無印の本 | リプロポート
無印良品の原点にある考え方をまとめた一冊。ウール、カシミヤ、木綿の獣毛の話、アーティストたちの紹介するシンプルなモノ、世界のデザインなどを写真、テキストで紹介している。アートディレクターは田中一光。
芹沢本書影聚 | 芹沢銈介
型絵染の人間国宝、芹沢銈介の装丁仕事を収録した私家版作品集。穏やかな色使いと、味わい深い文体で手掛けられた美しい装丁の数々をカラーで多数収録。その細やかで繊細な美意識を感じられる一冊。題字・装丁は芹沢銈介本人によるもの。
Mutant Materials in Contemporary Design ペーパーバック版 | Paola Antonelli
1995年にニューヨーク近代美術館で開催された展覧会の際に刊行されたカタログ、ペーパーバック版。様々な素材で作られたプロダクトデザインに焦点を当て、ガラス、プラスチック、ゴム、木材、金属などでできたプロダクトを素材ごとにカラー、モノクロ図版で紹介。日本語の解説冊子付属。英語表記。
My Residence Issue 2019 | Arvinius + Orfeus Publishing
スウェーデン発のインテリアと建築を中心に扱うライフスタイル雑誌『Residence』の英語版、第4号。1年間に『Residence』誌で紹介されたコンテンツの中から選出して構成。デザイナー、スタイリスト、建築家たちの住居を訪れ、建築、インテリアなどの洗練された生活空間の写真とともにインタビューを収録。英語表記。
My Residence Issue 2020 | Arvinius + Orfeus Publishing
スウェーデン発のインテリアと建築を中心に扱うライフスタイル雑誌『Residence』の英語版、第5号。スカンジナビアのクリエイターたちの住まいを特集。新しいスカンジナビアデザインを紹介するとともに、落ち着いた空間の重要性について考察する。英語表記。
Josef + Anni Albers: Designs for Living | Fox Weber、Martin Filler
ジョセフ&アニ・アルバース夫妻の展示会図録。バウハウスで学び、アメリカに渡ってからはアーティスト、そして教育者として戦後の美術・デザイン界に多大な影響を与えた2人。テキスタイルや、家具、グラフィックデザインなどその多岐にわたる仕事を紹介。
Anni Albers: Selected Writings on Design | アニ・アルバース
20世紀を代表するテキスタイル・デザイナー、アニ・アルバースの資料集。「実用的なニーズに応える形と美的なニーズに応える形の連合体」としての全体性の追求という、アニ・アルバースのデザインの概念を示す15のエッセイを図版とともに収録。
禅の庭 2冊揃 | 光村推古書院編集部
京都の禅院寺院の名園を紹介する「禅の庭」2冊揃い。その一では、大徳寺本坊、玉林院、大仙院などを軸に、その二では西芳寺、金閣寺、銀閣寺、南禅寺などを取り上げ、モノクロの図版資料とともに要点を解明。禅の精神、そして禅の庭の在り方について記している。
続々 この器 この菓子 | 鶴屋八幡
創業150年の老舗和菓子屋、鶴屋八幡の菓子とともに盛る器を紹介した「この器 この菓子」の続々編。工芸作家や著名人による器と菓子の写真とともに作家の紹介とこだわりを掲載。シーリズの100回分をまとめた1冊。
Charles & Ray Eames 1907-78, 1912-88: Pioneers of Mid-century Modernism
建築家・デザイナーとして活躍したチャールズ・イームズ、レイ・イームズ夫妻のキャリアをまとめたデザイン資料集。初期の家具作品の試み、ケーススタディハウス、ハーマンミラーでの仕事、夫妻によって製作された教育映画「パワーズ・オブ・テン」を紹介する。写真、スケッチ、下書き、図面などの図版約120点とともに解説を収録。英語表記。
Our House in the City: New Urban Homes and Architecture | Gestalten
世界各地の都市部において、限られたスペースを有効活用して建てられた様々な建築や住宅の例を紹介する資料集。工夫された空間の使い方や開放的な構造について、またそこでの暮らしの様子など、詳細な図面や外観、内観の写真とともに紹介。 英語表記。
The Whole World a Bauhaus
