自由な建築 | 石上純也
建築家、石上純也のモノグラフ。オランダの公立公園内ビジター・センターや宇部のフレンチレストラン、那須のアート・ビオトープ、モスクワの科学技術博物館の増改築など、進行中のプロジェクトを含む17作品を収録。それぞれの建築コンセプトと、作品を支える石上自身の哲学を、大判のドローイングや写真とともに豊かな言葉で紹介する。
Les Paroles. Vol.1 | Jan Vercruysse
ベルギーの現代美術家、ヤン・フェルクルイッセによる作品集。1993年から1998年にかけて展開された「Les Paroles」シリーズを収録し、彫刻やインスタレーションを中心とする作品群を紹介している。ミニマルでありながら観る者の意識を揺さぶる作品群から、フェルクルイッセの思想と制作の軌跡を読み解くことができる作品集。
Brazil: As Origins Visuais da Cultura | Ralph Gibson
アメリカの写真家、ラルフ・ギブソンによる作品集。ブラジルの芸術、音楽、文化を題材に、その多様な魅力を視覚的に探っている。熱帯の自然と人工物が織りなす色彩、太陽の光が降り注ぐビーチの風景、リズムに満ちた音楽の気配、そして女性のポートレートなどを収録。鮮烈なイメージの数々は、ギブソン特有の親密で詩的な眼差しとともに、ブラジルという土地の活力と感性を映し出している。
The Meccano Magazine 1916-1981
イギリスの総合玩具メーカー『メカノ(Meccano)』より、1916年から1981年まで刊行された『メカノ・マガジン』の歴史と魅力をまとめた一冊。英国版・フランス版を含む600点以上の図版と全表紙のカラー復刻を収録し、交通、旅行、発明、自然、SFなど多彩なテーマで当時の世界の最先端を伝える。歴史解説や雑誌文化、工学の時代精神を振り返る貴重な資料集。
アイデア No.283 立花文穂
グラフィックデザイン誌『アイデア』No.283(2000年11月号)。巻頭特集はグラフィックデザイナー立花文穂によるオリジナルアートワーク+レイアウト48ページ。コンピュータを核とする表現の集約化とは距離を取り、身体性や手触りを前面に押し出した構成で、当時の立花の現在地を鮮明に刻む。あわせてSEA(ロンドン)、レジー・ペドロ、LUST、フェリックス・ジャンセンら海外スタジオの仕事も掲載。
アイデア No.276 中島英樹 美しき抑圧
アイデア No.276、1999年9月号。巻頭特集「中島英樹ー美しき抑圧エディトリアル」ではミュージックパッケージ、ポスターなど代表作から近年の作品までを掲載。特集2「ミュージック・パッケージに見るネクストスタンダードの予感」ではティーンエイジファンクラブ、プラシーボなどロックやエレクトロニカにおける代表的作品を取り上げながら、90年代の果てに見えたデザインの現在形を検証する。
The Fog Will Clear The Snow Will Melt | Einar Hansen
デンマークの写真家、アイナー・ハンセンによる作品集。霧や雪に覆われた風景と、浴室や廊下、駐車場、スーパーマーケットといった人工的な空間を、均質な光のもとで撮影。サンデッキやオフィスビルといった生活の痕跡が、人の不在を際立たせる。身近な風景を通して、都市や郊外に漂う空白の感覚をすくい取った写真集。
Lee Ufan: Resonance
第52回ヴェネツィア・ビエンナーレ関連展にあわせて刊行された現代美術家・李禹煥(リ・ウファン)の展示会カタログ。1998年から2007年にかけて制作された展覧会での主要作品の図版に加え、造形作家・ジーノ・ディマッジオによる寄稿、リ・ウファン自身のテキストを収録。
Nineteenth Century Fashion in Detail
ロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館が所蔵する名品をもとに、19世紀の服飾を細部から読み解く一冊。繊細な刺繍が施されたネオクラシカルなドレス、鮮やかな色彩のクリノリン、端正に仕立てられた紳士用コートなど、当時の最先端を担った衣服を豊富なカラー図版で紹介している。女性用コルセットのボーン構造や、シルクのウエストコートに織り込まれた文様など、普段は目にしにくい内部や素材の工夫にも焦点を当て、実物に迫るクローズアップ写真と線画を併載。
