SHINRO OHTAKE 大竹伸朗展 1984-1987 | 佐賀町エキジビット・スペース
1987年に、小池一子が主宰する非営利のオルタナティブ・スペース「佐賀町エキジビット・スペース」で開催された展覧会の図録。現代美術家・大竹伸朗が1984年から1987年にかけて制作した絵画やコラージュなどの作品88点を収録している。カラー図版とモノクロ図版を織り交ぜながら、80年代中期の創作活動の軌跡をたどる構成となっており、初期衝動と実験精神が溢れる展示内容を鮮やかに記録する。
遊子=Yushi 思索する彫刻家 ミュージアムの怪人
彫刻家、池田遊子の作品集。ブロンズや木材をはじめとする多様な素材を用い、独自の視点からアバンギャルドな造形表現を追求してきた彫刻作品61点を収録。1948年から1964年にかけて制作されたこれらの作品群は、戦後日本における前衛芸術の一端を示すとともに、思索と身体のあいだに生まれる彫刻の可能性を探る記録でもある。
雑誌世界 World Magazine
「東京からみた世界」を扱うカルチャーマガジン『World Magazine』創刊号。グラフィックデザイナーであり、アートディレクターの一ノ瀬雄太が編集長を務める本誌は、「世界」という言葉に込められた「宇宙」と「個人の限定された宇宙」の橋渡しのような存在を追究するもので、多種多様なクリエイターたちの活動をカラフルなビジュアルとともに紹介している。英語、日本語表記。
1920年代日本展 都市と造形のモンタージュ
1988年に開催された展覧会「1920年代・日本展」にあわせて刊行された図録。大正末から昭和初期にかけて、都市化や国際化が進むなかで誕生した新たな造形表現を、多角的に紹介する。原弘、村山知義らによるグラフィックデザインや、木村伊兵衛、中山元太らの写真作品を中心に、当時の都市文化と造形の交差点を示す図版をカラーとモノクロで多数収録。
Robert Doisneau | ロベール・ドアノー
フランスの写真家ロベール・ドアノーの作品を、「子供たち」「恋人」「酒場」「街路」「芸術家」の5つのテーマで構成した一冊。無邪気に駆け回る子どもたちの姿や、ピカソ、ジャコメッティら芸術家のポートレートなど、日常に宿る詩情とユーモア、そして人々への温かなまなざしが収められている。何必館・京都現代美術館の企画によるもの。
Personal Exposures | Elliott Erwitt エリオット・アーウィット
フランス出身でマグナム・フォトのメンバーとしても知られる写真家、エリオット・アーウィットの作品集。肩の力が抜けた人々の表情、ふざける子どもたち、自由気ままな犬たち──日常の何気ない瞬間にユーモアと皮肉をにじませる、アーウィット独自の視点が際立つモノクロ作品248点を収録する。タイトルの通り、個人的なまなざしが貫かれた一冊。英語表記。
Man Ray 1890-1976 | マン・レイ
パリを拠点に活動したアーティスト、マン・レイの作品集。イメージと創造の魔術師と称される彼の代表的な写真作品を中心に構成されており、レイヨグラフなどの革新的な技法を用いた幻想的なモノクロームのポートレートやヌードを多数収録する。シュルレアリスムやダダといった芸術運動と関わりながら、写真の限界を押し広げた独自の表現に触れることができる構成となっている。英語、ドイツ語、フランス語表記。
Guerrillazine No.5 Extracts of A Corporate Nightmare
シンガポールのグラフィックデザイナー、テセウス・チャンが手がける『GUERRILLAZINE』第5号は、COMME des GARÇONS PARISによるゲリラストアの全アーカイブを収録したヴィジュアルブック。これまで世界各地で展開された店舗の記録写真を、未公開カットを含む豊富な図版で紹介する。表紙から本文にかけて銃弾で撃ち抜かれた穴が空いた驚きの造本も話題を呼んだ。限定1000部発行。英語表記。
WERK Magazine No.13 Jan De Cock
シンガポール発のグラフィックマガジン『WERK MAGAZINE』No.13は、ベルギーのアーティスト、ヤン・デ・コックとのコラボレーション号。2005年にロンドンのテート・モダンで開催された展覧会「Denkmal 53」の記録を中心に構成され、写真家Kirby Kohによるドキュメントが誌面を彩る。表紙や本文の一部に施された型抜きや加工など、独創的な造本も大きな魅力。ヴィジュアルと印刷表現が融合したアートブックとしても注目される一冊。
