生活工芸と古道具坂田 | 菅野康晴
「生活工芸」と「古道具」の時代であった2000年代を2010年以降とくらべ回顧する。「生活工芸」を牽引した木工家の三谷龍二、「古道具」を牽引した古道具坂田の坂田和實の2人を軸に、その仕事や「生活工芸」「古道具」のこれまでが綴られる。
工芸青花 19号 | 青花の会
青花の会が発行する「工芸青花」19号。本号では2022年に逝去した「古道具坂田」店主・坂田和實の追悼号。坂田和實と旧友や客、作家、骨董商、評者と各章に分けてその出会いや思い出を語る。望月通陽の型染絵を貼付したページあり。麻布張り上製本。限定1000部。
工芸青花 18号 | 青花の会
青花の会が発行する「工芸青花」18号。本号では川瀬敏郎花会「無窮」、古道具坂田とmuseum as it is、ボイマンス美術館の西洋工芸コレクション、杉謙太郎の器と花などを特集。ハタノワタルの手漉和紙を貼付したページあり。麻布張り上製本。限定1000部。
工芸青花 17号 | 青花の会
青花の会が発行する「工芸青花」17号。本号では奈良と骨董「無窮亭河瀬虎三郎」、タイの古陶「永田コレクション」、生活工芸と村上隆などを特集。ハタノワタルの手漉和紙を貼付したページあり。麻布張り上製本。限定1200部。
骨董誕生 | 松濤美術館
2006年に松濤美術館で開催された展示の際に刊行されたもの。骨董の歴史をゆかりの品々とともに辿る。茶の湯、鑑賞陶器、民藝品、骨董の誕生など、カラーによる図版とともに解説を収録。青柳恵介、仲畑貴志、坂田和實らによる寄稿を掲載。
木の民家 ヨーロッパ | 二川幸夫
日本の建築写真家、二川幸夫がヨーロッパの木の伝統建築をまとめた写真資料集。スイス・アルプス、ドイツやスウェーデンの民家など、木で施された装飾や内装を白黒・カラーの大判の写真で収録。各地域ごとに章分けされ、豊富な図版と丁寧なテキストで解説。 日本語、英語表記。
ルーシー・リー | トニー・バークス
20世紀を代表する陶芸家、ルーシー・リーの伝記・作品集。その生涯と作品の数々を、美しい写真と豊富なエッセイで紹介。寄稿には三宅一生。
クチケル | 泊昭雄
写真家の泊昭雄による作品集。グラスやラムネの瓶、器など、自然光で撮影された27点のガラスの被写体を収録。辻和美や内田鋼一の作品、京都の骨董屋「大吉」の主人に譲ってもらったもの、蚤の市で見つけたもの。ぼんやりと美しく浮かび上がる写真とともに作家や詩人たちの言葉が添えられている。
エスキスの料理 インスピレーションから創造する料理の考え方 | リオネル・ベカ
フランス料理界で高く評価を受けている銀座「Restaurant ESqUISSE」のエグゼクティブシェフ、リオネル・ベカによる料理本。日本の伝統や芸術、美や人とのつながりなど、その哲学や想いを自身によって撮影された写真とともに言葉で綴る。後半にはレシピを収録。
とくり | 野村泰三
「ちょく」に続き、酒のためのうつわ「とくり」を集めたプロダクトデザイン集。縄文時代の土器から昭和時代まで各地の窯で盛んに作られたそれらを、時代・地域・用途などさまざまな視点から野村泰三が編纂。300点の図版をカラーとモノクロで収録。
ちょく | 野村泰三
猪口・盃・杯・ぐいのみなどを総称する「ちょく」のプロダクトデザイン集。縄文時代の土器から昭和時代まで各地の窯で盛んに作られたそれらを、時代・地域・用途などさまざまな視点から野村泰三が編纂。932点の図版をカラーとモノクロで収録。
懐石サントリー | 淡交社
茶の湯で客をもてなす料理「懐石」を、サントリーがアレンジし紹介するビジュアルブック。もてなしの心を尽くした懐石の約束事や美意識、サントリーが製造・販売するウィスキーの代表格である「サントリーオールド」とともに愉しむ四季折々の食材を用いた料理のレシピを紹介。
写真集 洋燈紀行 | 増田正
増田正による、北欧や英国など各地で撮影した洋燈(ランプ)の写真集。街路燈、門燈、看板燈など、計40ヶ所で撮影された洋燈のある景色をカラーで多数収録。見開きに著者本人のサインあり。
The Gourmand Issue 8
