再燃焼 ザ・サイネンショー | 松井利夫
陶芸家の松井利夫が主宰するプロジェクト、「サイネンショー(再燃焼)」の10周年を記念して刊行された一冊。サイネンショーは不要となった陶磁器を再焼成させ、新たな存在として価値を見出すプロジェクトであり、本書ではこれまでの作品から松井氏のインタビュー、美術家や学者らによる論考のテキストを収録し、サイネンショーの10年の軌跡を辿っている。
朝鮮の名陶 先史から李朝まで | 根津美術館
1966年に根津美術館で開催された展覧会に際して刊行されたカタログ。先史時代から李朝まで、各時代における朝鮮陶磁の名品139点をモノクロ図版で掲載。
不知詠人 詠み人知らずのデザイン | 毛綱毅昿、藤塚光政
建築家・毛綱毅曠と写真家・藤塚光政の共著。インド、チベット、メキシコ、エジプトそして日本など世界中の摩訶不思議な建造物を巡った写真紀行。序文は荒俣宏。
別冊新建築 日本現代建築家シリーズ 15 三菱地所 | 新建築社
新建築社が発行する建築専門誌・日本現代建築家シリーズ、三菱地所の建築をまとめた別冊新建築。8プロジェクトと4分類で構成した35作品を紹介。図版とともに、藤森照信による論文「丸の内をつくった建築家たち」ほか解説を収録。
Wim Crouwel: Modernist | ウィム・クロウェル
オランダのグラフィックデザイナー、タイポグラファーとして活躍したウィム・クロウェルのデザインワーク集。完成作品のほか、貴重なスケッチも収録。英語表記。
Karl Gerstner: Designing Programmes | カール・ゲルストナー
スイスのタイポグラファー・デザイナーの巨匠であるカール・ゲルストナーによる、1964年に出版された本の新装版。カールのデザインの基礎的な方法を記載したエッセイに、グラフィックデザインやプロダクトデザイン、音楽、建築、アートなど各分野における多くの事例を紹介している。英語表記。
Various Small Books: Referencing Various Small Books by Ed Ruscha | エド・ルシェ
1960年代初期から活躍を続けるアメリカの現代アーティスト、エド・ルシェの「Twentysix Gas Stations」「Babycakes」など、一連のコンセプチュアルブックに影響を受けた91の作品を紹介。ルシェの作品を再撮影したり、ユニークにアレンジしたり、あらゆるアーティストらがオマージュする。1954年から2011年にかけて制作された作品、全91点をカラーによる図版と併せて解説を収録。英語表記。
Maison Martin Margiela | メゾン・マルジェラ
パリ発のファッションブランド、マルタン・マルジェラ(現メゾン・マルジェラ)の写真資料集。それまでのコレクション、アート、デザイン、パフォーマンスなどの仕事を包括して収録。マルジェラの衣服の精神を受け継いだ美しい装丁にも注目。英語表記。
Cult T Shirts Collecting & Wearing Designer Classics | Michael Reach、Phoebe Miller
1970年、80年代のヴィンテージTシャツを集めたコレクションブック。スケーター、パンク、メタルヘッド、サーファーたちによって着用されてきたTシャツは、数十年にわたりポップカルチャーを支配してきた。本書は先駆的で反骨的、アイコニックで実験的、そして過激でアンダーグラウンドなヴィンテージTシャツを500枚以上も掲載。熱狂的なコレクターへのインタビューと、デザイナーによる貴重な逸品も収録。英語表記。
杉浦非水の眼と手 〈写生〉のイマジネーション | 宇都宮美術館
2009年に宇都宮美術館で開催された展示会「〈写生〉のイマジネーション 杉浦非水の眼と手」の図録。図案家としての、氏のデザイン意識の醸成を促した写生精神に注目。代表作だけでなく、インスピレーション源となった工芸品や海外ポスターなどもあわせて掲載。
杉浦非水展 都市生活のデザイナー | 東京国立近代美術館
2000年に東京国立近代美術館で開催された展覧会の図録。近代の日本におけるグラフィックデザインの先駆者、杉浦非水の業績を辿るもので、雑誌『三越』や鉄道開通の記念ポスターをはじめ、雑誌表紙、本の装幀、絵葉書など杉浦が手がけた数々の仕事をカラー図版で多数掲載。
Tim Walker Pictures | ティム・ウォーカー
世界的に活躍するファッションフォトグラファー、ティム・ウォーカーの作品集。ヴォーグ等に掲載されたファッションフォトを中心に、アイデアソースのスクラップ、スケッチ、コンタクトシートも収録。英語表記。
日本の文様 花鳥 3冊セット | 北村四郎、吉田光邦、田中一光
吉田光邦、木村重信、八木一夫、田中一光ら編纂による、日本の風土をモチーフにした文様のデザイン集。「日本系列」「中国系列」「異国系列」3冊セット。家紋としてのロゴデザインやプロダクトに刻み込まれたパターンを、モチーフごとに収録。それぞれの由来・意味についても詳細に解説。
チャペック兄弟と子どもの世界展 | イデッフ
