Modern Natural/Natural Modern Houses | Ron Broadhurst
環境に配慮した革新的な建築デザインの数々を紹介する資料集。隈研吾、藤本壮介、アライド・ワークス・アーキテクチャー、ショーン・ゴドセルなど、世界各地で活躍する建築家たちによる作品をカラー図版や図面資料とともに多数掲載。英語表記。
心像 | 桐谷美香
生命の継承をテーマとして創作活動をする現代美術家、桐谷美香による作品集。枯れた一輪の花、海の中に生けられた草花、自然の中に生きる花。見る花ではなく、心の中にある花として静かに写し出される。
残影 | 桐谷美香
生命の継承をテーマとして創作活動をする現代美術家、桐谷美香による作品集。伝統的な「たてはな」や「立花」の精神を継承しつつ、現代的ないけばなの表現を追求する。静謐な美しさを感じさせる作品群がモノクロームの写真で映し出される。写真は鷹野隆大。
Live Greener | Cayetano Cardelus Vidal
環境に配慮した建築や設計について紹介する写真資料集。ここ数十年、社会全体で環境問題や気候変動に対する意識が高まる中、地球の持続可能性と自然保護のための主要なツールのひとつとして挙げられる「緑の建築」の事例を写真や図面などの豊富な資料で紹介。英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語表記。
Cook it Raw | Alessandro Porcelli
社会的、文化的、環境的な問題を探求し、ユニークな食事体験を提供するために集まった前衛的なシェフたちの活動を記録したビジュアルブック。デンマーク、日本、イタリア、フィンランドで行われた4つの「Cook It Raw」の集まりを、美しい写真とレシピ、エッセイで再現している。 英語表記。
建築はどこにあるの? 7つのインスタレーション | 東京国立近代美術館
2010年に東京国立近代美術館で開催された展示のカタログ。アトリエ・ワン、中村竜治、中山英之、鈴木了二、内藤廣、菊地宏、伊東豊雄ら7組の建築家を紹介。建築家たちに展覧会にあわせて新作インスタレーション制作を依頼し、新たな形で「空間」を創り出す。各展示作品と併せてコンセプトなどQ&A方式で解説を収録。
極 茶の湯釜 茶席の主 | MIHO MUSEUM
2016年にMIHO MUSEUMで開催された展示の図録。茶を点てるための湯を沸かす釜「茶の湯釜」に焦点を当て紹介。奈良時代から江戸時代にかけての京釜、芦屋釜など重要文化財、重要美術品含む、100点の名品、解説を収録。
渋沢敬三記念事業 屋根裏部屋の博物館 | 国立民族学博物館
2013年に国立民族学博物館で開催された展示の図録。日本有数の財界人、民俗学者でもある渋沢敬三が開設した日本民族学会附属民族学博物館の所蔵品を中心に紹介。昭和30年頃までの日本各地でつかわれていた生活用具を図版とともに掲載。
古物美学 | 梅田晴夫
フランス文学者、小説家などとして活躍した梅田晴夫による古物美術論。「骨董と古物のちがい」「男性のための古物蒐集」「アンティックの魅力」など、著者のアンティークに対する愛と情熱を感じる評論を多数収録。
ホフマンとウィーン工房展 | 豊田市美術館 他
1996年に豊田市美術館、徳島県立近代美術館などを巡回した「ホフマンとウィーン工房展」の図録。ウィーン分離派の創立メンバー/ヨーゼフ・ホフマンと、氏が開設したウィーン工房によるプロダクトデザインの数々をカラー図版で紹介。また、同じくウィーン分離派のグスタフ・クリムトやエゴン・シーレといったホフマンを取り巻く芸術家たちの作品も収録し、同工房との関係性を考察する。
李禹煥全版画 1970-1998 | リ・ウファン
「もの派」を主導し、国際的に活動する美術家、李禹煥(リ・ウファン)の版画集。1998年に開催された展示をもとに出版されたもの。1970年から1998年に制作された版画138点をフルカラー図版で収録。
Zivile Operationen/Civil Operations | Walter Niedermayr
イタリア出身の写真家、ウォルター・ニーダーマイヤーの作品集。ニーダーマイヤーがこれまで手がけてきた様々なシリーズから選りすぐりの作品を集めたもので、国際的に評価されるようになったアルプスの風景、病院や刑務所、高速道路、建設現場など、ニーダーマイヤー独自の視点で切り取られた数々の作品を収録。英語、ドイツ語表記。
