Early Summer/The End of Summer/Late Autumn | Daniel Gustav Cramer、Haris Epaminonda
ダニエル・グスタフ・クレイマーとハリス・エパミノンダの作品集。2010年から2012年にかけて開催された、日本の映画監督・小津安二郎の作品をテーマにした三部構成の展覧会の様子を書籍化したもの。ビデオやフィルム、コラージュ、写真、本、オブジェなどを用いて可視化された物語を包括的に見ることができる1冊。 英語表記。
Alexander Calder & Fischli / Weiss | アレクサンダー・カルダー
アメリカの彫刻家、アレクサンダー・カルダーと、スイス人アーティストのペーター・フィッシュリとダヴィッド・ヴァイスの展示会図録。一見違う立場にある彼らの作品を同時に眺めることで、表裏一体ともいえる関係性について考察する。アメリカの彫刻家、アレクサンダー・カルダーと、スイス人アーティストのペーター・フィッシュリとダヴィッド・ヴァイスの展示会図録。一見違う立場にある彼らの作品を同時に見比べながら紹介することで、表裏一体ともいえる関係性について考察する。
Moonraker - Time Dilation | Daniel Arsham
アメリカのアーティスト、ダニエル・アルシャムの作品集。パリとニューヨークで開催された2つの展覧会の様子を収録。RMN(グラン・パレ)のアトリエ・ダールが制作した膨大な数の金型コレクションを使用し、RMNの彫像師と共同で作品を制作している。ロマン主義とポップアートを行き来するような彫刻作品を中心に紹介。 英語表記。
Call Ampersand Response | Michael Dumontier & Micah Lexier
マイケル・デュモンティアーとマイカ・レカーが、画像、線画、古本といったものに対するお互いの関心を共有するために行っていた活動をまとめたもの。2011年から2017年の間、電子メールを介して画像交換を行っていた二人。インターネット上ではなく、二人の家にあった子ども用の本や、切手、絵はがき、ポスターといった印刷物のなかから見つけた素材を用いたイメージを編集した一冊。終わりも始まりもない物語のようにも感じられる一冊。英語表記。
James Castle: Memory Palace | ジェームズ・キャッスル
聴覚障害者である一方、卓越した記憶力を持ち、鋭い視覚認識を持っていたアメリカの芸術家、ジェームズ・キャッスルの作品集。キャッスルの作品を、インテリア、エクステリア、オブジェ、書籍、言葉といった一連の部屋(記憶の宮殿)を巡るように追い、これまで知られていなかった多くの作品を紹介する。 英語表記。
Donald Judd: A Good Chair is a Good Chair | ドナルド・ジャッド
美術、デザイン、建築の分野を横断して活動し、ミニマリズムの重要な提唱者でもあるアーティスト、ドナルド・ジャッドの展示会図録。2010年に開催された展示の後に出版されたもの。本棚、子供用机、子供用ベッドなど、ジャッド自身が製作し、家族が使用した家具のプロトタイプを収録。ジャッドのデザインと製作過程を垣間見ることのできる1冊。
Cooking with Scorsese The Cookbook
世界的に有名な46人のシェフによる、映画から受けたインスピレーションをもとに考案したレシピ集。映画の中で印象的だった食事を再現し独自のアレンジを加えたもの、映画撮影やセットデザイン、あるいはシーンで感じた感情をヒントにしたものなど、個性豊かな料理を映画のスクリーンショットとともに紹介。 英語表記。
Tanaka Ikko Graphic Master | 田中一光
日本の昭和期を代表するグラフィックデザイナー・田中一光の作品集。代表的なポスターワーク、ロゴデザイン、パッケージデザインなどの作品図録のほか、評論・エッセイも併せて掲載。 英語表記。
100 Masterpieces from the Vitra Design Museum Collection
ドイツのヴィトラ・デザイン・ミュージアムが所蔵するデザイナー家具からマスターピース100点を図版付きで紹介した一冊。デザイナー名、デザイン年、サイズなどのデータと詳細な解説文を掲載。
Joseph Cornell’s Manual of Marvels | ジョゼフ・コーネル
アッサンブラージュの先駆者ジョゼフ・コーネルの、フィラデルフィア美術館の協力を得て制作されたユニークな「コーネル・ボックス」。1930年代初頭にコーネルが古書店で入手した農業マニュアルにコラージュ、フォトモンタージュ、ドローイングを加えた遊び心溢れるアーティストブックを複製したもの。作品にまつわるエピソードを綴ったエッセイ集とインタラクティブCDを付属したボックスセット。 英語表記。
