自選芹沢銈介作品集 上下揃
型絵染の人間国宝・芹沢銈介の作品集、上下揃。上巻には布染め、下巻には装丁、挿画、挿絵、紙染めを主とした作品をモノクロとカラーで多数収録。一点一点の作品の美しさと世界観を味わうことができる。上巻には芹沢銈介の師である柳宗悦や、陶芸家の濱田庄司、実業家の大原総一郎によるエッセイを、下巻には美術史家の水尾比呂志によるエッセイをそれぞれ掲載。
日本の眼と空間 もうひとつのモダン・デザイン | セゾン美術館
1990年にセゾン美術館で開催された展示の図録。大正期から戦後までの工芸・建築の近代化のなかに「和風のモダニズム」を探る。柳宗悦、イサム・ノグチ、八木一夫、白井晟一らの活動や作品に触れながら、住宅空間のなかにおける個人的な美意識とデザイン思考との関係に目を向ける。
納札と千社札 | 関岡扇令
文字と絵画が融合して醸し出される独自な雰囲気と、独創的な造形を伝承してきた納札と千社札を多数収録。江戸のグラフィックデザインと呼ばれるこれらは、好事家のみならず、資料としても活用できる一冊。限定700部。
今は昔 民具など | 山本富三
新聞、雑誌等の広告写真を中心に手がけた写真家、山本富三による作品集。江戸時代から昭和初期にかけての民具に焦点をあてる。行灯、蓑、囲炉裏、茶釜、薬棚など、現代において消えつつある民具を、解説とともにモノクロの写真で紹介する。長い間使われてきた生活道具、暮らしの知恵が垣間見える1冊。
Jean Dunand: His Life and Works | ジャン・デュナン
フランスの彫刻家、インテリアデザイナーのジャン・デュナンの作品集。アール・デコで知られるデュナンの生涯とその作品の全容を、カラー、モノクロ図版の写真や資料とともに明らかにする。英語表記。
Christopher Dresser: A Design Revolution | クリストファー・ドレッサー
イギリスのインダストリアルデザイナー、クリストファー・ドレッサーの作品集。アーツ・アンド・クラフツ運動の時代に活躍し、装飾よりも機能性を重視したデザインで知られているドレッサー。本書では陶器、テキスタイル、工芸など多岐に渡る彼の作品を紹介するだけでなく、インスピレーションの源、日本の影響や後世への多大な影響についても述べている。 英語表記。
日本の町並み 上下2冊揃 | 馬場直樹
日本の古い町並みを記録した写真集2冊揃え。上巻には侍屋敷、宿場、門前町を、下巻には町屋、農漁村・港町、職人町の町並みをモノクロ図版で多数掲載。町並み保存のために観光化した景観ではなく、近代化が強いた価値観の変化ゆえに失われつつある町並みを記録したというもの。
パナリ焼 | 内田鋼一、高橋台一
沖縄県八重山諸島の新城島で約200年前まで作られていた土器、パナリ焼のビジュアルブック。水の運搬や貯蔵から骨壷まで、生活に欠かせない器であったにもかかわらず、起源や製法に謎が多いことでも知られている。学術的、考古学的観点だけでなく、造形の魅力に迫る1冊。写真は若松孝平によるもの。
小さな風景からの学び | 東京藝術大学 乾久美子研究室
建築家、乾久美子と東京藝術大学乾久美子研究室の学生たちによる公共空間をリサーチし、まとめた資料集。日本全国の公共空間に見られる「ささやかな風景」を調査し、2,000枚に及ぶ写真から導き出された150のユニットを紹介。
重森三玲 永遠のモダンを求めつづけたアヴァンギャルド | 京都通信社
昭和を代表する作庭家、庭園史研究家である、重森三玲が手がけた庭についてまとめたもの。東福寺、光明院、重森三玲庭園美術館ほか、復元修復の庭、作庭家らによる座談会など図版とともに解説を収録。
倉俣史朗のデザイン 夢の形見に | 川崎和男
インダストリアルデザイナー、川崎和男によるデザイン論。日本を代表するデザイナーであり、1991年に夭逝した倉俣史朗による仕事の数々、デザインの先見性や普遍性を独自の視点で論じる一冊。
草木染 日本の色 | 山崎青樹
日本の染色工芸家、染色研究家、草木染め研究家/山崎青樹による草木染の資料集。古代の色を中心に選出した100色を草木染めで再現し、その布地を本書に貼り付けて収録。また草木染で仕上げられた作品例や、染色の歴史、さらに草木染の科学の解説などもあわせて掲載。四季の豊かな日本で受け継がれてきた草木染の美しさを改めて実感できる一冊。限定800部。