ロンドン発のフードカルチャー誌「The Gourmand」第8号。料理界のみならず、写真家や美術家たちのインタビューやビジュアル表現を取り入れた異色の雑誌。本号ではファッションフォトグラファー、アートディレクターのハリー・ペチノッティによるカバーストーリーなどを掲載。英語表記。
The Gourmand Issue 2
ロンドン発のフードカルチャー誌「The Gourmand」第2号。料理界のみならず、写真家や美術家たちのインタビューやビジュアル表現を取り入れた異色の雑誌。本号では85歳の寿司職人小野次郎、1970年代にゴードン・マッタ=クラークらが運営していたレストラン「フード」、料理研究家アニッサ・ヘロウのオブジェコレクションなどを特集。英語表記。
バウハウスと茶の湯 | 山脇道子
茶の湯の世界に生まれた著者が、弱冠二十歳にして造形大学バウハウスに入学。カンディンスキー、ミース・ファン・デル・ローエ、パウル・クレーらとの親密な交流、そして学生生活を綴った回顧録。バウハウス研究に多大な影響を与える貴重な内容をふんだんに掲載。
寿々 Jou Jou | 山内神斧
大正期の画家、山内神斧(やまうち しんぷ)の玩具絵集。大正7年に出版されたものの復刻版。インド、ロシア、ベルギー、中国など、20ヶ国の100余点の玩具を描いた多色木版画を収録。画集2冊と解説冊子のセット。冊子には山内神斧の紹介と各玩具の解説を収録している。
カーサ・バラガン | 齋藤裕
メキシコで活躍した建築家、ルイス・バラガンの写真資料集。ピンクや赤の鮮やかな色づかい、彫刻的な壁、水を駆使した建築で知られるバラガンの作品について解説。バラガン邸、プリエト邸などのカラー写真多数収録。 日本語、英語表記。
リチャード・マイヤーとフランク・ステラ 建築と絵画の接点
1996年から1997年にかけて開催された展示のカタログ。建築家リチャード・マイヤーと画家フランク・ステラの作品を通して「建築」と「絵画」においての関わりを探る。建築作品、図面、建築模型や絵画、立体作品ほか制作過程など、カラー・モノクロによる図版とともに解説を収録。 日本語、英語表記。
相田武文建築作品集
建築家、相田武文の作品集。デビュー作である「題名のない家」から、およそ30年間のキャリアにおける建築、プロジェクト合計38作品を、モノクロ図版の資料を中心に掲載。
ヨーロッパの窓 1 | 遠山孝之
写真家、遠山孝之のヨーロッパ各国を訪ね、家々の窓を写した作品集。第1集ではオランダ、ベルギー、フランス、西ドイツ、オーストリア、スイスの窓を収録。前半はカラー写真、後半は旅の記録と解説を収録。
ヨーロッパの窓 2 | 遠山孝之
写真家、遠山孝之のヨーロッパ各国を訪ね、家々の窓を写した作品集。第2集ではノルウェー、スウェーデン、デンマーク、イギリス、アイルランド、ギリシア、イタリア、スペインの窓を収録。前半はカラー写真、後半は旅の記録と解説を収録。
木の箱 | 広橋桂子 ほか
パッケージデザインやグラフィック、テキスタイルなど様々な分野で活躍するデザイナーたちが制作した「木の箱」をまとめたもの。民芸品や銭箱や茶箱、木彫りなど世界各国に古くから存在する「木の箱」と7人の作家による作品を紹介。ギフトボックスやステーショナリーケース、桐の封筒ほか、作品図版、解説を収録。広橋桂子、杉村敏男、UGサトー、岡田宏三、新井亮、新井明子、秋月繁らが参加。装丁は羽良多平吉と郷坪浩子によるもの。
こけし手帖 創刊号-18号 復刻版 | 東京こけし友の会
東京こけし友の会発行の情報誌『こけし手帖 』の25周年を記念して刊行されたもの。創刊号から18号までを集約。こけし蒐集家めぐり、職人の紹介、こけしの現状など、こけしについて幅広い分野で書かれた読み応えのある一冊。
山邊知行コレクション 別冊 | 源流社
染織史研究者である山邊知行のコレクションをまとめた写真資料集。アジアやヨーロッパ、中東など世界の国々と日本における伝統的な絹・染織物、人形などをカラー図版で270枚掲載。解説のテキストも合わせて収録。限定777部刊行。山邊知行本人による直筆サイン入り。
黒川勉のデザイン | TOTO出版
