Ryan McGinley: Life Adjustment Center | ライアン・マッギンレー
アメリカの写真家、ライアン・マッギンレーの作品集。2010年にサンフランシスコにあるギャラリー、Ratio3で開催された個展の際に刊行されたもの。 前作「EVERYBODY KNOWS THIS IS NOWHERE」の延長にある、野生動物とともに撮影したモノクロのポートレートと、ドリーミーな構図に鮮やかな色彩が光る写真の2つの軸で構成された一冊。 英語表記。
John Stezaker | ジョン・スティザカー
イギリスのコンセプチュアルアーティスト、ジョン・スティザカーの作品集。2011年から2012年にかけてロンドンにあるホワイトチャペル・ギャラリーほか各地で開催された展覧会に際して刊行されたもの。コラージュ、再構成、反転、複製…不穏な魅力に包まれたスティザカーによる1970年代以降の作品を120点以上収録。 英語表記。
タピエスとカタルニア | ペレ・ジムフェレル
スペインの現代芸術家、アントニ・タピエスの作品集。戦争の経験や独裁政権への格闘と抵抗が強く表れた作風と表現手法で知られるタピエスによる様々な作品群をカラー、モノクロ図版で収録。カタルニアという風土がタピエスの創造と芸術に与えた影響を4章に分けて紐解く。
Sabrina Vitali: Fabrica | サブリナ・ヴィタリ
フランスのアーティスト、サブリナ・ヴィタリの作品集。LVMHメティエ・ダール主宰のアーティスト・イン・レジデンスに選出されたヴィタリによる、イタリアの高級金物メーカー、レナート・メネガッティの工場での半年間の実験と創作の記録をまとめたもの。レジデンスで制作した作品群を鮮明なカラー写真で掲載するとともに、工場の風景やワークショップ、実験の様子、ヴィタリへのインタビュー記事なども収録。 フランス語表記。
Josef Koudelka: Ruins | ジョセフ・クーデルカ
チェコスロバキア出身の写真家、ジョセフ・クーデルカの作品集。1991年から2015年にかけて、地中海に面する20カ国を横断する壮大な旅の途上で200以上のギリシャ・ローマの遺跡を撮影したもの。 英語表記。
カワタレ | 泊昭雄
写真家、泊昭雄の作品集。雑誌「Seven Seas」で連載されていた作品と撮り下ろしの作品を収録したもの。静寂に包まれた淡く静かな世界がページをめくるごとに心地よい一冊。装丁は副田高行。
Tingaud: Interieurs | ジャン=マルク・タンゴー
フランス人写真家、ジャン=マルク・タンゴーの作品集。1985年から1990年にかけて、マラケシュ、ネパール、パリ、マレなどで撮影されたインテリアを収録。壁にかけられた鳥籠と電話機、飾られた宗教画、家族の写真、動物の骨、どこかノスタルジックな部屋の様子が収められている。 英語、フランス語表記。
Ricarda Roggan: Set Reset Exits Sediments | リカルダ・ロッガン
ドイツのアーティスト、リカルダ・ロッガンの作品集。2008年から2011年にかけてキプロスで撮影した4つのシリーズで構成された本書は、抽象絵画を彷彿とさせる作品群を通して、「不在」から時間と存在を探求する一冊。 英語、日本語表記。
Colors | 水谷吉法
日本の写真家、水谷吉法の作品集。過去4年間にTumblrで発表されてきた「Colors」シリーズをまとめたもの。ほとんどの写真が夜間や日没時に人工の光を光源に用いて撮影されたもので、身の回りの何気ない事象が鮮やかな色彩と構図で切り取られている。
John Gossage: The Code | ジョン・ゴセージ