In Perfect Shape | Fritz Hansen フリッツ・ハンセン
1872年創業のデンマークの家具メーカー、フリッツ・ハンセンの作品資料集。アルネ・ヤコブセン、ポール・ケアホルム、ピエロ・リッソーニといった著名なデザイナーと度々コラボレーションし、エッグチェアやスワンチェアなど数々の名作を世に生み出したフリッツ・ハンセン。本書はブランドの歴史、代表的なプロジェクトからその名を世に知らしめた家具の数々、インテリア空間における事例など、豊富な写真資料とともにフリッツ・ハンセンの創造の軌跡を辿る一冊。英語表記。
West Meets East: Mies Van Der Rohe | ミース・ファン・デル・ローエ
モダニズムを代表する巨匠のひとりであるドイツの建築家ミース・ファン・デル・ローエによるモダン建築と、中国と日本の伝統建築の構造的な共通性に焦点を当てた1冊。モノクロによる写真や図面など、図版とともに解説を収録。東洋と西洋の建築の繋がりを探る。英語、ドイツ語表記。
L.A. Modern | Tim Street-Porter
アメリカン・モダニズム発祥の地であるロサンゼルスの代表的なモダン建築を紹介する作品集。フランク・ロイド・ライト、チャールズ&レイ・イームズ、オスカー・ニーマイヤー、ルドルフ・シンドラーなど、世界的な建築家たちが手がけたロサンゼルス・モダニズムのアイコニックな建築の数々を大判のカラー写真で多数収録。英語表記。
Louis Kahn: House of the Nation | ルイス・カーン
20世紀を代表する建築家、ルイス・カーンの最高傑作とも称される、バングラデシュの首都ダッカにある国会議事堂を撮影した写真集。幾何学的なフォルムが彫り込まれたシンプルなデザインの外観、普段目にすることのない内部の様子など、唯一無二の存在感を放つ名建築の姿を様々な角度から写し出している。英語表記。
北大路魯山人 L’art de Rosanjin Genie de la Cuisine Japonaise 1883-1959
2013年、フランスのギメ東洋美術館で開催された展覧会の図録。北大路魯山人の磁器、陶器、漆、屏風など作品91点を鮮やかなカラー写真で掲載。写真家、上田義彦が東尋坊を撮影した「M-Sea」シリーズの写真も収録。
Architecture Paysagere | Tim Richardson
世界で活躍する37人のランドスケープアーキテクトやデザイナーたちののスケッチやノートを紹介する作品集。図面やドローイング、写真のコラージュなどに加えて、それぞれのデザイナーたちがどのように庭園や景観、屋外空間をデザインしているのかを解説。鉛筆やペン、絵の具など、彼らが実際に使用している道具や表現のテクニックについても詳しく紹介。フランス語表記。
写真集 壁・窓・格子 | 増田正
グラフィックデザイナー、増田正による写真集。日本全国津々浦々の家屋の壁・窓・格子を集めたもの。著者自らの足で撮り続けてきたそれらを地域別に編纂し、風土とあわせた特徴・傾向を捉えることができる。
写真集 屋根・棟飾 | 増田正
グラフィックデザイナー、増田正による写真集。20年の歳月をかけ、北は北海道の鰊番屋の木っぱ葺きの屋根から、南は沖縄の琉球瓦まで全国200箇所以上の屋根を集めたもの。カラー図版に風土や歴史に触れた解説も添えられている。
ヨーロッパの壁・窓・扉 | 増田正
グラフィックデザイナー、増田正による写真集。フランス、スイス、オランダ、ベルギー、ギリシャ、スウェーデンほか、ヨーロッパの壁・窓・扉に焦点を当て建築物を紹介する。民家や商店、飾り壁の家並、修道院など、中世から現代に至るまで残されてきたヨーロッパの町並みを、豊富な図版とともに解説。
西村伊作の世界「生活」を「芸術」として | 水沢勉、植野比佐見
2002年に開催された展示会「西村伊作の世界『生活』を『芸術』として」の図録。建築家や画家、詩人など幅広く活躍した文化人として知られる西村伊作。氏の私物や自宅の様子から、ペインティング、陶芸作品、著作、そして教育現場での試みなど、様々な視点から西村伊作という人物に迫る。
