One Hundred Models and Endless Rejects | Marlene Dumas
南アフリカ出身の画家、マルレーネ・デュマスによる作品集。1980年代から「人間のイメージ」を軸に具象絵画を探求し続けてきたデュマスは、モデルを用いず新聞やテレビ、自身の写真を素材に制作を行ってきた。本書では「Models and Rejects」シリーズを含む過去10年の作品を収録し、ジェンダー、抑圧、性的・民族的暴力といった社会問題に向けられた視線を解説とともに提示している。挑発ではなく切実なリアリズムと精神性を浮かび上がらせている。
マイケル・ケンナ写真集 Michael Kenna: A Twenty Year Retrospective
世界的に評価を受ける風景写真家マイケル・ケンナの20年にわたる活動をまとめた回顧的写真集。建造物や自然、庭園などを静謐なモノクロームでとらえ、時間と光の移ろいを繊細に描き出している。厳密に計算された構図と広がりを持たせた余白が特徴で、現実の風景が幻想的な空間へと変容する瞬間をとらえる表現。代表作を通して、写真における静けさと精神性を形づくっている。
Blind Spot | Teju Cole
アメリカのフォトグラファーであり作家、美術史家でもあるテジュ・コールによる作品集。サンパウロ、シカゴ、ラゴスなど世界各地で撮影されたイメージに短いテキストを添えて構成。詰め込まれたペットボトルの山や路上に置かれたブランドバッグといった光景は、都市の日常に潜む断片を鋭く切り取るものとなっている。写真と言葉が響き合い、グローバルな視点から現代社会の姿を照らし出している。
Le Nom qui Efface la Couleur | Israel Arino
スペインの写真家、イスラエル・アリノによる作品集。フランス中部のサントル地方でアーティスト・イン・レジデンスに参加した際に撮影されたもので、ポートレートや風景をモノクロで収録。どこか退廃的でありながらも、光と影の対比の中に詩的な静けさを漂わせる点が特徴的。日常と非日常の境界を探るように、被写体は寓話的な物語性を帯びて表現されている。写真を通じて記憶と幻想が交錯する世界を映し出している。
Ex Libris | Ralph Gibson
アメリカの写真家、ラルフ・ギブソンによる作品集。古代ローマの石彫やグーテンベルク聖書に象徴される印刷技術の革新など、文字と書物への憧憬を背景に構成。モノクロームで収められた断片的なイメージが連なり、知と視覚の関係性を多角的に示している。写真表現を通して、文字文化が築いてきた記憶と想像力の広がりを照らし出している。
KYKLADES | Ali Bosworth
カナダのアーティスト、アリ・ボズワースによる作品集。ギリシャのキクラデス諸島を旅する中で撮影された写真を収め、風景と記憶の断片を記録している。裸で海を泳ぐ女性や広大な自然、積み上げられたプラスチックケース、錆びつき放置された車など、日常と非日常が交差する光景が並ぶ。穏やかな光に包まれたイメージは、時間の流れと土地に刻まれた記憶を静かに浮かび上がらせている。限定300部発行。
CHANEL: The Making of a Collection | Laetitia Cenac
世界的ブランド、シャネルのコレクション制作の舞台裏を紹介する一冊。ファッションジャーナリストのラエティシア・セナックが密着取材し、スタジオでの構想からショーに至るまでの流れを記録している。カール・ラガーフェルドのデザイン哲学に加え、刺繍や花飾り、靴や帽子などを手がける職人たちの高度な技術を紹介。ジャン=フィリップ・デロームのファッション画を多数収録し、シャネルの創造性と文化的遺産を映し出している。
CHANEL Croisier Collection 2021/22
2021年に発表されたシャネルのクルーズ コレクションにあわせて制作されたコレクターズボックス。インド出身のデザイナーデュオ、イネス&ヴィノードとのコラボレーションによって実現した特別仕様で、プレスキットとビジュアルブックを収めている。ガブリエル・シャネルとジャン・コクトーの親密な関係に着想を得ており、キャリエール・ドゥ・リュミエールやプロヴァンスの花々、シャネルのアパルトマンに飾られた動物の置物、さらにコクトーからの手紙や映画『オルフェの遺言』のイメージが収録されている。
CHANEL COLLECTION Métiers d’Art 2021/22
