Peter Saville: Editions | ピーター・サヴィル
イギリスのグラフィックデザイナー、ピーター・サヴィルが2002年から2019年の間に手がけた印刷物とマルティプル作品を収録した『Peter Saville: Prints and Multiples』と、ドイツのアーティスト/アンナ・ブレストマンとの共作『Anna Blessmann and Peter Saville: Signs』の2冊組。 英語表記。
キッコーマンのイラストレーション 1950-69 | 大橋正
キッコーマン醤油株式会社が1950年から69年にかけて展開した広告から、大橋正のイラストレーション24枚のカラーシートを編纂。野菜や魚介類など、身近な食材がみずみずしく描かれている。
Graphic Herman Miller | ハーマン・ミラー
アーロンチェア、ノグチ・テーブル、イームズラウンジチェアなどを生み出したハーマン・ミラー。この20世紀を代表する家具製造メーカーが展開してきた広告デザイン、図面、パンフレット、ポスターなどを収録。
FontBook: Digital Typeface Compendium
ベルリンに拠点を置くデジタル書体の国際的なメーカーFontShop Internationalが発行する書体大系。1991年に出版され、4回の改訂後2006年に発行されたもの。32,000の書体サンプル、歴史的注釈、デザイナー名などを収録。 英語表記。
日本の色彩 Japanese Coloring | 田中一光、小池一子
アートディレクターである田中一光と小池一子が、「赤」、「緑」、「藍」、「黄金」、「黒」、そして「多彩」のカテゴリーで日本文化を象徴する彩りをテーマに編纂した写真集。田中一光のエッセイ「赤に対する白と黒」なども併せて掲載。
アートディレクター 太田英茂の仕事 | 長野県信濃美術館
2012年に開催された「アートディレクター 太田英茂の仕事」の図録。昭和初期に広告会の神様とも称された太田英茂。少年時代から、花王宣伝部時代、共同広告事務所の設立、そして戦後の活動にいたるまで、その業績と仕事の全貌を紹介する。
アール・ポップ | 谷川晃一
美術評論家の谷川晃一が編集したグラフィックデザイン集。大衆文化の自然主義デザイン感覚によるアール・ヌーボー、工業的デザイン感覚によるアール・デコと並んでアメリカの自由主義に影響されたデザイン感覚をアール・ポップと提唱し、その影響を受けたアート、デザイン、写真などをカラーで紹介する。収録作家には永井博、山口勝弘、篠山紀信、鈴木英人、松永真ら。
Book Covers in Wadaland | 和田誠
デザイナー、イラストレーターとして活躍した和田誠が、20年間に装丁を手がけた書籍・文庫を中心に、フルカラーで一挙に収録。手描き文字、イラストレーション、写真など多彩な手法を用い、長年にわたって数多くの書籍を飾ってきた氏の仕事を一望できる1冊。
アール・ヌーヴォーのポスター芸術展
2010年に京都・東京・名古屋を巡回した「アール・ヌーヴォーのポスター芸術展」の図録。19世紀末から20世紀初頭にかけて、ヨーロッパの街角に貼られたロートレック、クリムト、ミュシャらのポスターをカラーで多数掲載。ウィーン分離派と世紀末美術の潮流を辿りながら、市井の人々を楽しませたアール・ヌーヴォーの華やかなグラフィックを紹介する。
トン・パリ Ton Paris | 茂田井武画集
昭和時代に活躍した童画家、茂田井武のカラー作品集。青年期に過ごしたパリの風景や人々を絵日記のように綴っている。柔らかで伸びやかなタッチで、色彩豊かにパリの情景が描かれている。
大橋歩 金子功 ファッショントーク | 大橋歩 金子功
イラストレーター・大橋歩と、ファッションデザイナー・金子功が繰り広げるファッショントーク。大橋歩がピンクハウスのために描いたイラストレーション作品と金子功のテキストを収録。冒頭には2人の対談も掲載。装丁は松原壮夫。
Foale and Tuffin: The Sixties, a Decade in Fashion | Iain R. Webb
1960年代のイギリスを代表するデザイナーユニット、フォール&タフィンの作品集。2人が手がけたデザインの数々や貴重なスケッチ、インタビューなどの豊富な資料を通して、わずか10年の活動でありながらも、ロンドンのカルチャーシーンに多大な影響を与えた彼女たちの軌跡と全貌をたどる一冊。 英語表記。
Trine Sondergaard: 203 Works | トリーネ・ゾンダーガード
