広告のレイアウト | 山名文夫
日本を代表するグラフィックデザイナー、山名文夫著の実用書。広告の意味や構成要素といった実用的な部分から、タイポグラフィや美しさといった作品的なヴィジュアルに関する部分まで丁寧に解説。実際に山名が手がけた広告を見ながら学ぶことができる。
資生堂にみる商業デザイン 明治・大正・昭和展 | 長野県信濃美術館
2011年に長野県信濃美術館で開催された「資生堂にみる商業デザイン 明治・大正・昭和展」の図録。1916年に化粧品部を開業すると、社内に意匠部を開設し、前田貢や山名文夫といった優れたデザイナーを輩出してきた資生堂。資生堂の所蔵品の中から創業以降1960年代までのポスターや商品パッケージを中心に紹介し、日本の近代商業デザインの変遷を辿る。
人間と文字 Man and Writing | 矢島文夫、田中一光
写真植字発明70周年を記念し、タイポグラフィの歴史を編纂。「古代文字の開花」「アルファベットの形成」「漢字 悠久の流れ」「写本から電子文字へ」で構成され、文字の誕生から今日の形態までの遙かなる歩みを辿る。監修は矢島文夫、構成は田中一光。
活版工芸活字一覧 | 内外文字印刷株式会社
東京都板橋区の活版印刷所、内外文字印刷株式会社による活字見本帳。42pt〜3.5ptまでのイワタ明朝体による本文と、ガラモント体で文字の角サイズを表す数字を掲載。
サニーサイドアップ 和田誠漫画集 | CBS・ソニー出版
日本を代表するイラストレーターでありデザイナー、和田誠によるイラスト作品集。猿の着ぐるみを被った猿や、金庫を開けようとするサンタクロース、毒を飲んで倒れてしまう死神などユーモア溢れる一コマ漫画をカラーで多数掲載。
Cats in Wadaland | 和田誠
日本を代表するイラストレーター・デザイナーである和田誠が描いてきた「猫」をあつめた一冊。ポスターや絵本の挿絵、週刊文春の表紙ほか、豊富なイラストレーションを収録。愛くるしく、さまざまな表情の猫たちが収められている。
和田誠百貨店 | 美術出版社
イラストレーター・和田誠の作品集。ポスター作品や装幀の仕事、イラストレーション、マークやロゴタイプ、立体、テキスタイル、そして私家版絵本など、多彩な作品を俯瞰できる一冊。高橋睦郎「和田誠コムプレクス」、清水哲男「絶妙の腹八分」などのテキストも併せて収録。
象形文字遊行 文字始源 | 粟津潔
現代美術・デザインに通じる古代象形文字を、グラフィックデザイナーの粟津潔が論じる書体研究書。文字始源である甲骨文字、金文を主とする「象形」による文字および、「象形」と「象形」を組み合わせて造字した「会意」による文字を中心に900余字収録。
ジャズ・ウェスト・コースト | 美術出版社
ジャズ・ウェスト・コースト/パシフィック・ジャズ・レコードから発売されたコードのうち、ウィリアム・クラクストンが写真とデザインを手がけたジャケットのデザイン集。アートワークや、オリジナル写真をカラーとモノクロで多数掲載。
ジャジカル・ムーズ | 美術出版社
「スイング・ジャーナル」の表紙を飾るなど、海外を拠点に活躍する写真家・向田直幹に編著による、ジャケットデザイン集。モダンジャズのレコードジャケットをカラーで多数掲載。コレクションとしてだけでなく、写真、ファッション、デザインのリファレンスとしても。
ブルーノート アルバム・カヴァー・アート | 美術出版社
1939年の創立から、変わらず最良のジャズを世に送り続けてきたレーベル、ブルーノート。そのなかで、ブルーノート黄金時代のアートワークを手がけたリード・マイルスによるアートワークを中心にカラーで多数掲載。
新撰 日本のタイポグラフィ | アイデア編集部
1995年から2005年の間に制作された、エディトリアルデザインを中心とした印刷物における日本のタイポグラフィをとりあげ、現在の書物の風景に影響を与えている代表的デザイナー66名の仕事を概観する。
真鍋博 Original 1985 | 講談社
星新一、筒井康隆らのSF小説の挿絵を多く手掛け、優れた色彩感覚と洗練されたタッチのイラストレーションで知られる真鍋博の作品集。1980年代前半までに制作された、書籍の装画をはじめとする作品をカラーで多数掲載。
真鍋博回顧展 イマジネーションの散歩道 | 愛媛県美術館
2001年に愛媛県美術館で開催された展覧会の図録。イラストレーター、真鍋博による画業とその創造を、4つの表現媒体ごとに分けて図版と解説とともに紹介。真鍋による独創的で唯一無二のイマジネーション世界を巡る一冊。
おもしろ漢字大図鑑 | 水井正
漢字の一部をイラストに置き換えたり、部首を軸に扉ページの前後で意味が逆さになる仕掛けを施したり、漢字の成り立ちや熟語のかたちを楽しく紹介する。