アメリカのイーストハンプトンにあるハーパーズ・ブックスで開催された展覧会の際に刊行されたもの。写真家、ジョン・ゴセージが東京を中心に、車のティッシュボックス、路地裏、電車の乗降口、新宿ゴールデン街など、ゴセージが捉えた日本のありふれた日常を写し出す。 英語表記。
恩地孝四郎版画集 1891-1955 | 形象社
版画家、恩地孝四郎の作品集。大判の版画作品に加え、駒井哲郎や池田満寿夫らによる寄稿、そして恩地孝四郎自身によるエッセイ「恩地孝四郎試論」を掲載。装丁は白井晟一によるもの。
David Hockney: Painting and Photography | デイヴィッド・ホックニー
イギリスを代表する現代アーティスト、デイヴィッド・ホックニーの作品集。2015年にロンドンにあるギャラリー、Annely Juda Fine Artとカリフォルニアにあるギャラリー、L.A. Louverで開催された個展に際して刊行されたもの。2013年から2年の間に制作された作品で構成されており、絵画と写真が交互に掲載されたユニークな一冊。 英語表記。
Noah Davis: In Detail | ノア・デイヴィス
米国出身のアーティスト、ノア・デイヴィスの作品集。2008年から2015年にかけての作品を中心に収録。子供や女性、日常の切り取り、幻想的な情景をドライ・ペイント用いて、独特な世界を表現する。 英語表記。
Rollei Life | MIKI*
フォトグラファーでモデルのMIKI*による作品集。二眼レフカメラRolleiflex(ローライフレックス)で10年にわたり撮影してきた旅の記録や日々の生活の写真を3874枚の中から62枚に厳選し収録。写真とともにエッセイも記されており、日記とアルバムが組み合わさったかのような一冊。
Synchrony and Diachrony: Photographs of the J. P. Getty Museum 1997 | ロバート・ポリドリ 写真集
ポール・ゲティ美術館設立20周年に合わせて出版された写真集。収録されている写真は1997年のオープン直前に撮影されたもの。絵画、彫刻などの展示作品が建物内に設置されていく様子を観察できる1冊。撮影はロバート・ポリドリ、建築はリチャード・マイヤーによるもの。
Ansel Adams in Color | アンセル・アダムス写真集
米国の写真家、アンセル・アダムスの作品集。本書発行まで未公開だったカラー作品を収録。コダクロームフィルムを使用し、雄大で美しい自然の姿を写し取っている。 英語表記。
Estudio Elemental Del Levante | リカルド・カセス
スペインの写真家、リカルド・カセスの作品集。ページ内で写真の一部分が切り抜かれ、イメージの隙間を通してもうひとつのイメージが現れるという実験的な製本。イメージが重ね合わさることで、表紙が象徴する錯乱した楽譜の混沌とした構造を露わにする。
生誕125年 萩原朔太郎展 | 世田谷文学館
2011年に世田谷文学館で開催された展示の図録。近代詩の新たな領域を切り拓いた詩人、萩原朔太郎。その軌跡を自筆原稿、ノート、書簡、関連する絵画などとともに紹介。
幸田文展 | 世田谷文学館
2013年に世田谷文学館で開催された「幸田文展」の図録。美しい装丁が施された著作や、大切に着ていた着物といった私物などの図版をはじめ、堀江敏幸と森まゆみとの対談、幸田文のことば帖などを収録し、作家・幸田文の人物像に迫る。
限定版 日本の手絞り | 竹田耕三
絞り作家である、竹田耕三による日本の手絞りをまとめた1冊。未綴じシートによる実物裂地標本71点、別冊にて技術工程の写真・図解を用いた解説を収録。唐松絞り、白影絞り、手回し蜘蛛絞り、柳絞り、ちり嵐絞りほか、正藍で染め上げられた多数の美しい手絞り標本が収められている。
