現な像 | 杉本博司
現代美術家、杉本博司の論考集。2008年の1年間、月刊新潮に連載していたものをまとめた一冊。人間、芸術、時間、文明、あらゆる事象の本質を12の章ごとに杉本自身の視点で論じる。
The Navajo Weaving Tradition
アメリカ南西部の先住民、ナホバ族の織物の歴史をまとめた1冊。1650年代からこれまでに制作されてきた織物とその歴史を紹介する。縞模様や幾何学的模様、儀式の様子などが描かれたブランケットやラグの図版とともに解説を収録。 英語表記。
空海と高野山 弘法大師入唐1200年記念 | 京都国立博物館 ほか
2003年より京都国立博物館などで開催された展示の図録。平安時代に弘法大師空海により創建され、現在も真言密教の総本山であり続ける高野山が所蔵する文化財を一挙に紹介。唐からの請来品、高野山で想像された密教美術品、皇族・武家などから寄進された品々などを図版とともに収録。
東京国立博物館創立150年記念 特別展 国宝 東京国立博物館のすべて | 毎日新聞社
2022年に東京国立博物館で開催された展示の図録。「東京国立博物館の国宝」、「東京国立博物館の150年」の2部構成で紹介。絵画、書跡、東洋絵画、法隆寺献納宝物、考古、刀剣や博物館の誕生や皇室から引き継がれた名品なを収録。
フランク・ロイド・ライトと日本展 | 財団シーボルトカウンシル
1997年に開催された「フランク・ロイド・ライトと日本展」の図録。古きよき日本の芸術を愛し、蒐集家としても知られるフランク・ロイド・ライト。氏の手がけた建築作品を収録するとともに、氏に影響をあたえた浮世絵や、屏風といった日本芸術を多数紹介。
サンドイッチサイレンサー | 浅葉克巳、黒田征太郎、日暮真三ほか
1969年に結成された芸術グループ「サンドイッチサイレンサー」の作品集。グラフィックデザイナー、イラストレーター、写真家、インテリアデザイナー、コピーライターなど総勢16名が所属。そのうち浅葉克巳、加納典明、小西啓介、倉俣史朗、桜井郁男、長友啓典、黒田征太郎、上條喬久、鋤田正義、高橋稔、戸村浩、日暮真三、青葉益輝、長浜治、椎根和、伊藤隆道の作品を収録。
アーヴィング・ペン 三宅一生の仕事への視点
写真家のアーヴィング・ペンが、デザイナー・三宅一生の作品を撮影した写真集。20年を超える二人の共同作業をまとめたもの。三宅一生が生み出した目を見張るようなテクスチャーと、アーヴィング・ペンが読み取った原始的な美、そして未来を先取りした最先端ファッションの鼓動が融合する。
世界のグラフィックデザイン 全7冊揃 | 講談社
著名デザイナーが各巻の編集を担当している人気シリーズ「世界のグラフィックデザイン」全7巻揃え。杉浦康平、松岡正剛、原弘、田中一光、横尾忠則、永井一正、勝井三雄、粟津潔、磯崎新、福田繁雄らが参加。
視覚の地平 | 勝井三雄
グラフィックデザイナー、勝井三雄の作品集。「表現の新領域を探し求めて」「デザインで組み立てる世界」「光が生成する宇宙」の3章で構成され、幾何学的なパターンを用いたグラフィックデザインや、ブックデザインなどその多彩な仕事を丁寧に紹介。また、向井周太郎や粟津潔、田中一光らによるテキストもあわせて掲載。
組版 タイポグラフィの廻廊 | 府川充男、小池和夫、小宮山博史 他
府川充男、小池和夫、小宮山博史らによる組版・タイポグラフィ評論。「タイポグラフィの視線」「八〇年代のブック・デザインとタイポグラフィを過る」「仮名と書体を見る眼」などを収録。
Max Huber ハードカバー版 | マックス・フーバー
戦後のイタリアで活躍したグラフィックデザイナー、マックス・フーバーの作品集。ハードカバー版。大胆なタイポグラフィーと鮮やかな色遣いで20世紀のグラフィックデザインを牽引したフーバーの作品を12のテーマ別に300点以上収録。