Slanted Magazine #31 Tokyo
ドイツのグラフィックデザイン誌、『Slanted』 vol.31号。グラフィックデザイン、タイポグラフィ、写真、アートなど、毎号異なるテーマを発信。今回のテーマは「東京」。佐藤卓、&Form、イエン・ライナム、松田行正、羽良多平吉らの図版、テキストを収録。未来と伝統が融合する「東京」を探る。小冊子、「Contemporary Typefaces」付属。
広告は語る アド・ミュージアム東京 収蔵作品集 | 吉田秀雄記念事業財団
吉田秀雄記念事業財団が運営する「アド・ミュージアム東京」の約15万点に及ぶ収蔵品の中から、日本の広告の歴史を物語る資料を厳選して収録した資料集。江戸、明治、大正、昭和のあらゆる広告物をテーマ毎に掲載。
Woman 21世紀への伝言「62人の肖像」 | 山口はるみ
日本のイラストレーター、山口はるみがパルコのポスターのために描いたイラストレーションをまとめた一冊。美空ひばり、マリー・クワント、エディット・ピアフ、長谷川時雨、樋口一葉ら、あらゆる分野で活躍した62人の女性の肖像を紹介。
Tokyo TDC Vol.17 The Best in International Typography & Design | 東京タイプディレクターズクラブ
東京タイプディレクターズクラブ主催のコンペティションで選出された作品を収録したデザイン年鑑。文字と言葉の視覚表現の可能性を追求するために1990年から始まった国際的なコンペティションであり、本書では国内外から集まったタイポグラフィとグラフィックデザイン437作品を掲載。
iichiko design 2001 | 三和酒類
三和酒類株式会社が販売する麦焼酎「いいちこ」の広告作品集、2001年版。美しい写真と印象的なコピーで、他の酒類とは一線を画したブランドイメージの世の中に打ち出したいいちこ。アートディレクター・河北秀也が手がけた作品をカラーで多数掲載。
エドワード・ゴーリーの優雅な秘密 | 練馬区立美術館 ほか
2016年に開催された巡回展の図録。絵本作家、エドワード・ゴーリーの1948年から2006にかけての作品を紹介。挿絵、表紙画、スケッチ、母に宛てた絵封筒、などのモノクロ、一部カラーによる作品図版200点、テキストを収録。緻密な線描で描かれるエドワード・ゴーリーの世界に満ちた秘密に迫る。
David Hockney: A Drawing Retrospective ペーパーバック版 | デイヴィッド・ホックニー
芸術家、デイヴィッド・ホックニーの作品集。1954年から1990年代にかけてのドローイング作品をコレクション。ポートレート、静物画、カリフォルニアの風景など、ホックニーのプライベートな側面を垣間見ることのできる作品を多数収録。ペーパーバック版。 英語表記。
Georges Braque: L’oeuvre Grave Catalogue Raisonne | ジョルジュ・ブラック
ピカソとならびキュビズムの創始者であり、フランスを代表する画家、ジョルジュ・ブラックのカタログ・レゾネ。エッチング、ドライポイント、リトグラフといった幅広い手法で制作されたブラック作品を多数収録。 フランス語表記。
写真と絵画 セザンヌより 柴田敏雄と鈴木理策 | アーティゾン美術館
2022にアーティゾン美術館で開催された展示の図録。写真家・柴田敏雄と鈴木理策がその活動初期より関心を寄せ続けていたセザンヌの作品を起点に、現代の写真作品と絵画の関係を問う試み。両名の新作・未発表作品と石橋財団のコレクションのセッションが展開されている。
奈良原一高 王国 Narahara Ikko: DOMAINS | 東京国立近代美術館
2014年に東京国立近代美術館で開催された展示のカタログ。戦後を代表する日本の写真家、奈良原一高が北海道の男子修道院と和歌山県の女性刑務所を撮影したもの。モノクロで写し出された対極な世界の記録。
A Partial Eclipse | Martin Boyce マーティン・ボイス
2011年にターナー賞を受賞し、スコットランド・グラスゴーを拠点に活動する彫刻家、マーティン・ボイスの写真作品集。「A Partial Eclipse = 部分日食」をテーマに、ひび割れた階段、影に落ちた葉、集合住宅の丸い窓、どこか陰鬱とした光が奪われたような静寂の時間を感じさせる。
Michael Kenna: In Japan | マイケル・ケンナ
2006年に東京都写真美術館で開催されたマイケル・ケンナ展を機に刊行された作品集。2006年に発行された『In Japan』に、新作10点を加え再販された写真集。北海道から九州、沖縄まで「日本」の神社、鳥居、木々など、静謐な風景を写した写真を収録。2000部限定。 日本語、英語表記。