曲線と直線の宇宙 | 亀倉雄策
戦後日本のグラフィックデザインを牽引した亀倉雄策によるエッセイ集。雑誌などに連載・寄稿された文章を中心に編纂され、美術、音楽、デザインといった創作の領域から、旅行や買い物、引っ越しといった日常の出来事まで、幅広いテーマを取り上げている。鋭くもユーモアのある筆致を通して、巨匠の審美眼と好奇心が垣間見える内容。亀倉の思考の深さと人柄に触れることができる、読み応えある一冊。
国立西洋美術館所蔵 内藤コレクション 写本カタログレゾネ
国立西洋美術館が所蔵する「内藤コレクション」の彩飾写本を網羅的に記録したカタログレゾネ。筑波大学名誉教授・内藤裕史氏より寄贈された貴重な中世・ルネサンス期の写本資料を、実践女子大学・駒田亜紀子教授監修のもと調査・整理。2019年までの収蔵分を対象に、言語や書体、装飾、来歴など多面的なデータと解説を収録する。西洋写本研究と書誌学にとって重要な基礎資料となる一冊。
Rei Kawakubo | Terry Jones
ファッションデザイナー・川久保玲の創作世界を紹介する、大判サイズのモノグラフ。既成概念にとらわれず、常に境界を押し広げてきた〈コム・デ・ギャルソン〉の活動を軸に、そのトップである川久保の複雑でコンセプチュアルなビジョンを紐解いていく。『i-D』誌に掲載されたアーカイブやインタビューを中心に構成され、ファッションを超えてカルチャーや思想にまで及ぶ彼女の影響力を視覚と言葉の両面からたどる一冊。英、仏、独、スペイン語表記。
Ha, daar gaat er een van mij! | Jan Middendorp
1945年から2000年にかけてのオランダ・ハーグにおけるグラフィックデザインの歴史をたどるビジュアル・クロニクル。Studio DumbarやTel Designといった著名スタジオに加え、若手世代の仕事まで幅広く紹介。公共機関やインフラに関わる印刷物が多いハーグ特有のデザイン文化に焦点をあてる。タイトルは紙幣や切手を手がけたR.D.E.オクセナールの言葉に由来し、「街中で自分のデザインを見かけるよろこび」を象徴。歴史に埋もれがちな仕事にも光を当て、地域の視点からグラフィック史を捉え直す試み。オランダ語表記。
Hole In the Wall | Hatje Cantz
既成概念の壁を突き破るような自由な発想を持つ、若きデザイナー78名による137点の作品を収録。ドイツ・コンスタンツ応用科学大学のコミュニケーションデザイン課程で、ユディット・M・グリースハーバー教授の指導のもとに制作されたこれらの作品は、粗削りながらも独創的で、アイデアと実験精神にあふれている。「ユートピアを欠いたとき、人は愚かで醜くなる」という序文の一節に象徴されるように、恐れずに創造の穴を通り抜けた者たちの記録。インターネットプロジェクトを収めたCD-ROM付属。英語、ドイツ語表記。
Poemotion 1 | Takahiro Kurashima 倉嶌隆広
デザイナー・倉嶌隆広によるモーショングラフィック作品集。付属の透明シートを図版に重ねてスライドさせることで、静止したパターンが動き出し、回転、波紋、変形といった視覚効果が生まれる仕組み。抽象的な図形が視覚的なリズムを生み出し、ミニマルな表現の中に豊かな動きを宿す構成となっている。遊び心と実験精神に満ちた、見ることの不思議と快楽を体感できる一冊。英語表記。
アイデア No.314 エミグレの歴史 1984-2005 | 誠文堂新光社
グラフィックデザイン誌『アイデア』No.314(2006年1月号)は、「エミグレの歴史 1984–2005」特集。1984年に創刊された雑誌であり、同時にタイプファウンダリーとしても知られるEmigreの軌跡を辿る。独自性の高い英字書体や誌面デザインを、豊富なカラー図版とともに紹介している。あわせて、ロンドンの名門出版社ペンギン・ブックスによる活版印刷時代のジャケットデザインも掲載。綴じ込み付録として大竹伸朗の作品を収録。
アイデア No.302 | スカンジナビアのグラフィックデザイン/Visualogue