Cloud Studies | Marcel Beyer ヘルムート・フェルター
ドイツ出身のアーティスト、ヘルムート・フェルターの作品集。1880年から1960年代の雲に関する科学的視点と写真的視点を6つの章に分けて紹介。気象学者アルベルト・リッゲンバッハ、第一次世界大戦時のパイロット、気象学者で雲の伯爵とも称された阿部正直らの撮影した写真を掲載。 英語、ドイツ語表記。
William Eggleston: Election Eve | ウィリアム・エグルストン
カラー表現を用いたアート・フォトのパイオニア、ウィリアム・エグルストンの作品集。1977年にコルデコット・チャブ社から5冊のみ出版された2冊組の希少な作品集を、シュタイデル社が1冊にまとめたもの。テネシー州メンフィスからジョージア州プレーンズへ旅した際に撮影された写真を収録。英語表記。
Artists Who Make Books | Andrew Roth 、Philip E. Aarons、Claire Lehmann
国際的に活躍する32人のアーティストが手掛けた本にまつわる仕事を紹介した資料集。アンディ・ウォーホル、ソフィ・カル、河原温、ウォルフガング・ティルマンスなどの作品を解説とともに掲載。英語表記。
The Universal Photographer | Anne Geene and Arjan De Nooy
ドイツのビジュアルアーティスト、アンネ・ジーネとアルヤン・デ・ノイの写真作品集。1955年から2010年まで生きた架空の写真家「U」の活動を描いたもの。さまざまな芸術運動を引用する「U」の個人的なライフストーリーでもあり、疑似科学的な写真の百科事典でもあるユーモラスな1冊。 英語表記。
Borderlands | Helene Schmitz
スウェーデンの写真家、ヘレーネ・シュミッツの作品集。砂で埋め尽くされた部屋や廃墟の空間に取り残された家具、生い茂るジャングルなど、儚さと美しさを併せ持つ風景を通して、自然に対する固定観念を問い直す。英語、スウェーデン語表記。
アルテ・ポーヴェラ 貧しい芸術 | 豊田市美術館
2005年に豊田市美術館で開催された「アルテ・ポーヴェラ/貧しい芸術」展の図録。イタリアで1960年代後半から70年代初頭にかけて展開された芸術運動である「アルテ・ポーヴェラ(貧しい芸術)」。その代表的な12人の作家たちによる作品をテキストとともに収録し、運動の全体像に迫る。
1970年 物質と知覚 もの派と根源を問う作家たち | 岐阜県美術 ほか
1995年に開催された巡回展のカタログ。1970年前後の日本の現代美術に焦点を当て紹介する。高松次郎、李禹煥、関根伸夫、榎倉康二、狗巻賢二、吉田克朗、菅木志雄、高山登、成田克彦、小清水漸、野村仁、原口典之ら、12名の作家による作品とともに、当時の活動や、もの派の動きなどを探る。
David Hockney: A Drawing Retrospective ペーパーバック版 | デイヴィッド・ホックニー
芸術家、デイヴィッド・ホックニーの作品集。1954年から1990年代にかけてのドローイング作品をコレクション。ポートレート、静物画、カリフォルニアの風景など、ホックニーのプライベートな側面を垣間見ることのできる作品を多数収録。英語表記。
Painting Abstract: New Elements in Abstract Painting | Bob Nickas
現代の抽象画を紹介する作品集。マーク・グロッチャンやエイミー・シルマンなど、今最も重要な現代抽象画家80人の作品を6章に分けて紹介するもので、キュレーターで批評家のボブ・ニッカスによるテキストもあわせて収録。英語表記。
Photographs of Dahomey | Irving Penn アーヴィング・ペン
ファッションフォトグラフィー界の巨匠、アーヴィング・ペンの写真集。神に捧げられたアフリカの粘土人形の写真などを収録し、アフリカ文化の力強さと魅力を生き生きと映し出す。
高松次郎 思考の宇宙 | 府中市美術館 ほか
