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Airline Visual Identity 1945-1975 | M.C. Huhne
2025年8月20日
航空会社の広告ビジュアルを集成した作品集。パンナムやTWAをはじめとする13の先駆的な航空会社によるポスターを多数収録している。アイヴァン・チャマイエフ、オトル・アイヒャー、マッシモ・ヴィネリ、ソール・バスら名だたるデザイナーが手がけたグラフィックは、航空旅行が特別な体験であった時代の洗練と華やぎを映し出す。戦後から1970年代にかけての黄金期を通覧し、企業アイデンティティとデザインの力を再確認させる内容となっている。英語表記。
EOS 創刊号ー3号 4冊セット | ペヨトル工房
2025年8月20日
『夜想』『銀星倶楽部』『WAVE』など尖鋭的な雑誌を生み出したペヨトル工房が刊行した『EOS』の創刊0号から3号までを揃えたセット。「都市からアートへ」「トウキョウ・アート・ラウンド・パート1」「音像100パーセント」「ポストモダン」といった特集を軸に、インタビューやコラムを通して音楽、アート、映画、演劇など多岐にわたる文化動向を紹介している。1980年代サブカルチャーの熱気と実験精神を刻む資料的価値の高い内容となっている。
Allure | Diana Vreeland
2025年8月20日
『Harper’s Bazaar』のファッション・エディター、さらに『Vogue』編集長として活躍した伝説的編集者ダイアナ・ヴリーランドによる一冊。マン・レイ、リチャード・アヴェドン、アーヴィング・ペン、セシル・ビートンら20世紀を代表する写真家たちによるファッションフォトを収録し、ヴリーランド自身のエッセイとともに構成されている。オードリー・ヘプバーンをはじめとする時代を象徴する人物のイメージを通じて、ファッションと文化の魅力を凝縮した内容となっている。英語表記。
没後50年 藤田嗣治 本のしごと | 著者名
2025年8月20日
2018年に開催された展覧会の公式図録。画家・藤田嗣治が1930〜40年代に手がけた「本のしごと」に焦点を当て、国内外の挿絵や雑誌、装丁デザインを紹介している。さらに絵画や版画、絵手紙、手作りおもちゃ、陶芸作品まで幅広い創作を網羅。豊富な作品図版と解説を通して、藤田の多彩な表現活動を総合的に示す内容となっている。
アイデア No.345 平野甲賀の文字と運動 | 誠文堂新光社
2025年8月20日
2011年3月号『アイデア』は、ブックデザイナー平野甲賀を特集。書籍や雑誌の題字を多数手がけてきた平野の文字表現を一挙に紹介し、本人インタビューに加え、津野海太郎や鳥海修らによる寄稿も収録している。独自の手描き文字がどのように生まれ、デザインの現場に息づいてきたかを探る内容。さらに「秀英体 平成の大改刻」「立花文穂の『デザイン』」といった企画も併載し、文字とデザインをめぐる多角的な視点を提示している。
アイデア No.335 マックス・フーバー 越境するデザイン | 誠文堂新光社
2025年8月20日
2009年7月号『アイデア』は、イタリアで活躍したグラフィックデザイナー、マックス・フーバーを特集。戦後復興期のミラノを舞台に、鮮やかな色彩のコンポジションとダイナミックなタイポグラフィを駆使して数々のデザインを手がけた活動を紹介している。巻頭には「仲條服部八丁目心中」を掲載し、巻末では永井一正、勝井三雄、片山利弘、仲條正義らが寄稿する「追悼・木村恒久,福田繁雄」も収録。
大正レトロ・昭和モダン広告ポスターの世界 印刷技術と広告表現の精華
2025年8月20日
大正から昭和にかけて制作された広告ポスターを集成したデザイン資料集。美人画を題材にしたものから、斬新な構図やタイポグラフィを取り入れたもの、印刷技術の発展を背景にした実験的表現、さらには海外向けに制作されたポスターまで、多彩な作品を収録している。原色図版約160点を掲載し、解説とあわせて当時の広告文化の華やかさと時代の息吹を伝える内容となっている。
