GA グローバル・アーキテクチュア No.54 ヨーン・ウツソン シドニー・オペラハウス 1957-73
20世紀を代表する世界中の建築作品を紹介する『GA グローバル・アーキテクチュア』第54号。デンマークの建築家 ヨーン・ウツソンが手がけた、シドニーのシンボル的建築でもあるシドニー・オペラ・ハウスを紹介。カラー・モノクロによる大判の図版と併せて解説を収録。写真は二川幸夫、装丁は細谷巖。 日本語、英語表記。
Foodscape フードスケープ 図解 食がつくる建築と風景 | 正田智樹
日本とイタリアの食の生産地の建築とその風景をまとめた図解集。「カレマ村のワイン」の熱を蓄える石柱、「小豆島の醤油」の海陸風を活かす窓など、地形や気候に応じた建築の工夫、その16のフードスケープを紹介。自然とともにある暮らしと食の生産現場を紐解く。オールカラーの図版とともに解説を収録。
The Gift to be Simple: Life In Amish Country | Bill Coleman
自給自足の生活を営むキリスト教者共同体・アーミッシュの人々を25年もの間撮影し続けた写真集。世間とは距離を置き、ペンシルベニア州南部で暮らすアーミッシュの村。そこへの立ち入りを許された著者、ビル・コールマンが写真に収めた […]
Odunpazari Modern Muse Museum | OMM
建築家である隈研吾が設計を手がけた、トルコにあるオドゥンパザル近代美術館についてまとめた1冊。建築写真、図面、トルコのアーティストを中心としたコレクション作品ほか、建設に携わったチームやインタビューなど図版と併せて解説を収録。トルコ語、英語表記。
建築の日本展 その遺伝子のもたらすもの | 森美術館
2018年に森美術館で開催された同名展示の図録。縄文の住居から現代建築まで日本の建築物から100の事例をえらび、精巧な模型、カラー図版、設計図などを豊富に用いて解説。
資生堂 彩・粋・香 3冊揃
資生堂が当時「花椿」の会員向けに発行していた非売品の資料集3冊セット。「彩りを詠む」「粋を蒐める」「香りをまとう」など、それぞれ様々な角度から彩・粋・香をテーマにしたエッセイと豊富な写真を掲載。粟津潔、早川良雄、浅井愼平、横須賀功光など、豪華な執筆陣や写真家が参加。
ポケモン×工芸 美とわざの大発見 | 国立工芸館 ほか
2023年から2024年にかけて開催される巡回展の図録。現代日本の工芸を代表する20名のアーティストが「ポケモン」をテーマに工芸作品を制作。金工、木工、漆工、ガラス、陶磁、染織など、ポケモンを通してあらゆる工芸の技術に触れる一冊。日本語、英語表記。
民芸回向 | 富山民芸協会
木工作家で富山民芸館館長でもあった安川慶一の作品集。同民芸館の内観やイス、棚などのプロダクトデザインのほかに氏の民芸品コレクションも多数収録。また、柳宗理や外村吉之介ら交友の深い人物も文を寄せている。
北大路魯山人の美 和食の天才 | 京都国立近代美術館 ほか
2015年から2016年にかけて開催された展示の際に刊行された図録。日本を代表する芸術家、北大路魯山人の作品を通して器と料理との関係性、洗練された日本の美意識、もてなしの精神を読み解く。椀や長板鉢、湯呑みほか、作品図版とともに解説を収録。
朴英淑の白磁 月壺と李禹煥の絵皿 | 菊池寛実記念 智美術館
2008年に菊池寛実記念 智美術館で開催された展示の図録。現代陶芸家、朴英淑(パク・ヨンスク)による月壺と称される美しい白磁壺、李禹煥の絵付けを施した作品を併せて紹介する。カラーによる作品図版と解説を収録。
石神照美個展
記憶と静物 —Memory and Still life—
2025年6月7日(土)〜6月16日(月)の期間、造形作家・石神照美個展「記憶と静物 —Memory and Still life— 」を開催します。 CONTEXT-S(東京・阿佐ヶ谷/札幌)の店主であり、造形作家とし […]
Lana: Photographs Made of a Single Locale | Terri Weifenbach テリ・ワイフェンバック
米国出身の写真家、テリ・ワイフェンバックの作品集。北イタリア・南チロル地方の山あいに佇む小さな村・ラーナで撮影した作品をまとめたもの。一見なんの変哲もない田園風景を題材にしながらも、まるで夢の中のように魅惑的で、ぼんやりとした夏の日の記憶を優しく呼び起こす。英語表記。