2019年から世界的な展覧会として開催された展示の際に刊行されたもの。バウハウスにおけるデザインと教育、世界各国でのモダニズムの展開にも焦点を当てる。ポスターデザイン、建築、家具などの図版とともにバウハウスの多様な表現形式を掘り下げる。英語表記。
高松伸建築展 | 東京ステーションギャラリー ほか
1995年に東京ステーションギャラリー、京都市美術館で開催された展示の図録。建築家、高松伸の54のプロジェクトを紹介する。ドローイング選集、プロジェクトの図版と解説、高松伸へのインタビューを収録。
香 | 資生堂
資生堂が当時「花椿」の会員向けに発行していた非売品の資料集。「香りをしのぶ」「香りを映す」「香りをまとう」など、それぞれ様々な角度から「香」をテーマにしたエッセイと豊富な写真を掲載。粟津潔、早川良雄、浅井愼平、横須賀功光など、豪華な執筆陣や写真家が参加。
78 日本のガラス展 ガラスのすべて・アートからデザインまで
1978年に新宿小田急百貨店・グランドギャラリーにて開催された展示の図録。花器やフロアスタンド、ステンドグラス、オブジェほか、工芸作家による作品、ガラスの歴史や製造工程など解説を収録。当時の日本におけるガラス工芸の現状の認識を深める1冊。
生誕110年 芹沢銈介展 | 芹沢長介
2005年に生誕110周年を記念して開催された「芹沢銈介展」の図録。暖簾や着物、掛け軸、額、装丁本など様々な作品をカラーで多数収録し、伝統を踏まえながらも時代に合った新しい作品を生み出し続けた氏の芸術と生涯を振り返る。
写真集 明治の西洋館 | 増田彰久
写真家、増田彰久が明治時代の西洋館を撮影した写真集。函館市公会堂、三菱旧一号館、三菱銀行大阪支店など、北海道から九州地方まで名建築の数々に迫った作品を収録。その重厚感漂う存在感とディテールの美を堪能できる。
相田武文建築作品集
建築家、相田武文の作品集。デビュー作である「題名のない家」から、およそ30年間のキャリアにおける建築、プロジェクト合計38作品を、モノクロ図版の資料を中心に掲載。
Reality Machines | Olafur Eliasson
デンマーク出身の芸術家、オラファー・エリアソンの30年間にわたるキャリアをまとめた1冊。2015年から2016年にかけてストックホルム近代美術館で開催された展示のカタログ。初期作品「Beauty」をはじめとした、さまざまなプロジェクトの創作活動を紹介する。色や異なる素材を用いたページの変化など、視覚的にも仕掛けのあるコンセプトとデザインはイルマ・ブームによるもの。英語表記。
Your Engagement has Consequences: On the Relativity Of Your Reality きみの参画がもたらすもの | オラファー・エリアソン
デンマーク出身の芸術家、オラファー・エリアソンの作品集。光やさまざまな装置、自然を利用したインスタレーションで視る者の認識、視覚を揺さぶる作風が特徴的なエリアソンの作品図版を多数収録。日本語解説冊子付属。
The Sound of My Left Hand | Ronan Bouroullec
フランス出身のデザイナー、アーティストのロナン・ブルレックによる作品集。イタリアのCasa Mutina Milanoで開催された展示の際に刊行されたもの。幾何学的なラインやフォルム、重なり合った色彩が美しい作品の展示空間の様子やドローイング、セラミックのレリーフ、作品のディティール写真、自身とキュレーターによるテキストを収録。英語、イタリア語表記。
Luigi Ghirri | ルイジ・ギッリ
イタリアの写真家、ルイジ・ギッリの作品集。2017年にタカ・イシイギャラリーで開催された展覧会「Works from the 1970s」の開催に際して刊行されたもの。ギッリの制作活動の中でも重要な70年代に撮影された作品を中心に、カラー写真の図版29点を収録。
Phenomenal: California Light, Space, Surface
2011年にサンディエゴ現代美術館で開催された展示の際に刊行されたもの。「光」と「空間」通して芸術的表現をするロサンゼルスを拠点とするアーティストたちに焦点を当てる。ラリー・ベル、ロン・クーパー、メアリー・コースらによる作品図版と併せて解説を収録。カリフォルニアで生まれた「光」と「空間」の芸術を探る。英語表記。
Georgia O’Keeffe: A Portrait | Alfred Stieglitz