2004年に府中市美術館、北九州市立美術館で開催された展示のカタログ。現代美術家、高松次郎の1960年から1995年にかけての作品を紹介。水彩、油彩、ドローイング、オブジェ、印刷物など図版、テキストを収録。多彩な芸術性から、理解され難かった高松次郎の思考を紐解く。
Michael Kenna Japan: A Love Story | マイケル・ケンナ
2024年に東京、ロサンゼルス、ロンドンで開催される巡回展の際に刊行された、写真家マイケル・ケンナの作品集。湖上の鳥居、霧けぶる森、荘厳な山々など、神秘的で静謐な美しさで写し出される日本の風景が収められている。 日本語、英語表記。
Dan Flavin: Drawing | ダン・フレイヴィン
アメリカのミニマル・アートを代表するアーティスト、ダン・フレイヴィンの作品集。本書は色鮮やかな蛍光灯のインスタレーションで認知されているフレイヴィンのドローイングやスケッチに焦点をあてたもので、これまで知られることがなかったフレイヴィンによる新たな芸術の側面を紹介している。ドイツ語表記。
デビッド・リンチ David Lynch: Paintings & Drawings | 東高現代美術館
1991年に東高現代美術館で開催された展覧会に際して刊行された作品集。「ツイン・ピークス」などで知られるアメリカの映画監督、デビッド・リンチが描いた絵画、素描に焦点を当てた一冊で、彼の映画や音楽作品にも通じる日常に潜む混沌とした深層世界を捉えるかのような作品群を多数収録。
Between the Lights | 松田敏美
写真家・松田敏美の作品集。日本、イギリス、アメリカ、様々な都市や土地を背景に、光と闇の狭間にある黄昏時をモノクロで写し取ったもの。ほぼ無人の都市空間にもかかわらず、人々の営みの気配を感じることができる1冊。
宮永愛子 漕法 | 高松市美術館
日本の現代美術家、宮永愛子の作品集。2019年に高松市美術館で開催された展覧会の図録。「変わりながらも存在し続ける世界」を表現する氏による作品の数々と、展示風景をカラー図版で掲載。小説家・小川洋子によるテキストも収録。
内藤礼 信の感情 Rei Naito the emotion of belief | 東京都庭園美術館
2014年に東京都庭園美術館で開催された「内藤礼 信の感情」展の図録。木彫りの「ひと」と、白い画面に色彩と光が生まれるペインティング「color beginning」などの作品を収録。作品をとりまく空間が鑑賞者を優しく包み込む。
クリストとジャンヌ=クロード アンブレラ 日本=アメリカ合衆国 1984-91 | 水戸芸術館現代美術ギャラリー
2016年に水戸芸術館現代美術ギャラリーで開催された展覧会の図録。大規模な野外プロジェクトで知られる現代美術作家、クリストとジャンヌ=クロードによる、日本の茨城県北部とアメリカのカリフォルニア州南部で実施したプロジェクト「アンブレラ」のドキュメント写真やクリストへのインタビューのテキストなどを収録。
ジェイムズ・リー・バイヤーズ 刹那の美 | 坂上しのぶ
ミニマルでコンセプチュアルな作風で知られる、デトロイト出身のパフォーミングアーティスト、ジェイムズ・リー・バイヤーズのモノグラフ。禅や仏教思想、能、茶道など、日本文化から多大な影響を受けていたバイヤーズの全貌を16の章を通して明らかにする一冊。
Bildgeschehen | Gabriela Stellino
アルゼンチン出身のアーティスト、ガブリエラ・ステリーノの作品集。パノラマのような横長の作品とヴェールのように流動的に広がる色彩が特徴的なステリーノによるこれまでのモノタイプ、水彩画、油彩画などの作品群を幅広く収録。英語、ドイツ語、フランス語表記。
Satoshi Hirose | 廣瀬智央
2020年にアーツ前橋で開催された展覧会「廣瀬智央 地球はレモンのように青い」に際して刊行されたコンセプトブック2冊揃え。ミラノを拠点に活動する美術家、廣瀬智央の1990年代から2020年までの仕事を包括するもので、作品を6つのセクションに分けて紹介するとともに、論考やインタビュー、解説などのテキストも併せて収録。400部限定刊行。
荒木悠 LONELY PLANETS | 十和田市現代美術館
