ワイエス展 ヘルガ | 埼玉県立近代美術館、セゾン美術館
1990年に埼玉県立近代美術館で開催された展覧会、「ワイエス展 ヘルガ」の図録。静寂と透明感漂う作品で知られるアンドリュー・ワイエスが、自宅近くの農場で働くドイツ系女性、ヘルガを描いた作品の数々を多数収録。装丁はグラフィックデザイナーの松永真。
Eiko Ishioka: Eiko on Stage | 石岡瑛子
日本を代表するアートディレクター、石岡瑛子が手がけた舞台や映画の美術、衣装の仕事を紹介する作品集。ポール・シュレイダー監督の映画『Mishima: A Life In Four Chapters』(1985年)の美術やリヒャルト・ワーグナー作『ニーベルングの指環』、ブラム・ストーカーの『ドラキュラ』など、20年の間に手がけた9つの仕事を豊富な図版資料とともに紹介する。フランシス・フォード・コッポラ監督による序文も収録。 英語表記。
伝統書体字典 | 日向数夫 グラフィック社
常用漢字、人名用漢字、旧字体、常用外多用漢字の「楷書」「行書」「篆書」「隷書」「籠字」「勘亭流」「髭文字」を網羅した伝統書体の字典。常用漢字・人名用漢字の「相撲文字」、ひらがな・カタカナの「籠字」「勘亭流」「髭文字」も収録。
The Hermes Scarf: History and Mystique | エルメス
エルメスのスカーフの歴代デザインをまとめた一冊。エルメスの伝統を体現するクラシックなスカーフから、現代デザイナーの想像力豊かなスタイルまで、華やかさ、繊細な調和、すべてのスカーフがムードを伝え、ひとつひとつがストーリーを語っている。 英語表記。
Jean-Paul Goude | ジャン=ポール・グード
希代のイメージメーカー、ジャン=ポール・グードの作品集。氏が長年に渡りコラボレーションしてきたシャネルとの仕事はもちろん、スケッチ、絵画、コンテ、ファッションフォトなど多岐にわたる作品の数々を紹介。
ファンタスマゴリア | たむらしげる
絵本作家、たむらしげるによって創造された惑星、ファンタスマゴリア。サンタクロース村や時の砂漠、水晶山脈など幻想的で夢に溢れる風景を描いたイラストレーション作品をはじめ、短編漫画などを収録。
Tokyo TDC vol.28 The Best in International Typography & Design | 東京タイプディレクターズクラブ
東京タイプディレクターズクラブ(略称 東京TDC)の年鑑、2017年度版。東京TDC入選作品を掲載するほか、各国で活躍するデザイナーたちにとっての「タイポグラフィの聖地」に関する特集記事を収録。グランプリはジョナサン・バーンブルック。装丁は髙田唯。
Tokyo TDC vol.23 The Best in International Typography & Design | 東京タイプディレクターズクラブ
東京タイプディレクターズクラブ(略称 東京TDC)の年鑑、2012年度版。東京TDC入選作品を掲載するほか、受賞者らによるスピーチのテキストなどを収録。グランプリはホワイ・ノット・アソシエイツ+ゴードン・ヤング。装丁は中島英樹。
Mirage No.6 Univer Parallele | Henrik Purienne、Frank Rocholl
写真家、ヘンリック・プリエンヌとグラフィックデザイナーのフランク・ロッコルトによるファッション・カルチャー誌『Mirage』の第6号。1960年代から1970年代の写真美学と快楽主義文化にインスパイアされた、建築、アート、デザインの分野における時代を超越した美学を織り交ぜた一冊。 英語表記。
Amy Sherald: The World We Make | エイミー・シェラルド
2022年に開催された展覧会の際に刊行されたもの。アメリカ出身の画家、エイミー・シェラルド初のモノグラフ。「For love, and for country」、「Deliverance」「AS soft as she is...」ほか、アフリカ系アメリカ人たちを描く。作品とともに、細部を拡大したトリミング図版や解説を収録。 英語表記。
いのちのうちがわ | 石川竜一
写真家、石川竜一が2015年から山に入り、自然の中で生死と向き合い写し出した「いのち」の作品集。狩猟した動物たちの臓器や身体の一部を鮮明に撮影した写真の数々を1シートに1枚ずつ掲載。生きるために命を殺して食べるということ、自然界で生きるということ、「自然のうちがわ」を私たちの目の前に静かに問いかける一冊。700部限定刊行。直筆サイン入り。
