HQ: High Quality No.24
ドイツのデザイン誌『HQ: High Quality』第24号。毎号異なるテーマを掲げ、デザイン、写真、テキスト、イラストレーションなど多様な表現で構成される本号のテーマは「White(白)」。純粋性、無垢、虚無、死といった概念を手がかりに、「白」がもつ文化的・視覚的象徴を多角的に探っている。音楽、写真、ビジュアルエッセイ、ポスターなど幅広いビジュアル表現を通して、色彩としての「白」が社会や文化の中でいかに意味づけられてきたかを照らし出している。
HQ: High Quality No.21
ドイツのデザイン誌『HQ: High Quality』第21号。毎号異なるテーマで、デザイン、写真、テキスト、イラストレーションを横断的に構成する本号の主題は「ヒント」。兆しや手がかり、サインといった「見えない関係性」に焦点を当て、広告、雑誌、アート、イラストの多様な事例を収録している。視線誘導やインターフェース、記号論的読み替えを通じて、視覚的ヒントがどのように設計され受け手へ届くのかを探る視点となっている。
HQ: High Quality No.20
ドイツのデザイン誌『HQ: High Quality』第20号。毎号異なるテーマを掲げ、デザイン、写真、テキスト、イラストレーションなど多様な表現で構成される本号のテーマは「ノアの箱舟」。情報が過剰に生産・消費される現代において、創造的価値の「保存」と「再生」をいかに実現するかという視点から、記録と伝達の在り方を再考している。デザイナー特集では、建築家・グラフィックデザイナーのリチャード・ソール・ワーマンと、グラフィックデザイナーの板東孝明を取り上げ、思想と実践の両面を提示している。
HQ: High Quality No.19
ドイツのデザイン誌『HQ: High Quality』第19号。毎号異なるテーマを掲げ、デザイン、写真、テキスト、イラストレーションなど多様な表現で構成される本号のテーマは「Kreise(円)」。円・循環・無限といった形象に内在する意味を多角的に掘り下げている。生命や自然における循環構造、マンダラなどの象徴的造形、デザインの構成原理などを通して、“円”というかたちがもつ普遍的な秩序と象徴性を照らし出している。
アイデア No.198 パートナーシステムで好結果生むコンセプツ社
グラフィックデザイン誌『アイデア』No.198(1986年9月号)。特集「パートナーシステムで好結果生むコンセプツ社」では、アムステルダムのデザイン会社コンセプツを取り上げ、デザイナーとクライアントの協働関係やプロジェクトの過程から生まれる成果を紹介している。ほかにも「コンピュータ・アニメーションの新時代を象徴するピアノ弾きトニー」や、福田繁雄による「アメリカン・イリュージョンのリチャード・ハース」など多彩な記事を収録し、1980年代のデザイン動向を映し出している。
アイデア No.197 エンツォ・メッシ&ウルス・シュミットのモンタージュ・イラストレーション
グラフィックデザイン誌『アイデア』No.197(1986年6月号)。巻頭特集では、エンツォ・メッシとウルス・シュミットによるモンタージュ・イラストレーションを紹介。独自の構成感覚と実験的なビジュアル表現を通して、当時のヨーロッパにおける新しいグラフィックの潮流を示している。また、同年3月に逝去した原弘の追悼ページを掲載し、亀倉雄策、田中一光、永井一正らによる寄稿を収録。1980年代デザイン界の動向と世代の継承を照らし出している。
アイデア No.196 リアクターアート&デザインのスタイリスティックな芸術家たち
グラフィックデザイン誌『アイデア』No.196(1986年5月号)。巻頭特集「リアクターアート&デザインのスタイリスティックな芸術家たち」では、リアクターアート・アンド・デザイン社の活動を中心に、ミロ・マリシュ、ジョージ・ホワイトサイド、ルネ・ザアミック、ジェフ・ジャクソンらによる多様なビジュアル表現を紹介している。さらに勝井三雄「演算・加筆そして教育 期待される作家 三井秀樹」、永井一正「デザイナーの年賀状――その自己表出」などを掲載し、1980年代デザインシーンの広がりを提示している。
アイデア No.195 シーモア・クワストの作品