Bauhaus Fotographie | Edition Marzona
ドイツのヴァイマルに設立されたデザインの教育機関・バウハウスの写真資料集。ルチア・モホリ、モホリ=ナジ・ラースロー、ハンネス・マイヤーらによって撮影された、1920年代から1930年代にかけてのバウハウスの活動や実験の記録写など真379点を収録。
Nova 1965-1975 | David Hillman、Harri Peccinotti、David Gibbs
1965年にイギリスで創刊された雑誌「Nova」。タイポグラフィ、レイアウト、イラストレーション、写真、記事内容とあらゆる観点において先進的だった「Nova」の10年間を記録した作品集。各号の表紙に加え、200以上の特徴的な写真・記事を編纂して収録。
仲條 NAKAJO | 仲條正義
グラフィックデザイナー、仲條正義の代表作を網羅したアートワーク集。資生堂の企業文化誌『花椿』、資生堂パーラー、松屋銀座や東京都現代美術館のCI計画、その他仲條が手がけた数多くのポスターやロゴデザインなどを収録。仲條と早川良雄、細谷巌、葛西薫、服部一成たちによるテキストを別刷として付属。 装丁は服部一成。英語、日本語表記。
Beware Wet Paint | Alan Fletcher アラン・フレッチャー
デザイナー集団ペンタグラムの創設者のひとりであり、「英国グラフィックデザインの父」とも称されるグラフィックデザイナー、アラン・フレッチャーの作品集。作品の制作、解決や方法のうらに潜む思考の軌跡に重点を置き解説。メジャーなクライアントのために制作されたものや、プライベートな作品を含む250の作例を収録。
粟津潔 荒野のグラフィズム | フィルムアート社
2007年に金沢21世紀美術館で開催された「粟津潔 荒野のグラフィズム」の図録。戦後日本のグラフィックデザイン界を駆け抜けるように牽引してきた粟津潔の多彩な作品を紹介するとともに、杉浦康平、福田繁雄、高橋悠治といった著名人が寄せたテキストも併せて収録。装丁は祖父江慎。
装本の使命 | 恩地孝四郎
抽象版画の大家として日本の美術界を牽引しながら、生業として多種多様な分野の装幀も手がけた恩地孝四郎の装丁美術評論集。本の美術、装丁、図案のプロセスを紹介するものから、出版創作や版画誌について書かれたエッセイなど、多彩な文を掲載。
欧文書体入門 | 組版工学研究会 ほか
アルファベットA-Zの26文字にちなみ、代表的な書体26点を紹介するタイポグラフィ資料集。書体の歴史から、背景、制作者のプロフィールなど、各書体ごとに図版とともに解説。
明朝活字 その歴史と現状 | 矢作勝美
文字文化の基盤ともいえる明朝活字の歴史と現状について解説した資料集。近代活版印刷の成立から普及、そして明朝活字の形成と発展に至るまで図版とともに解説。
副田デザイン制作所仕事集 | 副田高行
シャープ「AQUOS」シリーズや、トヨタ「ReBORN」シリーズなどの広告を手がけているアートディレクター・副田高行の作品集。副田デザイン制作所設立以後から今日までのポスター、新聞広告など約200点を制作時のエピソードとともに紹介。
ヤン・チヒョルト展 | DNP文化復興財団
2013年に開催されたヤン・チヒョルト展の図録。20世紀を代表するタイポグラファー、ヤン・チヒョルトが手がけたポスターから書籍、書体見本帳、新聞・雑誌、スケッチ、さらに著書にいたるまで幅広く収録。
デザインの自然学 自然・芸術・建築におけるプロポーション | ジョージ・ドーチ、多木浩二
