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Paris Living Rooms | Dominique Nabokov
2025年12月4日
アメリカとフランスを拠点に活動するフォトグラファー、ドミニク・ナバコフがパリの私的空間を撮り続けたシリーズの復刻版。〈Living Rooms〉三部作の第2弾として2002年に刊行された本書では、イヴ・サン=ローラン、ナン・ゴールディン、ジェラール・ドパルデュー、カリーヌ・ロワトフェルド、イヴォン・ランベールなど、パリに暮らす著名人たちのリビングルームをポラロイドで記録している。アンドレ・プットマンによるオリジナルの序文も収録され、2000年代初頭のパリの空気を感じ取れる一冊。
Andreas Gursky アンドレアス・グルスキー展
2025年12月4日
2013年に国立新美術館と国立国際美術館で開催された、アンドレアス・グルスキー初の日本個展にあわせて刊行された公式図録。グルスキー自身の監修により、初期から代表作《99セント》《ライン川II》《東京証券取引所》《ピョンヤンI》、そして《カタール》など最新作まで約65点を収録。都市や群衆、産業構造など現代社会のスケールを圧倒的な構図と精緻なディテールで可視化し、写真の枠を超えた独自の視覚世界を築いている。展示構成にあわせた編集により、抽象絵画的とも評される作品群の構成的な美しさと、写真というメディウムの可能性を再考させる内容となっている。
Weegee's New York: Photographs 1935-1960
2025年12月4日
1930〜40年代のニューヨークを、犯罪現場から深夜の街角まで容赦なく切り取った写真家ウィージーの代表的写真集。大恐慌後の失業や貧困、マフィアの抗争、売春など、混乱と熱気が渦巻く時代の街を、圧倒的なスピードと執念で撮影したイメージが並ぶ。警察無線を自動車に積むことを唯一許された報道写真家として、事件現場に誰よりも早く駆けつけ、翌朝の新聞の一面を飾る写真を次々に生み出したウィージー。335点におよぶ写真には、緊張と生のエネルギーがそのまま刻まれ、時代のざわめきがいまも強く伝わってくる。
Matt Mahurin
2025年12月4日
イラストレーター、フォトグラファー、フィルムディレクターとして多彩に活動するアメリカのアーティスト、マット・マハリンによる写真作品集。アメリカ、フランス、ニカラグア、アイルランド、メキシコなどで撮影されたイメージが収録され、日常の一瞬が儀式のような密度を帯びて写し出されている。デジタル表現や映画制作を経験した後のマハリンが、写真というメディアの根源的な魅力を再び探ろうとする姿勢が感じられる。
Matt Mahurin: Photographs
2025年12月4日
イラストレーター、フォトグラファー、フィルムディレクターとして多彩に活動するアメリカのアーティスト、マット・マハリンによる初の写真作品集。強い陰影のコントラストを生かしたイメージが多く、半分夢の中にいるような不確かな感覚を呼び起こす世界が広がっている。テキサスの刑務所の内部、海面から影のように現れる犬、時間やスケールが曖昧に揺らぐ風景など、現実の中に潜む異質な気配を静かにすくい上げる。見る者を半覚醒の状態へ誘うような、独自の視覚世界を収めた一冊。限定3000部発行。
There Are Many of Us | Spike Jonze
2025年12月4日
スパイク・ジョーンズが手がけた短編映画『I’m Here』(2010)の制作過程を追ったアートブック。美しいスチール写真や撮影現場の資料、スタッフ・キャストへの軽やかなインタビューなど、映画の誕生をめぐる舞台裏が豊富に収められている。ロサンゼルスを舞台に、ロボットの少年と少女の出会いを描いた30分の恋物語で、サンダンス映画祭のオープニング作品として話題を呼んだ作品。付属するDVDには本編と特典映像を収録し、さらにオリジナル・サウンドトラックのCDも同梱。
向秀男のアートディレクション
2025年12月4日
アートディレクター、向秀男が自身の仕事を体系的にまとめた作品集。企業広告からブランド構築、パッケージやカレンダーのデザインまで、多岐にわたる実践を豊富な図版とともに紹介している。アイデアの発想法、視覚的アイデンティティのつくり方、信頼性や親近感の演出、写真やイラストレーションの使い方、レイアウトの考え方など、広告のアートディレクションを構成する要素が様々な角度から語られている。
