雪の刻
中井菜央
¥4,400 (税込)
写真家・中井菜央が2015年から撮影を続けてきた、津南町と周辺の豪雪地帯を写す作品集。毎冬100日を現地で過ごし、さらに2020年から約1年の滞在を経て、重く多湿な雪がつくり出す風景や、雪と共に生きる人々の姿を鮮明なカラーで収録している。天地の感覚を奪う雪の落下、湧き出す水の気配、緑のうねりに潜むかつての雪の記憶など、土地がもつ固有の表情が繊細に捉えられている点が特徴。8000年の歴史を抱く地層や森の色、集落の人々の瞳までもが、雪によって律される時間の層として立ち上がり、目の前の光景と太古の記憶が重ね合わされていく。静けさと重みを湛えた構成のなかに、雪の持つ時間の厚みを見つめる視点が提示される。
表紙に僅かなスレ、少汚れあり。本文の状態は良好。
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| 01著者 | 中井菜央 |
|---|---|
| 02装丁 | 須山悠里 |
| 03出版社 | 赤々舎 |
| 05発行年 | 2022年 |
| 06製本、頁数 | ハードカバー、176頁 |
| 07サイズ | 260×220mm |