【新刊書籍】水の旅 | 津田直
写真家、津田直の作品集。ドン・ペリニヨンの醸造責任者、リシャール・ジョフロワが富山県立山に設立した日本酒の新ブランド「IWA」のコンセプトブック。富山の美しい風景とともに、稲穂の揺れる田園、隈研吾によって設立された酒造での酒造りの工程、四季の移ろいとともに1年かけて丁寧に記録する。新刊書籍。
【新刊書籍】やがて、鹿は人となる/やがて、人は鹿となる | 津田直
写真家、津田直の作品集。「Reborn-Art Festival 2019」への参加を機に通うことになった石巻・牡鹿半島を拠点に、北への旅の中で鹿踊りと出会い、宮澤賢治のことばを辿った。豊作祈願、鎮魂、先祖供養のために踊られる鹿踊りに、津田は自然と人間の境界を生きる鹿の存在を見出し、やがてその眼差しはすすきの原や海へと向けられていく。新刊書籍。
Concorde | Wolfgang Tillmans ヴォルフガング・ティルマンス
ドイツを代表する写真家、ヴォルフガング・ティルマンスの作品集。1997年にロンドンのChisenhale Galleryで開催された展覧会に際して刊行されたもの。フランスの超音速旅客機、コンコルドが飛び立つ瞬間や着陸する様子、空を飛ぶ姿など、全部で62枚の写真を収録。伝説的な航空機がもたらす美しさとそれがもたらす環境破壊の両方を写し出しており、ティルマンスならではの構図と色彩が光る一冊。ドイツ語、英語表記。
二つの山:畠山直哉、バルタザール・ブルクハルト | 東京アートミュージアム
2006年に東京アートミュージアムで開催された展覧会に際して刊行されたカタログ。2人の写真家、畠山直哉とバルタザール・ブルクハルトがそれぞれ国を交換し、スイスと日本、2つの山をテーマに撮影した写真をまとめたもの。畠山直哉はスイス・ユングフラウ地方やヴァレー地方を、ブルクハルトは和歌山県熊野と高野山で撮影し、それぞれの異なる視点から捉えられた山の写真を多数収録。
IMMIGRANTS | 中川正子
写真家、中川正子の作品集。2011年の東日本大震災をきっかけに岡山に家族とともに移住した中川が、同じような思いで岡山へ移り住んだ友人たちの日々の営みを写真に収めたもの。誰も知らない新しい土地に移り住み、人とつながり、ひたむきに向き合いながら丁寧に生きる友人たちの姿を、希望に満ちたあたたかい眼差しで切り取っている。
イサム・ノグチ庭園美術館 | 篠山紀信、佐藤卓、三宅一生
彫刻家イサム・ノグチの写真集。篠山紀信がイサム・ノグチ本人とその作品群を背景とした写真を撮り下し、そこから10年の時を経て再度篠山紀信、そしてデザイナーの佐藤卓の二人が美術館を訪問。美術館を撮り下ろし、2009年に三宅一生監修による開館10周年記念の写真集として刊行された一冊。
イサム・ノグチの世界 | 綿引幸造
イサム・ノグチの没後10年、そして1998年に完成したモエレ沼公園のオープニングを記念して刊行された作品集。氏が遺した国内外の立体・建築作品を札幌在住の写真家・綿引幸造が撮影して収録。
Alex Katz: Night Paintings | アレックス・カッツ
アメリカのアーティスト、アレックス・カッツの作品集。およそ30年にわたるカッツの作品群を振り返りながら、「黒」や「夜」を主題とした作品に焦点を当てた一冊。カッツの作品をカラーで36点掲載するとともに、カッツ本人へのインタビュー記事もあわせて収録。英語表記。
Peter Fischli David Weiss | ペーター・フィッシュリ、ダヴィッド・ヴァイス
1992年から1993年にかけてポンピドゥー・センターで開催されたスイスのデュオ、ペーター・フィッシュリとダヴィッド・ヴァイスによる展覧会のカタログ。本書は過去30年間にわたるフィッシュリ&ヴァイスの彫刻、インスタレーション、写真、映像作品から初期の作品にいたるまで、カラー、モノクロ図版で多数収録。フランス語表記。
Mario Giacomelli 黒と白の往還の果てに | マリオ・ジャコメッリ
イタリアの写真家、マリオ・ジャコメッリの作品集。イタリアにある小さな村を舞台とした『スカンノ』、ホスピスの老人たちを写した『死が訪れて君の目に取って代わるだろう』など代表的な作品から、最晩年のシリーズまで約100点の作品を解説とともに収録。
Mike Kelley | マイク・ケリー
アメリカの現代美術家、マイク・ケリーの作品集。彫刻とパフォーマンスを組み合わせ多才な表現活動を行い、ソニック・ユースのアルバムジャケットでも認知度の高いマイク・ケリー。本書はケリーの作品を豊富な図版資料とともに紹介するとともに、評論家たちによる論考のテキストやケリーとの対談記事のほか、ケリーに影響を与えた2つの著作も紹介している。英語表記。
