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Conceptual Forms and Mathematical Models | Hiroshi Sugimoto 杉本博司
2026年1月7日
写真家・杉本博司による、数学と造形に焦点を当てた作品集。東京大学駒場博物館に所蔵されていた19世紀の数学模型を撮影した写真と、自身が制作したアルミニウム製の数学モデルを並べて紹介し、視覚と数理の関係を探っている。着想の背景には、空間や構造に強い関心を寄せたマルセル・デュシャンの思考があり、複雑な理論をかたちとして捉える試みが一貫している。
イリヤ・カバコフ 世界図鑑 絵本と原画
2026年1月7日
2007年から2008年にかけて開催された展覧会「イリヤ・カバコフ 世界図鑑 絵本と原画」の公式図録。鋭い時代感覚とユーモアをもって社会を捉え、大規模なインスタレーションで知られるカバコフの、創作の原点ともいえる挿絵画家としての活動に焦点を当てる。絵本のために描かれた原画を厳選収録し、後年の表現へとつながる初期の仕事を紹介する一冊。
The Absolute Truth | John Gossage
2026年1月7日
写真家、ジョン・ゴセージによる作品集。カリフォルニアで撮影した日常の断片や都市空間の細部を鋭く切り取ったカラーの作品群を収録。ゴセージが写真家として最も敬愛する友人、ルイス・ボルツに捧げられたもので、都市や人工環境の表現における先駆的な視点へのオマージュとして位置づけられる。限定500部刊行。
KUMO 雲 | 横浪修
2026年1月7日
ファッション誌や広告で活躍する写真家・横浪修による作品集。若さや集団性、匿名性といったこれまで追求してきたテーマを、「雲」の象徴性と重ね合わせて再構築している。流動性や均質性をもつ雲は、社会におけるつながりや文化的な同調性を想起させ、人間の集合的な姿を映し出すメタファーとして提示される。館山、富士山、三浦、沼津など日本各地で撮影された風景を通じ、個と集団の関係を静かに問いかけている。
瞬間の山 形態創出と聖性 | 港千尋
2026年1月7日
日本の写真家・港千尋による作品集。アルプスや沖縄、オーストラリア、バリ島、さらに百名山に含まれない日本各地の山々を撮影し、モノクロとカラーの図版で構成している。同じ山であっても歩みを進めるごとに異なる景観が現れる点に着目し、山歩きの体験を視覚的に提示する内容となっている。自然と人間の関係、土地の記憶といった主題を背景に、写真を通じて山の多様な姿を探る。
Tomoo Gokita The Great Circus | 五木田智央
2026年1月7日
2014年にDIC川村記念美術館で開催された、画家・五木田智央の展示図録。代表作から当時の新作まで、約40点を収録している。人物画を中心に、抽象と具象、ユーモアと不穏さが入り混じる作風が、ペインティングやドローイング、カラー作品など多様なかたちで紹介。90年代以降のサブカルチャーの感覚と、絵画そのものへの関心が重なり合う、五木田智央の表現の広がりを伝える一冊。
IDEATITY | unpis
2026年1月7日
イラストレーター、unpis(ウンピス)による作品集。unpis独自の視点による、日常の身近にあるものやちょっとした仕掛けを描いたモノクロの作品群を収録。シンプルな線と構図の中に、思考の痕跡や視点のずれが巧みに織り込まれ、見る者に想像の余白を与えてくれる。「アイデア」と「アイデンティティ」をテーマに、unpisならではの感覚が凝縮されたビジュアルブック。
LIM | 松江泰治
2026年1月7日
写真家、松江泰治による作品集。世界各地の墓地を被写体に、画面全体に均一なピントを施す手法で感情や物語性を排したフラットな視点を貫いている。個々の墓や記念碑ではなく、地表に現れる配置や構造に目を向け、墓地を一つの「都市」として捉えている。国や宗教を越えて撮影された54点を収録し、空撮や俯瞰だけでなく、人の目線から向き合った写真も含めて、「生」と並ぶ空間としての「死」を示している。