The Art of Graphic Design | Bradbury Thompson ブラッドベリー・トンプソン
2025年8月20日
アメリカを代表するグラフィックデザイナー、ブラッドベリー・トンプソンの作品集。実験的なアプローチをはじめ、雑誌デザイン、タイポグラフィ、ブックデザイン、オリジナル書体、記念切手に至るまで、幅広い領域で残した業績を収録している。アメリカのグラフィックデザイン史に大きな足跡を残したトンプソンの革新性と造形感覚を総覧できる一冊となっている。英語表記。
花森安治装釘集成 | 唐沢平吉、花森安治
2025年8月20日
生活雑誌『暮しの手帖』の創刊者として知られる花森安治の装丁を集成した作品集。自著をはじめ、暮しの手帖社から刊行された単行本や歴代の『暮しの手帖』をフルカラーで収録している。編集者でありながら、独自の感性で装丁や誌面デザインを手がけた花森の仕事を一望でき、その多彩な表現と造本へのまなざしを通じて、戦後日本の出版文化に残した足跡を辿る内容となっている。
Cassandre: Les Maitres De L’Affiche
2025年8月20日
20世紀を代表するグラフィックデザイナー、アドルフ・ムーロン・カッサンドルの大判作品集。1925年から1935年にかけて制作された代表的なポスターを年代順に紹介している。『L’Étoile du Nord』『Normandie』『Nicolas』といった名作を、大判の図版と解説とともに収録。幾何学的構成と力強いタイポグラフィを駆使した革新的なデザインは、ポスターを都市の風景を彩る芸術へと高めた。視覚的インパクトとその表現の意義を堪能できる内容となっている。フランス語表記。
グラフィックデザイン、モダン絵画の先駆者 今竹七郎とその時代
2025年8月20日
昭和初期から日本のグラフィックデザインを牽引した今竹七郎の活動を総覧する一冊。1905年から2000年までの長い歩みをたどり、広告やパッケージといった商業デザインから抽象絵画に至るまで幅広い制作を紹介している。豊富な作品図版に加え、横尾忠則、山名文夫、早川良雄ら同時代のクリエイターによる寄稿や解説も収録。デザインと美術の両面で日本の表現史に刻まれた今竹の軌跡を多角的に浮かび上がらせる内容となっている。
Hatch Show Print: The History of a Great American Poster Shop
2025年8月20日
1879年創業、アメリカで最古級の活版印刷会社「Hatch Show Print」の歴史をまとめた一冊。音楽イベントやショーのためのポスターを中心に、175点以上の図版を掲載している。伝統的な印刷技術と職人の手仕事が支えたビジュアル文化の歩みを紹介しながら、アメリカ南部を代表するポスター工房の魅力を伝える内容となっている。英語表記。
The Most Beautiful Swiss Books 2014
2025年8月20日
スイス連邦文化局が主催するブックアワード「The Most Beautiful Swiss Books」の2014年版。約400タイトルの応募から、デザインや印刷、造本技術など多角的な観点で審査され、入選した17冊を紹介している。実験的な試みから洗練された造形まで、書物の可能性を拡張する優れた事例が並び、スイスにおけるブックデザインの最前線を伝える内容となっている。英語、イタリア語、ドイツ語、フランス語表記。
The Most Beautiful Swiss Books 2013
2025年8月20日
スイス連邦文化庁が毎年選出する「The Most Beautiful Swiss Books」の2013年版。ブックデザインの質を高めることを目的に、グラフィックデザインやタイポグラフィ、造本技術など多角的な視点から審査され、優れた発想と実践を示す作品が収録されている。時代を映すデザインの感性と、書物というメディアの可能性を探る試みを伝える内容となっている。英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語表記。
DESIGNED BY MELODYGRAPHICS