David Fincher: Mind Games | デヴィッド・フィンチャー
映画監督デヴィッド・フィンチャーの作品を、批評と画像で紹介する資料集。『エイリアン3』『セブン』『ファイト・クラブ』『パニック・ルーム』『ゾディアック』『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』『ソーシャル・ネットワーク』『ドラゴンタトゥーの女』などの代表作を収録。制作史と評論分析、舞台裏写真、スチールなどを織り交ぜ、捜査に取りつかれた映画作家の調査というスタイルで、心理的プロファイルや事件簿を彷彿とさせるデザインになっている。 英語表記。
The Wall | Annet Van Der Voort
ドイツの写真家、アネット・バン・デル・フォートの作品集。ヨーロッパの海岸線に遺された旧ナチス・ドイツの掩蔽壕建築を撮影した写真集。ドーム型の天井や壮大なエントランスなど、古代寺院を思わせる巨大なものやブルータリズム様式のものなど、戦争の遺物を建築的な視点で検証しつつ、多くの犠牲者を出した大戦の痕跡を記録している。 英語表記。
ルドルフ・シュタイナー 100冊のノート | 筑摩書房
哲学者、教育者、そして人智学の創始者として知られるルドルフ・シュタイナーがその生涯の後期に残したノートの中から100冊を選び、それらを解かりやすく分類しまとめたもの。思考のプロセスをつぶさに見ることができる。 カバーに少 […]
Nieuwe Feiten | Anne Geene アンネ・ジーネ
疑似科学的な写真表現で知られるドイツのビジュアルアーティスト、アンネ・ジーネの作品集。いくつもの写真技術や表現方法を駆使し、知識と観察が互いに影響しあい、驚くべき結果をもたらすことを、写真とそれに付随する解説で示している。 英語、オランダ語表記。
Roni Horn: Wits’ End | ロニ・ホーン
アメリカの現代アーティスト、ロニ・ホーンの作品集。手書きのイディオムや決まり文句、口語表現を素材とし、言葉の意味と曖昧さを探求した一冊。約300人に土語(現地語)のフレーズを5つずつ書き溜めてもらい、それらをシルクスクリーンで印刷。物質そのもののみならず、その意味、記憶を追求する。
Young-Jae Lee: Das Grun in den Schalen | 李英才 リー・ヨンゼ
ドイツ・エッセンの陶芸工房「Margaretenhoehe」代表を務める李英才(リー・ヨンゼ)の作品集。2019年から2020年にかけて開催された展示に際して出版されたもの。さまざまな釉薬が印象的な、シンプルで丸みをおびたフォルムの器を紹介。李氏の手掛ける造形の背景には、高麗時代の朝鮮半島の器へと続く長い歴史が感じられる。 ドイツ語表記。
Inca: Pracht En Praal Uit De Andes
ブリュッセル王立美術館・歴史博物館が所蔵するインカ帝国コレクションの図録。織物を中心に、陶器、金・銀・貝殻の宝飾品など、暮らしの道具としてだけでなく、権力やアイデンティティの象徴としての役割も担っていた品々を紹介。 オランダ語表記。
きのこ 小林路子画集 | 山と溪谷社
日本における菌類画の第一人者、小林路子の作品集。四季を通じて野原や森に息づくきのこの姿をやさしく繊細なタッチで描いたもの。作品約500点の中から画家自らが厳選した64点を収録。
Florae, Le Temps des Fleurs | Collectif
パリのハイジュエリー・ブランド「ヴァンクリーフ&アーペル」が編纂した博物誌。世界最古の植物標本、中国皇帝の庭園、カール・リンネが想像した空想の花時計など、古今東西の植物にまつわる美しい図版を集成したもの。 英語表記。
Hilma af Klint: Konstnaer, Forskare, Medium | ヒルマ・アフ・クリント
2013年にスウェーデンのマルメ近代美術館で開催されたヒルマ・アフ・クリントの展示会図録。本展覧会カタログは、作品を紹介するとともに、アフ・クリントがいかにして絵画を高次の意識と結びつけたかという問題を、さまざまな角度から検証したもの。 スウェーデン語表記。
Georges Braque 1906-1914: Inventor of Cubism | ジョルジュ・ブラック
フランスの画家、ジョルジュ・ブラックの資料集。第一次世界大戦前の激動の時代を生きたブラックに焦点を当て、フォーヴィスム、プロト・キュビスム、分析的キュビスム、パピエ・コレ、合成キュビスムと、次々とスタイルを確立し、再構築していく過程を明らかにしたもの。 英語表記。