路展 飛伝来 | 高橋恭司
2026年1月7日
2010年から2011年にかけて開催された、写真家・高橋恭司による展覧会『路展「飛伝来」』の公式図録。タイトルの「飛伝来」が示す通り、瞬間的な視線の軌跡や日常の記憶の伝達をテーマとした作品群を収録。日常の路上や街角に潜む風景や瞬間を写真という視点で切り取り、都市空間に潜む日常の美や断片を記録している。
美の彷徨 テラコッタ | 杉江宗七
2026年1月7日
戦前日本の建築を彩ったテラコッタ装飾に光を当てた写真資料集。かつて自らテラコッタ制作に携わった杉江宗七が、解体の進む建築を全国に訪ね、国会議事堂や浅草松竹、東華菜館など現存例を丹念に記録している。大判カラー写真に加え、図面やイラスト、詳細な解説を収録し、装飾の意匠と技法、その背景を立体的に捉える構成。失われゆく建築装飾への愛惜と調査の成果が重なり、近代建築におけるテラコッタの価値をあらためて考えさせる。
In the Arts and Crafts Style | Barbara Mayer
2026年1月7日
19世紀末から20世紀初頭にかけて展開したアーツ・アンド・クラフツ運動の思想と造形を、家具やプロダクトを通して概観する写真資料集。ウィリアム・モリス、グスタフ・スティックリー、フランク・ロイド・ライトらの仕事を軸に、木材や素材の選択、構造の確かさ、端正なプロポーションといった特徴を丁寧に紹介。伝統的解釈から現代の住空間における応用までを視野に収め、アーツ・アンド・クラフツ・スタイルが持つ持続的な魅力と、そのデザイン思想の広がりを伝えている。
Otto Nebel, Maler und Dichter
2026年1月7日
ドイツの画家・詩人、オットー・ネーベルの作品集。ネーベルの生誕120年を機にベルンで開催された回顧展にあわせて刊行された図録で、1933年以降に暮らしたベルンでの活動を含め、その生涯と仕事をテーマ別にたどっている。詩と絵画の関係や独自の芸術理論にも触れつつ、ワシリー・カンディンスキーやパウル・クレー、クルト・シュヴィッタースらとの交流も紹介。ジャンルを越えて制作を行った、きわめて現代的な感覚をもつ作家をあらためて見直す一冊。
D&D SCAN 中島英樹の仕事と周辺
2026年1月7日
アートディレクター・グラフィックデザイナーの中島英樹の仕事をまとめた一冊。1995年から2001年にかけて、雑誌『CUT』のエディトリアルデザインやファッション・プロモーション、フォント、ロゴタイプにいたるまで、中島が手がけてきた数々の仕事を豊富な図版資料やテキストとともに収録。後藤繁雄や高橋恭司との対談も収録。装丁は中島英樹自身によるもの。
特別展 恩地孝四郎
2026年1月7日
特別展 恩地孝四郎/1982年に渋谷区立松濤美術館で開催された「特別展 恩地孝四郎」の図録。創作版画の推進者、そして日本の抽象画のパイオニアとして活躍した氏の版画作品を中心に収録するほか、油彩画やオブジェ作品などもあわせて掲載。
針と溝 | 齋藤圭吾
2026年1月7日
写真家、齋藤圭吾によるレコードの『針と溝』をマクロ撮影した写真集。ダイヤモンドやサファイアで作られた様々な形の針と、音が刻まれた溝の造形を写し出す。『針と溝』の写真とともにレコードプレーヤーのメーカー名、レコード名も掲載。装丁は有山達也。
アイデア No.131 32人のレタリング・カリグラフィー
2026年1月7日
グラフィックデザイン誌『アイデア』No.131(1975年7月号)。特集「32人のレタリング・カリグラフィー」では、アルファベットを中心に、文字表現の多様なアプローチを紹介している。展覧会レポートを軸に、個々の作家の作風や考え方を丁寧に取り上げ、レタリングとカリグラフィーの広がりを伝える内容。そのほか、ベルギーの作家ヨセ・ゴファンをはじめ、イラストレーションや広告、エディトリアルデザインに関する記事を多数収録。
アイデア No.128 故・大智浩教授とその遺作誌上展
2026年1月7日
