世界各地の安全で上質な原材料を用い、その地の人々の知恵と文化を再発見しながら、タイの古都チェンマイで製品開発を行うeavam（イーバム）。

日々の暮らしに必要不可欠なものだからこそ、つくる人も、つかう人も、気持ちよく、健やかに。

高い技術と豊富な経験によって生み出されるeavamの基礎化粧品は、モノそのものの使い心地のよさだけではなく、美しいものづくりに触れる喜びも感じさせてくれるプロダクトです。

タイの伝統技術と見立ての美が詰まったトラベルセット

旅先で使う化粧品は個包装された使い捨てだったり、普段使っているものと違って肌にあわなかったり。「トラベルセット krungthep」は、旅先でも上質な自然素材を使ってつくられたアイテムで肌をケアできる、クレイとバームがセットになったトラベルセットです。

竹の国であるタイでは、建物の屋根や壁、籠などの日用品など、いたるところに竹が使われています。しかし近年ではプラスティック製品などに押され、その技術も廃れつつあるそう。

eavamでは工藝プロジェクトの一貫として、今も籠を編み続けている村の人々から方法を学び、工房のスタッフさんたち自らこちらの竹のポーチを編んでいます。北タイの伝統的な素材や器や茶道具を化粧道具に見立てた、茶籠にインスパイアされたかたちも美しい。

青いラインの入った平皿は、ガスールを溶かす器としてお使いいただけます。

ガスールを入れる平皿とバームが入った猪口は、いずれもチェンマイ周辺でココナッツミルクともち米を蒸した伝統菓子の型として用いられているもの。猪口型の器は、日本の紅皿に見立ててつくられています。携帯用に蓋を兼ねた布カバーがついていますが、普段はテーブルや小皿に伏せてお使いください。

アメリカネムノキの葉の形をもとにデザインしたスパチュラは、チークの古材を用い、ひとつひとつハンドメイドされています。


スパチュラケースに用いられているパルミラ椰子は、北タイでは生活と深く関わりのある植物。本来は紙幣をこの形に畳んで、財布に入れておくとお金が貯まるという縁起担ぎの折り方を入れ物に見立てています。

さらにこちらのトラベルセットには、北タイで最も身近な繊維であるコットンのハンドタオル付き。

数十年前まで、高床の家々の地階には大抵糸車や機織り機があり、女性たちは家族のために、綿花を育てるところから始め、衣類のみならずブランケットや手ぬぐいなど身の回りを包む布類を全て織っていたといいます。今も大切な産業として、また女性たちの等身大ながら持続的な収入源として、郊外には機織りに従事する人たちの多い村が数多くあるそう。

トラベルセットに収められたひとつひとつから、タイの豊かな自然素材や、人々の手によって受け継がれている伝統、そしてeavamの丁寧な手しごとを感じていただけたらと思います。


ガスールとバーム、それぞれの詳しい使用方法などはこちらを参考にご覧ください。

ガスールクレイ midelt 140
>>https://nostos.jp/archives/250762

アルガンバーム sumimou 03
>>https://nostos.jp/archives/250761