EROS Winter 1962 | ハーブ・ルバリン、ラルフ・ギンズバーグ
「EROS」第4号。「Fact」「Avant Garde」誌の前身、編集者のラルフ・ギンズバーグとタイポグラファーのハーブ・ルバリンの黄金コンビによる伝説的な雑誌。タイトル通りエロスをテーマに掲げ、わいせつ雑誌に指定され廃刊となるまでに4冊を刊行。アメリカン・タイポグラフィの先駆者として活躍したハーブ・ルバリンによるアートディレクションの力が隅々まで発揮されている。本号では、聖書におけるエロティシズム、シェイクスピアと同性愛についての評論、異人種間の愛について特集。
リクリット・ティーラワニットとアント・マレスニーミが巡る食の旅
今回のおすすめ本の主人公はふたり。ひとりは美術館でタイカレーをサービスするパフォーマンスで一躍注目を浴びた、タイにルーツをもつ現代アーティスト、リクリット・ティーラワニット。 もうひとりはフィンランドの料理家、アント・マ […]
遊 組本3 へ組 糞くそ!あるいはユートピア | 工作舎
遊 組本3 へ組 糞くそ!あるいはユートピア/松岡正剛が編集長を務め、工作舎より刊行された雑誌「遊」の組本。著名な知識人・文化人たちが皮肉とユーモアを込めて贈る黄金色の三連星第3巻「へ組 糞くそ!あるいはユートピア」。李家正文、中村浩、朝日稔、宮崎昭、天野哲夫、草間彌生、駒田信二、五味太郎、津島秀彦、糸居重里。松岡正剛らが寄稿。
精微のデザイン。名匠フィン・ユールの水彩画
入荷するたびにすぐ旅立ってしまい、なかなかブックレビューを書くことができなかった本書。ようやくご紹介できました。 フィン・ユールといえば、アルネ・ヤコブセン、ハンス・J・ウェグナーとならび、デンマークの名作家具デザインで […]
ルールを覆すタイポグラファー、ハーブ・ルバリンの仕事
アメリカを代表するタイポグラファーとして名高いハーブ・ルバリン。ですがルバリンは自らのことを"優れたタイポグラファーとは思わない"と語っています。その理由を作品を通して明らかにしているのが「Herb Lubalin: T […]
The Works of Shin Matsunaga, New York 1989 | 松永真
1989年にニューヨークで開催された同名展示の図録。日本を代表するグラフィックデザイナーの一人、松永真の作品を紹介したもの。ポスター、パッケージデザイン、ロゴタイプなどの代表的な仕事をカラーで多数掲載。
Marcel Broodthaers | マルセル・ブロータース
1991年から1992年にかけてフランスとスペインで開催された、マルセル・ブロータースの回顧展図録。詩人であり美術家でもあるブロータースが手掛けてきた、立体造形や平面作品をカラーとモノクロで多数収録。フランス語表記。
25 Cats Named Sam and One Blue Pussy and Holy Cats by Andy Warhol’s Mother | アンディ・ウォーホル
アンディ・ウォーホルとその母による、猫のドローイング作品集2冊セット。サムという名の25匹の猫と1匹の青い仔猫が描かれている「25 Cats Name Sam and One Blue Pussy」と、愛猫が天使とともに描かれた「Holy Cats by Andy Warhol’s Mother」を収録。1954年に私家版として制作されたものの復刻版。
食を愛するひとへ。ロンドン発フードカルチャー誌「The Gourmand」
ロンドンからはるばるノストスへやってきた食文化雑誌「The Gourmand」。読んで面白くディスプレイとしても様になるこの雑誌は、現在開催している特集「満腹眺本」のために入荷した書籍なかでも、ひときわ注目を集めています […]
Folon: The Death of a Tree | ジャン・ミッシェル・フォロン
ベルギーの画家、ジャン・ミッシェル・フォロンの作品集。幻想的な色彩と世界観で描かれた作品をカラーで収録。
ミッドセンチュリー・デザインの真髄。ぬくもりと創造性あふれる14の名作住宅