グラフィックデザイン誌『アイデア』No.302(2004年1月号)は、「スカンジナビアのグラフィックデザイン」と「Visualogue(世界グラフィックデザイン会議)」の2大特集。前半では、北欧デザインの歴史的背景や地域性に着目し、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、フィンランド各国の潮流を紹介。後半では、2003年に名古屋で開催された世界グラフィックデザイン会議の模様やディスカッションを収録。連載に都築響一、片塩二朗ほか。綴じ込み付録として大竹伸朗、羽良多平吉の作品も収録。
横尾忠則グラフィック大全 | 横尾忠則
美術家・横尾忠則の1953年から1988年までに手がけたグラフィック作品を網羅した作品集。ポスター、書籍装丁、レコードジャケット、広告など2000点以上を収録し、その多彩な活動の軌跡を辿る。前衛的で視覚的インパクトの強い作風で、日本のグラフィックデザイン界に革命をもたらした横尾忠則の表現世界が凝縮されている。田中一光、亀倉雄策、永井一正らによるテキストも収録し、同時代の視点からその創作を読み解く構成となっている。
Fount Magazine Issue 1
ドイツ発のインディペンデント・マガジン『Fount Magazine』創刊号。ジャンルや視点を越えて表現を“混ぜ合わせる”編集方針=“マッシュアップ・カルチャー”をコンセプトに掲げ、アーティストやクリエイターによる多様な実践を紹介する。創刊号のキーワードは「plant a mountain」。心と時間、そして資源を惜しみなく注ぎ込むことで、国際的なコラボレーションを通じて新たな挑戦のかたちを可視化していくプロジェクトを展開する。
Fount Magazine Issue 2
ドイツ発のインディペンデント・マガジン『Fount Magazine』第2号。ジャンルや文化、視点を“混ぜ合わせる”編集方針=“マッシュアップ・カルチャー”をコンセプトに掲げ、毎号ひとつのキーワードを軸に多様な表現を紹介する。今号のテーマは「connect」。アーティストやクリエイターたちによる作品や対話を通して、アートにおける“つながり”が持つ意味や可能性を探る。
片山利弘作品集 | 鹿島出版会
グラフィックデザイナー/アーティストとして活動し、永井一正、木村恒久、田中一光らと共に1950年代初頭にデザイン研究会「Aクラブ」を創立、のちにハーバード大学で25年以上教鞭をとった片山利弘の作品集。「Visual Construction」「Square+Movement」「Topology: Homage to the Cube」の3章構成で、156点に及ぶ作品を通して、その造形思考と方法論を丁寧に読み解いていく内容となっている。
平凡社 百科年鑑 1977
平凡社が発行する『百科年鑑』の1977年版。1976年1月1日から12月31日までの国内外の出来事を481項目にわたって収録し、時事問題から社会、文化、日常生活までを網羅する。ロッキード事件、カーター大統領の誕生、毛沢東の死去など、その年を象徴するトピックを取り上げ、豊富な図版やダイアグラムを用いて視覚的にも整理された構成が特徴。表紙・装丁は杉浦康平、鈴木一誌、渡辺冨士雄が手がけている。
Dorothy Meserve Kunhardt: Collected Works | ドロシー・クンハート
『パット・ザ・バニー』で知られるアメリカの児童文学作家、ドロシー・クンハートの創作世界を辿るビジュアル資料集。エフェメラ、ドローイング、未発表原稿、写真、手紙、初版本の書影など、多岐にわたる資料を通じて、その自由な発想と豊かなユーモアの背景に迫る内容。ユニークな造本や子どもとの関係性に着目した視点から、クンハートの作品がいかにして生まれたかをひも解いていく構成となっている。英語表記。
亀倉雄策 1915-1997 昭和のグラフィックデザインをつくった男
戦前・戦後を通じて国内外で活躍し、昭和のグラフィックデザインを牽引した亀倉雄策(1915–1997)に捧げるトリビュート作品集。田中一光、永井一正、福田繁雄をはじめとする43人のデザイナーが、オマージュ作品と追悼文を寄せている。東京オリンピックやEXPO’70のポスターなどで知られる亀倉の功績を、同時代の視点から振り返るとともに、若き日の自身によるエッセイも収録し、その思想や人柄にも迫る内容となっている。
増補レタリング字典 | 日向数夫