デンマーク人ヴィジュアルアーティスト、トリーネ・ゾンダーガードの作品を包括的に網羅した作品集。15年間に及ぶ制作活動から生み出された10以上のプロジェクトを見ることができる。初期の風景写真シリーズ『How to Hunt』、デンマークの邸宅のインテリアを撮った想像をかき立てられる『Interior』、歴史的な頭飾りをつけた少女たちの瞑想的なポートレート『Strude』、『Guldnakke』、『Hovedtøj』、その他の重要な作品とともに初公開となる新作も収録。 英語表記。
Tokyo Parrots | 水谷吉法
写真家、水谷吉法が東京で大量発生したライムグリーンのインコを撮影した作品集。得意とするストロボ撮影で映し出されたインコと都市の風景との違和感を、鮮やかな色彩で観るものへ問いかける。
Luke Stephenson: An Incomplete Dictionary of Show Birds | ルーク・スティーヴンソン
イギリスの写真家、ルーク・スティーヴンソンによる作品集。ショーバードと呼ばれる品評会に参加するような色とりどりの鳥たちを1羽ずつ撮影したもので、シンプルな構成も美しい一冊。 英語表記。
Jens Liebchen: L.A. Crossing | イエンス・リープヒェン
民俗学を学んだ後フリーランスの写真家として活動する、イエンス・リープヒェンによる作品集。ロサンゼルスの街を移動する車の中から撮影。落書きだらけの壁、閉店した店舗、路上生活者、高級ブランド店など、対極な現実が広がる都市を写し出す。 英語表記。
Gregoire Pujade-Lauraine: Double Orbit | グレゴワール・プジャド・ロレイン写真集
フランス人写真家、グレゴワール・プジャド・ロレインの写真集。秘密の通路、巨大な鍵、コンクリートでできた黒い月など、西欧の都市に形成された一見不可解な建築物やそのディテールを写し出した一冊。本来関係性のないそれぞれの写真は組み合わせられることによって物語性を帯び、まるでタロットカードのような意味付けを感じさせる。限定1000部発行。英語表記。
ミロの仕事場 ある宇宙の肖像 | ジョアキン・ゴミス
スペインの画家、ジョアン・ミロの仕事場をミロの親友であり同志であった写真家、ジョアキン・ゴミスが撮影した写真集。ミロが仕事にふさわしい場として選んだ3つのアトリエ、バルセロナ、モンロッチ、パルマ・デ・マジョルカの仕事場を […]
Paul Caponigro: Stone Churches of Ireland | ポール・カポニグロ
アメリカの自然風景写真の第一人者、ポール・カポニグロの作品集。LODIMA PRESSから発行されているポートフォリオ写真集シリーズの第9巻。アイルランドにある石造の教会を写真に収めたもので、静寂に包まれたその場所の空気感をも写し出したかのような写真の数々をモノクロ図版で収録。1000部限定刊行。 英語表記。
Axel Hutte: Fantasmi e Realta | アクセル・ヒュッテ写真集
ベルント・ベッヒャーとヒラ・ベッヒャー夫妻が教鞭をとったデュッセルドルフ美術アカデミー出身の写真家、アクセル・ヒュッテの作品集。ドイツからイタリアへの旅路で目にしたアルプスの山々と、ヴェネチアの厳かな宮殿を撮影したシリーズを収録。 英語表記。
The School Prints: A Romantic Project | Ruth Artmonsky
第2次世界大戦末期に行われたスクール・プリント・プロジェクトおける作品とその歴史についてまとめた作品資料集。スクール・プリント・プロジェクトはブレンダ・ローンズリーによって企画され、イギリスの子どもたちが現代美術家たちによるアートに触れる機会を作るために実施された。本書ではヘンリー・ムーアやパブロ・ピカソ、アンリ・マティス、ラウル・デュフィらと契約し、制作されたリトグラフ作品を収録するとともに、商業的には成功しなかったものの20世紀半ばのイギリス美術において重要な運動となったこのプロジェクトについて資料とともに紹介する。 英語表記。
Pablo Neruda, Isidro Ferrer: Libro de las Preguntas | パブロ・ネルーダ、イシドロ・フェレール
チリの詩人で政治家のパブロ・ネルーダと、スペインを拠点に活動するグラフィックデザイナーでイラストレーターのイシドロ・フェレールによる作品集。ネルーダの詩的な遺言とも言われている本書は、見開き左側のページにネルーダの詩が、右側にフェレールによる作品がモノクロの写真で添えられており、どこかユーモアと奇妙さが入り混じったような世界観となっている。 スペイン語表記。