クアトロ・ラガッツィ 桃山の夢とまぼろし 杉本博司と天正少年使節が見たヨーロッパ | 長崎県美術館
2018年から2019年にかけて長崎県美術館で開催された展覧会の図録。現代美術家・杉本博司が撮影した作品を軸に、天正少年使節やキリシタン文化に関する貴重な史料、南蛮美術など、豊富な図版資料とともに天正少年使節の足跡を辿る一冊。
Appearances are Often Deceptive | ヒロ杉山
イラストレーター、デザイナーとして活躍するヒロ杉山の作品集。一見ポップな絵本に見えるが、よく見ると世界的に有名なキャラクターたちに細工が施されており、ユーモアとダークが入り混じった一冊。500部限定刊行。
Vision Quest | ヒロ杉山
日本のイラストレーター、デザイナーのヒロ杉山の作品集。2004年にセントラルイースト東京で展示されたペインティングや展示の様子、ポスターなどを収録。限定600部刊行。
The Third Day | Henrik Spohler ヘンリック・スポーラー
ドイツの写真家、ヘンリック・スポーラーの作品集。食物を生産する過程を写真に収めたもので、本書では、スペイン、オランダ、ドイツ、アメリカにおける工業的な条件下のもと作られる現代の農業のあり方をポートレートのように写し出している。英語、ドイツ語表記。
Alfred Stieglitz at Lake George | アルフレッド・スティーグリッツ
1995年から1996年にかけてニューヨーク近代美術館ほか各地で開催された展覧会の図録。 近代写真の父と呼ばれたアメリカの写真家、アルフレッド・スティーグリッツがニューヨーク郊外にあるレイク・ジョージで過ごした際に撮影した写真を収めたもので、のどかな自然の風景や妻であるジョージア・オキーフの姿など、家族や友人たちとの穏やかな日々が写し出されている。英語表記。
ふしぎの森のDOB君 | 村上隆
現代アーティスト、村上隆によるファースト作品集。1999年にパルコギャラリーで開催された個展「ふしぎの森のDOB君」に際して刊行されたもの。村上隆による最も代表的なキャラクターであり、大きな耳と目が特徴的な「DOB君」の作品群を多数掲載。
大竹伸朗日本景 Zyapanorama
日本の現代美術家、大竹伸朗の作品集。ロンドン、香港、アメリカなどをテーマに作品を発表してきた大竹が、それら「かっこいいもの」の対比として「かっこ悪い」日本を写生。「異様な」あるいは「とらえどころのない」日本の風景をペインティング、コラージュ、立体で表現した大竹流日本百景。寄稿は椹木野衣、藤原新也。装丁は葛西薫、山口由香。
PSYCHEDELIC MAGAZINE LTD. vol.1 Presentation Issue 大竹伸朗
現代美術家、大竹伸朗による最初の印刷本となる作品集。コラージュ作品や書き下ろし漫画を収録した、片手に収まるほどの豆本サイズの一冊。
言語と美術 平出隆と美術家たち | DIC川村記念美術館
2018年から2019年にかけてDIC川村記念美術館で開催された展覧会の図録。詩人・平出隆による観点から、DIC川村記念美術館の収集作家を含めたジョゼフ・コーネル、ドナルド・エヴァンズ、加納光於、奈良原一高、瀧口修造らの作品を「言葉」と「美術」、そして「対話」へと焦点を当てるもので、展示風景や作品群などを解説とともに掲載。
the eyes、the ears、 | 川内倫子
写真家、川内倫子の作品集。日常で出会う一瞬を切り取ったかのような優しい眼差しの写真と、詩のような言葉が散りばめられた、写真と言葉の作品集。
Hell on Wheels: Freak Japanese Motorcycles ソフトカバー版 | 都築響一
写真家・編集者、都築響一の写真集。全国各地の暴走族の改造単車の数々を紹介する。ロケットカウルや三段シート、延長テールなど、独自のスタイルで改造された単車の写真とともに車種や所有者のニックネームを掲載。ソフトカバー版。
【新刊書籍】あなたのための劇画的小品集 | 上村一夫
昭和の絵師、漫画家、上村一夫が描く25編の女の物語。千趣会発行の月刊誌「COOK」に1974年から1976年まで連載した短編漫画を1冊にまとめたもの。一話わずか7ページの中に、女性のささやかな日常が描かれている。限定1000部。新刊書籍。
南砺 | 広川泰士
