光芒の1920年代 | 朝日新聞社
1920年代という時代を、文学者や評論家たちによってあらゆる側面から論考する評論書。都市、映画、演劇、音楽、美術、建築、文学、思想、科学、風俗、機械、スポーツの12章で構成されている。
AKIRA CLUB | 大友克洋
漫画家・映画監督の大友克洋の代表作『AKIRA』の約10年間の全記録まとめた1冊。カバー、表紙イラスト、デッサン、120枚の扉絵、ポスター、グッズ、NGとなった幻のカット集などを、4つの構成に分けて紹介。
A5/09: West-Berlin Grafik-Design | Optik Books
グラフィックデザインをアーカイブしていくA5シリーズの第9弾。ベルリンの壁崩壊の1989年までの、西ベルリンのグラフィックに焦点をあて紹介。ロゴやマーク、ポスター、そしてドイツの銀行のロゴで有名なアントン・スタンコウスキーの作品ほか、豊富な図版を収録。 英語、ドイツ語表記。
Bruce Mau: Life Style | ブルース・マウ
カナダのデザイナー、ブルース・マウの作品集。建築や映画、芸術など幅広い分野で活躍を続けるマウの仕事やメソッド、創作過程を1,000点を超える図版とともに紹介。 英語表記。
Art Deco Patterns | Paul Atterbury
19世紀初頭に流行したアール・デコのパターンを集めた作品資料集。幾何学模様、花や自然、動物を表現した模様などあらゆるパターンを紹介。大胆な色と抽象的なデザインで組み合わされたアール・デコのカラーの図版、テキストを収録。 英語表記。
クマのプーさん 原作と原画の世界 | アンマリー・ビルクロウ、エマ・ロウズ
児童文学史上、最も愛され成功したキャラクター、クマのプーさんの資料集。ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館で開催された大規模展に合わせて刊行されたもの。原画はもちろん、原稿・書籍をふんだんに引用し、作者のA.A.ミルンと挿絵のE.H.シェパードが創り出したプーと仲間たちの物語の背景にはどんな秘話があったのかを探る。
Agnes Martin: Painting, Writings, Remembrances | アグネス・マーティン画集
アメリカの抽象画家、アグネス・マーティンの作品集。マーティンの長いキャリアから、代表的な絵画とドローイング130点を厳選して紹介。また、創作のインスピレーションとなった芸術や人生のテーマに関するテキストや未発表のメモなども収録。 英語表記。
Angela Hill: Sylvia | アンジェラ・ヒル
ロンドンの出版社「IDEA Books」創設者のひとりであり、写真家のアンジェラ・ヒルの作品集。11歳の少女が18歳になるまでの一連のドキュメンタリー写真を収録。ソファでスナックを食べる姿、森を歩く姿、車からかのぞかせた表情、少女から女性へ移り変わる空気感を美しく自然体に写し出す。 英語表記。
Josef Albers: Homage to the Square | ジョセフ・アルバース
ドイツの美術家、ヨゼフ・アルバースの作品集。2022年10月から2023年2月にかけて、ドイツ・ボトロップにあるヨゼフ・アルバース美術館にて開催された展覧会の際に刊行されたもの。1950年から1976年までの間に制作された油彩画の作品とともに、アーカイブ資料、アルバースの愛好家であるアメリカのキュレーター、マルギット・ローウェルやアーティストのドナルド・ジャッドらによるエッセイも収録。 英語表記。
Josef Albers in Mexico | ジョセフ・アルバース
ドイツ出身のアーティスト、ジョセフ・アルバースの作品集。1935年から1968年にかけて、メキシコをはじめとするラテンアメリカ諸国を12回以上にわたって訪問したアルバース夫妻。古代メソアメリカの芸術や建築に触発されて描いた絵画シリーズやフォトコラージュ、学術論文、図解された地図などを収録。 英語表記。
Het verzameld breiwerk van Loes Veenstra | クリスティン・メンデルツマ
オランダ人女性、ロース・ヴェーンストラが1955年から2012年の間に編んだセーターを、DNA Charloisとクリスティン・メンデルツマが編纂した作品集。縞模様や幾何学模様、カラフルでユニークで可愛らしいセーターを556点も収録。1ページにひとつずつセーターが掲載されており、セーター生地をイメージしたかのようなカバーも美しい1冊。 オランダ語表記。