日本のデザインシーンを牽引したデザイナー、黒川勉の作品集。1992年から2005年に急逝するまで、数多くのスペースデザインやプロダクトデザインを手がけてきた黒川勉による代表的な作品82点をカラー写真で紹介。グラフィックデザイナーの秋田寛やインテリアデザイナーの杉本貴志などによるテキストも収録。
マリメッコ展 デザイン、ファブリック、ライフスタイル | フィンランド・デザイン・ミュージアム、朝日新聞社
巡回展「マリメッコ展 デザイン、ファブリック、ライフスタイル」の図録。フィンランドの伝統的なモチーフや自然に着想を得つつ、大胆・カラフル・抽象的な柄で世界中を魅了するマリメッコ。ファブリックをはじめ、ヴィンテージドレス、スケッチなどを収録しながら、デザイナーたちの仕事とマリメッコが歩んできた60年の歴史を紹介する。
交差する表現 工芸/デザイン/総合芸術 | 京都国立近代美術館
2013年に京都国立近代美術館の開館50周年を記念して開催された「交差する表現 工芸/デザイン/総合芸術」の展示図録。工芸を基軸とし、京都を中心とした伝統との対峙、生活への浸透、表現の多様性、さらには新たな表現の模索などを豊富な作品図版とテキストで分析していく。
白井晟一 建築とその世界 | 川添登
建築家、白井晟一の作品をまとめた資料集。当時の未発表作品をはじめ、懐霄館、ノア・ビル、歓帰荘といった建築作品の写真や図面に加え、書、断章などを収録。美術評論家・川添登によるテキストもあわせて掲載し、白井晟一の全体像に迫る。
The Little Black Jacket: Chanel's Classic Revisited 新増補版 | Karl Lagerfeld
シャネルのアートディレクターにして写真家でもあるカール・ラガーフェルドの写真集。本書は写真を新たに追加した新増補版。ミラ・ジョヴォヴィッチ、サラ・ジェシカ・パーカー、オノ・ヨーコなどのアーティストたちが、シャネルのリトル・ブラック・ジャケットをそれぞれに着こなしたファッションポートレートをモノクロで多数掲載。日本からは椎名林檎、蒼井優、菊地凛子らが参加。英語表記。
Peter Markli: Drawings | ペーター・メルクリ
スイスの建築家、ペーター・メルクリによるドローイング・スケッチ集。イメージや思考、そして時に設計と関連されながらも、内なるイメージに基づいた自由なメモでもあるメルクリによるドローイングを多数収録。保坂健二朗やエルウィン・ビライらによるテキストも合わせて掲載。 英語、ドイツ語表記。
A Magazine #1: Curated by Maison Martin Margiela, Limited Edition
ベルギーのファッションデザイナー、ウォルター・ヴァン・ベイレンドンクによって創刊された『A Magazine Curated By』第1号の限定復刊版。マルタン・マルジェラの示唆に富んだキュレーションによって、舞台裏で匿名的に活躍したメゾンの創作に欠くことが出来ないコラボレーター達の存在が、誌面を通して明らかになっている。英語表記。
A Magazine #15: Curated by Thom Browne | トム・ブラウン
ベルギーのファッションデザイナー、ウォルター・ヴァン・ベイレンドンクによって創刊された『A Magazine Curated By』第15号。毎号ファッションデザイナーをキュレーターとして招き、ファッションデザイナーの世界を探るファッションマガジン。今回は「THOM BROWNE」の創設者でありデザイナーのトム・ブラウンが担当。ランウェイの歩みとともに、「白と黒で描かれた死と弔い」をテーマに構成される。英語表記。
A Magazine #25: Curated by Sacai | サカイ
ベルギーのファッションデザイナー、ウォルター・ヴァン・ベイレンドンクによって創刊された『A Magazine Curated By』第25号。毎号ファッションデザイナーをキュレーターとして招き、ファッションデザイナーの世界を探るファッションマガジン。今回は「sacai」の創設者でありデザイナーの阿部千登勢が担当。東京からLAまでの「sacaiTHEpeople」と題したポートレートシリーズほか、「sacai」のコミュニティとハイ・コンセプトの領域を探求する。英語表記。