個人的な話ですが、わたしは住空間作りが下手。家具や雑貨を「質感がいいな」「色やかたちが好みだなあ」と購入し、ほくほくしながら設置したところ、あれ?何かが違う...ということが、本当にたくさんありすぎて困ります。求ム、調和 […]
スタイルをもった孤高の画家。ジョージア・オキーフのファッション
凛と伸びた背筋とインテリジェンスな瞳。こんな女性になりたい…そう憧れている方も多いのではないでしょうか。20世紀のアメリカを代表する画家、ジョージア・オキーフ。風景や花、動物の骨などを抽象的に描いた作品を残し、夫の死後は […]
アイデア No.308 | メーフィス&ファン・ドゥールセン
アイデアNo.308/2005年1月号。おもに美術館や文化事業に関するグラフィックデザインを中心に活動するデザイン事務所、メーフィス&ファン・ドゥールセン特集。自身の過去15年の仕事を再解釈・再構成したグラフィック作品を収録するほか、有山達也の仕事を取材した「もうひとつのふつう」などを収録。
Elementare Typografie | Jan Tschichold ヤン・チヒョルト
1925年に発行されたタイポグラフィ教本の金字塔、「Elementare Typografie」の復刻版。ヘルベルト・バイヤー、エル・リシツキー、ヤン・チヒョルトら11名のタイポ作品を掲載。タイポグラファーのための新しいタイポグラフィの原理を明確に提示。
nostos books「食」特集 満腹眺本 まんぷくちょうほん開催
2020年2月7日(金)から3月1日(日)の期間、食をテーマにした特集「満腹眺本 まんぷくちょうほん」を開催します。 眺めているだけで満腹になる、食の本。 地に足のついたごはんが食べたい。毎日の糧となるような。本を読むの […]
Esquire Party Book: For Entertaining Around the Clock | Seymour Chwast シーモア・クワストほか
雑誌『Esquire』が紹介するパーティのつくりかた。食事のメニューをはじめ、エチケット、音楽、ゲームなど、パーティーを盛り上げ楽しむためのアイデアが満載。デザインとイラストはシーモア・クワストによるもの。英語表記。
知覚の冒険。アートと食の健やかな関係
料理をするとき、ぼくらは世界を使用し、同時に世界をつくり出す。そして食べることを通じて、ぼくらは世界を取り込む あら、オラファー・エリアソンといえば、世界的に活躍する現代美術家なのでは?そう、そのオラファー・エリアソンで […]
"建築の詩人"カルロ・スカルパのガラスデザイン
「ほんの小さな棒切れや石のかけらも詩にしてしまう」カルロ・スカルパについて、同世代の建築家・フィリップ・ジョンソンが語った言葉です。 人工的で華やかな建築が流行となったミッドセンチュリー期のイタリアで、歴史ある建造物への […]
チャマイエフ&ガイスマー社が生み出す不朽のロゴデザイン
チャマイエフ&ガイスマーを知らずとも、彼らが手がけたロゴデザインはどれか一度は目にしたことがあるはず。NBC、チェース銀行、バーニーズ・ニューヨーク、モービル、ナショナルジオグラフィック...代表作を紹介しはじめたらきり […]
20世紀を代表する画家、デイヴィッド・ホックニー
1960年代、アクリル絵の具が普及するといち早く取り入れ、代表作スイミングプールシリーズを生み出したデイヴィッド・ホックニー。月日は流れ、2010年にiPadが発売されると、またもやすぐにドローイングツールとして取り入れ […]
The Literary Cat | J. C. Suares、Seymour Chwast
これまで文学作品に描かれてきた猫をイラストと共にあつめた作品集。イソップ、ヘミングウェイ、D.H.ローレンス、ルイス・キャロルをはじめとする作家の物語にくわえ、ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、シャガール、そしてシーモア・クワストらによるイラストレーションも掲載。編集はJ.C. サーレスとシーモア・クワスト。
私の動物誌 | 大道正男