写真家、広川泰士の作品集。「土徳の里」と呼ばれ、美しく豊かな自然が残る富山県南砺市。本書は広川が四季を通じて南砺へ通い、土地の姿、工芸、食、人々を取材・撮影し、1年半の歳月をかけて作り上げた一冊。
レイモンド・ペティボン展 Raymond Pettibon: Plots Laid Thick | 東京オペラシティアートギャラリー
2002年に東京オペラシティアートギャラリーで開催されたレイモンド・ペティボン展「Raymond Pettibon: Plots Laid Thick」の図録。アメリカ西海岸を代表する現代美術家のひとりであるペティボンの、初期から近作ドローイングを多数掲載。
絵金 | ArT RANDOM CLASSICS
都築響一が監修、編集を務めていたアートブック「ArT RANDOM」シリーズで、幕末の土佐で活躍した絵師・金蔵こと「絵金」を特集した作品集。幕末から明治初期にかけて活躍した天才絵師、絵金の鮮烈で迫力ある芝居絵屏風を掲載。
Enzo Cucchi | ArT RANDOM シリーズ
都築響一が編集を務め、京都書院が発行していたアートブック「ArT RANDOM」シリーズの第86巻であり、イタリアの画家、エンツォ・クッキを特集した作品集。クッキによるペインティングの数々や、作品の展示風景を写した写真にコラージュを施した作品などを掲載。
菓子考 | 高浜平兵衛
明治から昭和の時代にかけて和菓子作りの第一人者として知られた、京都の有名菓子店若狭屋元茂の主人・高浜平兵衛の遺稿を纏めた資料集。日本の季節と伝統行事に寄り添う菓子を、美しい図譜とテキストで解説。
Japan japanisch ニッポンのニッポン | ヘルムート・シュミット
大阪を拠点に国際的に活躍するタイポグラファー、ヘルムート・シュミットが、日本の美やデザインについて綴った記事を編集。白木の人形キナキナや、山田光の白磁の徳利、また横尾忠則や杉浦康平などについて、モノクロ写真とともに紹介。英語、日本語表記。
Building Brasilia | Marcel Gautherot、Kenneth Frampton
フランスの写真家、マルセル・ゴテロがブラジルの首都ブラジリアの建設の模様を撮影した写真集。建築家、オスカー・ニーマイヤーの許可のもと、新首都ブラジリアの建設現場に特別に立ち入ることができたゴテロによる建設現場やそこで働く労働者たちの姿を撮影した3,000点にも及ぶ写真の中から厳選された作品群を収録。希望と不穏さ、壮大でありながらも脆弱なブラジリアという都市をゴテロの眼差しで鋭くとらえている。英語表記。
Vincent Van Duysen: Complete Works | ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセン
ベルギー出身の建築家兼デザイナー、ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセンの作品集。住宅建築、オフィスや商業空間、家具や装飾品に至るまでの、多岐にわたる分野の仕事を網羅したモノグラフ。細部の素材のこだわり、洗練された静謐な空間の美しさを紹介する。カラーによる図版250点、モノクロ図版50点と併せて解説を収録。英語表記。
Aires Mateus: Casa Em Melides | アイレス・マテウス
ポルトガルの建築家、アイレス・マテウスが設計したHouse in Fontinhaを撮影した一冊。外装から階段、キッチン、扉、アーチ型の壁など、特徴的なフォルムを建築写真家のホアン・ロドリゲスがモノクロの写真で捉える。 ポルトガル語、英語表記。
Le Pain De La Terre a La Table | Christophe Vasseur
2002年にパリにオープンしたブランジュリー、Du Pain et des Idées(デュ・パン・エ・デジデ)をオープンさせたクリストフ・ヴァスール初の書籍。小麦、農家、製粉製粉業者の仕事への思い、天然酵母・長時間発酵にこだわったパンの製造過程から店頭に並ぶまで、職人としての精神、最優秀ブランジュリーとして選出される名店の背景に迫る。カラーによる図版、レシピとともに解説を収録。フランス語表記。
Modern Forms: A Subjective Atlas of 20th-Century Architecture | Nicolas Grospierre
ポーランドを拠点に活動する写真家、ニコラス・グロスピエールによる建築写真集。1920年から1989年にかけてヨーロッパ、南北アメリカ、中東、北アフリカ、アジアに建設された建築物を収録。セントルイスのゲートウェイ・アーチやキエフのウクライナ科学研究開発協会をはじめ、リトアニアのドルスキニンカイにある温泉病院やトリポリにあるオスカー・ニーマイヤーの未完成の国際見本市会場なども収録。巻末には各建物の場所、日付、設計者、目的なども掲載。
