The Bauhaus and Czechoslovakia 1919–1938 | Marketa Svobodova
ドイツの芸術学校バウハウスの文化的・歴史的背景と、チェコスロバキアとの関係を紹介するビジュアル資料集。前衛的な教育のもと、チェコスロバキアの学生たちが独自のアイデアや先進的な技術を取り入れた美術、デザイン、建築などを丁寧に紹介。 英語表記。
白丹波 柔らかで暖かな白 TANBA’s white slip | BANKO archive design museum
2019年から2020年にかけてBANKO archive design museumで開催された展覧会「白丹波ー柔らかで暖かな白ー」展の図録。近世における丹波焼の代表的な技法のひとつである「白丹波」に焦点を当て、その中でも絵付や墨流しなどの装飾を施していない無地の白丹波を100点以上掲載。落ち着いたあたたかみのある色とフォルムの数々をずっと眺めていられるような一冊。
シルクロードの装い パリコレに花開いた遊牧民の美 | 東京都庭園美術館ほか
2004年に東京都庭園美術館ほか全国各地で開催された展覧会の図録。シルクロードの民族衣装や装身具、染織品、刺繍など、363点もの作品群をカラー図版で掲載。シルクロードの伝統染織を最新モードに取り入れた、デザイナーたちによるシルクロード・ファッションの数々も併せて収録。
ムサビのデザインIII デザインが語る企業理念 オリベッティとブラウン | 武蔵野美術大学
2013年に武蔵野美術大学で開催された展示の図録。プロダクト・デザインで20世紀を代表するオリベッティ社とブラウン社に焦点を当て、タイプライターやポスター、オーディオ、電卓など多くの写真とともに解説を収録。
藤井厚二の和風モダン 後山山荘・聴竹居・日本趣味をめぐって | 谷藤史彦
日本の近代建築家、藤井厚二のモノグラフ。重要文化財に指定された京都・大山崎にある自邸「聴竹居」や福山・鞆の浦の「後山山荘」など、数々の名建築を世に遺した氏の仕事とその生涯を紹介する一冊。
アーミッシュキルトの世界展 | 東武百貨店
1993年に東武百貨店で開催された展覧会「アーミッシュキルトの世界展」の図録。自給自足の生活を送るキリスト教者共同体・アーミッシュがつくる、カラフルな幾何学模様のキルトをカラー図版で多数掲載。アーミッシュの生活道具や生活様式などもあわせて収録。
El Espiritu de los Hombres de Tierra del Fuego | Martin Gusinde
1912年にサンティアゴに派遣されたドイツ人宣教師マルティン・グシンデが遺した写真を編纂。グシンデが南アメリカ最南端に位置するティエラ・デル・フエゴ諸島を旅した際に出会ったセルクナム族、ヤーガン族、カウェスカル族などのポートレートを多数収録。今は消えてしまった、または絶滅の危機に瀕している少数部族の風習や生活を記録した貴重な資料集。スペイン語表記。
Richard Diebenkorn: Etchings and Drypoints 1949-1980 | リチャード・ディーベンコーン
20世紀のアメリカを代表する画家、リチャード・ディーベンコーンの作品集。1979年、リチャード・ディーベンコーンのエッチングおよびドライポイント作品がカリフォルニア大学サンタバーバラ校の大学美術館で初めて展示され、そのうち半数以上が初公開の作品だった。本書はその作品群を収録するとともに、1980年に制作された8点のカラー・エッチングも掲載。抽象的な作品群からベイエリア・フィギュラティブ・ムーブメントの動向に基づき、具象性を取り入れた作品など、彼の創作活動の主要な時期における変化なども垣間見れる一冊。英語表記。
Candida Hoefer: Dresden | カンディダ・ヘーファー
ドイツのフォトグラファー、カンディダ・ヘーファーの作品集。博物館、図書館、公文書館、芸術劇場など、ドイツのドレスデンにある歴史的な公共施設の内観や静謐なディテールを写し出した52点の写真を掲載。
The Art of William Christenberry | ウィリアム・クリステンベリー