EMMA 杉本エマ | 大倉舜二 写真集
昆虫や植物写真、広告、ファッションなど様々な分野で活動する写真家・大倉舜二が、モデルの杉本エマを撮影した写真集。奔放で可憐な杉本エマのポートレート写真を収録。表紙・扉絵は池田満寿夫によるもの。雑誌「カメラ毎日」の別冊「PRIVATE」シリーズ第二弾。
伊島薫写真集 Color/Black and White Photographs 2冊セット | 光琳社
『流行通信』をはじめ、ファッション雑誌や広告などの分野で数多くのポートレートを撮影し続けた写真家、伊島薫の作品集2冊セット。これまで手がけてきた数多くのファッション写真を、それぞれカラー作品とモノクロ作品に分けて収録。
Xiaoxiao Xu: Watering My Horse by A Spring at the Foot of the Long Wall | Maria-Caterina Bellinetti
オランダを拠点に活動する写真家、Xiaoxiao Xuの作品集。万里の長城に沿った25,000キロにおよぶ旅路で、人々の生活を記録したもの。経済的に急成長する国が、伝統的な暮らしを送る人々に及ぼす影響を視覚的に捉えている。 英語表記。
写真集 棟方志功 | 飯窪敏彦
国際的にも評価されている日本の板画家、棟方志功の制作風景を撮影した写真集。彫る、摺る、画く…写真を通して伝わってくる棟方の制作に対する姿勢と激しい情熱、そして日常の穏やかな一面まで、モノクロ写真で芸術家、棟方志功の様々な姿を捉えている。
エドワード・ホッパー展 ホイットニー美術館所蔵作品より | 東京都庭園美術館
1990年に東京都庭園美術館で開催された「エドワード・ホッパー展 ホイットニー美術館所蔵作品より」の図録。ランドスケープや裸婦、静物などのペインティング作品をカラーで多数収録。
宮本隆司写真展 壊れゆくもの・生まれいずるもの | 世田谷美術館
2004年に世田谷美術館で開催された展示のカタログ。写真家、宮本隆司の代表作である『建築の黙示録』や、展覧会のために撮影された『ピンホールの家』などのシリーズ作品を紹介。劇場、映画館、刑務所などの巨大建築のつかの間の廃墟の姿、東京やパリの路上生活者の段ボールの家、阪神淡路大震災の崩壊した建築物など、変貌する都市と建築の姿、内包する問題が写し出される。
Heian | Vicki Goldberg, Seiju Toda 戸田正寿
アートディレクター、グラフィックデザイナーである戸田正寿の作品集。鳥、魚、昆虫、爬虫類などをモチーフにした彫刻作品シリーズ「平安」をカラーで収録。英語表記。
David Hockney: A Drawing Retrospective | デイヴィッド・ホックニー
芸術家、デイヴィッド・ホックニーの作品集。1954年から1990年代にかけてのドローイング作品をコレクション。ポートレート、静物画、カリフォルニアの風景など、ホックニーのプライベートな側面を垣間見ることのできる作品を多数収録。
Georgia O’Keeffe: The Artist’s Landscape | Todd Webb ジョージア・オキーフ、トッド・ウェッブ 作品集
アメリカの写真家トッド・ウェッブによるジョージア・オキーフの写真集。オキーフが70年にも及ぶ長い画歴の中で描き続けた、骨や壮大な自然といったモチーフとともに撮影されたモノクロ写真を多数収録。
David Bowie is Inside | デヴィッド・ボウイ
ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館で開催された展示の際に刊行されたもの。デヴィッド・ボウイの約50年におよぶキャリアを辿るとともに、衣装、ライブ写真、メモ、アートワークなどをまとめたアーカイブ集。ボウイが影響を与えたアーティストやデザイナーについても解説している。 英語表記。
Axel Huette: Towards the Wood | アクセル・ヒュッテ
ベッヒャー夫妻が教鞭をとったデュッセルドルフ美術アカデミー出身の写真家、アクセル・ヒュッテによる作品集。水面に写る人々、木々、自然を撮影し、現実と非現実感が混ざり合う幻想的な世界を作り出している。 英語表記。
Muge: Ash | 木格
