823点ものデザイン・モティーフをカラー図版で掲載した百科事典のような一冊。英語、一部日本語表記。
Artists’ Textiles 1940-1976 | Geoffrey Rayner ほか
芸術家が手がけたテキスタイルデザインをまとめた作品集。1940年代から1970年代に著しく発展を見せた芸術と織物製造業者とのコラボレーションを、パブロ・ピカソ、サルバドール・ダリ、アンリ・マティス、ヘンリー・ムーア、アンディー・ウォーホルなど著名芸術家らの作品をもとに紹介。200点以上のカラー図版を掲載。
European Textile Design of the 1920s | Stsdtische Kunstsammlungen Chemnitz
1920年代ヨーロッパのテキスタイルデザイン集。ドイツ、オーストリア、フランス、イタリア、イギリスのテキスタイルアートを紹介する。家具、寝具、装飾などに用いられた機械織りの作品や、バウハウスで制作された手織りの作品ほか、カラー、一部モノクロによる作品図版、解説を収録。 英語表記。
幕末・明治KANBAN展 | 日本橋高島屋、なんば高島屋、四条河原町高島屋
1984年に開催された「アメリカからの里帰り 幕末・明治KANBAN展」の図録。鏡屋、呉服屋、煙管屋、旅館、運送問屋など、文明開化期当時の生活や社会事情を垣間見ることができる様々な看板を、カラーとモノクロで多数収録。
アフリカの彫刻 | アフリカンアート・ミュージアム
2010年に山梨にあるアフリカンアート・ミュージアムで開催された展覧会の図録。頭像やマスク、立像、指輪など、116点のアフリカの彫刻を幅広く網羅し掲載。
バウハウス叢書4 バウハウスの舞台 | オスカー・シュレンマー ほか
バウハウスの創設者であるヴァルター・グロピウスと、理論的支柱を担ったL・モホリ=ナギの共同で編集されたバウハウス叢書の第4巻。オスカー・シュレンマーの「人間と人工人物」、モホリ=ナギの「演劇、サーカス、ヴァリエテ」、ファルカス・モルナールの「U-劇場」の3つの論考を図版とともに掲載。
北大路魯山人展 美食もてなしの芸術 | 朝日新聞社
1996年に開催された「北大路魯山人展 美食もてなしの芸術」の図録。陶芸家で美食家としても知られた北大路魯山人。氏の陶器をはじめ、書、篆刻、漆器、絵画といった作品を多数収録。吉田耕三や池田満寿夫らによる寄稿文もあわせて収録。
繋ぐ力 Ideas for Next Japan | 生活工芸プロジェクト
2012年に金沢21世紀美術館で開催された展示の際に刊行されたもの。使い手と作り手を繋ぐ、8組の「繋ぎ手」の人々を紹介。過去から現在、そして未来へ「モノ」にまつわる話のインタビュー、写真を収録。Zakka(吉村眸)、古道具坂田(坂田和實)、ギャルリ百草(安藤雅信、安藤明子)、山田節子、高橋みどり、中村好文、D&DEPARTMANET PROJECT(ナガオカケンメイ)、クウネル(マガジンハウス)。
和ガラスの心 勾玉からびいどろ・ぎやまんまで | MIHO MUSEUM
2006年にMIHO MUSEUMで開催された展示の図録。弥生時代から江戸時代にいたるまでの日本のガラス作品を通観し、さらに明治時代以降のガラス瓶も紹介。古代オリエントと中国のガラスも一部収録。
古代ガラス 色彩の饗宴 | MIHO MUSEUM
2013年にMIHO MUSEUMほか各地で開催された展覧会の図録。紀元前2千年以降、およそ3千年に渡る古代ガラス作品に焦点を当てたもので、大英博物館から古代ガラスの世界的名宝10点と、国内のガラスコレクションから200点もの作品を紹介。
Nendo | daab
デザイナー、建築家の佐藤オオキによって2002年に設立されたデザインオフィス、nendo(ネンド)のモノグラフ。ケンゾー、カペリーニ、スウェデッセなど、ネンドがこれまで手がけてきた建築プロジェクトや家具デザイン、インテリアなどを写真資料を中心に紹介。
アール・デコ様式 朝香宮がみたパリ | 東京都庭園美術館
2003年に東京都庭園美術館で開催された同名展示の図録。アール・デコのエッセンスに日本的な感性を加味した旧皇族・朝香宮の邸宅(現・東京都庭園美術館)。この稀有な建築物がどのような経緯で作られたのか、また同時代を象徴する品々をなどを紹介。
