GUTAI 分化と統合 すべて未知の世界へ | 大阪中之島美術館 ほか
2022年から2023年にかけて大阪中之島美術館と国立国際美術館による共同企画で開催された展覧会の図録。1954〜1972年に活動していた、吉原治良率いる前衛美術グループ/具体の歩みを、「分化」と「統合」という2つの視点から捉え直すもので、実験精神と創造的なエネルギーに満ちた数々の代表作をカラー図版で多数掲載。
晴れときどきライカ | 落合陽一
研究者、メディアアーティストの落合陽一による写真集。2019年から2021年にかけて『文學界』で連載していた「風景論」に加筆した作品をまとめたもので、愛用のライカで撮影したモノクロ図版が中心の作品群に24のエッセイを収録。
ジャコメッティ | 矢内原伊作
20世紀ヨーロッパを代表する彫刻家、アルベルト・ジャコメッティのモデルを務めたことでも知られる哲学者、矢内原伊作による回想録。1956年から1961年の間、滞在先のパリでのジャコメッティとの対話や交流を忠実に記録したもので、1969年刊行の「ジャコメッティとともに」に未発表の日記、手帳、手紙を撰録した一冊。
田名網敬一 記憶の冒険 | 国立新美術館
2024年に国立新美術館で開催された展覧会の図録。絵画、コラージュ、シルクスクリーン、アニメーション、オブジェなど、多彩な表現を生み出し続けたアーティスト、田名網敬一。初期の作品から最新作にいたるまで、60年以上にわたる創造の軌跡を豊富な資料や論考のテキストとともに辿る一冊。
Magic Mountain | 風間サチコ
美術家、風間サチコの作品集。現代美術賞「Tokyo Contemporary Art Award 2019-2021」受賞記念展開催に際して刊行されたもので、受賞者の風間サチコによる代表作から最新作にいたるまで、木版画作品50点を掲載。
三島喜美代 | SOKYO ATSUMI
2021年にSOKYO ATSUMIで開催された展覧会「三島喜美代個展 1950年代から2021年まで」の図録。現代美術家、三島喜美代の代表的な陶の作品や廃棄された⾦属や⽊⽚を組み合わせた立体作品、貴重な絵画など、初期作品から近年に至るまでの作品群を掲載。ディレクターで美術評論家のハンス・ウルリッヒ・オブリストによるインタビュー記事も併せて収録。
コレクション 金沢21世紀美術館
国内屈指の現代美術のコレクションをもつ金沢21世紀美術館。全アーティストの作家解説と作品解説、調査中のものを除き、全コレクション作品の図版と作品情報を作家のアルファベット順にレイアウト。辞書のようなデザインのコレクション・カタログ。2015年3月刊行の初版に新たに3年分の新規収蔵作品を追加した全面改訂版。30作家、72頁を増補。
佐賀町エキジビット・スペース 1983-2000 現代美術の定点観測 | 群馬県立近代美術館
2020年に群馬県立近代美術館で開催された展示の際に刊行されたもの。1980年代から2000年代にかけて、佐賀町エキジビット・スペースにて開催された展覧会の様子、出展作品を紹介。杉本博司、安藤忠雄、川久保玲、シェラ・キーリー、野又穫、剣持和夫ら、25名の作家による作品図版、展示風景、解説を収録。
If the Snake 岡山芸術交流 2019 もし蛇が
岡山市で3年に1度開催される国際現代美術展「岡山芸術交流2019」の公式カタログ。アーティスティックディレクターを務めたフランスの現代アーティスト、ピエール・ユイグによるテキストのほか、作家たちの作品群を散りばめたヴィジ […]
ざわつく日本美術 | サントリー美術館
2021年にサントリー美術館で開催された展覧会「ざわつく日本美術」展の図録。サントリー美術館所蔵の名品、珍品などから「ざわつき」をキーワードに選定された日本美術の作品90点以上を豊富な図版とともに紹介。
Virgil Abloh: Figures of Speech | ヴァージル・アブロー
Off-Whiteの創設者であり、ファッションデザイナーであるヴァージル・アブローのモノグラフ。ラグジュアリーストリートの先駆者として活躍していたヴァージル・アブローの創作のプロセスを探る。これまでのデザイン作品、アイデアスケッチ、資料写真、インタビューほか、1,800点以上の未公開画像と併せて解説を収録。英語表記。