鉄工芸と建築装飾の世界 | 南澤弘
イギリス、フランスなどのヨーロッパ各地や日本の建築の随所に見られるゲートや門扉、扉、手摺に施された鉄細工と建築装飾を紹介する資料集。バッキンガム宮殿、ベルサイユ宮殿、ケルン大聖堂などの建築装飾から、日本各地の建造物で見受けられる鉄細工の数々をカラー、モノクロで収録。
シャルロット・ペリアンと日本 | 鹿島出版会
2011年から2012年にかけて開催された巡回展のカタログ。フランスの建築家でありデザイナー、シャルロット・ペリアンの作品とともに日本との関係に焦点を当て紹介する。日本との出会いから、戦後の日本への来日、柳宗悦や河井寛次郎との交流など、作品図版400点と解説を収録。
ガーリック・ブック | L・J・ハリス
歴史から、レシピ、医療、そして育成法まで、ニンニクにまつわる様々な知識を詰め込んだユーモア溢れる一冊。翻訳は渡辺文雄、装丁とイラストレーションは矢吹伸彦によるもの。「ガーリック小史」「グルメのためのガーリック料理学」「ガーリック嫌いの話」なども収録。
ポテト・ブック | マーナ・デイヴィス著、伊丹十三訳
ポテトの持つパワー、種類、育て方、そしてレシピなど、ポテトにまつわるすべてを凝縮した名著。ユーモアあふれる訳は伊丹十三。イラストレーションは矢吹申彦のほか、ミルトン・グレイサー、トミ・ウンゲラー、ポール・デイビスなど。
Piero Lissoni: Recent Architecture | ピエロ・リッソーニ
イタリアの建築家、ピエロ・リッソーニの作品集。リッソーニが主に2000年代に手がけたホテル、住宅、店舗などの数々の仕事を大型のカラー図版で多数掲載。巻末には図面資料も掲載。英語、ドイツ語、イタリア語表記。
状態の構築 | 五十嵐淳
北海道の札幌市を拠点に活躍する建築家、五十嵐淳氏の作品集。デビュー作から代表作、刊行当時の最新作にいたるまでの全作品、未完のプロジェクトやコンペ案まで30作品を紹介。巻頭には、それぞれのプロジェクトの思考プロセスをスケッチや図面などの資料とともに解説したテキストも掲載。
藤森照信展 諏訪の記憶とフジモリ建築 | 茅野市美術館
2010年に茅野市美術館で開催された展覧会「藤森照信展 諏訪の記憶とフジモリ建築」展の図録。建築家・建築史家の藤森照信の中にある故郷、諏訪の記憶とともに、これまで自然素材や植物を用いて手掛けてきた独創的な建築作品の全貌に迫る。
ここに、建築は、可能か | 伊東豊雄、乾久美子、藤本壮介、平田晃久、畠山直哉
金獅子賞を受賞した第13回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館の展示記録と、陸前高田の「みんなの家」竣工までのプロセスを記した記録集。現地の仮設住宅で暮らす人々との交流やメンバーとの議論の中から生まれたこと、乾久美子、藤本壮介、平田晃久ら3人の建築家による協同設計のプロセスを、その過程でつくられた数々の模型やスケッチとともに収録。同市出身の写真家、畠山直哉によって撮影された被災後の陸前高田の写真を通して、「みんなの家」が形化していく様子を紹介。
Le Corbusier and the Power of Photography | ル・コルビュジエ
モダニズム建築の巨匠、ル・コルビュジエと写真の関係を紐解く資料集。建築家として旅をしていた頃に撮った写真や周囲の風景のスナップショット、グラフィックデザインへの実践的なアプローチ、建築空間のための大規模な写真イメージやコラージュまで、ル・コルビュジエが写真というメディアとどのように関わり、視覚文化にどういった影響を与えたのかを探る。 英語表記。
バウハウスと茶の湯 | 山脇道子
茶の湯の世界に生まれた著者が、弱冠二十歳にして造形大学バウハウスに入学。カンディンスキー、ミース・ファン・デル・ローエ、パウル・クレーらとの親密な交流、そして学生生活を綴った回顧録。バウハウス研究に多大な影響を与える貴重な内容をふんだんに掲載。
ちゃわんたのし | 野村泰三
国焼茶碗や唐物茶碗をまとめた写真資料集。縄文椀、古瀬戸茶碗、砧青磁茶碗、古染付茶碗ほか、数々の茶碗の写真とともに古今東西の詩人たちによる詩が添えられている。カラー・モノクロ含む図版と併せて解説を収録。限定1500部。