グラフィックデザイン誌『アイデア』No.128(1975年1月号)。特集は「故・大智浩教授とその遺作誌上展」「ザ・ワン・ショウ:ニューヨークADC賞とニューヨーク・コピー・クラブ賞を一つに」。日本のグラフィックデザイン界に多大な影響を残した大智浩の作品群を掲載。教育者としての業績やコーポレート・アイデンティティ、パッケージデザインへの貢献、さらに同時代のデザイナーや評論家による寄稿を通じて、教授の創造性と影響力を多角的に捉えている。そのほか、「ユーモアと機知に富んだ,パーオロ・ガレットのカリカチュア」、福田繁雄「つくられた遠近、アイデアのエレメント・30」などを収録。
アイデア No.125 プッシュ・ピン・スタジオの宮内ハルオ
2026年1月7日
グラフィックデザイン誌『アイデア』No.125(1974年4月号)。巻頭では、プッシュ・ピン・スタジオに所属した日本人イラストレーター、宮内ハルオの特集を中心に掲載し、彼の代表的な作品や活動の軌跡を紹介。そのほか、福田繁雄による「アイデアのエレメント・27″モアレ”」、「ジョセフ・バインダーと氏の遺作」、早川良雄による「山名文夫の唐草幻像」など、国内外のデザイン動向に関する多彩な記事を収録。
アートディレクター江島任 手をつかえ
2026年1月6日
日本のエディトリアルデザインを切り拓いたアートディレクター、江島任の仕事と人物像をまとめた資料集。『ミセス』『ハイファッション』『装苑』などの女性誌で洗練された誌面づくりを確立し、のちに伝説的な男性誌『NOW』を創刊。さらに『PLAYBOY日本版』や広告の仕事を通じて、日本のクオリティマガジンのあり方を大きく更新してきたことで知られている。本書では、雑誌や広告の代表作をはじめ、関係者の証言や江島本人へのロングインタビューを収録。戦後日本のマガジン文化を支えた仕事の数々と、その時代を駆け抜けた一人の表現者の姿を現代に伝えている。
Anarene | Mikel Bastida
2026年1月6日
スペインの写真家、ミケル・バスティダによる作品集。映画や歴史を手がかりに、実在の風景を舞台装置のように再構成した演出写真を収録している。テキサス州のゴーストタウンなど、「ラスト・ショー」に象徴される映画的イメージを参照しながら、アメリカの風景が物語や記憶によって形づくられてきた様子を捉える。現実とフィクションの境界に立ち、場所が持つ時間の重なりやイメージの影響を静かに描き出している。
Archigram
2026年1月6日
1960〜70年代に活動した前衛建築家グループ、アーキグラムの作品集。大量消費社会やポップカルチャーを背景に、未来の建築や都市像を大胆かつアイロニカルに描いたドローイングをカラー・モノクロで多数収録。ウォーレン・チョークやピーター・クックら6人の建築家が制作した同名のファンジンを起点に生まれた思想と表現を、1994年にポンピドゥー・センターで開催された展覧会にあわせてまとめたもの。建築をめぐる想像力の拡張を象徴する記録となっている。
新装版 バウハウス叢書 全14巻揃
2026年1月6日
ヴァルター・グロピウスとL・モホリ=ナギの共同編集による「バウハウス叢書」本編全14冊セットの新装版。バウハウスの理念と実践を伝える代表的シリーズで、「国際建築」「教育スケッチブック」「バウハウスの実験住宅」「バウハウスの舞台」「新しい造形」「新しい造形芸術の基礎概念」「バウハウス工房の新製品」「絵画・写真・映画」「点と線から面へ」「オランダの建築」「無対象の世界」「デッサウのバウハウス建築」「キュービズム」「材料から建築へ」を収録し、デザイン・建築・芸術の歴史的潮流を総覧できる内容。
武井武雄手芸図案集
2026年1月6日
画家・童画家として知られ、日本における絵本文化の先駆者でもある 武井武雄 による手芸図案集。草花や動物、人魚、幾何学模様など、武井ならではのやさしくユーモラスな図案を、解説文とともに多数掲載。鑑賞用としてはもちろん、クッションや壁掛け、手提げなどの制作資料としても活用できる内容となっている。
You’re not from Around Here: Photographs of East Tennessee | Mike Smith
