家について | 伊勢克也
アーティスト、伊勢克也の作品集。様々な素材で作られたオブジェ、イラストレーション、写真など、「家」をテーマにした作品と散文が綴じられている。編集と装丁は立花文穂。
Rethinking the Modular: Adaptable Systems in Architecture and Design
過去50年にわたるモジュラー・デザインの役割、影響力についてまとめた一冊。スイスの建築家、フリッツ・ハラーが提唱したデザインシステムを土台に、デザイナー、建築家、思想家のインタビュー、写真、図版、テキストを収録。 英語表記。
Daiwa Press Viewing Room Vol.12 | 大和プレス
大和プレスのコレクションシリーズの第12弾。今号では2020年に閉店した西荻窪の陶磁器専門店「魯山」店主、大嶌文彦による展示の様子を収録。古布、陶器、ガラス、鉄製品など、月日が経過したあらゆる古道具を解説と併せて掲載。撮影は古賀絵里子によるもの。
Rasterizer | 緒方範人
写真家、緒方範人の作品集。東日本大震災の被災地で破壊された建物を「竣工写真」と同じ手法で撮り続けた「On the Shoreline」と、400枚以上の写真を245pixelに分解し、自動演算でランダム描画した「Datascape_On_the_shoreline」2つのシリーズをまとめたもの。建築の破壊と再生の記録とともに、その現実を問う。
ナショナリズムの由来 | 大澤真幸
日本の社会学者、大澤真幸がナショナリズムについて解説したエッセイ集。「原型:ナショナリズムの由来」「変型:ナショナリズムの最後・後の波」「補論 ファシズムの生成」で構成され、資本主義やファシズム、民族や国家など、さまざまな視点からナショナリズムを紐解く。装丁は中島英樹。
建築はどこにあるの? 7つのインスタレーション | 東京国立近代美術館
2010年に東京国立近代美術館で開催された展示のカタログ。アトリエ・ワン、中村竜治、中山英之、鈴木了二、内藤廣、菊地宏、伊東豊雄ら7組の建築家を紹介。建築家たちに展覧会にあわせて新作インスタレーション制作を依頼し、新たな形で「空間」を創り出す。各展示作品と併せてコンセプトなどQ&A方式で解説を収録。
Wood | Matali Crasset
パリを拠点に活動するデザイナー、マタリ・クラッセの作品集。フランス・ムース地方の中心部に位置する5000ヘクタールの森の中にある4つの小さな家と、スプーン、毛布、椅子などを紹介。 フランス語表記。
日本の民具 第1巻 町 | 薗部澄、遠藤武ほか
日本の生活道具を集成した『日本の民具』シリーズ第1巻、『町』篇。看板やそろばんなどの商売道具、装身具などをモノクロ図版で紹介。写真は薗部澄、解説は遠藤武、宮本常一、磯貝勇、桜田勝徳。装丁は多川精一。民俗学者で、大蔵大臣なども務めた渋沢敬三の追悼記念として出版されたもの。
日本の民具 第2巻 農村 | 薗部澄、遠藤武ほか
日本の生活道具を集成した『日本の民具』シリーズ第2巻、『農村』篇。農具や、各地の気候に適応した生活用品などをモノクロ図版で紹介。写真は薗部澄、解説は遠藤武、宮本常一、磯貝勇、桜田勝徳。装丁は多川精一。民俗学者で、大蔵大臣なども務めた渋沢敬三の追悼記念として出版されたもの。
バックパッキング入門 | 芦沢一洋
国内におけるアウトドア・ライターの草分け的存在・芦沢一洋が、バック・パッキングの思想から必要装備、フライフィッシングなどに至るまで入念に解説した、バック・パッキングの入門書。1976年に発行されているものの、現代にも通用するアウトドア・ライフの精神が広く支持されている幻の名著。
現代イギリスの工芸 | 京都国立近代美術館 ほか
1988年から1989年にかけて京都国立近代美術館と東京国立近代美術館工芸館にて開催された展覧会の図録。工芸の本来の役割ではなく、純粋な造形としての制作を目指した第二次大戦後のイギリス工芸の動向を探るもので、陶芸、染織、ジュエリー、ガラスなどの分野から48名の作家による約200点以上の作品を収録。
地図 視点とデザイン | マイケル・サウスワース、スーザン・サウスワース
地図の概念を視覚的、そしてデザイン的な観点から解説するガイドブック。地図と使用者、現実世界の関わりや、意外な要素を明示する手法などを多数の美しいカラー図版とともに解説。地図のもつ汎用性と美しさ、そして可能性を紹介する。