Mats Gustafson: Nude | マッツ・グスタフソン
ディオールやコム・デ・ギャルソン、エルメスなどファッションイラストレーション手がけたスウェーデン出身のアーティスト、マッツ・グスタフソンの作品集。1990年から2001年にかけて制作されたヌードをテーマに描かれた作品をまとめたもの。しなやかな線で描かれるドローイング、淡い色彩で描く水彩画の図版、テキストを収録。 英語表記。
Gerhard Richter: Landschaft | ゲルハルト・リヒター
ドイツを代表する現代アーティスト、ゲルハルト・リヒターの作品集。リヒターが60年以上にわたってこだわり続けてきた「風景」というテーマに焦点を当て、海景から田園風景まで、さまざまな環境を描いた作品を紹介したもの。 ドイツ語表記。
川内倫子 M/E 球体の上 無限の連なり | 東京オペラシティー アートギャラリー
2022年から2023年にかけて開催された写真家・川内倫子の展示図録。2019年以降に撮られた『M/E』シリーズを中心として、10年間の活動に焦点を当て紹介。「4%」「One surface」「An interlinking」「光と影」「あめつち」「M/E」などの写真作品のほか、映像作品、対談などを収録。美しく光を纏った世界、現実、時の流れ、命や自然、その巡りを感じる一冊。
Mamma Andersson: Sleepless | マンマ・アンダーソン
スウェーデンの画家、マンマ・アンダーソンの作品集。美術史、映画のイメージ、劇場のセット、古いインテリアなどからインスピレーションを得て2021年から2022年にかけて描かれた作品群は、古典絵画を想起させながらも、過去、現在、未来の感覚を融合させるような世界観となっている。
David Hockney: Space and Line | デイヴィッド・ホックニー
1999年に開催された展覧会の際に刊行されたもの。20世紀を代表するアーティスト、デイヴィッド・ホックニーの作品集。グランドキャニオンをテーマとした絵画、静物画、ポートレートなど、カラー図版と解説を収録。 英語表記。
David Hockney: The Yosemite Suite | デイヴィッド・ホックニー
2017年に開催された展覧会の際に刊行されたもの。2010年から2011年にかけてiPadを用いて制作されたデイヴィッド・ホックニーの「The Yosemite Suite」シリーズを紹介。木々と太陽、連なる山々、深い緑や、新緑、紫色に塗られた道など、鮮やかな色彩で繊密な情景が描かれている。 フランス語表記。
高橋恭司写真集 Takahashi Kyoji | 光琳社
写真家、高橋恭司の作品集。1994年から1995年にかけて日本、ニューヨーク、ハワイ、ロサンゼルス、メキシコ、世界各国を8×10のヴィンテージカメラ「Deardorff(ディアドルフ)」で撮影。海沿いの駐車場、壮大な滝、散乱したゴミ、動物の死、ポートレートなど、オールカラーの図版を収録。
Ethan Cook: A Rainbow in Aurved Air | イーサン・クック
イギリスを拠点に活動するアーティスト、イーサン・クックの作品集。2021年に開催された展示の際に刊行されたもの。織り機を用いて制作された抽象的な織物作品を収録。大胆な色と構成による作品とその細部が収められている。 英語表記。
Modigliani Unmasked | アメデオ・クレメンテ・モディリアーニ画集
20世紀を代表するイタリアの画家、彫刻家、アメデオ・モディリアーニの作品集。世紀の変わり目のパリで活躍するイタリア系ユダヤ人として、自らをアウトサイダーとみなした初期のドローイングを中心に収録した興味深い一冊。
木村忠太展 | 東京都国立近代美術館
1994年に開催された巡回展のカタログ。フランスで活躍した日本人画家、木村忠太の1960年代から1980年代の作品を紹介。ヴェニス、ヴェルサイユ、南仏、カフェなど、太い輪郭線や丸、四角、重なり合う色彩で描かれる。油彩、素描作品、解説を収録。
九州派大全 戦後の福岡で産声を上げた、奇跡の前衛美術集団
1957年に桜井孝身・オチオサムらを中心に、福岡の若い画家たちで結成された前衛芸術家グループ「九州派」についてまとめた資料集。作家21名の作品、機関誌『九州派』、ビラやパンフレット、インタビュー、解説を収録。
