レターズ ゆいほどける文字たち | 東京都渋谷公園通りギャラリー
2021年に東京都渋谷公園通りギャラリーで開催された「アール・ブリュット ゼン&ナウシリーズ」の第1回目にあたる展覧会の図録。文字に魅了され文字にとりつかれた8名の作家による作品を収録。喜舎場盛也、佐久田祐一、ハラルト・シュトファース、新城千奈、富塚純光、西川匠、西山友浩、松本国三が参加。
幻のロシア絵本 1920-30年代
2004年に芦屋市立美術博物館、東京都庭園美術館で開催された「幻のロシア絵本 1920-30年代」展の公式カタログ。1920年代から30年代のソヴィエトで、新しい国づくりに燃える若い画家・詩人たちによって盛んに作られた絵本。ロシア・アヴァンギャルドによる新鮮なデザインと言語感覚が注ぎ込まれた作品の数々を紹介する。
文字をめぐる愛とよろこび | ベン・シャーン
20世紀アメリカを代表する画家、ベン・シャーンが文字への愛を綴った作品集。日本語版。多数のレタリング、ドローイング作品とともにベン・シャーンの自叙的なテキストを添えて収録。
ヴォルス 路上から宇宙へ | DIC川村記念美術館
2017年にDIC川村記念美術館で開催された展覧会の図録。水彩、油彩、銅版画、彫刻、写真など多岐にわたる分野で活動したドイツの芸術家、ヴォルス(本名はアルフレート=オットー=ヴォルフガング・シュルツ)。38年という短い生涯でありながら、芸術運動「アンフォルメル」動向の先駆者として評価されるヴォルスによる写真作品と水彩、油彩、銅版画などを多数収録。
Arno Fischer: The Garden | アルノ・フィッシャー
2007年から2008年にかけて開催された展覧会の際に刊行された、ドイツの写真家アルノ・フィッシャーの作品集。1978年に写真家、ズィビレ・ベルゲマンとともに住居とスタジオの場として農場を購入し、自然とともに生活した農場の庭を撮影。ポラロイドによって撮影された、飾らないありのままの風景が収められている。 英語表記。
Luigi Ghirri | ルイジ・ギッリ
イタリアの写真家、ルイジ・ギッリの作品集。2017年にタカ・イシイギャラリーで開催された展覧会「Works from the 1970s」の開催に際して刊行されたもの。ギッリの制作活動の中でも重要な70年代に撮影された作品を中心に、カラー写真の図版29点を収録。
漕 Kogi | 津田直
写真家、アーティストの津田直の作品集。琵琶湖を舞台に撮影した「漕 Kogi」シリーズをまとめたもの。波打つ水面、湖上の月、日本家屋、雨の空気...。かつて江戸時代に琵琶湖を行き来した「丸小船」のごとく、写真と散文によって過去と現在が繋ぎ、水の記憶を紡ぐ物語。 日本語、英語表記。
熊谷守一 クロッキー集 鳥獣虫魚 | 神無書房
画家、熊谷守一のクロッキー集。長年にわたり描かれたもののなかから、鳥、虫、魚、獣、花、草木をテーマにしたものを、谷川徹三監修のもと厳選して収録。巻末には氏自身のエッセイに加え、妻である熊谷秀子と白洲正子との対談をあわせて収録。植物やいきもの、身の回りの何気ないものごとに向けた、優しいまなざしがにじみ出る一冊。限定860部発行のもの。
小杉小二郎 | 求龍堂
画家、小杉小二郎の大判作品集。観るものを異空間へと誘う静物画や風景画にくわえ、様々な紙や布などを組み合わせたコラージュ作品なども大判で掲載。
土地 | アントニー・ゴームリー
人体を再現した彫刻作品で知られる、イギリス出身の彫刻家、アントニー・ゴームリーの作品資料集。2003年、中国の広州・北京・上海・重慶の4都市で開催された壮大なインスタレーションの制作過程をまとめたもの。ゴームリーの指導のもとに、一般市民が共同して作品制作、展示を行う。約200,000体の膨大な数の素焼きの像を、共同作業によって創りあげる壮大なプロジェクトの全容が収められている。 中国語、英語表記。
Beni Bischof: Bambi | ベニ・ビショフ
スイス出身のアーティスト、ベニ・ビショフの作品集。映画「バンビ」を繰り返し鑑賞し、何百もの水彩画を制作。森で遊ぶバンビ、母との別れ、森の動物たちとの出会い。誕生、生と死、再会、終わりのない生命の循環を、色鮮やかな水彩画でユニークにときにダークでシニカルに描く。 英語表記。
In Paul Klee’s Enchanted Garden | パウル・クレー