日々の生活 気づきのしるし | 金沢21世紀美術館
2017年に金沢21世紀美術館で開催された展覧会に際して刊行された図録。機能性と美しさを兼ね備えたデザインで高く評価されるデンマークと日本が生み出した数々のプロダクトや作品を通して、日常を豊かにするデザインの在り方、そして両国の現代の暮らしに見るモノとコトについて考察する。日本語、英語表記。
Charlotte Perriand: La Bibliotheque de l’Amateur 01 | シャルロット・ペリアン
フランスの建築家でありデザイナー、シャルロット・ペリアンの作品集。女性の権利や貧しい人々の暮らしに寄り添うような、誰もが手にすることができる美しさと機能性を兼ね備えたプロダクトを数多く生み出したシャルロット・ペリアン。本書では、彼女が手がけた数々の作品とともに、現代においてもなお強い共感と勇気を与えてくれる彼女の生き方について紹介。フランス語表記。
Julius Shulman: Modernism Rediscovered | Pierluigi Serraino
アメリカの建築写真家、ジュリアス・シュルマンの作品集。シュルマンが撮影した膨大なミッドセンチュリー期の建築写真のうち、未公開作品も含む200点近くを掲載。カリフォルニア・モダニズムの魅力を再発見できる建築資料集としても。英語表記。
世界の集合住宅 20世紀の200 | ダイヤモンド社
世界各国における20世紀の集合住宅についてまとめた建築資料集。カサ・ミラ、ユニテ・ダビタシオン、ハビタ67,ザ・スパイラルほか名作といわれた集合住宅、日本や各国の集合住宅事情を紹介する。カラー写真、図面などの豊富な図版とともに解説を収録。英語表記。
Carried Away: All About Bags
2004年から2005年にかけて、エルメスとモード・テキスタイル博物館による企画のもと開催された展覧会「Le Cas du Sac」展にあわせて刊行されたビジュアルブック。フィリップ・トレイシーによるアンディ・ウォーホルの「キャンベルスープ缶」がプリントされたイブニングバッグや、アフリカの王族が儀式で使う王室用の「パンギュバッグ」など、様々な角度から世界中のユニークで象徴的なバッグを多数掲載。英語表記。
SANAA WORKS 1995-2003 | 妹島和世、西沢立衛
1995年に設立された妹島和世と西沢立衛による建築家ユニット「SANAA」の1995年から2003年までの仕事を紹介する作品集。2003年にギャラリー・間で開催された展覧会「妹島和世+西沢立衛/SANAA展」に併せて刊行されたもの。金沢21世紀美術館、トレド美術館ガラスセンター、バレンシア現代美術館、アジアソサエティ香港アジアセンターなど、世界で注目を集める2人の建築家による作品の数々を豊富な図版資料とともに掲載。
建築とマカロニ Architects Garden’95 | TOTO出版
15人の建築家と5人のゲストアーティストが「マカロニ」を設計するという、ユニークな作品集。誰もがよく知る身近な食べ物・マカロニが自由な発想のもと、様々なデザインへと発展した様子を、テキストとイラストで紹介する。葛西薫、隈研吾、原研哉、福田繁雄などが参加。イラストレーションはこぐれひでこによるもの。
Japanese Interiors | Mihoko Iida
進化し続ける日本の住宅インテリアデザインを幅広く紹介した写真集。都心のマンションから山や海沿いの別荘まで、日本各地の住宅28軒を掲載。隈研吾、nendo、藤井厚二、遠藤新、東孝光ら、日本を代表する建築家の手がけた作品も紹介。英語表記。
Japan Houses | Marcia Iwatate、Geeta K. Mehta
日本各地にある住宅を紹介する建築写真集。20人の建築家とデザイナーたちが手がけた、シンプルで洗練されたデザインの住宅26の事例を鮮明なカラー写真とともに収録。図面や解説もあわせて掲載。英語表記。
志村ふくみの紬織り 初期から現在まで | 滋賀県立近代美術館
2004年に滋賀県立近代美術館で開催された展示の図録。紬織(つむぎおり)の重要無形文化財保持者の染織家・志村ふくみが手がけた、初期から開催当時の最新作までの約100点を紹介。伝統的な織り文様と、植物染料を用いた染糸を組み合わせた美しい紬織り着物を展望する。