約4万字を収録したレタリング資料集。基本的な当用漢字をはじめ、寄席文字、甲骨文字、アルファベット、さらには英字のロゴタイプ作例まで、多種多様な文字のレタリングを豊富に掲載。実用的な資料としてだけでなく、文字表現の幅広さと造形の面白さを体感できる内容となっている。
世界グラフィックデザイン会議・名古屋 報告書
2003年、名古屋で開催され、世界49カ国から約3,800人が参加した「世界グラフィックデザイン会議・名古屋」の公式報告書。記念講演には杉浦康平、特別講演には石岡瑛子が登壇し、リチャード・ソール・ワーマン、原研哉、松岡正剛、深澤直人、妹島和世ら国内外の第一線で活躍する約90名のスピーカーによるセッションの内容を収録。講演の要旨や会場の様子を伝える資料として、記録性と読み応えを兼ね備えた一冊。日本語、英語表記。
Dutch Type | Jan Middendorp
15世紀から20世紀にかけての書体デザイナーやレタリング作家の仕事を軸に、オランダにおけるタイポグラフィの系譜を辿る資料集。インタビューを交えつつ、活版時代からデジタル初期の書体設計に至る過程を、出版書体から未発表作、スケッチや試作例まで豊富な図版で紹介している。品質と革新性を追求する伝統に加え、デスクトップ環境の普及が書体デザインに与えた変化も克明に示されている。英語表記。
Baseline International Typographics Magazine no.10
イギリス発のタイポグラフィ専門誌『Baseline』第10号。アール・デコ期の巨匠A.M.カッサンドルを中心に、ネヴィル・ブロディの実験的なグラフィックワークや、1932年に開発された書体「タイムズ・ニュー・ローマン」の誕生背景などを特集。歴史的・技術的な観点から、タイポグラフィとその文化的文脈を豊富な図版資料とともに多角的に紹介している。英語表記。
Baseline International Typographics Magazine no.12
イギリスのタイポグラフィ専門誌『Baseline』第12号。特集は、印刷とタイポグラフィの聖地とも呼ばれるロンドン・フリート街に1895年に設立された「セント・ブライド印刷図書館(St Bride Printing Library)」に焦点を当てた「St Bride’s issue」。併せて、1920年代のオランダ・モダンデザイン、書体デザイナー バートホルド・ヴォルペのキャリア、漫画家ウィル・アイズナーの仕事も、豊富な図版とともに取り上げている。英語表記。
Baseline International Typographics Magazine no.13
イギリス発のタイポグラフィ専門誌『Baseline』第13号。特集は、アメリカの百貨店ブルーミングデールズのグラフィックデザイン、デザイナーのマイク・デインズによる書体「ボドニ」の再解釈、そして4ADのアートワークで知られるヴォーン・オリヴァーのビジュアルワークなど。豊富な図版資料とともに、タイポグラフィとビジュアルコミュニケーションの可能性を探る内容となっている。英語表記。
Baseline International Typographics Magazine no.53
イギリス発のタイポグラフィ専門誌『Baseline』第53号。英国ナショナル・シアターのポスターなどで知られるケン・ブリッグスの仕事や、ミン・ワンが手がけた2008年北京オリンピックのグラフィックを特集。ポスターやブックデザイン、イラストレーション、タイポグラフィに関するテキストを豊富に収録し、国際的な視点で視覚表現の現在地を探る内容となっている。英語表記。
Beaton in Vogue | Josephine Ross
20世紀ファッション写真に大きな足跡を残した英国の写真家、セシル・ビートンによる作品集。1920年代から70年代にかけて手がけたヴォーグ誌のファッションページを中心に、肖像写真、イラスト、ロイヤルファミリーや著名アーティストのポートレート、戦時中の記録写真、映画『マイ・フェア・レディ』の衣装デザインまで、多彩な仕事を網羅する。写真家としての華麗なキャリアと、時代を彩ったビジュアルの軌跡を凝縮した一冊。英語表記。
Vintage Fashion: Collecting and Wearing Designer Classics | Carlton Books