アイデアNo.195、1986年3月号。特集「シーモア・クワストの作品」では、 アメリカのグラフィックデザイナーでプッシュピン・スタジオの創設メンバーとしても知られる、シーモア・クワストのイラストレーション、ポスター、ブックデザイン、パッケージデザインなどといった作品を多数紹介。その他、「TOKYO in 東京: 『東京: その形と心』展」や、田中一光「ごきげんな猫たち: 山城隆一+黒田泰蔵、作陶展」などを収録。
アイデア No.193 新鮮な色彩感覚で活躍する女流イラストレーター、ビビアン・フレッシャー
グラフィックデザイン誌『アイデア』No.193(1985年11月号)。巻頭特集「新鮮な色彩感覚で活躍する女流イラストレーター ビビアン・フレッシャー」では、ニューヨークを拠点に活動したフレッシャーの多彩な作品を紹介。デヴィッド・ボウイやマイケル・ジャクソンなど著名人のポートレート、キャノンの広告ポスターなどを通して、その鮮烈な色彩感覚と構成力を取り上げている。さらに「新たなコミュニケーション・パラダイムを策定するGKグラフィックス」ジョージ・ネルソン、「正道を歩み続ける伊藤憲治 装丁デザイン1,000冊記念展」永井一正などの記事も収録し、1980年代のデザイン動向を映し出している。
アイデア No.192 イアン・ローガン・デザインとノスタルジックなブリキ箱
グラフィックデザイン誌『アイデア』No.192(1985年9月号)。巻頭特集「イアン・ローガン・デザインとノスタルジックなブリキ箱」では、菓子や紅茶缶、ハロッズのパッケージシリーズ、鉛筆箱など、愛らしく懐かしいモチーフをあしらったイアン・ローガンのデザインを紹介している。英国的ユーモアと洗練された色彩感覚が融合した作品群を通して、パッケージデザインの魅力を探る内容となっている。さらに「科学万博――つくば’85」福田繁雄・勝井三雄・上條喬久、「パッケージ・デザイナー117名が参加した『自遊Box展』」中井幸一などの記事も収録し、1980年代のデザイン潮流を提示している。
アイデア No.191 ルイス・フィッシャウフとニューウェイブの世界
グラフィックデザイン誌『アイデア』No.191(1985年7月号)。巻頭特集「グラフィック・デザイン’85卒業制作誌上展」では、全国の美術・デザイン系教育機関から集められた学生作品を紹介。併せて、カナダのデザイナー、アートディレクターであるルイス・フィッシャウフの未発表コラージュやロゴ、ポスター、雑誌『サタデー・ナイト』の表紙デザインなども掲載している。さらに「フランスのファッション・イラストレーター エレーヌ・マジェラの最近作」フランソワ・ヴィー、「ポスト・モダン・カラー展 新素材による家具で競うポスト・モダニズム」などを収録し、1980年代中期のデザイン潮流を提示している。
アイデア No.190 NTAスタジオの新作
グラフィックデザイン誌『アイデア』No.190(1985年5月号)。巻頭特集「NTAスタジオの新作」では、ジョージ・ハーディ、マルコム・ハリソン、ブッシュ・ホリーヘッドらによる革新的なビジュアル表現を紹介。英国のデザイン事務所NTAスタジオの活動を通して、1980年代における新しいグラフィックの潮流を探っている。そのほか「君が踏んでいるのは、まだヒマラヤではない 葛西薫の人と仕事」坂根進、「モスクワ国際平和ポスターコンクール’84」福田繁雄などを収録し、国際的視点からデザイン表現の多様性を提示している。
アイデア No.189 第30回TDC展 アメリカン・タイポグラフィの今日的状況の展望
グラフィックデザイン誌『アイデア』No.189(1985年3月号)。巻頭特集「第30回TDC展 アメリカン・タイポグラフィの今日的状況の展望」では、ドン・ウェラーやミルトン・グレイザーによるポスターをはじめ、切手、便箋、ロゴ、シンボル、マークなどを通して、1980年代アメリカのタイポグラフィとグラフィックデザインの動向を多角的に紹介している。さらに「優雅とウィット ヘンリー・ウルフ」向秀男・永井一正・細谷巌といった記事も収録し、国際的なデザイン潮流の広がりを映し出している。
アイデア No.188 第5回NAAC展