フランスのメゾン、シャネルによる「COLLECTION Métiers d’Art 2021/22」のビジュアルブック。パリを拠点とするアニメーションスタジオ「REMEMBERS」による8本の映像作品をもとに構成され、シャネルが設立した複合施設 le19M を舞台に8人のモデルが登場し、メゾンを支える8つの職人技術を幻想的に描き出している。スケッチや図版のほか、le19Mの解説冊子や、職人技術をテーマに7人の作家が寄稿した小冊子も付属し、多面的に構成されている。
Gucci Garden Archetypes
イタリアのラグジュアリーブランド、グッチが2021年に開催した没入型エキシビション「Gucci Garden Archetypes」にあわせて刊行された限定書籍。アレッサンドロ・ミケーレのクリエイティブ・ディレクションのもと、グッチの広告キャンペーンを再構築し、過去のビジュアル資料や冊子、カードなどをケースのポケットに収録し、ブランドが紡いできた視覚的物語の豊かさを凝縮。
ソニア・ドローネ展
フランスの芸術家、ソニア・ドローネの展覧会にあわせて2002年に刊行された図録。初期から晩年に至るまでの創作活動を包括的に紹介している。服飾デザインやテキスタイル、絵画といった幅広い分野にまたがる作品を図版と解説で収録。アートとデザインを自在に横断し、色彩と形態を探求した革新的な表現を展覧する内容。20世紀美術におけるドローネの独自の位置づけを照らし出している。
David Hockney: Drawing from Life
ポップアートの第一人者として知られ、ドローイング、絵画、版画、写真、舞台美術と幅広い分野で活動を展開してきたイギリスのアーティスト、デイヴィッド・ホックニーによる作品集。1950年代から2010年代にかけて制作された約60年分のポートレート・ドローイングを中心に構成されている。友人や家族、同時代の人々を描いた作品からは、造形の変遷とともに芸術家のまなざしの深まりが明らかにされている。
写真はこころ | 蓮井元彦
写真家・蓮井元彦による作品集。福岡の昭和喫茶で店主から贈られた言葉「写真はカメラじゃない、こころよ」がタイトルの由来となり、全篇の核として静かに響く。2020〜2021年のコロナ禍に撮影された日常の断片――道端のごみ、酔い潰れた男性、デモの列、花や植物、女性のヌード――を通して、イメージが生まれる瞬間の呼吸を見つめ直す。個と社会、記憶と現実のあわいを照らし出している。
瀧口修造 夢の漂流物
詩人・評論家として知られる瀧口修造の展示会「瀧口修造 夢の漂流物」にあわせて2005年に刊行された図録。世田谷美術館と富山県立近代美術館で開催された展覧会に基づき、自宅書斎に私蔵されていた美術品やオブジェ、関連する作品や資料を多数紹介。瀧口のもとに集まった「夢の漂流物」を通じて、芸術の本来の意味や在り方を問い直し、思考と創造の軌跡を照らし出している。
エリック・サティとその時代展
2015年にBunkamura ザ・ミュージアムで開催された「エリック・サティとその時代展」にあわせて刊行された図録。フランスの作曲家エリック・サティの楽譜や肖像画をはじめ、演劇ポスターやプログラムのデザイン、イラストレーションを多数収録している。さらに、フランシス・ピカビアやマン・レイなど、サティを取り巻いたダダイストたちの作品も掲載。音楽と美術、演劇が交差した20世紀初頭の前衛的な文化の広がりを照らし出している。
Die Zerstorung Kolns Photographien 1945-46 | August Sander
ドイツの写真家、アウグスト・ザンダーによる写真集。1985年に終戦40周年を記念して刊行されたもので、1945年から1946年にかけて撮影された作品を収録している。爆撃によって瓦礫と化したケルンの街並みや崩壊した教会の姿が36点の写真に刻まれ、戦後直後の荒廃を静かに伝えている。ポートレート作品で知られるザンダーが記録した都市の姿は、戦争の爪痕と再生への途を浮かび上がらせている。
Sight and Insight | Philippe Halsman
アメリカの写真家、フィリップ・ハルスマンによる作品集。独創的な演出やユーモアを取り入れたポートレート表現で知られるハルスマンの活動を紹介している。なかでもシュルレアリスムの要素を取り入れた作品群や、サルバドール・ダリとのコラボレーションはその代表例として収録。写真を通じて被写体の内面を引き出し、同時代の芸術と結びついた表現の広がりを映し出している。ブックデザインはハーブ・ルバリンによるもの。