ジョージ・ドーチによる評論。生あるものに感じる美しさとはなにか。動植物の形態を見較べ、その疑問を探求してゆく。「かたち」としてもっとも美しいプロポーション比率「黄金率」への収斂を解明していくことにより、デザインから見た宇宙の仕組みを紐解く。
Japan Style | ヴィクトリア&アルバート博物館、国際交流基金
ヴィクトリア&アルバート博物館と、国際交流基金によって開催された展示会図録。「日本の美」を感じさせる文化やプロダクトなどを、「materials」「Elegance」「Simplicity」など章立てて紹介。展示のアートディレクションと、エディトリアルデザインは田中一光、デザインは佐村憲一、テキストには勝見勝などが参加。英語表記。
エル・リシツキー 構成者のヴィジョン | 寺山祐策
ロシア・アヴァンギャルドを代表するデザイナーの一人、エル・リシツキーの評論集。寺山祐策「構成者の空間(ヴィジョン)」、新島実「リシツキーとチヒョルト」、多木浩二「リシツキーと20世紀」などを収録。
特別飛行便 | 和田誠
特別飛行便/日本を代表するイラストレーターでありデザイナーの、和田誠のイラスト集。1977年から2008年までの31年にわたり担当してきた、週刊文春の表紙イラストをカラーで多数収録。鮮やかな色で描かれた、花や動物、風景画といったペインティング調の作品が収められた一冊。
真鍋博の昆虫記 | 真鍋博
イラストレーター、真鍋博による一風変わった昆虫図鑑。現代社会の様々な物事を虫に例えて表現。選挙に集まってくる「票虫」、早春期に大量発生する「卒学バチ」など、たっぷりのユーモアと、ときに風刺を交えたイラストと解説を収録。
アイビー グラフィティ | 馬場啓一
アメリカ北東部にある8つの私立大学「アイビーリーグ」の学生たちに流行し、その後日本で独自の文化として流行したファッションスタイルのカルチャーをまとめたもの。ファッションをはじめ、雑誌、インテリア、生活雑貨など、「アイビー」の文化や生き方を掘り下げるライフスタイルカタログ。カラー・モノクロによる図版とともに解説を収録。
VAN グラフィティ アイビーが青春だった | 立風書房
1960年代に一世を風靡したアイビールックを牽引し、1978年に倒産したアパレル企業・株式会社ヴァンヂャケット(VAN-JAC)のアーカイブ。商品、ノベルティ、当時のファッション誌についてなど、馬場啓一、くろすとしゆき、穂積和夫ら豪華執筆陣が、自身の青春とVANの思い出を重ねて語り尽くす1冊。
Imaginarium | junaida ジュナイダ
2022年から2024年にかけて開催される大規模個展の図録。画家、junaida(ジュナイダ)の鮮やかな色彩と謎めいた世界の緻密に描かれた作品を紹介。絵本、画集、広告、描き下ろしの三連画など約400点以上の作品図版、テキストを収録。
池田満寿夫 Book Work 1947-1977
画家・版画家・挿絵画家・彫刻家・陶芸家・作家・映画監督など多岐にわたる分野で活動した芸術家・池田満寿夫の装丁仕事のみを集めた作品集。
井上嘉瑞と活版印刷 著述編/作品編 2冊セット | 印刷学会出版部
嘉瑞工房創立者である井上嘉瑞氏の著述と組版作品の復刻板2冊セット。「田舎臭い日本の欧文印刷」をはじめ、戦前から戦後にかけての日本の印刷業界へと影響を与えた活版印刷、欧文組版におけるタイポグラフィについてなどの著述、豊富な習作を収録。
Ir e Vir | Isabel Minhos Martins
ポルトガル出身の作家、Isabel Minhos Martinsによる児童書。人々と同じようにツバメや蝶、シマウマやヌーなどの動物も地球上を移動する。その中で船や車で移動する人々の生活の一部が地球のバランスに影響を与えてしまっていることを鮮やかな色彩で描いたもの。地球の問題について、ゆっくりと考えさせられる1冊。 ポルトガル語表記。