Between Maple and Chestnut | Terri Weifenbach テリ・ワイフェンバック
米国出身の写真家、テリ・ワイフェンバックの作品集。2005年から2007年にかけて撮影された、牧歌的なアメリカの風景を収録。鮮やかな色彩、選択的なフォーカス、浅い被写界深度といった直感的な手法を駆使し、絵画と写真のあいだのような独自の写真表現が魅力的な1冊。英語表記。
William Eggleston: For Now | ウィリアム・エグルストン
アメリカの写真家、ウィリアム・エグルストンの作品集。映画監督のマイケル・アルメレイダがエグルストンのアーカイブから1年がかりで探し出した、これまで未公開だった素晴らしいコレクションを集めた一冊。家族や友人に焦点を当てた本書は、珍しくもエグルストンらしい、さりげない親密さを際立たせている。英語表記。
Cy Twombly: Catalogue Raisonne of Printed Graphic Work | サイ・トゥオンブリー
アメリカを代表する美術家、サイ・トゥオンブリーの作品集。本書は絵画やドローイング、彫刻、写真で知られるサイ・トゥオンブリーによる版画作品に焦点を当てたカタログ・レゾネであり、エッチングやリトグラフ、シルクスクリーンのほか、オフセット・リトグラフや複数の印刷技法を組み合わせた作品など、様々な技法が使われたトゥオンブリーによる版画作品95点を掲載。英語、ドイツ語表記。
Imogen Cunningham | イモージン・カニンガム
米国の先駆的な写真家、イモージン・カニンガムの作品集。植物や人体を抽象的にとらえた初期作品、視覚トリックを駆使した実験的な写真、そして『Vanity Fair』のために撮影した著名人たちのアイコニックなポートレートなど、70年にわたる彼女のキャリアを網羅した1冊。英語表記。
American Surfaces | Stephen Shore スティーブン・ショア
ウィリアム・エグルストン、ジョエル・マイヤーウィッツとならび「ニュー・カラー」を代表する写真家のスティーブン・ショアの作品集。ニューヨーク、アリゾナ、オハイオ等々、アメリカの様々なロケーションを巡りながら1972年から73年の間に撮影された作品を多数収録。英語表記。
漕 Kogi | 津田直
写真家、アーティストの津田直の作品集。琵琶湖を舞台に撮影した「漕 Kogi」シリーズをまとめたもの。波打つ水面、湖上の月、日本家屋、雨の空気...。かつて江戸時代に琵琶湖を行き来した「丸小船」のごとく、写真と散文によって過去と現在が繋ぎ、水の記憶を紡ぐ物語。 日本語、英語表記。
Hiroshi Sugimoto: Time Exposed | 杉本博司
日本を代表する現代美術家、杉本博司の作品集。各地で開催された個展に際して刊行されたもの。「蝋人形/恐怖の館」「劇場」「海景」など杉本の代表的なシリーズの作品群を多数掲載。氏へのインタビュー記事も収録。英語表記。
杉本博司 ロスト・ヒューマン展 | 東京都写真美術館
2016年に東京都写真美術館で開催された「杉本博司 ロスト・ヒューマン」展の図録。「廃墟劇場」、「仏の海」シリーズの他「今日 世界は死んだ もしかすると昨日かもしれない(Lost Human Genetic Archive)」などを収録。
西川勝人 静寂の響き | DIC川村記念美術館
2024年から2025年にかけてDIC川村記念美術館で開催された展覧会の図録。ドイツを拠点に活動する作家、西川勝人は1980年代より40年以上にわたって観る者を静寂の世界に包み込む作品を数多く手がけてきた。本書は彫刻、写真、絵画、インスタレーションなど、初期の作品から最新作にいたるまで、およそ70点の作品を掲載。
Jorg Sasse | イェルク・ザッセ
ベッヒャー派を代表するドイツの写真家、イェルク・ザッセの作品集。クンストラーコロニー美術館で開催された展示の際に刊行されたもの。キッチンの静物、ラジオと時計、室内の配線など、身近な風景の中で芸術的に切り取られた断片が収められている。ドイツ語表記。