写真家、ウィリアム・クリステンベリーによる作品集。移住や特定の地域に縛られることで生じる個人のアイデンティティへの影響といったテーマを扱いながら、アメリカ南部の社会や文化、風景などを深く見つめ、表現し続けてきたクリステンベリー。本書はドローイングや絵画、彫刻、写真、インスタレーションなど多彩な表現で知られるクリステンベリーの作品を包括的にまとめた一冊。英語表記。
Non Stop Poetry: The Zines of Mark Gonzales | マーク・ゴンザレス
スケートボードカルチャーのパイオニア的存在として知られるプロスケーターであり美術家でもある、マーク・ゴンザレスの『ZINE』をまとめた1冊。約20年間に渡って制作された、限られた数しか作られてこなかった貴重なZINEの数々を掲載。カラーによる作品図版とともに解説を収録。スナップ写真やイラスト、切り抜き写真、エモーショナルな詩などが、感情豊かに自由に表現されている。英語表記。
TOWN | 市橋織江
様々な広告写真やTVCMを手がけるフォトグラファー、市橋織江の作品集。鳥たちの羽ばたき、窓辺に置かれた飲みかけのビン、光を浴びる花たち、夜のチェロ弾き、朝から夜へとかけて流れていく、ある街の5日間を柔らかな視線で映し出す。
Brice Marden Drawings | ブライス・マーデン
アメリカのアーティスト、ブライス・マーデンの作品集。1998年から1999年にかけてホイットニー美術館で開催された展覧会に際して刊行されたもの。1960年代に見られるシンプルな形や落ち着いた色調の作品から、後年の「コールド・マウンテン」シリーズに繋がる、線のつながりや書のような線描表現に至るまで、マーデンののドローイングの変遷をたどる一冊。マーデン自身へのインタビューも併せて収録。英語表記。
【新刊書籍】Biosophia | atelier plow
名古屋にアトリエを構えるジュエリーブランド、「atelier plow」の10周年の節目に刊行された、鉱物と植物をテーマとした標本写真集。1ページずつ対比するように鉱物と植物が並べられ、静謐な空気と繊細な美しさを纏った、内面からの輝きと自然の神秘を感じることのできる1冊。撮影は中島光行。新刊書籍。
Robert Mapplethorpe | ロバート・メイプルソープ
アメリカの写真家、ロバート・メイプルソープの作品集。1988年にニューヨークのホイットニー美術館で開催された展覧会に際して刊行されたもの。官能的で洗練されたヌード写真、ポートレート、静物など、20年近くにわたりメイプルソープが探求してきた主題やテーマの作品の中から、代表的な作品から未公開作品にいたるまで130点の作品を収録。英語表記。
TRANSLATOR | 柿本ケンサク
映像作家、写真家である柿本ケンサクの作品集。柿本が旅した50カ国以上の国々で撮影された数万点の中から105点の作品を収録。アバディーン、バイコヌール宇宙基地、ホワイトサンズ、広大な自然や市街地、捨てられたゴミなど、各国のありのままの姿を写し出す。
KANOA | Maggie Harrsen
ニューヨークの写真家、マギー・ハールセンの写真集。空、海、植物、動物など、ハーセンの眼差しで切り取られた淡く静謐で詩的な世界観の作品群を掲載。裏表紙に直筆のサインあり。英語表記。
Restless Decade: John Gutmann's Photographs of the Thirties | ジョン・ガットマン
ドイツ出身のアメリカ人写真家、ジョン・ガットマンの作品集。大恐慌時代にニューオーリンズ、サンフランシスコ、シカゴなどアメリカ各地を旅し撮影した作品群を収録。街並み、自動車文化、いたるところにある落書き、そして人々の活気あ […]
The Adventures and Misadventures of Peter Beard in Africa | ピーター・ビアード
アメリカ出身の写真家で冒険家のピーター・ビアードが長年にわたり情熱を注いできたアフリカとその軌跡をまとめたもの。ピーター・ビアードの人生とともに破壊されていく自然の記録、アフリカの社会の移り変わりを追う。一部カラー含むモノクロの未公開を含む写真、解説を収録。英語表記。
Ranch | Michael Light
サンフランシスコを拠点に活動する写真家、マイケル・ライトの作品集。カリフォルニアの伝統的な牧場の姿をただ写真に収めているだけでなく、その憧れの裏にある暴力や支配といった現実を映し出した作品群をモノクロで多数収録。カウボーイやアメリカ西部の男性的なロマンある自由な生き方への憧れとは対照的な一面に焦点を当てた一冊。巻末には作家のレベッカ・ソルニットによるテキストも収録。英語表記。
