シーモア・クワスト&ミルトン・グレーサー
「宇宙をデザインする男」ミルトン・グレイサー、そして「万華鏡の目をもつ男」シーモア・クワスト両名のグラフィック・イラストレーションを編纂した作品集。300点余りの作品をカラーとモノクロで収録。田中一光、灘本唯人、大林宣彦、松永真など多数のデザイナー・クリエイターが寄せた短文も併せて掲載。
アイデア No.340 グラフィックデザインの実践 世界の現場から
グラフィックデザイン誌『アイデア』No.340(2010年5月号)は、世界のグラフィックデザインの実践を特集。海外のデザインカンパニーによる多彩な仕事を豊富なカラー図版で紹介し、現場に根ざした制作の姿勢を伝えている。後半には早川良雄、粟津潔の追悼企画や、間村俊一のインタビューを収録。
アイデア No.316 グラフィックデザインはいかにして可能か
グラフィックデザイン誌『アイデア』No.316(2006年5月号)は、「グラフィックデザインはいかにして可能か」を特集。ロンドン、ニューヨーク、パリ、アムステルダム、ベルリン、チューリッヒなど、世界各都市で活動する100組のデザイナーによる最新のプロジェクトを紹介している。テクノロジーの進展とともに拡張するデザインの領域を視覚的に提示し、コミュニケーションの不確定性に応答する新たな表現の可能性を探る。
Richard Serra Sculpture: Forty Years
アメリカの彫刻家、リチャード・セラの活動40年を総覧する大規模作品集。ニューヨーク近代美術館(MoMA)で開催された回顧展にあわせて刊行されたもの。1960年代半ばの登場以来、彫刻の概念そのものを拡張してきたセラの仕事を、ゴム、ネオン、鉛などを用いた初期の実験から、空間や環境と強く結びついた巨大なスチール作品まで、豊富な図版とともに丁寧にたどる。
Dior by Avedon
1940年代から1970年代にかけて撮影された、リチャード・アヴェドンによるディオールのファッション写真を集成した作品集。1947年のメゾン創設直後から続いたアヴェドンとディオールの協働を軸に、オートクチュールの変遷と時代の空気を写し出している。本書には未発表作を含む約150点の写真を収録。華やかなドレスに身を包んだモデルやセレブリティたちの姿を通して、優雅さ、緊張感、ユーモアが同時に立ち上がるアヴェドンならではの表現が展開される。
谷口吉郎建築作品集
日本を代表する建築家、谷口吉郎が1932年から1979年にかけて手がけた建築を収録した作品集。竣工当時のモノクロ写真(内観・外観)や平面図を中心に、現存作だけでなく失われた建築も網羅する。端正な空間構成と造形感覚を通して、谷口の建築思想と仕事の全体像をたどることができる。序文は村野藤吾が寄せている。
ハルとミナ | 濱田英明
写真家、濱田英明の作品集。濱田英明の2人の子どもたちの、「何でもない日々を生きる、ありのままの彼らの姿」を写した一冊。電車から見える外の風景に夢中な姿、夏のビニールプール、ランドセルから取り出した宿題、草原を走る姿、寄り添う兄弟の背中。誰もがもつ子どもの頃の記憶や思い出、経験を呼び起こされる、そんな一瞬一瞬が収められている。
INDEX | Christian Marclay
音やイメージのサンプリング、コラージュを軸に制作を行うクリスチャン・マークレーが、思考のスケッチとして用いてきた白黒のゼロックス作品(コピー機で複写した画像を作品や制作の素材として使う表現)をまとめた一冊。ノートに走り書きするような感覚で生み出された断片的なイメージは、完成作へと向かう試行錯誤の過程そのもの。偶然やズレを積極的に受け入れながら、発見されたイメージを媒介に思考を進めるマークレーの制作態度を体感できる1冊。
Gregor Schneider
ドイツの現代美術家グレゴール・シュナイダーの活動をまとめたモノグラフ。思春期から制作を始め、「つくること」を思考と不可分な行為として捉えてきた作家の初期からの歩みをたどっている。1985年から1994年にかけて自宅で制作されたインスタレーションでは、部屋の中に部屋を重ね、行き止まりの扉や閉ざされた空間を生み出すことで、生活と制作の境界を曖昧にしていった。住まうこととつくることが重なり合う極端な状況のなかで、人の心理や空間への感覚に向けられたシュナイダーの視線が伝わってくる。
Henri Cartier-Bresson: The Decisive Moment