Kees Visser: Monochromes | キース・ヴィッセル
オランダのアーティスト、キース・ヴィッセルの作品集。モンドリアン、デ・ステイル、マティスから影響を受けたという、色と形の探求が特徴的なコンセプチュアルアートを収録。また、手紙やテキストを使った初期の作品から、形や色の研究、そして自らデザインした「カタログレゾネ」やスケッチブックなども紹介し、ヴィッセルのキャリアを俯瞰した総合的なモノグラフとなっている。ブックデザインはイルマ・ブームによるもの。 フランス語、英語表記。
Mary Obering | メアリー・オベリング
アメリカの画家、メアリー・オベリングによる1972年から2012年までの半世紀にわたる作品を集めた作品集。伝統ある技法から科学研究に至るまで、素材、手法、インスピレーションを駆使したオベリングの創作の展開に焦点を当てた一冊。 英語表記。
Neasden Control Centre | Die Gestalten
イギリスを拠点に活動するビジュアルデザインエージェンシー、Neasden Control Centre(ニースデンコントロールセンター)の作品集。ニースデンの全アーテイストによる個性的なエッジの効いた作品を、スケッチ、ドローイング、デザイン、オブジェなど12の章にカテゴライズして紹介。 英語表記。
草雲雀 | 松井洋子
日本の写真家、松井洋子の作品集。2006年から2007年にかけての年末年始、そして2009年2月にアイルランドを訪れた際に撮影した写真をまとめたもの。厳しい寒さの中、大自然とともにたくましく生きる人々と動物たちの姿が美しく切り取られている。
千葉正也個展 | 東京オペラシティアートギャラリー
2021年に東京オペラシティアートギャラリーで開催された展覧会の図録。オブジェや身の回りのものを周到に配置し、その様子を精巧に描いた作品で知られる千葉正也。本書では代表的な絵画作品から最新作、ドローイング、大がかりなインスタレーションまで、豊富な図版資料とともに収録。
間 20年後の帰還 | 東京藝術大学大学美術館
2010年に東京藝術大学大学美術館で開催された展覧会の図録。1978年からパリ、ニューヨーク、ストックホルムなど各地を巡回した「MA;Space-Time in Japan」展を、建築家の磯崎新が企画し「20年後の帰還」というかたちで再構成したもの。日本の芸術、文化において最も重要な概念といえる「間」を4つのキーワードを用いて浮かび上がらせていく展示内容で、参加者には倉俣史朗、三宅一生、宮脇愛子、篠山紀信、田中泯、杉浦康平、松岡正剛など錚々たるメンバーが名を連ねている。装丁は杉浦康平。
職 1991-1995 | 橋口譲二
モノクロのポートレートで知られる日本の写真家、橋口譲二の写真集。1991年から1995年にかけて仕事情報誌「ガテン」で連載していた作品を再編集したもの。建物解体作業員、靴職人、バスガイド、パン職人、入墨師、自動車修理工…日本全国で働く様々な職種の人々のポートレートをモノクロ写真で収録するとともに、キャリア、今朝の朝食、好きな音楽、初任給、収入、仕事への思いなどをベテランと新人の若者が答えている。メディアで可視化されてこなかった、私たちの生活を支え、いなくてはならない人々の存在を力強く写し出す一冊。
江戸絵画の華 京都画壇と江戸琳派 | 出光美術館
2023年に出光美術館で開催された展覧会の図録。京都画壇を牽引した伊藤若冲と円山応挙、江戸琳派を導いた酒井抱一など、江戸絵画の名品の数々を豊富な図版と解説で紹介。
Valerie Phillips: Ingrid’s House | ヴァレリー・フィリップス
ロンドンを拠点に活動するアメリカ人フォトグラファー、ヴァレリー・フィリップスによる作品集。フィリップスが夢の国と称する親友イングリッドの家で撮影されたもので、インテリアとヴィンテージコレクションに溢れた空間、ペット、4人の個性豊かなモデルたちが登場する。350部限定刊行。 英語表記。
adrenamix | 石川竜一
沖縄出身のフォトグラファー、石川竜一の初期作品集。暴走族やクラブ、夜の闇の中で若者が抱える孤独、欲求、衝動を生々しく捉えた一冊。
アレクセイと泉 | 本橋成一
写真家、本橋成一のライフワークといえる「チェルノブイリ三部作」の最後となる写真集。チェルノブイリ原発事故の被災により、600人いた住人が55人の高齢者と青年アレクセイだけとなったベラルーシ共和国にある小さな村・ブジシチェ。村の中心に湧き出る、放射能が検出されない泉と、そこで暮らす人々の生きる姿や営みをモノクロで力強く写し出す。