2025年8月20日
メロディグラフィックスの活動を紹介するデザイン資料集。音楽関連商品のパッケージデザインをはじめ、オフィシャルグッズ、DM、イベントロゴ、プロダクトデザインまで幅広い仕事を収録している。作品図版に加えて、各プロジェクトの戦略的意図やビジネス面での効果を解説し、デザインが実際の場面でどのように機能しているかを具体的に示す構成。
1930年代 日本の印刷デザイン | 東京国立近代美術館
2025年8月20日
2001年に東京国立近代美術館で開催された展覧会の公式図録。1930年代の日本における印刷デザインを多数のカラー図版で紹介している。戦前の大衆社会に広がったグラフィック表現は、製品広告や映画宣伝にとどまらず、地方自治体や労働組合のポスターにまで及んでおり、その多様性が本書で一望できる。豊富なポスターコレクションを通して、当時のデザイン潮流と印刷技術の発展を多角的に知ることができる内容となっている。
Robert Bain's the Clans and Tartans of Scotland タータンの歴史
2025年8月20日
スコットランド氏族の紋章とタータンを体系的に紹介する資料集。長い歴史と伝統を背景に、133種類の代表的なタータンと紋章、さらに各氏族のモットーを図版とともに収録している。タータンの起源や意匠の意味を辿ることで、スコットランドの文化やアイデンティティを理解する手がかりとなる構成。民族衣装の枠を超え、社会や歴史に根ざした象徴表現としてのタータンの魅力を伝えている。
For the Record: The Life and Work of Alex Steinweiss
2025年8月20日
アメリカのグラフィックデザイナー、アレックス・ステインワイスの作品集。1930年代から1990年代にかけて制作されたアルバムカバーを紹介している。コロンビア社のアートディレクターとして手がけた代表作をはじめ、鮮やかで遊び心に富んだデザインを150点以上のカラー図版で掲載。音楽の視覚表現を切り拓いた先駆的な仕事を多角的に紹介し、レコード文化とグラフィックデザイン史を結びつける内容となっている。英語表記。
20世紀ボックス Package Design History | 木村勝
2025年8月20日
グラフィックデザイナー木村勝による、20世紀初頭のパッケージデザインを集成した写真資料集。菓子、タバコ、香水といったジャンルごとに当時のデザインを豊富に紹介している。印刷技術や流通の変化を背景に発展したパッケージの造形は、消費文化の歩みを映し出す貴重な記録でもある。さらに永井一正や佐藤卓ら著名デザイナーのコメントも収録し、過去と現在をつなぐデザイン史的視点を提供する内容となっている。
猫の肖像 | 山城隆一
2025年8月20日
亀倉雄策、原弘とともに日本デザインセンターを設立したグラフィックデザイナー山城隆一による作品集。個展のために制作された作品や雑誌掲載の挿絵など、猫を題材としたペインティングやコラージュをカラーで収録している。さらに当時の出来事を振り返るエッセイも収め、作家の歩みと作品背景をあわせて伝える構成。猫をやさしく見守る視点と、温もりある筆致が印象的な一冊となっている。
誌上のユートピア 近代日本の絵画と美術雑誌 1889-1915 | 神奈川県立近代美術館
2025年8月20日
神奈川県立近代美術館で開催された展覧会の公式図録。19世紀末ヨーロッパの美術雑誌『ユーゲント』や『ヴェル・サクルム』を紹介しつつ、それらと呼応しながら日本で次々と刊行された美術雑誌を取り上げている。青木繁、藤島武、恩地孝四郎らによる多彩な表現を収録し、雑誌メディアが近代日本の絵画に与えた影響と、美的価値の相互関係を浮き彫りにする内容となっている。
20世紀のポスター デザインのちから・文字のちから | 東京都庭園美術館
2025年8月20日
東京都庭園美術館で開催された展覧会の公式図録。20世紀を彩った優れたタイポグラフィ・ポスター113点を収録し、時代の変遷とともにその造形表現をたどる構成となっている。国際的なデザイナーの作品が並び、文字とイメージの関係性を軸に、ポスター表現の多様な可能性を提示。さらに関連評論も多数収め、デザイン史における意義を多角的に考察する内容となっている。