Peter Arnell: Projects 1980-2020 | ピーター・アーネル
商業写真の分野で活躍する写真家、ピーター・アーネルの2冊組作品集。40年以上にわたる彼の歩みを紹介し、創造力にあふれた彼の思考と多彩な作品群を深い洞察したもの。サムスン、シャネル、グッチ、DKNY、ペプシといったブランドの代表的プロジェクトを収録。
作品集 亀倉雄策 | 美術出版社
グラフィックデザイナー、亀倉雄策の作品集。Nikon、東京オリンピックのポスターや、シェル石油のロゴタイプなど代表作を含め、雑誌アイデアや雑誌デザインの表紙作品も収録。ヘルベルト・バイヤーによる序文、著者本人による制作ノートなども併せて掲載。
What is Universal Everything? | Adrian Shaughnessy、Tony Brook
イギリスを拠点に活動するデジタルアート集団Universal Everythingの作品資料集。マイクロソフトやMTVなどのクライアントから、レディオヘッドやロンドンの科学博物館とのプロジェクトまで24のプロジェクトを検証。2つのエッセイと膨大なインタビュー、90ページに及ぶ創設者兼クリエイティブ・ディレクターであるマット・パイクの手描きスケッチ、数々のインスピレーション源の詳細なリストも収録。
Saul Bass: A Life in Film and Design | ソール・バス
IBMやユナイテッド航空などの企業デザインを多数手がけたことで知られるアメリカのデザイナー、ソール・バスの作品集。コーポレート・アイデンティティや、映画タイトルなど代表作を含む1400点以上をカラーで収録。英語表記。
Narita Inspected: Japan Graphic Design Compiled 成田インスペクテッド
グルーヴィジョンズやマニアッカーズデザイン、Nendoら、1990年代における日本のグラフィックデザイナーやイラストレーター総勢32組の仕事をまとめた資料集。グラフィックデザインやコラージュ、ゲーム、キャラクターなどの作品だけでなく、それぞれのデザイナーたちへのインタビュー、混沌とした仕事場や作業風景の写真などもあわせて収録。 英語、日本語表記。
Ladislav Sutnar: Visual Design in Action
チェコスロバキアのグラフィックデザイナー、ラジスラフ・ストナルの作品集。情報デザインのパイオニアでもあり、グラフィック、広告、企業のアイデンティティなど、ストナルの哲学的な思考に基づいた仕事を纏めた一冊。1961年に出版された『Visual Design in Action』の復刻版。
Rudolph de Harak Graphic Designer: Rational Simplicity | ルドルフ・デ・ハラック
アメリカのグラフィックデザイナー、ルドルフ・デ・ハラックの作品集。1924年から2002年までのレコードや本、家具や展示会などのデザイン作品とデ・ハラックの生涯を6つの章で構成している。デ・ハラック最初で唯一となる出版物。 英語表記。
Ootje Oxenaar: Designer and Commissioner | Els Kuijpers
オランダのグラフィックアーティスト、ビジュアルアーティストとして知られるOotje Oxenaarの作品集。PTTで手掛けたグラフィックデザインを中心に、オランダのグラフィックデザイン界に大きな影響を与えた作品を多数紹介。第二次世界大戦以降の50年間に発展したオランダのグラフィックデザインの軌跡も辿ることができる一冊。
資生堂宣伝史 歴史/現代/花椿抄 全三冊揃
資生堂の宣伝の歴史を編纂。歴史、現代、花椿抄に分類された三冊セットで、CI、パッケージデザイン、CM、広告デザインなどとともに1979年当時までの膨大な資生堂宣伝史を掲載。
資生堂宣伝史 総合篇/TV・CM篇/セルジュ・ルタンス篇 全三冊揃
1960年代以降の資生堂の広告宣伝史を編纂した資料集。広告ポスターのグラフィックデザイン、店頭でのディスプレイデザイン、パッケージデザインを収録した「総合篇」、セルジュ・ルタンスのクリエイティブのみを集めた「セルジュ・ルタンス篇」、テレビCMを集めた「TV・CM篇」(VHS)の3冊で構成。
Skeleton | 原研哉、佐藤卓