日本の自画像 写真が描く戦後 1945-1964 | 世田谷美術館ほか
2009年から2010年にかけて世田谷美術館ほかで開催された「日本の自画像 写真が描く戦後1945-1964」展の図録。石元泰博や木村伊兵衛、土門拳、奈良原一高など、戦後日本の写真界を牽引した11人の写真家たちの写真をモノクロで収録。太平洋戦争の終戦を迎えた1945年から東京オリンピック開催の1964年までの激動の時代を生きる人々の姿や街の様子をそれぞれの視点で捉えている。
航跡 | 清塚紀子
版画家、清塚紀子の作品集。エッチング、メゾチントなど様々な技法を用いた銅版画、鉛に印刷した抽象的な作品、金属箔やコンデンサーを装着させたミクストメディアなどをカラーで収録。小磯良平や駒井哲郎らによるテキストも収録。
山村コレクション展 集めた!日本の前衛 山村徳太郎の眼 | 兵庫県立美術館
2019年に兵庫県立美術館で開催された展示の図録。企業家・山村徳太郎が30数年を費やし収集した美術コレクションを紹介。斎藤義重、高松次郎、吉原治良、元永定正、白髪一雄ら戦後美術史における重要な68名の作家たちの作品図版、解説を収録している。
葉山館20周年記念 100年前の未来 移動するモダニズム 1920-1930 | 神奈川県立近代美術館
2023年から2024年にかけて神奈川県立近代美術館で開催された展示の図録。「近代」の文化が幅広く展開した、大正から昭和へと移る100年前、1910年代から1930年代にかけての芸術を紹介。6つの章にカテゴライズし、日本、ロシア、ニューヨーク、パリ、ベルリンほか、世界各国での前衛諸派、シュルレアリスム、木版画運動などの芸術の変遷を辿る。
絵草紙うろつき夜太 | 柴田錬三郎、横尾忠則
1973年から1974年に「週刊プレイボーイ」にて連載されていた柴田錬三郎の時代小説。全頁フルカラーの挿画・装丁は横尾忠則。この作品の為に高輪プリンスホテルに1年間缶詰にされた2人の逸話は有名。時代小説の枠組みを超えて、物語の進行に合わせて次第に作者を巻き込みシュールな展開を見せていく、歴史的傑作。
Dick Bruna: Meer Zien / See More | ディック・ブルーナ
オランダのアムステルダム国立美術館がミッフィーの誕生60周年を記念して刊行した作品集。アムステルダム国立美術館に収蔵されているコレクションと、ディック・ブルーナの作品を並べ、一見結びつきのないように見える作品同士の関連性をみつけるユニークな1冊。折り込みページには拡大された図版と詳細を収録。デザインはイルマ・ブーム・オフィス。 オランダ語、英語表記。
Architecture & Typographie: Quelques Approches Historiques | Lyon-Rennes
『建築とタイポグラフィー』について、リヨン国立高等美術学校とブルターニュ欧州高等美術学校で開催されたワークショップの記録をまとめたもの。20世紀初頭のヨーロッパ前衛建築の書籍やプロジェクト、フォトモンタージュ技法ほか、6つの講義内容を収録。 フランス語表記。
稜線 | ホンマタカシ、大原大次郎
2013年にPOSTで開催された展示の際に刊行されたもの。グラフィックデザイナー・大原大次郎と写真家・ホンマタカシによる作品を収録。ホンマタカシが撮影した山の写真を用いて、大原がその『稜線』をドローイングする。冬の岩山、雪が降り積もった枝木などの写真と並べ、複数の線や記号が『稜線』を辿るように描かれている。限定500部。
ロシア・アヴァンギャルドのデザイン 未来を夢見るアート | 海野弘
1917年に起きたロシア革命のさなかに生まれた芸術運動、ロシア・アヴァンギャルドについての資料集。エディトリアルデザインを中心に、映画やプロバガンダポスター、ブックデザイン、陶芸作品などを収録。他にも、エル・リシツキー、ロトチェンコら、ロシア・アヴァンギャルドのアーテイストたちの解説や用語集なども掲載している。
自転車讃歌 | 真鍋博
自転車讃歌/イラストレーターの真鍋博が描く自転車の未来図。サブタイトルを、自転車の走行速度から「20キロ文明への憧れ」と題して、人間の力でコントロールでき、娯楽性や環境保護にも優れる自転車のすばらしさを豊富なイラストとともに描く。
島田ゆか & ユリアヴォリ 絵本原画展 バムとケロ、ぶたの世界
2011年に京都、伊勢丹で開催された展示の際に刊行されたもの。カナダを拠点に活動する絵本作家・島田ゆかと、フィンランド出身の絵本作家・ユリアヴォリによる作品を紹介。『バムとケロ』シリーズ、『ガラゴ』シリーズ、 『ぶた』シリーズ 、『イエコさん』ほか、カラーの豊富な図版、解説を収録。愛らしい動物たちによって繰り広げられるファンタジーな世界が広がる。
