日本の色彩 Japanese Coloring | 田中一光、小池一子
アートディレクターである田中一光と小池一子が、「赤」、「緑」、「藍」、「黄金」、「黒」、そして「多彩」のカテゴリーで日本文化を象徴する彩りをテーマに編纂した写真集。田中一光のエッセイ「赤に対する白と黒」なども併せて掲載。
Ronan and Erwan Bouroullec | ロナン&エルワン・ブルレック
パリを拠点に活躍する兄弟デザインユニット、ロナン&エルワン・ブルレックの作品集。カッペリーニ、ヴィトラ、イッセイミヤケなど名だたるブランドとの仕事を紹介するとともに、インテリアからジュエリー、照明、プロダクトデザインなど、彼らが手がけてきた数々の作品をテーマごとに収録。 英語表記。
Where to Drink Coffee | Avidan Ross ほか
世界最高のバリスタたちが行くコーヒーショップのガイドブック。世界50カ国で活躍するトップクラスのバリスタとコーヒーの専門家150人がガイドする600のスポットを収録。カフェやベーカリー、レストランのほか、ビデオショップや自動車修理工場など様々なコーヒーの名店を紹介する。国ごとにカテゴライズされ、ショップの詳細、紹介者のコメントが掲載されている。英語表記。
タウト全集第1巻 桂離宮 | 篠田英雄
近代を代表する建築家、ブルーノ・タウトが桂離宮について記録したタウト全集第1巻。桂離宮や日本建築、伊勢神宮について記したテキスト、日記抄、そして巻末にタウト筆の画帖『桂離宮の回想』を収録。装丁は亀倉雄策。
神話の旅 出雲・日向のふるさと | 上田正昭、植田正治ほか
日本神話が伝わる地、島根県・出雲と宮崎県・日向をめぐる紀行集。序文は歴史学者・上田正昭、写真は植田正治らによるもの。「日本神話の光と影」「神々のくに出雲と日向」「八雲立つ出雲の国」「神話と先郷の高千穂」などを収録。
Cookbook Book | Annahita Kamali、Florian Bohm
古今東西の料理本を紹介するビジュアルブック。専門家らが選んだ過去100年の間に出版された125冊にものぼる料理本を豊富な図版で紹介。 英語表記。
Jane Hornby: Simple & Classic | ジェーン・ホーンビー
料理研究家、ジェーン・ホーンビーによるレシピブック。「なにを作ろうかな&どうやって作るの」など、ベストセラーとなった3冊のホーンビーの著書の中からベストレシピを集めたもの。 子羊の香草焼き、エッグベネディクト、ベリークランブルアイスクリーム、さくらんぼ入りチョコレートムースなど、世界で人気のレシピを料理の過程の写真とともにわかりやすく紹介。 英語表記。
北欧の美しいくらし Life&Design 織田憲嗣コレクション | 北海道立旭川美術館
2011年に北海道立旭川美術館で開催された展覧会の図録。北欧モダンデザインの黄金期といわれる1950~60年代の作品を中心に、椅子の研究家、織田憲嗣による「織田コレクション」の中からハンス・J.ウェグナーやフィン・ユールによる名作椅子、ガラス、陶、家具やクラフト、日用品にいたるまで、北欧の優れたデザインの名品の数々を幅広く紹介。家具年表ポスター付属。
交差する表現 工芸/デザイン/総合芸術 | 京都国立近代美術館
2013年に京都国立近代美術館の開館50周年を記念して開催された「交差する表現 工芸/デザイン/総合芸術」の展示図録。工芸を基軸とし、京都を中心とした伝統との対峙、生活への浸透、表現の多様性、さらには新たな表現の模索などを豊富な作品図版とテキストで分析していく。
Preston Bus Station | Jamie Hawkesworth
イギリス人フォトグラファー、ジェイミー・ホークスワースの作品集。1969年に建てられたブルータリズム様式建築のバスターミナル「プレストン・バスステーション」に目を奪われたホークスワースは、イギリス、プレストンに1ヶ月に滞在し、ターミナルで目に留まった人たちを撮影し続けた。バスターミナルを利用する様々な人びとのポートレートが写し出されている。英語表記。
Between Visible | Tomoko Yoneda 米田知子
日本を代表する写真家のひとり・米田知子の写真集。メガネのレンズ越しに撮影された、ウィリアム・ジョイス、マーラー、ヘッセ、コルビュジェ、トロツキー、ガンジーなど様々な歴史的人物の書物、原稿、楽譜の数々。視ることの狭間を映し出した魅惑の写真集。