モミの木 | サンナ・アンヌッカ
2025年8月20日
アンデルセン童話『モミの木』に、マリメッコのデザイナーとしても知られるサンナ・アンヌッカが挿絵を手がけた絵本。ナチュラルな色彩と幾何学的で幻想的な描写が織りなすビジュアルは、物語の持つ哀しみと美しさを鮮やかに浮かび上がらせる。布貼りに金箔押しを施した装丁も特徴的で、読む人を物語の世界へと誘うだけでなく、ブックデザインとしても魅力を放つ内容となっている。
曜変天目あるいは心 | 勝井三雄
2025年8月20日
2019年に逝去したグラフィックデザイナー勝井三雄の一周忌にあわせて刊行されたエッセイ集。ポスターやグラフィックワークに加え、国際博覧会のアートディレクションなど多岐にわたる活動で日本のデザイン界を牽引した勝井が、生き方やデザイン観、教育への姿勢を語っている。若い世代への真摯なメッセージも込められ、デザインを超えて人生への洞察を伝える内容となっている。
美と知のミーム、資生堂
2025年8月20日
1998年に東京・六本木のオリベホールで開催された展覧会の公式図録。西洋風の調剤薬局としての創業期に始まり、医薬品、雑誌広告、ポスター、香水瓶など、資生堂が生み出してきた多様なデザイン資料を豊富なカラー写真で紹介している。企業の歩みとともに培われた「知と美の歴史」を辿り、日本のモダンデザインや広告文化の発展に果たした役割を改めて浮き彫りにする内容となっている。
ムサビのデザイン II デザインアーカイブ 50s-70s | 武蔵野美術大学
2025年8月20日
2012年に武蔵野美術大学美術館・図書館で開催された展覧会の公式図録。1950年代から70年代を軸に、日本宣伝美術会の活動をはじめとするアーカイブ資料や、雑誌におけるエディトリアルデザインの実例を収録している。戦後復興から高度経済成長へと移行する時代に生み出されたグラフィック表現の数々を、多彩な作品資料と解説を通じて紹介。日本のデザイン史における重要な時期を振り返る内容となっている。
Wolfgang Tillmans: To Look without Fear | ヴォルフガング・ティルマンス
2025年8月19日
ロンドンとベルリンを拠点に活動する写真家ヴォルフガング・ティルマンスの作品集。ニューヨーク近代美術館で開催された大規模回顧展にあわせて刊行されたもの。ファッション写真から建築的アプローチ、天体の記録や社会運動まで、幅広い主題を扱いながら常に写真表現の可能性を拡張してきた40年の歩みを豊富な図版で紹介。ジャンルを横断する実験的姿勢と、世界をとらえる鋭敏な視線を伝える内容となっている。英語表記。
Thomas Ruff: Editions 1988-2014 | トーマス・ルフ
2025年8月19日
ドイツを代表する写真家、トーマス・ルフの1988年から2014年にかけての活動をまとめた作品集。代表的な「Night」「Substrat」「cycloid」シリーズをはじめ、約25年間に生み出された多彩な作品を年代順に紹介している。フルカラーの作品図版211点を収録し、写真というメディアの拡張を探り続けてきたルフの探究の軌跡を豊富なテキストとともに辿ることができる。英語表記。
The Blue Guitar | David Hockney
2025年8月19日
画家デイヴィッド・ホックニーによる詩画集。アメリカの詩人ウォーレス・スティーヴンズの詩「青いギターを持った男」と、20世紀美術を代表するパブロ・ピカソから着想を得て制作された。銅版画技法のひとつであるアクアチントを用い、シンプルでありながら鮮やかな色彩をまとったホックニーの作品が展開する。詩とイメージが呼応し合い、文学と美術の対話を示す内容となっている。英語表記。
Wild Raspberries | Andy Warhol、Suzie Frankfurt:
2025年8月19日