近代写真の父と呼ばれたアメリカの写真家、アルフレッド・スティーグリッツの1978年にニューヨークのメトロポリタン美術館で開催された展覧会に際して刊行された写真集。妻であるジョージア・オキーフを被写体に、1917年から1933年までのポートレイト、ヌード、オキーフ作品が生み出される手など、51枚を収録。序文はオキーフ本人によるもの。オキーフが年を重ねていく姿にスティーグリッツの我が妻への溢れる愛を感じる一冊。英語表記。
デイヴィッド・ホックニー 僕の視点 芸術そして人生
デイヴィッド・ホックニー 僕の視点 芸術そして人生/イギリスの現代美術界を代表するアーティスト、デイヴィッド・ホックニーの自叙伝。様々な体験と試みに満ちたこれまでの20年を振り返りながら、自身の生き方や作品について率直かつ丁寧に語った一冊。また365点の作品図版を併せて収録し、氏の芸術家としての歩みを作品とともに辿ることができる。
Brice Marden | ブライス・マーデン
アメリカのアーティスト、ブライス・マーデンの作品集。1964年から1995年にかけて制作されたスケッチブックに収められていた作品を紹介。線のつながり、書のような直感的な動きで表現された作品の数々を原寸大のサイズで再現した48点の作品と解説を収録。英語表記。
Momentos e Maculas | Diego Saldiva
ブラジル出身のアーティスト、Diego Saldivaによる作品集。パステルカラーの集合住宅、落書きだらけの階段、電球の切れたネオンサインなど、生まれ育ったブラジル・グアルーリョスの急激な都市化による変化の痕跡を記録する。大きさの異なる写真とピンク色の紙に詩的な文章が綴られた印象的なデザインの1冊。
アンリ・カルティエ=ブレッソン自選コレクション
フランスを代表する写真家、アンリ・カルティエ=ブレッソンの自選コレクション。生前にアンリ・カルティエ自身が選出した作品全411点を収録。フランス、スペイン、ドイツ、日本など各地の日常の風景から激動の時代の歴史的瞬間、著名人のポートレートなどが収められている。
Aurelie Nemours | オーレリー・ヌムール
フランス人抽象画家、オーレリー・ヌムールの作品集。1942年から1988年にかけて制作された、幾何学的な手法による抽象画の作品を紹介する。カラーによる大判の図版、解説を収録。フランス語、ドイツ語表記。
大竹伸朗 全景 1955-2006 | grambooks
東京都現代美術館で開催された企画展「大竹伸朗 全景 1955-2006」の図録。現代美術の旗手として鮮烈な活動を続ける大竹伸朗の約2000点におよぶ展示作品のほか、会場風景や会期中のライブ音源を収録したCDも付属。重さ約6kg、頁数は1152頁に及び、およそ書物と呼べる境界線にある超大作。
Gasiorowski: Les Fleurs | ジェラール・ガシオロウスキー
フランスの芸術家、ジェラール・ガシオロウスキーの作品集。1973年から1982年の間に描かれた花のシリーズをまとめたもので、大胆な筆跡でありながらも可憐に描かれた花と植木鉢の組み合わせの作品群を収録。フランス語表記。
アオノニマス 廻 | 柿崎真子
写真家、柿崎真子の作品集。生まれ育った青森の地を撮り続け、『アオノニマス』として青森のアノニマス(匿名)な景色を巡るシリーズの集大成。隆々と立ち上がるような岩肌、自然が作り出す模様、神秘的に映る水面。青森の地と自身を溶け込ませ、その声を聞き対峙しその荘厳な自然の命を写し出す。
PPF magazine vol.01 横浪修のナラティブ | On-Point Design
「受け継がれていくべき、ひと、こと、もの」の過去・現在を探り、未来を考えることをテーマに不定期に発行するマガジン『PPF magazine』創刊号vol.01。フォトグラファー、横浪修を特集。横浪修のもとで学んだ、歴代の弟子たちが師・横浪修を写真で表現する。インタビューやそれぞれの物語から、多面的にその人物像を描き出す。袋綴じ部分では横浪修自身によるアンサーとしての写真を収録。
Anselm Kiefer: Cette obscure clarte qui tombe des etoiles | アンゼルム・キーファー
ドイツの現代美術家、アンゼルム・キーファーの展示図録。1996年にパリのギャラリーYvon Lambertで開催された展覧会の際に刊行されたもの。繰り返し現れるモチーフの絵画やひまわりを題材とした写真、加工が施された写真作品ほか、図版と解説を収録。フランス語表記。
Gestalt | FOS