Ay-O: Happy Rainbow Hell | 靉嘔
「レインボー・アーティスト」として知られる日本の美術家、靉嘔(あいおう)の作品集。2023年に米国の国立スミソニアン協会国立アジア美術館で開催された展示に際して出版されたもの。約140点の作品図版と、それぞれの作品理解を深めるための解説を収録。英語表記。
Brian Eno: Ambient Kyoto ブライアン・イーノ・アンビエント・キョウト
2022年に京都中央信用金庫旧厚生センターで開催された展覧会の図録。アンビエント・ミュージックの創始者であり、ヴィジュアル・アートに大きな影響を与えたアーティスト、ブライアン・イーノによる音と光のインスタレーション作品を、豊富な図版資料と解説とともに収録。 日本語、英語表記。
Otto Nebel, Maler und Dichter | オットー・ネーベル
20世紀のドイツの画家、オットー・ネーベルの生誕120周年を記念した展示の際に出版された作品集。ネーベルの伝記的な歩みに沿ってテーマ別に構成されており、詩的・絵画的作品や彼自身の芸術理論を紹介するとともに、カンディンスキー、クレー、シュヴィッタースらと親交のあった芸術家にも光を当てている。ドイツ語表記。
フウロウ | 泊昭雄
広告写真やアートフォトを数多く手がける写真家、泊昭雄の作品集。穏やかな海、滑走中のジェットコースター、廃材の山、生い茂る竹林、泊が愛する音楽とともに旅する。そこで感じた風や波、その瞬間のストーリーが収められている。
デイヴィッド・ホックニー展 | 東京都現代美術館
2023年に東京都現代美術館で開催された展覧会の図録。20世紀を代表するイギリスの芸術家、デイヴィッド・ホックニーによる多数の代表作に加えて、iPadで描かれた全長90メートルにも及ぶ大作「ノルマンディーの12か月」を含む作品群127点をカラーで掲載。論考のテキストのほか、ホックニーへのインタビューの記事も併せて収録。
Donald Judd | ドナルド・ジャッド
アメリカの美術家、ドナルド・ジャッドの作品集。20近いアーカイブ資料をもとに、ミニマリズムの重要な提唱者でもあるアーティスト、ドナルド・ジャッドの全貌を辿るもの。なぜジャッドの作品は驚くほど儚く、一方であくまで物理的であり続けるのか、美術評論家、デイビッド・ラスキンがジャッドの原則を論じ、考察する。英語表記。
島袋道浩 能登 | 金沢21世紀美術館
金沢21世紀美術館が主催する「金沢若者夢チャレンジ・アートプログラム」の2013年度に招聘された写真家、島袋道浩による記録集。能登での調査過程や様々な出会いから生まれた作品、プログラムに参加したボランティアメンバーが島袋と活動した模様など、豊富な写真やテキストで構成された一冊。
ブランクーシ 本質を象る | アーティゾン美術館
2024年にアーティゾン美術館で開催されている展覧会の図録。20世紀を代表する彫刻家、コンスタンティン・ブランクーシのこれまでの活動を作品とともに紹介。彫刻作品を中心に絵画、ドローイング、写真作品、約90点の作品図版、テキストを収録。
Gerhard Richter: Landscape | ゲルハルト・リヒター
ドイツを代表する現代アーティスト、ゲルハルト・リヒターの作品集。リヒターが60年以上にわたってこだわり続けてきた「風景」というテーマに焦点を当て、海景から田園風景まで、さまざまな環境を描いた作品を紹介したもの。英語表記。
ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開 | アーティゾン美術館
2023年にアーティゾン美術館で開催された展覧会の図録。抽象絵画の歴史をその起源から1960年代までの展開に沿って詳しく紹介するもので、フランスを中心としたヨーロッパ、アメリカ、日本の作品群をカラー図版で豊富に掲載。
小村雪岱スタイル 江戸の粋から東京モダンへ | 山口県立美術館
2021年に山口県立美術館で開催された展示の図録。大衆文化が花開いた大正から昭和初期にかけて、「画家」と呼ぶには収まりきらない、多岐にわたるジャンルに新風を吹き込み、人々を魅了した小村雪岱の装幀や挿絵、舞台装置画、そして貴重な肉筆画や版画など、江戸の粋を受け止め、東京のモダンを体現した作品を収録。消えゆく古の情趣と、今なおモダンな要素を兼ね備える「雪岱スタイル」と呼ぶべき洗練された美の世界を堪能できる一冊。