BLACKS ルイーズ・ニーヴェルスン/アド・ラインハート/杉本博司 | DIC川村記念美術館
2013年にDIC川村記念美術館で開催された展示のカタログ。彫刻家・ルイーズ・ニーヴェルスン、画家・アド・ラインハート、現代美術作家・杉本博司の作品を紹介。3人の作家たちにおける「黒」という重要な要素に焦点を当てる。彫刻、絵画、写真の異なる表現方法による「黒」の作品を収録。
Valerie Phillips: We Smell Like Time | ヴァレリー・フィリップス
ロンドンを拠点に活動するアメリカ人フォトグラファー、ヴァレリー・フィリップスによる写真集。モデルはコロラド州に住む10代の少女。ラフなストリートファッション、手にはスケードボードやギター、スナック菓子。彼女の日常、その自由でエネルギッシュな姿を写し出す。限定500部。英語表記。
ハンナ・ヘーヒ 1889-1978 コラージュ 2冊組 | 伊丹市立美術館、町田市立国際版画美術館
2003年に伊丹市立美術館と町田市立国際版画美術館で開催された展示の図録。20世紀ドイツ美術のなかでも異彩を放つ芸術家、ハンナ・ヘーヒ(ヘッヒ)が1920年代から1960年代に手がけたコラージュ作品に焦点をあてたもの。ダダイスム、シュルレアリスム、さらには多くの実験的な芸術に触れ生み出された作品の数々を紹介。 図録は英語表記、解説巻は日本語表記。
もうひとつの空 | 有元利夫
若くして急逝した画家、有元利夫の日記と素描をまとめた一冊。喜びや不安、焦りなどの感情の動き、ピカソ、創作についてなど、有元利夫のありのままの心の内側が素描と併せて収められている。
An Vogelhausen Mangelt Es Jedoch Nicht | Luca Schenardi
スイスを拠点に活動するアーティスト、Luca Schenardiの作品集。鳥を主題にしたドローイング、グラフィック、写真などで構成。人間社会の発展と自然の衰退という痛烈な社会批判にユーモアを加えたシニカルな1冊。 英語表記。
カップルズ | アレックス・カッツ、アン・ビーティ
アメリカの短編作家の名手、アン・ビーティによる、アレックス・カッツのペインティングを紐解くイラスト・エッセイ集。カッツの数々の作品をカラー図版で掲載するとともに、ビーティによるエッセイと、カッツとのインタビューを収録。
Ronan & Erwan Bouroullec: Drawing | ロナン&エルワン・ブルレック
フランス出身の世界的に活躍する兄弟デザインユニット、Ronan & Erwan Bouroullec(ロナン&エルワン・ブルレック)のドローイング集。2004年から2012年にかけて描かれたドローイングをセレクトして紹介。椅子やオブジェ、建築などあらゆるデザインのアイデアを収録。 英語表記。
The House of Xavier Corbero | ハビエル・コルベロ
スペインを代表する彫刻家の1人、ハビエル・コルベロの自邸を撮影した写真集。収入を得るたびに絶えず増築してきた迷宮のような部屋の数々、階層、建造物、連なるアーチなど、コルベロが50年以上かけて建てた自邸を、写真家のダニエル・リエラが撮影している。 英語表記。
Paper Airplanes: The Collections of Harry Smith | ハリー・スミス
映画監督、画家、人類学者、音楽学者、オカルト研究者であるハリー・スミスが20年の歳月を費やし、ニューヨークの街角で集めた251機の紙飛行機を詳細に写真で紹介。膨大な数の珍品を収集したことで有名なハリー・スミス。そのコレクションの中でも特にミステリアスなものと言える。 英語表記。
Ernst Gamperl: Dialogue | エルンスト・ガンペール
ドイツの木工芸家、エルンスト・ガンペールの作品集。ハリケーンによって倒れた樹齢230年のオークの木から作品を制作する、10年にわたる継続的なプロジェクト「Lebensbaum(生命の樹)」を記録したもの。器やオブジェ、芸術的な作業過程、そしてプロジェクトの全体像を美しい写真とともに紹介している。 英語表記。
建築家の椅子 111脚 | SD編集部
77人の建築家が手がけた111脚の椅子を紹介。アントニオ・ガウディ、オットー・ワグナー、エル・リシツキー、フィン・ユール、アルネ・ヤコブセンなど、名デザイナーらによる椅子について材料や構造など含めて詳しく解説。巻末には年表も収録。
紙のフォルム 求龍堂グラフィックス | 尾川宏
