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Midnight Call | 高橋恭司
2025年10月1日
写真家・高橋恭司による作品集。2019年に初めて訪れたパリを中心に、フランス各地で撮影された写真を収録している。オルガン奏者や教会のステンドグラス、街に残るストリートアート、自然の風景など、多様なモチーフをハッセルブラッド1000Fでとらえている点が特徴的。パンデミック直前の時期に記録されたイメージは、都市に刻まれた歴史や記憶を静謐にとらえ、写真表現を通じてパリという街の表情を伝達している。
DEKOTORA: Spaceships on the Road in Japan | 秦淳司
2025年10月1日
写真家・秦淳司が15年にわたり記録したデコレーショントラック、通称「デコトラ」を紹介する写真集。1970年代の映画『トラック野郎』シリーズを契機に一大ブームを巻き起こしたデコトラは、今では台数が減少し絶滅の危機とも言われる存在となっている。本書は特に夜間の撮影を通じ、闇に浮かび上がる車体の装飾性や光のコントラストを強調し、単なる記録にとどまらない表現を追求。デコトラをポップアート的かつ視覚文化的な対象として捉え直し、ストリートカルチャーや装飾美の文脈に位置づけている。都築響一、鈴木正文、安藤夏樹によるテキストを収録し、国際的な再評価に資する資料となっている。
Hot Dog 新宿 1999-2000 | 渡辺克巳
2025年10月1日
写真家・渡辺克巳による作品集。新宿を舞台に、1999年から2000年にかけて撮影された都市の姿を収録している。客引きやホスト、コマ劇場前に集う人々、路上に座り込む若者や生活者、裏路地に潜む猫など、雑多で猥雑な光景を写し出している。煌びやかな表層の背後に潜む都市の真実をとらえ、新宿という街のリアルな息遣いを見せている。
Jorg Sasse
2025年10月1日
ベッヒャー派に連なるドイツの写真家イェルク・ザッセの作品集。クンストラーコロニー美術館での展覧会にあわせて刊行されたもので、キッチンの静物、ラジオと時計、室内の配線といった日常的な断片を芸術的に切り取って収録している。平凡なモチーフを新たな視点で提示することで、写真表現の枠組みを問い直す内容。現代ドイツ写真の流れの中でザッセが果たした役割を映し出している。
The Heart Land | マーク・ボスウィック
2025年10月1日
ニューヨークを拠点に活動する写真家マーク・ボスウィックの作品集。アート、写真、ファッションと多岐にわたる活動を背景に、幻想的で自由な表現を展開している。本書には写真だけでなく、自身による詩も収められており、ヴィジュアルと言葉が響き合う独自の世界が広がる。境界を軽やかに越えるボスウィックの感性を通じて、日常と非日常のあわいにある詩的な風景を描き出している。
Hi You are Beautiful How are You? | Valerie Phillips
2025年10月1日
ロンドンを拠点に活動する写真家ヴァレリー・フィリップスが、アーティストのペトラ・バイストロムを2年間にわたり撮影した作品集。当初フィリップスがロンドンへ招いて撮影したいと提案したものの、当初の反応は熱を帯びたものではなかったという。しかしその距離感がかえって魅力的に作用し、両者の関係は次第に創造的な協働へと発展していった。2年間にわたる共同作業の成果は、これまでに3冊のジンとして結実し、本書はその延長線上にある作品を伝えている。
You Left Your Ring on The Floor of My Bedroom | Valerie Phillips
2025年10月1日
ロンドンを拠点に活動するアメリカ出身の写真家ヴァレリー・フィリップスによる写真集。Instagramを通じて出会った少女サラをロンドンに招き、共に過ごしたわずか12時間を撮影。入国審査での拘束という予期せぬ出来事を経てようやく対面を果たした二人が、限られた時間の中で交わした自由で親密な瞬間が収められている。写真を通じて偶然の出会いがもたらす時間の濃度と関係性の形を映し出している。
