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ベリイ スペシャル ラブ | 大森克己
2025年9月3日
写真家・大森克己による作品集。チェルノブイリ、マニラ、東京、ニューヨーク、キーウなど、1994年から1997年にかけて世界各地を巡り撮影された作品を収録。各地の人々の暮らしや日常の風景、その土地に息づく文化が鮮やかな視線で切り取られる。ドキュメンタリーの枠を超え、感覚を揺さぶる自由な表現を提示している。
Communes | Raymond Depardon レイモン・ドゥパルドン
2025年9月3日
フランスの写真家、レイモン・ドゥパルドンによる作品集。2020年夏、最初のロックダウン後に南仏の地中海沿岸から内陸部にかけての村々を訪ね、モノクロで撮影している。静寂に包まれた小さな集落や、人影の少ない通りに漂う孤立感をとらえ、パンデミック下の風景が持つ緊張と余韻を映し出している。
Redheads ペーパーバック版 | Joel Meyerowitz
2025年9月3日
写真家ジョエル・マイヤーウィッツによる作品集。ニュー・カラー派の代表的作家として知られるマイヤーウィッツが、赤毛の老若男女を被写体に多数のポートレートを撮影している。かつて偏見や差別の対象とされてきた人々を、個性と魅力として写し出し、人間の多様性とその美しさを提示している。
Franck Muller | 上田義彦
2025年9月3日
スイスの高級時計ブランド、フランク・ミュラーのコレクションを収めた写真集。写真家・上田義彦が撮影を担当し、精緻な文字盤や造形の美を鮮やかなカラー図版で紹介している。装丁は中島英樹が手がけ、時計デザインの精密さと写真表現の融合を提示している。
POLE TO POLE 極圏を繋ぐ風 | 石川直樹
2025年9月3日
写真家・石川直樹が日本代表として参加した国際プロジェクト「POLE TO POLE」の軌跡を記録した写真集。世界7ヵ国から選ばれた8人の若者が「小さな一歩が大きな変化を起こす」をテーマに、北極から南極まで人力の移動手段で旅を続けた。凍った北極海上を歩く姿や仲間との交流、ヨットの船上、線路脇の商店などを撮影。徒歩やスキー、自転車を駆使して地球を縦断し、各地で環境保護活動や講演を行った9ヵ月に及ぶ旅の記録を提示している。
ウィレム・デ・クーニング展
2025年9月3日
2014年にブリヂストン美術館で開催された「ウィレム・デ・クーニング展」のカタログ。抽象表現主義を代表する画家デ・クーニングの1951年から1980年にかけての油彩や素描を収録している。豊富なカラー図版と解説により、その造形の変遷や表現の力強さを伝え、20世紀美術における重要な位置づけを照らし出している。
(un)FASHION | Tibor Kalman、Maira Kalman
2025年9月3日
アメリカのグラフィックデザイナー、ティボール・カルマンと妻マイラ・カルマンが世界を旅して出会った、個性豊かな衣服や身体装飾を収めた写真集。「ボディアート」「アクセサリー」「部族」「戦闘服」「宗教衣装」など多様なテーマごとに分類して紹介している。ファッションの枠を超えた身体表現を通じ、各国の文化の奥行きを映し出している。
ドローネー展 ロベールとソニア
2025年9月3日
1979年に東京国立近代美術館で開催された展覧会図録。抽象美術の先駆者として知られるロベールとソニア・ドローネ夫妻による多彩な創作活動を紹介している。幾何学的抽象画からポートレート、ファッションデザインまで、幅広い作品をカラー図版で収録。
Instant Future: Visions of the Osaka Expo 1970 | 都築響一
2025年9月3日
写真家・編集者の都築響一による、1970年大阪万博を記録した写真集。太陽の塔をはじめ、各国・企業のパビリオンやスタッフのユニフォームなど、当時の最先端技術と夢が結集した光景を鮮やかに写し出す。未来への希望と70年代カルチャーが交差した万博の魅力を、写真を通じて浮かび上がらせている。
二而不二 | 伊藤桂司
2025年9月3日
雑誌「Numero TOKYO」や「BRUTUS」、「流行通信」などのグラフィックワークや、音楽関係ではスチャダラパー、キリンジ、木村カエラ等のアートディレクションをつとめる伊藤桂司の作品集。タイトル「二而不二」が示すように、天と地、静と動、月と太陽といった相反する概念が、伊藤の強烈なインスピレーションによって融合し、新たな造形世界を形づくっている。