安藤忠雄の建築 2
建築家・安藤忠雄の写真資料集。40年にわたる設計活動の中から、選りすぐりの作品をテーマ別に紹介するシリーズの第二巻。「海外の仕事」を特集。「フォートワース現代美術館」や「ホンブロイッヒ/ランゲン美術館」をはじめ主要12作品に、国際コンペ応募案や進行中の計画14作品を加えた全26作品を解説とともに収録している。活動の軌跡をたどりながら、海外建築家の寄稿、建築史家・三宅理一の論考、本人のエッセイも掲載。
安藤忠雄の建築 3
建築家・安藤忠雄の写真資料集。40年にわたる設計活動の中から、選りすぐりの作品をテーマ別に紹介するシリーズの最終巻。本書のテーマは「日本」。国内の美術館・博物館をはじめ、宗教建築、商業建築、学校、駅など、「公共性とは何か」を問い続け、既成概念や形骸化した制度と闘い、新しい公共建築のあり方を切り拓いてきた渾身の31作品を紹介している。
Julian Opie
イギリスの現代美術を代表するアーティスト、ジュリアン・オピーの展示会カタログ。2001年にバーミンガムで開催された絵画、彫刻、インスタレーション作品の展示に合わせて刊行されたもの。シンプルで象徴的な線と色による、ジュリアン・オピー独自のビジュアル表現を紹介する。
Filing 混沌のマネージメント
2004年に開催された竹尾ペーパーショウ「FILING」展をもとに構成された書籍。物質的なファイリングを主題としながら、整頓のための整理ではなく「混沌のマネージメント」という視点を提示する。クリエイターの仕事環境や思考のためのファイリングを具体例とともに紹介。ページ右端のインデックス化やグリッドの運用、写真とバイリンガルテキストの合理的配置など、編集設計そのものが実験の場となっている。装丁は原研哉が手がけている。
草間彌生 ニューヨーク/東京
1999年に東京都現代美術館で開催された草間彌生の回顧展の図録。長期にわたる創作活動のうち、ニューヨーク時代と東京での活動に焦点を当て、二部構成で収録する。1958年から68年の滞米期に制作された網目の反復絵画や増殖するソフトスカルプチュア、パフォーマンス資料をはじめ、渡米前の初期作品、帰国後の転換期を経て80年代以降のインスタレーションまでを網羅。
GA No.20 ポール・ルドルフ:タスキギーの礼拝堂/ボストン政庁舎
20世紀を代表する世界中の建築作品を紹介する『GA グローバル・アーキテクチュア』第20号。アメリカの建築家ポール・ルドルフが手がけたタスキギーの礼拝堂とボストン政庁舎を紹介。カラー・モノクロによる大判の図版と併せて解説を収録。写真は二川幸夫、装丁は細谷巖が担当している。
GA No.19 タリエール・デ・アルキテクトゥラ:ラ・マンサネラ&エル・カステール
20世紀を代表する世界中の建築作品を紹介する『GA グローバル・アーキテクチュア』第19号。建築家、リカルド・ボフィールが率いるタリエール・デ・アルキテクトゥラが手がけたラ・マンサネラとエル・カステールを紹介。写真は二川幸夫、装丁は細谷巖が、テキストはリカルド・ボフィルが担当している。
WorkSpirit 7 | vitra
スイスの家具ブランド、ヴィトラによるワークプレイスをテーマにしたビジュアルブック。オフィスチェアやデスクを中心に、チャールズ&レイ・イームズ、ジャスパー・モリソン、安藤忠雄らが関わったプロダクトや空間事例を豊富な写真で紹介。ヴィトラが長年にわたり提案してきた創造的なワークプレイスの思想と、その実践の広がりを伝えている。
Vitra: Our Clients
スイスの家具ブランド、ヴィトラによるプロジェクト事例集。ヒュンダイ、レッドブル、羽田空港ラウンジなど、世界各地で展開されたオフィスや公共空間を取り上げ、空間づくりの実践を豊富な写真とともに紹介。製品カタログにとどまらず、企業文化や働き方、ブランドイメージと家具がどのように結びつくのかを読み解く。
かたち、セリー モランディーニ作品集