グラフィックデザイナー原研哉と佐藤卓によるパッケージデザイン作品集。ウイスキーボトル、缶コーヒー、化粧品など、身近でありながらシンプルで作品性の高いパッケージをカラーで多数掲載。写真は藤井保によるもの。
80s 日本の雑誌広告 | ピエ・ブックス
80年代の日本の雑誌広告作品集。ファッション、自動車・オートバイ、航空・観光・鉄道といったカテゴリーに分け、資生堂、キューピー、大塚製薬など企業の優れたアートワークの広告作品を紹介。また巻末には日本雑誌広告賞受賞作品とともに80年代を振り返る「80sクロニクル」を掲載。80年代当時の流行や文化も垣間みることができる一冊。
70s 日本の雑誌広告 | ピエ・ブックス
70年代の日本の雑誌広告作品集。化粧品、ファッション、食品、インテリアといったカテゴリーに分け、花王、サントリー、全日空など企業の優れたアートワークの広告作品を紹介。また巻末には日本雑誌広告賞受賞作品とともに70年代を振り返る「70sクロニクル」を掲載。70年代当時の流行や文化も垣間みることができる一冊。
Cosmos of Silence | 宇平剛史
現代美術家・デザイナーの宇平剛史の作品集。モノクロームを基調とし、緻密で静けさに満ちた作品で国際的にも注目を集める宇平によるこれまでのアートワークやデザインワークの数々を多数掲載。宇平へのインタビュー記事や美術批評家の沢山遼による論考、美学者の星野太によるテキストなども併せて収録。
More is More: Designing Bigger, Bolder & Brighter
ミニマルデザインの対極ともいえる、より大きく、明るく、大胆な方法でグラフィック表現を行うマキシマリズム・ムーブメントを追うビジュアル資料集。ぶつかり合う色を混ぜ合わせたり、異なるパターンや要素を組み合わせたり、デザインのルールを巧みに破り境界線を押し広げる、大胆なグラフィックデザインを多数紹介。英語表記。
木村政次のグラフィックデザイン
現代美術家としても活動するデザイナー、木村政次の作品集。木村政次が手がけたポスターワーク、雑誌カバー、ロゴデザイン、パッケージデザインなどの作品を掲載。
The Book as a Work of Art | Giorgio Maffei、Maura Picciau
20世紀の重要で多彩なアーティストたちが手がけた書籍の数々を紹介する作品資料集。2006年にローマ国立近代美術館で開催された展覧会に際して刊行されたもの。ステファヌ・マラルメ、マックス・エルンスト、カンディンスキー、エル・リシツキー、エドワード・ルシェ、ル・コルビュジエ、ブルーノ・ムナーリらの作品をカラー図版で多数収録。イタリア語、英語表記。
本質的なもの | エミール・ルーダー
スイス・タイポグラフィの巨匠エミール・ルーダーが、1957年から59年にかけてタイポグラフィ専門誌「TM」上に発表した連載「本質的なもの」全4回を翻訳し、一冊に纏めたもの。文字だけでなく、古今東西の文化、自然科学、政治社会との関連にも目を向けるテキストは、タイポグラフィに興味のあるデザイナーのみならず、すべての作り手にとって重要な視点を与えてくれる。
瀧本幹也作品集 CROSSOVER | 青幻舎
広告、エディトリアルワーク、映画など多岐にわたる分野で活躍する写真家、瀧本幹也の作品集。自身のシリーズ作品、広告、CM、映画など20年間の作品を、500ページを超える大ボリュームで大判のカラー写真、テキストを収録。「SIGHTSEEING」、「Le Corbusier」シリーズ、キューピーマヨネーズ、サントリー、ダイワハウス、映画「そして父になる」「海街diary」ほか、瀧本幹也の活動の記録をまとめた一冊。
デザイナー誕生 1950年代日本のグラフィック | 印刷博物館
2008年に印刷博物館で開催された展覧会「デザイナー誕生:1950年代日本のグラフィック」の図録。河野鷹思、原弘、亀倉雄策、北園克衛など日本を代表するデザイナーらの作品を多数収録し、復興から成長へと歩み出した50年代の日本デザイン界を映し出す。
山名文夫のグラフィックデザイン 装丁・広告・プライベートな挨拶状まで
資生堂のキーデザインでも広く知られるグラフィックデザイナー、山名文夫の作品集。パンフレットのデザインから装幀・挿画、広告、プライベートな年賀状・礼状まで、多彩な作品を紹介する。序文は水野卓史によるもの。
