ラファエル・ローゼンタール ジェネロシティ 寛容さの美学 | 十和田市現代美術館
2018年に十和田市現代美術館で開催された展示のカタログ。オランダ出身の、ラファエル・ローゼンダールの作品を紹介。大規模な映像インスタレーション作品の展示の様子、タペストリー作品、英語俳句ほか、図版とともに解説を収録。日本語、英語表記。
Paintings of Painting | 武田鉄平
画家、武田鉄平の初作品集。「絵画のための絵画を描く」をテーマに制作された抽象的な肖像画シリーズ「Painting of Painting」30点を1冊にまとめたもの。装丁はファビアン・バロンによるもの。日本語、英語表記。
Sarah Jones | サラ・ジョーンズ
イギリスのヴィジュアル・アーティスト、サラ・ジョーンズの作品集。未発表作品を含むおよそ15年間における作品群を作家自身が本書のために選定しまとめたもので、彼女の作品に一貫して存在するテーマに焦点が当てられた一冊。不在のソファーに刻まれた痕跡、しおれ始めたバラの茂み、少女たちのポートレートなどの写真を掲載。英語表記。
山の音 | 大森克己
写真家、大森克己のこれまでにさまざまなメディアで紡いできた言葉をまとめた1冊。エッセイ、ノンフィクション、書評、映画評、詩、対談など、1997年から2022年までの記憶と記録。400ページを超える大ボリュームで収録。
絵画の歴史 洞窟壁画からiPadまで | デイヴィッド・ホックニー、マーティン・ゲイフォード
ポップアートの巨匠、デイヴィッド・ホックニーが著作「秘密の知識」の続編として、美術批評家のマーティン・ゲイフォードと共に「画像」の歴史を紐解く美術評論。3次元に存在するものを2次元(画)に置き換える幾多の方法について、映画・写真・絵画・素描のあいだにある深いつながりを考察しながら、自由な思考を展開する。
ソール・ライターのすべて | 青幻舎
写真家、ソール・ライターの初となる日本語作品集。2017年開催の「ニューヨークが生んだ伝説 写真家 ソール・ライター展」に併せて刊行。カラーおよびモノクロのストリートフォトの他、その美しい色づかいと構図を培ったファッションフォト、絵画作品など約230点を収録。また、随所にライターの紡いだ言葉たちも掲載。
Takehito Koganezawa: A Hole in my Head 空の穴 | 小金沢健人
ベルリンを拠点に活動する現代美術家、小金沢健人の作品集。「数を忘れる」「言葉を忘れる」「我を忘れる」「夢」の4つのテーマで構成されている。やわらかい色彩で描かれたドローイングやコラージュ作品を含めた132点を収録。
共棲の間合い 「確かさ」と共に生きるには | 東京都渋谷公園通りギャラリー
2024年に東京都渋谷公園通りギャラリーで開催された展示のカタログ。『住む・暮らす・生活する』をともに行うことをテーマに表現する作家たちに焦点を当てる。オブジェ、インスタレーション、絵画などの作品、トークイベント、パフォーマンスの様子ほか図版とともに解説を収録。折元立身、酒井美穂子、福祉施設「スイング」、村上慧らが参加。
ペーター・フィッシュリ / ダヴィッド・ヴァイス | FOIL
2010年に金沢21世紀美術館で開催されたアジア初の大規模な個展「ペーター・フィッシュリ ダヴィッド・ヴァイス」展の際に刊行された図録。彫刻や写真、映像、インスタレーションいった様々なメディアを用いて、日常の光景や人間社会の本質を皮肉とユーモアで表面化してきた、スイス出身の現代アーティスト、ペーター・フィッシュリとダヴィッド・ヴァイス。1979年に共同制作を開始した当時の作品から新作まで、200点以上のカラー図版を掲載。初邦訳の評論も収録。 英語、日本語表記。
金魚博覧会 | 田名網敬一
2001年に開催された展示会「田名網敬一・金魚博覧会」の図録。古来より日本人に親しまれ暮らしと密接に関わってきた金魚を、グラフィック・デザイナーの田名網敬一がオリジナリティあふれるタッチで多彩に描く。シルクスクリーン作品をはじめ、水彩画、モノクロのドローイングなどを多数収録。
彫刻1 空白の時代、戦時の彫刻 この国の彫刻のはじまりへ
彫刻家・美術家・評論家、小田原のどかによる彫刻をめぐる論考集。戦時中の日本における彫刻の動向に焦点を当て、「美術史から消されてきた時代」に光を当てる。8つの論考、インタビュー、鼎談ほか、500ページを超える大ボリュームで収録。
