Picasso and His Time | パブロ・ピカソ、パウル・クレー、アンリ・マティス
ドイツの美術商ハインツ・ベルクグリューンのコレクションを収蔵展示する、ベルリン国立ベルクグリューン美術館の作品をまとめた一冊。パブロ・ピカソ、パウル・クレー、アンリ・マティスら3人の芸術家を中心に、同時代のアルベルト・ジャコメッティ、ジョルジュ・ブラック、そして芸術家たちに影響を与えたポール・セザンヌの作品を紹介。絵画、デッサン、彫刻など大判の図版、テキストを収録。 英語表記。
Matisse Picasso | アンリ・マティス、パブロ・ピカソ
20世紀を代表する2人の芸術家、アンリ・マティスとパブロ・ピカソの関係性と影響について紐解く作品集。2002年から2003年にかけてニューヨーク近代美術館やロンドンのテート美術館などで企画、開催された展覧会の際に刊行されたもの。お互いに影響を与え続けた2人の作家による34の作品を比較・検証し、6人のキュレーターたちによる興味深い分析の論考をあわせて収録。 英語表記。
パウル・クレー おわらないアトリエ | 東京国立近代美術館、京都国立近代美術館
2011年に東京国立近代美術館と京都国立近代美術館で開催された「パウル・クレー おわらないアトリエ」展の図録。画家であり、バウハウスでも教鞭をとった美術評論家、パウル・クレーのペインティング作品を、豊富な解説とともに収録。1919年の自画像シリーズ、油彩転写、切断分離、再構成、両面など氏の絵画に対する試みごとにセクションを分けている。
文学と美術の多面体展 赤瀬川原平×尾辻克彦 | 町田市民文学館ことばらんど
2014年に町田市民文学館ことばらんどで開催された展示の図録。芥川賞作家・尾辻克彦こと、美術家・赤瀬川原平の「ものの見方・考え方」を小説やエッセイ、美術作品を通じて追体験することにより、そのユニークな発想を解き明かす。
どうせなにもみえない 諏訪敦絵画作品集 | 求龍堂
写実絵画で知られる日本の画家、諏訪敦(すわあつし)の作品集。「どうせなにもみえない」や、死の前後の父親を描いた「father」シリーズ、舞踏家の大野一雄や画家、松井冬子の肖像画などの作品を収録。諏訪の創造や思考の道筋を垣間見られるテキストや資料などもあわせて掲載。
魅惑のニッポン木版画 | 横浜美術館
横浜美術館開館25周年を記念して刊行された、幕末から現代までの木版画作品集。古くは歌川広重や竹久夢二から、現在活躍する版画家のものまで、オールカラーで掲載。
ようこそ!横尾温泉郷 | 横尾忠則現代美術館
2016年から2017年にかけて横尾忠則現代美術館で開催された展示の図録。『銭湯シリーズ』、『温泉シリーズ』の2つのシリーズを中心に、絵画、ポスター、各地の温泉地のY路地など、横尾忠則の旅の記録を収録。
藤井豊写真集 僕、馬 I am a horse | 藤井豊
写真家、藤井豊の作品集。2011年の4月から5月にかけて、東日本大震災で津波の被害に遭った青森・岩手・宮城を撮影。隆起した道路、大きな亀裂の上を歩く子供、瓦礫の山、壊れた校舎など、自らの足でその当時の現状を記録に残した一枚一枚が収められている。
パランプセスト 重ね書きされた記憶/記憶の重ね書き | gallery aM
2015年にgallery aMで開催された展覧会の図録。武蔵野美術大学が企画運営に携わるギャラリースペースであり、本書は美術批評家の北澤憲昭と宮城県美術館研究員の和田浩一によるキュレーションのもと開催された全7回の展覧会を記録したもの。展示の様子の写真やアーティストトーク、論考のテキストなど2冊に分けて収録。
天地創造計画 レコードジャケットによる瞑想 | 横尾忠則
横尾忠則が5万枚にも及ぶレコード・ジャケットを編纂、選ばれた300点から「天地創造」のイメージ世界を構成した壮大な1冊。「〈ぼくの全てがここにある〉といい切れる。」(本文より)
Type Cosmique 2冊揃 | 朗文堂
組版工学研究会の編集による、欧文書体の見本帳第1巻、第2巻セット。1巻は文字の始点・終点部分に飾り(セリフ:Serif)を持つフォントを、2巻では飾り(セリフ:Serif)を持たない(サンセリフ:Sans-Serif)フォントを多数掲載。デジタルフォントの変遷についても収録。
