アンディ・ウォーホル展 永遠の15分 | 森美術館
2014年に森美術館で開催された展示の図録。ポップ・アートの旗手、アンディ・ウォーホルの回顧展であり、700点におよぶ初期から晩年までのウォーホルの作品と資料を包括的に紹介。
長谷川りん二郎画文集 静かな奇譚 | 土方明司
2010年に開催された「長谷川りん二郎展」の公式図録。日本画家、長谷川りん二郎のペインティング作品をカラーで多数収録。代表作である猫の絵のほか、花や果物の静物画、風景画、エッセイなどを収録。
レオナール・フジタ ポーラ美術館コレクションを中心に | 藤田嗣治
2013年にBunkamuraザ・ミュージアムで開催された展示の図録。日本で生まれ、パリで活躍した藤田嗣治による初期の作品から晩年の作品まで3つの章にカテゴライズして紹介。1920年代の代表作「乳白色の肌」、パリの子どもたちをテーマとした作品、油彩画の連作「小さな職人たち」、写真家、土門拳、阿部徹雄らが撮影した制作中のフジタの姿など、豊富な図版、テキストを収録。
Pop Will Eat Itself | Stella Populis
スケートボーダー、アーティスト、モデル、デザイナーといった多彩な顔を持ち合わせるブロンディ・マッコイによる作品集。世界のインスタグラマートップ50に君臨するセレブリティたちをトーストの焦げ跡で表したもので、インターネット上でトーストの焦げがキリストに見えるといった話題をモチーフにしたユニークな一冊。テイラー・スウィフトやビヨンセ、リアーナ、ベッカムといったセレブの顔が刻まれたトーストがそれぞれの付け合わせとともに皿に盛られている。英語表記。
エンツォ・クッキ展 | セゾン美術館
1996年にセゾン美術館を皮切りに開催された巡回展の図録。イタリアの画家、エンツォ・クッキの作品を初期作品から代表的な作品まで紹介する。絵画、彫刻、素描のカラー・モノクロ含む図版とともに解説を収録。エンツォ・クッキ著作集『エンツォ』別冊付属。本を模したケースに図録が付随した特徴的な装丁となっている。
Jean Prouve: Die Poetik des technischen Objekts | ジャン・プルーヴェ
フランスの建築家でありデザイナー、ジャン・プルーヴェの写真資料集。プルーヴェの技術的アイデアやコンセプト、使用していた工具や生産体制、建築家や技術者との協働、さらには代表的なプロジェクトである家具、建築、構造システムなどを網羅的に紹介。論考に加え、CNAM(フランス国立工芸院)での講義のためにプルーヴェ自身が残したテキストや図面を通じて、その世界が多角的に描き出している。ドイツ語表記。
Katsura: Imperial Villa ペーパーバック版
日本建築の金字塔「桂離宮」を紹介する写真資料集、「Katsura: Imperial Villa 」ペーパーバック版。詳細な図面や記録資料、歴史的な分析を、新たに撮影された写真と併せて収録。ブルーノ・タウトによるテキスト、図版を掲載。数々の名だたる建築家たちを魅了してきた空間、モダニズム建築を再認識できる一冊。 英語表記。
Supernew Supergraphics | Tony Brook、Adrian Shaughnessy
建築やインテリア、空間デザインに施される「スーパーグラフィック」を集めた建築作品集。カラフルな色彩で大胆に表現された、ユニークなデザインの数々の事例を豊富な図版資料とともに紹介。英語表記。
タパ 坂田和實が見つけた94枚 | 大和プレス
2019年にビームス・Bギャラリーで開催された展示の図録。古道具坂田の店主・坂田和實が見つけたアフリカ・ピグミー族の織物「タパ」を紹介。タパとは、主に腰巻きとして用いられた樹皮布。個性豊かな幾何学模様が描かれたタパ94点と、エッセイを収録。
聴竹居 日本人の理想の住まい | 松隈章
日本の近代住宅建築の名作であり、重要文化財に指定されている「聴竹居」についてまとめた1冊。建築家、藤井厚二が京都に建てた自邸『聴竹居』の玄関、小上がり、茶室などの内観から外観、そして机、照明、暖房器具などの調度品ほか、その全貌を紹介する。大判の図版180点と併せて解説を収録。日本語、英語表記。
建築家 前川國男の仕事 | 美術出版社
2005年から2006年にかけて東京ステーションギャラリーほか全国各地で開催された展覧会の図録を書籍化。日本の近代建築に多大な影響を与えた建築家、前川國男の代表的な仕事の数々を、写真、建築図面、デッサン、テキストとともに幅広く紹介する。
かたちの詩学 | 向井周太郎