2023年から2024年にかけて、十和田市現代美術館で開催された展覧会の図録。文化・言語間での誤訳や誤解、オリジナルと複製の関係性をユーモアとともにドキュメンタリーやアニメーションなどの映像作品に落とし込んできた映像作家、荒木悠。本書は青森でのリサーチを含む19点の作品をカラー図版で掲載するとともに、氏へのインタビューのテキストも収録。
ゴードン・マッタ=クラーク展 | 東京国立近代美術館
2018年に東京国立近代美術館で開催された展示の図録。ニューヨークを中心に活躍し、35歳で夭折したアーティスト、ゴードン・マッタ=クラークの多面的な活動を紹介。「ビルディング・カット」、「Food」のプロジェクトをはじめ、素描、写真、彫刻、解説を収録。
Thorsten Brinkmann: The Great Cape Rinderhorn | トルステン・ブリンクマン
ドイツ出身のアーティスト、トルステン・ブリンクマンの作品集。テキサス州ヒューストンとベルギーで開催された展示を収録したもの。蚤の市、古着屋、路上、ゴミ捨て場などで収集した物品を組み合わせ、新たなオブジェを形作り、モノによって定義づけられるヒトのアイデンティティを再構築している。 英語、オランダ語表記。
会田誠 GROUND NO PLAN
大林財団による助成制度「都市のヴィジョン」第1回目の助成対象に選ばれた現代美術家、会田誠による個展の図録。ジオラマや構造モデル、インスタレーションなど様々な表現で形となった、会田が考案する「都市のあり方」を豊富な図版とともに掲載。
いまさら北京 | 会田誠
現代美術家、会田誠の写真集。2007年秋、グループ展に参加するために1カ月ほど滞在した北京の郊外を撮影したもので、オリンピックを翌年に控えた巨大都市の「ごくごく平凡な北京郊外」を会田の視点で切り取っている。
未来と芸術 Future and the Arts | 森美術館
2019年から2020年にかけて森美術館で開催された展覧会の図録。AI、バイオ技術、ロボット工学、ARなど、最先端のテクノロジーとその影響を受けて生まれた100点以上ものアート、デザイン、建築の数々を紹介。日本語、英語表記。
北川民次 メキシコから日本へ | 世田谷美術館 ほか
2024年から2025年にかけて世田谷美術館ほか全国各地で開催された展覧会の図録。メキシコで学び、帰国後は絵本や壁画、教育など様々な領域で活動した画家、北川民次。本書は北川による油彩、水彩、素描、版画などとともに、1920年〜1930年代メキシコの芸術動向に関する資料、当時交流した芸術家たちの作品を通して、北川の創造の軌跡をたどる一冊。
エコゾフィック・アート 自然・精神・社会をつなぐアート論 | 四方幸子
30年にわたりメディアアートの第一線を走るキュレーターであり、批評家としても活動する四方幸子による批評エッセイ集。エコロジー+フィロソフィー=“エコゾフィー”をキーワードに、生態的環境を扱う数々のアート作品を独自の視点で紐解いていく一冊。
市川信也 2014 ni-oi-ichi-yon | コミュニケーションギャラリーふげん社
2024年にコミュニケーションギャラリーふげん社で開催された展示の際に刊行されたもの。精神科医を生業としながら、写真家として活動する市川信也の作品集。村上春樹のベストセラー小説『1Q84』にインスパイアされた作品「2O14 [ni-ou-ichi-yon]」シリーズの作品と併せて解説を収録。すべり台やブランコなどの公園の遊具を夜間に撮影。村上春樹の小説世界と、どこか非現実を感じる現実世界との不思議な融合。
虚像培養芸術論 アートとテレビジョンの想像力 | 松井茂
テレビジョン=「虚像」が想像力とされた時代の作家とその作品性を現代の視点で分析する、戦後の日本芸術論。1960年代を主題にした2010年代の批評集であり、東野芳明、磯崎新、今野勉ら3人の思考を軸に、現代美術、現代思想、現代メディア論を通してメディア芸術の歴史的な視点を問い直していく。
The Voyage of Discovery | Carly Steinbrunn
ロンドンを拠点とするカーリー・スタインブルンの初作品集。ファウンド・オブジェを用いて写真という媒体の透明性を問いながら、道なる世界への探索についての報告書とも取れる写真作品を掲載。作品を通して、写真と探検が深い繋がりを持っていた時代へ言及もしており、全ての島々が地図に記され、国境が越えられたこの時代では、唯一残された冒険は写真の中に記録されている。フランス語表記。