Girls, Some Boys and Other Cookies | Ute Behrend
ドイツ出身の写真家、Ute Behrendの写真集。少女たちが大人になる過程で直面する、さまざまな葛藤をユーモアかつ既存のジェンダー観に問う視点で構成される。難解な理論ではなく、ビジュアルブックという形でやさしく、そして力強く問いかける。英語表記。
Kostabi World Spring 1991 | マーク・コスタビ
アメリカ出身の画家、彫刻家であるマーク・コスタビと自身が設立した『Kostabi World』についてまとめた1冊。マーク・コスタビ自身による自身のインタビュー、クイズ、スタッフ紹介、写真、絵画作品ほか、モノクロの図版とテキストを収録。英語表記。
欧文活字とタイポグラフィ | 欧文印刷研究会
欧文活字の歴史や組版について綴った解説書。欧文活字とタイポグラフィの変遷、書体の特徴、組版の基本、印刷物のレイアウト、和文との混ぜ組みなど、当時のポスターや広告などの事例とともに幅広く紹介。
The TYPE BANK 現代日本のタイプフェイス | 朗文堂
モダン書体「タイポス」を生み出し、1960年代の日本のグラフィックデザイン界に対して大きな影響を与えたグループ・タイポ。設立メンバーであった林隆男らが1975年に立ち上げた株式会社「タイプバンク」による、およそ10年間に及ぶ活動をまとめた作品集であり、貴重な書体見本帖となっている。
Photo and Advertising | Jozsef Pecsi
ハンガリーの写真家、Jozsef Pecsiの広告作品集。構成主義的なデザインと、タイポグラフィや写真を融合した作品の数々を収録。フランス語、英語表記。
Liberte KENZO 高田賢三 | 有楽町西武
ファッションブランド『KENZO』の創設者・高田賢三による作品集。「パリの男の子」「ミッキー」「リベルテ」「ロマンティック89」「パリジェンヌ」など、テーマごとに、パリで制作された『KENZO』のファッションを紹介。四谷シモンがデザインしたマネキンに衣装を着せ、各テーマの世界観を表現する。高田賢三自身が年表に沿って綴るエッセイに加え、山口小夜子による寄稿も収録。装丁は田中一光。
Saul Steinberg: Illuminations | ソウル・スタインバーグ 作品集
ルーマニア出身のイラストレーター、ソウル・スタインバーグの作品集。ハーパースバザー誌のために描かれたイラストやポストカード、カタログなどを多数掲載。
Euro Deco: Graphic Design Between the Wars | Steven Heller ほか
ヨーロッパ全土にわたるアール・デコ・デザインを網羅した作品集。第一次世界大戦と第二次世界大戦の間にイタリアやスペイン、イギリス、ドイツ、フランス、オランダなどで制作された作品群を中心に掲載。ポスター、パッケージ、広告、メニュー、パンフレットなど、アール・デコならではの端正な幾何学模様にタイポグラフィとイラストレーションが見事に融合した美しいデザインの数々を1,000点以上収録した充実の内容。英語表記。
没後50年 藤田嗣治 本のしごと展 | 西宮市大谷記念美術館
画家、藤田嗣治の没後50年にあたり開催された展示の図録。日本での出版にまつわる仕事、フランス移住後に手掛けた挿絵本を中心に収録。また、絵画や版画、有人に送ったハガキや絵手紙、手作りのおもちゃ、陶芸作品など、氏の幅広い活動を紹介。
田中一光 The Poster 多摩美術大学ポスターコレクション
日本の昭和期を代表するグラフィックデザイナー、田中一光の展示図録。2021年に多摩美術大学で開催された同名展示と、「第2回タマグラ・ポスター展2021」の内容を記録したもの。前半は田中一光の代表的なポスター作品を中心に、永井一正木下勝弘らによるテキストを収録。後半は「田中一光ポスターの模写と別解」などの企画や学生たちのポスター作品を紹介している。
印象の構造 杉崎真之助のグラフィックデザイン