イタリアの建築家・彫刻家、グラフィックデザイナーのマルチェッロ・モランディーニによる作品集。1960年代から1980年にかけて制作された彫刻、建築、グラフィックデザインを豊富な図版で紹介。幾何学的形状の探求と空間との相互作用に根ざし、日常の素材を印象的な芸術作品へと昇華させた作品群を収録している。
11ARTS 代官山プロジェクトをめぐる、11建築家の提案
日本を代表する11組の建築家が構想した「代官山プロジェクト」を紹介する作品集。隈研吾、内藤廣、北山恒、乾久美子、みかんぐみ、アトリエ・ワンなど、世代や立場を超えた建築家たちが参加している。「かたち」と「ことば」の二章構成で、模型写真を中心に各建築家のインタビューを収録。都市と建築の関係を見つめ直しながら、未来の都市像を多様な視点で紹介する。
食 | 篠山紀信
写真家、篠山紀信による食をテーマにした作品集。日本の暮らしや文化の根源である食べ物や料理、食事の瞬間を、クローズアップや見開きの大胆な構図で捉え、色彩や質感、テクスチャーを強調。料理写真を超え、食の美意識や営みを芸術的に表現している。素材の瑞々しさや盛り付けの美しさ、調理過程の繊細さがページを通して生き生きと伝わり、見る者に食の存在感と生活文化の豊かさを体感させる。
Broken Line | Olaf Otto Becker
ドイツの写真家オラフ・オット・ベッカーによる作品集。2003年から2006年にかけて滞在したグリーンランドで撮影した氷河や岩山の風景を収める。白夜の光に包まれた画面には、ほとんど影のない澄んだ景色が広がり、圧倒的な自然が迫る。氷海を進みながら記録されたこれらの写真は、美しい風景であると同時に、温暖化によって変化しつつある環境の記録でもある。
Sottsass 700 Drawings
イタリアの建築家・デザイナー、エットレ・ソットサスの私的アーカイブに残されたスケッチブックから選ばれた700点のドローイングを収録。1936年以降の長い活動期にわたる図面や素描を通して、建築、家具、セラミック、ガラス、ジュエリーまで多岐にわたる仕事の源泉を辿る。未発表のスケッチや覚え書きも含み、設計のための図面と個人的な線描が交錯する。
Jeffrey Gibson: This Is the Day
アメリカのアーティスト、ジェフリー・ギブソンの作品集。ルース&エルマー・ウェリン美術館での展覧会にあわせて刊行されたもの。2014年から2018年にかけての制作を軸に、絵画、彫刻、インスタレーション、映像を収録。ネイティブ・アメリカンの背景とポピュラーカルチャーを交差させ、衣服やバッグ、ビーズパネル、陶作品など多様な素材を展開する。
NEUTRA: Complete Works | Richard Neutra
戦後モダニズム建築を牽引した建築家リチャード・ノイトラの作品集。カリフォルニアの気候と風土を背景に展開された住宅をはじめ、学校や公共建築まで約300件を網羅する。大開口のガラス壁や深い庇によって内外を連続させ、人間と自然の関係を再構築した設計思想が通底する構成。テクノロジーと審美性を統合した空間のあり方を、多数の図面と1000点を超える写真で検証。撮影はジュリアス・シュルマンらによるもの。
IITTALA
フィンランドを代表するプロダクトデザインブランド、イッタラの約140年にわたる歩みをまとめた写真資料集。北欧の美学やフィンランドの文化、歴史、政治と深く結びつきながら発展してきた同社の姿を、初のモノグラフとして紹介している。ガラス製品からテーブルウェアに至るまで、種類ごとに整理されたプロダクトの数々。アイノとアルヴァ・アアルト、カイ・フランク、ジャスパー・モリソン、三宅一生スタジオら、国内外の著名デザイナーによる作品にも焦点を当てている。
その時間の差し出し方 湯宿さか本 | 幅允孝、中島光行
ブックディレクター・幅允孝、写真家・中島光行、グラフィックデザイナー・鈴木孝尚による出版レーベル「すなば」より刊行された写真集。石川県能登・珠洲にある小さな宿「湯宿さか本」を撮り下ろしたフォトルポルタージュ的作品集で、テレビや電話など現代的設備を持たない宿の暮らしや、自然の風景、源泉、家族が営む料理や掃除の営みなどを、詩的な写真で捉えている。1日三組のみを受け入れる宿の時間の流れを追体験するような構成で、写真・文章・装丁が一体となった、感覚的なアートブックに仕上げられている。600部限定刊行。
