野又穫作品集 Points of View 視線の変遷 | 東京書籍
実在しない建造物を絵画として独自の視点から描き続けている画家、野又穫の画集。1986年から2004年にかけて制作したペインティング作品をカラーで収録。太古に作られたような、はたまた未来に作られるような架空の建造物が描かれている。
Kitaj Prints: A Catalogue Raisonne | R・B・キタイ画集
生前はデイヴィッド・ホックニーとも親しく、ポップアートの画家としても知られるR・B・キタイのグラフィックワークや印刷作品をまとめたもの。学生時代のリトグラフ作品からスクリーン印刷を用いたものまで、膨大な数の作品を掲載。
Harvey Quaytman | ハーベイ・カイトマン
アメリカの抽象画家、ハーベイ・カイトマンの作品集。1960年代に制作された幾何学的なアーチを組んだ造形の作品群から、1980年代以降の十字形の交点に焦点を当てた代表的な作品まで、カイトマンの作品を時代ごとに幅広く網羅して収録。 英語表記。
Nadia Lee Cohen: Hello My Name Is | ナディア・リー・コーエン
イギリスのフォトグラファー、ナディア・リー・コーエンの作品集。蚤の市やカーブーツセールで集めた33個の誰かの名札から連想した架空の人物にコーエン自身が仮装してなりきり、撮影したもの。ポートレートとともに、財布や机の引き出し、小物入れの中身など、架空の人物の想像上の持ち物までもがコメントとともに掲載されている。 英語表記。
花曲 | 荒木経惟
写真家、荒木経惟による「花」を被写体とした作品集。黒を背景に、華麗に咲き誇る美しい花々の姿が鮮やかなカラーで見開きに大胆な構図で掲載されている。
Karl Blossfeldt: Art Forms in the Plant World | カール・ブロスフェルト
ドイツの植物学者であり写真家、カール・ブロスフェルトによる写真集。植物にクローズアップして撮影されたモノクロ作品を多数収録。普段は見過ごされてしまう、植物が持つ形態の美に改めて気付かされる。
Jeff Koons: Popeye Series | ジェフ・クーンズ
2009年にロンドンのSerpentine Galleryで開催された展示の際に刊行されたもの。アメリカ出身のアーティスト、ジェフ・クーンズによる「Popeye」シリーズの作品集。既製品のおもちゃ、子供用の浮き輪や日用品を用いたオブジェ、コラージュなど作品とともに解説を収録。
Joe Roberts: We Ate the Acid | ジョー・ロバーツ
アメリカのアーティスト、ジョー・ロバーツの作品集。有名キャラクターを模したアイロニックな表現や幾何学的な模様など、鮮やかでサイケデリックな世界を描く。ペインティング、ドローイングを中心とした作品を収録。 英語表記。
サンバ・サンバ・ブラジル 三木淳写真集 | 研光社
日本の報道写真家、三木淳の作品集。1960年代のブラジルの都市部や小さな町、海岸で撮影された人々のポートレートをモノクロの大型図版で多数収録。建設現場で働く労働者からアマゾンで暮らす部族、カーニバルで踊る若者、激動の時代を生きる人々の躍進的な姿を力強く捉えている。
Jeanloup Sieff: 40 Years of Photography | ジャンルー・シーフ
フランスの写真家、ジャンルー・シーフの作品集。1950年代から1980年代後半まで、およそ40年にわたるキャリアにおける代表的な作品群を大型図版で収録。ファッション、風景写真、広告、ポートレート、いつの時代も色褪せない写真を撮り続けたシーフによる創造の軌跡を、4つの章で辿る一冊。 英語表記。
Alfred Stieglitz | アルフレッド・スティーグリッツ
近代写真の父と呼ばれたアメリカの写真家、アルフレッド・スティーグリッツの写真集。ニューヨークの街並みや冬の景色、妻であるジョージア・オキーフなど、19世紀後半から1930年代にかけての写真をモノクロで収録した、スティーグリッツのキャリアを網羅する一冊。 英語表記。
Stonework and Lime Kilns | Bernd Becher、Hilla Becher ベッヒャー夫妻写真集
ベルント・ベッヒャー、ヒラ・ベッヒャーによる写真集。1980年代から1990年代にかけてドイツ、フランス、オランダ、ベルギー、スイス、オーストリア、イギリスで撮影した岩石加工工場と石灰窯の作品を掲載。