20世紀初頭から活躍した中欧チェコの芸術家、ヨゼフ・チャペックとカレル・チャペック兄弟。それぞれ絵画作品や、戯曲、批評などを数多く手がけ、また子供をテーマにした様々な作品を残した2人の歩みを豊富な図版とともに辿る。
Analog Algorithm: Source-Related Grid Systems | Christoph Gruenberger
グリッドシステムを使用したグラフィックデザインの技法書。レイアウト、フォント、ロゴ、デザインルールの設定方法などを豊富な図版とともに紹介。ワークブックであると同時にインスピレーションの源でもある1冊。 英語表記。
カッサンドル・ポスター展 グラフィズムの革命 | 埼玉県立近代美術館 ほか
2017年から埼玉県立近代美術館などを巡回した展示の図録。20世紀の先駆的なグラフィックデザイナー、カッサンドル(本名:アドルフ=ジャン=マリー・ムーロン)の作品を紹介したもの。ファッションブランド「BA-TSU」の創業者兼デザイナーである故・松本瑠樹の所蔵したポスターコレクションを軸に、カッサンドルがグラフィックデザイン界にもたらした革命的な表現の数々を一望できる。
福田繁雄のヴィジュアル・ジャンピング | ギンザ・グラフィック・ギャラリー
2010年にギンザ・グラフィック・ギャラリー等で開催された展示の図録。世界的なグラフィックデザイナー、福田繁雄のポスター108点を厳選し紹介。
Postage Stamp Designs: From Kafka to Loriot | Hans Gunter Schmitz
1840年に世界で初めて公的郵便切手が発行されてから今日までの、コミュニケーション・デザインとして注目される郵便切手の意義と機能にスポットを当てた一冊。発行済切手からデザイン画や下絵、デザイナーによる解説文なども合わせて収録。
本 Takeo Paper Show 2011 | 株式会社竹尾
2011年に開催された竹尾ペーパーショウに際して出版されたコンセプトブック。識者78名が選んだ本と、エッセイ78本を掲載し、「物体としての本」の魅力を紹介。紙の本の未来と、本のデザインの可能性を展望する。
Andreas Uebele Material | アンドレアス・ウエベレ
ドイツのグラフィックデザインを代表する一人、アンドレアス・ウエベレが手掛けた85のプロジェクトを紹介。それらのプロジェクトの素材と、マシュー・カーター、エイドリアン・フルティガー、マッシモ・ヴィネッリ、ヘルマン・ツァップらコラボレーターたちの資料にフォーカスした一冊。 英語表記。
日本語のデザイン 文字からみる視覚文化史 | 永原康史
グラフィックデザイナー、アートディレクター永原康史による日本語と文字表現についての指南書。2002年に出版された『日本語のデザイン』(美術出版社)をもとに改定された新版。ひらがなの誕生、出版のはじまり、タイプライティング、デザインについてなど、豊富な図版とともに解説。歴史、文化とともにデザインの視点から日本語における文字の変遷を辿る。タイポグラフィに関する原稿や講義資料から新たに書き下ろし大幅に加筆。
キンダーブックの90年 童画と童謡でたどる子どもたちの世界 | 印刷博物館
2017年から2018年にかけて印刷博物館で開催された展覧会の図録。月刊保育絵本の先駆けである「キンダーブック」。本書は創刊から90年を迎える「キンダーブック」の世界を豊富な図版資料や関係者へのインタビューとともに紐解く一冊。
彼方の本 間村俊一の仕事 | 筑摩書房
装丁家、俳人である間村俊一の、その仕事をまとめた1冊。本や装丁にまつわる句を読んだ間奏句集や交遊録、そして手がけた装丁作品をカラーで約300点収録。
Encyclopaedia of Typefaces | Jaspert、Berry&Johnson
半世紀近くにわたり、デザイナーやタイポグラファーにとって百科事典のような役割を果たしてきたタイポグラフィ集。歴史的に重要な書体から実用的なものにいたるまで、幅広いジャンルのおよそ2,000のフォントを収録。英語表記。
Subtle かすかな、ほんのわずかの | 原研哉
紙の老舗専門商社、株式会社竹尾で開催された「The 47th Takeo Paper Show」の同名展示図録。葛西薫、田中義久、皆川明など15名のクリエイターが制作した紙の作品をカラーで多数掲載。原研哉×石川信博の対談なども収録。「紙の肖像」の写真は上田義彦によるもの。
Alvar Aalto Furniture | アルヴァ・アアルト
20世紀を代表するフィンランドの建築家、アルヴァ・アアルトの家具をまとめたデザイン資料集。1954年にストックホルムのNKデパートで開催された展示の際に刊行されたもの。初期の家具、インテリアデザインからこれまでの家具デザインにおける軌跡を辿る。図面、資料写真、スケッチほか、モノクロ・一部カラーによる作品図版と併せて解説を収録。英語表記。
Steven Holl: Written in Water | スティーヴン・ホール
