造形と科学の新しい風景 | 大沢武雄、ジョージ・ケペッシュ
シカゴに開設された教育機関「ニュー・バウハウス」で教鞭をとった造形理論家、ジョージ・ケペッシュ著「The New Landscape」の日本語版。絵画、写真、建築、そして自然の造形物に対する科学的な考察と、芸術的な考察を交差させ、新しい知覚の可能性を模索する実験的なヴィジュアルブック。
Martha’s Vineyard and Other Places: My Third Sketchbook from the Summer of 1982 | David Hockney デイヴィッド・ホックニー
20世紀を代表するイギリスの芸術家、デイヴィッド・ホックニーの作品集。1982年の夏、ホックニーが描いた3冊目のスケッチブックを完全に複製したもので、軽やかなタッチのドローイングの筆跡、インクの色移りや余白までもが忠実に再現されている。 英語表記。
Luigi Ghirri: The Idea of Building | ルイジ・ギッリ
イタリアの写真界を代表するアーティスト、ルイジ・ギッリの作品集。2020年にニューヨークにあるMatthew Marks Galleryで開催された展覧会に合わせて刊行されたもの。ほとんど実物大で印刷された大型の写真図版29点を収録。ギッリ独自の視点で切り取られた物質の本質に迫るような一冊。500部限定刊行。 英語表記。
Edward Weston: The Flame of Recognition | エドワード・ウェストン
20世紀を代表するアメリカの写真家であり、グループf/64の創設メンバーでもあるエドワード・ウェストンの写真集。1920年代から1950年代にかけて撮影された作品をまとめたもの。「NUDE」、「SHELL」などのシリーズや風景、ポートレート作品を収録。 英語表記。
パウル・クレー だれにも ないしょ。 | 宇都宮美術館 ほか
2015年に開催された巡回展の図録。20世紀を代表する画家、パウル・クレーが何を描き、どうスタイルを展開させ、どのような手順で作品を作ったのかを紹介をするとともに、ミステリアスな気配をまとうクレーの思考と感性に分け入る。
Paul Klee: Kunststuecke der Tiere | パウル・クレー
20世紀を代表するスイスの画家、パウル・クレーの作品集。クレーによる「動物」をモチーフとした代表的な作品を通して、色彩や形、その創造の世界を紐解く一冊。 ドイツ語表記。
木霊の娘 | 角田正治
写真家、角田正治の作品集。自然の暮らしに溶け込む幻想的な少女のポートレートに詩人で童話作家の岸田衿子の詩が添えられた一冊。
デ・キリコ展 終わりなき記憶の旅
2000年から2001年にかけてBunkamuraザ・ミュージアムほか全国各地で開催された展覧会の図録。20世紀のイタリアを代表する画家、ジョルジョ・デ・キリコのその生涯における作品を、各時代ごとに作品図版や写真などの資料とともに紹介する。
Peter Sutherland: Colorado | ピーター・サザーランド
ニューヨークを拠点に活動するアーティスト、ピーター・サザーランドの作品集。2021年に開催された展示を機に刊行されたもの。新型コロナのパンデミックを機にコロラド州に戻り撮影した作品群を中心に収録。川や山、動物たち、自然と人々の暮らしが交わるその場所の姿を写し出す。 英語表記。
Hyungsik Kim: Studio Practice | キム・ヒョンシク
韓国のフォトグラファー、キム・ヒョンシクの作品集。2013年、2014年に撮影された作品シリーズ「Studio Practice」をまとめたもので、大型の図版を見開き右ページに1点ずつ掲載した、白を基調としたシンプルな構成の一冊。 韓国語、英語表記。
Luce Lebart: Inventions 1915-1938 | ルース・レバート