Amber is for Caution | Valerie Phillips
2025年10月1日
写真家ヴァレリー・フィリップスの作品集。かつてモデルとして活動し、その後故郷に戻り外科助手を目指す19歳の女性アンバーに焦点を当てている。フィリップスが15歳の頃に出会った彼女は、静かで挑発的、時に反抗的で魅力的な存在として映り、独特の話し方や態度が印象的だったという。90点以上のカラー写真には、頬のピアスやタバコ、炭酸飲料を手にするアンバーの姿が収められ、アメリカのティーンエイジャーに宿る反骨精神と個性を浮かび上がらせている。
We Smell Like Time | Valerie Phillips
2025年10月1日
ロンドンを拠点に活動するアメリカ人写真家ヴァレリー・フィリップスによる作品集。コロラド州に暮らす10代の少女をモデルに、ラフなストリートファッションやスケートボード、ギター、スナック菓子といったモチーフを通して日常を切り取っている。無邪気さとエネルギーがあふれる姿は、青春の自由さや生の感覚を鮮やかに伝えている。限定500部刊行。
THERIACA Yarn, Rope, Spaghetti | 濱田明日香
2025年10月1日
ドイツと日本を拠点に活動するアーティストでファッションデザイナーの濱田明日香によるアートブック。自身のレーベル「THERIACA」で展開された“ニット”プロジェクトを中心にまとめている。毛糸にとどまらず、靴ひもや紙など多様な素材を編み込んだ作品を紹介し、インスピレーションの源泉やアイデアノートも掲載。素材の持つ質感や造形を自在に組み合わせることで、「編む」行為の可能性と創造の広がりを見せている。
レイモン・ペイネ画集
2025年10月1日
フランスの画家レイモン・ペイネによる作品集。「恋人たち」「ノアの箱舟」など代表的なモチーフを含め、幻想的でロマンティックな世界を網羅している。グワッシュや油彩、鉛筆デッサン、軽やかなペン画など、多彩な技法による作品を収録。甘美な詩情をまとった図像は、20世紀を通じて広く愛されたペイネ独自の造形を示している。技法の幅と表現の一貫性を通して、ペイネ芸術の魅力を浮かび上がらせている。
Andre Kertesz
2025年10月1日
フランスのジュ・ド・ポーム国立美術館で開催された展覧会にあわせて刊行された写真集。ハンガリー出身の写真家アンドレ・ケルテスの70年にわたるキャリアを、ハンガリー時代、パリ時代、ニューヨーク時代の三つの軸で構成している。代表作に加え、資料写真や文献を豊富に掲載し、都市や時代を越えて展開されたケルテスの視覚的探求を伝えている。
Private Drawings from the 1950s | Andy Warhol
2025年10月1日
アンディ・ウォーホルがカーネギー工科大学でデザインを学んだ後、ニューヨークで商業イラストレーターとして活動を始めた1950年代初期のドローイングを紹介する作品集。本書には初公開となる「プライベート」な素描群が収録されている。描かれるのは主に無名の男性像で、友人やパーティでの知人と推測される人物たちが、ジュエリーや化粧、帽子をまとい、 遊戯的なポーズをとる姿がユーモアを伴って表現されている。当時同性愛や異性装がタブー視されるなか、ウォーホルの個人的な視線と時代背景が交差する作品群として重要な意味を持っている。
Zeitlos Kunst von heute im Hamburger Bahnhof, Berlin
2025年10月1日
ベルリンのハンブルガー・バーンホフ現代美術館で開催された展覧会にあわせて刊行された作品集。オブジェ、インスタレーション、彫刻、環境芸術など多様な表現を通じて、32人の現代アーティストの活動を紹介している。ヨーゼフ・ボイス、クリスチャン・ボルタンスキー、サイ・トゥオンブリー、ヴォルフガング・ティルマンスらが名を連ね、60点以上の図版と解説を収録。1990年代以降の現代美術の潮流を照らし出している。
