Terry Jones: Catching the Moment | テリー・ジョーンズ
ロンドン発のファッション誌『i-D Magazine』の創始者テリー・ジョーンズが、90年代後半までにアートディレクションを手がけた代表作品を紹介。パンク、ニュー・ウェーヴ・テイスト溢れるエディトリアルデザインの数々を多数掲載したユニークな作品集。英語表記。
Bibliographic: 100 Classic Graphic Design Books | Jason Godfrey
過去100年の間に出版されたグラフィックデザインの名著100冊を紹介する。モホリ=ナジ・ラースローやヨゼフ・ミューラー=ブロックマン、A.M. カッサンドル、ピーター・サヴィルら著名なデザイナーによる作品をカテゴライズし、図版と併せて解説を収録。20世紀におけるグラフィックデザインの進化を探る。英語表記。
HEADS | Yuichiro Okamura
1920年代から80年代にかけてのヘアカルチャーに焦点をあてた1冊。フランス、イギリス、アメリカなどファッションや音楽の流行とともに変化していくヘアカルチャーを紹介。オードリー・ヘップバーン、ブリジット・バルドー、カート・コバーンなどスタイルを代表する著名人写真とともに解説を収録。英語、日本語表記。
Haircults: Fifty Years of Styles and Cuts | Dylan Jones
ヘアスタイルの歴史とカルチャーを探るビジュアルブック。1940年代から1990年代にかけて50年間にわたるヘアスタイルの変遷を辿る。エルヴィス・プレスリーやビートルズ、ヒッピーなど時代を象徴する多様なスタイルをモノクロ、一部カラーの図版、解説とともに収録。英語表記。
岡本一宣の東京デザイン
アートディレクター、グラフィックデザイナーとして活動する岡本一宣の作品集。「ひととき」「Spiritus」「FRaU」など雑誌のほか、装丁、ポスター、ロゴにいたるまで、氏の手掛けたデザインワークの数々を幅広く収録。
The Last Magazine | David Renard
世界各国から最先端のインディペンデント・マガジンを集めたビジュアルブック。ビジュアルの革新性、コンテンツの独自性、洗練されたデザイン、そしてニッチな読者層に深く刺さるような、世界20カ国以上から厳選された150以上のインディペンデント・マガジンによる優れたデザインの表紙や誌面レイアウトを一堂に紹介。「New York Times Book Review」のスティーヴン・ヘラー、「ID」のテリー・ジョーンズなど、業界を代表するキーパーソンたちによるエッセイも収録。英語表記。
ハンガリー構成主義 1918-1936 | ワタリウム美術館
1994年にワタリウム美術館で開催された「ハンガリー構成主義 1918-1936」の図録。ラヨシュ・カッシャーク、モホリ=ナジ・ラースローらハンガリーにおける構成主義の代表的作家らを取り上げ、作品とその活動を紹介する。
アートディレクター デザイナーのラフスケッチ188 | MdN編集部
国内の第一線で活躍するアートディレクター、デザイナー151組による188例のデザインの仕事と創作のプロセスを集めたデザイン資料集。広告、ブックデザイン、パッケージ、ロゴタイプなどのカテゴリ別に、デザインを完成させるためのラフ、スケッチ、アイデアメモ、モックアップ、カンプなどを豊富な図版と解説で紹介。
欧文書体デザインの世界 | アイデア編集部
雑誌『アイデア』で掲載された欧文書体デザイン関連の特集を約20本採録した1冊。アイデアNo.305『タイプデザイン・トゥデイ』を中心に、2000年代以降の以降の欧米の書体制作、歴史研究の動向などを追う。ロビン・キンロス、小林章、イエン・ライナム、ヘルムート・シュミットら、タイプデザイナーへのインタビューや研究者による論考を収録。
アイデア No.384 髙田唯 形と態度 | 誠文堂新光社
アイデアNo.384、2019年1月号。デザイナー・髙田唯の活動を「形」と「態度」の2部構成で紹介。前半の「形」では、2006年の設立から10年以上の年月を重ね、印刷物以外のロゴの制作やそれにともなうブランディング、プロデュース的な領域の仕事にまで広がりをみせるAllright Graphicsでの仕事を掲載。後半の「態度」では,前半を通じて現れてきた髙田唯の輪郭を、これまで髙田にデザイン依頼した人々や、展覧会の企画者,彼の活動を周縁から支える人々からの言葉や対話を軸に深掘りしていく。
アイデア No.332 グラフィックデザインの変革 | 誠文堂新光社