2026年1月6日
アメリカの写真家、マイク・スミスによる作品集。23年にわたり南部アパラチアの風景と人々の暮らしを撮影し続けたもの。「あなたはこのあたりの人ではない」と告げられる外来者として出会いを重ねながら、次第に地域の奥深くへと入り込み、生活の本質に触れている。広大な自然や動物、古い家屋や納屋、熊の剥製、墓地などを写し出し、土地と人に刻まれた記憶を静かに伝えている。消えゆくアメリカの文化の断片を照らし出している。
Feast for the Eyes: The Story of Food in Photography
2026年1月6日
写真史のなかで「食」をテーマにした表現をたどる写真集。アーヴィング・ペン、スティーブン・ショア、ヴォルフガング・ティルマンス、荒木経惟、ソフィー・カルほか、多彩な作家による作品を、写真史研究者のスーザン・ブライトがキュレーションしている。アート写真にとどまらず、商業写真、科学写真、フォトジャーナリズムまで視野に入れ、食べ物が持つ文化的・社会的な意味を多角的に紹介。写真表現の変遷とともに、「食」がいかに撮られてきたかを読み解く、写真史の入門書としても魅力的な一冊。
Ladislav Sutnar: Visual Design in Action
2026年1月6日
モダン・デザインの先駆者、ラディスラフ・スタットナーの代表作をまとめた作品集。複雑な情報を整理し、誰にでも伝わるかたちへと変換する構造的なデザイン手法によって、今日「インフォメーション・デザイン」と呼ばれる分野の先駆者として知られている。本書は1939年から1976年までのアメリカ時代に焦点を当て、百貨店のグラフィック、広告、企業アイデンティティ、建築資料カタログなどを収録。特に《Sweets Catalog Service》のために構築したトータルデザインは、その代表例として知られている。機能性と明快さを重視しながら視覚的な美しさも同時に追求したスタットナーの思想は、現代のデザイン思考にも通じている。
Sun City, Arizona | Peter Granser
2026年1月6日
ドイツ出身の写真家ピーター・グランサーによる作品集。アメリカ最大級の高齢者コミュニティ、アリゾナ州サンシティを舞台に、裕福で活動的なシニアたちの暮らしと街の風景を捉えている。射撃や水泳など多彩なアクティビティを楽しむ人々の姿は、老後の静けさとは異なるもうひとつの理想像。ユーモアや皮肉を帯びた視線によって、楽園のようでどこか奇妙な共同体の空気が鮮やかに描き出されている。
Les Yeux Du Chat 猫の目 | アレハンドロ・ホドロフスキー、メビウス
2026年1月6日
バンド・デシネ界の巨匠メビウスと、映画監督・漫画原作者として知られるアレハンドロ・ホドロフスキーによる初の共作短編。左右の見開きを大胆に使った構成によって、視線の動きそのものが物語となり、独特の緊張感と詩的な世界観を生み出している。原作者ホドロフスキー自身による序文を収録した決定版として、両者の才能が鋭く交差する一冊。
アラン・マンジェル氏のスキゾな冒険 | アレハンドロ・ホドロフスキー、メビウス
2026年1月6日
鬼才コンビ、アレハンドロ・ホドロフスキーとメビウスによる、最後の長編共作となるグラフィック・ノヴェル。尊敬を集める哲学教授アラン・マンジェルは、突然の転落をきっかけに、現実と妄想、聖と俗が交錯する世界へと引き込まれていく。フランスから南米へと舞台を移しながら、宗教的モチーフと過激な想像力が連鎖的に展開。狂気と思想、ユーモアが同居する物語は、両者の表現世界を象徴する集大成として強い印象を残している。
Paradiso Posters 1968-2008
2026年1月6日
アムステルダムの伝説的な音楽会場、パラディソで制作されてきたポスターをまとめた作品集。1968年から2008年までの約40年間にわたり、レディオヘッドやソニック・ユースなど数多くのアーティストの公演を彩ったポスターを、カラー図版で多数収録している。デザイナーへのインタビューやテキストも収められ、音楽とグラフィックが密接に結びついてきたパラディソの歴史と、ポップカルチャーの変遷をたどる一冊。