2007年から2008年にかけて開催された、杉崎真之助の展示会にあわせて発行された作品集。ポスター、ロゴ、グラフィック、装丁など、氏の手掛けた作品をカラーで多数収録。
池田満寿夫 Book Work 1947-1977
画家・版画家・挿絵画家・彫刻家・陶芸家・作家・映画監督など多岐にわたる分野で活動した芸術家・池田満寿夫の装丁仕事のみを集めた作品集。
パズルグラム | ペンタグラム
イギリスを代表するデザイン会社、ペンタグラムによるデザイン資料集。「パズル」をテーマとした178点のデザインを紹介。マッチを並び替える問題、ケーキを均等に分割する方法など、様々なデザインやイラストレーションのパズルや謎解きを収録。
包 Tsutsumu | 岡秀行
アートディレクター・岡秀行が、藁、竹、木、紙などを用いた日本の伝統的な包装を大判サイズで紹介する写真資料集パッケージデザインを「包む」という行為から振り返り、生きることや日本の自然観が顕現する媒体としての「包装」の意味を問い直す。
名物裂 | 浦野理一
茶の湯道具の茶入や茶碗をいれる袋,袱紗(ふくさ)などにする布地、名物裂(めいぶつぎれ)を、著者所蔵の中から76種選び掲載した一冊。図版とそれを裏付ける古文書等の資料も掲載。特装限定200部。
紅毛渡り 江戸更紗 | 浦野理一
染織研究家、浦野理一によるオランダ更紗の写真資料集。江戸後期に渡来し、庶民に人気を博したオランダ更紗裂約1200点をカラー図版で収録。明快多彩な染色の美しさを紹介。
Architecture of Zaha Hadid in Photographs | ザハ・ハディド
ダイナミックな造形や美しい曲線・直線が特徴的なイラク出身の建築家、ザハ・ハディドの建築作品を紹介。スイスとドイツの国境沿い街ヴァイル・アム・ラインにある、ヴィトラ消防署とランドスケープ、制作過程、図面、2つの展覧会の様子をまとめたもの。モノクロによる作品図版とともに解説を収録。撮影はエレーヌ・ビネによるもの。
古寺巡礼 国際版 全5巻揃 | 土門拳
日本の写真家、土門拳の代表作『古寺巡礼』国際版全5巻揃。生涯をかけて撮り続けた全国の寺院や仏像を収めたシリーズ「古寺巡礼」。カラー・モノクロの大判の写真、解説を収録。当時の印刷技術で最高の技術をもって印刷されたもの。
Aria d’Italia: Contemporary Italian Lifestyle | Rizzoli
イタリアのファッションブランド「Tod’s(トッズ)」のオリジナルプロジェクトを一冊にまとめた写真集。「喜び」「大胆さ」「情熱」「伝統」などの8つのキーワードを通して、イタリアのアイデンティティの象徴となるアーティストたちのそれぞれのストーリーと、彼らの自宅や原点とも呼べる場所で撮影された写真を収録している。 英語表記。
茶の箱 | 赤木明登、内田鋼一、長谷川竹次郎、ヨーガン・レール、安藤雅信
塗師・赤木明登、陶工・安藤雅信、内田鋼一、鍛金師・長谷川竹次郎、そしてデザイナーのヨーガン・レールの5名が作る道具を組み合わせた茶の箱を紹介するビジュアルブック。16セットの茶の箱にみる「取り合わせ」の妙、作家たちの手わざを一望できる1冊。「取り合わせ」についての論考やお茶にまつわるテキストも収録。
HIGASHIYA | 緒方慎一郎
「HIGASHI-YAMA Tokyo」「八雲茶寮」「HIGASHIYA GINZA」などの食空間を通し、現代らしい日本文化のあり様を提案してきたデザイナー/緒方慎一郎の著作。菓子、器、空間などさまざまな角度から日本を表現する著者の哲学に基づき、2003年の創業以来HIGASHIYAが今ここにあるすべての意味を紐解いていく。ADは緒方慎一郎、構成・寄稿は松岡正剛、写真は泊昭雄によるもの。
マンダラ群舞 ラダックの仏教仮面世界 | 加藤敬
インド北部・チベットの西に位置するラダック地方の仏教寺院で開催される仮面舞踏祭を、写真家の加藤敬が撮影。悪霊を追い払ために群舞する仏、祭事を執り行う僧侶、祈りを捧げる人びとの姿を記録。後半では仮面舞踏の由来、宗派ごとの特徴、ラダックの風土についてなどを解説。構成・造本は杉浦康平。
アジアのコスモス+マンダラ | 杉浦康平
1982年に開催された「アジアの宇宙観展 コスモス編/マンダラ編」展の際に発行された図録。アジアの宇宙観の垂直的イメージをコスモス編、水平的イメージをマンダラ編とし、深淵な世界を縦横無尽に解説。装丁は鈴木一誌。