Freezing Land | Chen Ronghui
上海とアメリカを拠点に活動するチェン・ロンフイの作品集。かつて天然資源が豊富であった中国の東北地方を撮影。産業の衰退や機会消失などにより、煌びやかな時代から厳しい現実へと変化を遂げる地方の環境や都市化の問題を映し出す。 中国語、英語表記。
Who is Changed and Who is Dead | Ahndraya Parlato
ハワイ出身の写真家、アンドラヤ・パルラートの作品集。母親の自殺と子供の誕生という人生を大きく変える出来事をきっかけに、『母性』という複雑な状況をテーマとする壮大なプロジェクト。枯れた花瓶の花や覆いかぶさる黒い布、赤い果実、ありのままの子どもの姿。静物、人物、風景などの写真とともに自身が綴った文章を収録。英語表記。
美術の物語 | エルンスト・H・ゴンブリッチ
紀元前から歴史を遡り現代までの変遷を辿り、壮大な美術史をまとめた1冊。ボッティチェリ、ミケランジェロ、ポロックらの観音開きによる大判の図版ほか、カラー・モノクロ含む図版400点以上と併せて詳細な解説を収録。時代の流れに沿い美術様式や芸術運動など、美術史を網羅する。
共和国の美術 フランス美術史編纂と保守/学芸員の時代 | 藤原貞朗
美術史学者、藤原貞朗による著書。第二次大戦勃発へ続く時代のフランスで、中世宗教美術や王朝芸術、マネ、印象派などの革新的な歴史像が刷新された美術館を舞台に創られていく過程を、歴史編纂を務めとし「保守的」な役割を担った学芸員たちの実態とともに詳細に論じた、美術史を再考する一冊。
マティスデッサン1936 | アンリ・マティス
20世紀を代表するフランスの画家、アンリ・マティスの作品集。デッサン作品39点を収録。マティス自身が企画と装幀を手がけたもの。クリスティアン・ゼルヴォスの解説、そしてトリスタン・ツァラによる詩も日本語訳別冊に収録。
John Derian Picture Book | ジョン・デリアン
ニューヨークを拠点に活動する作家でありアーティスト、ジョン・デリアンによる大判ビジュアルブック。19世紀の稀少な書籍からピックアップした、鮮やかな花々や鳥、風変わりな肖像画、手描きの文字、美しい風景などの図版を約300点収録。
KYOTOGRAPHIE 京都物語 十二支
京都で毎年開催されている国際的な写真祭「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」の作品集。巨匠から若手に至るまで、国内外のフォトグラファーたちによる重要な作品や貴重なコレクションを京都各地の寺社や町家、歴史的建造物の空間に展開する、国内でも数少ない国際的な写真祭のその起源と12年間の歩みを辿る一冊。
In the Road | 三好耕三
大判カメラで撮影されたモノクロ写真で知られている日本の写真家、三好耕三の作品集。1993年から1996年にかけてアメリカのメインストリートであり伝説的な道、「ルート66」をロードトリップしながら撮影した作品群を収録。英語、日本語表記。
空気に生まれかわる | 工藤麻紀子
画家、工藤麻紀子の作品集。およそ10年間の制作活動を振り返る内容となっており、子どもたち、花や緑、動物をモチーフにした鮮やかであたたかみのある色彩が特徴の作品群をおよそ150点掲載。工藤自身によるライナーノーツやディレクター、美術評論家のハンス・ウルリッヒ・オブリストとの対談記事も収録。
White Gallery | 三坂基文
1993年に鹿児島で設立された、人々が行き交うプラットフォーム「ホワイトギャラリー」のおよそ26年間の歴史を振り返る一冊。オープンから深くギャラリーに携わった職業も肩書も様々な18名の関係者から寄せられた言葉や、オーナーである三坂基文との対話、写真などで構成され、思い出深い一冊になっている。
東京夢譚 Labyrinthos | 鬼海弘雄
写真家、鬼海弘雄による作品集。東京の情緒溢れる風景や町並み、そこで暮らす人々の営みをとらえた「街の肖像」をモノクロ図版で多数収録。月刊「草思」と「Web草思」で連載していた「東京ポルカ」の21のエッセイも併せて収録。