デンマークのアーティスト、FOSの作品集。2001年から12年の間に制作された作品を収録。FOSの制作のために収集されたオブジェや空間を再解釈する。カラー・モノクロ含む図版と併せて解説を収録。英語表記。
Jennifer Bartlett: In The Garden | ジェニファー・バートレット
アメリカの画家、ジェニファー・バートレットの作品集。庭とプールのある風景が刻々と変化する様子を、ペン、クレヨン、インクなど様々な手法で描いた連作を多数収録。英語表記。
Kitaj: Paintings, Drawings, Pastels | R・B・キタイ
アメリカの画家、ロナルド・ブルックス・キタイの作品集。1981年にハーシュホーン博物館と彫刻の庭で開催された回顧展に際し刊行されたもの。ペインティング、ドローイング、パステル画の数々をモノクロ図版中心に掲載。巻頭にはキタイのテーマや技法に関する論考のテキストも添えられている。英語表記。
Alexandre Rodtchenko: L’oeuvre Complet | アレクサンドル・ロトチェンコ
ロシア・アヴァンギャルドを代表する芸術家、アレクサンドル・ロトチェンコのモノグラフ。これまでの作品のほかに未発表の写真や資料から、ロシア・アヴァンギャルドの形成期の新たな視点を探る。ロトチェンコをはじめ、カンディンスキー、タトリンらによる記録、作品も多数収録。フランス語表記。
Hockney in California デイヴィッド・ホックニー展
英国ポップ・アート運動に参加し、1960年代から米国カリフォルニアを拠点に活躍するアーティスト、デイヴィッド・ホックニーの図録。人々の暮らす風景を切り取ったペインティングやドローイング作品、小さな写真を貼り合わせて大きな風景を映し出す作品などをカラーとモノクロで多数収録。
Tate Introductions: David Hockney | デイヴィッド・ホックニー
出版社Tate Publishingより刊行の「Tate Introduction」シリーズの1冊で、イギリスの現代芸術界を代表するアーティスト、デイヴィッド・ホックニーの人生と作品について紹介する入門書のような一冊。80歳を超えた今もなお、スタイルや制作手法を変化させ続け、新しいテクノロジーを積極的に取り入れ続けているホックニー。ポートレートやロサンゼルスのプールを描いた作品からドローイング、写真、ヨークシャーの風景画、そして最新作にいたるまで、ホックニーの芸術は「動き」「空間」「時間」といった概念をどのようにして二次元の平面の中に表現できるのかを探求し、問い続けている。英語表記。
写真集 幡野広志 | ほぼ日
写真家、幡野広志の初となる作品集。建築のかつての命、記憶を撮影した「海上遺跡」、狩猟の中で向き合った生命、生きるとは何かを考えた「いただきます、ごちそうさま。」、病をきっかけに息子・優くんとのかけがえのない日常を写した「優しい写真」、キャリアを代表する3つのシリーズを収録。
Botsu Anderson | 大辻隆弘
写真家、大辻隆広による作品集。2019年に中目黒のELEMENTARY STORE BINで開催された展示の際に刊行されたもの。メルボルンのビーチにて、赤い水着のおじさんと出会う。印象的で当時は『ボツ』にされたそのおじさんの妄想の人生を創作し、彼を"BOTSU ANDERSON"と名付け、赤をテーマにセレクトしたボツ写真とともに収めたユニークな写真集。全ページ袋とじになっており、自身の手でカットして作品を開いていく特徴的な装丁。
Evolution in Action: Natural History through Spectacular Skeletons | Jean-Baptiste de Panafieu ほか
脊椎動物の骨格標本を記録した写真集。パリ国立自然史博物館と共同で制作された200点の写真とともに解説を収録。襲いかかる瞬間、空を飛んでいる姿、細部のディティールなど、その姿を想像力できるような構図と骨格の造形美が神秘的な1冊。英語表記。
定本 映画術 ヒッチコック・トリュフォー | 晶文社
1925年のデビュー作から「暗殺者の家」「レベッカ」「鳥」「サイコ」「北北西に進路を取れ」そして最後の作品「ファミリー・プロット」にいたるまで、映画界の巨匠、アルフレッド・ヒッチコックの全ての作品を論じながらその秘密のテクニックをあますところなく公開した名著。本書は映画監督で脚本家、フランソワ・トリュフォーがヒッチコックにインタビューし構成した記事をまとめたもので、スチール、撮影風景などの520枚にも及ぶ貴重な図版資料も掲載した、ファン必読の一冊。