アイデアNo.332/2009年1月号。デザイナーのマイク・マイヤーやウィル・ホルダー、グラフィックデザインスタジオのプラクティスなど、デザイナーやチームによる作品を多数収録しながら、グラフィックデザインの変容について様々な角度から焦点を当てる。
アイデア No.305 タイプデザイン・トゥデイ | 誠文堂新光社
アイデアNo.305/2004年7月号。タイプデザイン・トゥデイ特集。ロビン・キンロス、ジャン=フランソワ・ポルシェ、小林章らとともに欧文書体設計の現在を考える。テーマにちなんで、テキストはバイリンガル仕様。表紙デザインはジャン=フランソワ・ポルシェ、フォーマットデザインはヘルムート・シュミットによるもの。
メアリー・ブレア展 | 東京都現代美術館
2009年に東京都現代美術館で開催された展示の図録。米国のイラストレーター・絵本作家、メアリー・ブレアの作品を紹介。ウォルト・ディズニー社における色彩設計の仕事、独立してから手掛けた絵本の挿絵やパッケージデザインなど、ブレアのキャリアを包括している。
アイデア特別編集 good design company 1998-2018 | 誠文堂新光社
クリエイティブディレクター・水野学が主宰する「good design company」20年間の仕事とインタビューを収録。熊本県公式キャラクター「くまモン」や、中川政七商店、相鉄グループなどgdcの代表的な仕事を軸に時系列で作品を掲載し、gdcの企業ブランディングや広告デザインを一望できる一冊。
RE DESIGN 日常の21世紀 | 株式会社竹尾
竹尾の創立100周年を記念して開催された展覧会のカタログ。タイトルの通り、身の回りにある日用品を様々な分野で活躍するデザイナーたちがデザインし直すという企画で、田中一光、佐藤卓、赤瀬川原平、祖父江慎、横尾忠則ら総勢32名が名を連ねている。
The Democratic Forest: Selected Works | William Eggleston ウィリアム・エグルストン
カラーによるアート写真の新たな可能性を開拓したムーブメント「ニュー・カラー」の第一人者、ウィリアム・エグルストンの写真集。本書は、80年代に撮影したシリーズの集大成「The Domocratic Forest」から68点の作品を抜粋した一冊。独自のフィルターを通し、きわめてありふれた日常生活の中にある風景を詩的なイメージとして表現する。英語表記。
Regular Features | Marc Nagtzaam
オランダのアーティスト、マーク・ナグザームによる作品集。1992年から2019年の間にマークによって制作されたテキストドローイングで構成された本書は、マーク・マンダース、ルイ・リュティ、ステファン・ケッペル、カレル・マルテンスなど24人のアーティストによる作品が所々に挿入されている。英語表記。
ジョゼフ・コーネル コラージュ&モンタージュ | DIC川村記念美術館
2019年にDIC川村記念美術館にて開催された「ジョゼフ・コーネル コラージュ&モンタージュ」展の公式図録。虫の標本や貝殻、ガラス、楽譜、近所の雑貨店で売られている日用品など、お気に入りの品々を閉じ込めた小宇宙としての箱をつくり続けるいっぽう、前衛的な実験映画の先駆者でもあったジョセフ・コーネル。代表的な「箱」シリーズや、コラージュの作品のほか、上映の機会の少なかった映像作品も紹介。また、コーネルがレイアウトを手がけた雑誌などの印刷物や日記、手紙といった貴重な資料をあわせて掲載。美しいデザインはサイトヲヒデユキによるもの。
日本典型 | 柴田敏雄
写真家、柴田敏雄の作品集。第17回木村伊兵衛賞を受賞した代表作。1983年から1991年の間、全国各地で撮影された作品を収録。コンクリートの道路や壁へと形成された山道、巨大なダム、自然から人工物へと変化していくその様相を捉える。
Reinheit | Anne Morgenstern アンネ・モルゲンステルン
ドイツのフォトグラファー、アンネ・モルゲンステルンの作品集。2つのパートに分かれている本書は、伝統と現代の間で揺れ動くどこか混沌とした世界が切り取られており、ポートレート、静物画、風景画を掲載。ドイツ語、英語表記。
Woosters | Ted Stamm
アメリカのアーティスト、テッド・スタムの作品集。2018年にニューヨークのLisson Galleryで開催された展覧会に際して刊行されたもの。本書は40歳の若さで夭逝したスタムについて初めて本格的に記されたモノグラフであり、彼が制作の拠点としたニューヨークのウースター・ストリートにちなんでつけられた「ウースター・シリーズ」を中心とした数々の作品群を紹介。英語表記。
