Cy Twombly: Making Past Present | サイ・トゥオンブリー画集
多才さ、繊細さ、独創性をあわせ持つ芸術家、サイ・トゥオンブリーの作品集。絵画、ドローイング、彫刻など、トゥオンブリーの代表的な作品を豊富な図版で紹介するとともに、古代ギリシャ神話、ステファン・マラルメの詩、西洋史、文化、古典的な芸術作品から受けた影響などを紐解く。 英語表記。
Michael Kenna: Buddha | マイケル・ケンナ
神秘的なモノクロの風景写真で知られるマイケル・ケンナによるアジア各地の仏像を撮影した写真集。日本や中国、インド、韓国、ベトナムなどアジア各地の仏像や美しい自然風景写真はケンナ独自の視点で切り取られ、荘厳でありながら静寂な雰囲気を漂わせている。 英語表記。
Close Your Ears 耳をとじて | 杉本さなえ
イラストレーター、杉本さなえによる作品集。2016年、尾道の「本と音楽 紙片」で開催された個展「耳をとじて」をきっかけに制作されたもの。墨色と朱色の2色で描かれた詩的な世界は、豊かなストーリーを引き連れて読者の心に語りかける。表紙の箔押しや、漉き紙の耳のような加工(耳綴じ)が施された小口など、美篶堂がひとつひとつほぼ手作業で製本した造本も美しい一冊。装丁はサイトヲヒデユキによるもの。「第53回 造本装幀コンクール」にて東京都知事賞を受賞。
パワーズ オブ テン 宇宙・人間・素粒子をめぐる大きさの旅 | チャールズ&レイ・イームズ
Powers of Ten パワーズ オブ テン/極大の宇宙から極小の素粒子へ、10の25乗メートル(約10億光年)から10分の1ずつスケールを変えて自然界を俯瞰し、森羅万象を語る科学絵本。チャールズ&レイ・イームズによる科学映画「POWERS OF TEN」の日本語版書籍。
友達の作り方 | 高橋睦郎
友達の作り方/詩人・高橋睦郎が自身の経験から明かす、交友の記録と実践の指南書。三島由紀夫、高橋悠治、三宅一生、堂本正樹などなど、様々な芸術家・詩人・デザイナー・評論家・画家の幅広く華やかな交友関係を持つ著者による、様々な失敗例から学ぶ「友達の作り方」。挿絵は金子國義によるもの。
本の景色 Bibliotheca | 潮田登久子
東京を拠点に活動する写真家、潮田登久子の作品集。20年以上にわたって撮り続けている、本を被写体としたシリーズをまとめたもの。公立図書館や大学図書館、個人の書斎、出版社の編集室や、師である大辻清司のアトリエなど、様々な場所で撮影した本のある景色をモノクロで収録。
Brassai/Picasso: Conversations Avec la Lumiere | パブロ・ピカソ、ブラッサイ
2000年にピカソ美術館で開催された展覧会にあわせて刊行された作品集。20世紀を代表する画家、パブロ・ピカソの彫刻作品を夜のパリの写真で知られる写真家、ブラッサイが撮影したコラボレーションであり、写真と彫刻という2つの芸術の表現方法における対話と複雑な相互作用が織りなす写真や版画作品などを多数収録。 フランス語表記。
Brassai: The Eye of Paris | ブラッサイ
1999年にヒューストン美術館で開催された展示の際に刊行された、パリで活躍した写真家ブラッサイの作品集。最高傑作のひとつである夜のパリや踊り子や上流社会、ダリやマティス、ジャコメッティらのポートレート、ピカソの作品などあらゆるモチーフやテーマで撮影された作品が収められている。モノクロによる作品とともに解説を収録。 英語表記。
KAZAN | 細倉真弓
写真家、細倉真弓の作品集。若者たちの姿を捉えたポートレートと淡い自然の景色が交互に写し出され、儚さや脆さの中に一本の強い芯が通っているかのような一冊。装丁は中島英樹。
ODDS & SODS | 市川孝典
アーティスト、市川孝典の作品集。シリーズ作品「Scrape Works (スクレープ・ワークス)」の作品を集めたもので、インクや水彩の層を重ね削る作業を繰り返すことで色と形が表出された、ぼやけた淡い色彩が印象的な作品をカラー図版で多数掲載。デザイナーの宮下貴裕や中島佑介との対談も収録。700部限定刊行。アートディレクションは田中義久によるもの。
Assembly | 横浪修
広告やファッション誌など多岐に渡る分野で活躍する写真家、横浪修の作品集。自然の中で同じ服装を身に包んだ少女たちを写真に収めたポートレートシリーズ「Assembly」のひとつであり、集合体としての美しさと強さを捉えている。