田中一光回顧展 われらデザインの時代 ハードカバー版 | 東京都現代美術館 ほか
2003年から2004年にかけて開催された田中一光の展示図録。ハードカバー版。ポスター、ロゴマーク、パッケージデザインなどデザインのあらゆる分野で活躍し、アートディレクターやプロデューサーとしても稀有な才能をいかんなく発揮した田中一光の、未発表作を含む564点の作品を収録。造本は勝井三雄。
Tokyo TDC 一〇〇〇 東京TDC賞・受賞作品集 1990-2012
東京タイプディレクターズクラブが毎年開催しているタイポグラフィとグラフィックデザインの国際賞の受賞作品を集めた作品集。デザインコンペに応募することの希有な作家が参加するコンペとしても知られ、世界で独自のポジションを築いてきた東京TDC賞。本書は1990年から2012年までの受賞作品をすべて掲載した貴重な資料となっている。
菊地信義 装幀の本
装幀の本/日本を代表する装幀家・菊地信義が手掛けてきた膨大な書物の装丁作品集。詩人・吉増剛造の詩集、著者自身の脳のCTスキャン画像をあしらった埴谷雄高の「高速者」など、15年間にわたる装丁の記録をフルカラーで収録。
ブレーン別冊 操上和美写真集 Alternates | 誠文堂新光社
写真家、操上和美の作品集。1970年代から1980年代前半までの広告作品、自身や写真について語ったテキストを収録。SONY、PARCO、西友、資生堂、VALENTINOなど、あらゆる媒体の広告作品を紹介。
Nagel: The Art of Patrick Nagel | パトリック・ナーゲル
日本の木版画の手法を取り入れ、アールデコとポップアートをミックスしたような女性を描き人気を博したパトリック・ナーゲルの作品集。下絵と完成が対になって掲載されており、線画から色付によりどのように印象が変化するかも確認できる貴重な一冊。英語表記。
アドバタイジング・アート史展 II 1991-1995 Re-の時代 | 東京ステーションギャラリー
1997年に東京ステーションギャラリーで開催された展示のカタログ。バブルのピークを超えた1991年から個性の時代へと転換をはじめる1995年の作品を紹介。永井一正、原研哉、大貫卓也、細谷巖らのポスター、広告作品、約230点を収録。寄稿は田中一光。表紙デザインは葛西薫。
1078 Blue Skies / 4432 Days | Anton Kusters アントン・クスターズ
ベルギーの写真家、アントン・クスターズの作品集。6年間にわたり、ヨーロッパ中にある旧ナチス・ドイツ親衛隊の強制収容所と殺戮センターが最後に確認された場所を調査し、その1078カ所地点の上空の青空を撮影したもの。これらの収容所は1933年から1945年まで4432日間存在し、監禁、強制労働、殺人の高度に組織化されたシステムにあった。全ての写真に、その空の下で亡くなった犠牲者の数とGPS座標が手作業でブラインドスタンプされている。英語表記。
In The Beginning No Bird Sang | Anais Lopez アナイス・ロペス
アムステルダムを拠点に活動するヴィジュアルアーティスト、アナイス・ロペスの作品集。ロペスは18カ月の間、アムステルダムの人工島、アイブルフで暮らす盲目の男性、ジャン・ポッパーズと島を探検し、鳥の鳴き声や街の声に耳を傾けることを学んだ。本書はアイブルフでの日々の記録であり、鳥の声に耳を澄ます写真や、この島で出会ったさまざまな鳥たちの鳴き声を視覚的に表している。500部限定刊行。
Swimming Pool | マーリア・シュヴァルボヴァー
スロヴァキア出身の写真家、マーリア・シュヴァルボヴァーの写真集、日本語版。各国で賞賛を浴びたデビュー作。凍りついたような人物たちが、どこか夢の中のようなプール施設のなかで佇む様子を写し取ったシリーズを収録。空間や色彩、雰囲気に重点を置き、未来的でありながら同時に懐かしさも感じさせる氏のスタイルが表れている。
自然 | 山内悠
写真家、山内悠の作品集。9年間屋久島に通い、森の中に一人で籠ることを繰り返し、自らの心と自然との対話の中で生まれた作品。木の幹のうねり、苔や木の肌の色付き、光や水を含んだ神聖な空気。自然にできた造形の神秘さ、その美しさとともに映し出す。
Mark Rothko in New York | マーク・ロスコ
