Go: A Kidd’s Guide to Graphic Design | チップ・キッド
グラフィックデザイナーで世界的なブックデザイナーでもあるチップ・キッドによる子どもたちのためのグラフィックデザイン入門書。形、線、色、機能、タイポグラフィなど、デザインに欠かせない基本的な要素をわかりやすく解説し、10の実践的なデザインプロジェクトも収録した、大人が読んでも楽しめる一冊。英語表記。
Gabor Palotai: Maximizing the Audience | ガボール・パロタイ
スウェーデンを拠点に活動するグラフィックデザイナー・造形作家、ガボール・パロタイの作品集。1985年から2000年までに手掛けたサイン、インタラクティブマルチメディア、CI、ブックデザイン、イラスト、写真などを各章に分け紹介。線画が文脈を作り出し、書体が微細な宇宙を創り出し、単純なピクトグラムは人間の行動を統一する役割を果たすという独自のデザイン哲学を一望できる1冊。 英語表記。
世紀末ウィーンのグラフィック デザインそして生活の刷新にむけて(表紙白) | 京都国立近代美術館
2019年に京都国立近代美術館、目黒美術館で開催された「世紀末ウィーンのグラフィック デザインそして生活の刷新にむけて」の図録。1897年のウィーン分離派設立から1914年の第一次世界大戦勃発までの間、ウィーンで生まれた版画、挿絵本、その原画などといったグラフィック作品を、豊富な図版とテキストで多数紹介。
村山知義 グラフィックの仕事
1920年代から戦後にわたり、絵画や造形、ダンスパフォーマンス、舞台美術、映画、小説、戯曲、デザイン、児童文学に至るまで、様々な分野の前衛芸術活動を行なった村山知義の作品集。氏が手掛けたポスター、装丁、舞台装置画、挿絵やカットなどの作品を、カラーとモノクロで多数収録。装丁は永井潔によるもの。
マリアノ・フォルチュニ 織りなすデザイン展 | 三菱一号館美術館
2019年に三菱一号館美術館で開催された展覧会の図録。繊細なプリーツを付けた絹のドレス「デルフォス」をデザインしたことで世界的に知られるファッションデザイナー、マリアノ・フォルチュニ。本書はファッションのみならず、画家、版画家、舞台の仕事、テキスタイルデザイナー、写真家など、総合芸術家としての仕事にも焦点を当て、日本の関連書籍や染め型紙といった蒐集品なども併せて紹介する一冊。
装飾は流転する 「今」と向きあう7つの方法 | 東京都庭園美術館
2017年から2018年にかけて東京都庭園美術館で開催された展覧会「装飾は流転する 「今」と向きあう7つの方法」展の図録。アラヤー・ラートチャムルーンスックや髙田安規子・ 政子、山縣良和など、国籍も年齢もジャンルも異なる7組のアーティストによる、「装飾」をテーマとした多彩な表現を作品図版や解説とともに紹介。
誌上のユートピア 近代日本の絵画と美術雑誌 1889-1915 | 神奈川県立近代美術館
神奈川県立近代美術館で開催された「誌上のユートピア 近代日本の絵画と美術雑誌 1889-1915」の図録。19世紀末ヨーロッパの美術雑誌「ユーゲント」「ヴェル・サクルム」などを紹介しつつ、それらと連動しながら次々と生み出された日本の美術雑誌を多数収録。青木繁、藤島武、恩地孝四郎ら芸術家の多様な表現から、その美的価値と近代絵画との相互関係を再認識できる一冊。
プッシュピン・パラダイム | ミルトン・グレイサー、シーモア・クワスト、ポール・デイヴィス、ジェームズ・マクラミン
ミルトン・グレイサー、シーモア・クワスト、ポール・デイヴィス、ジェームズ・マクラミンらにより結成されたデザイン集団、プッシュピン・スタジオの展覧会図録。監修はグラフィックデザイナーの永井一正。各デザイナーによる作品をカラーで多数収録するとともに、美術家の横尾忠則や、作家・ジャーナリストのヴェロニク・ヴィエンヌらによる寄稿文も併せて掲載。
In the Belly of Saint Paul | John Warwicker、Karl Hyde ジョン・ワーウィッカー、カール・ハイド
アンダーワールドのカール・ハイドとイギリスのデザイン会社TOMATOのアート・ディレクター/ジョン・ワーウィッカーによるタイポグラフィック・ジャーナル。彼らが立ち上げた出版社Underworld Print発の書籍第一弾。
SENTO 二十世紀銭湯写真集 | 町田忍