Benoit Jeannet: A Geological Index of the Landscape | ブノワ・ジャネット
スイスを拠点に活動する写真家、ブノワ・ジャネットの作品集。フランスの哲学者・芸術家のアンヌ・コクランの「風景は表現を通じてのみ存在する発明である」という概念に触発されたもの。美しい風景や鉱物を撮した作品醸し出す詩的な雰囲気は、科学的調査のプロセスと対峙しており、魅惑的であると同時に虚栄的であることを皮肉たっぷりに示唆している。
Sean Scully | ショーン・スカリー | Hudson Hills Press
アメリカを拠点に活動する画家・版画家、ショーン・スカリーの作品集。1969年から1989年にかけて制作された油彩、木版画、エッチングほか、作品135点を収録。水平と垂直によって描かれたストライプの相互関係を探求する。 英語表記。
Licht Zeichen Sprache | Lajos Keresztes、Peter KAMPEHL、Toni Burghart
写真家・Lajos Keresztesと芸術家・Peter KAMPEHL、詩人・芸術家、Toni Burghartらによるコラボレーション作品集。マスクを付けた謎めいたモチーフとピラミッドが主体となった抽象的なイメージを写真、絵画、言葉により表現される。 ドイツ語表記。
foam | 山本あゆみ
写真家の平野太呂に師事、広告・雑誌を中心に活動する写真家、山本あゆみによる作品集。自身が生まれ育った鳥取県の風景をテーマに撮影。海に架かる橋、季節の花々、日本家屋の縁側。被写体であるKanocoの出身、兵庫とも通じるどこか懐かしい故郷の風景を映し出す。限定800部。
The Guesthouse of Cascades | Wenxin Zhang 張文心
中国を拠点に活動する写真家、Wenxin ZHANG(張文心)による作品集。建築物、人間、動物、自然の風景や、3Dモデリング、アニメーションを組み合わせたものなど、現実と幻想が融合された世界が流動的なストーリーとして構成されている。800部限定。
Elnias Forest エリナスの森 | 津⽥直
人と自然との関わりを写し出す写真家、津⽥直の作品集。バルト海東岸に位置する国、リトアニアに受け継がれる文化や信仰を見つめ、4年にわたって撮影した写真を収録。 英語、日本語表記。
果てのレラ | 津⽥直
2009年に一宮市三岸節子記念美術館で開催された展示のカタログ。フィールドワークによって人と自然との関わりを写し出す写真家、津⽥直の作品集。日本列島のの最北端の礼文島、最南端の波照間島へ渡った旅の際に撮影されたもの。薄く青みがかった空から濃紺の海へのグラーデーション、荒涼とした岩肌。日本の果てとされる場所で捉えられた風景が収められている。
谷崎一心作品集
アーティスト、谷崎一心の作品集。木漏れ日や木、花、森の中の穏やかな景色を、写実的でありながらも独自のやわらかなタッチで描いている。
Heavey Metal | 松尾修
写真家、松尾修による出版プロジェクト、THE SASEBO PROJECTの第3弾となる写真集。故郷の佐世保にある巨大な造船所で働く男性たちを被写体にしたポートレートを収録。
The Universal Photographer | Anne Geene and Arjan De Nooy
ドイツのビジュアルアーティスト、アンネ・ジーネとアルヤン・デ・ノイの写真作品集。1955年から2010年まで生きた架空の写真家「U」の活動を描いたもの。さまざまな芸術運動を引用する「U」の個人的なライフストーリーでもあり、疑似科学的な写真の百科事典でもあるユーモラスな1冊。 英語表記。
Nudist | 金子親一
日本の写真家、金子親一の作品集。ラベルを剥がされ「素」の状態になった家庭用洗剤を、ライティングだけで映した大判のカラー写真を収録。「NUDIST」というタイトル通り、鮮やかな彩りを施されたオブジェクトは艶やかな佇まいを表す。
My House | 熊谷聖司
写真家、熊谷聖司の作品集。2009年から2013年に国内外で撮影された写真を収録。ロンドンの公園、老夫婦の食事後の風景、本屋をのぞく女性。一枚一枚大事にシャッターを切られた、その瞬間が映し出される。
Laila Uti | Mette Winckelmann
デンマーク出身のアーティスト、メッテ・ヴィンケルマンの作品集。2019年から2020年にかけて開催された展示に際して出版されたもの。ペインティング、服飾デザイン、パッチワーク、空間演出など多岐にわたる作品を収録。 デンマーク語、英語表記。