アイデア vs ザ・デザイナーズ・リパブリック コンプリート | 誠文堂新光社
数多のフォロワーを生み出し、シーンの最先端にいつつもその存在が「歴史」と化しているデザイン集団、ザ・デザイナーズ・リパブリック。数百点に及ぶ厳選された作品群を圧倒的な品質で完全収録した本書はまさにザ・デザイナーズ・リパブリックファン待望の一冊。限定3000部。
三宅一生の発想と展開 Issey Miyake East Meets West
デザイナー、三宅一生の作品集。「人間と衣服」「布の造形」「時代の証人」の3部で構成され、氏の作品を大判の写真で紹介。高橋睦郎、磯崎新、石岡瑛子など豪華面々によるエッセイに加え、三宅一生と白洲正子による対談も併せて掲載。装丁は田中一光、佐村憲一によるもの。
東京オリンピック 1964 デザインプロジェクト | 東京国立近代美術館
東京国立近代美術館で開催された展示会「東京オリンピック 1964 デザインプロジェクト」の図録。1964年の東京オリンピックをめぐる一連のデザインワークを振り返り、亀倉雄策、原弘、河野鷹思、田中一光など日本を代表するデザイナーたちが一大イベントにおいて果たした役割を再考する。
Seymour: The Obsessive Images of Seymour Chwast | シーモア・クワスト
プッシュピン・スタジオのメンバーであるグラフィックデザイナー、シーモア・クワストの作品集。広告やアニメーション、レコードジャケット、ポスター、パッケージなど幅広い分野で活躍する氏の作品をカラーで多数掲載。英語表記。
真鍋博 Original 1975
星新一、筒井康隆らのSF小説の挿絵を多く手掛け、優れた色彩感覚と洗練されたタッチのイラストレーションで知られる真鍋博の作品集。書籍の表紙画やポスターなどを多数掲載。小松左京、池田満寿夫による作家論、ポール・デイビスによるコメントも掲載。装幀は田中一光。
デザインの解剖 4冊揃 | 佐藤卓
グラフィックデザイナーの佐藤卓が、自身が手がけたデザインを取り上げ解説するシリーズ4冊セット。第1巻『ロッテ・キシリトールガム』、第2巻『フジフイルム・写ルンです』、第3巻『タカラ・リカちゃん』、第4巻『明治乳業・おいしい牛乳』。各製品の歴史や市場調査から、パッケージデザイン、ロゴデザインなどのデザインを構成する要素まで、分解して紹介。
Posters in Wadaland 和田誠ポスター集
和田誠のポスター作品集。映画、演劇、書籍、音楽会など各種イベント、さらに学生時代の作品にいたるまで、著者自薦のポスター作品をカラーで多数収録。巻末にはそれまでの対談やインタビューなどの回答を拾い集めた「『ポスターを作る人』に関するQ&A」も収録。
ロシア・アヴァンギャルド芸術 1910‐1932 | 西武美術館
1982年に西武美術館で開催されたロシア・アヴァンギャルドに関する展覧会、「芸術と革命」のカタログを上製本として出版したもの。アレクサンドル・ロトチェンコ、ワルワーラ・ステパーノワ、ステンベルク兄弟、ヴァシリー・カンディスキーらの作品をペインティング、グラフィックデザイン、立体造形、陶芸など多岐にわたって掲載。監修は中原佑介。
Munari’s Books | ブルーノ・ムナーリ
アーテイスト、デザイナー、絵本作家と多岐にわたる分野で活躍したブルーノ・ムナーリが手掛けた書籍についてまとめた1冊。1929年から1966年までの作品を年代別に紹介。nella notte buia(闇の夜に)、Bruno Munari's ABC、Bruno Munari's ZOOや、デザイナーとして携わった雑誌ほか、カラー図版と解説を収録。英語表記。
Skin | 高木由利子、ひびのこづえ
写真家、高木由利子がコスチューム・アーティストである、ひびのこづえの作品を世界各国で現地の人々に着せ撮影した写真集。ケニア、トルコ、インド、タイで撮影されたモノクロの写真、解説を収録。CMや舞台などの1度限りのために作られたコスチュームと、伝統とともに生きる人々が融合する。