Notes from a Quiet Life | Robert Benjamin
2026年1月6日
写真家、ロバート・ベンジャミンの作品集。1970年代初頭に写真を始めて以来、身の回りの日常を静かに記録してきた自身の歩みを伝えている。家族と過ごす何気ない時間や、自宅周辺の散歩で出会う小さな出来事など、特別ではない瞬間に向けられたまなざしが、慎ましくも確かな存在感を放つ。カラー作品とポラロイドによって構成され、静かな生活の記録が、写真表現の本質をやわらかく伝えている。
On City Streets: Chicago 1964-2004 | Gary Stochl
2026年1月6日
1964年から2004年にかけてシカゴの街路を撮り続けた、写真家ゲイリー・ストックルの初作品集。人々が行き交う中心街の路上を舞台に、匿名性と私的感情が交錯する都市の日常を静かに捉えている。長年にわたり作品を公開せず、独学で制作を続けてきたストックルは、アンリ・カルティエ=ブレッソンやロバート・フランクらの仕事を手がかりに、流行や評価から距離を保った独自の視線を培った。写真には、都市に生きる人々の孤独や緊張、ふとした瞬間の感情が率直に刻まれ、シカゴという都市の現実を深く考えさせる内容となっている。
Mamma Andersson, Tal R: Svanesang
2026年1月6日
スウェーデンのギャラリー「Galleri Magnus Karlsson」で2016年に開催された展覧会にあわせて刊行された作品集。画家マンマ・アンダーソンとタル・アールが1年間にわたり手紙や写真を交わしながら制作したコラボレーションを収録している。眠る女性や骸骨といった共通のモチーフを二人それぞれの表現で描き、異なる個性が交差する創作の対話を映し出している。
Fiona Banner
2026年1月6日
2002年にドイツのノイアー・アーヘン美術協会と、スコットランドのダンディー・コンテンポラリー・アーツで開催された、フィオナ・バナーの大規模個展「Your Plinth is My Lap」にあわせて刊行された図録。ドローイングや彫刻、シルクスクリーンなど初期から当時の新作までをカラーで収録し、約10年にわたる制作の広がりを紹介している。手描きの感覚を大切にしながら、展示空間や屋外へと表現を拡張していくバナーの実践が伝わる一冊。
Cornelius ✕ アイデア Mellow Waves コーネリアスの音楽とデザイン
2026年1月6日
国内外で高い評価を受ける音楽家・コーネリアス(小山田圭吾)の活動を、音楽とデザインの両面からまとめたガイドブック。11年ぶりのアルバム『Mellow Waves』を軸にした「現代編」、初期作から全作品をたどる「入門編」、プロジェクトの歩みを整理した「資料編」の三部構成で、コーネリアスの全体像をわかりやすく紹介している。関係者インタビューも収録し、サウンドとビジュアルがどのように連動してきたかを立体的に捉える。
HERE | リチャード・マグワイア
2026年1月6日
アメリカのアーティスト・漫画家、リチャード・マグワイアによるグラフィック・ノヴェル。一つの部屋の一角を舞台に、同じ場所で起こる出来事を異なる年代ごとに重ね合わせて描く独創的な構成。ページ上には1950年代や2000年代、さらには太古や遠い未来の断片が同時に現れ、個人の記憶と地球規模の時間が交差していく。コミックの形式を用いながら、時間や存在、記憶について深く考えさせる内容で、物語・アート・思想が融合した特異な一冊。
Boucheron: Free-Spirited Jeweler
2026年1月6日
1858年創業のパリのジュエリーメゾン、ブシュロンの世界観をたどる作品集。官能性と独立心を備えた女性像を軸に、造形語彙やインスピレーション、創作の背景を、アーカイブ資料やデザイン画、歴史的名作とともに紹介している。記念刊行に際して制作された特別な一点物のジュエリーや、質感の異なる紙を用いた構成も見どころのひとつ。制作工程を段階的に追うことで、職人の技と創造のプロセスに光を当て、伝統を継承しながら未来へと更新され続けるメゾンの姿を伝えている。