グラフィックデザイン誌『アイデア』No.188(1985年1月号)。巻頭特集「第5回NAAC展」では、グランプリ受賞作〈Don’t Worry〉をはじめ、ポスター、パッケージデザイン、立体作品、タイポグラフィなど、日本の若手デザイナーによる意欲的なグラフィック表現を紹介している。さらに「イタリア・トスカーナで開催されたAGI ’84総会」五十嵐威暢、「新しい感覚に貫かれた鮮度の高い作品群 デザインニューウェーブ’84日本」永井一正といった記事も収録し、1980年代日本デザインの新しい潮流を浮かび上がらせている。
桂離宮 新装版 | 石元泰博
写真家・石元泰博による桂離宮の作品を新たに構成した新装版。1954年に撮影された写真群をもとに、桂離宮の空間と造形美をモノクロームでとらえている。光と影のコントラストが建築と庭園の細部を際立たせ、日本建築が持つ簡潔さと優美さを鮮明に示している。序文は建築家内藤廣、装幀は太田徹也が手がけ、写真とテキスト、造本が響き合いながら桂離宮の美を多角的に提示している。限定1000部刊行。
日本の伝統パッケージ | 岡秀行
アートディレクターであり、伝統的包装技術の研究者として知られる岡秀行による資料集。日本各地に伝わる伝統的な包装を収集し、素材の質感や構造に宿る美を視覚的に紹介している。紙、竹、藁、布など自然素材の特性を生かした包装の数々は、実用性と造形美を兼ね備えた日本独自のデザイン文化を示している。素材と形の関係を探る岡の審美眼を通して、伝統工芸とモダンデザインをつなぐ視点を提示している。
Shiro Tsujimura: An Art of Living
陶芸家・辻村史朗の作品集。奈良・柳生の山中にある工房と住まいを訪ね、生活と芸術が分かちがたく結びついた制作の現場を写し出している。かつて僧侶として修行を積み、その後に陶芸へと転じた辻村の哲学と美意識を、本人の言葉とともに構成。日本や朝鮮の伝統様式を踏まえながら、自由で力強い造形表現を追求してきた歩みを辿る。さらに、アクセル・ヴェルヴォールトや杉本博司らによる寄稿を収録し、辻村芸術の精神的背景を多角的に照らし出している。
自選 濱田庄司陶器集
日本の陶芸家であり人間国宝の濱田庄司による自選作品集。自らの代表作127点を原色図版で収録し、器の形や釉薬、装飾に込められた創造の軌跡をたどっている。あわせて親交のあったバーナード・リーチや梅原龍三郎らによる寄稿文も掲載し、濱田の人柄と芸術観を多面的に伝える構成。伝統と民藝の精神を基盤としながら、独自の造形世界を築いた濱田の陶芸の本質を浮かび上がらせている。
S, M, L, XL | Rem Koolhaas、Bruce Mau
北京の中国中央電視台やシアトル中央図書館などの先鋭的な設計を手掛け、「錯乱のニューヨーク」といった著作でも多大な評価を受ける建築家/レム・コールハース。コールハースと彼の設計事務所OMAの、ドローイングや写真、図面、日記、エッセイを含む20年間に及ぶ活動の記録をスケール順に編纂した作品集。ディレクションはデザイナー/ブルース・マウによるもの。セカンドエディション。 背に僅かなスレがあるほかは小口・本文ともに状態良好。
Italy: Landscapes of Contemporary Domestic Architecture 1945-2000
戦後イタリアにおける住宅建築の変遷を多角的に検証する作品集。1945年から2000年までの55年間にわたる社会的・文化的変化を背景に、建築評論家、社会学者、デザイナーらによる12本の論考と豊富な図版を収録している。戦後復興期の集合住宅から高度成長期の都市開発、現代のデザイン住宅に至るまで、建築理論や家族観、技術革新を通じて形成された「住まいの文化」の姿を探る内容。イタリア建築の人間的スケールと美学を明らかにしている。
Julius Shulman: Architecture and its Photography
アメリカの建築写真家、ジュリアス・シュルマンの60年にわたる活動を収録した作品集。カリフォルニアを中心に、世界各地の近代建築を記録した写真を多数掲載している。チャールズ&レイ・イームズ邸、リチャード・ノイトラ、フランク・ロイド・ライトらの建築を独自の構図と光の演出で捉え、建築写真の新たな表現を確立したシュルマンの代表的仕事を網羅。モダニズム建築の精神とその美学を伝えている。