La cuisine est un jeu d’enfants | Michel Oliver
フランスの料理人、ミシェル・オリヴィエによる子ども向けの料理絵本。前菜やスープ、卵料理、デザートまで、ページいっぱいに描かれたポップなイラストと実用的なレシピを収録。ミシェルの父であるレイモンドが開いた三つ星レストラン「Le Grand Vefour」の常連であったジャン・コクトーによる序文も掲載。 フランス語表記。
文字の力 | 平野甲賀
グラフィックデザイナー・平野甲賀の手掛けた装丁のうちから、代表的な「描き文字」にスポットを当て、選りすぐりの54点に未発表「架空装丁」12点を加えた珠玉の作品集。
ウェス・アンダーソンの風景 | DU BOOKS
色彩や構図など独特な世界観を持つウェス・アンダーソンの映画に登場するような実在の風景を集めた1冊。世界各国200以上のポップでどこかノスタルジックな風景の切り取りと解説、ウェス・アンダーソンによる寄稿を収録。訪れてみたくなる「ウェス・アンダーソンっぽい」魅力的な場所の数々が収められている。
美と知のミーム、資生堂
1998年に東京・六本木のオリベホールで開催された展示の図録。西洋風の調剤薬局として創業された時代の医薬品から、雑誌広告、ポスター、香水瓶などを豊富なカラー写真で収録。創業からこれまでの資生堂の「知と美の歴史」を辿る。
福田繁雄個展資料 | 大丸ミュージアム
「日本のエッシャー」とも呼ばれるグラフィックデザイナー、福田繁雄の様々なトリックアート作品を展示した「福田繁雄展」の図録。動きそのものをフィギュア化したシリーズや、鏡の中でのみ正常に映る「デコブル」「ボコブル」等々、ユニークな作品を数多く収録。手塚治虫が寄せたエッセイ「福田イズムは唯一無二」なども併せて掲載。
イメージの冒険3 文字 | カマル社
イメージの冒険シリーズ第3巻、文字特集。「空想文字博物館」「ビジュアル・コミュニケーションとしての漢字」「どんな空間でも、文字は飛翔する」など、様々な視点から文字の魅力を紹介。「文字を素材としたグラフィックアートの作品」では、杉浦康平、田中一光、横尾忠則、原弘、和田誠などによる作品も掲載。
町まちの文字 | 蓜島庸二
看板やのれんに用いられた幾多の文字たち。文字書きの天才たちが築き上げた書道史からこぼれ落ち、より身近に日常の中で用いられた民衆の造形の痕跡を追った、文字のドキュメント記録集。
アイデア No.267 デザイナーのオリンピック参加 | 誠文堂新光社
アイデアNo.267、1998年3月号。最高の文化ポスターともいえるオリンピックポスターを通して、今世紀のポスター文化の変遷やそれを取り巻く時代的ダイナミズムを検証していく。そのほか「ラルフ・シュライフォーゲル ー無秩序と秩序の間のデザイン」、「大竹伸朗 Exhibition Remixes」などを収録。表紙デザインはラルフ・シュライフォーゲル。
アイデア No.251 スペシャルインタビュー サイトウ・マコト | 誠文堂新光社
アイデアNo.251、1995年7月号。巻頭では元グラフィックデザイナー・現アーティストのサイトウ・マコトを特集。インタビューとともに代表的な仕事を紹介。そのほかオランダのデザインスタジオ「ウィルト・プラッケン」、 「洗練されたラテン・アメリカンテイストのイラストレーション ホゼ・オルテガ」などを収録。表紙デザインはサイトウ・マコト。
20世紀のポスター デザインのちから・文字のちから | 東京都庭園美術館
東京都庭園美術館で開催された「20世紀のポスター デザインのちから・文字のちから」展図録。20世紀の優れたタイポグラフィ・ポスター作品113点を、時代の変遷と併せて紹介。そのほか、関連する評論エッセイも多数収録。