America Goes to War... Swimming in the Afternoon… | Richard Prince リチャード・プリンス
現代において最も革新的かつ影響力のあるアーティストのひとり、リチャード・プリンスの作品集。2008年にロンドンのサーペンタイン・ギャラリーで開催された展覧会に際して刊行されたもの。画家、写真家、彫刻家、そしてコレクターとしても知られ、多彩な表現方法でアメリカ文化やポップカルチャー、アート、文学、言葉への関心を作品に反映させるプリンス。本書はプリンスによる数々の作品や展示風景の写真を豊富に収録し、巻頭にはプリンスによるテキストも収録。英語表記。
American English | Richard Prince リチャード・プリンス
アメリカの画家であり、写真家のリチャード・プリンスの作品集。2003年に開催されたプリンスの同名の展覧会に際して刊行されたもの。希少本コレクターであるプリンスが収集した、アメリカ版とイギリス版とでカバーやダストジャケットのデザインが異なる数々の本を見開きで並べて掲載。巻頭にはプリンスによるエッセイも掲載。1,400部限定刊行。英語表記。
Sophie Calle: Parce que... | ソフィ・カル
フランスを代表する芸術家、ソフィ・カルの作品「Parce que」の英語版作品集。フランス語の「Parce que」を英語の「Because(なぜなら)」に変え、言葉とイメージの関係性を考えさせられる一冊。「Because(なぜなら)」から始まる一節とともに、紙の間に隠された写真を取り出せる仕組みに。英語表記。
Constantin Brancusi: The Essence of Things | コンスタンティン・ブランクーシ
2004年にニューヨークのグッゲンハイム美術館とイギリスのテート・モダンで開催された展覧会に際して刊行された展示図録。20世紀において最も重要な彫刻家の一人であるコンスタンティン・ブランクーシによる、厳選された代表的な作品群を掲載するとともに、彼の作品の重要性と影響力について記した論考のテキストも掲載。英語表記。
Sudek and Sculpture | ヨゼフ・スデック
「プラハの詩人」と称されるチェコ出身の写真家、ヨゼフ・スデックの作品集。スデックが最も愛した彫刻という被写体に焦点をあてたもの。1920年代から1970年代にかけてプラハの都市風景を写した作品で知られるスデックの知られざる一面を紹介している。 英語表記。
Groundwork | Sara Bjarland
アムステルダムを拠点に活動するフィンランド人アーティスト、サラ・ビアランドの作品集。街で見つけたゴミや素材を拾い集め、再利用や加工、写真による演出などの手法を加えることで素材にもう一度命を吹き込み、彫刻やインスタレーションの作品を生み出している。それは同時に西洋社会における大量消費と、それに伴う大量のゴミ問題に対する静かな批判でもある。英語表記。
Pure Beauty | John Baldessari ジョン・バルデッサリ
2009年から世界各国で開催された巡回展のカタログ。アメリカのコンセプチュアルアーティスト、ジョン・バルデッサリによる1960年代から2000年代にかけての作品を紹介。テキストとイメージを組み合わせた作品や写真作品ほか、豊富な図版とともに解説を収録。英語表記。
前衛の道 Gyuchang explosion!project 2 完全復刻版 | 篠原有司男
日本の現代美術家、篠原有司男による名著の完全復刻版。「美術手帖」に1966年2月号から12月号までに連載された「前衛への道―篠原有司男自伝」をもとに書籍化したもので、篠原の生い立ち、ボクシング・ペインティングの誕生秘話、赤瀬川原平、荒川修作らとともに結成した「ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ」、渡米後の活動にいたるまで、篠原の芸術と人生について記した自伝的な一冊。装丁は田名網敬一。巻末には中原祐介による解説のテキストも収録。
The Spirit of Burgundy | Ralph Gibson ラルフ・ギブソン
アメリカの写真家、ラルフ・ギブソンの写真集。フランス、ブルゴーニュ地方の1年間を写真に収めたもので、郷土料理、建築、風習、ワイン造り、風景、そしてブルゴーニュで暮らす人々の姿をカラー、モノクロ写真で収録。「ブルゴーニュの魂」というタイトル通り、フランスを愛し続けたギブソン独自の視点でエネルギッシュにみずみずしく切り取っている。英語表記。