ドガ、ダリ、シャガールのバレエ 美術の身体表現 | ポーラ美術館
2006年から2007年にかけてポーラ美術館で開催された展覧会のカタログ。ポーラ美術館が所蔵する絵画、工芸、彫刻などの様々なジャンルの作品の中からバレエなどの舞踏をテーマとした作品を紹介。踊り子たちを描いたエドガー・ドガをはじめ、マリー・ローランサン、マルク・シャガール、アルジー・ルソーらの作品とともに解説を収録。
The Vintage Showroom | Douglas Gunn, Roy Luckett
ロンドンのヴィンテージショップ・The Vintage Showroomの創設者、ダグラス・ガンとロイ・ラケットによる、20世紀のメンズウェアの決定版コレクションである。ベアスキンのボンバージャケットや、毛皮の裏地が付いたパンツ、アメリカ海軍のピーコート、イギリスの南極観測隊で着用された防水服まで、デザイナーやスタイリストのためのアイデアの宝庫ともいえる貴重なアイテムが満載。
Gruau: Memorie de la Mode | ルネ・グリュオー
ファッションデザインの最前線に立ち続けたイラストレーター、ファッションデザイナー、ルネ・グリュオーの作品集。L'OFFICIEL、VOGUEのファッション誌などの表紙や広告作品、デッサン、写真を収録。クリスチャン・ディオールやGIVENCHYのドレスを描いた華やかなイラストレーションが収められている。
Type&Typographers | Manfred Klein、Yvonne Schwemer-Scheddin、Erik Spiekermann
タイポグラフィを代表する26の書体についてまとめたもの。デザイナーの伝記、歴史、考案スケッチ、使用例など、図版とともに解説を収録。印刷業界、デザイナー、文字に関わる人々の資料に。英語表記。
粟津潔 造型思考ノート | 粟津潔
グラフィックデザイナー・粟津潔のデザイン解説書。白い紙、指紋、活字、書、亀、阿部定、映像論、分割……これら書物への観相を通して、作品誕生の瞬間を書き綴った造型思考ノート。
DSOS1: The User’s Manual | Designershock
ベルリンを拠点に活動したグラフィックチーム、DesignerShockの作品集。グラフィックデザインが紙上からウェブへと拡張された過程に誕生した近未来的な作品を多数紹介。80種のオリジナルフォント、スクリーンセーバー、壁紙、アイコンなどを収録したCD-ROM付属。 英語表記。
The Cultivated Life Delhomme | Jean-Philippe Delhomme
フランスのイラストレーター、作家のジャン=フィリップ・デロームによる作品集。ダミアン・ハーストのホルマリン漬けを置いたダイニング、ドレスやスーツで絨毯に寝転ぶ紳士淑女、現代アートのような工事現場。アートやデザイン業界、都会に住む人々の様々な「問題」をユーモアでアイロニカルに描く。英語表記。
ポスターのユートピア ロシア構成主義のグラフィックデザイン
2003年から2004年にかけて開催された「ポスターのユートピア ロシア構成主義のグラフィックデザイン展」の図録。アレクサンドル・ロトチェンコ、バーバラ・ステパーノヴァ、ステンベルク兄弟、エル・リシツキーといった代表的な構成主義者による作品をもとに、革命に直面した芸術家と社会が夢見たユートピアを探る。
TROPICAL MODERN | 永井博
大滝詠一をはじめとする音楽家のレコードやCDジャケット、広告、ポスターなどさまざまなシーンを彩ってきたイラストレーター・永井博の作品集。近年に描かれた作品を中心に建物や風景をモチーフとした作品に焦点を当てる。美しく切り取られた風景が鮮やかな色彩で描かれる。
NITEFLYTE | 永井博
大滝詠一をはじめとする音楽家のレコードやCDジャケット、広告、ポスターなどさまざまなシーンを彩ってきたイラストレーター・永井博の作品集。夜景シリーズをアナログレコード7インチサイズにて収録。夜のビル群、東京タワー、スカイツリー、ヤシの木と海、夜空を飛ぶ飛行機。静かな夜の景色が鮮やかに描かれる。
Fotoplakate: Von den Anfangen bis zur Gegenwart
20世紀を代表するポスターデザインを集成した資料集。監修はヨゼフ・ミューラー=ブロックマン。ヘルベルト・バイヤー、田中一光、ヤン・チヒョルト、マックス・ビル、オトル・アイヒャーら、様々な作品をカラーとモノクロで掲載。