中国・重慶出身の写真家、木格(ムゲ)の作品集。2010年から大型カメラで撮影した静物写真が収められている。切り深い山奥、透明な瓶、薄暗さを照らすイルミネーションライト、壮大な自然。自然への憧憬の中でみつけた山、水、石など変化のしにくい物質とともに、時間と歴史が残した自然へと立ち返る。写真が印刷された未綴じのシート、テキストが印刷された冊子が付属。 日本語、中国語、英語表記。
Sybren Vanoverberghe: 1099 | シブレン・ヴァノーバーベルジ
ベルギーを拠点に活動するアーティスト、シブレン・ヴァノーバーベルジによる作品集。写真作品シリーズ「2099」の第2部。岩や石、木、滝、芸術品、建築。自然や人工物など『時間が風景・物体をどのように変化させるのか』をテーマに撮影する。 英語表記。
etude | 立木義浩
広告・雑誌・出版など多岐な分野で活躍する写真家、立木義浩の作品集。1959年横浜の赤レンガ倉庫を6×6で撮影。捨てられた吸い殻、積み上げられた廃材の山、倉庫と外車など、モノクロによる図版を収録。巻末には「舌出し天使」シリーズの未発表作品も掲載。700部限定。
Something Beautiful Might Happen | 島尾伸三
写真家、作家である島尾伸三の作品集。中国で目にした日常の風景を撮影したもの。電柱に添えられた花、フルーツジュースの屋台、積み上げられた蒸籠、剥き出しになった廃墟のような建物。その場所特有の印象的な風景が収められている。 英語、一部日本語表記。
Armin Linke: Transient | アーミン・リンケ
イタリア出身の写真家、アーミン・リンケの作品集。過去10年間追求してきたプロジェクトによる、約200枚の写真を収録。ブラジル、日本、イラク、コンゴなど建築物や日常の風景、自然など世界中の文化が変容していく姿を映し出す。 英語表記。
Sex | 徐美姫
写真家、徐美姫(じょう・みき)初の作品集。在日韓国人としての葛藤を経て自分のアイデンティティ追い求め、北陸日本海岸の波や水の軌跡を捉える。セルフヌードともいえる生命の力をモノクロによって写し出す。自身の性、男が男であるということ、女が女であること、『人とはなにか』を見つめる。
Haggadah for Passover | Ben Shahn ベン・シャーン
20世紀のアメリカを代表する画家ベン・シャーンが、中世のヘブライ語の彩色写本にインスピレーションを得て制作した一冊。1930年頃6ヶ月をかけて全12ページのカラー版のうち11枚を制作。一時中断後、改めて12枚目のイラストを完成させ、美しい口絵とタイトルページをデザインした。当時、「アメリカの芸術家がデザインし、挿絵を描いた最も美しい本」と評され、シャーンの「最も素晴らしく、最も独創的な作品」の一つとされた。
Enzo Mari: Drawings | エンツォ・マリ
2022年に開催されたエンツォ・マリの展示を機に刊行されたもの。1951年から2010年に描かれたローイングを各年代ごとに紹介。イタリアにおけるデザイン界の巨匠、エンツォ・マリのアルゴリズミックな芸術研究を集約した一冊。 英語、イタリア語表記。
舞台芸術の世界 ディアギレフのロシアバレエと舞台デザイン
2007年に開催された展示の図録。1909年にパリで旗揚げされた伝説のロシアバレエ団、バレエ・リュスが、欧米の舞台芸術やその後のロシア・アヴァンギャルドやアール・デコに与えた影響、総合芸術としての活動を紹介。舞台衣装のための素描約140点、サンクトペテルブルクに保存されている舞台衣装10点、舞台の再演フィルムなどを収録。
花 | 市村柚芽
画家・市村柚芽の初画集。2020年から花屋で買った切り花を描き始め、3年の間に描いた47点の花の絵を時系列で掲載。絵とともに日々の中で綴られた日記や空想の物語も添えられており、静けさの中に凛として咲くそれぞれの花の美しさや儚さ、その花への描き手の感情までもが伝わってくるような作品集。
Beaumont’s Kitchen: Lessons on Food, Life and Photography with Beaumont Newhall | ボーモント・ニューホール
「写真史の父」とも称される伝説的な学芸員・評論家であり、料理作家としても活動したボーモント・ニューホールのレシピ集。1956年から1969年までニューヨーク州ロチェスターの新聞で連載していたコラム「Epicure Corner」から抜粋した記事とレシピ、そしてアンセル・アダムス、エドワード・ウェストン、アンリ・カルティエ=ブレッソンら20世紀を代表する写真家たちの写真を掲載。