BRAINFOREST | Gerda Steiner & Jorg Lenzlinger
2025年10月1日
スイスのアーティスト・デュオ、ゲルダ・シュタイナー&ヨルク・レンズリンガーによるインスタレーション作品集。大規模で場所特有の条件を取り入れながら成長し、やがて消滅していくインスタレーション14点を収録している。舞台はオフィスや修道院の図書館、銀鉱跡、古い森、廃油の湿地、洞窟など多岐にわたり、それぞれの空間に「豊穣の神秘」を可視化するような有機的・幻想的な世界を展開。結晶化した肥料や多様な素材を組み合わせ、生命力と想像力の爆発を表現している。
Stickybeak | Julie Cockburn
2025年10月1日
2019年にロンドンのフラワーズ・ギャラリーで開催された展覧会にあわせて刊行された作品集。ロンドン出身のアーティスト、ジュリー・コックバーンが手がけたもので、撮影者不明のファウンド・フォトに丸や線、幾何学模様を刺繍やコラージュとして重ねることで新たな作品へと再構成している。カラー図版に加え、別紙に解説を付し、写真と工芸的手法の融合から生まれる独自の表現を見せている。
Tension | Robin Rhode
2025年10月1日
ベルリンを拠点に活動するアーティスト、ロビン・ロードの作品集。壁や地面、テーブルといった日常の空間に描かれたドローイングに、自身が演者として身体を介入させるパフォーマンスを展開している。その一連の過程をモノクロ写真で構成し、絵画・彫刻・演劇の要素が交差する独自の実践を示している。さらにインタビューも収録し、表現の背景や創作理念を探る視点となっている。
Pictures by David Hockney
2025年10月1日
イギリスの美術家デイヴィッド・ホックニーによる作品集。カーテンやシャワーといった日常的なモチーフから、カリフォルニアの風景やプールまでを題材にした作品をカラーとモノクロで多数収録。鮮やかな色彩感覚と独特の構図が際立ち、時代を象徴する視覚イメージとして展開されている。編集は作家ニコス・スタンゴスが手がけ、ホックニーの創作を多角的に見せている。
Anita Albus: Die The Art of Seeing
2025年10月1日
ドイツのイラストレーター兼作家アニタ・アルバスによる作品集。植物や動物の姿を対象に、綿密な自然調査をもとにした観察と、彼女自身が調合したカラー顔料を用いた高度な技術によって細密に描き出している。単なる博物学的記録にとどまらず、自然界の豊かな形態や色彩を芸術的に再構成し、視覚表現へと昇華している点に特色がある。科学と芸術の接点を探るアルバスの試みは、自然と人間の関わりを新たに見つめ直す視点を提示している。
Behind Every Curtain | Marcel Dzama
2025年10月1日
ニューヨークを拠点に活動するカナダ出身のアーティスト、マルセル・ザマの作品集。2011年にアメリカのギャラリー、デイヴィッド・ツヴィルナーで開催された展覧会にあわせて刊行されたもの。ドローイングや人形、映像を組み合わせ、独自の寓話的世界を展開するザマの表現を収録している。現実と幻想が交錯する視覚的物語を通じて、現代美術における叙事性の新たなあり方を提示している。
紙片の宇宙、シャガール、マティス、ダリの挿絵本
2025年10月1日
2014年にポーラ美術館で開催された展覧会「紙片の宇宙、シャガール、マティス、ダリの挿絵本」にあわせて刊行された図録。20世紀を代表する画家たちが手がけた挿絵本に焦点を当て、ドガ、ロートレック、藤田嗣治、ローランサン、シャガール、ルオー、ピカソ、マティス、レジェ、ブラックらによる51点を収録。版画技法を用いた本の造形と関連する絵画作品をあわせて紹介し、芸術と出版文化が交差した豊かな表現世界を提示している。
サスキア | 鈴木理策
2025年10月1日