フランスの写真家アンリ・カルティエ=ブレッソンによる代表作『The Decisive Moment』の復刻版。写真家集団マグナムの創設者のひとりとしても知られ、「決定的瞬間」と呼ばれる独自の視点で、ストリートスナップを芸術の域に高めた一冊。ヨーロッパをはじめとする各地で撮影された写真は、20世紀を代表するドキュメンタリー表現として位置づけられている。解説ブックレット付き。
Im Garten | Heidi Specker
ドイツのアーティスト、ハイディ・シュペッカーによる作品集。建物と樹木や植物を同一の画面に収め、建築と自然の関係を静かに捉えたシリーズ「Im Garten」を収録している。構造や素材への関心を軸に、写真というメディアそのものを見つめ直す試みとして展開され、建築と植物が対比されながらも響き合う構図が印象的。明快な色彩と整理された画面構成によって、日常の風景に新たな視点を与えている。
Travel Photos | Roman Signer
スイスの美術家、ローマン・ジグナーによる写真集。爆発や衝突といった実験的なアクションで知られるジグナーが、1970年代以降、旅の途上で撮り続けてきた旅行写真をまとめている。滞在先で目にしたものや出来事、日常の一場面を淡々と写した写真群は、派手な作品とは異なる、私的で控えめな表情をもつ。
Robert Mapplethorpe and the Classical Tradition
ロバート・メイプルソープの写真表現を、古典美術との関係から読み解いた展覧会図録。人体の均整や緊張感あるフォルムへの関心を軸に、マニエリスム期の版画や彫刻と作品を対比しながら紹介する。ソロモン・R・グッゲンハイム美術館とエルミタージュ美術館による共同企画として刊行され、写真を「彫刻のように扱う」メイプルソープの美意識と、エロスや古典的理想に通じる造形感覚を検証している。
ヴェルナー・パントン作品集
デンマークを代表するインテリアデザイナー、ヴェルナー・パントンの作品をまとめたカタログ。2009年に東京オペラシティアートギャラリーで開催された展示にあわせて刊行されたもの。椅子や照明、インテリアやインスタレーション、テキスタイルなど、多岐にわたる創作を通じ、空間全体をデザインするパントンの軌跡を辿る。
In Portugal | Candida Hofer
ドイツの写真家、カンディダ・ヘーファーによる作品集。大航海時代の記憶を今に伝えるポルトガルを舞台に、劇場、修道院、教会、宮殿、図書館、オペラハウス、美術館といった建築の内部空間をカラーで収録。人物を排した視点から、装飾タイルや彫刻、構造の秩序や空間の奥行きを丁寧に捉え、過去の栄華と現在が共存する建築の姿を描き出す。近代建築から歴史的建造物までをタイポロジー的に俯瞰しながら、場所に刻まれた文化と時間の重なりが、写真を通して伝わってくる。
【新刊書籍】distance | 井手裕介
編集者・写真家の井手裕介の作品集。コロナウイルス罹患により嗅覚を失った経験を契機に、感覚や認識の揺らぎへと関心を深め、半世紀前のフィルムカメラを用いた撮影と暗室でのプリント制作に向き合ってきた。即時的な意味付けや説明から距離を取り、身近な光景を一枚一枚慎重に選び取った写真群は、特定の物語へと回収されることなく並置される。見ること、記憶すること、そして世界との距離を測り直す試みとして構成された一冊。鈴木理策による寄稿を併録。
Narita Inspected: Japan Graphic Design Compiled 成田インスペクテッド
グルーヴィジョンズやマニアッカーズデザイン、Nendoら、1990年代における日本のグラフィックデザイナーやイラストレーター総勢32組の仕事をまとめた資料集。グラフィックデザインやコラージュ、ゲーム、キャラクターなどの作品だけでなく、それぞれのデザイナーたちへのインタビュー、混沌とした仕事場や作業風景の写真などもあわせて収録。 英語、日本語表記。
Josef Muller-Brockmann: Pioneer of Swiss Graphic Design
スイス・グラフィックデザインを代表するデザイナー、ヨーゼフ・ミューラー=ブロックマンの仕事と思想をたどる一冊。主観的で装飾的な表現から、グリッドやタイポグラフィを基盤とする合理的なデザインへの移行を、時代背景や個人史とともに読み解く。スイス・グラフィックデザインが確立されていく過程と、ブロックマン自身の思考の成熟が交差する地点を丁寧に描き出し、モダン・デザインの基盤がどのように築かれたのかを伝えてくれる内容となっている。ポスターを中心に、豊富なカラー図版を掲載。
GENKYO 横尾忠則 II Works 原郷から幻境へ、そして現況は?