インダストリアルデザイナー、向井周太郎の著作集。「椅子の夢想、夢想の椅子」などを収録。旧著「かたちのセミオシス」に掲載した論集と、書き下ろしエッセイ「かたちの誕生 身振りといのち」に、ドイツでの展覧会「世界プロセスとしての身振り」の図録を加えたもの。別冊で氏のコンクリート・ポエトリー選集も付帯。装丁は原研哉、松野薫。
建築の詩人 カルロ・スカルパ | 齋藤裕
イタリア建築界の巨匠カルロ・スカルパの代表作の数々を、建築家の齋藤裕が解読する作品資料集。ブリオン家の墓地やカステルヴェッキオ美術館など、スカルパの代表的な建築作品8点を、228点の写真を中心にドローイングや解説などともに掲載。構成・造本は田中一光。
Areal: A Photographic Project 1992-2002 | Joachim Brohm
ドイツの写真家、ヨアキム・ブロームの作品集。1992年から2002年までの約10年間、ドイツのある都市郊外にある同じ場所を繰り返し訪れ、都市の変化を長期的に観察するプロジェクトをまとめたもの。1950年代の商業的なエリアから再開発によってサービス業中心の地区や住宅地へと変貌を遂げた街の様子を、ただの風景ではなく、変わりゆく現実のあいまいさや不安定さとともに写し出している。英語、ドイツ語表記。
Tapio Wirkkala: Finnisches Design | タピオ・ヴィルカラ
フィンランドを代表するデザイナーであり彫刻家でもあるタピオ・ヴィルカラの作品集。2016年にドイツにあるグラッシィ工芸美術館やフィンランドの国立ガラス美術館で開催された展覧会に際して刊行されたもの。ヴィルカラによるガラスやシルバーの作品の数々がカラーで多数掲載されている。
Ark Journal Volume IV Autumn/Winter 2020
スカンジナビア発、年二回刊行のインテリア雑誌『ARK JOURNAL』の第4号。「私たちの周りの空間、そこに置くオブジェクト、そのオブジェクトの作り手」をテーマに建築、デザイン、アートの相互作用にスカンジナビアの価値観や美学を通してフォーカスする。世界中の美しい住居とそこに住む人々の物語は、空間がただ美しい家具やアートを置くこと以上に哲学やパーソナリティの表現であることがわかる。掲載作家:ルーン・ブルーン・ヨハンセン、マイケル・アナスタシアデス、ミカエル・オルセン、ベングト・トルネフォルス、ニナ・ノーグレン、ハルドー・グンログソン、アルヴァ・アールト、エリッサ・アールト、ジャン・ジャック・バルエル、オラファー・エリアソン、ジョン・ポーソン、マイケル・マハラム。毎号4種類の表紙が用意されている。表紙に少汚れあり。
早間玲子作品集 受け身の建築 | millegraph
建築家、早間玲子のモノグラフ。フランスで初めて建築家としての営業ライセンスを得た日本人であり、ライフワークとして数多くの日系メーカーの生産拠点である工場や在仏日本人学校の設計を手がけた。本書は写真、図面、ドローイングなどの資料を通して、日本ではあまり知られてこなかった早間玲子の建築家としてのキャリアを明らかにする一冊。日本語・フランス語表記。
フィリップ・ジョンソン著作集 | ADA Edita Tokyo
アメリカのモダニズムを代表する建築家、フィリップ・ジョンソンによる著作集。講演の速記、未公開の草稿、すでに活字になった論文をもとにしてまとめられた一冊で、建築芸術や彼自身および他の建築家たちの作品に関する論述が資料とともに記載されている。装丁は田中一光。
Albert Frey Houses 1+2 | アルバート・フレイ
スイス出身の建築家、アルバート・フレイのモノグラフ。カルフォルニア州、パーム・スプリングスに建てられた Frey House I・II、2つの自邸に焦点を当てる。ガラスの壁やコンクリート構造のモダンさと自然の中に溶け込むようにデザインされた作品図版と併せて解説を収録。英語表記。
Shaker Style | John S. Bowman
19世紀から20世紀のアメリカで共同体を運営していたシェーカー教徒の生活様式についてまとめられた一冊。建築、机や椅子などの家具、シェーカーボックス、絵画など、シェーカーコミュニティの暮らしの様子や生活における日用品の数々をカラーによる図版とともに解説を収録。英語表記。
壁・窓・格子 写真集 普及版 | 増田正
増田正による建築資料集・普及版。日本全国津々浦々の家屋の壁・窓・格子を集めたもの。著者自らの足で撮り続けてきたそれらを地域別に編纂し、風土とあわせた特徴・傾向を捉えることができる。