1959年、アンディ・ウォーホルが友人スージー・フランクフルトと共に制作した限定版クックブック『Wild Raspberries』の復刻版。映画『野いちご』の公開直後に名づけられた本作は、ユーモアに満ちたレシピと、母ジュリア・ウォーホラによる手描き文字、そしてウォーホルの風刺的で華やかなイラスト19点を収録する。パロディと遊び心にあふれた一冊で、アートと料理を軽やかに結びつける。英語表記。
Civilization: The Way We Live Now | William A. Ewing
2025年8月19日
約120名の写真家による作品を収録し、現代文明の多様な姿を映し出した大規模な写真集。アンドレアス・グルスキー、エドワード・バーティンスキー、リチャード・ミズラックら国際的に知られる作家をはじめ、世界各地の写真家たちが参加している。都市化、労働、移動、テクノロジー、環境など、グローバル社会を象徴するテーマを豊富な図版で提示。相互に結びつき、依存し合う時代における「文明」を捉え直す視点を与える。英語表記。
マティス 画家のノート 新装版 | みすず書房
2025年8月19日
フランスを代表する画家アンリ・マティスによる創作思想の書を、新装版として編纂したもの。自身の著作に加え、アートにまつわる談話や手紙、日記の抜粋を収録し、作品に向き合う姿勢や絵画への思索を多角的に示している。色彩と形態をめぐる探究から、芸術と生活との関わりに至るまで、マティスが生涯追い求めた芸術観が明晰に浮かび上がる内容となっている。
DERIVATIONS | AICON
2025年8月19日
国内外で活動し、アパレルブランドとのコラボレーションでも知られるイラストレーターAICON(アイコン)による作品集。ページにはスリットアニメーションや透明フィルムを用いた仕掛けが組み込まれ、影の中に絵が浮かび上がるなど視覚実験的な要素が随所に展開される。イラストレーションと遊び心あふれる仕掛けが融合し、鑑賞者に手を動かす体験を促す構成となっている。
Anastasiia: She Folds her Memories Like a Parachute | Christian van der Kooy
2025年8月19日
オランダのヴィジュアル・アーティスト、クリスティアン・ファン・デル・クーイによる作品集。恋人アナスタシアとのテキストや写真を通じて、キエフやオデッサ、クリミアの風景を記憶の地図として描き、自身のアイデンティティと結びついたウクライナを再構築する。風景や社会を主観的なドキュメンタリーとして捉え直し、日常世界のあり方に鋭い問いを投げかける。英語表記。
Georgia O’Keeffe | ジョージア・オキーフ
2025年8月19日
アメリカン・モダニズムを代表する画家、ジョージア・オキーフの作品集。抽象画の先駆けとなった初期の実験的な作品から、花を大胆にクローズアップした象徴的な絵画、摩天楼がそびえるニューヨークの都市風景、さらには晩年を過ごしたニューメキシコの雄大な自然を描いた作品まで、多彩な創作を収録。オキーフ自身が芸術について語った言葉や、制作過程にまつわる写真資料も掲載し、彼女の独自の視覚表現と芸術観を多角的に伝えている。英語表記。
Frida Kahlo | フリーダ・カーロ
2025年8月19日
メキシコを代表する画家、フリーダ・カーロの創作を彼女を取り巻いた民衆芸術やフォークロアの源泉から辿る作品集。幼少期から接してきたエクスヴォートやレタブロ、カトリックの聖像、無名の職人による工芸品、さらには父ギジェルモ・カーロによる19世紀写真や革命期のコリードまで、多彩な文化的背景と作品の関わりを豊富な図版で紹介する。ナディア・ウガルデやフアン・コロネル・リベラによる論考も収録され、教育における実証主義の影響やインディヘニスモの根源といったテーマから、カーロ芸術の深層に迫っている。英語、スペイン語表記。
Antony Gormley | アントニー・ゴームリー
2025年8月19日