美術家・横尾忠則の創作の歩みと、その核心に迫る作品集。1960年代以降、天地万物をモチーフに展開してきた多様な表現を、約1000点におよぶ図版とともに収録している。リメイクや越境的グラフィック、神話的世界観、死生観、デュシャンへの応答まで、章立てによって横尾芸術の思考と変遷をたどる。三島由紀夫による評論「ポップコーンの心霊術」や、制作と思考を追うテキスト、略年譜も併載。変化し続ける表現の軌跡と、その尽きることのない創造力が、圧倒的な密度で伝わってくる決定版的1冊。
TIME AND PORTRAITS | 若木信吾
写真家・若木信吾が10年にわたり撮影してきた、アーティストたちのポートレート集。ウォルフガング・ティルマンス、ジョナス・メカス、杉本博司、ジム・ジャームッシュ、坂本龍一、ピナ・バウシュ、リュック・タイマンス、クリスチャン・ボルタンスキー、山本耀司など、58名の多彩な顔ぶれを収録。撮影場所やスタイルは被写体ごとに柔軟に変化し、それぞれの個性や魅力を映し出す自然な表情や姿を捉えている。
Graphic Herman Miller
20世紀モダン家具を代表するメーカー、ハーマン・ミラーが手がけてきた、広告やグラフィックデザインに焦点を当てた資料集。アーロンチェア、ノグチ・テーブル、イームズやネルソンの家具で知られる同社が、製品と並行して築いてきた視覚表現の仕事を辿る。ミッドセンチュリー期以降の広告、図面、パンフレット、カタログ、ポスター、壁面グラフィックなどを、ハーマン・ミラー・アーカイブ所蔵資料から多数収録。
Marcel Wanders Pinned Up: 25 Years of Design
オランダのデザイナー、マルセル・ワンダースの25年にわたる仕事を総覧する作品集。初期から近年、将来計画までを視野に入れ、プロダクト、インテリア、空間表現など多面的な活動を整理している。素材や技術への実験的な姿勢、手仕事と […]
本の構成者 エル・リシツキー
2002年に武蔵野美術大学で開催された展覧会の図録。ロシア構成主義を代表する芸術家、エル・リシツキーの仕事を、主にブックデザインを軸に紹介している。巻末には関連する作家や芸術家の略歴、時代背景も記した年表も収録し、リシツキーの活動を歴史的文脈の中でたどることができる一冊。
田名網敬一の肖像
アーティストでグラフィックデザイナーの田名網敬一による、創作の出発点ともいえるヴィジュアルブック『田名網敬一の肖像』の完全復刻版。アメリカンコミックのヒーローや女性のヌードをモチーフに、ポップでフラットなコマ割りの画面が展開される。「印刷物=複製」という固定観念を覆し、田名網敬一の原点を鮮烈に伝える一冊。
Japanese Detail: Architecture | Sadao Hibi
日本建築に宿る美意識を細部から掘り下げた一冊。静けさや端正さ、簡潔で伸びやかな線、自然と呼応する造形といった特徴を軸に、格子や門、襖、床の間、暖簾、灯籠、さらには信仰に根ざした建築要素までを幅広く取り上げている。時代を超えて受け継がれてきた意匠の数々を丁寧な写真とともに紹介。
GA No.4 ケビン・ローチ&ジョン・ディンケルー:フォード財団本部ビル/オークタンド美術館
20世紀を代表する世界中の建築作品を紹介する『GA グローバル・アーキテクチュア』第4号。アメリカで活躍した建築家、ケビン・ローチ&ジョン・ディンケルーによるフォード財団本部ビルと、オークタンド美術館を紹介。カラー・モノクロによる大判の図版と併せて解説を収録。写真は二川幸夫、装丁は細谷巖が担当している。