構成 Toranomon Towers | 上田義彦
写真家、上田義彦が虎ノ門に完成したオフィス棟とレジデンス棟からなるツインタワー、虎ノ門タワーズを撮り下ろした作品集。上田によって撮影された、虎ノ門タワーズのシンプルな美しさが際立つ写真と、アートディレクター、葛西薫によるデザイン、そして建築の3つの関係性によって構成された建築写真の領域を超えた一冊。
Tokyo Nobody | 中野正貴
日本の写真家、中野正貴の作品集。新宿の駅前、渋谷のセンター街、六本木、銀座のビル街…無人の場所を求め11年に渡り撮影し続けた氏による、「誰もいない東京」を集めた一冊。
高松次郎ミステリーズ | 東京国立近代美術館
2014年から2015年にかけて東京国立近代美術館で開催された展覧会の図録。コンセプチュアルな作品で知られる日本の現代美術家、高松次郎による約50点のオブジェや彫刻、絵画、および約150点に及ぶドローイングによって高松の制作を探求する一冊。英語、日本語表記。
花の画家 ルドゥーテ「美花選」展 | Bunkamura
2011年にBunkamuraザ・ミュージアムなどで開催された展示の図録。18世紀から19世紀にかけて活躍した植物画家、ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテの作品を紹介。代表的な作品群「美花選」全144点を中心に、「ユリ科植物図譜」「バラ図譜」など、写実的でありながら芸術的な演出も加えられた植物画の数々を収録。
Catalogue Raisonne Du Mobilier: Jeanneret Chandigarh | Jacques Dworczak
20世紀を代表する建築家、ル・コルビュジエとピエール・ジャンヌレの作品集。インド北部・パンジャーブ州の都市、チャンディーガルの都市計画において、多くの建築物の設計を担当したコルビュジエ。そのコルビュジエの従兄弟にあたり、仕事上で重要なパートナー関係にあったジャンヌレは、伐採された森林の木材を活用し、この広大な建築プロジェクトのために多くの公共/私的空間の家具製作を指揮した。本書はジャンヌレが手がけた家具の数々を鮮明なカラー写真で豊富に収録。世界中のデザイン愛好家の関心を集めるこの先見的な都市プロジェクトの新たな光を照らす一冊。英語、フランス語表記。
Le Corbusier & Pierre Jeanneret: Chandigarh, India | ル・コルビュジエ
20世紀を代表する建築家、ル・コルビュジエとピエール・ジャンヌレが手掛けたインド北部の都市・チャンディガールの都市計画を記録した資料集。建築物や家具の写真、設計図、スケッチなどを多数収録。さらに、この都市を数多く撮影した著名な建築写真家、ルシアン・エルヴェの作品を紹介。英語表記。
Brazil’s Modern Architecture | Elisabetta Andreoli、Adrian Forty
ブラジルのモダン建築を包括的に紹介する写真資料集。オスカー・ニーマイヤーやルシオ・コスタといった著名な建築家だけでなく、アフォンソ・エドゥアルド・レイジ、ヴィラノヴァ・アルチガスといった、認知度は低くも評価の高い建築家たちによる作品も取り上げ、図面やスケッチ、建物のカラー、モノクロ写真とともに紹介。ブラジリア建設以降の建築の展開を追うとともに、現代の建築家たちが社会の分断に直面しながらも、創造性に満ちた新たな道を模索している様子を描いている。英語表記。
Hans J. Wegner on Design | ハンス・J・ウェグナー
デンマークの家具デザイナー、ハンス・J・ウェグナーの作品集。「椅子作りの巨匠」と呼ばれ、生涯で500種類以上の椅子をデザインしたウェグナーによる代表的な作品や資料をカラー、モノクロ図版で多数収録。デンマーク語、英語表記。
MVRDV Buildings | Ilka Ruby、Andreas Ruby
1993年に設立されたオランダのロッテルダムを拠点とする建築・都市デザイン事務所、MVRDVの写真資料集。世界トップクラスの建築事務所の1つであるMVRDVによるおよそ20年に渡る仕事をまとめたもの。代表作なプロジェクトの写真や図面など貴重な図版を多数収録。英語表記。
Allied Works Architecture | Brad Cloepfil