Yoshiro Higa: Cold Frame | 樋貝吉郎
写真家、樋貝吉郎の作品集。北海道、新潟、福島、アラスカなどの各地で撮影。冬の海、雪が降り積もった道路、氷が飛び散るアクション、時が止まったような瞬間。スノーボーダー、スケーターの躍動感ある姿と自然との調和がもたらす美しい1冊。
野口里佳展 予感 Mimoca’s Eye Vol.1 | 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
2001年に丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で開催された展覧会の図録。国内外問わず優れた若手アーティストに焦点を当て、その活動を紹介していく展覧会シリーズ「MIMOCA'S EYE」の第1回展に選ばれた写真家、野口里佳。本書では野口による「ドリーミング・オブ・バビロン」「ロケットの丘」「創造の記録」「果たして月へ行けたか?」の4シリーズの作品を収録。装丁は中島英樹。
ビュフォンの博物誌 | 荒俣宏、ジョルジュ=ルイ・ルクレール・ビュフォン
歴史的博物学者であるジョルジュ=ルイ・ルクレール・ビュフォンの博物誌を、荒俣宏の監修のもと翻訳・解説。工作舎創立20周年を記念して出版されたもの。哺乳類から、魚類、軟体動物、植物にいたるまで、1123点3000余種のカラー図版を収録した大著。
生薬図譜 | 株式会社ツムラ
ツムラ医療用漢方製剤に配合されている生薬のうち96種類を50音順にイラスト集として収録した一冊。正確、精密かつ美しい薬草のイラスト、その主要成分、薬理作用、関連処方まで詳細に解説する。
Parkie Une Histoire D’Elephant | Stephane Audeguy
フランス人作家、ステファヌ・オードギーのビジュアルブック。1786年にスリランカからパリに渡った象のパーキーの物語。紆余曲折を経てパリ植物園付属動物園に到着したパーキーが、科学者、博物学者、画家たちのミューズとなるまでを、水彩画、版画、絵画、ドローイングなどの豊富な歴史的イメージとともに描く。 フランス語表記。
Art Random 5 Vincent Gallo | ヴィンセント・ギャロ
ミュージシャン、俳優、画家、映画監督としても活躍する、ヴィンセント・ギャロの作品集。1982年から1988年に制作された、絵画作品27点を収録。葡萄をはじめとした、果物などのモチーフを真横から捉えた同じ視点、そして独特な色彩表現によって描きだす。 英語表記。
Grapefruit: A Book of Instructions and Drawings by Yoko Ono | オノ・ヨーコ
アーティスト、オノ・ヨーコによるコンセプチュアル・アートブック。1964年に初版が発行され、本書は約30年ぶりに復刊した新板。テキストと少しのドローイングのみで構成されており、何百ものシンプルで詩的な言葉の数々が綴られている。序文はジョン・レノン。 英語表記。
ウニカ・チュルン遺稿集「メゾン・ブランシュでの休暇」/ 澁澤龍彦ベルメール論集成「ファンム・アンファンの楽園」全2冊
ドイツ出身の芸術家、ウニカ・チュルンの遺稿集と、仏文学者の澁澤龍彦がウニカ・チュルンのパートナー、ハンス・ベルメールについてまとめた論集2冊セット。ウニカ・チュルンの没年に書かれた「ハンス・ベルメールとの出会い」「メゾン・ブランシュでの休暇」「小児読本」などを収録。澁澤龍彦によるベルメール論12編とハンス・ベルメールに影響を受けた人形作家、四谷シモンを綴った「変身する四谷シモン」を掲載。
Robert Mapplethorpe: Ten by Ten | ロバート・メイプルソープ
アメリカの写真家、ロバート・メイプルソープの作品集。メイプルソープが亡くなる前年の1988年に開催された展示の際に刊行されたもの。花や性、ヌード、デイヴィッド・ホックニー、フィリップ・ジョンソン、パティ・スミスらを撮影したポートレート作品ほか、あらゆるシリーズから選び抜かれた作品全70点収録。 ドイツ語表記。
Mario Testino: Kids | マリオ・テスティーノ
写真家、マリオ・テスティーノの小さな写真集。小児がん医療基金を支援するために発行されたもの。くまの着ぐるみやドレス姿、プールや海でのシーン、あどけない表情、無邪気な笑顔など、子どもたちのありのままの純粋な表情や姿を写し出す。カラー・モノクロによる作品を収録。 英語表記。