菊地信義の装幀 1997-2013 | 集英社
装丁家、菊地信義の作品集。「形体」「文字」「図像」で構成し、1998年から2013年に手がけた文学を中心とするブックデザインを多数収録。作品の世界観をシンプルかつストレートに伝える題字の書体や文字組み、そして少ない要素ひとつひとつを最大限に活かすレイアウトなど、巧みなアクセントとミニマリズムが息づく作品が並ぶ。
AXIS 髙田唯 | ori.studio
2022年に銀座グラフィックギャラリーで開催された展示の際に刊行されたもの。アートディレクター・グラフィックデザイナー、髙田唯による作品集。木の皮、新聞の切り抜き、成分表示の模写など、あらゆるプロジェクトが断片的にまとめらている。一枚一枚の図版が一本のボルトを軸にしてまとめられた独創的な装丁。
近現代のブックデザイン考 I 書物にとっての美 | 武蔵野美術大学
2012年に武蔵野美術大学で開催された「近現代のブックデザイン考 I 書物にとっての美」の図録。「造本の美」「装丁の美」「本文の美」という3つの視点から、明治期から昭和における日本の優れたブックデザインの世界を見つめ直す。
Rafael Rozendaal: Everything, Always, Everywhere | ラファエル・ローゼンダール
ニューヨークを拠点に活動するオランダ出身のビジュアルアーティスト、ラファエル・ローゼンダールの作品集。インターネットアートの先駆者として知られるローゼンダールのこれまでの作品を辿るとともに、デジタルアートに影響を与えたテクノロジーの進歩を考察する。作品図版と併せて解説を収録。
中島英樹作品集 Works of Hideki Nakajima | &salon
グラフィックデザイナー・アートディレクター、中島英樹の作品集。2011年にマカオで開催された展示に際して出版されたもの。ポスター、ブックデザイン、坂本龍一のアートワークなど、1990年代から2011年にかけて制作された作品を紹介している。 英語、中国語表記。
現代演劇のアート・ワーク 60’s-80’s | 西武美術館
小劇場運動が盛んだった60年代から80年代における早稲田小劇場や転形劇場、演劇実験室天井桟敷などのポスター作品を収録した作品集。様々な小劇場のために制作された寺山修司・大駱駝艦・和田誠らなどによる舞台美術用作品を281点掲載。巻末に平野甲賀と及部克人による対談「アンダーグラウンド・グラフィックス」も併せて掲載。
大友克洋 GENGA展 | 3331 Arts Chiyoda
2012年に3331 Arts Chiyodaで開催された展覧会の図録。デビューから39年間にわたる、漫画家・大友克洋の軌跡を辿るもの。初期作品から、代表作『童夢』『AKIRA』、広告仕事などの多数の原画を紹介。カラー・モノクロ含む大判の図版、テキストを収録。
Suiza Constructiva | Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía
2003年にスペイン・マドリードのソフィア王妃芸術センターで開催された展示のカタログ。マックス・ビルをはじめ、スイスのアーティスト達がバウハウスの教えを学び、発展した「スイススタイル」を紹介。1920年代から1950年にかけての工業デザイン、グラフィックデザイン、建築、家具などの図版、テキストを収録。 スペイン語表記。
アイデア No.363 大類信のデザイン/阿木譲のエディトリアル・デザイン | 誠文堂新光社
アイデアNo.363、2014年3月号。大類信のデザイン その傾向と対策/阿木譲のエディトリアル・デザイン特集。前半は「ロッキング・オン」や「Purple」のエディトリアルを手がけたのち、陶芸作家としても活動する大類信の仕事や、渋谷陽一や宇川直宏ら関係者へのインタビューを掲載。後半は「Rock Magazine」のエディトリアルに代表される阿木譲の仕事を紹介しながら、インディペンデント・メディアの過去・現在・未来を考察する。
アイデア No.345 平野甲賀の文字と運動 | 誠文堂新光社