Architectones: Art in the Living Environment | Xavier Veilhan
2025年12月4日
パリを拠点に活動するアーティスト、グザヴィエ・ヴェイヤンが2012年から取り組んだプロジェクト〈Architectones〉をまとめたモノグラフ。ピエール・コーニッグ、リチャード・ノイトラ、ル・コルビュジエ、ミース・ファン・デル・ローエらが設計した建築を舞台に、彫刻や音、光、パフォーマンスを組み合わせたサイトスペシフィックな作品を展開したシリーズで、本書はその全貌を写真や図面、記録文とともに収めている。
Plumtree Court | Juergen Teller
2025年12月4日
ドイツ出身の写真家ユルゲン・テラーが、ロンドン中心部に建設されたゴールドマン・サックス本社「Plumtree Court」の工事現場を5年間にわたり追いかけた作品集。積み上がる鉄骨、コンクリートの壁、クレーンや重機、雪に覆われた作業現場など、建設が進む過程をさまざまな角度から記録している。完成へと向かう巨大建築の風景に、人形や花、鳥、コラージュ写真といった異質なイメージを挿入することで、秩序と混沌、都市と建設現場のあいだに漂う独特のリズムが生まれている。
Annie Leibovitz: Pilgrimage
2025年12月4日
アメリカの写真家アニー・リーボヴィッツによる作品集。自身が強い関心を抱いた対象を訪ね、撮影するという個人的なプロジェクトから生まれた1冊。詩人エミリー・ディキンソンの家、リンカーン記念堂の像を手がけた彫刻家ダニエル・チェスター・フレンチのアトリエ、アンセル・アダムスが撮影を続けたヨセミテ渓谷のトレイルなどを撮影対象としている。家や部屋のみならず、遺された物や自然風景にも視線を向け、ジョージア・オキーフ、エレノア・ルーズベルト、エルヴィス・プレスリーらゆかりの人物像をも浮かび上がらせている。
John Cohen: Walking in the Light | ジョン・コーエン
2025年12月4日
音楽や映像の分野でも知られるアメリカの写真家ジョン・コーエンが、1954年から1964年にかけて巡ったゴスペル音楽の世界を写し取った作品集。イースト・ニューヨークの黒人教会、ニューヘイブンの路上、盲目の牧師ゲイリー・デイヴィスの自宅、薄闇に包まれたボクシングジムや工業地帯など、さまざまな場所で人々の営みをモノクロームで捉えている。特にハーレムの小さな教会で撮影された礼拝の光景は、本作の中心となる場面で、音楽に導かれながら陶酔や祈りの時間へと没入していく人々の姿が鮮やかに浮かび上がる。
Heavens of Light Planet of Solitude | 澤寛
2025年12月4日
映像作家であり写真家の澤寛による作品集。2019年に恵比寿「AL」での展示にあわせて刊行され、東京のドラッグストアや夜の街、花や鉄骨、海外の墓地、抽象的なカットなど、多彩なモチーフが並ぶ。写し出されるのは、現実と非現実が触れ合う境界のような風景で、既視感と未知の気配が同時に漂う独特の空気が感じられる。幼少期の記憶に重なるような断片的な瞬間が連続し、鑑賞者の記憶や体験と響き合う構成。
America Goes to War... Swimming in the Afternoon… | Richard Prince
2025年12月4日
現代において最も革新的かつ影響力のあるアーティストのひとり、リチャード・プリンスの作品集。2008年にロンドンのサーペンタイン・ギャラリーで開催された展覧会に際して刊行されたもの。画家、写真家、彫刻家、そしてコレクターとしても知られ、多彩な表現方法でアメリカ文化やポップカルチャー、アート、文学、言葉への関心を作品に反映させるプリンス。本書はプリンスによる数々の作品や展示風景の写真を豊富に収録し、巻頭にはプリンスによるテキストも収録。英語表記。
Lost in Transition | Peter Bialobrzeski
2025年12月4日
ドイツの写真家ペーター・ビアロブルゼスキが、急速な都市化のただ中で生まれる一時的な風景を撮影した作品集。ハンブルク、ドバイ、ニューヨーク、シンガポール、クアラルンプールなど、14カ国28都市で撮影され、高速道路沿いの空隙や郊外の造成地、建設途中の高層ビルなどを主な被写体としている。ロマン主義絵画を思わせる魅惑的な光と色彩をたたえつつ、その美しさの背後にある社会的・環境的な問題を静かに示唆している。