Oh So Pretty: Punk in Print 1976-1980 | Toby Mott
イギリスのアーティストでありパンク史家でも知られる、トビー・モットが収集したUKパンク・サブカルチャーにまつわるエフェメラコレクション集。1976年から80年に焦点を当て、ZINEやポスター、フライヤー、バッジなど視覚的にもインパクトのある作品約500点を紹介。 英語表記。
Design Vignelli | Germano Celant
イタリアのデザイナー、マッシモ&レッラ・ヴィネッリ夫妻の作品集。パッケージデザイン、グラフィックデザイン、インテリア、NYの地下鉄マップなど、2人によって設立されたヴィネッリ・アソシエイツによる幅広い作品を多数掲載。 英語表記。
杉浦非水のデザイン | パイインターナショナル
近代日本におけるグラフィックデザインの先駆者、杉浦非水のデザイン集。「三越の仕事」、「デザインの仕事」、「図案集」、「百花譜」の4部構成で紹介。三越のポスターやPR誌、その他広告、雑誌、装丁、ほか、豊富な図版、解説を収録。
ビアトリクス・ポター生誕150周年 ピーターラビット展 | Bunkamura ザ・ミュージアム
2016年から2017年にかけてBunkamuraザ・ミュージアムほか全国各地で開催された展覧会の図録。ピーターラビットの作者、ビアトリクス・ポターの生誕150周年を記念し、彼女の人生に焦点をあてながら、絵本の自筆原画やスケッチ、愛用品などを紹介。
廣重 限定版 | 鈴木重三
葛飾北斎とともに幕末浮世絵を支えた風景版画家、歌川広重の作品集。代表作である「東海道五十三次」や「江戸名所」「京都名所」のほか、婦人、動物などの作品も収録。巻末では、鈴木重三が氏の生い立ちから画歴までを解説。装丁は原弘。
ブランクーシ作品集 | ラドゥ・ヴァリア
20世紀を代表する彫刻家、コンスタンティン・ブランクーシの作品集。ブランクーシによるほぼすべての作品をカラー・モノクロの大型図版で掲載するとともに、彼の生涯と芸術、オリジナリティーを著者による長年の研究によって実像に迫る一冊。
カフカ素描集 | みすず書房
小説家、フランツ・カフカによる全素描を集めた初の作品集。2019年、没後100年を目前に公表され、世界的な話題となったカフカの素描群を実物大、オールカラーで掲載。また、関連する資料や解説、哲学者のジュディス・バトラーによる論考テキストなども合わせて収録。
Alberto Giacometti: Toward the Ultimate Figure | アルベルト・ジャコメッティ
スイス出身の彫刻家、アルベルト・ジャコメッティの作品集。2022年に米国のクリーブランド美術館で開催された大規模な回顧展に際し刊行されたもの。ジャコメッティの初期から中期にかけてのキャリアをたどり、彼の独特な人物表現が形成される過程を、豊富な図版とともに詳しく探る。さらに制作プロセスや詩人や作家との協働、未発表の素描なども収録。英語表記。
Lee U-Fan Print Works 李禹煥 全版画 1970-1986 | シロタ画廊
「もの派」を主導し、国際的に活動する美術家、李禹煥(リ・ウファン)の版画集。1970年から1986年までの間に制作された木版、石版、リトグラフ、シルクスクリーンなどの版画作品を多数掲載。限定2000部刊行。
Richard Hamilton | リチャード・ハミルトン
1991年にロンドンのAnthony d’Offay Galleryで開催されたリチャード・ハミルトンの展覧会の図録。イギリスのポップアートの巨匠とも呼ばれるハミルトンによる油彩やコラージュ、セルフポートレートなどの作品群およそ60点を収録。英語表記。
Stills & Stones | Mark van den Brink
アムステルダムを拠点に活動を行う写真家、マーク・ファン・デン・ブリンクの作品集。自然光だけを頼りに、ミノックスのカメラで静物を撮影した写真をまとめたもので、スツールに置かれた石やレンガ、家具など、無機質に見える淡いぼやけた境界線と独特の色合いが印象的な一冊。英語表記。
Marcel Broodthaers: Section Publicite du Musee d’Art Moderne | マルセル・ブロータス