赤い糸 | 米澤純子
日本の写真家、米澤純子の作品集。アパートの玄関先に掛けられた赤と白の傘、朽ちた花、女性のポートレートなど、日常の風景が懐かしさ、哀しみとして静かに心に語りかけてくる。「Visual Arts Photo Award 2014」大賞受賞作品。
A Letter To True: A Film Journal | Bruce Weber ブルース・ウェーバー
アメリカの写真家、ブルース・ウェーバーの作品集。Vogue Italiaの2005年11月号の付録として刊行されたもの。本書は、9.11アメリカ同時多発テロが起こった際、旅先にいたウェーバーが倒壊した世界貿易センタービルのすぐ近くの自宅に残してきた愛犬、トゥルーに宛てた手紙を題材にした映画『トゥルーへの手紙』のフィルム・ジャーナル。英語表記。
Nomata Standing Still | 野又穫画集
画家、野又穫の作品集。1986年から1991年にかけて制作されたペインティング作品を大判カラーで収録。架空の建造物の後ろには、ゆったりと雲の流れる空が描かれている。序文は荒俣宏。
鳥の巣 50個の巣と、50種の鳥たち | シャーロン・ビールズ
ウエスタン・ファンデーション脊椎動物博物館をはじめ、カリフォルニアの数々の博物館が所蔵する貴重な50個の鳥の巣を撮影した写真集。それぞれの鳥たちの習性や行動、知恵、技術、創造力が見てとれる芸術的で貴重な鳥の巣の写真に、どんな鳥がこの巣を作ったのか、科学的な解説が添えられている。
一立斎廣重一世一代 江戸百景
江戸末期の浮世絵師、歌川広重の「名所江戸百景」初摺りの完全複製版。原画と同じ寸法、紙は手漉き奉書が用いられ、各画に改印、届出印の刷り、版木の木目やぼかしなど、あらゆる技術によって木版画を再現する。図版119画、目録、冊子にて解説を収録。
小村雪岱画集 | 国書刊行会
画家・版画家、小村雪岱の画集。1942年に高見澤木版社から刊行されたものの復刻版。繊細で情緒漂う日本の女性、厳かな観音像、色彩豊かな日本の四季の風景などの他、「たけくらべ」「西遊記」「忠臣蔵」などの挿画もカラーとモノクロで多数収録。解説は挿絵美術研究の第一人者、渡辺圭二。
独楽 熊谷守一の世界 | 藤森武
画家・熊谷守一を被写体にした写真集。土門拳に師事した写真家・藤森武が約3年のあいだ熊谷邸に出入りしながら、熊谷守一の私生活を撮影したもの。自邸の庭で虫を観察する様子や、家族との食事風景、そして普段は夜に描く油絵を昼間に手掛ける貴重なシーンも収録。写真には熊谷守一自身のことばが添えられ、さらに藤森武によるエッセイも多数掲載。装丁は亀倉雄策。
没後40年 熊谷守一 生きるよろこび | 東京国立近代美術館
2017年から2018年にかけて開催された「没後40年 熊谷守一 生きるよろこび」の展覧会図録。初期の重厚感ある作品から、猫などをモチーフに鮮やかな色彩とくっきりとした輪郭で描く代表作まで、豊富なカラー図版を収録。闇から光へと変貌を遂げた作風と、その背景にあった氏の人生を照らし合わせていく。
Kids | Mario Testino マリオ・テスティーノ
写真家、マリオ・テスティーノの小さな写真集。小児がん医療基金を支援するために発行されたもの。くまの着ぐるみやドレス姿、プールや海でのシーン、あどけない表情、無邪気な笑顔など、子どもたちのありのままの純粋な表情や姿を写し出す。カラー・モノクロによる作品を収録。英語表記。
猫と女とモンパルナス | 藤田嗣治 画集
エコール・ド・パリで活躍し、猫と女を描くことを得意とした画家、藤田嗣治の作品とその人生を記録した資料集。ペインティング作品を多数収録するほか、土門拳によって撮影された藤田氏の写真や、洋画家の長谷川昇や岡鹿之助らによって寄せられたエッセイなどを掲載し、波乱に満ちたその人生を追った一冊。
没後50年 藤田嗣治展 Foujita: A Retrospective | 東京都美術館 ほか
2018年に東京都美術館と京都国立博物館で開催された展示の図録。パリにおいて名を成し、海外で活躍する日本人芸術家のパイオニアとなった画家・藤田嗣治の絵画作品を中心に、画業とその生涯を紹介。代表的な裸婦画をはじめ、風景画、肖像画、宗教画など100点以上を収録。
針と溝 | 齋藤圭吾
写真家、齋藤圭吾によるレコードの『針と溝』をマクロ撮影した写真集。ダイヤモンドやサファイアで作られた様々な形の針と、音が刻まれた溝の造形を写し出す。『針と溝』の写真とともにレコードプレーヤーのメーカー名、レコード名も掲載。装丁は有山達也。