20世紀を代表するスイスの画家、パウル・クレーの作品集。クレーが生涯にわたり抱いていた、自然との対話を多角的な視点から創造へとアプローチする。自然をテーマに油彩、水彩、素描ほか、図版166点とともに解説を収録。 英語表記。
Alexander Calder & Richard Wilbur: Bestiare | アレクサンダー・カルダー、リチャード・ウィルバー
アメリカの彫刻家、アレクサンダー・カルダーとアメリカの詩人、リチャード・ウィルバーの作品集。カルダーによるゆるやかなドローイングに、ウィリアム・シェイクスピアやウォルト・ホイットマンの作品など、ウィルバーが選んだ詩や物語、戯曲などの古典文学からの引用が添えられている。 フランス語、英語表記。
Le Monde Selon Arp | ハンス・アルプ
彫刻家、画家、詩人であるドイツの芸術家、ハンス・アルプの作品集。コラージュ、レリーフ、彫刻作品、詩などの作品を収録。多才な芸術表現の数々を、ユニークなエディトリアルデザインによって綴じ込めた芸術家の創作プロセスを再考する1冊。 ドイツ語表記。
Richard Diebenkorn | リチャード・ディーベンコーン
20世紀アメリカを代表する画家の一人であるリチャード・ディーベンコーンの作品集。1950年代半ばから60年代後半にかけて制作されたドローイング、ペインティング、ガッシュの42点の未発表作品を初収録。ディーベンコーンを知る貴重な一冊。 英語表記。
未来派 1909-1944 | セゾン美術館
1992年に開催された「未来派 1909-1944」展図録。ジャコモ・バッラ、ウンベルト・ボッチョーニ、ブルーノ・ムナーリほか未来派を代表する芸術家たちの作品図版や、未来派創立宣言、エンリコ・クリスポルティによる作家解説など豊富な内容を収録。
Andy Warhol: A Retrospective ハードカバー版 | アンディ・ウォーホル
1989年にニューヨーク近代美術館で開催されたアンディ・ウォーホル回顧展の際に刊行された展覧会カタログ。ハードカバー版。ドローイングや写真、シルクスクリーンなど、600点以上の図版を収録し、ウォーホルが生涯をかけて制作し続けた膨大な作品とその人生を網羅する一冊。 英語表記。
画家の眼差し、レンズの眼 近代日本の写真と絵画 | 神奈川県立近代美術館
2009年に神奈川県立近代美術館で開催された展覧会の図録。19世紀に西洋から伝わった洋画や写真、印刷技術などの影響から、近代日本における絵画と写真の関係性を豊富な図版と解説で検証する。
ネイチャー・センス 日本の自然知覚力を考える | 森美術館
2010年に森美術館で開催された「ネイチャー・センス展:吉岡徳仁、篠田太郎、栗林隆」の図録。3人のインスタレーション作品を通じて、現代を生きる日本人の感性や、文化的記憶と自然観との関係性を紐解いていく。
福井良之助孔版画展 | 岩手県立美術館 ほか
2005年に開催された巡回展のカタログ。戦後を代表する版画家の1人でもあり、洋画家の福井良之助の作品を紹介。孔版画を中心に、水彩、ドローイングほか、作品図版とともに解説を収録。繊細な線と静謐な世界が表現される。
Ukiyo | 奈良美智
日本の現代美術家、奈良美智の作品集。浮世絵の世界と融合したシリーズ「in the floating world」の作品と、写真家のホンマタカシによって撮影された立体作品「The Little Pilgrims」を収録。
型染 | 紫紅社
型染古布の実物標本集。江戸時代から明治・大正時代にかけて制作された小紋、中型、型友禅の実物84点を収録。縞文様、菊文様、立涌文様など、細やかな文様と美しい色染の貴重な実物の古布が収められている。冊子にて解説を付属。
アイヌの文様 | 四辻一郎
アイヌの伝統的な文様に焦点を当てた写真資料集。ルウンペと呼ばれる着物やマンタリと呼ばれる前掛け、他にもござやお盆など、衣服から暮らしに至るまでのアイヌの文様を紹介。カラー・モノクロ含む豊富な写真、テキストを収録。
Shoowa Design: African Textiles from the Kingdom of Kuba | Georges Meurant