庶民文化研究家やエッセイストとして活動する町田忍監修のもと、日本の古き良き銭湯を記録した写真集。銭湯の写真だけでなく、歴史や専門用語、銭湯ファッション、タイル絵、銭湯グッズなど、銭湯好きだけでなく日本の文化を知る上でも資料性の高い一冊。
Designer: No Name | Lena Katarina Swanberg
デザイナー不明の美しいプロダクトをクローズアップして紹介する写真集。素材、原産国、つくられた時代などの詳細な情報をあわせて掲載。形そのものの美しさや、機能を感じることができる。
デザイン 柳宗理の作品と考え | 用美社
インダストリアルデザイナー、柳宗理の作品集。食器や家具、建築物といった氏の作品図版を多数掲載するとともに、デザインにおける様々なテーマについて綴ったエッセイ「デザイン考」を収録。
角屋 | 西川孟、内藤昌
国の重要文化財に指定されている、京都・島原花街で営まれていた揚屋「角屋」の大判写真資料集。玄関から坪庭・広庭、台所全望や裏階段など大判のカラー図版で江戸時代の揚屋建築を写し出す。図版、角屋実測図冊子、解説冊子を収録。写真は西川孟によるもの。
Room 606: The SAS House and the Work of Arne Jacobsen | アルネ・ヤコブセン
デンマークの建築家、アルネ・ヤコブセンが建築、家具、カトラリーにいたるまですべてのデザインを手がけた「ラディソンSASロイヤルホテル」。デンマークのモダニズムを代表する名建築の記録と、ヤコブセンの仕事をカラーとモノクロで紹介。
Poul Kjaerholm | ポール・ケアホルム
デンマーク出身のデザイナー、ポール・ケアホルムの作品集。2013年発行の新版。木材や麻を用いた「PK」シリーズをはじめとする椅子、テーブル、建築などを豊富な図版とともに解説。英語表記。
Manresa: An Edible Reflection
カリフォルニアのロス・ガトスにある『Manresa(マンレサ)』オーナーシェフ、デイヴィッド・キンチによるレシピ集。一皿の料理が生まれる過程、創造性、感情、メニューの制作にいたるプロセスが語られる。地元や生産者、自然との深い繋がりとともにつくられる、そのレシピと哲学がおさめられた1冊。英語表記。
Architekturfuehrer Frankfurt 1970-1979
ドイツ・フランクフルトにおける1970年代の建築をまとめた写真資料集。1970年から1979年にかけて制作された注目すべき10の建築を紹介する。フランクフルト空港の格納庫、高層ビル、集合住宅ほか、図版と併せて解説を収録。ドイツ語表記。
没後20年 ルーシー・リー展 | 茨城県陶芸美術館ほか
20世紀を代表する陶芸家、ルーシー・リーの没後20年を記念して開催された展示の図録。優雅で緊張感のあるフォルムやあたたかみのある色調など、独自の造形世界を築いたルーシー・リー。氏の初期から晩年までに至る約200点の作品を解説とともに収録。
A Frame for Life: The Designs of StudioIlse | イルゼ・クロフォード
英国のインテリアデザイナー、イルゼ・クロフォードが設立したスタジオイルゼの写真資料集。スタジオイルゼがこれまでに手がけた個人宅、ホテル、レストラン、店舗などのプロジェクトを取り上げ、人間を中心に据えるという哲学を体現した仕事を美しい写真とともに紹介している。英語表記。
イサム・ノグチと長谷川三郎 変わるものと変わらざるもの
2019年から横浜美術館、ノグチ美術館などを巡回した展示の図録。彫刻家のイサム・ノグチと画家の長谷川三郎の交流に焦点を当て、二人の作品、記録写真、参考図版などを多数収録。日本語、英語表記。
線の造形、線の空間 飯塚琅玕齋と田辺竹雲斎でめぐる竹工芸展 | 菊池寛実記念 智美術館
2018年に菊池寛実記念 智美美術館で開催された「線の造形、線の空間 飯塚琅玕齋と田辺竹雲斎でめぐる竹工芸展」の図録。竹工が職人的な技芸を超えて、個人の表現として追求されるようになった大正・昭和期。その時期に活躍した飯塚琅玕齋と初代田辺竹雲斎を中心に、琅玕齋の兄・二代飯塚鳳齋、琅玕齋の息子・飯塚小玕齋、そして二代竹雲斎、三代竹雲斎、四代竹雲斎の作品を紹介。
Josef Frank: Against Design | ヨーゼフ・フランク
オーストリア出身の建築家、ヨーゼフ・フランクの作品資料集。2016年にウィーンのオーストリア応用美術博物館(MAK)で開催された展示の際に刊行されたもの。建築、空間、椅子、テキスタイルデザイン、ドローイングほか、多岐にわたる分野のプロジェクトや作品を包括的に紹介。カラー・モノクロ含む作品図版と併せて解説を収録。ドイツ語、英語表記。