抽象表現主義を代表する画家、マーク・ロスコの作品集。メトロポリタン美術館やニューヨーク近代美術館など、ニューヨークにある5つの美術館に所蔵されているロスコの全作品を収録。代表的な抽象画はもちろん、初期に手がけた具象画、水彩や油彩によるシュルレアリスムの幻想的な絵画作品も掲載。 英語表記。
長谷川潔の全版画 | 魚津章夫
銅版画の巨匠、長谷川潔の全作品を網羅した作品集。版画作品、挿画、装幀、カードなど、650点にも及ぶ作品を掲載。詳細な論考のテキストとともに、版の修正過程から制作過程までをも収録した貴重な一冊。
アントニ・タウレ展 光の島 | シャネル・ネクサス・ホール
2019年にCHANEL NEXUS HALLで開催された「アントニ・タウレ展 光の島」の展覧会図録。タウレが一拠点とするスペインのフォルメンテーラ島を描いた「光の島」をテーマに、近年の絵画作品と、過去の写真の上に絵を描いた作品を収録。
The British Isles | Jamie Hawkesworth ジェイミー・ホークスワース
イギリス人フォトグラファー、ジェイミー・ホークスワースの作品集。様々な世代、人種、職種の人々、風景、建物、イギリスの日常を構成する存在を写し出していると同時に、緊縮財政や国民投票、祝典、紛争によって区切られた、イギリスの波乱に満ちたもうひとつの時代をも浮き彫りにしている。本書はホークスワースの厳しくも穏やかな眼差しで見つめた、根本的に民主化された「イギリスのポートレート」となっている。 英語表記。
David Hockney: Off the Wall | デイヴィッド・ホックニー
20世紀を代表するアーティスト、デイヴィッド・ホックニーのポスター作品集。1961年から1994年までの全ポスターを、大判のカラー図版にて収録。自身の展覧会、演劇やショーなどの宣伝に使われた作品をまとめた一冊。 英語表記。
Jackson Pollock | Kirk Varnedoe カーク・バーネッドオー
20世紀アメリカの抽象表現を代表する画家として知られる、ジャクソン・ポロックの展示会図録。力強いタッチと色彩で描かれたペインティング作品を多数収録。英語表記。
国境 Staatsgrenze シュターツグレンツェ 1981-1983 | 古屋誠一
写真家、古屋誠一の作品集。2014年にハイデルベルガー・クンストフェラインで開催された個展に際して刊行された。1981年から1983年にかけてオーストリアの国境で撮影した23点の作品からなるポートフォリオ「国境 1981-1983」パート1に、新たに6点の作品を追加して刊行されたもの。29つそれぞれの国境の物語がモノクロ写真で綴られている。英語、ドイツ語、日本語表記。
瞬間の山 形態創出と聖性 | 港千尋
日本の写真家、港千尋の作品集。アルプス、沖縄、オーストラリア、バリ島からいわゆる百名山ではない日本の山まで、各地で撮影された山の写真をモノクロ、カラー図版で収録。同じ山でも少し歩くだけで全く別の景色が広がることから、タイトルである「瞬間の山」と捉え、山歩きをするかのようにひとつひとつの山を独自の眼差しで切り取っている。 日本語、英語、フランス語表記。
Shinya Arimoto: Tokyo Circulation | 有元伸也
「都市」をライフワークとして撮影し続けてきた写真家、有元伸也の作品集。東京で生きる、老若男女様々な人々のポートレートをモノクロで収録。見開きに写真家本人の直筆サイン入り。
Jan Brykczynski: Boiko | ヤン・ブリクチンスキー
ポーランド出身の写真家、ヤン・ブリクチンスキーの写真集。2009年から2012年にかけて、ウクライナのカルパティア山脈西部に住む民族「Boiko」を撮影。狩りの光景、アクアブルーに塗られた部屋、儀式の様子など、古くからの風習や伝統、自然と共に生きる姿が収められている。フルカラーの図版、テキストを収録。 英語表記。
鳥山石燕 画図百鬼夜行 | 国書刊行会
妖怪画を多く描いたことで知られる絵師、鳥山石燕による画集。石燕が刊行した「画図百鬼夜行」「今昔画図続百鬼」「今昔百鬼拾遺」「百器徒然袋」の4作を1冊に編纂したもの。各図版のほか、解説、文献案内などを添えながら、妖異妖怪を読み解くための資料も掲載。