日本の写真家鈴木理策による写真集。友人サスキアの結婚式を題材とし、新郎新婦や参列者たちの柔らかな表情に加え、アメリカ西海岸の風景を鮮やかなカラーで収録している。式の前後や当日の出来事を連続的に構成することで、ロードムービーのように時間の流れを追体験できる内容となっている。個人的な記録を超え、記憶と風景が交差する瞬間を描き出している。
旅と想像/創造 いつかあなたの旅になる
2025年10月1日
2022年に東京都庭園美術館で開催された展覧会の図録。コロナ禍により移動の自由が奪われた中、改めて旅をする意味を再考するというもの。庭園美術館の本館建築のきっかけとなった朝香宮夫妻の100年前の欧州旅行から、同じ航路でフランスに渡った高田賢三の旅、ある個人コレクターの鉄道資料蒐集の旅、そして現代美術作家たちによる独自の視点でめぐる旅の形を通して、旅の多様な在り方や今後の可能性を提示する。
Tick Tock | Robert Gober
2025年10月1日
アメリカのアーティスト、ロバート・ゴバーによる作品集。3つのセクションで構成されており、第1部では木の幹や人体の胴体、格子窓を題材とした14点のドローイングシリーズを収録。第2部では壁面に設置された18点の平面・立体によるアッサンブラージュを紹介している。さらに第3部では、幼少期の家の記憶から着想を得て、ロングアイランドの教会をモデルに制作した彫刻作品を掲載。個人的体験と社会的象徴を結びつけるゴバーの表現の広がりを描き出している。
Delta | Francois Deladerriere
2025年10月1日
フランスのアーティスト、フランソワ・ドラデルリエールによる写真作品集。自身の住む地域であるローヌ川デルタを撮影対象とし、身近な風景を異郷のように、あるいは未知の世界の断片として提示している。写真によって距離感をずらし、日常と非日常の境界を探る視覚実験ともいえる内容。地域に根ざしながらも普遍性を帯びた風景の在り方を照らし出している。
色景 | 荒木経惟
2025年10月1日
写真家荒木経惟によるカラー作品集。愛猫チロをはじめとする日常のスナップから、濃密な情念を湛えた女性のポートレートまで、多彩なイメージを収録している。生の感情と鮮烈な色彩を結びつけることで、独自の視覚世界を展開している点が特徴的。序文には詩人谷川俊太郎が寄稿。荒木の写真観と「色」に託された感覚を浮かび上がらせている。
スケッチ&スナップ フィリペ・ジャルジン作品集
2025年10月1日
エルメスやティファニーの広告、ルイ・ヴィトンのトラベルブック「Carnet de Voyage」で注目を集める、ブラジル出身のファッションイラストレーター、フィリペ・ジャルジンの作品集。世界各地のビーチや街角、出会った人々をスケッチやスナップ写真に収める。モデルたちのバックステージでの表情、日常の風景をとらえた絵と写真が、自由でしなやかな視点を映し出している。
ESPRIT: The Comprehensive Design Principle
2025年9月30日
1968年に創立されたアメリカのファッションブランド、エスプリのデザイン活動をまとめた資料集。広告、ロゴ、カタログ、商品タグをはじめ、ファッションや寝具、各国の店舗デザインまで幅広い展開を豊富な図版とともに紹介している。さらに石岡瑛子、倉俣史朗、エットレ・ソットサスらによるコメントも収録され、国際的に人気を集めたブランドの総合的なデザイン原理を明らかにしている。装丁は八木保によるもの。
Recollected Work Mevis & Van Deursen
2025年9月30日
アムステルダムを拠点に美術館や文化事業に関するグラフィックデザインを中心に活動をする2人組のデザイン事務所『メーフィス&ファン・ドゥールセン(Mevis & Van Deursen)』の作品集。明瞭なデザインと革新的な表現が評価されるアーティストブックやポスターなど、過去15年にわたる仕事を収録。代表作の作品群をコラージュや再構成によって、既存の作品に新たな視点と解釈を加え再提示する。