Private Architecture: Masterpieces of the Twentieth Century
20世紀における代表的な住宅建築を紹介する写真資料集。フランク・ロイド・ライトの落水荘とダナ・ハウス、チャールズ・レニー・マッキントッシュのヒル・ハウス、ル・コルビュジエのサヴォア邸、アルヴァ・アアルトのマイレア邸、アドルフ・ロースのカルマ邸、リチャード・マイヤーのラホフスキー邸など、個性豊かでありながらも卓越した30軒の住宅を掲載している。英語表記。
Jean-Michel Wilmotte | ジャン=ミシェル・ヴィルモット
フランス人建築家ジャン=ミシェル・ヴィルモットの写真資料集。美術館やビル、ホテル、そして日本のBunkamuraなどの建築作品を紹介。都市空間のアプローチ、デザイン哲学や空間構成を図版とともに解説。フランス語表記。
建築文化 1997年5月号 アルヴァロ・シザ ドローイングの思考
彰国社から創刊された雑誌『建築文化』、1997年5月号。特集は『アルヴァロ・シザ』。アルヴァロ・シザのドローイング、当時の主要作品、図面、論考ほか、作品図版とともに解説を収録。
吉田璋也の世界 | 鳥取民藝美術館
鳥取の新作民藝運動を牽引した吉田璋也の、デザイナーとしての側面に焦点を当て紹介する。食器や壺、家具、織物、建築ほか、作品図版とともに解説を収録。吉田璋也の作品の数々をその生涯とともに辿る。
残像のモダニズム 「共感のヒューマニズム」をめざして | 槇文彦
建築家、槇文彦による論集。『「漂うモダニズム」その後』『東京 ヒューマンな都市づくり』『新国立競技場問題が残した問い』などを含む全6章からなる構成。建築を通して社会や都市、人々との関係性を掘り下げる。
民藝 MINGEI 美は暮らしのなかにある | 世田谷美術館 ほか
2023年から開催されている巡回展の図録。『衣・食・住』を中心に美しいデザインの民藝を紹介。織物、陶器や照明など暮らしの中で、用いられてきた生活の美の数々を図版とともに解説する。民藝産地での作り手のインタビューも掲載。
道具曼陀羅 | 村松貞次郎、岡本茂男
日本の伝統的な職人の道具を収録した資料集。道具が纏う粋な風情、用の美、職人の生きざまを語る膏血の滲みなどを、岡本茂男による美しい写真と建築史家である村松貞次郎による解説で編集した一冊。
This Is Camino | Russell Moore ほか
カリフォルニア州オークランドにあったレストラン『Camino』のレシピ集。チリソースやハーブソース、ザワークラウトなどの『Camino』のベーシックなレシピから、肉料理、シーフード、デザートまで約100ほどのレシピを図版とともに収録。英語表記。
Breakfast, Lunch, Tea: The Many Little Meals of Rose Bakery | Rose Bakery
パリの人気店「ローズ・ベーカリー」による初のレシピ集。可能な限りオーガニックな食材を使い、素材を活かしたレシピを100点以上収録。朝食からはじまり、軽めのランチ、甘さ控えめな午後のスイーツまで、「ローズ・ベーカリー」の味を自宅でそのまま再現できる一冊。英語表記。
Everything I Want to Eat: Sqirl and the New California Cooking | Jessica Koslow, Maria Zizka
LAのレストランSqirlのシェフ、ジェシカ・コスロウによるレシピ集。健康を意識しながらもおいしい料理のレシピを約100種類紹介。英語表記。
The Photographer’s Cookbook | Lisa Hostetler
アンセル・アダムス、リチャード・アヴェドン、ウィリアム・エグルストンなど、名だたる写真家たちのお気に入りのレシピと料理にまつわる写真をまとめた写真集。1970年代後半、ジョージ・イーストマン・ハウスに勤めていたデボラ・バーゼルの呼びかけにより多数のレシピが蒐集されるも頓挫していたレシピブック計画。約40年の時を経て待望の書籍化となった一冊。英語表記。
Marcel Breuer: Design and Architecture | マルセル・ブロイヤー
2003年にヴィトラ・デザイン・ミュージアムで開催された展示会図録。モダニズムを代表する建築家、マルセル・ブロイヤーの生み出した家具と建築家としての人生を、豊富な図版と論文とともに紹介したもの。