Vija Celmins | ヴィヤ・セルミンス
自然現象を写実的に描いた作品で知られるアメリカのアーティスト、ヴィヤ・セルミンスの作品集。絵画、紙作品、彫刻を中心に作品を紹介。海面の波模様や夜空、黒板や石などを描いた作品、細かな色合いや質感を捉えた写真など、図版とともに解説を収録。英語表記。
Monument | Lynn Davis
アメリカ出身の写真家、Lynn Davisの作品集。世界各国『Monument(モニュメント)』をテーマに撮影する。グリーンランドの氷山、ギザのピラミッド、アンコールワットの巨大な城門、エチオピアのラリベラの岩窟教会群。神秘的な自然と人類が築いた偉大な建築の姿の両側面を捉える。英語表記。
Roni Horn | ロニ・ホーン
アメリカのアーティスト、ロニ・ホーンの作品集。彫刻や、ドローイング、写真など、多様なジャンルの作品発表を続けてきた氏の、1980年代から90年代に手がけた作品を中心に掲載。写真や立体作品を用いたインスタレーションや展示の様子などを収録。英語表記。
When I Was a Boy | Katrien De Blauwer
ベルギー人コラージュアーティスト、カトリアン・デ・ブラウワーの作品集。出版社「Libraryman」より刊行の季刊作品集シリーズ「Seasons Series」の2作目として刊行されたもの。同じ条件のもと、それぞれアーティストが異なるテーマで一冊の本として形にする企画であり、本書ではブラウワーによる新作を含むコラージュ作品を集めたモノグラフになっている。初版500部刊行。英語表記。
Ben Shahn: Voices & Visions | ベン・シャーン
1981年にSanta Fe East Galleryで開催された展示の際に刊行されたもの。20世紀のアメリカを代表する画家、ベン・シャーンの作品集。当時の事件や大恐慌など、社会的テーマを反映した作品ほか、カラー・モノクロ含む図版とともに解説を収録。英語表記。
Portrait | 操上和美
写真家、操上和美によるポートレート作品集。1974年から2013年にかけて撮影された作品を収録。アレン・ギンズバーグとウィリアム・S・バロウズ、イサム・ノグチ、開高健、忌野清志郎ら、あらゆる著名人のモノクロによるポートレート作品が収められている。
国東半島 | 石川直樹
人類学や民俗学に関心を持ち、辺境から都市までさまざまな場所を旅しながら作品を発表し続けている写真家であり登山家、石川直樹の作品集。大分県の北東部に位置する国東半島、その地に足を運び撮影する。巨大な石の彫刻磨崖仏、伝統行事、狩猟の様子、盆踊り。日常と非日常を併せ持つ、国東半島のありのままの姿を映し出す。
Before Science | Anne-Claire Broc’h、Gilles Pourtier
現代写真の普及と創作を支援するLumière d’Encreによるプロジェクトシリーズ。写真家である、Anne-Claire Broc’hとGilles Pourtierによる作品集。2014年の2月から5月にかけてピレネー・オリエンタルの沿岸河川を対象として、地質調査をイメージして制作されたもの。様々な岩石の写真とともに川や森の風景とそこに住む人々や生き物たちを写す。フランス語表記。
小妖精達とのささやき | ケイコ・クリタ
写真家、ケイコ・クリタの作品集。2011年から1年の間に滞在先のアイスランドで撮影された、神秘的な大自然とその景色に溶け込む幻想的なポートレートの作品50点を掲載。作品は多重露光やデジタル加工などには手を付けず、ピンホールカメラを用いて撮影されプリントされている。
杉本博司自伝 影老日記 | 新潮社
日本を代表する現代美術家、杉本博司による自伝。日本経済新聞で連載されていたコラム「私の履歴書」、書き下ろしを含めた増補版。父や母、先祖の話、自身の幼少期、現代美術への道、作品のシリーズ「ジオラマ」についてなど杉本博司自らが綴る回想録。
光の化石 瑛九とフォトグラムの世界 | 埼玉県立近代美術館
1997年に埼玉県立近代美術館で開催された展示の図録。カメラを使わず、印画紙を直接観光させ画像を定着させる技法「フォトグラム」を用いて制作した自身の作品を中心に、マン・レイ、杉浦邦恵らの作品も紹介。