包 日本の伝統パッケージ、その原点とデザイン | 岡秀行、目黒区美術館
2011年に目黒区美術館で開催された展示図録の新装再編集版。アートディレクター・岡秀行が個人的に収集した竹、稲わら、麻ひも、紙、陶器などの自然素材を使った日本の伝統的なパッケージを紹介。デザイン史家、佐賀一郎による「岡秀行論」を増補。
建築模型とその提案書展 | TOKYO DESIGNERS WEEK 2014
「建築模型とその提案書展」の開催とともに刊行されたもの。藤森照信、隈研吾ら13名の建築家によるインタビューや、建築模型、そして提案書を豊富な図版とともに紹介。発案から建築物が作り上げられるまでのプロセスを通して、建築家たちの思考を探ることができる一冊。
北海道の民具 | 大久保一良
北海道開拓記念館監修による民具の資料集。長年道民の生活や生産を支えながら、現代はその姿を消しつつある伝統的な民具約500点を紹介。イラストレーションは大久保一良。
志村ふくみ 母衣への回帰 | 京都国立近代美術館
2016年に京都国立近代美術館で開催された巡回展の図録。日本の染織家、随筆家、そして人間国宝である志村ふくみの60年に渡る作品を収録。母が残した糸で織られた「母衣曼荼羅」をはじめとする、うつくしい着物を志村ふくみの言葉とともに紹介。
Arita / Table of Contents: Studies in Japanese Porcelain | Anniina Koivu
1616年に有田で始まった日本の磁器製造技術。現代のデザイナー16名と日本の伝統的な10の窯元が、21世紀の日常生活に根ざした陶磁器コレクションを生み出すために、ユニークなコラボレーションを展開している様子が描かれている。500点以上の図版で工芸と地域を紹介し、古き良き時代と現代の巨匠を結びつける創造の可能性を明らかにしていく。
没後40年 濱田庄司展 | 世田谷美術館
2018年に世田谷美術館で開催された「没後40年 濱田庄司展」の図録。民藝運動の中心的な活動家の一人であり、陶芸家の濱田庄司の作品に加え、創作の源泉として自ら蒐集した器などを多数収録。
Shio Kusaka: One Light Year | シオ・クサカ
2022年にDavid Zwirnerで開催された陶芸家、シオ・クサカの展覧会を機に出版された作品集。縄文土器をもとにつくられた作品、繊細な文様の器など、展示作品の豊富な写真、解説を収録。 日本語、英語表記。
ヨーロッパの窓 1 | 遠山孝之
写真家、遠山孝之のヨーロッパ各国を訪ね、家々の窓を写した作品集。第1集ではオランダ、ベルギー、フランス、西ドイツ、オーストリア、スイスの窓を収録。前半はカラー写真、後半は旅の記録と解説を収録。
ヨーロッパの窓 2 | 遠山孝之
写真家、遠山孝之のヨーロッパ各国を訪ね、家々の窓を写した作品集。第2集ではノルウェー、スウェーデン、デンマーク、イギリス、アイルランド、ギリシア、イタリア、スペインの窓を収録。前半はカラー写真、後半は旅の記録と解説を収録。
Eames Images 3 House: After 5 Years of Living | イームズ夫妻
チャールズ&レイ・イームズ夫妻による、イームズハウスに住み始めてからの5年間の記録を収めた短編映画「House: After 5 Years of Living」(1955年)のスチール写真集。イームズ夫妻が暮らし始めた1949年から5年の間に断続的に撮影した300枚以上の写真で構成された映画であり、本書は各ページにミシン目加工が施され、ポストカードのように切り取って飾ることも可能。英語表記。
Robert Ryman | ロバート・ライマン
アメリカの画家、ロバート・ライマンのモノグラフ。白を貴重としたミニマルな抽象画と、広く知られていない実験的な作品を収録。60年以上にわたるライマンのキャリアを網羅する内容となっている。英語表記。
Calder: Small Sphere and Heavy Sphere | アレキサンダー・カルダー
20世紀で最も評価が高く影響力のある彫刻家の一人、アレキサンダー・カルダーの作品集。作品や展示風景のアーカイブ写真を用いてカルダーの革新的な手法の幅広さを紹介し、1931年に彼がモビールを構想するまでの道のりを辿る。英語表記。
Opening | Jungjin Lee