伊丹潤 建築と都市 1970-2008
建築家・伊丹潤の創作を総覧する作品集。〈Duson Museum〉〈WATER MUSEUM〉〈STONE MUSEUM〉など代表作を中心に、1970年から2008年までの建築活動を豊富なカラーおよびモノクロ図版で紹介している。光や影、風など自然の要素を建築の中に取り込みながら、力強さと詩情を併せもつ独自の造形を追求した伊丹の理念を探る内容。都市と建築、自然と人間の関係をめぐる思索を通して、その建築世界の本質を浮かび上がらせている。
江戸火消錦絵集 | 東京消防庁江戸火消研究会
江戸時代の町火消を題材とした錦絵を集成した資料集。火消の装束や出動の場面、芝居絵や掛軸、火災の情景、火消たちの日常など、多彩な図版を収録している。さらに当時の防火対策や放火の刑罰、消防器具、江戸の大火の記録といった歴史資料を併載し、火消文化の全体像を多角的に紹介。解説冊子と図版一覧を付属し、江戸の都市生活における防災と美意識の関わりを明らかにしている。
2G No.78 JUNYA ISHIGAMI
スペイン発の建築雑誌『2G Magazine』第78号は、建築家・石上純也を特集。神奈川工科大学KAIT工房、ニューヨークの〈ヨウジヤマモト NYストア〉、2008年ヴェネツィア・ビエンナーレ日本館など、国内外で高く評価された主要プロジェクトを豊富な図版とともに収録している。繊細な構造と透明感のある空間表現を特徴とする石上の建築思想を、多角的な視点から考察。自然、素材、時間をめぐる思索を通じて、建築の新たな可能性を提示している。
2G No.93 Studio Other Spaces: Olafur Eliasson & Sebastian Behmann
スペイン発の建築雑誌『2G Magazine』第93号は、アーティストのオラファー・エリアソンと建築家セバスチャン・ベーマンによって2014年に設立された建築事務所〈Studio Other Spaces(SOS)〉を特集している。アートと建築の境界を越え、素材の研究や光・空間の実験を通して、人と環境の関係を再考するプロジェクトを展開。カリフォルニアの〈バーティカル・パノラマ・パビリオン〉やエチオピアの〈メレス・ゼナウィ記念公園〉などの代表作を収録し、場所の記憶や社会的背景を取り込む彼らの創造的アプローチを明らかにしている。
Less Is More(Difficult): 20 Years of Design at Blu Dot
アメリカの家具ブランド、ブルードットの設立20周年を記念して刊行された写真資料集。共同創設者ジョン・クリスタコスのもと、初期の作業用ベンチのデザインから象徴的な〈ベリーグッドチェア〉に至るまで、20年間のアイデア、インスピレーション、製品を網羅している。合理性と遊び心を兼ね備えたデザイン哲学を通して、現代アメリカ家具の新しいスタンダードを築いたブルードットの軌跡を振り返る。
100 Houses: Nature and Nurture
世界各地の建築家やデザイナーによる優れた現代住宅100軒を紹介する建築資料集。自然との共生、持続可能性、地域特性への応答などをテーマに、美しさと実用性を兼ね備えた住まいのかたちを探っている。建築とインテリアの調和、素材の使い方、日常生活の快適さなど、多様な観点から現代住宅の潮流を総覧。個々の住宅に宿る思想とデザインの精度を通して、未来の住空間を考える視点を提示している。
The Grotta Home by Richard Meier: A Marriage of Architecture and Craft
アメリカの建築家、リチャード・マイヤーが設計した〈グロッタ邸〉を記録した写真集。サンドラ&ルイス・グロッタ夫妻のコレクションである現代スタジオジュエリーや工芸作品を収めるために建てられた住宅で、マイヤー建築の代表作のひとつとされる。ガラスとコンクリートが織りなす明快な構造と光の設計、そして作品群が調和する空間を豊富な写真で紹介。建築とクラフトが響き合う理想的な住まいのかたちを提示している。
Arata Isozaki