横尾龍彦 瞑想の彼方 | 著者名
2022年から2023年に北九市立美術館などを巡回した展示の図録。日本とドイツを拠点に活動した画家、横尾龍彦の1960年代から2014年までの作品を紹介。シュルレアリスム、幻想絵画、書に通じる抽象画などの作品図版と解説を収録。
バウハウス叢書 5 新しい造形 新造形主義 | ピート・モンドリアン
バウハウスの創設者であるヴァルター・グロピウスと、理論的支柱を担ったL・モホリ=ナギの共同で編集されたバウハウス叢書の第5巻。絵画、文学、音楽、演劇、建築へと展開されたモンドリアンの芸術論を収録。
ジョージ・ルーカスの大博物館 | 文藝春秋
1993年に開催された巡回展の際に刊行されたビジュアルブック。『スター・ウォーズ』『インディ・ジョーンズ』のプロトタイプ、キャラクター、プロップ、イラストレーション、スケッチ、手書き絵コンテなど、スカイウォーカー・ランチに所蔵されたアーカイヴの約90%を公開。作品図版とともにジョージ・ルーカスによるインタビューや解説を収録。
Christo and Jeanne-Claude: Works and Projects 1958-2006 | クリスト&ジャンヌ=クロード
2006年から2007年にかけて札幌宮の森美術館で開催された展示の図録。建造物を梱包するという大規模な野外プロジェクトで知られる現代美術作家、クリストとジャンヌ=クロードの活動を紹介。1950年代から2000年代にかけて制作された作品、プロジェクトのスケッチ、資料写真など作品図版とともに解説を収録。
ルネ・マグリット展 | 朝日新聞社
1994年から1995年にかけて開催された「ルネ・マグリット展」の図録。ペインティングやデッサン、立体造形など様々な作品と解説が収録され、マグリットの不可思議な世界を包括できる一冊。
芸術と芸術家 ある抽象画家の思索と記録 | ワシリー・カンディンスキー
抽象絵画の先駆者であり、バウハウスでも教鞭をとったワシリー・カンディンスキーの評論・随想をまとめたもの。自身の心を綴った、新しい創造を目指す人々へ勇気を与える一冊。
The Photographs of Ron Galella | ロン・ガレラ
パパラッチとして世界的に知られているアメリカの写真家、ロン・ガレラの作品集。時に物議を醸しながらも、スターが最も生き生きとスタイリッシュに見える瞬間をカメラに収めてきたガレラによる数々の写真をカラー、モノクロの大型図版で多数収録。マイケル・ジャクソンやシェール、エリザベス・テイラー、マーロン・ブランド、ミック・ジャガー、その他多くの富豪や有名人、追いかけ回された人々の写真を掲載。 英語表記。
現代美術史における前衛書のリポジショニング | 宮津大輔
20世紀を代表する書家、井上有一、江口草玄、森田子龍ら墨人会メンバーによって美術としての「前衛書」についてまとめた学術書。「書」の定義から、「前衛書」の誕生と発展、墨人会による「前衛書」の技法と思想的背景、「前衛書」から「書」の未来へ、などあらゆる視点から「前衛書」について図版とともに解説する。
Kawamata Expand BankART | 川俣正
2012年にBankART 1929にて開催された展示を機に刊行されたカタログ、全3冊セット。「Representative Works・Documents」「Plan for Expand BankART」「Documentation for Expand BankART」の3部構成で紹介。芸術家、造形作家、川俣正の過去の活動の記録、世界各国での展覧会での作品、BankART1929での展示の制作過程など、豊富な図版、解説を収録。
福沢一郎展 このどうしようもない世界を笑いとばせ | 東京国立近代美術館
2019年に東京国立近代美術館で開催された展示の図録。日本にシュルレアリスムを紹介した画家として知られる洋画家、福沢一郎が生涯を通した中で画家として社会と向き合った部分に焦点を当て紹介。パリの留学時代、帰国後の活動、戦時下での前衛など、時代とともに福沢一郎の変遷を辿る。
Question the Wall Itself | Walker Art Center