写真史家であり、展覧会キュレーターでもあるルース・レバートの作品集。1916年から1939年のフランスにおいて急速に発展した科学と工業技術。国防から一般家庭への普及まで、イノベーションの歴史を当時の写真で記録する試みをまとめた1冊。 英語表記。
Across the Sea | 草野庸子
ファッションやカルチャーなど様々な分野で活動する写真家、草野庸子の作品集。初めてロンドンを訪れた際に撮影した写真56枚を収録。写し出しているのは日常のありふれた景色でありながら、大切な愛おしい記憶を淡い光とともに閉じ込めたかのような一冊。700部限定。
Robert Adams: The Plains, from Memory | ロバート・アダムズ
アメリカの写真家、ロバート・アダムズのペインティング作品集。新型コロナウイルス感染症が蔓延しはじめた2020年の春から描き始めた、23枚の美しい絵画を収録。古い本棚の廃材などに版画のインクを用いて描かれた素朴でエレガントな作品は、パンデミックがもたらす困難の向こうにある希望を見出そうとしている。 英語表記。
Simryn Gill: Power Station シムリン・ギル 発電所と家
2004年に資生堂ギャラリーで開催されたシムリン・ギル展の図録。ギルの生まれ故郷であるマレーシアの小さな沿岸の町、ポート・ディクソンにある古い発電所の内部と、生まれ育った家の中を撮影した写真を対比させるように掲載。対称的でありながらもどこかで類似する空間と、その空気感がページをめくるごとに差し迫るような作品群。
宇宙中的長城 万里の長城を1万メートル延長するプロジェクト | 蔡國強
中国出身の現代美術家、蔡國強による作品資料集。「万里の長城に1万メートル加えるプロジェクト」として、万里の長城の終点・嘉峪関から1993年2月27日夕刻、1万メートルの炎と硝煙の長城を出現させたプロジェクトの記録をまとめたもの。プロジェクトの写真、制作過程など図版とともに解説を収録。
Seiichi Furuya: Aus den Fugen 古屋誠一 | ヴァンジ彫刻庭園美術館
日本の写真家、古屋誠一の写真集。2007年に静岡のヴァンジ彫刻庭園美術館で開催された展覧会に合わせて刊行されたもの。自ら命を絶った妻、クリスティーネのポートレートが、過去と未来が交差する本書のところどころに写し出されている。死と生とは一体何なのか、写真を通して問いかけてくる一冊。装丁は中島英樹。
An American Vision: Three Generations of Wyeth Art | N.C. ワイエス、アンドリュー・ワイエス、ジェイムズ・ワイエス
1987年から1988年にかけてアメリカ、イタリア、日本など各地で開催された展示会「An American Vision:Three Generations of Wyeth Art」の図録。挿絵画家のN.C. ワイエス、アメリカン・リアリズムを代表する画家であるアンドリュー・ワイエス、そして著名人の肖像画などでも知られるジェイムズ・ワイエス。これら3世代にわたるワイエス一族の画業を一望する。
エルスケン ニッポンだった 1959-1960 | リブロポート
オランダ出身の写真家、映画監督のエド・ヴァン・デル・エルスケンによる写真集。1959年から1960年にかけて初来日した際に大阪、京都、下津井、東京などの日本を撮影。ストリップ小屋、路上の下駄の修理屋、立ち並ぶ平屋の商店、新宿のラッシュアワー、戦後の移りゆく日本の姿を写し出す。 日本語、英語表記。
一生たち Issey Miyake & Miyake Design Studio 1970-1985 | 三宅一生
ミヤケ・イッセイと三宅デザイン事務所の15年にわたるファッション・デザインの変遷をまとめた資料集。これまでの仕事をジル・タピエ撮影による大判写真で振り返るほか、三宅デザイン事務所スタッフによるテキスト、そして1970年から1985年までの年譜などを収録。アートディレクションは戸田正寿。
Motifs: Monoprints Expression | 株式会社カイガイ