建築家・磯崎新の活動を総覧する作品集。ロサンゼルス現代美術館での展覧会にあわせて刊行され、1960年から1990年にかけての代表的プロジェクト45件を収録している。群馬県立近代美術館、つくばセンタービル、ロサンゼルス現代美術館などの図面や写真に加え、設計理念や思想を読み解くテキストを併載。ポストモダン以降の建築に大きな影響を与えた磯崎の創造的実践と、美学の軌跡を明らかにしている。
Shortcuts: Erik Magnussen Design
デンマーク・コペンハーゲン出身のデザイナー、エリック・マグヌッセンによる作品集。代表作であるバキュームジャグをはじめ、グラスやポット、食器類から時計、テーブル、椅子、照明器具に至るまで、多岐にわたるプロダクトを収録している。機能性と造形美を両立させたマグヌッセンのデザイン哲学を、スケッチや写真、解説を通して包括的に紹介。シンプルでありながら人間的な温かみを宿す北欧デザインの精神を伝えている。
京の数寄屋 | 上野富三
数寄屋建築の名匠として知られる上野工務店の仕事をまとめた作品集。代表である上野富三の監修のもと、「木造りの住まい」「混構造の住まい」「茶室」「数奇の舗」の4章構成で、住宅から店舗まで多彩な数寄屋建築を紹介している。構造や意匠を読み解くスケッチ、写真、図面を豊富に収録し、伝統の美と現代の感性を融合させた上野工務店の建築哲学を示している。
The Elegant Japanese House: Traditional Sukiya Architecture | Teiji Itoh、Yukio Futagawa
建築史家・伊藤ていじと写真家・二川幸夫による写真集『数寄屋』(淡交社、1967年)の英訳版。安土桃山時代に茶室として成立した数寄屋建築を題材に、その美学と構造を多角的に紹介している。素材の質感や光の扱い、余白の美といった日本建築特有の感性を、写真とテキストの双方から読み解く構成。無駄を削ぎ落とした中に美を見出す“わび・さび”の思想を背景に、伝統と近代のあいだで受け継がれる数寄屋の理念を明らかにしている。
Furniture by Architects: International Masterpieces of Twentieth-Century Design and Where to Buy Them
20世紀を代表する建築家たちによってデザインされた家具を紹介する作品集。アルヴァ・アールト、マックス・ビル、アントニ・ガウディをはじめ、チャールズ&レイ・イームズ、アイリーン・グレイ、ヘリット・リートフェルト、チャールズ・グワスミーなど、100名を超える建築家の手による名作家具を収録している。建築の理念と造形美が凝縮された椅子やテーブル、収納などをカラーとモノクロ写真で多数掲載。建築とインテリアの関係を探る貴重な資料となっている。
絣 Kasuri | 長崎巌
服飾研究者・長崎巌による、絣(かすり)をテーマとした資料集。日本をはじめアジア、ヨーロッパ、アフリカなど世界各地に伝わる絣の歴史と技法を豊富な資料とともに紹介している。およそ350点におよぶ布地の写真や文様の記録を収録し、地域ごとに異なる意匠や染織文化の広がりを体系的に整理。糸を染め分けて文様を織り出す技法に込められた造形性と精神性を、多角的な視点から明らかにしている。
YUUGU | ジャクエツ、深澤直人
プロダクトデザイナー・深澤直人と遊具メーカー・ジャクエツによる遊具の作品集。深澤が手がけた7点の遊具を、写真家・藤井保が自然光の中で撮影し、柔らかな空気感とともに造形の魅力を伝えている。ページには作家・佐々木寿信による詩が添えられ、遊具と風景、人と自然の関わりが静かに響き合う構成。機能や形を超えて、遊びの原点やものづくりの優しさを見つめ直す穏やかな世界を提示している。アートディレクションは佐藤卓によるもの。
日本宗教民俗図典 日本人のこころの原像をひらく 全3巻揃
民俗研究家・萩原秀三郎と民俗写真家・須藤功による、日本の宗教的風習と民俗文化を体系的にまとめた絵引事典。信仰、祭事、葬送、供養、四季の行事など、日本人の精神文化に根ざした風俗を豊富な写真と図版で紹介している。現地取材に基づく詳細な記録と解説を通して、地域に息づく信仰や祈りのかたちを明らかにする構成。「祈りと救い」「葬送と供養」「四季の行事」の全3巻揃い。