豊島美術館 TESHIMA ART MUSEUM
瀬戸内海の豊島に建つ豊島美術館の写真集。建築家・西沢立衛とアーティスト・内藤礼の協働によって生まれた空間を紹介する。曲面のコンクリートシェルと自然光、水の動きが織りなす体験を、鈴木研一や畠山直哉らによる写真で収録。クリス・デルコンをはじめとする論考も掲載し、建築と作品、自然環境の関係を読み解く。場所と表現が一体となった美術館の成り立ちと思想を伝える一冊。
Totally Corporate | Ed Templeton
スケートボーダーであり写真家としても知られるエド・テンプルトンのZINE。2003年にArkitip Magazineとの共同企画として刊行されたもの。全32ページの簡素な造本ながら、路上で捉えたスナップや私的なイメージが並ぶ初期作品を収録。率直な視線と、決定的瞬間を切り取るストリートフォトが交差する、現在では入手困難な1冊。
Archaeology of Elegance: 1980-2000
1980年から2000年にかけてのファッション写真を集成した資料集。ロバート・メイプルソープ、ピーター・リンドバーグ、ハーブ・リッツ、ニック・ナイト、デヴィッド・ラシャペルら、62名の写真家による約200点を収録。商業写真として発展してきたファッションフォトが、いかにして視覚文化を牽引する表現へと拡張していったのかを辿る。多様なスタイルを横断しながら、写真がデザインやアートに与えた影響を紹介している。
BONSAI | Volker Pfuller
ドイツのアーティスト、フォルカー・ピュラーによるリノリウム版画作品集。東アジアの美意識や日本の多色木版画の影響を受け、中国のスケッチブックに由来する格子模様を背景に用いている。人物像や風刺的モチーフ、蝶や観賞魚、果実などを鮮やかに描き、版画ならではの明快な造形を展開。最大3色の刷りを巧みに使い分け、版画技法と遊び心が伝わる一冊。500部限定刊行。
Otre Jahre: Photographien 1968-1999 | Candida Hofer
ドイツの写真家、カンディダ・ヘーファーによる作品集。1968年から1999年までに撮影された写真を収録し、図書館や劇場、美術館などの公共空間を中心に紹介。人の姿を排した室内空間を正面性の強い構図で捉え、建築の構造や光の広がりを明晰に描き出す。整えられた視点のもと、制度や記憶を宿す場所のあり方を問いかける。ヘーファーの初期から成熟期に至る歩みを通して、空間を主題とする写真表現の展開を辿ることができる。
Hamburg | Candida Hofer
ドイツの写真家カンディダ・ヘーファーによるコンパクトなサイズの作品集。ハンブルクの図書館や劇場、歴史的建築など公共空間の室内を撮影したシリーズを収録する。人物を排した端正な構図で、光の入り方や空間の広がりを丁寧に写し出す。36点のカラー図版を掲載し、各作品には対向ページにタイトルを配する仕様。
日常らしさ | 安村崇
写真家・安村崇の初期作品をまとめた作品集。籠に入ったみかん、すりガラスの食器棚、和室の鏡台、花柄のカーテンなど、昭和の家庭に見られた身近な風景を題材に、整然とした構図のなかにわずかなずれや違和感を丁寧に写し出す。懐かしさと緊張が同居する画面を通して、日常という舞台装置のあり方を問い直す。マルティン・イェッギらによる批評テキストも収録。
Metallic Sleep | Doug Aitken
1998年にTAKA ISHII GALLERYで開催された個展にあわせて刊行された作品集。1990年代後半のダグ・エイケンの表現を収録する。写真や映像、インスタレーションへと展開していく実践を背景に、都市や光、時間の断片を思わせるイメージが並ぶ。金属的な質感と夢のような感覚が交差し、現実と仮想、静止と運動の境界を揺さぶる内容。
Catching the Moment | Terry Jones