Capri Jewels: The Love and Creation of Beauty
2026年1月6日
地中海の島カプリを拠点とするジュエリーメゾン、Chanteclerの歩みと美意識をたどる作品集。創業者ピエトロ・カプアーノと、家業を継いだサルヴァトーレ・アプレアから受け継がれた精神を軸に、自然とともに育まれてきた自由な創作の姿勢を紹介している。ジャスミンの香りや夕暮れの色、レモンの気配といったカプリ島の風土は、宝飾の造形や色彩にも深く反映されてきた。本書は、土地への愛情、イタリア金工の伝統、そして美を通して自己表現する喜びを分かち合うための記録として編まれている。
SUB RHYME | 朝倉圭祐
2026年1月6日
写真家、朝倉圭祐による作品集。人物のポートレートや自然の風景、遠くに上がる花火、路上で生きる人々、新たな生命の気配まで、日本と海外で出会った日常の断片を収めている。ベルリンへ移住し結婚した友人を訪ねた旅の記録も織り交ぜながら、何気ない瞬間に宿る感情や時間の流れを、率直な視線で写し取る一冊。
Botanical Buildings: When Plants Meet Architecture
2026年1月6日
建築と植物の関係性をテーマに、世界各地のグリーン・アーキテクチャーを紹介する写真資料集。住宅や集合住宅、オフィスなど多様な空間において、植物をどのように構造やデザインに取り入れているかを探っている。自然と人工の調和を目指す建築の試みを、美しい写真とともに取り上げ、環境とデザインの新しい共生のあり方を提示している。
Mies Van Der Rohe at Work
2026年1月6日
近代建築の三大巨匠のひとりとされるルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエの作品を紹介する一冊。バルセロナ・パビリオンやファンズワース邸をはじめとする代表作を、豊富なモノクロ写真とともに収録している。明快な構造と合理性を追求しながら、普遍的な美を備えた建築の数々を通して、20世紀建築史におけるミースの革新性を示している。
Kengo Kuma: Portland Japanese Garden | 隈研吾
2026年1月6日
建築家の隈研吾がリニューアルを手がけた、ポートランド日本庭園を記録した建築資料集。アメリカで初めて実現した公共建築プロジェクトとして、庭園の景観と調和する小規模建築群の外観・内観、枯山水を含む空間構成を紹介している。最新の建築技術を用いながら、日本の伝統建築や職人技の思想を踏まえた設計は、自然と建築、過去と現在を無理なく結びつけている。カラー図版とともに解説を収録。
White Garden | Bernard Voita
2026年1月6日
スイス出身のアーティスト、ベルナール・ヴォイタの作品集。1987年から1997年にかけて制作された作品を紹介しており、建築物を思わせるオブジェクトや、建設現場や廃墟の断片のように見えるイメージをとらえている。不明瞭さを含んだ視覚表現によって、現実と非現実が交錯する独特の感覚を生み出している。モノクロの作品図版と解説を通じて、その造形的探求と表現の射程を具体的に映し出している。
小裂帖 | 志村ふくみ
2026年1月6日
紬織の人間国宝・志村ふくみによる記録集。1960年前後から制作の過程で生まれた残り裂を手元に貼りためていたものを「小裂帖」としてまとめている。当時の裂の形や質感を可能な限り忠実に再現し、見本帳としての資料的価値を備えている点が特徴である。さらに、志村自身による書き下ろしの解説を収録し、染織に向き合う姿勢や創作の背景を伝えている。工芸の記録であると同時に、作家の歩みを照らし出す内容となっている。
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