アイデアNo.345、2011年3月号。平野甲賀の文字と運動特集。ブックデザイナーの平野甲賀による題字を一挙紹介する他、氏のインタビュー、津野海太郎・鳥海修らによる寄稿を掲載。「秀英体 平成の大改刻」「立花文穂の『デザイン』」なども収録。
ソール・スタインバーグ シニカルな現実世界の変換の試み | ギンザ・グラフィック・ギャラリー
2021年にギンザ・グラフィック・ギャラリーで開催された同名展示の図録。ルーマニア出身のイラストレーター、ソール・スタインバーグのドローイングを中心とした作品154点を収録。1940年代から晩年までのユーモアと風刺が織り交ぜられたスタインバーグの世界が広がる。
福田繁雄のヴィジュアル・ジャンピング | ギンザ・グラフィック・ギャラリー
2010年にギンザ・グラフィック・ギャラリー等で開催された同名展示の図録。世界的なグラフィックデザイナー、福田繁雄のポスター108点を厳選し紹介。
世界ポスタートリエンナーレトヤマ 2009 | 富山県立近代美術館
2009年に富山県立近代美術館にて開催された展示の際に刊行されたもの。世界49ヶ国・地域から集まった4,516点のポスター作品の中から選抜された入選・入賞作品、審査員作品、総数432点を収録。勝井三雄、佐藤晃一らによるテキストをを掲載。アートディレクションは永井一正。 日本語、英語表記。
デザインのぐう・ちょき・ぱぁー | 五十嵐威暢
グラフィックデザインや環境デザイン、彫刻などの分野で活躍する五十嵐威暢の作品集。グー=コンセプト、それを包むパーは経験や伝統からくる影響、チョキはイメージの開拓といったように、氏のデザイン観をジャンケンになぞらえ、分野をまたぐ仕事の数々を収録。
Pentagram: Puzzlegrams | ペンタグラム
イギリスを代表するデザイン会社、ペンタグラムによるデザイン資料集。「パズル」をテーマとした178点のデザインを紹介。マッチを並び替える問題、ケーキを均等に分割する方法など、古典的なパズルとそのデザイン、テキストを収録。 英語表記。
属性 | 佐藤雅彦
NHK教育「ピタゴラスイッチ」の監修でもしられるクリエイティブディレクター・佐藤雅彦が、「属性」を様々な作品をもとに表現した一冊。自らの知らないうちに社会から認識されている属性、それを否定されると存在そのものを否定されてしまうような属性など、インタラクティブな映像や最先端のテクノロジーを駆使して「自分」を形作っている属性を探っていく。アートディレクションは中島英樹によるもの。
Roe Ethridge: American Polychronic | ロー・エスリッジ
アメリカの写真家、ロー・エスリッジによる1999年から2022年までの作品を網羅した作品集。個人的な作品は時系列に並べられる一方、商業写真は反時系列に織り込まれており、ファインアート、ファッション、広告の領域と、日常的、個人的な写真が混ざりあった、新しい視覚体験が楽しめる1冊。 英語表記。
境界 boundary | クロヌマタカトシ
木彫作家のクロヌマタカトシの作品集。木に止まったカラス、並んだ雀たち、人物像、花など、あらゆるモチーフの作品を収録。流木や陶土の材質を生かした質感、線の美しさを感じることのできる一冊。フルカラーの図版、テキストを収録。
Dirt Ollies: A Skate Board Trip to Mongolia | Henrik Edelbo
2004年にCarharttの17人のスケートボーダーたちがモンゴルへ旅した1ヶ月をまとめたもの。目標は、人里離れた場所に巨大なスケートボードパークを作ること。木の壁面や階段の手摺、アスファルトのブロック、手作りのセクションなどでライディングする様子と併せてモンゴルの伝統の中で暮らす人々が収められている。モンゴルのスケートボード・カルチャーを探る旅の記録。DVD付属。 英語表記。
Ryuichi Sakamoto & Dai Fujikura Selections: Music of the 20th century II | 坂本龍一
坂本龍一が総合監修を務める音楽全集『コモンズ・スコラ』シリーズの第15巻。テーマは「20世紀の音楽Ⅱ(1945年から現在まで)」。坂本、浅田彰、小沼純一、岡田暁生、藤倉大らが選曲と解説を担当。20世紀後半以降における現代音楽の精髄を厳選して紹介する一冊。ジェルジ・リゲティやルチアーノ・ベリオ、藤倉大まで、時代の名曲を収録したCDも付属。