20世紀ファッションの変遷を辿るビジュアル資料集。シャネル、ディオール、イヴ・サンローランなど各時代を代表するデザイナーの作品を取り上げつつ、シルエット、テキスタイル、ステッチ、色彩、ディテール、製造工程に至るまで、ヴィンテージファッションの魅力を多角的に紹介する。豊富な図版とともに、服飾史の流れとデザインの変化を丁寧に解説し、コレクターや愛好家にも示唆に富んだ内容となっている。英語表記。
Les Allemands | Rene Burri ルネ・ブリ
スイスの写真家ルネ・ブリによる作品集。第二次大戦後の西ドイツを舞台に、街並み、兵士、若者、老人、産業、宗教など、多層的な視点で当時の社会と人々の姿を捉えたドキュメンタリー作品。静けさと緊張感、歴史の影と再生の兆しが交錯する写真群は、冷戦下のドイツという国の複雑なアイデンティティを浮かび上がらせる。フランス語表記。
Moire Index | Carsten Nicolai カールステン・ニコライ
アルヴァ・ノト名義でも知られるアーティスト、カールステン・ニコライによる作品集。規則的なパターンを重ねた際に生じる視覚現象「モアレ効果」に着目し、その構造と美的可能性を探る。透明シートに印刷された曲線を重ねることで実際にモアレを体験できる仕様に加え、デジタルデータを収録したCD-ROMも付属している。
Architecture | Hiroshi Sugimoto 杉本博司
現代美術家・杉本博司が建築を主題に取り組んだ写真シリーズをまとめた作品集。ピントを意図的にずらし、建築物を記号的・象徴的な像へと変容させることで、視覚と記憶、物質と時間の関係を問い直す。古典主義からモダニズム建築まで、多様な時代と様式の建築が、静謐で抽象的なヴィジョンとして立ち上がる。シカゴ現代美術館での展覧会にあわせて刊行。英語表記。
Accelerated Buddha | Hiroshi Sugimoto
現代美術作家、杉本博司の作品集。2013年から2014年にかけてピエール・ベルジェ&イヴ・サンローラン財団で開催された展示に際して出版されたもの。三十三間堂の千手観音座像を重ね合わせて映し出し、100万体の観音像を5分間で見せる映像作品「加速する仏」からのイメージ、ジオラマなどのシリーズ作品、自身の古美術コレクションなどを収録。フランス語表記。
Alessandro Twombly: Sculptures | アレサンドロ・トゥオンブリー
芸術家アレサンドロ・トゥオンブリーの作品集。1986年から2016年までの30年間に制作された彫刻作品を収録している。珊瑚や溶岩を思わせる有機的なフォルムの作品群は、単一素材で構成され、自然の力や永続する変化を想起させる。父サイ・トゥオンブリーの構築的な作風とは対照的に、生命感と物質性を融合させた独自の表現が展開されている。ドイツ語、英語表記。
ジョルジョ・モランディ 終わりなき変奏 | 兵庫県立美術館 ほか
2015年から2016年にかけて開催された展覧会の図録。20世紀イタリアを代表する画家ジョルジョ・モランディが生涯を通じて描き続けた静物画や風景画のシリーズを紹介する。油彩、水彩、エッチングなど多様な技法によって繰り返された表現を通して、モチーフのわずかな変化に込められた探究の本質に迫る。
森山大道 オン・ザ・ロード
2011年に国立国際美術館で開催された展覧会にあわせて刊行された、写真家・森山大道の作品集。1965年の初期作から、「写真よさようなら」「光と影」など代表的なシリーズ、さらに珍しいカラー写真まで、半世紀にわたる膨大な作品を収録している。森山の軌跡を総覧できる内容となっている。
Secret Rituals | 西山勲
写真家・西山勲による作品集。2013年から2019年にかけて、世界各地の芸術家や表現者の創作現場を訪ね、撮影した写真をまとめている。深い洞察と鋭い感性をもつアーティストたちの姿が、親密な距離感と静かな視線で捉えられており、創作の裏側にある空気や緊張が写し出されている。
Objets Trouves d’Artistes | Galerie du Jour agnès b
1991年末から翌年にかけてパリのGalerie du Jourで開催された展覧会にあわせて刊行されたカタログ。ジャン=ミシェル・アルベロラ、エティエンヌ・ボス、アネット・メサジェなど、現代アーティストたちが収集した“オブジェ・トルヴェ(見出された物)”を紹介。拾得物、偶然、記憶といった概念を通じて、アーティストの内面や創作の源泉に触れるような一冊。個々の感性が際立つ、私的で詩的なアーカイブ。