中央アフリカ・現コンゴ共和国に存在したクバ王国、ショワ族のデザインに焦点を当て紹介する。数百年に渡って継承、制作されてきたテキスタイルデザインを紹介する。複雑な幾何学模様の刺繍作品、資料写真、イラストレーションとともに解説を収録。 英語表記。
Mbuti Design: Paintings by Pygmy Women of the Ituri Forest | Georges Meurant、Robert Farris Thompson
中央アフリカ・コンゴ民主共和国のイトゥリの熱帯雨林に住むムブティ族のデザインに焦点を当て紹介する。タパクロスやフェイスペイント、ボディペイントほか、自然とともに生きるムブティ族の幾何学的模様の芸術表現を探る。資料写真、詳細なドローイングとともに解説を収録。 英語表記。
Thomas Florschuetz: Assembly | トーマス・フロルシュッツ
ドイツの写真家、トーマス・フロルシュッツによる作品集。インドのチャンディーガルにあるル・コルビュジエが手掛けた「高等裁判所」と、コルビュジエの教え子である建築家、オスカー・ニーマイヤーによる「首都ブラジリア」を被写体にしたもの。建築物の曲線や直線の連なり、鮮やかな壁面や窓などにクローズアップした写真とともに解説を収録。 ドイツ語、英語表記。
Lucie Rie | Tony Birks トニー・バークス
20世紀を代表する陶芸家、ルーシー・リーの伝記・作品集。その生涯と作品の数々を、美しい写真と豊富なエッセイで紹介。英語表記。
別冊江戸っ子 江戸明治 おもちゃ絵 | 上野晴朗、前川久太郎
雑誌「江戸っ子」の別冊版であり、創刊2周年記念に上野晴朗と前川久太郎により出版されたもの。江戸時代後期から明治時代にかけて子どもたちの間で人気を博した木版手摺り版画によるおもちゃ絵を紹介。現代で言うきせかえ人形やすごろく、図鑑のような役割を果たした様々な種類のおもちゃ絵をカラーで収録するとともに、その歴史や変遷などの丁寧な解説も合わせて掲載。
用のかたち・用の美 芳武茂介クラフトデザイン作品集 | 講談社
クラフトデザイナー、芳武茂介の作品集。ガラス器、鉄皿、すきやき鍋、灰落しスタンド、瓶カバーなど工芸作品をカラー&モノクロで掲載。後半には「雑感」として様々なエッセイも併せて収録。見返しに著者の署名入り。
Pasta: The Spirit and Craft of Italy’s Greatest Food, with Recipes | Missy Robbins、Talia Baiocchi
40種類の手打ちパスタと100種類のイタリアン・アメリカン・イタリア郷土料理、モダン料理をまとめたレシピ集。ニューヨークを代表するシェフによる、様々な種類のパスタで作られる美しく洗練されたパスタ料理を紹介する。生地や形の作り方、ショートパスタ、スパゲッティ、魅力的なレシピが写真とともに詰まった1冊。 英語表記。
名品 茶懐石 | 著者名
明治時代、裏千家家元に手ほどきを受け京都・東山に店を構えた辻留の二代目店主、辻嘉一による茶懐石と名品の指南書。四季の移り変わりを彷彿させるかのような、月ごとの懐石の献立とその作り方、取り合わせを解説するとともに、名器に盛り付けられた懐石をカラー写真で収録。装画は日本画家、奥村土牛によるもの。歌人で随筆家、入江相政による序歌を掲載。
Handcrafted Modern: At Home with Mid-century Designers | Leslie Williamson
イームズ夫妻、ジョージ・ナカシマ、ラッセル・ライト、ウォルター・グロピウスら、14名のミッド・センチュリー期に活躍したデザイナーたちの自宅のインテリアを紹介した写真集。ハンドメイドの家具、自作の彫刻や絵画の飾り方、本棚に並ぶ本や調度品の数々、 細部にいたるまで作家の個性があらわれた住まいにはインテリアのヒントが満載。英語版。
The Foraged Home | Oliver Maclennan
廃材やリサイクル品を用いたインテリアを紹介する写真集。海や森林で集めた流木や石、捨てられたテーブル、ハンガーラックなど、あらゆる持続可能なものとともにデザインを考える一冊。 英語表記。
Victoria Hagan: Interior Portraits | ヴィクトリア・ヘイガン