株式会社カイガイから発行された、様々なモチーフによる版画作品をまとめたもの。草花や網目文様、幾何学的文様など大判サイズの図版138点を収録。
The Afternoon of A Phonem | Pierre Di Sciullo
フランスのタイポグラファー、グラフィックデザイナーであり、デジタル書体の先駆者の一人でもあるピエール・ディ・シウロのモノグラフ。絵画、書体設計、コラージュ、デジタル書体ほか、作品図版とともに解説を収録。フランス語、英語表記。
About Time: Fashion and Duration | Andrew Boltonほか
2020年から2021年にかけてメトロポリタン美術館にて開催された展覧会の図録。1870年から現在までのファッションの変遷を、時系列関係なく掲載することで、時間の概念を混同させるユニークなファッション年表が形成されている。時代を象徴するブランドによる、白と黒で構成されたシンプルでありながらエレガントな120のファッションを掲載。 英語表記。
Yuul Yie: Sculpture Shoe Fantasy | ユル・イエ
韓国発のシューズブランド「Yuul Yie(ユル・イエ)」のビジュアルブック。ブランド創設10周年を記念して出版されたもの。イタリアンレザーを巧みに使った、ユニークでエレガントなデザインの靴を主役にした広告写真を多数収録。 英語表記。
ポール・ランド デザイナーの芸術 | ピー・エヌ・エヌ新社
アメリカのグラフィックデザイナー、ポール・ランドによる名著「Paul Rand: A Designer’s Art」の復刻日本語版。氏の代表的な著作や、1930年から1980年代の優れたグラフィックデザインを幅広く収録した一冊。
日本のタイポグラフィックデザイン 1925-95 文字は黙っていない | 松岡正剛、田中一光、浅葉克己 監修
松岡正剛、田中一光、浅葉克己監修のもと、日本のタイポグラフィの変遷を辿る資料集。1925年から55年までのモダンタイポグラフィの変遷と、以降10年ごとの文字のデザイン史を早川良雄、横尾忠則、浅葉克己、仲條正義らが解説。アートディレクションは田中一光。
文字の国のアーティスト 五十嵐威暢 彫刻・版画展
1987年に有楽町朝日ギャラリーで開催された展示の際に刊行されたもの。デザイナーであり彫刻家の五十嵐威暢による作品を紹介。アルファベットをテーマとした彫刻作品を中心にステンレス、アルミ、スチールを素材とした作品図版を収録。
世紀末ウィーンのグラフィック デザインそして生活の刷新にむけて(表紙赤) | 京都国立近代美術館
2019年に京都国立近代美術館、目黒美術館で開催された「世紀末ウィーンのグラフィック デザインそして生活の刷新にむけて」の図録。1897年のウィーン分離派設立から1914年の第一次世界大戦勃発までの間、ウィーンで生まれた版画、挿絵本、その原画などといったグラフィック作品を、豊富な図版とテキストで多数紹介。
日本タイポグラフィ年鑑 1989 | 朗文堂
日本タイポグラフィ協会が選出した1989年度の年鑑。タイプフェイス、ピクトグラム、エディトリアル、パッケージデザインなど、多岐にわたるジャンルのタイポグラフィ作品を収録。グランプリは稲吉紘実、貴木美羽。装丁は坂東孝明。
アイデア No.326 | 河野鷹思 本の仕事、雑誌の仕事
アイデアNo.326/2008年1月号。昭和日本のグラフィックデザインに大きな影響を与えたデザイナー、河野鷹思のブックデザインを豊富な図版と証言を交え特集。特別企画として、服部一成の「視覚伝達」や「フィーア・フュンフの仕事」などを併せて収録。
年鑑日本のタイポディレクション’92
東京タイポディレクターズクラブ(現・東京TDC)の年鑑。タイポグラフィを中心とした国際的なデザインコンペティション、東京TDC賞入選作品を掲載。92年の金賞は仲條正義。銀賞はタナカノリユキ。
片岡脩 ラブピース ポスター作品集