In Passing | Mark Pimlott
2025年12月4日
アーティスト、建築家、作家として活動するマーク・ピムロットが、1970〜2009年に撮影した写真から80点以上を選び編んだフォト・ノベル。都市の片隅に差す光、移動の途中でふと立ち現れる風景、人の気配が留まる空間──日常の中で出会う詩的な瞬間を静かにすくい上げている。建築やインテリアのプロジェクトを手がけ、教育・執筆にも深く関わってきたピムロットの視点は、写真においても空間と時間の感覚を独自に組み立て、見る者に静かな余韻をもたらす。
Thomas Heatherwick Making
2025年12月4日
英国を代表する建築家/デザイナー、トーマス・ヘザウィックの活動を網羅したモノグラフ。スタジオ創設から20年にわたるプロジェクトを収めたもので、公共施設からパビリオン、プロダクト、都市計画まで、約170点に及ぶ仕事を数百点の写真、イラスト、スケッチとともに紹介している。初版刊行後もスタジオは国際的に活動の幅を広げ、本書には近年の大規模プロジェクトも追加され、ヘザウィックの創造力の広がりがより鮮明に伝わる構成となっている。制作にはヘザウィック本人が深く関わり、アイデアの源泉やプロセスの裏側、時に個人的なエピソードまで丁寧に言語化。
オブジェクト・ポートレイト | エリック・ゼッタクイスト
2025年12月4日
2018年から2019年にかけて大阪市立東洋陶磁美術館で開催された展覧会の図録。スウェーデン出身の写真家エリック・ゼッタクイストによる作品を収録している。現代美術家・杉本博司のもとで活動しながら写真表現と東洋古美術を学んだ経験を背景に、古陶磁の細部を撮影し、抽象化することで新たな視覚的解釈を提示。伝統的な美術作品に現代的な視点を重ね合わせ、造形の本質を探るシリーズが展開されている。
田名網敬一 記憶の冒険
2025年12月4日
絵画、コラージュ、シルクスクリーン、アニメーション、オブジェ、インスタレーションなど、多彩な表現を横断して活動してきた田名網敬一の創作を総覧する展覧会図録。2024年に国立新美術館で開催された大規模展にあわせて編集され、初期の実験的な作品から近年のコラボレーション、パンデミック下で制作したピカソの模写シリーズまで、60年以上にわたる歩みを約600点の図版と資料でたどる。時代やジャンルを越えて更新され続けてきた視覚世界が、論考とともに深く味わえる一冊。
Arbeiten / Works 2013-2016 | Kai Schiemenz
2025年12月4日
ベルリンを拠点に活動するアーティスト、カイ・シーメンツの2013〜2016年の制作をまとめた作品集。展覧会「Große und Kleine – Pistazie/Malve/Koralle」に合わせて刊行され、建築が人に与える影響をテーマに行われた実験的なアプローチを紹介。ベルリンの地下鉄タイルを製造するメーカーと共同制作したセラミック作品や、ガラスを用いた立体などが掲載され、素材の選択によって空間の印象がどう変化するかを視覚的に追うことができる。
Burning Chrome クローム襲撃 | 保坂昇寿
2025年12月4日
HDR(ハイ・ダイナミック・レンジ)技法を駆使した作品で知られる写真家・保坂昇寿の初写真集。渋谷や新宿といった東京の繁華街を舞台に、強い光と深い影、複雑な色調を重ね合わせながら、人々の動きが残像のように浮かび上がる独特の風景をとらえている。現実の都市が持つ雑踏のエネルギーと、どこか近未来的で非現実的な気配が交差し、保坂が見つめる東京の姿が鮮烈に立ち現れる一冊。
Mein Sylt | Bleicke Bleicken
2025年12月4日
ドイツで最も愛される保養地ジルト島の風景と生活を、数十年にわたり記録し続けた写真家ブライケ・ブライケンの作品集。広大な砂丘や海、移ろう空の表情を主要なモチーフとし、ローライフレックスを使った実験的な接写によって、島の動植物にも新たな視点を向けている。1950〜60年代に撮影された未発表のカラー写真を収録し、当時の素朴な空気や、島に漂う静かな時間が鮮やかに蘇る。
North Shore 1970-1980 | 佐藤秀明