神の宮 伊勢神宮 増浦行仁写真作品集 | 東京大学出版会
写真家、増浦行仁によって撮影された伊勢神宮遷宮の記録。伊勢神宮では20年に一度、出雲大社では60年から70年に一度行われる2つの遷宮の撮影を唯一許された増浦行仁がその全容を写し出す。美しく荘厳な伊勢神宮の建築と静謐な自然の中で行われる、厳粛な儀式の様子が大判のモノクロの写真で収録。
写真集 沖縄の屋根獅子 | 大塚清吾
沖縄の文化・建築・民芸を象徴する屋根獅子(シーサー)の写真資料集。地域ごとに分類された屋根獅子300体の写真とともに、その由来、分布図、文化的背景、年表などを収録。
包 Tsutsumu | 岡秀行
アートディレクター・岡秀行が、藁、竹、木、紙などを用いた日本の伝統的な包装を大判サイズで紹介する写真資料集パッケージデザインを「包む」という行為から振り返り、生きることや日本の自然観が顕現する媒体としての「包装」の意味を問い直す。
Stretto House: Steven Holl Architects | スティーヴン・ホール
アメリカ出身の建築家、スティーヴン・ホールの作品資料集。ホールが手掛けた「Stretto House」に焦点を当て、スケッチ、図面、写真などの図版とともに解説を収録。構想から完成までの詳細を建築家視点によって語られる。 英語表記。
斎藤裕の建築 | TOTO出版
日本の建築家、斎藤裕の作品集。代表的な作品、「るるるる阿房」「好日居」ほか、住居、オフィスビル、別荘などを紹介。大判のカラー写真、詳細図含む図版、テキストを収録。構成、装丁は田中一光、序文は勅使河原宏。
日本の民家百選 | 伊藤ていじ
建築史家・建築評論家、伊藤ていじによる日本の民家の写真集。三井不動産創立40周年を記念して刊行されたもの。全国各地から選出された伝統や文化、自然と共生する日本の民家百選を紹介する。四季折々の美しい写真とともに解説を収録。
Braun: 50 Jahre Produktinnovationen | ブラウン社
ドイツの小型電気器具メーカー、ブラウン社による50年間の製品をまとめたビジュアル資料集。1995年から2005年までの、オーディオ機器、時計、電卓、キッチン用品、シェーバーほか、洗練されたデザインのブラウン製品群を、約500点の図版とともに解説を収録。 ドイツ語表記。
紙を漉く村 | 後藤清吉郎
和紙工芸家の後藤清吉郎が、紙漉きとその現場について紹介した資料集。紙漉きの手法にはじまり、日本各地に存在した紙漉き場についてを味わい深い画とともに紹介。限定500部発行。
アメリカの壁・窓・扉 | 増田正
グラフィックデザイナー、増田正による写真集。ニューメキシコ、テキサス、カルフォルニア、ワシントンほか、アメリカの壁・窓・扉に焦点を当て建築物を紹介する。住宅やモーテル、教会、西部開拓期の町並、商店、ビクトリア朝様式の家並など、各地の多様な暮らしを豊富な図版とともに解説を収録。
西村伊作の世界「生活」を「芸術」として | 水沢勉、植野比佐見
2002年に開催された展示会「西村伊作の世界『生活』を『芸術』として」の図録。建築家や画家、詩人など幅広く活躍した文化人として知られる西村伊作。氏の私物や自宅の様子から、ペインティング、陶芸作品、著作、そして教育現場での試みなど、様々な視点から西村伊作という人物に迫る。
没後40年 濱田庄司展 | 世田谷美術館
2018年に世田谷美術館で開催された「没後40年 濱田庄司展」の図録。民藝運動の中心的な活動家の一人であり、陶芸家の濱田庄司の作品に加え、創作の源泉として自ら蒐集した器などを多数収録。
Migration: The Journey of Objects | J. Deurell Ed.