アメリカの建築家、ブラッド・クロップフィルと彼の建築事務所「アライド・ワークス・アーキテクチャー」によるこれまで全てのプロジェクトを網羅した初のモノグラフ。シアトル美術館、ニューヨークのミュージアム・オブ・アーツ・アンド・デザイン、ミシガン大学美術館、クリフォード・スティル美術館など、これまで手がけたプロジェクトの数々を写真や図面、模型などの資料とともに紹介。クロップフィルと様々な分野の専門家との対談記事も併せて収録。英語表記。
Apple Design | Paul Kunkel
創業20年を記念した、Apple社のインダストリアルデザイン集。歴代のコンピュータプロダクトとそのアクセサリの写真をカラーで掲載しているほか、デザイングループを内側から描いたレポートも収録。英語版。
Julius Shulman: Los Angeles | ジュリアス・シュルマン
アメリカの建築写真家、ジュリアス・シュルマンによる、長年にわたり撮影してきた近代都市ロサンゼルスを多角的な視点からとらえた作品集。1934年にシュルマンがリチャード・ノイトラのステン邸を自主撮影したことから彼のキャリアが始まり、1972年、ロサンゼルスが世界的な大都市として確立されるまでの軌跡を時系列に沿って紹介。住宅やオフィス、教会、学校、店舗、そして街の何気ない日常風景にいたるまで、都市生活の様々な側面を丁寧に映し出すとともに、ひとつの都市の発展とその息づかいを感じさせる一冊。英語表記。
高麗李朝の陶磁 | 毎日新聞社
高麗および李朝時代の陶磁器を集めた作品集。韓国国宝15件と宝物6件、日本国重要文化財及び重要美術品をほとんど網羅するもので、実際の作品の原寸大に近いサイズで196点収録。別冊の解説には、各作品の解説のテキストを掲載。装丁は原弘。
Insular Insight: Where Art and Architecture Conspire with Nature | Lars Muller
瀬戸内海に浮かぶ直島、豊島、犬島を記録した写真集。パブリックアートやサイトスペシフィックなインスタレーション、妹島和世、西沢立衛、安藤忠雄らが手がけた建築、またそれらの文化的景観と共存する自然の姿を美しい写真とテキストで紹介。英語表記。
暖簾 | 増田正
日本全国津々浦々の暖簾を集めた写真資料集。10年間に渡り、著者自らの足で撮り続けてきた豊かで多彩な暖簾の数々を紹介。山本太郎、早川良雄、谷峯蔵、浜口隆一による寄稿も併せて収録。
ひとりよがりのものさし | 坂田和實
古道具坂田店主・坂田和實による「芸術新潮」の連載エッセイを書籍化。白洲正子が最後に惚れた骨董界のカリスマが選びぬいた美しき骨董品たちをオールカラーで収録。「ボロ布」「ドゴン族の柱と扉」「ポルトガル人形と陶板像」などを掲載。別冊付録として、建築家・中村好文との特別対談「ものが美しく見える場所 美術館 as it isができるまで」も付属。
絵唐津文様集 | 古舘均一
桃山時代から続く伝統工芸、唐津焼の文様を模写したイラスト集。昭和初期の唐津焼復興に大きく貢献した地元の名士、古館九一と、その長男で建築設計士でもあった均一によって1940年に制作された同名の私家本を再編集しまとめたもの。九一が発掘、蒐集した絵唐津の陶片群から美しく特徴的なものを均一が忠実に模写し、釜別に収録。素朴な美しさとあたたかみのある作風が詰まった一冊。
富本憲吉模様集成 | 六興出版
大正期から昭和期にかけて活動し、バーナード・リーチとの交流でも知られる陶芸家、富本憲吉の図案集。動植物をモチーフにしたデッサンや、器の模様などの図版をカラーとモノクロで掲載。
手づくり木工大図鑑 | 田中一幸、山中晴夫
木工の基礎知識から基本技術にいたるまで、木工製作についてまとめた木工大図鑑。木工作例とその作り方、15名の一流木工作家たちによる作品群、ヨーロッパの名門木工製作所の取材記事などを収録した、木工製作の決定版となる一冊。
表現者 河井寛次郎展 | 渋谷区立松濤美術館 ほか
2004年に渋谷区立松濤美術館ほか各地で開催された展示の図録。陶芸家・河井寛次郎の晩年の自由な境地を示す陶芸作品を中心に、初期や民藝期の代表作、木彫作品、デザインした家具など、様々な作品をカラーで紹介。
萬葉乃譜 轆轤乃茶碗 | 樂吉左衞門