Baumann & Baumann: Spiel Raume / Room to Move | バウマン&バウマン
ドイツのデザイナー、ゲルト・バウマンとバーバラ・バウマンのデザイン会社、Baumann & Baumann(バウマン&バウマン)の作品集。流行に左右されない独自のビジュアル表現を行ってきた同社の作品やプロジェクトの数々を、多数のカラー図版とともに紹介。英語表記
サーリネンとフィンランドの美しい建築展 | パナソニック汐留美術館
2021年にパナソニック汐留美術館で開催された展示の図録。フィンランドのモダニズムの原点を築いた建築家、ゴットリーブ・エリエル・サーリネンの仕事を、図面や写真、家具や生活のデザインといった作品資料を通して紹介している。
道教の美術 Taoism Art | 大阪市立美術館
2009年に大阪市立美術館で開催された展示の図録。道(タオ)を説き、不老長寿を究極の理想とする中国でうまれた宗教「道教」にまつわる、中国や日本の絵画・書・彫刻・工芸作品を掲載。神仙思想や風水や星宿、易学をはじめとする古代の思想や信仰・神話、そして仏教をも取り込み、東アジアの思想や文化、芸術のベースともなった道教をわかりやすく紹介している。
世界の民族服をたずねて | 市田ひろみ
服飾評論家で女優の市田ひろみが、世界中の民族服について紹介した資料集。中東、アジア、ヨーロッパ、アメリカ大陸など世界各国の個性豊かで美しい民族服を、写真とテキストで解説。衣装の特徴をはじめ、その土地の特色や、歴史的背景などが、実際に現地へ訪れた際の気付きなどとともに綴られてる。
M to M of M/M(Paris)Vol.1
パリを拠点に活動するデザインユニットM/M (Paris)の作品集第1巻。印象的な個性を放つオリジナルのタイポグラフィをはじめとする、ドローイング、写真などの20年間にわたる作品を紹介。Vogue、A.P.C、Yohji Yamamoto、Balenciagaやビョーク、マドンナらアーティストとのコラボレーションなど、大判の写真とテキストで収録。 英語表記。
Karel Martens: Full Color フルカラー | カレル・マルテンス
オランダのグラフィック・デザイナー、カレル・マルテンスのスタジオと作品を撮影したフォトブック。素材、習作、道具など、身の回りの様々なモノを掲載。2013年にギンザ・グラフィック・ギャラリーで開催された「KM カレル・マルテンス」展に合わせ刊行されたもの。
Eiko by Eiko: Japan’s Ultimate Designer | 石岡瑛子
パルコの広告、マイルス・デイビス「TUTU」のジャケットデザイン、北京オリンピック衣装、そして様々な映画作品の衣装デザインなど世界的に活躍したデザイナー・石岡瑛子の作品集。衣装デザイン、グラフィックデザインの代表作品の豊富な図録に、黒澤明、イサムノグチ、三宅一生、松岡正剛、坂本龍一、田中一光、糸井重里、角川春樹などによる寄稿も併せて掲載。ハードカバー、英語版。
Bauhaus Art as Life | Kathleen James-Chakraborty ほか
2012年にバービカン・アート・ギャラリーで開催された展示会「Bauhaus Art as Life」の図録。デザインの教育機関・バウハウスが歩んだ14年間の歴史と、そこから生まれた作品を辿る。英語表記。
世界を巡る旅 ガストン・ルイ・ヴィトン所蔵 ホテルラベル・コレクション | フランシスカ・マッテオリ
パリのビッグメゾン「ルイ・ヴィトン」の創業者の孫であるガストン‐ルイ・ヴィトンが所有する1,000枚以上のホテルラベルを集めたコレクションブック。パリ、リオデジャネイロ、ロンドン、東京…世界21カ所の名門ホテルのラベルを中心に、随所に挟み込まれた絵葉書風のプリントや当時の写真、旅先での出来事を記したテキストなども添えられ、ページをめくるごとに20世紀初頭の世界一周の旅に誘われるかのような一冊。スリーブケースは広げるとガストンの旅の経路が記された世界地図になっており、ホテルラベルのステッカーシートも付属。