ニューヨークを拠点とする写真家、ジョンジン・リーによる写真集。砂漠と山の景観を写しアーティストの真価を発揮したとも言える一冊。アリゾナ、ニューメキシコ、カナダなどの地で撮影された作品は、風景や物理的存在としての大地や石、樹木、そして空との深く静かな対話へ観るものを誘う。蛇腹折りで製本された本書を広げると3m超にも及び、その両面にパノラマ写真が何枚も印刷されている。2000部限定発行。
秘密の知識 巨匠も用いた知られざる技術の解明 | デイヴィッド・ホックニー
現代美術界を代表するアーティスト、デイヴィッド・ホックニーが、西洋絵画における巨匠たちの作品制作に鏡やレンズがいかに用いられたかを科学的、視覚的根拠のもと実証した資料集。カラヴァッジョ、ベラスケス、ファン・エイク、レオナルド・ダ・ヴィンチなど名だたる芸術家たちの作品を例に、500点以上にも及ぶ豊富な図版資料をホックニーの詳細な解説とともに掲載。
Edward Weston 1886-1958 | エドワード・ウェストン
アメリカの写真家、エドワード・ウェストンの作品集。初期のポートレートから、風景、ヌード、静物などのアーティスティックに撮影した作品などを収録。自然や人間の形態の根本的な美しさと本質を捉えることに焦点を当てたウェストンの活動を包括して紹介している。英語表記。
The American Barn | David Plowden ディヴィッド・プロウデン
アメリカの写真家、ディヴィッド・プロウデンの作品集。ドキュメンタリー写真で知られるプロウデンがライフワークとして取り組み続けた、アメリカの納屋を被写体とした作品群をまとめたもの。巨大企業が小規模農家を廃業に追い込む中、消失しつつある納屋をさまざまな構図で記録している。英語表記。
The Independent Group: Postwar Britain and the Aesthetics of Plenty
ポップ・アートの先駆者として知られ、1950年代初頭のロンドンで活動していたインディペンデント・グループ、通称IGの全体像とその意義を包括的に紹介する作品資料集。アメリカの大衆文化からダダ、未来派、シュルレアリスムといった手法を取り入れ、従来の芸術観や文化の枠組みに挑戦する新しいモダニズムのかたちを模索していたIG。本書はリチャード・ハミルトンやエドゥアルド・パオロッツィといったアーティスト、建築家のアリソン&ピーター・スミッソンなど、主要メンバーの業績も網羅的に紹介し、IGがいかに新たな芸術の地平を切り開いたかを紹介している。英語表記。
Blinky Palermo | ブリンキー・パレルモ
ドイツの抽象画家、ブリンキー・パレルモの作品集。極めてミニマルで抽象的な形と色を探求したパレルモの代表的な作品を収録。
Frederick Hammersley: To Paint Without Thinking | フレデリック・ハマーズリー画集
硬質な幾何学的抽象画で知られる米国の画家、フレデリック・ハマーズリーの作品集。本書ではスケッチブック、ノート、色見本なども多数収録し、ハマーズリーの複雑な制作の仕組みを紹介。ハマーズリーの手法が一気呵成の創造行為ではなく、段階的で規則正しいものであったことを明らかにしている。 英語表記。
Robert Motherwell | ロバート・マザーウェル
アメリカの抽象表現主義の画家、ロバート・マザーウェルのモノグラフ。カラーおよびモノクロの豊富な図版のほか、年表、参考文献、展覧会履歴を掲載し、現代アメリカ美術の流れに深く影響を与えたアーティストのキャリアを包括的に紹介している。英語表記。
歴史の歴史 | 杉本博司
2018年から2019年に開催された、写真家・杉本博司の展示に際して刊行された作品集。「エンシシャイム隕石」「金銅 蔵王権現懸仏」「蒸気の海 月面写真」など杉本博司による貴重なコレクションに加え、自信の作品をあわせて収録。それら作品世界を浮き彫りにすると同時に、杉本博司の歴史観、世界観、そして創造性の関係を俯瞰する。
横尾忠則三日月旅行 | 横尾忠則
横尾忠則が「三日月の都」ニューオリンズを訪れた旅の体験を、作品としてまとめあげたもの。旅の写真やエッセイ、メッセージ、滞在ホテルのファックス、そして個展の記録など、多彩なコラージュアイテムで制作された一冊。
At Zenith | William Eggleston ウィリアム・エグルストン
カラー写真の先駆者として知られるアメリカの写真家、ウィリアム・エグルストンの作品集。空にカメラを向け、通り過ぎる雲を撮影した一連の作品群を収録。鮮やかな色彩が特徴とされるエグルストンの作品において、穏やかで実験的な1冊。