2025年12月4日
日本におけるサーフ・フォトグラファーの草分けとして知られる佐藤秀明が、1970年代から80年代にかけてオアフ島ノースショアで過ごした日々を写し取った作品集。サーフィンが大きく発展し始めた時代に、島の海岸線を拠点に暮らしながら、サーファーたちの熱気、地元の人々との交流、穏やかに移り変わる海の表情を淡々と記録している。生活の合間に南太平洋や南半球を旅し、海に寄り添う人々の姿を追い続けた佐藤の視線は、ハワイの豊かな自然と、コミュニティの素朴な空気をやわらかく捉えている。
やさしいパリ | ブラッサイ
2025年12月4日
ハンガリー出身の写真家ブラッサイが捉えた1930年代のパリを収めた写真集『PARIS TENDRESSE』(1990年刊)の日本語版。第二次世界大戦前のパリを、夜の街角、石畳、カフェ、路地に漂う人々の姿とともに写し出している。作家パトリック・モディアノによる散文が添えられ、失われてゆく街の記憶をたぐり寄せるような文章が写真に寄り添う構成。
MIKIO WATANABE maniere noire 1981-1998 渡辺幹夫マニエール・ノワール
2025年12月4日
銅版画家・渡邊幹夫による作品集。1981年から1998年にかけて制作されたマニエール・ノワール技法による作品142点を収録。濃淡の階調が特徴的なこの銅版画技法を駆使し、主に裸婦をモチーフに、繊細かつ重厚なイメージを描き出している。静かさと緊張感を併せ持つ表現が印象的。
2014 ni-ou-ichi-yon | 市川信也
2025年12月4日
精神科医として働きながら写真家としても活動する市川信也が、村上春樹『1Q84』に着想を得て制作したシリーズ〈2O14 [ni-oi-ichi-yon]〉を収めた作品集。2024年にコミュニケーションギャラリーふげん社での展示にあわせて刊行され、すべり台やブランコなど、公園の遊具を夜間に撮影したイメージが中心となっている。人工の光に照らされた遊具は、日中とは異なる輪郭を帯び、物語の余韻を感じさせる静けさと不穏さが共存する。
伊東豊雄 建築 新しいリアル
2025年12月4日
2006年から2007年にかけて東京オペラシティアートギャラリーほか各地で開催された展覧会の図録。建築家・伊東豊雄による代表作「せんだいメディアテーク」から、当時最新の「台中メトロポリタン・オペラハウス・コンペティション応募案」まで、9つのプロジェクトを収録している。写真、スケッチ、図面など豊富な資料を通して、伊東豊雄の建築思想と表現の展開を示している。
Frank Gehry: Recent Project
2025年12月4日
建築家フランク・ゲーリーの近作を紹介する作品集。デンマーク・ゾンダーボーのクンストハーレ、ワシントンのアイゼンハワー記念碑、パリのフォンダシオン ルイ・ヴィトン、アルルのリュマ財団、アブダビ・グッゲンハイム美術館、ニューヨークのブルックリン・アトランティック・ヤード計画、マイアミビーチのニュー・ワールド・シンフォニーなど、世界各地で手がけた代表的プロジェクトを収録。英語、日本語表記。
森雅美写真集 Graceful Flower 雅花
2025年12月4日
写真家・森雅美による花の写真集。母であり歌人でもある雨宮雅子の短歌とともに構成されており、1枚ごとの写真に添えられた短歌が、花の儚さや美しさに新たな感情の層を加えている。視覚と詩情が響き合うことで、瞬間に宿る命の輝きがより深く浮かび上がる。写真と短歌、親子の表現が静かに交差する作品集。
メイプルソープと美神たち
2025年12月4日
アメリカの写真家、ロバート・メイプルソープによる女性たちを被写体にとらえた作品集。リサ・ライオン、オノ・ヨーコ、シンディ・ローパー、パティ・スミスなどが名を連ね、力強く佇む女性たちのポートレートをモノクロで収録。英語、日本語表記。
展覧会「小玉良行・小林一毅」
2025年12月3日
12月6日(土)〜12月22日(月)の期間、絵描き・かたがみデザイナー・小玉良行とグラフィックデザイナー・小林一毅の二人展「小玉良行・小林一毅」を開催します。また、会期中、12月7日と21日は終日両名が在廊し、ライブドロ […]
6+ アントワープ・ファッション
2025年12月3日