Lawrence Weiner Books 1968-1989
2025年9月30日
アメリカのコンセプチュアル・アーティスト、ローレンス・ウェイナーの作品集。ウェイナーは「言葉を素材とする彫刻」を提唱し、テキストを視覚芸術の核心要素として位置づけた。本書は1968年から1989年までにウェイナーが制作したアーティスト・ブックやデザイン書籍、展覧会カタログを網羅的に収録。各作品にはタイトル、出版年、仕様、内容の概要、レイアウトの詳細などが記載されており、さらにウィーナー自身によるコメントや制作背景も掲載。彼の理念を実践した作品群として、コンセプチュアル・アート研究に欠かせない重要な資料となっている。
テリー百% | 湯村輝彦
2025年9月30日
イラストレーター湯村輝彦の作品集。1980年代に注目を集めた「ヘタうま」スタイルを代表する仕事を収録し、ユニークな視点と独自の感性を伝えている。糸井重里、和田誠、白石かずこ、操上和美、永井博、横尾忠則、草森紳一といった多彩な執筆陣がテキストを寄稿しており、作品を取り巻く文化的背景も浮かび上がる構成となっている。時代の空気を反映しつつ、新しい表現の可能性を切り開いた湯村の活動を映し出している。
Designing Programmes | Karl Gerstner
2025年9月30日
スイスのタイポグラファーでありデザイナーの巨匠、カール・ゲルストナーによる1964年刊行書の新装版。デザインの基礎的な方法を示したエッセイに加え、グラフィックデザインやプロダクト、音楽、建築、美術といった多様な分野における事例を収録している。体系的かつ論理的なアプローチによって、プログラムとしてのデザインのあり方を解き明かし、20世紀デザイン思想の展開を明らかにしている。
Shape Grammars | Jannis Maroscheck
2025年9月30日
グラフィックデザイナー、ジャニス・マロチェックによる作品集。ミニマルアートやコンセプチュアルアートの先駆者として知られるソル・ルウィットの作品から着想を得て、独自に開発したプログラムを用い、無数の図形を生成したグラフィックを収録している。フォントやロゴ、ピクトグラムのデザインハンドブックであると同時に、ジェネレーティブ・デザインの可能性と限界を検証し、その視覚的展開を提示している。
欧文書体百花事典
2025年9月30日
古典から現代までに制作された主要な欧文書体300種を収録した資料集。ヤン・チヒョルトやオトル・アイヒャーといったタイポグラファーの功績を取り上げつつ、白井敬尚、片塩二朗、河野三男らが詳細に解説している。豊富な書体サンプルとともに、その背景にある思想や歴史的展開を読み解き、デザイン教育や実務に活かせる体系的な知識を提示している。
新島実と卒業生たち そのデザイン思考と実践 1981-2018 2冊セット
2025年9月30日
2018年に武蔵野美術大学で開催された展覧会の図録。グラフィックデザイナー新島実のポスター、造本、CIなど代表的な仕事を収録し、思索と実践を重ねながら展開してきた活動の軌跡を辿っている。あわせて、新島ゼミ卒業生の作品をまとめた図録も付属し、師と学生たちの関わりを通じて広がったグラフィックデザインの思考と実践を照らし出している。
LOVE | Peter Max
2025年9月30日
サイケデリックな作風で知られるドイツ出身のポップアーティスト、ピーター・マックスによる作品集。「Love」をテーマに、現代ヨーガの礎を築いた思想家スワミ・シヴァナンダの言葉と、マックスの鮮やかな表現が組み合わされている。宗教的・哲学的なメッセージを視覚的に示し、ポップアートと精神性が交差する独自の世界観を浮かび上がらせている。
本質的なもの | エミール・ルーダー
2025年9月30日
スイス・タイポグラフィの巨匠エミール・ルーダーが、1957年から59年にかけてタイポグラフィ専門誌「TM」上に発表した連載「本質的なもの」全4回を翻訳し、一冊に纏めたもの。文字だけでなく、古今東西の文化、自然科学、政治社会との関連にも目を向けるテキストは、タイポグラフィに興味のあるデザイナーのみならず、すべての作り手にとって重要な視点を与えてくれる。