Simone Nieweg: Nature Man-Made | シモーネ・ニーヴェグ
デュッセルドルフ・アカデミー出身の写真家シモーネ・ニーヴェグの写真集。庭園や、畑、牧草地、農地といった風景を撮影した作品を収録。ドイツ語表記。
Teasing Typography | Juliane Nost
グラフィックデザイナー、ジュリアン・ネストの作品集。極端なグリッドや極端なタイポグラフィパラメータを使用して活字を押し出すことで、どのような視覚現象やパターンが引き起こされるのかを調査した実験的な1冊。InDesignのデフォルト設定から始まり、さまざまなフォントサイズとカラムが使用され、多様なタイポグラフィを生み出している。 英語表記。
One Hundred Ghost Stories | Anastasia Bay アナスタシア・ベイ
フランス人アーティスト、アナスタシア・ベイの作品集。抽象的に描かれた人物画は、男性でも女性でもなく、非西洋文化圏で崇拝される神性を想起させる荘厳さをもって描かれる。幾重にも重ねられたレイヤーで描かれるファラオや相撲、歌舞伎、サムライは、身体によって刻まれるコレオグラフィックな表現を具現化している。
Soft Places(I) | Harold Ancart ハロルド・アンカート
ベルギー人アーティスト、ハロルド・アンカートの作品集。半抽象的で単色ドローイングから徐々にサイケデリックでカラフルな風景へと変化していく2009年から2015年の間に制作された作品を収録。
Michael | David de Tscharner & Benoit Plateus
1984年に出版されたオーカルのコミック「プリンス・マイケル」をダヴィッド・デ・ツァルナーとブノワ・プラテウスの2人のアーティストが、1年以上の歳月をかけてコラージュで再現した一冊。何百もの雑誌のページから切り取ったパターンやモチーフを使ってオリジナルのコミックブックの細部を細かく再現。バカバカしさと微笑ましさ満載の愛ある一冊。
Afghan Gold | Powell Luke
アメリカを拠点に活動する写真家、ルーク・パウエルの作品集。70年代と、タリバン侵攻後の00年代にアフガニスタンを単独訪問し、人々の日常生活とその背景にある雄大な自然を撮影したもの。芸術とジャーナリズムを切り離し、アフガニスタンの美しく伝統的な側面を見せてくれる1冊。35ミリフィルムを複雑な染料転写法でプリントし、柔らかさと鮮やかさの同居する美しい写真を大判で収録。冊子付。 英語表記。
The Dusseldorf School of Photography | デュッセルドルフ美術アカデミー
デュッセルドルフ美術アカデミー写真学科と、アカデミー出身の写真家たちの作品を紹介。ベルント&ヒラ・ベッヒャー夫妻が教鞭をとった70年代から00年代までの160枚以上の写真を掲載。ベッヒャー夫妻、カンディダ・ヘーファー、アクセル・ヒュッテ、アンドレアス・グルスキー、トーマス・シュトゥルート、トーマス・ルフ、シモーネ・ニーヴェグ、ローレンツ・バージェスらの代表作を見ることができる。 英語表記。
Vertical and Horizontal Reversals | Richard Serra リチャード・セラ
米国のアーティスト、リチャード・セラの作品集。2枚の同じ長方形フォーマットを縦または横に並べ、白黒の部分が上から下へ(または左から右へ)反転するドローイング作品群「Reversal」33点を収録。 英語表記。
Retrospective Kurokawa Kisho 黒川紀章回顧展: 共生の思想 ー 機械の時代から生命の時代へ | パリ日本文化会館
1998年にパリ日本文化会館で開催された展示の図録。1950年代のメタボリズム運動から現代に至るまで、常に時代に先んじてきた建築家・黒川紀章の手がけたプロジェクトを包括して紹介したもの。自身のスケッチやモノクロ図版とともに、氏の提唱してきた「共生の思想」についてのテキストを収録。 日本語、フランス語表記。
水木しげるのあの世の事典 | 水木しげる
水木しげるが膨大な資料をもとに、卓抜な着想と想像力で描いたあの世の事典。さまざまな宗教観や死生観が生み出した古今東西の死後の世界を、緻密な絵と解しやすいテキストで紹介。
We Found a Hat | Jon Klassen
ロサンゼルスを拠点に活動するイラストレーター、ジョン・クラッセンが手掛けた絵本。2匹のカメが1つの帽子を見つけ...。美しい色彩とシンプルなキャラクター、そして絶妙なユーモアが際立つ物語。 英語表記。
Alex Katz | アレックス・カッツ