etude | 立木義浩
広告・雑誌・出版など多岐な分野で活躍する写真家、立木義浩の作品集。1959年横浜の赤レンガ倉庫を6×6で撮影。捨てられた吸い殻、積み上げられた廃材の山、倉庫と外車など、モノクロによる図版を収録。巻末には「舌出し天使」シリーズの未発表作品も掲載。700部限定。
David Bowie is Inside | デヴィッド・ボウイ
ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館で開催された展示の際に刊行されたもの。デヴィッド・ボウイの約50年におよぶキャリアを辿るとともに、衣装、ライブ写真、メモ、アートワークなどをまとめたアーカイブ集。ボウイが影響を与えたアーティストやデザイナーについても解説している。 英語表記。
T.Rex 1972 Sukita | 鋤田正義
グラムロックムーブメントを築き、その黄金期を闊歩したバンドT.REXのマーク・ボラン。彼のアイコンともなった、髪をなびかせギターをかき鳴らす姿、そしてT.REXに同行し、身近な者しか撮りえない貴重な姿を撮り続けた写真家/鋤田正義の写真作品集。膨大な未発表写真約200点を含む約260点の写真を収録。書容設計は羽良多平吉によるもの。限定1972部。
川上澄生硝子絵集 | 川上澄生
硝子絵集/画家、川上澄生の作品集。日本女性、聖母子、南蛮船などを油彩で描いたガラス絵をカラーで収録。すべて額装した作品図版となっており、氏が自ら制作した額縁も使用されている。寄稿には福永武彦ら。
君が叫んだその場所こそがほんとの世界の真ん中なのだ。パリ・リトグラフ工房idemから 現代アーティスト20人の叫びと囁き | 東京ステーションギャラリー
2015年から16年にかけて東京ステーションギャラリーで開催された、原田マハの小説『ロマンシエ』と連動した展示の展示会カタログ。パリのリトグラフ工房「Idem Paris(イデム・パリ)」で制作されたオリジナル作品のアーカイブの中から、20名のアーティストが制作したリトグラフを紹介。JR、デヴィッド・リンチ、李 禹煥、辰野登恵子、森山大道らの作品とともに、解説を収録。
明なる神秘 野田弘志展 1988-89
1988年から1989年にかけて開催された巡回展の図録。画家・野田弘志の油彩画を中心に、鉛筆、淡彩、挿画など作品とともに解説を収録。繊細で緻密な写実によって超現実世界を描き出す。装丁は田中一光。
Portrait Session | 大和ラヂヱーター製作所
2007年に開催された展示の際に刊行されたもの。会田誠、桑原正彦、小林正人、杉戸洋、ピーター・ポマーら31名のアーティストによる、ポートレートをテーマとした作品を中心に紹介。油彩、水彩、ドローイング、インスタレーションなど、作品図版108点とともに解説を収録。
限定版 日本の手絞り(別冊欠) | 竹田耕三
絞り作家である、竹田耕三による日本の手絞りをまとめた1冊。実物裂地標本71点を貼り付けたシートを収録。唐松絞り、白影絞り、手回し蜘蛛絞り、柳絞り、ちり嵐絞りほか、正藍で染め上げられた多数の美しい手絞り標本が収められている。
Piano: Renzo Piano Building Workshop 1966 to Today | レンゾ・ピアノ
イタリアを代表する建築家、レンゾ・ピアノの作品集。ポンピドゥー・センター、ニューヨーク・タイムズ・ビル、ロンドン・ブリッジ・タワーほか、カラー・モノクロ含む作品図版と併せて解説を収録。レンゾ・ピアノのこれまでのキャリアを網羅した1冊。フランス語表記。
Dieter Rams: Ten Principles for Good Design ハードカバー版 | ディーター・ラムス
ドイツのインダストリアルデザイナー、ディーター・ラムスの作品集。計算機、ラジオ、オーディオ/ヴィジュアル機器などのブラウン社の電化製品、ヴィツゥ社の家具など、代表作品をクレジット付きのカラー図版で掲載。
紙の大陸 | 坂本直昭
紙作家として活動し、「紙舗 直」主宰の坂本直昭によるエッセイ集。「季刊 銀花」「印刷情報」「小説新潮」などに掲載された文を編集し、まとめたもの。地、人、手から生み出される手漉き紙への情熱と魅力、そして仕事への姿勢が込められた一冊。筆者自身の手で染めた表紙は一冊ごとに染柄が異なる。日本語、英語表記。