石や木、金属など、様々な素材を用いた彫刻を多く製作した尾川宏が、紙の造形的な美しさを追求した作品集。紙を折ったり、曲げたり、組んだりすることで、ただの紙とは思えないようなフォルムを創り出し、その可能性を広げた一冊。装丁はグラフィックデザイナーの田中一光によるもの。
Ceramics ルパート・スパイラ 陶芸展 | 世田谷美術館 他
2003年から2004年にかけて開催された「ルパート・スパイラ 陶芸展」の図録。うつわに文字を刻み、言葉を支える媒体としての陶芸を完成させた氏の作品をカラーで多数収録。
百の手すさび 近代の茶杓と数寄者往来 | MIHO MUSEUM
2018年にMIHO MUSEUMで開催された展示の図録。茶道で抹茶を茶入や棗(なつめ)から茶碗へすくうために用いられる「茶杓」に焦点を当て紹介。千利休や益田鈍翁作の茶杓、茶杓の種類や名称、歴史など、カラー・モノクロ含む図版、解説を収録。監修は竹芸家、池田瓢阿。
M to M of M/M(Paris) Vol. 2
パリを拠点に活動するデザインユニットM/M (Paris)の作品集第2巻。miumiu、PARCO、Acne Studios,Loeweなど、過去30年の間に作成された850枚を超える作品を紹介。数々の有名ブランド、アーティストとのコラボレーションを豊富な写真、テキストによるインタビューをを収録。 英語表記。
Credit 00: I Love Games Graphics | Tsuyoshi Kusano、Nobuhiko Sagara、Kazutoshi Iida
国内外のゲームやゲーム機器、キャラクターなど、ゲームをテーマとしたグラフィックをまとめた1冊。ファミリーコンピュータ、スペースインベーダーからSEGA、TAITO、KONAMI、NAMCOのレトロゲームのゲームタイトル、ゲーム画面や、ゲームの歴史をデザインの視点から紹介する。 英語表記。
Otl Aicher’s Isny | オトル・アイヒャー
20世紀ドイツを代表するグラフィックデザイナーでタイポグラファーのオトル・アイヒャーによるピクトグラム作品集。南ドイツにある小さな町、イスニー・イム・アルゴイの魅力を伝えるためにデザインした128のモノクロのピクトグラムを、テキストや写真とともに収録。 英語表記。
A Final Companion To Books From The Simpsons | Olivier Lebrun
フランスのグラフィックデザイナー、Olivier Lebrunがテレビアニメシリーズ『ザ・シンプソンズ』に登場する本のシーンをまとめた1冊。前作に続き、最終巻となる2作目。1989年から続く、アメリカ史上最長のテレビアニメ『ザ・シンプソンズ』の中で登場する本のシーンをアルファベット順に収録し、見返しには全書籍タイトルを掲載。黄色い紙に印刷され、アメリカの電話帳であるイエローページを模したブックデザインもユニーク。 英語表記。
Statement and Counter-Statement: Notes on Experimental Jetset | Roma Publications
オランダのデザイン界を代表するユニット、Experimental Jetset(エクスペリメンタル・ジェットセット)のこれまでの仕事をまとめたもの。約20年にわたるExperimental Jetsetの仕事を紹介。グラフィックデザイン、ブックデザイン、プロダクトデザイン、インスタレーション作品の制作過程ほか、カラー・モノクロ含む図版、テキストを収録。 英語表記。
Dick Bruna Artist | ディック・ブルーナ
アムステルダム国立美術館で開催されたディック・ブルーナ展に際し出版されたビジュアルブック。ミッフィーをはじめ、絵本、ブックデザイン、グラフィックデザインなど多彩な活動で世界的に知られるブルーナ。本書では自身の作品と、インスピレーションの源となったマティスやモンドリアンら、現代美術史の巨匠の作品を紹介。ブックデザインはイルマ・ブームによるもの。 英語表記。
Art of Vogue Covers, 1909-1940 | William Packer
ファッション雑誌『VOGUE(ヴォーグ)』の1909年から1940年までのカバーを集めたイラストレーション作品集。様々なアーティストたちによって描かれた、鮮やかな洋服に身を包み、生き生きとした女性たちの姿を豊富なカラー図版で多数収録。 英語表記。