小松誠 デザイン+ユーモア展 | 東京国立近代美術館
2008年に東京国立近代美術館で開催された「小松誠 デザイン+ユーモア展」の図録。磁器の白さと可塑的な磁土の特徴を活かしたユニークな作品制作で知られる小松誠。シワのあるスーパー袋から型を起こしてつくられた代表作「クリンクルシリーズ」の紹介をはじめ、「プロダクトデザイン」「異素材の組み合わせ」そして「エクササイズ」など4つの章にわけて個性豊かな作品を紹介。
李朝陶磁餅型図譜
著者である吉田金寿が、健康・素朴で静雅の趣き深い李朝工芸に惹かれ、収集してきた李朝時代の陶器の餅型図譜。餅型とはお菓子や餅に模様をつける道具のこと。多種多様な図紋を愛情深く整理集成した資料性の高い一冊。装幀は芹沢銈介によるもの
イサム・ノグチと北大路魯山人 | セゾン美術館
1996年に開催された「イサム・ノグチと北大路魯山人」展の図録。彫刻家、画家、インテリアデザイナー、造園家、舞台芸術家など様々な分野で活躍したイサム・ノグチと、日本を代表する芸術家である北大路魯山人。それぞれの作品をカラーとモノクロで多数掲載しながら、二人の友情・交流と、生み出してきた創作活動の歴史を辿る。
Ronan Bouroullec: Day After Day | ロナン・ブルレック
フランスのデザイナーであり、家具やテキスタイル、オブジェ、建築プロジェクトまで多岐にわたるクリエイティブで知られているロナン・ブルレックによる作品集。30年にわたるキャリアで、彼は写真を使って自身のプロセスを記録、発信し、その過程で膨大なイメージのアーカイブを蓄積してきた。年代順に並べられた写真はアルバムや作品カタログのようでもあり、新鮮なで彼の仕事と人生を表現している。英語、フランス語表記。
Things Come Apart: A Teardown Manual for Modern Living | Todd McLellan
カナダの写真家、トッド・マクレランの作品集。BlackBerry、ソニーのウォークマン、iPad、アップライトピアノなど、名作デザインのプロダクトが綺麗に分解され、無数の部品を美しく整列させて撮影。さらに、まるで空中で爆発したかのようなダイナミックな瞬間が写し出されている。
黒い直方体と交錯するパッサージュ | 遠藤克彦
2022年に大阪・中之島に開館した「大阪中之島美術館」。設計者の選定をプロポーザルではなくコンペで開催し、選ばれたのが当時スタッフ5名という遠藤克彦建築研究所だった。本書は学芸員、行政担当、コンペ審査員、構造家、建築家ら異なる立場である9名の証言をまとめたドキュメントであり、公共建築、そして建築家の新しいあり方を問い直す一冊となっている。
地球の景色 | 藤本壮介
『GA JAPAN』で連載された建築家、藤本壮介によるエッセイ「地球の景色」をまとめたもの。パリ、ニューヨーク、イスタンブール、そして日本。2015年より8年間にわたり綴られた世界各国の建築、空間にまつわる50のエッセイを収録。藤本壮介の思考、感性の詰まった1冊。
Savoir&Faire 土 | エルメス財団
エルメス財団による自然素材にまつわる知識や技術の共有を試みるプログラム、「スキル・アカデミー」による1冊。フランスのActes Sud社より刊行されているシリーズ「Savoir & Faire」の一部を翻訳、新たなコンテンツを加えたもの。農業や建築、陶磁器、コンテンポラリーアートなど、『土』に焦点を当て様々な視点から、生活とは切り離せない『土』の可能性を探る。
マリメッコ展 デザイン、ファブリック、ライフスタイル | フィンランド・デザイン・ミュージアム、朝日新聞社
巡回展「マリメッコ展 デザイン、ファブリック、ライフスタイル」の図録。フィンランドの伝統的なモチーフや自然に着想を得つつ、大胆・カラフル・抽象的な柄で世界中を魅了するマリメッコ。ファブリックをはじめ、ヴィンテージドレス、スケッチなどを収録しながら、デザイナーたちの仕事とマリメッコが歩んできた60年の歴史を紹介する。
芹沢銈介展 宗廣コレクション | 中日新聞社、岡崎市美術博物館
2011年に開催された「宗廣コレクション 芹沢銈介展」の図録。郡上紬の制作者、宗廣陽助が所蔵する芹沢銈介作品を多数収録。屏風、暖簾、着物、そして板絵、ガラス絵といった肉筆画を含む作品約150点からは、挑戦心あふれる氏の息づかいを感じることができる。