陶芸家、大道正男の作品集。ユーモラスな表情をした様々な動物の作品をモノクロ写真で掲載。また生い立ちからグラフィックデザイナー時代のことなどを伝記的に綴ったエッセイもあわせて収録。
John Warwicker: Lumen #08 One Thousand Fathoms Deep | ジョン・ワーウィッカー
世界的に活躍するデザイン集団「TOMATO」の創立メンバーの一人として知られるジョン・ワーウィッカーの写真集。ワーウィッカーが捉えた日本の写真に加え、本書タイトルの由来などについて綴ったステートメントもあわせて掲載。後藤繁雄によるテキスト「トランスミッションと詩学 ジョン・ワーウィッカーのために」を掲載した別紙付き。1000部限定発行。
GI グローバル・インテリア 1 アメリカの住宅
世界各地の住宅・インテリアデザインを豊富な写真資料と図面、そして解説で紹介するシリーズ「GI グローバル・インテリア」第1巻。本巻はリチャード・マイヤー、チャールズ・ムーア&ウィリアム・ターンブルほか様々な建築家によるアメリカの建築デザインを紹介。解説は三沢浩。装丁は細谷巖。
GI グローバル・インテリア 2 ラテンアメリカの住宅
世界各地の住宅・インテリアデザインを豊富な写真資料と図面、そして解説で紹介するシリーズ「GI グローバル・インテリア」第2巻。本巻はジョアキム・ゲデス、ルイス・バラガン、オスカー・ニューマイヤー、パウロ・メンデス・ダ・ロシャほか様々な建築家によるラテンアメリカの建築デザインを紹介。解説は鈴木恂。装丁は細谷巖。
GI グローバル・インテリア 4 南ヨーロッパの住宅
世界各地の住宅・インテリアデザインを豊富な写真資料と図面、そして解説で紹介するシリーズ「GI グローバル・インテリア」第4巻。本巻はホセ・アントニオ・コデルク、トビア・スカルパ、ピエロ・サルトゴ、ヴィコ・マジストレッティ、ジオ・ポンティほか様々な建築家による南ヨーロッパの建築デザインを紹介。装丁は細谷巖。
GI グローバル・インテリア 5 アパートのインテリア
世界各地の住宅・インテリアデザインを豊富な写真資料と図面、そして解説で紹介するシリーズ「GI グローバル・インテリア」第5巻。本巻はカルロ・ボネッティ、エットーレ・ソットサス、サルヴァティ&トレソルディほか様々な建築家によるイタリアのアパートメントを紹介。装丁は細谷巖。
GI グローバル・インテリア 7 北ヨーロッパの住宅 2
世界各地の住宅・インテリアデザインを豊富な写真資料と図面、そして解説で紹介するシリーズ「GI グローバル・インテリア」第7巻。本巻はラルフ・アースキン、リチャード・ロジャース、ノーマン・フォスター、ヨーン・ウツソンほか様々な建築家による北ヨーロッパの建築デザインを紹介。装丁は細谷巖。
立ち昇るミッドセンチュリーの香り。ハーマンミラー社の秘蔵マイクロフィルムが復刻
「ハーマンミラージャパン社から偶然発掘された7枚のマイクロフィルム。その正体は、1940年から60年代に制作された家具の秘蔵カタログだったー...。」 なんだか映画のイントロダクションのようですね。これは本書『ミッドセン […]
ポーランドポスターの草分け。トマシェフスキのグラフィックデザイン。
ヨーロッパのデザイン史とともに育まれ、第二次大戦後に独自の発展を遂げたたポーランドのポスターデザイン。大戦に翻弄され、ポーランド独立後は政府による厳しい検閲と戦い、20世紀半ばに活動していたポーランドのデザイナーはまさに […]
A Magazine #6 Curated by Veronique Branquinho | ヴェロニク・ブランキーノ
A Magazine #6 Curated by Veronique Branquinho/「A Magazine」の第6号。キュレーターはファッションデザイナーのヴェロニク・ブランキーノ。コレクションやファッションフォト、イメージグラフィックを多数収録。
架空の国で交わされるドナルド・エヴァンズの切手
ドナルド・エヴァンズのことを知ったのは、小川洋子と堀江敏幸の小説「あとは切手を、一枚貼るだけ」。 物語の冒頭で、"国旗から言語、通過、気候、宗教、風物...あらゆることがらを系統立てて創造し、架空の国をこしらえ、名づけ、 […]