sc_1/1_1/2_1/4_1/8 | Sigrid Calon
2025年9月2日
オランダのアーティスト、シグリッド・カロンによる作品集。正方形と円を基にした8種類の形と8色(黄色、蛍光オレンジ、蛍光ピンク、赤、青、緑、金、黒)、さらに12サイズのグリッドを用いて制作されている。「グリッド」をテーマに、過去と現在のインスピレーションを交差させた作品を収録し、形と色彩の新たな組み合わせを探る試みを展開。リソグラフ印刷による限定750部で刊行された。
Brian Roettinger: Reproductions | ブライアン・ロエッティンガー
2025年9月2日
アーティストでありグラフィックデザイナーのブライアン・ロエッティンガーによる作品集。グラミー賞に2度ノミネートされた経歴を持つ彼のデザイン活動をほぼ網羅したカタログ・レゾネで、モノクロコピーによる図版が年代やプロジェクトをあえて不明瞭に並置している。従来のモノグラフとは一線を画し、混沌と秩序の両極を際立たせる構成となっており、制作プロセスを可視化する実験的アプローチを提示している。
The Graphic Language of Neville Brody 3
2025年9月2日
グラフィックデザイナー、ネヴィル・ブロディのアートワーク集。資生堂やコカ・コーラ、ナイキなどの世界各国のクライアントとともに、大胆かつ洗練されたデザインを数多く発表してきたブロディの各プロジェクトを詳しく紹介。主要ブランドから雑誌の特集まで、6つの章にわたってブロディの最近の活動を特徴づける作品を掲載。彼の約30年間に及ぶ活気あるデザインプロジェクトを集めた貴重な資料となっている。 英語表記。
In Numbers: Serial Publications by Artists Since 1955
2025年9月2日
1955年以降に制作されたアーティストによるシリアル・パブリケーションに焦点を当てた初の集成。アーティストブックやエフェメラとは異なる独自の表現形態として、連載形式で刊行された出版物を取り上げている。1960年代のスモールプレス・ブーム、1970年代のコレスポンデンス・アート運動、1980〜90年代のDIYジン文化など、60点以上を紹介。制作背景や流通経路、影響に加え、各出版物の書誌情報も収め、戦後アートと出版の関係を明らかにしている。
A Visual History of Typefaces and Graphic Styles 2冊セット
2025年9月2日
1628年から20世紀半ばにかけてのタイプフェイスとグラフィックスタイルの変遷をまとめた資料集全2巻セット。Vol.1は1628年から1901年、Vol.2は1901年から1938年までを対象とし、印刷文字の進化を豊富な図版や資料で紹介している。書体見本や装飾的なレタリングなど多彩な事例を収録し、タイポグラフィの歴史を体系的に把握できる構成。オンライン参照用のキーカードが付属し、研究と実践の双方に資する内容を提示している。
タイポグラフィ: タイポグラフィ的造形の手引き | エミール・ルーダー
2025年9月2日
スイス・スタイルを代表するタイポグラファー、エミール・ルーダーによる名著。日本語版。非対称レイアウトやグリッドの活用、サンセリフ書体、左揃え右不揃いの組版といった特徴を体系化し、グラフィックデザインとタイポグラフィにおける基本原則を示している。具体的な比例や構成を示す実践的な例に加え、哲学的な思考を内包した内容で、出版から半世紀を経た現在も広く参照され続けている。国際的に評価された教育的遺産としての意義を伝えている。
The Art of Looking Sideways | Alan Fletcher
2025年9月2日
グラフィックデザイナー、アラン・フレッチャーによるビジュアルブック。ペンタグラムの創設者の一人であり「英国グラフィックデザインの父」とも呼ばれるフレッチャーが、写真やイメージ、格言や引用、ユーモラスなスクラップや落書きを膨大に編み込んでいる。視覚的な思考を刺激し、日常の事物に新たな視点を与える内容で、デザインを越えて広がる想像力の可能性を描き出している。
Famous Animal Symbols | Paul Ibou
2025年9月2日