樂家の当代である十五代樂吉左衞門による作品集。手ごねではなく、轆轤(ろくろ)を用いて茶碗を制作した「萬葉乃譜」のシリーズである83点の茶碗を収録。作品銘は万葉集から引用されており、巻末には銘の元となった読み下し文などの情報も掲載。
日経回廊 全10冊揃 | 日本経済新聞社
日本経済新聞社が購読者向けに発行していた非売品の雑誌『日経回廊』の全巻10冊揃え。毎号魅力的なテーマを新鮮な切り口で特集する。
Alexander Girard Designs for Herman Miller | アレクサンダー・ジラード
アメリカの建築家、アレクサンダー・ジラードによるテキスタイルデザイン集。家具メーカー、ハーマンミラーのための個性豊かで色鮮やかなデザインの数々をカラーで多数収録。
森と湖の国 フィンランド・デザイン | サントリー美術館
2012年にサントリー美術館で開催された展覧会「森と湖の国 フィンランド・デザイン」の図録。18世紀後半から現代に至るまでの、機能性と洗練された美しさを兼ね揃えたフィンランド・デザインを、主にガラス作品を中心に紹介。日本語、英語表記。
ル・コルビュジエの建築 その形態分析 | ジョフリー・H. ベイカー
近代建築の巨匠ル・コルビュジエの代表作をまとめた作品資料集。初期から晩年にいたるまで紹介する。詳細な図面、イラストレーションを解説とともに収録。建築とその形態を掘り下げる。
Bruno Munari: Design as Art | ブルーノ・ムナーリ
数多くの芸術的な実験を展開したデザイナー、ブルーノ・ムナーリの作品集。「読めない本」「旅行のための彫刻」「西暦2000年の化石」「ネガポジ」「役に立たない機械」など、代表的な作品を収録。ムナーリの絶え間ない発明性、皮肉や偶然性、ユーモア、実験志向、新しい技術や素材への新鮮なアプローチを再現する1冊。英語表記。
バウハウス展 ガラスのユートピア | 宇都宮美術館 ほか
2000年に開催された、デザインの教育機関・バウハウス関連作品展の図録。モホリ=ナジら教育者や出身者によるペインティングやフォトグラム、グラフィックデザインなどの作品のほか、学生生活の様子もカラーおよびモノクロで収録。
The Grotta Home by Richard Meier: A Marriage of Architecture and Craft | リチャード・マイヤー
アメリカの建築家、リチャード・マイヤーの傑作と呼ばれるグロッタ邸の写真集。サンドラ&ルイス・グロッタ夫妻の現代スタジオジュエリーのコレクションと工芸作品を収容するために設計された邸宅を記録したもの。ガラスとコンクリートが調和した開放的な建築の中に配置された各コレクションの写真を豊富に掲載している。
磯崎新 ARATA ISOZAKI Architecture 1960-1990
1991年から1992年にかけて開催され巡回展の際に刊行されたもの。建築家・磯崎新の1960年代から1990年代にかけての作品を紹介。5つのセクションから構成され、図版とともに解説を収録。
建築を考える | ペーター・ツムトア
スイス出身の建築家、ペーター・ツムトア(ピーター・ズントー)のエッセイ集。幼少期の思い出、美しい形について、風景のなかの光、そして谷崎潤一郎『陰翳礼讃』の引用など、自然や素材、風土と調和する建築への想いが詩的に綴られる。装幀は葛西薫、写真は杉本博司によるもの。
Shaker Design | June Sprigg
1986年から1987年にかけて開催された展示会の図録。シェーカー教徒が生み出したシンプルでありながら実用的な家具、籠、編み機といった暮らしの道具を豊富な図版とともに紹介。
知られざる萬古焼の世界 | 内田鋼一
陶芸家、内田鋼一が立ち上げた三重県四日市市にある『BANKO archive design museum』の公式書籍。三重県の伝統的な焼き物「萬古焼」とは何か、その歴史から器の種類、シチュエーションの提案までを紹介。豊富なカラー図版、解説を収録。
Inside Nordic Homes: Inspiring Scandinavian Living | Agata Toromanoff
スカンジナビアの都市から郊外までの住宅のインテリアを紹介する1冊。柔らかな色彩に統一された配色、周囲の自然との調和、持続可能な素材の使用など、地域の伝統と現代の美学が反映された空間が収められている。オールカラーによる図版と解説を収録。英語表記。