1994年にターナー賞を受賞したイギリスの彫刻家アントニー・ゴームリーの作品と思想を紹介するモノグラフ。鉛や鉄で自身の身体を型取った立像を通じて存在の在り方を探り、社会や環境との関係を問うパブリックアートで国際的評価を得ている。《Allotment》《Another Place》《Angel of the North》《Asian Field》といった代表作を収録。さらに東洋思想からの影響や作家自身のテキスト、批評家との対話を交え、多角的に創作の軌跡をたどる内容となっている。
生誕90年 木版画の詩人 清宮質文展 | 横須賀美術館
2025年8月19日
2007年に横須賀美術館で開催された展覧会の公式図録。静謐で淡い色彩をまとった木版画を通じて、内面世界の詩情を繊細に描き出してきた清宮質文。本書では代表的な木版画に加え、ガラス絵や水彩、初期の油彩画など約110点を収録し、その幅広い表現の歩みを紹介している。幻想的でありながら親密さを宿す作品群は、清宮質文の芸術が持つ精神性と抒情性を浮かび上がらせる。
VAGUE/Windows | 奥山由之 Print House Session
2025年8月19日
写真家・奥山由之が東京都内の窓越しの風景を撮影した『Windows』をもとに、デザイナーと印刷会社が協働で制作したアートブック。曖昧さを包み込むような柔らかな表現をセレクトし、異なるサイズや質感の紙を折り重ねて綴じない構成とすることで、写真と造本が一体となった実験的な仕上がりとなっている。デザインは上西祐理、印刷はLive Art Booksが担当し、写真集の可能性を拡張するプロジェクトの成果を示す。
Le Notre’s Gardens | Michael Kenna マイケル・ケンナ
2025年8月19日
世界的に知られる風景写真家マイケル・ケンナによる作品集。フランスを代表する造園家アンドレ・ル・ノートルが設計した庭園を題材に、静謐で緻密なモノクローム作品60点を収録している。光と影の対比が際立つ写真は、幾何学的に構成された庭園の美と時間の移ろいを映し出し、ル・ノートルの造形思想を現代に呼び覚ます。
Gerhard Richter: Survey | ゲルハルト・リヒター
2025年8月19日
ドイツを代表する現代美術家ゲルハルト・リヒターの国際巡回展にあわせて刊行された作品集。1960年代から1990年代にかけて制作された油彩や写真作品など27点を収録し、リヒター自身が選んだ代表作を中心に構成されている。抽象絵画や写真に油彩を施したシリーズなど、多様な表現を通じてリヒター芸術の核心に触れることができる一冊。英語表記。
三沢厚彦 Animals/Multi-dimensions | 千葉市美術館
2025年8月19日
2023年に千葉市美術館で開催された展覧会の公式図録。彫刻家・三沢厚彦が1990年代に制作した未発表の初期作品から、開催当時の最新作までを網羅している。等身大の動物彫刻を中心に、絵画やドローイングなど多様な表現を収録し、作家の探求の広がりを示す構成。木彫ならではの質感やスケール感を活かした作品群とともに、解説を通じて三沢芸術の軌跡を多角的にたどることができる内容となっている。
三沢厚彦 ANIMALS 2021 | 北九州市立美術館
2025年8月19日
2021年に開催された展覧会の公式カタログ。彫刻家・三沢厚彦の代表作「ANIMALS」シリーズを紹介している。ゾウやトラ、クマ、ウサギ、鳥といった身近な動物から、ユニコーンのような空想上の存在まで、多彩な姿が木彫で生み出される。荒々しさと柔らかさを併せ持つ木の質感が温もりを帯び、愛らしさと迫力を同時に伝える点が特徴。作品図版に加えて解説も収録し、シリーズの魅力を多角的に示す内容となっている。
感覚の選択 クリシェ・コレクション展
2025年8月19日
1992年に開催された展覧会にあわせて刊行された図録。当時、日本では欧米の現代写真家の活動が十分に知られず、同様にヨーロッパでも日本の写真家は一部の著名作家を除いて紹介の機会が少なかった。そうした状況を背景に、日本と欧米の写真芸術を結ぶ架け橋として企画された。ウィリアム・クライン、ラルフ・ギブソン、田原桂一ら多彩な写真家による作品を78シートに収録し、国際的な交流の契機を示す内容となっている。
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