スウェーデン・ヨーテボリのロースカ・デザイン・クラフト博物館とクラフトデザイン雑誌『MacGuffin』とのコラボレーション展の図録。コプト正教会の墓用品、スウェーデンのタペストリー、サーミ族のスプーン、古代ギリシャの壷など、200点以上の博物館のコレクションを世界史的な視点で分類し、文化や技術が移動する様子を表現している。 スウェーデン語、英語表記。
The Bauhaus and Czechoslovakia 1919–1938 | Marketa Svobodova
ドイツの芸術学校バウハウスの文化的・歴史的背景と、チェコスロバキアとの関係を紹介するビジュアル資料集。前衛的な教育のもと、チェコスロバキアの学生たちが独自のアイデアや先進的な技術を取り入れた美術、デザイン、建築などを丁寧に紹介。 英語表記。
Offecct + Lucy Kurrein | Arvinius + Orfeus Publishing
1990年にスウェーデンで創業されたインテリアブランド『Offecct』と、ロンドンを拠点に活動するLucy Kurreinのコラボレーションについてまとめた1冊。Lucy Kurreinのスタジオに訪れ、デザインのプロセスやインスピレーションの源を探る。これまでの作品と併せて、スタジオ内の様子、デザイン模型、プライベートで発見したフリーマーケットや街のドアノブなど、イメージとアイデアの繋がりを紐解いていく。 英語表記。
安藤忠雄建築展 2003 再生 環境と建築 | 著者名
2003年に開催された建築家・安藤忠雄の巡回展図録。東京、神戸、パリ、ニューヨーク、フォートワース、直島など各地に建てられた10作品を紹介。同潤会青山アパート建替計画、六甲の集合住宅、直島コンテンポラリーアートミュージアムほか、作品図版とともに解説を収録。建築作品を通して都市と環境、そして建築の未来を展望する。
Remote: Places to Stay | Debbie Pappyn
世界各地の人里離れた場所に点在するホテルやロッジを集めた写真資料集。北極圏からアフリカの砂漠の風景、イタリアの中心部にある廃村…息を呑むような景色に溶け込む22の事例を紹介。 英語表記。
現代の食器 注ぐ | 東京国立近代美術館
1982年に東京国立近代美術館で開催された展示会のカタログ。酒・醤油・ミルク・茶などを注ぐ「注器」に焦点を当てて紹介。鉄瓶、急須、水差し、醤油差しなど、カラー・モノクロ含む写真、テキストを収録。
パルコのアド・ワーク 1969-1979 | PARCO出版
1969年から1979年にかけて制作されたパルコの広告作品を編纂した作品集。ポスター、CM、新聞広告、雑誌広告など様々なメディアへ向けて制作された広告作品を多数収録。横尾忠則、榎本了壱、永井一正らなどによるエッセイも併せて掲載。
かたちの詩学 | 向井周太郎
インダストリアルデザイナー、向井周太郎の著作集。「椅子の夢想、夢想の椅子」などを収録。旧著「かたちのセミオシス」に掲載した論集と、書き下ろしエッセイ「かたちの誕生 身振りといのち」に、ドイツでの展覧会「世界プロセスとしての身振り」の図録を加えたもの。別冊で氏のコンクリート・ポエトリー選集も付帯。装丁は原研哉、松野薫。
What is Universal Everything? | Adrian Shaughnessy、Tony Brook
イギリスを拠点に活動するデジタルアート集団Universal Everythingの作品資料集。マイクロソフトやMTVなどのクライアントから、レディオヘッドやロンドンの科学博物館とのプロジェクトまで24のプロジェクトを検証。2つのエッセイと膨大なインタビュー、90ページに及ぶ創設者兼クリエイティブ・ディレクターであるマット・パイクの手描きスケッチ、数々のインスピレーション源の詳細なリストも収録。
綺麗 日本のポスター 1978-1993 | Edition Stemmle
1978年から1993年における日本のポスター作品集。永井一正、横尾忠則、石岡瑛子、浅葉克己、福田繁雄、亀倉雄策、田中一光など、日本を代表するデザイナーらの作品を カラーで多数収録。
Richard Paul Lohse: Konstruktive Gebrauchsgrafik | リヒャルト・パウル・ローゼ
スイスのグラフィックデザイナー、リヒャルト・パウル・ローゼの作品集。ポスターを中心に、1920年代から1980年代の作品をカラーで多数収録。 ドイツ語表記。
QSL?: A Visual Language of Two-way Radio Communication
アマチュア無線や市民ラジオで通信の確認ために使用されるQSLカードのデザインをあつめたビジュアル資料集。インターネットのアバターのように、オペレーターたちの個性が反映されたQSLカードは現在ではコレクターズアイテムとなっている。1960年から1990年にかけて使用された190枚以上のカードを収録。タイポグラフィや印刷の参考資料に。 英語表記。