なにを作ろうかな&どうやって作るの | ジェイン・ホーンビー
料理研究家ジェイン・ホーンビーによるレシピブック。朝食のパンケーキやローストチキン、手軽に作れるタイ料理、伝統的なレモンタルトまで、100点のレシピを収録している。材料の準備から調理の手順までを豊富な写真でわかりやすく解説し、料理初心者や子どもと一緒に楽しめる構成。家庭料理の基本と創造の楽しさをやさしく伝え、日常の食卓に彩りと自信をもたらす一冊となっている。
坂茂 木の建築
建築家・坂茂による木造建築のプロジェクトをまとめた作品集。世界各地で手がけた45の巨大木造建築を、設計図、模型写真、現地撮影などの資料とともに紹介している。素材としての木を再評価し、構造の革新と環境への配慮を両立させた坂の建築思想を体系的に示す内容。巻頭には坂茂自身と環境活動家ポール・ホーケンによるエッセイを収録し、持続可能な建築の未来を展望している。
Hitoshi Abe
建築家・阿部仁史の活動を総覧する作品集。宮城スタジアム、I-House、菅野美術館、しらさぎ橋など、国内外で手がけた26のプロジェクトを収録している。建築写真や構想図、模型写真など豊富なカラー図版とともに、各計画の背景や理念を解説。構造と空間の関係を探りながら、地域性や環境への応答を重視する阿部の建築思想を多角的に示している。
Dominique Perrault
フランスの建築家、ドミニク・ペローによる作品集。代表作であるフランス国立図書館をはじめ、オリンピック自転車競技場やオリンピックプールなど、主要プロジェクトを豊富な図版とともに収録している。建築を都市や自然との関係の中でとらえ、素材や光を用いて環境と呼応する空間を生み出すペローの理念を体系的に紹介。構造と詩性を併せもつデザインの魅力を伝える、資料的価値の高い一冊となっている。
Shaker Style: Form, Function, and Furniture
19〜20世紀のアメリカで独自の共同体を築いたシェーカー教徒による家具や建築、日用品を紹介する資料集。宗教的信念に基づく質素で実用的な造形を家具、木工、織物、建築など多様な領域から考察している。清廉なデザインと機能美を融合させた「シェーカースタイル」は、のちのモダンデザインにも大きな影響を与えた。その思想と造形の背景を探り、生活と信仰から生まれた普遍的な美の原点を照らし出している。
Khorjins: Tribal and Rural Weaves from Iran | Parviz Tanavoli
イランの部族や農村に伝わる織物文化を紹介するビジュアル資料集。イラン高原の遊牧民のあいだで使われてきた多機能な袋状の織物〈コルジン〉(サドルバッグ)に焦点を当て、色彩豊かで精緻な文様をもつ作品を多数収録している。素材や織り方、装飾の違いを通して、地域ごとの風土や生活様式を読み解く構成。さらにイランにおける織物の歴史や用語、地理的背景も解説し、伝統工芸としての織物の多様性と美を明らかにしている。
Made in Japan: 100 New Products | Naomi Pollock
日本で生み出された家具、調理器具、ガジェット、衣料品、事務機器など、100点の優れたデザインを紹介するビジュアルブック。日常生活に根ざした大量生産品を中心に取り上げつつ、高い美的水準と最先端技術を融合させた試作品や限定品も収録している。素材や機能への独自のアプローチを通して、現代日本のプロダクトデザインがもつ精度と創造性を多角的に提示。産業と美意識のあいだに宿る“日本的デザイン”の現在を見せている。
Design in California and Mexico, 1915-1985: Found in Translation
カリフォルニアとメキシコという二つの地域が、20世紀に互いの建築やデザインにどのような影響を与え合ったのかを検証する作品集。植民地時代の意匠、プレ・ヒスパニック・リバイバル、民芸と工芸の伝統、モダニズムの発展という4章構成で展開され、建築、プロダクト、グラフィックなど多岐にわたる領域を網羅している。文化交流の中で形成された独自のデザイン言語を探り、アメリカ西海岸とラテン文化の接点を浮かび上がらせている。