世界各国で用いられたアニマル・ロゴを集成したデザイン資料集。トラ、馬、鳥、イルカなど多様な動物がモチーフとなり、スポーツ用品やブランドロゴ、パッケージ、車、航空機などに展開された事例を豊富に掲載している。シンボルとしての動物が持つ普遍的なイメージと、その造形が与える視覚的効果を探る視点となっている。
ブラック・ベア ディック・ブルーナ 装丁の仕事
2025年9月2日
オランダの絵本作家・ディック・ブルーナが手がけた装丁デザインを紹介する作品集。ミッフィーの作者として広く知られる一方で、ペーパーバックシリーズ「ブラック・ベア」のカバーデザインを数多く制作しており、本書ではその仕事を豊富なカラー図版と解説とともに収録している。シンプルな造形と鮮やかな色彩を特徴とするデザインの魅力を提示している。
Blow Up 1963-1974 | 田名網敬一
2025年9月2日
アーティストでグラフィックデザイナーの田名網敬一による1963年から1974年までの作品を収めたアートワーク集。鮮烈な色彩と大胆な造形を特色とし、絵画、版画、グラフィックデザイン、映画など多様なジャンルにわたる表現を網羅している。60年代の実験精神を反映した作品群に加え、木村恒久や宇野亜喜良らによるコメントも収録され、同時代の創作の広がりを描き出している。
平凡パンチ 大橋歩表紙集 1964-1971
2025年9月2日
イラストレーター・大橋歩が1964年の創刊号から1971年まで手がけた雑誌『平凡パンチ』の表紙画をまとめた作品集。422点に及ぶイラストレーションをカラーで収録し、当時のファッションやライフスタイルの変化を反映した多彩な表現を紹介している。描線や色彩の変遷を通じて、時代の空気と視覚文化の変動を映し出している。
Museum Tomi Ungerer
2025年9月2日
フランスの絵本作家、トミ・ウンゲラーの活動を紹介する作品集。児童文学のみならず、画家、漫画家、広告美術など幅広い領域で展開された表現を収め、ユーモアと批評精神に満ちたイラストレーションを多数掲載している。豊富なカラー図版を通じて、国際的に評価されたウンゲラーの多面的な創作の軌跡を示している。
Seymour: The Obsessive Images of Seymour Chwast | シーモア・クワスト
2025年9月2日
プッシュピン・スタジオの中心メンバーとして知られるグラフィックデザイナー、シーモア・クワストの作品を集成した一冊。広告、アニメーション、レコードジャケット、ポスター、パッケージといった多岐にわたる媒体で発表された作品群を収録し、ポップでユーモラスな作風と社会批評的な視点が交差する表現を示している。豊富なカラー図版により、1950年代以降のアメリカン・グラフィックデザインの動向を伝えている。
YUNI YOSHIDA | 吉田ユニ
2025年9月2日
アートディレクター・吉田ユニの初作品集。2014年にラフォーレ原宿で開催された個展「IMAGINATOMY」にあわせて刊行されたもの。国内外の企業広告やブランドのビジュアル、CDジャケットなど多岐にわたる仕事を収録しているほか、制作過程を伝えるメイキング写真も掲載。独自の発想と緻密な造形力を通じて、吉田のクリエイションの全貌を明らかにしている。
ペナント・ジャパン | 谷本研
2025年9月2日
昭和の観光ブームを背景に各地で制作された観光ペナント100枚を収録し、希少な存在となったデザインやモチーフを紹介したビジュアルブック。地域別に図鑑風の構成でまとめられ、図版と解説を通してその成り立ちや日本人の風景観、土産文化の広がりを検証している。観光とデザインの接点を読み解く資料として、昭和期の視覚文化を浮かび上がらせている。
Otto Treumann: Graphic Design in the Netherlands | オットー・トロイマン
2025年9月2日
オランダのグラフィックデザイナー、オットー・トロイマンの活動を紹介する作品集。スイス・タイポグラフィを学び、オランダ美術連合グラフィック部門の議長も務めた経歴を持つトロイマンが手がけたポスター、切手、ロゴデザインなどを多数掲載している。明快な造形感覚と機能性を重視した仕事が豊富なカラー図版で示され、オランダ・グラフィックデザインの展開を照らし出している。
ケッセルスクライマーの2キロ
2025年9月2日
オランダのクリエイティブエージェンシー「ケッセルスクライマー」の活動を紹介する作品集。広告やミュージックビデオ、ドキュメンタリー、プロダクトデザイン、出版など、従来の広告代理店の枠を超えて展開されたプロジェクトを多数収録している。豊富なビジュアル資料から、その実験的な姿勢と領域横断的な発想が伝わり、国際的なデザインシーンにおける独自の存在感を示している。タイトル通り、本書の重さは2キロ。