ロンドン発のファッション誌『i-D Magazine』創始者、テリー・ジョーンズによる作品集。1990年代後半までに彼がアートディレクションを手がけた代表的な誌面を紹介する。パンクやニュー・ウェーヴの精神を反映した大胆なレイアウトやタイポグラフィを数多く収録し、80〜90年代のストリートカルチャーとファッション誌デザインの革新を伝える一冊。英語表記。
日本の紙クズ 大正・昭和の庶民派レトログラフィックス 野島寿三郎コレクション
大正から昭和期にかけて日本で生まれた、日常にあふれる紙片を収録したデザイン資料集。劇場パンフレットや交通切符、薬袋、マッチラベル、駅弁の包み紙、宝くじ、レコードジャケットに至るまで、チラシやラベル、パッケージ類を網羅。時代の庶民文化を彩った紙資料をカテゴリーごとに整理し、カラーを中心に一部モノクロで紹介する。消えゆく印刷物の意匠と、当時の生活感覚を伝える貴重なビジュアルアーカイブ。
Cell | 松江泰治
写真家・松江泰治による作品集。広範囲を撮影したネガから、わずかに写り込んだ「人」の部分だけを切り出し、45cm角に拡大する手法によって構成。屋上での日光浴、草原に集う人々、ウエディングフォトの撮影風景、道路上で車を動かそうとする場面など、意図されず写り込んだ日常の断片が、鮮烈な色彩とトリミングによって新たな意味を帯びる。人間という最小単位=「cell」に焦点を当て、写真を見る行為そのものの楽しさをあらためて伝えている。
over the silence | 今城純
広告や雑誌、CDジャケットなど幅広い分野で活動する写真家、今城純による作品集。スウェーデン、ドイツ、エストニアを舞台にした三冊組で、それぞれ異なる編集によって構成される。淡い光と影、広がる余白や距離感を生かしながら、断片的な風景や人の気配を捉える。三冊を通して、静かな視線の広がりを体験することができる。
Aquarelle | Gerhard Richter
ドイツを代表する現代美術家、ゲルハルト・リヒターの水彩作品に焦点を当てた作品集。1985年にドイツで開催された展覧会にあわせて刊行されたもの。写真絵画や抽象画で知られるリヒターにとって、水彩は実験的な思考を試す場でもあり、本書には当時の作品群を収録。にじむ色彩や重なり合う層が生む効果を、図版と論考を通して紹介する。
LOVEファッション 私を着がえるとき
2024年から2025年にかけて東京オペラシティアートギャラリーほか全国各地で開催された展覧会の図録。服飾と自己の関係をテーマに、18世紀から現代までの衣装コレクションを豊富なカラー図版で紹介。コム・デ・ギャルソンやシャネル、ディオールなどの名作を中心に、服に宿る情熱や欲望、自己表現の多様なかたちを章立てで解説。展覧会で展示されたアート作品やエッセイ、作品リストも収録。
特別展 はにわ
2024年に東京国立博物館で開催された展覧会の公式図録。国宝「埴輪 挂甲の武人」指定50周年を記念し、全国から集結した選りすぐりの埴輪約120点を鮮明なカラー図版とともに収録。人物・動物・器財など多彩な造形を通して、古墳時代の祈りや権威、造形感覚に迫る。最新研究を踏まえた解説やコラムも充実し、鑑賞の記録としてはもちろん、埴輪研究の入門書としても読み応えのある内容となっている。
縄文 1万年の美の鼓動
2018年に東京国立博物館で開催された特別展「縄文 1万年の美の鼓動」の公式図録。縄文時代草創期から晩期まで、日本列島各地から出土した土器や土偶、装身具などを通して、縄文人の造形感覚と精神性に迫る。火焔型土器や「縄文のビーナス」など、縄文期の国宝6点が一堂に会した史上初の展示を完全収録。豊富な図版と学術的解説を交えながら、日本の美意識の原点ともいえる「縄文の美」の全貌を多角的に伝える資料性の高い一冊。
生野祥雲斎竹藝作品集
竹工芸として初めて重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された生野祥雲斎の作品集。伝統的な竹の編組技法を継承しつつ、素材の可能性を拡張する造形的・芸術的アプローチを追求した作品を収録。盛籃などの端正な工芸品から、炎の揺らめきを思わせるモビール状の代表作「炎」まで、繊細な編みの美と構築的な造形力が融合した、生野の創作世界を体系的に紹介している。