Hazel Johnston: Porcelain | ヘイゼル・ジョンストン
英国の女性陶芸家、ヘイゼル・ジョンストンの陶芸作品集。英国陶器の伝統と初期のモダニズム、そしてアジアの陶芸が融合したシンプルな作品の数々をカラーで掲載。
Kandinsky at the Guggenheim | ワシリー・カンディンスキー
抽象絵画の創始者であり、美術理論家でもあるワシリー・カンディンスキーの画集。油彩、水彩、スケッチなどを年代別にカラー・モノクロで多数掲載。
The Alphabet of Creation | Ben Shahn ベン・シャーン
ベン・シャーンの挿絵とカリグラフィーが美しい、神秘的な物語。神がアルファベットを通じて世界を創造したという、ユダヤ教神秘思想における中心的な書物「ゾーハル」にアレンジが加えられたもの。
Scandinavian Ceramic and Glass | George Fischler、Barrett Gould
Scandinavian Ceramic and Glass/1940年代から1980年代における、スカンジナビアの陶磁器やガラス製品を紹介した資料集。中国や日本の要素を取り込みながら、職人技によって優美さと繊細さを築き上げたスカンジナビアのデザインを、豊富なカラー写真で収録。グスタフスバーグやリサ・ラーソン、パルシュス、オレフォス、イッタラなどの製品を掲載。
『声のために』につながる、エル・リシツキーの生み出した「プロウン」とは
1923年、エル・リシツキーが33歳でデザインした、マヤコフスキーの詩集『声はどこから』。その復刻版『声のために』が店頭に入荷し、氏が残した偉大な仕事を実際に手に取ることができるようになりました。この詩集は、読み手が声を […]
松本民芸家具への道 | 池田三四郎
松本民芸家具への道/木工家、池田三四郎の自叙伝。終戦直後に柳宗悦と出会い、民藝運動に参加しながら松本の木工家具の発展につとめた氏が自身の活動を振り返る。「工芸とともに」「民芸家具ひと筋の道」「手仕事を伝える」の3章で構成。
不思議図絵 | 福田繁雄
「日本のエッシャー」と称されるグラフィック・デザイナー/福田繁雄による絵本。形や色が実際とちがって見えたり、見えるはずのないものが見えたりする現象「錯視」。その原理や興味深さを子ども向けに解説。
文字の歴史 | スティーヴン・ロジャー・フィッシャー
文字の歴史/結縄(結び目文字)、絵文字、エジプトの文字、アステカ文字など、世界の文字とそれぞれの歴史を、多数の図版とともに丁寧に解説。不思議と発見に満ちた古代文字の数々は、「ことば好き」「文字好き」の読者をアームチェア・トラベリングへと誘う。
日本レタリング年鑑 1969 | 日本レタリングデザイナー協会
日本レタリングデザイナー協会発行の「日本レタリング年鑑」1969年度版。タイプフェイス部門、ロゴタイプ部門、マーク・シンボル部門、タイポグラフィ部門、提案・研究部門それぞれの豊富な優秀作品を収録。原弘「日本のレタリング」、向秀男「ロゴタイプは印鑑である」などのエッセイも併せて掲載。
最良のものを最大限に。20世紀のかたちをつくったイームズ夫妻
アメリカが生んだモダン・デザインの巨匠、チャールズ・イームズとレイ・イームズ夫妻。夫婦は二人三脚で20世紀を駆け抜け、主にインダストリアルデザインの分野において膨大な作品を生み出しました。それぞれに革新的なアイデアが盛り […]
空白・余白の創造。レイチェル・ホワイトリードのドローイング
ワイズベッカーの取材日記しかり、エットレ・ソットサスのドローイングしかり、どうやら私は製図、デッサン、メモ、スケッチといったが類が好きらしい。 レイチェル・ホワイトリードが作品制作で主に使用するのはキャスティング(鋳造) […]
岡本太郎の本1 呪術誕生 | 岡本太郎
岡本太郎の本1 呪術誕生/芸術家、岡本太郎によるエッセイ集。若き日の時代状況や、当時の行動にまるわるエッセイを中心に収録。華やかなパリ留学の背景で、戦後日本の美術状況や、日本=日本人とは何かを問わずにはいられない氏の生真面目な一面が伺える。