アメリカ人建築家、スティーヴン・ホールの水彩画をまとめた作品集。建築物やプロジェクトのアイデアスケッチなど、創造のプロセスが描かれている。日記のような水彩画、全385点を収録。英語表記。
Charlotte Perriand: An Art of Living | シャルロット・ペリアン
フランスの建築家、シャルロット・ペリアンの作品集。多岐にわたり活躍したペリアンの豊富なキャリアを紹介。椅子やキッチンキャビネット、建築などの資料写真、図面、スケッチほかモノクロ・一部カラーによる図版、解説を収録。英語表記。
百味菜々 | 横山夫紀子
1995年まで東京・青山で営まれていた日本料理店「百味存」のオーナー・横山夫紀子と、写真家・秋元茂によるビジュアルブック。丁寧な下拵えから、ルーシー・リーや北大路魯山人の器への盛り付けを美しく撮影したもの。寄稿は高橋睦郎、三宅一生ら、構成・造本は田中一光。
Studio O+A: Twelve True Tales of Workplace Design | Al Mckee
サンフランシスコの建築設計事務所、Studio O+Aのによるモノグラフ。オフィスデザインに関する12のプロジェクトを紹介。Studio O+Aの歴史やAOL、Facebook、Uberなどのプロジェクト内容、エッセイほか、図版とともに解説を収録。英語表記。
Arts & Architecture 1945-49 | Benedikt Taschen
ミッドセンチュリー期のアメリカで発行されていた建築雑誌「Arts & Architecture」の初期号をアーカイブした大判資料集。1945年から1949年までに発行された号の表紙、ノイトラ、シンドラー、サーリネンらの特集記事などをカラーとモノクロで収録。英語表記。
Everything but the Walls | Jasper Morrison ジャスパー・モリソン
プロダクト・デザイナー、ジャスパー・モリソンの作品集。キッチン用品や、Vitra、Cappelliniなどへ制作した家具や日用品、ソニーのテレビなど代表作品をはじめとする作品を多数掲載。英語表記。
漢聲雑誌 99-100期 剪花娘子庫淑蘭
毎号テーマを変え、中国の文化を深く、かつグラフィカルに紹介する雑誌「漢聲(ハンシェン)」第99-100期。本号は陜西省の切り絵作家・胡秀蘭の作品にフォーカス。大胆さ、神秘性、すぐれた色彩感覚、緻密さなどを兼ね備えた彼女の作品を、全体像からパーツまで徹底的に紹介。中国語表記。
African Textiles: Colour and Creativity Across A Continent | John Gillow
アフリカの各地域の伝統的な織物を網羅し調査したビジュアル資料集。主要な地域を5つのセクションに分け、それぞれの地域を特徴づける素材、染料、装飾、技術を紹介。日常生活で使われるシンプルなものから、出産や葬儀、結婚、成人式などで使用する豪華な衣装まで記録。英語表記。
Enzo Mari, Gabriele Pezzini: CHE FARE | エンツォ・マリ、ガブリエレ・ペッツィーニに
2010年にパリのGalerie Alain Gutharcで開催された展示の際に刊行されたもの。イタリア人アーティストでありデザイン界の巨匠エンツォ・マリと、パリを拠点に活動するデザイナー、ガブリエレ・ペッツィーニによる2人展の展示の内容を掲載。知育玩具、椅子、花器、テーブル、スタンドライトほか、作品図版と解説を収録。フランス語表記。
Frank Lloyd Wright Drawings | フランク・ロイド・ライト ドローイング集
近代建築の巨匠、フランク・ロイド・ライトのドローイング作品、図面を編纂したもの。住居、宗教建築、高層建築、商業建築、そして帝国ホテルなど、代表的なプロジェクトのドローイング309点をカラーとモノクロで収録。英語表記。
Formgiving: An Architectural Future History | Bjarke Ingels Group
コペンハーゲンとニューヨークを拠点とする建築設計事務所、Bjarke Ingels Group(BIG)の建築資料集。デンマーク語でデザインを意味する「formgiving(まだ形になっていないものに形を与える)」という概念を基に生活空間、建築がどのように進化するか、未来のデザインを探求する。ティルピッツ美術館、レゴハウス、ザ・スパイラルなどBIGの代表的なプロジェクトほか、豊富な図版と併せて解説を収録。英語表記。
Grow Your Own House: Simon Velez & Bamboo | Simon Velez ほか
コロンビアを拠点に活動する建築家、シモン・ベレスと竹を用いた建築についてまとめた建築資料集。建築材料のひとつである竹に焦点を当て、歴史的意義やさまざまな側面をシモン・ベレスの代表作であるZERI pavilionのプロジェクトや資料写真、学術的なテキストともに紹介する。カラー図版、解説を収録。ドイツ語、英語表記。