GA No.3 MLTW/ムーア、リンドン、ターンブル&ウィテカー:シーランチ
20世紀を代表する世界中の建築作品を紹介する『GA グローバル・アーキテクチュア』第3号。建築家集団、MLTW/ムーア、リンドン、ターンブル&ウィテカーによるシーランチを紹介。カラー・モノクロによる大判の図版と併せて解説を収録。写真は二川幸夫、装丁は細谷巖が担当している。
GA No.2 フランク・ロイド・ライト:落水荘
20世紀を代表する世界中の建築作品を紹介する『GA グローバル・アーキテクチュア』第2号。近代建築の三大巨匠の一人として知られているアメリカの建築家、フランク・ロイド・ライトの落水荘(カウフマン邸)を紹介。カラー・モノクロによる大判の図版と併せて解説を収録。写真は二川幸夫、装丁は細谷巖が担当している。
GA No.1 フランク・ロイド・ライト:ジョンソンワックス本社
20世紀を代表する世界中の建築作品を紹介する『GA グローバル・アーキテクチュア』第1号。近代建築の三大巨匠の一人として知られているアメリカの建築家、フランク・ロイド・ライトによるジョンソンワックス本社を紹介。カラー・モノクロによる大判の図版と併せて解説を収録。写真は二川幸夫、装丁は細谷巖、テキストは磯崎新が担当している。
Aldo Rossi: The Sketchbooks 1990-97
イタリアの建築家、アルド・ロッシによるドローイング集。戦後建築界に多大な影響を与えたロッシが、1990年から1997年にかけて描いたスケッチ200点以上を収録している。〈ウォルト・ディズニー・オフィス〉〈シュッツェン通りの集合住宅〉など、代表的プロジェクトの構想過程を紙上に可視化。建築の記憶や都市の象徴性といった彼の思想が、線と形の中に精緻に刻まれている。
千年 | 久留幸子
広告、雑誌、レコードジャケットなどの分野で活躍した写真家、久留幸子の大型写真集。インド、モロッコ、ネパール、アルジェリアといった国々で撮影された、鮮やかな“赤”と“黒”のコントラストが印象的な作品群を収録。高橋睦郎による詩が随所にちりばめられ、静かに響き合う構成が久留の醸し出す独自の世界観をより深く引き立てている。構成は高岡一弥。
Fifties Furniture | Leslie Piña
1950年代のミッドセンチュリー期に生み出された家具を網羅的に紹介するデザイン資料集。チャールズ&レイ・イームズ、ジョージ・ネルソン、ハリー・ベルトイア、イサム・ノグチ、エーロ・サーリネンといった名だたるデザイナーによる代表作を中心に、当時の革新的な家具デザインを豊富な図版でたどる。ハーマンミラー、ノル、ヘイウッド・ウェイクフィールドなど主要メーカーの製品も収録し、カラー写真とヴィンテージのモノクロ写真あわせて450点以上を掲載。
Home: The Twentieth-Century House | Deyan Sudjic
20世紀の住宅建築をテーマに、世界の著名建築家による個人住宅を紹介する作品集。チャールズ・レニー・マッキントッシュ、ル・コルビュジエ、フィリップ・ジョンソン、リチャード・マイヤーらが手がけた住宅を中心に、建築デザインからインテリア、家具、家電製品に至るまでを豊富なカラー図版とともに収録。
Louise Bourgeois: Has the Day Invaded the Night or Has the Night Invaded the Day?