ヤン・チヒョルト展
2025年9月30日
2013年に開催された展覧会の公式図録。20世紀を代表するタイポグラファー、ヤン・チヒョルトの活動を幅広く紹介している。ポスターや書籍装丁、書体見本帳、新聞・雑誌のデザインに加え、スケッチや著作も収録。新しいタイポグラフィ運動を推進し、のちに書体や書籍デザインの規範を築いたチヒョルトの仕事を体系的にたどり、その革新性と歴史的意義を再確認できる内容となっている。
Glossary of Undisciplined Design
2025年9月30日
20人の国際的なデザイナー、教育者、理論家が参加し、グラフィックデザインの規則や差別的な構造をフェミニズムの視点から問い直すアート&デザイン書。アンヤ・カイザーとレベッカ・ステファニーによる共同プロジェクトとして編まれ、詩やビジュアルエッセイ、実験的プロジェクト、インタビューなど約55の寄稿を収録している。「愛されないツール」や「不安定なサイン」といったテーマを通じ、従来の教育や実践の枠組みにとらわれない新たな思考と表現の可能性を探る視点となっている。
Bonpoint Coloring Book | 田中健太郎
2025年9月30日
雑誌や広告のイラスト、企業やブランドとのコラボレーションなど、様々なプロジェクトで活動するイラストレーター、田中健太郎によるぬり絵の作品集。フランス・パリ発祥のクチュール子ども服ブランド、ボンポワンの銀座店オープンを記念して制作されたもの。田中健太郎による繊細で美しい独自の世界観が凝縮された、子どもも大人も楽しめる仕様となっている。第52回造本装幀コンクールで審査員奨励賞を、2019年に開催された世界で最も美しい本コンクールにて栄誉賞を獲得した一冊。
亀倉雄策のポスター 時代から時代へ 1953-1996年の軌跡
2025年9月30日
1996年に東京国立近代美術館で開催された「亀倉雄策のポスター 時代から時代へ 1953-1996年の軌跡」展の図録。東京オリンピック公式ポスターをはじめ、万座スキー場やニコンなど数々の代表作をオールカラーで90点以上収録している。戦後日本のグラフィックデザインを牽引した亀倉雄策の活動を振り返り、その造形感覚と時代を映す表現の広がりを提示している。
ミヒャエル・ゾーヴァの仕事
2025年9月30日
ドイツの画家、ミヒャエル・ゾーヴァの作品集。代表作「ちいさなちいさな王様」をはじめ、ユーモラスでありながらも静謐な気配をたたえるイラストレーションを多数収録している。鮮やかな色彩と独特の寓意を宿す描線が、動物や人間を幻想的かつ親しみ深い存在として描き出すのが特徴。また、本書にはゾーヴァ自身によるエッセイも豊富に収められ、彼の人柄や創作への姿勢を窺い知ることができる。作品世界と作家の内面を重ね合わせながら、その歩みを提示している。
ミヒャエル・ゾーヴァの世界
2025年9月30日
ドイツの画家、ミヒャエル・ゾーヴァの作品集。出版、広告、舞台美術や映画など多様な領域で活動し、人物や動物をユーモラスかつ寓話的に描いたイラストレーションをカラーで多数収録している。緻密で鮮やかな筆致のなかに漂う静けさと皮肉が、ゾーヴァの作品世界を特徴づけている点も注目される。また、日本の読者に向けた語りおろしテキストが併載されており、創作の着想や思想が具体的に語られることで、作品と作家の思考の関係を明らかにしている。
文字の絵本 風の又三郎 | 宮澤賢治
2025年9月30日
宮沢賢治の名作『風の又三郎』をもとに、グラフィックデザイナー吉田佳広が制作した「文字の絵本」。文字の形や配置を自在に操り、タイポグラフィによって物語の情感や風景を視覚的に表現している。絵本のように展開されるページ構成を通じて、物語の新しい読み方を提示するとともに、文字とデザインの関係性を体感的に示している。
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