2009年に東京オペラシティアートギャラリーで開催された展覧会の図録。ダーク・ビッケンバーグ、アン・ドゥムルメステール、ワルター・ヴァン・ベイレンドンク、ドリス・ヴァン・ノッテン、ダーク・ヴァン・セーヌ、マリナ・イェー、そしてマルタン・マルジェラを加えた、国際的に注目を集めるアントワープ(ベルギー)のデザイナーたち。本書は豊富な写真資料と考察のテキストとともに、アントワープ・ファッションについて網羅した一冊。
The Velvet Underground: Deluxe Edition
2025年12月3日
アメリカのロックバンド、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのドキュメント集。400部限定の限定版。ライブの未公開写真、直筆の楽譜、アンディ・ウォーホルによるジャケットやポスターのデザイン、アンダーグラウンド紙の切り抜きなど、ポップカルチャーを体現したロックバンドの活動を包括的にまとめた1冊。豊富な図版とともに解説を収録。同バンドのドラマーであるモーリン・タッカーの個人アーカイブから発掘された2曲を収めた7インチレコードとCDRが付属。
Poultry Suite | Jean Pagliuso
2025年12月3日
『Vogue』や『Rolling Stone』をはじめ、多くの誌面を飾ってきたファッション写真家ジーン・パリウソが、“鶏”を撮影したシリーズをまとめた作品集。幼少期に父とともにバンタム・コーチンを育てていた記憶へのオマージュとして制作され、セブライト、スパングルド・ハンブルクなど20種以上の鶏を独自のまなざしで捉えている。ファッション写真で培った造形感覚を生かしながら、一羽ごとの個性や美しさが柔らかく浮かび上がらせ、動物の持つ人間的な魅力を探る内容となっている。
Eileen Gray, Designer and Architect
2025年12月3日
アイルランド出身のデザイナー/建築家、アイリーン・グレイの仕事を総合的に紹介する作品集。家具や照明、ラグから建築、インテリアまで、多彩な分野を横断して活動したグレイのキャリアを、図版と新旧の写真、設計図を交えて丁寧に辿る内容となっている。代表作として知られる住宅「E 1027」をはじめ、社会的な視点を取り入れたインテリアや、組み立て式のキャンピング・テントなど、実験的かつ実用的なプロジェクトも収録。イルマ・ボームによる装丁がグレイの美学をいっそう際立たせる、美しく読み応えのある一冊。
Joe Colombo: Inventing the Future
2025年12月3日
2006年にヴィトラ・デザイン・ミュージアムで開催された展覧会にあわせて刊行された図録。イタリアのプロダクトデザイナー、ジョエ・コロンボの仕事を網羅した初の本格的作品集である。代表的な家具の初期オリジナルや試作品をはじめ、手描きのスケッチや図面、プロダクト、インテリアを豊富に収録。1960年代を象徴する未来的で鮮烈なデザインは、高い機能性と大胆なフォルムを兼ね備え、現在に至るまで人々に強い影響を与えている。図版と解説を通じてその独創的世界を伝えている。
Saul Leiter: Retrospective
2025年12月3日
カラー写真の先駆者として再評価が進む、ソール・ライターの活動をまとめた回顧展カタログ。初期のモノクロ作品から、90年代以降に評価が高まったカラー作品、ファッション写真、さらには絵画やスケッチブックまで、表現の広がりを一望できる構成となっている。1946年にニューヨークへ移ったライターは、街を歩きながら被写体を探す一方、抽象への関心も強く、1950年代にはMoMAで紹介されながらも、当時は“低い芸術”と見なされていたカラー写真の評価を得られず、ファッション写真の分野で活動を続けた経緯を持つ。本書には、その後再発見された色彩豊かな作品が数多く収録され、ライターの視覚的感性の魅力を味わえる内容となっている。
Story Lines | Robert Frank
2025年12月3日
「アメリカ人(The Americans)」で写真史に大きな変革をもたらしたロバート・フランクの表現を、多面的にたどる展覧会図録。2004〜2005年にテート・モダンで開催された同名展にあわせて刊行され、1949年から2003年までの作品を年代順に収録している。ポラロイド、コンタクトシート、近年のデジタル作品に加え、映画作品やアーティストブックなども紹介し、写真と映像を横断しながら展開してきた実験的な試みを幅広く紹介している。