アイデア別冊 | 福田繁雄偉作集
アイデア別冊1991年11月号の、福田繁雄特集。グラフィックデザインや、立体作品などを多数収録し、氏の多岐にわたる仕事を紹介。ほか、田中一光、シーモア・クワストなどによるテキストも併せて収録。
描かれた大正モダン・キッズ 婦人之友社『子供之友』原画展 | 刈谷市美術館 ほか
2016年から2017年にかけて刈谷市美術館などを巡回した展示の図録。婦人之友社が創刊した児童向け雑誌『子供之友』に掲載された原画を紹介。北澤楽天、竹久夢二、武井武雄、村山知義らが描いた作品を多数収録している。
Andreas Gursky: Werke / Works 80-08 | アンドレアス・グルスキー
ドイツの写真家、アンドレアス・グルスキーの写真集。島や山岳のほか、オフィスや工場、証券取引所などをパノラミックに捉えた作品をカラーで多数掲載。一度目にするだけで脳裏に焼き付く、人間の目では捉えきれない壮大な世界を平面に収める。
Light Moods South | 小松幹直
オーストラリアを拠点に活動する写真家、小松幹直の作品集。いまだ手つかずの自然が多く残る、ニュージーランド南島を撮影。小松が捉えた風景とその瞬間の感情を、俳句として日本語表現し、その後英語へと変換する。壮大な雪山へと続く道、草原の丘と羊、霧が深まる午後の牧場、移り変わる季節とその心情を写し出す。
ヴォルフガング・ティルマンス Your Body is Yours | 国立国際美術館
2015年に国立国際美術館で開催された展示「ヴォルフガング・ティルマンス Your Body is Yours」に際して出版された図録集。ドイツ出身の写真家ヴォルフガング・ティルマンスは、街頭の若者や身近な友人たちのポートレート、またセクシュアリティーやジェンダーといったテーマで私的でありながら社会的な側面が混在した作品と、自由で斬新な展示空間で知られている。作家自らが構成しデザインした128頁に渡る写真集と解説集の2冊セット。 日本語、英語表記。
【新刊】 Kumo / 雲 | Osamu Yokonami
ファッション誌、広告等で活躍する日本人フォトグラファー、横浪修の作品集。若さや集団性、匿名性を以前より探求してきたが、そこには「雲(KUMO/CLOUDS)」との共通した特徴を見いだすことができる。「雲」のユートピア的位置付けは、社会におけるそれぞれの結びつきで見られる文化的な均一化によって起きる類似性を想起させる。つまり、社会構造における視覚的なメタファーとして、集団が個々の行動よりも強度を持ちうるということを表している。 本作に収録されている作品は、館山、富士山、三浦、沼津など日本国内の各地で撮影された。新刊書籍。
Oskar Schlemmer: The Baltimore Museum of Art | オスカー・シュレンマー
ドイツの芸術家で、バウハウスでも教鞭をとったオスカー・シュレンマーの展示会図録。デッサン、ペインティング、立体作品、そして衣装から演出まで氏が総合的に監修した舞台芸術にいたるまで幅広く紹介。英語表記。
Gabriel Kuri: Sorted, Resorted | ガブリエル・クリ
メキシコ出身の彫刻家、ガブリエル・クリの作品集。人間関係を仲介する物体と場所に焦点を当て、いつもと違った角度から物事を見た際の身近なところに潜んでいる変換の可能性を探る一冊。ブックデザインははイギリスのデザインスタジオ、OK-RM。
A Frame is Now Given to You in Which You are to Wander. | 柳幸典
現代美術家、柳幸典の作品集。「Wandering Position」シリーズを通し、日本、そして世界各地にあるスタジオや展示風景などをカラー、モノクロ図版で収録。 英語表記。
Working from Memory | William Christenberry ウィリアム・クリステンベリー
写真家、ウィリアム・クリステンベリーによる作品集。少年時代の思い出や旅、多大な影響を受けたウォーカー・エバンスについての思い出などを詩的に綴ったテキストと、故郷アラバマで撮影された美しい写真を融合させた一冊。
ベン・シャーン 創造のプロセス | 多摩美術大学附属美術館
1994年に多摩美術大学附属美術館で開催された展示会「ベン・シャーン 創造のプロセス」の図録。当時まだ未発表だったペインティング、ドローイング、デッサンといった作品を多数収録し、氏の新たな一面に迫る。