Revolution: The History of Turntable Design | Gideon Schwartz
レコードプレイヤーの歴史、デザインをまとめた資料集。蓄音機、ジュークボックスにはじまり、1950年代から今日までのレコードプレイヤーを紹介。約300点の写真、テキストによる解説を収録。英語表記。
Naoto Fukasawa: Embodiment | 深澤直人
日本を代表するプロダクトデザイナー、深澤直人のモノグラフ。家具、電話、時計、ファッション、バッグ、アクセサリーなど、100点以上のプロダクトを収録。シンプルで控えめ、かつ使い勝手のよい、普遍的な魅力のデザインをカラー図版とともに紹介している。 英語表記。
日本ビア・ラベル盛衰史 | 佐藤建次
明治時代から続いたビア・ラベルとその盛衰の歴史を紹介する資料集。「ビールの伝来とその普及」「ビア・ラベルとその盛衰」「その他のビア・ラベル群」「ビア・ラベル周辺史」の4章を通して、百数十種類以上のビア・ラベルをモノクロ、カラーで掲載するとともに、百余年のうちに最盛期から興亡していったビア・ラベルの市場での変遷を辿る。限定1000部刊行。
百魚百珍 | 岩満重孝
150種類の魚と貝の故事来歴と俳句をまとめた一冊。四季折々の旬の魚と貝について、エッセイのような軽快なテキストと挿絵で解説するほか、それぞれに俳句を添えて紹介。
木の箱 | 広橋桂子 ほか
パッケージデザインやグラフィック、テキスタイルなど様々な分野で活躍するデザイナーたちが制作した「木の箱」をまとめたもの。民芸品や銭箱や茶箱、木彫りなど世界各国に古くから存在する「木の箱」と7人の作家による作品を紹介。ギフトボックスやステーショナリーケース、桐の封筒ほか、作品図版、解説を収録。広橋桂子、杉村敏男、UGサトー、岡田宏三、新井亮、新井明子、秋月繁らが参加。装丁は羽良多平吉と郷坪浩子によるもの。
ラッコとガラス玉 北太平洋の先住民交易 | 国立民族学博物館
2001年に国立民族学博物館で開催された展示の図録。アイヌをはじめとする北太平洋の先住民たちが行った交易活動とその影響を、交易品や先住民が作り出した生活用具、工芸品など「もの」を通して紹介したもの。ラッコやクロテンの毛皮と引き換えに、ガラス玉などを手に入れ、自分たちの土地にある素材と組み合わせて作り出した工芸品を多数収録。
李禹煥全版画展 1970-1998
1998年から1999年にかけて全国各地で開催された巡回展のカタログ。「もの派」を主導し、国際的に活動する美術家、李禹煥(リ・ウファン)の、1970年から1998年の間に制作された版画作品のカラー図版を収録。李禹煥、中原佑介らによるテキストを掲載。
Paintings on Marble | Brice Marden
アメリカのアーティスト、ブライス・マーデンの作品集。1981年から1987年にかけてギリシャのイドラ島にある大理石の採石場から収集した大理石の破片にペインティングを施したシリーズ。カラーによる作品図版とともに解説を収録。英語表記。
Jean Chauvin: L'Ombre Atomique | Paul-Louis Rinuy、Tim Onderbeke
抽象彫刻の先駆者のひとり、フランス人芸術家、ジャン・ショーヴァンの作品集。ブロンズ、木、石膏を用いて制作された、シンプルで本質的なフォルムを特徴とした、具象と抽象の間を行き来する作品の数々が収められている。モノクロによる作品図版を収録。フランス語、英語表記。
Second Floor | Sam Taylor-Johnson
イギリスの映画監督・写真家のサム・テイラー=ジョンソンの作品集。ココ・シャネルがプライベート空間として使用していたアパルトマンを撮影。鏡が張り巡らされた螺旋階段、漆の屏風、金のライオン像、仏像、クリスタルのシャンデリアなど、1971年から遺されたままの美しい美術品と静謐な空間が収められている。英語表記。
Nick Waplington: Truth or Consequences | ニック・ワプリントン
イギリスの写真家、ニック・ワプリントンによる作品集。ニューメキシコ州にある小さな町、トゥルースで撮影されたそこに住む人々の姿や街の風景を記録するとともに、エドワード・ウェストンやウォーカー・エヴァンスといった偉大なアメリカの写真家たちへのオマージュでもある一冊。英語表記。