The ABC’s of Triangle, Square, Circle: The Bauhaus and Design Theory
2025年9月2日
バウハウスの理念と哲学を多角的に紹介するエッセイ集。デザインやタイポグラフィに関する基礎理論を、豊富な図版とテキストで解説している。執筆者にはグラフィックデザイナーのエレン・ラプトンや、映画監督でありデザイナーのマイク・ミルズら十名が参加し、モダニズムから建築、グラフィックに至るまで幅広い領域への影響を検証している。バウハウス思想の今日的意義を示している。
ヴァイマルの国立バウハウス 1919-1923 | 中央公論美術出版
2025年9月2日
ドイツのヴァイマルに創設され、モダンデザインの源流となったバウハウスの初期活動をまとめた記録集。ヴァルター・グローピウスの構想のもと、造形基礎教育のカリキュラム、学生の習作、展覧会資料などが収められている。加えて、カンディンスキーやクレーらによる講義の要旨も掲載され、教育理念と実践の全貌を伝える。豊富な図版と詳細な解説を備え、総合的な芸術運動としての姿を明らかにしている。
粟津潔のブック・デザイン 増補新版
2025年9月2日
戦後日本を代表するグラフィックデザイナー、粟津潔が自らのブックデザインの方法を公開した一冊。本シリーズの装丁も手がけた粟津が、カバー、箱、表紙、見返し、扉、本文組といった要素ごとに具体的な技法を解説している。豊富なカラー図版や作例を通じて、造本の工夫や発想の広がりが伝わる構成となっており、新人へのアドバイスも収められている。
Soviet Commercial Design of the Twenties
2025年9月2日
1920年代を中心とした旧ソ連の商業デザインを集成した作品集。ロシア・アヴァンギャルドの潮流のもとで生み出された広告デザインを300点以上掲載している。エル・リシツキーやアレクサンドル・ロトチェンコら、黄金期を代表するデザイナーによるポスターや雑誌広告を収め、政治や社会と密接に結びついた表現の力を伝えている。視覚文化の変革期におけるデザインの実験性を浮かび上がらせている。
SUN-AD at Work サン・アド 38年の軌跡
2025年9月2日
1975年の創立以来、数多くの国内企業の広告制作を担ってきたサン・アドの活動をまとめたアーカイヴ。サントリー、ソニー、西武など大手企業の広告ポスターを中心に、コマーシャルカットや関連資料を豊富に掲載している。広告のビジュアル表現における実験性と洗練を伝え、戦後日本の広告文化の中で果たしたサン・アドの役割を明らかにしている。
時代の空気。副田高行がつくった新聞広告100選
2025年9月2日
グラフィックデザイナーでアートディレクターの副田高行が手がけた新聞広告を精選し、1980年から2022年までの代表的な100点を収録した作品集。サントリー、JR九州、TOTO、トヨタといった企業広告を大判の図版で紹介し、制作の背景を本人自らが解説している。約40年にわたる広告表現の変遷を一望でき、日本の新聞広告が果たしてきた役割を明らかにしている。
アイデア No.340 グラフィックデザインの実践 世界の現場から
2025年9月2日
グラフィックデザイン誌『アイデア』No.340(2010年5月号)は、世界のグラフィックデザインの実践を特集。海外のデザインカンパニーによる多彩な仕事を豊富なカラー図版で紹介し、現場に根ざした制作の姿勢を伝えている。後半には早川良雄、粟津潔の追悼企画や、間村俊一のインタビューを収録し、同時代のデザイン動向を多角的に示している。
アイデア No.333 エミール・ルーダー
2025年9月2日
グラフィックデザイン誌『アイデア』No.333(2009年3月号)は、スイスのタイポグラファーであり教育者としても知られるエミール・ルーダーを特集。代表作や初公開作品に加え、評論や資料を収録し、そのデザイン思想と教育活動の全貌を検証している。編集とデザインはヘルムート・シュミットが手がけ、国際的なモダンタイポグラフィの展開を示している。
アイデア No.331 デザインを書く
2025年9月2日