RYKIEL | ソニア・リキエル
フランスのファッション・ブランド「ソニア・リキエル」20周年を記念して発行された写真資料集。最盛期の作品、コレクション風景、ドローイングなどを収録。 フランス語表記。
Shirt Kings: Pioneers of Hip Hop Fashion | Edwin Phade Sacasa、Alan Ket
ヒップホップ黎明期である1980年代に、B-BOYファッションを確立させたパイオニアたちの写真集。B-BOYのポートレートの他、彼らが愛用したTシャツやプルオーバーのグラフィックデザインもカラーで多数収録。
Books! | Murray McCain、John Alcorn
作家のマレー・マッケンとイラストレーター、ジョン・アルコーンによる1962年初版の絵本。温かみのあるイラストと遊び心に満ちたタイポグラフィ、そして「本」という存在そのものへの愛情が込められた、今なお多くの人々に愛され続けている一冊。本が私たちの日常にもたらす豊かさを、詩的な言葉とグラフィックで表現しており、鮮やかな4色の蛍光インクによる印刷で構成されている。英語表記。
Hundert T Variationen | Jan Teunen ヤン・テウネン
ドイツのカルチュラルキャピタルプロデューサー、ヤン・テウネンが100通りの「T」を一冊に集めたユニークな作品集。エットレ・ソットサスやウヴェ・レーシュ、アンナ・ベルケンブッシュら名だたるクリエイターたちによる「T」をモチーフとしたイラスト、写真、グラフィックデザインなど、112点にも及ぶ図版を収録。ドイツ語表記。
組版 タイポグラフィの廻廊 | 府川充男、小池和夫、小宮山博史 他
府川充男、小池和夫、小宮山博史らによる組版・タイポグラフィ評論。「タイポグラフィの視線」「八〇年代のブック・デザインとタイポグラフィを過る」「仮名と書体を見る眼」などを収録。
Lechts Rinks: Orientierung Zwischen Architektur und Parlament | Baumann&Baumann
ドイツのデザインオフィス、Baumann & Baumann(バウマン&バウマン)の作品集。ドイツ連邦議会の新庁舎のためにデザインしたコミュニケーション・システムを記録したもの。約4年間の設計プロセスの詳細を収録。ドイツ語表記。日本語冊子付属。
日本のグラフィック100年 | 山形季央
日本のデザインの黎明期といえる明治・大正時代から、日本人に希望を与えた戦後のグラフィック、高度経済成長期に企業と共に作り上げた日本独自の広告表現。そしてグラフィックの枠を越えて、空間やプロダクトまで総合的にデザインする現代まで、100年の間に起こったグラフィックデザインにおける様々なエポックとその作品を紹介。
現代日本のポスター100展 | Electa
2010年にイタリア・ベネチアで開催された「現代日本のポスター100」展の図録。2001年から2010年にかけて発表された、粟津潔や仲條正義、永井一正、田中一光など日本を代表する71人のグラフィックデザイナーのポスター116枚を収録。イタリア語、英語、日本語表記。
Fotografiks ハードカバー版 | David Carson デヴィッド・カーソン
グラフィックデザインの世界に多大な影響を与えてきたグラフィックデザイナー、デヴィッド・カーソンの作品集。「The End of Print」、「2nd Sight」に続き3作目。被写体そのものを生かしたり、光・アナログの粒子感・デジタルの量子感など、写真の性質を見事に利用したデザインをカラーで多数掲載。
複々製に進路をとれ 粟津潔60年の軌跡 | 川崎市市民ミュージアム
2009年に川崎市市民ミュージアムで開催された「複々製に進路をとれ 粟津潔 60年の軌跡」展の図録。グラフィックデザイナー、そして芸術家としても「複製」という手法を多用してきた氏が、自身の作品を手がかりに、コピーが持つ芸術性を改めて定義する。
アイデア No.374 よりみち 伊丹十三と13の映画作品
アイデアNo.374、2016年7月号。「よりみち 伊丹十三と13の映画作品」「ランス・ワイマンと1968年メキシコ・オリンピック」「ストリートの思想とデザイン」「クリティカル・デザイン・スクール グラフィック篇」などの特集を収録。