戦後、商業広告の分野で活躍したグラフィックデザイナー、片岡脩の作品集。爆心地から800mの中学校で被爆、父親と兄を原爆で亡くし自身も原爆症に苦しむも、『二度とヒロシマ、ナガサキの惨事を繰くり返かえさないためにも、自分にできることがあれば』と考え制作された「平和と愛」が表現されたポスター作品15点を収録。
Design Grafico de Ikko Tanaka | 田中一光
1999年にサンパウロとリオデジャネイロで開催された展示の図録。日本の昭和期を代表するグラフィックデザイナー、田中一光の代表的なポスター作品をカラーで収録。
蓋の本 | アン &ヘンリー エンブレム
スポーツ用ボトル飲料、スプレーボトル、チューブ型歯磨き粉容器など、製品に用いられる蓋に焦点を当てたパッケージデザイン集。蓋、キャップ、栓などのクロージャーの構造を写真やキャプションを加えた詳細な図面、解説を収録。CD-ROM付属。
Letterheads 100 東京タイポディレクターズクラブ
東京タイポディレクターズクラブ(現 東京TDC)によるデザイナーが手がけたレターヘッドをまとめたデザイン資料集。浅葉克己、太田徹也、木村勝、田中一光、松永真ら50名以上のデザイナーたちによる作品100点を収録。
早川良雄展 グラフィックデザインの夜明けから | 武蔵野美術大学美術資料図書館
2000年に武蔵野美術大学美術資料図書館で開催された展覧会の図録。戦後の日本を代表するグラフィックデザイナー、早川良雄が手がけたおよそ60点のポスターや装幀をカラーで収録。
年鑑日本のパッケージデザイン 1999 | 六曜社
日本のパッケージデザイン1999年度の年鑑。応募総数1013点の中から、選出された入賞・入選作品を紹介。大賞は資生堂「オイデルミン」、杉浦俊作、セルジュ・ルタンス、工藤青石、平戸絵里子。装丁は木村勝、中村あい。
竹尾 Paper & Print Series 1 早川良雄の世界 | 株式会社竹尾
紙の総合商社、株式会社竹尾の紙見本帳、Paper & prints series第1弾。紙は「こもん」を使用。戦後のグラフィックデザイン界を牽引した早川良雄の『形状』シリーズ、『イスのかたち』ほか、作品図版を収録。紙の持ち味と特徴を、さまざまな印刷や加工技術を通して直に触れることができる。
デザイナーと道具 | 佐藤卓
クリエイターが日々仕事で使っている道具をテーマとした1冊。安西水丸、勝井三雄、永井一正、仲條正義、原研哉、深澤直人ほか、イラストレーター、デザイナー、造形作家ら43名の筆記用具とスケッチ、コメントを収録。
谷内六郎コレクション120 | 横須賀美術館
横須賀美術館・谷内六郎館の開館を記念して刊行されたカタログ。画家、谷内六郎による週刊新潮の表紙絵から厳選して選ばれた123点の作品を収録。
ジャンフェルト CHARACTERS 文字からサインへ | 株式会社竹尾
デザイナー、松田行正が手がけた竹尾の特別見本帳。ジャンフェルト紙が色ごとに綴じられた本書は、数学記号、音楽記号、神秘記号など25種類の記号についての図版、解説を収録。1枚ずつ広げて見ることができる装丁もユニークな一冊。
原弘と「僕達の新活版術」 活字・写真・印刷の一九三〇年代 | 川畑直道
1940年代末から70年代半ばまで、第一線で活躍したデザイナー・原弘。戦前・戦後のデザイン界をリードした原弘の20代、若き日の挑戦と葛藤を綴ったドキュメントエッセイ。
ESPRIT: The Making of an Image
1968年に創立したアメリカのファッションブランド、ESPRITのイメージブック。1970年代後半から1980年代前半にかけてルックブックなどに使用された写真を、家族/恋人などのカテゴリーに分け編集。ポップな色使いなどが新鮮。
文字の宇宙 | 杉浦康平
1975年から1985年にかけて発行された写研の「文字の生態系」カレンダーシリーズに杉浦康平の文字図学資料を充足して編集。文字の意匠や文字の習俗などのトピックに、松岡正剛、白川静らの解説、そして草森紳一、中沢新一、谷川俊太郎らの文字談義を収録。