ベルギーの詩人・映像作家・美術家、マルセル・ブロータスの展示図録。1968年から1972年にかけてブロータスが創作し展開した架空の博物館「Section Publicite」の一部を収録。時間や文化を超越するシンボルである「鷲」を題材にし、制度がその時代のイデオロギーや言説にどのように根ざしているかを探り、広告がしばしば引き起こす劣化、すなわち芸術的実践を消費財へと変容させる現象を暴き出している。英語表記。
菅木志雄 Suga Kishio 1997-1998 | 千葉市美術館 ほか
1997年から1998年にかけて千葉市美術館ほか全国各地で開催された菅木志雄による個展の展示図録。1960年代末後半から日本に現れた美術運動「もの派」を代表する作家として知られる菅木志雄。本書では菅木氏による作品を1967年から1997年まで年代ごとにモノクロ図版で紹介。対談の記事も合わせて収録。
Water Calling | イザベル・ダエロン、永井佳子
フランスの都市・空間のリサーチデザイナー、イザベル・ダエロンのイラストレーション集。2022年に京都に滞在し、京都の地下水に関するリサーチを行ったダエロンによる、はるか昔から現代に至るまでの水の源流、そして水と京都の町の関わりをドローイングとテキストで表現した、絵本のような一冊。
第11回ヒロシマ賞受賞記念 アルフレド・ジャー展
2023年に広島市現代美術館で開催された、第11回ヒロシマ賞受賞者のアルフレド・ジャーによる受賞記念展の展示カタログ。写真、映像、インスタレーションを通して、社会や政治的な問題を取り上げる作品を数多く手掛けてきたジャーによる、これまでの代表作とヒロシマをテーマにした新作の作品群を掲載。
Daiwa Press Viewing Room vol.08 高松次郎 | 大和プレス
大和プレスのコレクションシリーズの第8弾。現代美術家、高松次郎の未発表ドローイング作品を紹介。ドローイング、インク、しみ、点、などあらゆる作品の拡大された一部分に焦点を当てる。
ファンタスティック12 第4巻 | 民族博覧会 | 荒俣宏
荒俣宏編著、ファンタスティック12シリーズ第4巻/民族博覧会編。18〜19世紀に刊行された人類誌の図録から、アジア、アフリカ、ヨーロッパなど各地域で発展した民族それぞれの文化と意識を読み取る。装丁は鈴木成一。
新・先史時代 100の動詞 | アンドレア・ブランジ、原研哉
2016年にトリエンナーレ美術館で開された展示会「Neo-prehistory: 100 Verbs 新・先史時代-100の動詞」の図録。キュレーションはアンドレア・ブランジと原研哉。石器時代から人工知能の時代へと変遷していく人々の活動と欲望の歴史を、100対の道具と動詞を組み合わせて紹介。上田義彦による美しい写真にも注目。英語、日本語、イタリア語表記。
Ogata: Reinventing the Japanese Art of Living | 緒方慎一郎
日本のデザイナー、緒方慎一郎の美学に焦点をあてたビジュアルブック。『茶』『菓』『花』『食』『匠』『香』の5つのテーマで美しく撮影された写真、パリにあるレストラン「OGATA Paris」の空間を収録。新たに再構築された伝統のかたち、日本の美を世界へと発信する。 英語表記。
John Pawson: Making Life Simpler | ジョン・ポーソン
イギリス出身の建築家、ジョン・ポーソンの写真資料集。ヨークシャーでの生い立ちから日本で過ごした時間、アートから受けた影響、デザイン、建築、その人生の軌跡を辿る。カルバン・クライン、カール・ラガーフェルド、倉俣史朗らとの交流やエピソードも収録。 英語表記。
L’atelier de la Recherche Patiente | Le Corbusier ル・コルビュジエ
20世紀を代表する建築家のひとり、ル・コルビュジエの著作『Le Corbusier: Mein Werk』を再構築したもの。1900年から1960年までに制作されたコルビュジエによるドローイング、絵画、建築、スケッチ、彫刻ほか、カラー・モノクロ含む作品図版とともに解説を収録。多岐にわたる分野で活躍したその仕事を包括的にまとめた資料となっている。
Bernard Leach, Hamada & Their Circle | Tony Birks、Cornelia Wingfield Digby
1920年にセントアイヴスで西洋初の日本式の登り窯で制作活動をしたバーナード・リーチと濱田庄司の2人の作品を中心に紹介する作品集。 バーナード・リーチ、濱田庄司、マイケル・カーデューほか、様々な陶芸家の作品をカラー・モノクロ含む作品図版とともに解説を収録。 英語表記。