ベン・シャーン展 | 埼玉県立近代美術館
2016年に埼玉県立近代美術館で開催されたベン・シャーン展の図録。デッサンを中心に、テンペラ、油彩、グワッシュ、水彩、ポスターなど、「丸沼芸術の森」所蔵のベン・シャーン作品を紹介。社会批判のシリーズや、晩年の宗教的テーマの作品にいたるまで幅広く収録。
田中恭吉作品集 | 玲風書房
恩地孝四郎、藤森静雄とともに発刊した創作版画誌『月映』や、萩原朔太郎の第一詩集『月に吠える』の挿画で知られ、田中恭吉の大判作品集。わずか23歳で夭折した田中恭吉が遺した版画、油彩画、素描などほぼ全容を詳細な年譜とともに紹介。
カーテンを開けて | 倉谷卓
塩竈フォトフェスティバル2011年写真賞大賞を機に刊行されたもの。写真家、倉谷卓の作品集。足に障害を持っていた父の死後、部屋の片隅、母の中、自身の中に父を探しに毎月のように帰省する。「知る」ことによる生まれる新たな命、記憶の再生とともにひっそりとあともう少し父を生かし、その父と向き合う。
ロバート・メイプルソープ写真集 | PARCO出版
アメリカの写真家、ロバート・メイプルソープの作品集。代表的なモチーフであるポートレートや花の作品群の中でも、これまで知られてこなかった作品を中心に収録。
ルドン 秘密の花園 | 三菱一号館美術館
2018年に三菱一号館美術館で開催された展覧会の図録。フランス象徴主義を代表する画家、オディロン・ルドンの作品を「植物」と「装飾」の2つの軸に紹介するもので、ルドン芸術の本質的な一面が垣間見える一冊。
京の伝統と文様10 京菓子/虎屋 | 美術出版美々美
京都における伝統工芸の代表的老舗と取り上げ紹介する「京の伝統と文様」シリーズ第10巻。本巻では和菓子の老舗「虎屋」を経営史と、秘蔵の文様資料の両面から紹介。京菓子の歴史、虎屋の歴史と経営、そして和菓子の文様の3部構成。和菓子の文様については200点以上のカラー図版にその名称・来歴・由来を添えて掲載しており、貴重な資料となっている。限定1000部。
生誕100年 前川國男建築展
2005年12月に東京ステーションギャラリーで開催された展示の図録。日本近代建築の歴史に大きな足跡を残した前川國男の生誕100年を記念して開催されたもの。ル・コルビュジエのアトリエ時代や数々のコンペ案から晩年の病床でのスケッチに至るまで、前川の50年余りの仕事を膨大な図版、資料によって辿ることができる一冊。
Japan: The Cookbook | Nancy Singleton Hachisu
日本の農家へ嫁ぎ、日本食研究家として活動するナンシー・シングルトン・八須による、海外向け日本食レシピ集。出汁のとり方、揚げ物、焼き物、麺類、御飯、漬物、甘味など、400点以上のレシピを美しい写真とともに紹介している。うつわ選びと盛り付けの参考にも最適な1冊。 英語表記。
芹沢銈介手控帖 | 求龍堂
型絵染の人間国宝、芹沢銈介の習作を杉本健吉が編纂。氏が仕事の準備の心覚えのためにかき留めたイラストをカラーで多数収録。本来は人に見せることのない極めてプライベートな備忘録は、実に伸びやかな筆使いで、氏の目から見た景色や頭の中を覗き見ることができる貴重な逸品。「この芸術家の平常着の体温のような温かさが一層生き生きと発散しているのを感じる。」(序文より)
自選富本憲吉作品集 | 朝日新聞社
陶芸家、富本憲吉の自選作品集。作陶50年記念展に際して刊行されてもので、近年5年の間に京都で制作された茶碗や磁器など68点をカラー、モノクロ図版で収録。装丁は原弘。
dA 創刊号 Archigram with More | アーキグラム
台湾の建築雑誌『dA』(Document on Architecture)の創刊号。特集は1960年代、1970年代初頭にかけて活躍したイギリスの前衛建築家集団「アーキグラム」。中国語表記。
ヴァイマルの国立バウハウス 1919-1923 | 中央公論美術出版
ドイツのヴァイマルに創立され、現代美術界に多大なる影響をあたえたバウハウス。1919年の創立から4年間の活動を、講義録や作品図版などで紹介。バウハウスの創立者であり、モダニズムを代表する建築家のヴァルター・グローピウス主宰のもと編集し書籍化したものの日本語訳版。丁寧な解説とともに、豊富な図版をカラーとモノクロで多数収録。