グラフィックデザイン誌『アイデア』No.331(2008年11月号)は、「デザインを書く」を特集。デザインを言葉で捉える試みとして構成され、原研哉や川畑直道をはじめとする日本のデザイナーへのインタビューを収録している。実践と理論の双方からデザインを考察し、言語化によって見えてくる思考の広がりを明らかにしている。
アイデア No.326 河野鷹思 本の仕事、雑誌の仕事
2025年9月2日
グラフィックデザイン誌『アイデア』No.326(2008年1月号)は、河野鷹思のブックデザインと雑誌デザインを特集。昭和期の日本における代表的な装丁や誌面を豊富な図版と証言とともに紹介し、その造形感覚と影響力を検証している。さらに特別企画として、服部一成の「視覚伝達」や「フィーア・フュンフの仕事」を収録し、デザインの広がりを多角的に伝えている。
2-Delight | エンライトメント
2025年9月2日
イラストレーター兼デザイナーのヒロ杉山が率いるクリエイティブユニット「エンライトメント」の作品を収めた集成。グラフィックデザインや広告など多様な領域に展開し、具象と抽象の境界を横断するデジタル表現を紹介している。ビジュアルの実験性と洗練を兼ね備えた構成により、同時代のデザイン動向を映し出す内容となっている。序文は村上隆が寄稿し、活動の広がりを伝えている。
Graphic Design 視覚伝達デザイン基礎 | 新島実
2025年9月2日
グラフィックデザイナー・新島実が監修した視覚伝達デザインの入門書。グラフィックデザインの歴史的経緯を踏まえ、視覚表現の仕組みやメディアへの展開、さらに印刷や再現技術に至るまでを幅広く扱っている。多数の図版を交えて体系的に整理され、基礎から応用へと理解を深める構成。デザイン教育や実務においても有用な資料であり、視覚表現の枠組みを示している。
Erte at Ninety-Five: The Complete New Graphics 2冊セット
2025年9月2日
ロシア出身でフランスを拠点に活躍したデザイナー、エルテ(ロマン・ド・ティルトフ)の作品集2冊セット。95歳を迎えた時期に刊行されたもので、1980年代を中心とする新作グラフィックを収録している。ファッションや舞台美術のデザインにも関わったエルテならではの華麗で装飾的な造形感覚を、大判図版と解説によって紹介。アール・デコの巨匠として知られる作家の晩年の創作を総覧できる内容となっている。
風景の中の思想 いいちこポスター物語 | 河北秀也
2025年9月2日
アートディレクター・河北秀也が手がけた「いいちこ」ポスターの軌跡をたどる一冊。広告制作の背景を伝えるエッセイとともに、図版を豊富に収録している。撮影地となった世界各国の風景や文化の差異、制作現場のエピソードを交えながら、広告表現の裏側とデザイン思想の結びつきを描き出す。ポスターを通じて、デザインと社会との関わりを明らかにしている。
Idea Archive 原研哉のデザイン | 誠文堂新光社
2025年9月2日
グラフィックデザイン誌『アイデア』No.306(2004年9月号)の原研哉特集を復刻したアーカイブ版。原の造形思想の核にある「白」を手がかりに、松屋銀座、無印良品、オリンピック関連など多彩な仕事を再検証している。自身のロングインタビューに加え、原田宗典、ナガオカケンメイらの寄稿を収め、デザインの背景に広がる思想と実践を伝えている。
ハンス J ウェグナー オン デザイン
2025年8月29日
「椅子作りの巨匠」と称されるデンマークの家具デザイナー、ハンス・J・ウェグナーの作品をまとめた一冊。生涯で500種類以上の椅子を手がけた中から、代表的なデザインや資料をカラーおよびモノクロ図版で多数収録している。機能美と造形美を兼ね備えたウェグナーの家具を通して、北欧デザインの理念とその発展を明らかにしている。
Welcome(to The Teknival)E-1027 By Eileen Gray | Kasper Akhoj
2025年8月29日
デンマーク・コペンハーゲン出身の写真家カスパー・アコイによる写真集。アイリーン・グレイが手がけたモダニズム建築の象徴〈E-1027(Maison en bord de mer)〉の修復過程を記録している。1929年に雑誌『L'Architecture Vivante』に掲載されたグレイ自身の写真を参照し、遠近感や構図を再現したオマージュとしての側面も持つ。建築の再生と写真表現の重なりを通して、E-1027の歴史と意義を照らし出している。
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