20世紀を代表するアーティスト、ルイーズ・ブルジョワの約70年に及ぶ創作活動を総覧する作品集。2023年から2024年にかけてオーストラリア・ニューサウスウェールズ州立美術館で開催された展覧会にあわせて刊行されたもの。昼と夜、秩序と混沌、意識と無意識といった相反する概念をテーマに、人間の感情の複雑な構造を探るブルジョワの芸術を多角的に紹介。水彩画、ドローイング、テキスタイル、ブロンズ彫刻など120点以上を収録している。
The Photography Book
写真史を代表する写真家たちの作品500点を、写真家名のアルファベット順で収録した資料集。歴史的事件や人物、風景、スポーツ、ファッションまで幅広いテーマを網羅し、各作品には簡潔ながら的確な解説が添えられている。相互参照システムにより、表現手法や主題の共通点から写真家同士をたどることができる構成も特徴。技術用語の用語集や、世界各地の写真美術館・ギャラリー案内も収録され、写真を「見る」「学ぶ」双方の入口となる定番的な一冊。
That’s The Way I See It ペーパーバック版 | David Hockney
現代美術界を代表するアーティスト、デイヴィッド・ホックニーの自叙伝。様々な体験と試みに満ちたこれまでの20年を振り返りながら、自身の生き方や作品について率直かつ丁寧に語った一冊。1970年代から1990年代にかけて制作された、絵画、ドローイング、コラージュ、舞台装飾などの作品365点の図版を収録。 英語表記。
ライリー Bridfet Riley
2018年にDIC川村記念美術館で開催された展覧会にあわせて刊行された図録。幾何学的なパターンによって視覚に運動や揺らぎを生み出す、イギリスの画家ブリジット・ライリーの代表作を、1960年代から2010年代までの約30点でたどる。白と黒による初期の抽象作品から、色彩を導入したストライプや曲線のシリーズ、近年のウォール・ペインティングまでを収録。「色」と「形」の相互作用が引き起こす知覚の変化に一貫して向き合ってきたライリーの探究を、時代ごとの展開とともに読み解く。
澤田育久写真集 closed circuit | The White
写真家・澤田育久が2010年から撮影を続けている「駅」をテーマにしたシリーズをまとめた作品集。安全性や清潔さが保たれつつも、どこか奇妙な違和感を漂わせる駅構内の風景を捉えている。均質化された公共空間に潜む感覚の揺らぎを静かに映し出す。装丁はアートディレクター・中島英樹が手がけている。
12人のグラフィックデザイナー 第2集 | 粟津潔、勝井三雄、田中一光、和田誠
日本を代表するグラフィックデザイナー・イラストレーター12人を取り上げた全3巻シリーズの第2巻。本巻では粟津潔、勝井三雄、田中一光、和田誠の4名に焦点を当て、代表作、エッセイ、バイオグラフィーを収録する。あわせて、SF作家小松左京による序文「世界―状況―発見―問題」を掲載。
アイデア No.343 山口信博/タイポグラフィの書窓から
アイデアNo.343(2010年11月号)。巻頭特集は、折形デザイン研究所を主宰するグラフィックデザイナー・山口信博。「相即の形」と題し、ブックデザインを中心に、活版印刷、折形、俳句、古物蒐集など、多岐にわたる活動を通してその思想と創作の根幹を探る。第二特集「タイポグラフィの書窓から」では、『TM』誌のカバーデザインや『オクタヴォ』の軌跡をはじめ、杉浦康平、平野甲賀、原研哉ら34名によるタイポグラフィ関連書籍の紹介を収録。
空間のグラフィズム | 廣村正彰
グラフィックデザイナー・廣村正彰が、空間とグラフィックデザインの関係を多角的に読み解いた一冊。色彩やタイポグラフィ、照明といった視覚要素を起点に、建築、サイン計画、展示、環境デザインへと視野を広げながら、情報伝達としてのデザインが空間の中でどのように機能するのかを探っている。システム設計やプレゼンテーション、異分野のクリエイターとの協働事例も交え、実践に即した創造のプロセスを豊富な図版とともに紹介。
マルレーネ・デュマス ブロークン・ホワイト
南アフリカ出身でアムステルダムを拠点とする画家、マルレーネ・デュマスの日本初となる大規模な個展に際して刊行されたカタログ。2007年に東京都現代美術館と丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で開催された展覧会にあわせ、初期作から代表作、最新作に至るまで約80点を収録している。さらに、自作に寄せた詩やインタビュー記事も掲載。
ミナ ペルホネンのプリント
ファッションデザイナーの皆川明が立ち上げたブランド、ミナ ペルホネンの設立10周年を記念して刊行されたシリーズ第3巻。フロック、染料、箔、顔料といった多様なプリント技法による作品101点を、解説とともに収録。鳥や花、丸や曲線といったモチーフが、やさしい色彩とリズムで展開され、自然との調和を感じさせるデザインが収められている。
現代日本のポスター100展 | Electa
2010年にイタリア・ベネチアで開催された「現代日本のポスター100」展の図録。2001年から2010年にかけて発表された、粟津潔や仲條正義、永井一正、田中一光など日本を代表する71人のグラフィックデザイナーのポスター116枚を収録。イタリア語、英語、日本語表記。