Yellow Magic Orchestra Photography by Masayoshi Sukita | 鋤田正義
2011年に31年ぶりに開催されたYELLOW MAGIC ORCHESTRA(YMO)のアメリカでのライブ公演を記念して刊行された写真集。デヴィット・ボウイら名だたるミュージシャンを撮影した写真家、鋤田正義が捉えたライブ写真やスチールカット、オフショットなどをカラー、モノクロで多数掲載。巻末にはデヴィッド・ボウイ、オノ・ヨーコ、ジム・ジャームッシュ、中西俊夫、横尾忠則らがコメントを寄せている。 英語表記。
Kozo Miyoshi | 三好耕三
大判カメラで撮影されたモノクロ写真で知られている日本の写真家、三好耕三の作品集。1972年から1983年にかけてアメリカで撮影したシリーズ「See Saw」「Conservatory 温室」から現在に至る写真まで、写真家の上田義彦が選びぬいた写真を集めた一冊。装丁は中島英樹。
大辻清司の写真 出会いとコラボレーション | 渋谷区松濤美術館
2007年に渋谷区松濤美術館で開催された展示の際に刊行されたもの。「グラフィック集団」の結成にも関わり、シュルレアリスムや前衛的な作品を特徴とする写真家、大辻清司の作品を紹介。斎藤義重や瀧口修造、実験工房との出会い、写真の新たな表現、人や芸術など、大辻清司のさまざまな出会いを辿る。作品図版とともに解説を収録。
Candida Hofer: Belgisches Haus | カンディダ・へーファー
ドイツの写真家/カンディダ・へーファーの写真集。1950年にオープンし、2020年に70周年を迎えたケルンのベルギーハウスを記録したもの。独特の建築的特徴を持ち、ケルンを代表する文化交流の施設として知られるベルギーハウスの姿が美しい写真で収められている。
花子 | 川内倫子
京都にある今村家の日々を追ったドキュメント映画「花子」をもとにした写真集。写真家の川内倫子が、福祉作業所に規則正しく通う花子を追いかけながら、映画とは違う視点で今村家を切り取る。アートディレクションとデザインは中島英樹。
マーク・マンダースの不在 | 東京都現代美術館
2021年に東京都現代美術館で開催された展示の際に発行されたもの。オランダの芸術家、マーク・マンダースの彫刻やオブジェ、インスタレーション、ドローイングなどの作品と図版、本人による解説を収録。展示作品、展示未作品含む全26点を掲載。表現の世界と作家マーク・マンダースを探る一冊。
Peekaboo | 五木田智央
2018年に東京オペラシティアートギャラリーで開催された展覧会の図録。モノクロームを基調とした作風で知られる日本の画家、五木田智央によるペインティングやレコードジャケットのドローイングなど、新作を中心とした作品を多数掲載。
yu-un: obayashi collection 2006-2010 | 今井智己
日本の写真家、今井智己の作品集。大林剛郎によるプライベートミュージアム、游庵にて2006年から2010年にかけて開催されたコレクション展の様子をカラー写真で多数収録。
光の化石 瑛九とフォトグラムの世界 | 埼玉県立近代美術館
1997年に埼玉県立近代美術館で開催された展示の図録。カメラを使わず、印画紙を直接観光させ画像を定着させる技法「フォトグラム」を用いて制作した自身の作品を中心に、マン・レイ、杉浦邦恵らの作品も紹介。
Daiwa Press Viewing Room Vol.11 大衆絵画選抄 A Selection of Popular Painting | 大和プレス
大和プレスのコレクションシリーズの第11弾。今号では「大衆絵画選抄」をテーマに構成された展示の様子を収録。喜多順子、針宮由衣、南川史門、村上友晴ら12名のアーティストが参加。油彩、水彩、立体作品など、様々な作品をカラーによる図版と併せて解説を掲載。写真は郭允による撮影。
Portrait Session | 大和ラヂヱーター製作所
2007年に開催された展示の際に刊行されたもの。会田誠、桑原正彦、小林正人、杉戸洋、ピーター・ポマーら31名のアーティストによる、ポートレートをテーマとした作品を中心に紹介。油彩、水彩、ドローイング、インスタレーションなど、作品図版108点とともに解説を収録。