Rei Kawakubo/Comme des Garcons: Art of the In-Between | 川久保玲
1969年にプレタポルテブランド、コム・デ・ギャルソンを設立したデザイナー・川久保玲の作品集。自己と他者、物体と主体、アートとファッションなど、二元的なものの間に存在する川久保玲の作品とその魅力について、豊富な図版を用いて紹介。アイデンティティやファッション性の概念を定義する厳格な挑戦、絶え間ない創造を記録している。英語表記。
Head Prop Studies 2013-2016 | Tomihiro Kono 河野富広
NYを拠点に活躍するヘアスタイリスト、河野富弘の作品集。革新的なヘッドプロップ(ヘッドピース)のデザインのために辿ってきた道のりとインスピレーションを記録したもの。詳細なスケッチ、開発モデル、完成したコンセプトなどを掲載。視覚的に印象的なデザインを試みるだけでなく、美しさと機能性を兼ね備えたヘッドプロップを紹介している。英語表記。
Layered Personas: The Art of Wig Making 2020 | Tomihiro Kono 河野富広
ヘア&ヘッドプロップ・アーティスト、河野富広の作品集。マルジェラの2020-21秋冬アーティザナル・コレクションのテーマ「Gendeless」を発展・再解釈し制作した、43点の作品を収録。英語表記。
Josef + Anni Albers: Designs for Living | Fox Weber、Martin Filler
ジョセフ&アニ・アルバース夫妻の展示会図録。バウハウスで学び、アメリカに渡ってからはアーティスト、そして教育者として戦後の美術・デザイン界に多大な影響を与えた2人。テキスタイルや、家具、グラフィックデザインなどその多岐にわたる仕事を紹介。
Jujol | ジュゼップ・マリア・ジュジョール
スペイン出身の建築家、ジュゼップ・マリア・ジュジョールの作品集。アントニオ・ガウディの弟子として制作に携わったカサ・バトリョのファサードやグエル公園ほか、ジュジョールの仕事の軌跡を辿る。カラー・モノクロ含む作品図版とともに解説を収録。英語表記。
李朝の美 民芸 | 岡本太郎、浜口良光、趙子庸
18世紀から19世紀の李朝期の朝鮮における民芸を集成した資料集。図版は民具編、民画編に分類され、各解説は後半に掲載。中国や日本と似て異なる、彩り鮮やかで軽やかな民族芸術を大判のビジュアルで紹介。文章・解説は岡本太郎、浜口良光、趙子庸、撮影は田枝幹宏によるもの。
Honey Hunters of Nepal | Eric Valli
近年は映画監督としても活躍するフランスの写真家、エリック・ヴァリの写真集。ヒマラヤの断崖絶壁を登り、ヒマラヤオオミツバチの蜜を採取する「ハニーハンター」たちの姿を追ったドキュメント写真作品集。
Kesho 化粧 | UDA
数多くのファッション誌や広告、ショーで活躍するメイクアップアーティスト、UDAによるメイクのビジュアルブック。日本に古来からある暦の七十二候を軸に、春夏秋冬72通りの色彩豊かなメイクを写真、テキストとともに掲載。
The Casual Style Guide | Simon Crompton
『PERMANENT STYLE』の設立者であるジャーナリストのサイモン・クロンプトンとロンドン在住の写真家、ジェイミー・ファーガソンによるスタイルブック。メンズウェア界でスタイリッシュな人々を特集する。「アイビー」「ワークウェア」ほか、5つにカテゴライズして紹介。質感や色の組み合わせなど、写真とともに実践的な解説を収録。英語表記。
UNION magazine 17
2012年にスタイリストの百々千晴とHIROYUKI KUBOによって創刊されたファッションマガジン「UNION」の第17号。ロマン・ラプラード、白川青史、当山礼子、クララ・バルザリーほか、世界的に活躍するフォトグラファーが多数参加し、それぞれのページを彩っている。英語表記。