アイヌの文様 | 四辻一郎
2025年12月3日
アイヌの伝統的な文様を衣服と生活道具の両面から紹介する写真資料集。ルウンペと呼ばれる着物、マンタリと呼ばれる前掛けのほか、ござやお盆など日常の道具に施された意匠を取り上げている。刺繍や織りによって表現される曲線や渦巻き、幾何学的な構成。これらの文様には防御や祈願の意味が込められ、生活と共に受け継がれてきた。豊富なカラー・モノクロ写真とあわせて、各文様の来歴や意味を解説するテキストを収録している。
イメージの翼 2 | 細谷巖
2025年12月3日
アートディレクター、グラフィックデザイナーとして活躍し、ADC会長やライトパブリシテイ社長を務めた細谷巖の仕事をまとめた作品集第2弾。キューピーマヨネーズ、キャノン、サントリーなど広く知られる代表的な広告デザインを収録している。視覚的な明快さと洗練を兼ね備えた制作の数々は、日本の広告デザイン史における重要な位置を占めるもの。ポール・ランドによるインタビューも掲載され、国際的な文脈から細谷の活動を照らし出している。
Spirale: Eine Kunstlerzeitschrift | Annemarie Bucher
2025年12月3日
1953年から1964年にかけて発行されたスイスの美術雑誌『Spirale』全9号を紹介する資料集。ハンス・アルプ、ワシリー・カンディンスキー、パウル・クレー、ヨゼフ・アルバースといった錚々たる芸術家がクレジットされ、戦後ヨーロッパの前衛美術の動向を示す内容となっている。誌面の図版やテキストを通じて、美術とデザインの交流がどのように展開されたかを探ることができる構成。1950〜60年代の美術雑誌文化の広がりを一望することができる一冊。
リバティ アーカイブ・ブック
2025年12月3日
リバティプリントで知られるロンドンのリバティ社によるデザイン資料集。1875年の創業以来、現在に至るまでに制作された多彩なテキスタイルやプリントを豊富な図版で紹介している。デザイナーやプリンターの創意、背後にある芸術運動の影響、流行や社会との関わりをひも解く構成。リバティが築いてきた美しいパターンは単なる装飾を超えて文化の記録でもあり、本書ではファッションとデザイン史におけるリバティの位置づけを丁寧に探っている。
VISIONARY: Gardens and Landscapes
2025年12月3日
気候変動と持続可能性という現代的な課題に向き合いながら、新しい庭園表現を切り拓く世界の事例を紹介する一冊。写真家クレア・タカスとランドスケープアーキテクトのジャコモ・グッツォンが、アメリカ、ヨーロッパ、アジア、オーストラリア、ニュージーランドなど、世界各地の80以上の庭園とランドスケープを取材し、植栽の考え方や環境へのアプローチを丁寧に紹介している。多様な気候や地形に応じたデザインの工夫、在来植物の活用、自然環境を回復させるための試みなど、未来に向けたランドスケープの姿を具体的に提案する構成。
The Japanese Garden | Sophie Walker
2025年12月3日
ガーデンデザイナー、ソフィー・ウォーカーが日本庭園の歴史と思想を読み解いた大判資料集。神社の神域や皇室ゆかりの庭園から、枯山水や現代の禅のデザインまで、約800年にわたる日本庭園の変遷を100の事例とともに紹介している。造形の特徴、自然観、空間の使い方などを丁寧に掘り下げ、写真とエッセイを通して日本庭園が培ってきた美意識を伝える内容。国内外の建築家やアーティストによる寄稿も収録し、日本庭園の本質と国際的な影響を読み解いている。
Hockney’s Alphabet
2025年12月3日
デイヴィッド・ホックニーが描いたアルファベット26文字のイラストに、27名の著名作家が文章を寄せた、エイズとともに生きる人々を支援するためのチャリティ企画書籍。ホックニーによる鮮やかなフルページのカラー図版を各文字に添え、ダグラス・アダムス、ジュリアン・バーンズ、カズオ・イシグロ、サスーン・ヒーニー、スーザン・ソンタグ、ジョン・アップダイクなど、多彩な作家たちがそれぞれの視点から短い随想を寄稿している。言葉とイメージが軽やかに呼応し、アルファベットという最も基本的な記号が、作家ごとのユーモアや詩情を通して新たな表情を見せる構成。
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