2017年にアメリカ合衆国ミネアポリスのギャラリー、ウォーカーアートセンターで開催された展示を書籍化したもの。ジョナサス・デ・アンドラーデ、ユリ・アラン、ニーナ・バイヤーら23人の国際的なアーティストが参加し、インテリア空間や装飾品が文化的アイデンティティを理解する上で重要な役割を果たすことを検証している。 英語表記。
岡本真菜子写真集 Aisatsu | Musashino coop
日本の写真家、岡本真菜子の作品集。作家自身の姉家族との他愛もない日常を写真に収めたもので、ページをめくるたびに子どもたちの元気な挨拶の声が聞こえてくるような一冊。
Barbara Nessim: An Artful Life | バーバラ・ネシム
アメリカのアーティストであり、イラストレーターのバーバラ・ネシムの作品集。1960年代からファッション、テキスタイル、グラフィックなど多彩な分野で活動し、ローリング・ストーン誌やニューヨーク・タイムズなどの表紙も手がけてきたネシム。本書は印象的な女性像のポートレート作品からドローイング、コラージュに至るまで、豊富な作品資料とともに、時代ごとにネシムの仕事や作品を紹介する一冊。 英語表記。
Don’t Take These Drawings Seriously: 1981-1987 | Nathalie Du Pasquier ナタリー・デュ・パスキエ
イタリアのポストモダンを代表するデザイン集団、メンフィスの一員であるナタリー・デュ・パスキエの作品集。アトリエに保管されていた未発表のドローイングを編纂したもの。バッグなどのファッション小物から、衣服、家具、建築まで、多様なモチーフを収録。英語表記。
江戸文字三千字 | 佐山英雄
祭で着る半纏・法被や提灯に書かれるなど、昔から庶民の生活にかかせないものとして愛されてきた江戸文字。力強く、かつ独特の持ち味があり、江戸っ子の心意気が感じられる江戸文字三千字を収録。
成田亨作品集 | 羽鳥書店
デザイナーで彫刻家の、成田亨の作品集。「ウルトラマン」など特撮作品のデザインや美術を手がけた氏の作品を、マイティジャック、ヒューマン、バンキッド、モンスター大図鑑、特撮美術、後年の絵画・彫刻まで収録。さらに未発表作品や、実現しなかった幻の企画案も含む全515点を掲載。
向井周太郎 世界プロセスとしての身振り
2013年に開催された展覧会の図録。武蔵野美術大学の名誉教授である向井周太郎の作品「世界プロセスとしての身振り」を掲載。古今東西の「身振り」にまつわる図像で構成された作品によって、氏のデザイン哲学を視覚的に紹介する。
ロック・エンド | 阿木譲
ロック・エンド/「ロック・マガジン」編集長で音楽評論家の阿木譲によるショートエッセイや金坂健二、渋谷陽一、今野雄二、細野晴臣、松岡正剛との対談を収録。それぞれが、ロック、パンク、テクノなどの近代音楽について語る、80年代のプラスティックな質感をそのまま綴じ込めた1冊。巻末には音楽系譜、年表、レコード一覧を掲載。装丁は戸田ツトムと松田行正。
Rockers Style | 河出書房新社
レゲエ・ムービーの代表作『ロッカーズ』(1978年公開)のスチールを集めた写真集。70年代、レゲエ黄金期だった時代のミュージシャンたちの生き様はもちろん、ファッションのスタイルまで大型図版で楽しめる一冊。
The Best of Jackie | Prion Books Ltd
1964年創刊のイギリスのティーン向け雑誌「ジャッキー」の貴重な記事を集めた特別号。1970年代を中心とした、ファッション、アイドル情報、ゴシップ、ヘアスタイルなどの当時の様々な記事が、ポップなイラストとともに収録されており、ページを開くとタイムスリップしたかのような気分になれる一冊。 英語表記。
季刊サブ 5号 アンファンテリブル 恐るべき子供たち
名編集者・小島素治が発刊したカルチャー誌、季刊「サブ」アンファンテリブル<恐るべき子供たち>特集号。三島由紀夫がジャン・コクトーに寄せた「軽金属の天使」、深作欣二のインタビュー記事や、アンディ・ウォーホル、ノーマン・メイラー、フランソワァズ・サガンなどに関するエッセイを収録。
文字の詩 スタジオ紙上展 日美生によるレタリングデザイン550 | 日本通信美術学園
日本通信美術学園・通称「日美」の学生たちが、機関誌「スタジオ」で発表したレタリングデザインのうち、優秀作を編纂した作品集。和文によるタイトルのレタリング、イメージによるレタリングの他、一部欧文、ロゴタイプも収録。全国各地の通信教育学生による傑作が目白押し。