アメリカのアーティスト、アレックス・カッツの作品集。同世代のアーティストが抽象表現に傾倒する中、具象的なスタイルで制作し続けたカッツの250点以上の作品を収録。息子で詩人のヴィンセント・カッツが選んだスケッチ、作品、記録資料も合わせて掲載。
Richeard Diebenkorn Beginnings 1942-1955 | リチャード・ディーベンコーン
米国の画家、リチャード・ディーベンコーンのビジュアル資料集。カリフォルニア州サクラメントのクロッカー美術館などを巡回した展示に際して出版されたもの。リチャード・ディベンコーン財団のコレクションを中心に、具象表現に移行する前の200点近い絵画とドローイングを収録。 英語表記。
Breadcrumb: Art & Sandwiches
彫刻、ファウンド・イメージ、ドローイングなどを駆使して、世界各国のアーティストによる41のサンドイッチ・レシピを紹介し、サンドイッチをアートとして、また味覚の楽しみとして提案する独創的な料理本。 英語表記。
Bob Dylan: NYC 1961-1964 | ボブ・ディラン
ミュージシャン、ボブ・ディランの写真集。1960年代初頭、ニューヨークに初めて引っ越したときの、誰も知らない若いフォークシンガーである20歳のボブ・ディランの姿はファンにはたまらない一冊。
Moving to Mars: Design for the Red Planet | Justin McGuirk、Alex Newson
火星への渡航と居住に向けたプロジェクトにおいて、デザインが果たす重要な役割を徹底的に追求したビジュアルブック。宇宙服とロケット技術に始まり、宇宙用のカトラリーから家具、仮設住居まで、火星移住に関する魅力的なプロジェクトを幅広く紹介。 英語表記。
Lygia Clark: The Abandonment of Art, 1948-1988
ブラジルのアーティスト、リジア・クラークの作品集。50年代にブラジルで起こった芸術運動ネオ・コンクレティスム(新具体主義)の中心人物でもある。本書は、2014年にニューヨークで行われた大回顧展の図録。初期から晩年までの作風の変化を解説紹介した一冊。
Notes on Ordinary Spaces | Ola Rindal オラ・リンダル
ノルウェー出身のフォトグラファー、オラ・リンダルの作品集。出版社「Libraryman」がおくる季刊写真集プロジェクト「Seasons Series」の8作目。冬をテーマに、淡い光に包まれた日常の風景を収録した1冊。 英語表記。
Yokosuka Again 1980-1990 | 石内都
写真家・石内都の作品集。1981年に開催された「From Yokosuka」展から、EMクラブ(旧海軍下士官兵集会所)が閉鎖され廃墟となり解体された1990年までのその衰退を撮らえたモノクロ写真集。自身の育った基地の街、横須賀を愛憎、郷愁の入り交じる感情を込めて見つめる。
The Last Testament | Jonas Bendiksen
ノルウェー・オスロを拠点に活動するフォトジャーナリスト、ジョナス・ベンディクセンの作品集。自らを「聖書の救世主である」と公言する7人の男性を記録するプロジェクトをまとめたもの。ベンディクセンがイギリス、ブラジル、ロシア、南アフリカ、ザンビア、日本、フィリピンを旅し、救世主たちの写真、弟子たちの日常生活や儀式、インタビュー、聖句、歴史的資料などを通して、彼らが何者なのか、そして人々が生身のメシアに望んでいるものは何なのかを探る。 英語表記。
Anni and Josef Albers | Lake Verea
ドイツ人アーティスト、ヨゼフ・アルバースと妻でありアーティストのアニ・アルバースの残したバウハウスの同僚と交わした手紙や、絵の具のチューブ、布の繊維といったものを撮影した一冊。創造的な生活と親密な結婚生活を垣間見ることができる。
工藝を我らに 第二次 第一回展 資生堂が提案する美しい生活のための展覧会 | 福島昌子
2019年に開催された「工藝を我らに 第一回展 資生堂が提案する美しい生活のための展覧会」の図録。陶藝の十四代今泉今右衛門、漆藝の中條伊穗理と水口咲、金工の三代吉羽與兵衛、ガラス工藝の安達征良らが、生活のなかで使用することを前提にしながらも、後世に引き継がれていくべき作品の数々を発表する。
The Chair Affair | Margriet Craens、Lucas Maassen ほか
オランダを拠点に活動するアーティスト/マルグリエット・クラーンズとデザイナー/ルーカス・マーセンの作品集。マーセンがデザインした椅子を題材にしたシリーズを収録。カーマ・スートラのポーズをとったユーモラスかつエロティックな椅子の姿を通し、座るという行為と椅子の役割を問う1冊。 英語表記。