ニューヨークを拠点に活動するインテリアデザイナー、ヴィクトリア・ヘイガンの作品集。特徴的なフォルムの椅子やヴィンテージの鏡など、建築とインテリアデザインの融合された「ニュー・アメリカン・クラシック」として知られるルックを紹介。リビングルーム、ベッドルーム、キッチン、バスルームほか、作品図版とともに解説を収録。 英語表記。
American Modern | Thomas O'Brien
インテリアデザイナーである、トーマス・オブライエンによるインテリアデザイン書。アメリカンモダンを中心にアーバンモダン、カジュアルモダン、ヴィンテージモダンほか、様々なモダンスタイルをカテゴライズして紹介する。ニューヨークにある住宅のロフト、ロングアイランド東部の校舎を改造した家など、インテリアの詳細な図版とともに解説を収録。 英語表記。
三國荘 初期民藝運動と山本爲三郎 | アサヒビール大山崎山荘美術館
2015年から2016年にかけてアサヒビール大山崎山荘美術館で開催された展示の際に刊行された図録。陶器や調度品、資料写真とともに、民藝運動、「三國荘」の前身である「民藝館」や「三國荘」の軌跡を辿る。作品図版と併せて解説を収録。
戦後デザイン運動の原点 デザインコミッティーの人びととその軌跡 | 川崎市岡本太郎美術館ほか
2021年から2022年にかけて川崎市岡本太郎美術館ほかで開催された展覧会「戦後デザイン運動の原点 デザインコミッティーの人々とその軌跡」展の図録。戦後日本のデザイン運動の先駆けとして柳宗理や亀倉雄策、瀧口修造、石元泰博、岡本太郎らが参加した国際デザインコミッティーの活動や交流、プロダクトデザイン、写真、絵画作品などを収録。
工藝を我らに 資生堂が提案する美しい生活のための展覧会 2015 | 大木敏行、福島昌子
2015年に開催された「工藝を我らに 資生堂が提案する美しい生活のための展覧会」の図録。十四代今泉今右衛門、内田鋼一、松島巌、漆藝の小椋範彦、小西寧子らの作品とともに、資生堂アートハウスの所蔵品を織り交ぜながら、受け継がれるべき工藝品の数々を紹介する。
芹沢銈介 作品 | 東北福祉大学 芹沢銈介美術工芸館
型絵染の人間国宝、芹沢銈介の作品集。着物から暖簾、屏風、カレンダー、装丁を手掛けた書籍、ガラス絵まで、作品全体をおさめたものと寄りのものを同時に収録することによって、その美しい模様を細部まで楽しむことが出来る。また型絵染の技法・工程も併せて掲載。デザインは杉浦康平、佐藤篤司。
茶の美術 曜変天目と名物茶器 | 静嘉堂文庫美術館
1994年に開催された展示会「茶の美術」の図録。室町時代から桃山時代にかけて鑑賞された曜変天目や茶器などを紹介。
Russian Folk Costume: Sergey Glebushkin Private Collection | Aldis
ロシアの伝統的な民族衣装の資料集。セルゲイ・グレブシキンのコレクションから、ロシアのさまざまな地域の伝統的なロシア衣装を豊富なカラー写真とともに紹介。英語表記。
Khorjins: Tribal and Rural Weaves from Iran | Parviz Tanavoli
イランの部族や農村の人々の織り物をテーマにしたビジュアル資料集。イラン高原の部族の間で使用されている、多機能なバッグである「コルジン」(サドルバッグ)に焦点を当て、美しく細工されたカラフルな例を多数紹介。合わせてイランにおける織物の地理的な違いや用語、歴史なども解説。 ペルシア語、英語表記。
アール・デコ展 きらめくモダンの夢 | 東京都美術館ほか
2005年に東京都美術館などで開催された同名展示の図録。19世紀末に流行した芸術運動「アール・ヌーヴォー」を引き継ぎ、1920年代から30年代にかけて世界を座巻した「アール・デコ」。そのなかから絵画、彫刻、建築、インテリア、服飾などを200点を紹介、さらにエジプト、中国など多様な影響源についても解説。
小松誠 デザイン+ユーモア展 | 東京国立近代美術館
2008年に東京国立近代美術館で開催された「小松誠 デザイン+ユーモア展」の図録。磁器の白さと可塑的な磁土の特徴を活かしたユニークな作品制作で知られる小松誠。シワのあるスーパー袋から型を起こしてつくられた代表作「クリンクルシリーズ」の紹介をはじめ、「プロダクトデザイン」「異素材の組み合わせ」そして「エクササイズ」など4つの章にわけて個性豊かな作品を紹介。