生命の庭 8人の現代作家が見つけた小宇宙
2020年から2021年にかけて東京都庭園美術館で開催された展覧会の図録。青木美歌、淺井裕介、加藤泉、康夏奈、小林正人、佐々木愛、志村信裕、山口啓介ら、現代日本を代表する8名の美術作家がそれぞれの視点から「生命」と「芸術」の交差点を提示し、人間と自然との関係を根源的に問い直す試み。自然豊かな庭園に囲まれた歴史的建築・旧朝香宮邸(現東京都庭園美術館)を舞台に、絵画、彫刻、映像、インスタレーションなど、多様な表現が空間と共鳴しながら展開される展示風景を、豊富な図版とともに収録。
Nam June Paik: eine DATA base
アメリカの現代美術家、ナム・ジュン・パイクによる作品集。ビデオ・アートの先駆者として国際的に知られるパイクが、約30年にわたり手がけた代表的な表現を網羅している。映像作品を中心に、パフォーマンス・アートやロボットを用いた作品など、多様な実践を図版と解説で紹介。テクノロジーと芸術を融合させ、新たな表現領域を切り開いた軌跡が示されている。パイクの活動を総合的に見渡す資料として位置づけられている。
GAS BOOK 13 JULIE VERHOEVEN
イギリス出身のアーティスト、デザイナーであるジュリー・ヴァーホーヴェンによる作品集。ファッションとアートの境界を横断しながら展開される多様なプロジェクトを紹介。イラストレーション、「GIBO」のデザイン、コラージュ、インスタレーションなど、作品図版とともに解説を収録。ヴィジュアルとアイデアの両面から、ジュリー・ヴァーホーヴェンの創作の軌跡をたどる。
おいしい浮世絵展 北斎 広重 国芳たちが描いた 江戸の味わい
2020年に森アーツセンターギャラリーで開催された展覧会「おいしい浮世絵展」の図録。「浮世絵」と「食」を切り口に、江戸時代の暮らしと食文化を紹介している。葛飾北斎、歌川広重、歌川国芳らの浮世絵を中心に、作品に描かれた食材や料理の姿をたどり、当時のレシピや解説も併載。芸術作品としての魅力と同時に、食をめぐる文化的背景を多角的に伝えており、江戸の味覚と美意識の豊かさを照らし出している。
Lift | 久家靖秀
写真家・久家靖秀による作品集。街角や住宅街、自然など、ごく日常的な光景を撮影した作品を収めている。ありふれた風景でありながら、眺めるうちに個人の記憶や感情を呼び覚ますような独特の感覚をもたらす点が特徴的。装丁は無綴で断裁されていない仕様を採用し、紙面をめくることで写真そのものの存在感が際立つ構成となっている。写真と記憶の関わりを静かに探る視点となっている。
山本之夫の表具展 美の裏方
2002年に池坊短期大学むろまち美術館と東京美術倶楽部で開催された展覧会の図録。作品を引き立てる裏方である「表具(表装・額装など)」の仕事・技術・意匠に焦点をあて、多くの名画や名作に携わってきた表具師、山本之夫による表具や修復の実例を紹介。修復前と修復後の作品を比較して掲載し、作品解説とともに、それぞれの表具の意図や工夫も丁寧に記録。50年にわたる職人としての歩みを振り返る構成となっている。
Memoraphilia メモラフィリア | 藤部明子
写真家・藤部明子による初の写真集。記憶や感情の残像をすくい取るように撮影されたイメージが収録され、日常の風景や身近なモチーフに潜む静けさと親密さを映し出している。タイトルに込められた「記憶への愛着」をテーマに、写真と記憶の結びつきを探る試みとして位置づけられる一冊。
2020年のさざえ堂 現代の螺旋と100枚の絵
2020年に太田市美術館・図書館で開催された展覧会「2020年のさざえ堂 現代の螺旋と100枚の絵」の図録。「さざえ堂」と「螺旋」をテーマに、高橋大輔、蓮沼執太、三瀬夏之介、持田敦子の4人のアーティストによる多様な表現を紹介している。展示風景の写真や解説に加え、高橋大輔による連作「100枚の絵」を全点収録。建築的モチーフと現代美術を重ね合わせながら、新たな視覚体験を提示している。
建築家・坂本一成の世界
建築家、坂本一成の設計活動50年を振り返る、集大成とも言える作品集。1966年から2016年までに手がけた実作と計画案、全32作品を写真、図面、ドローイングなど多彩な資料とともに掲載。作品ごとに丁寧な解説を添え、坂本自身の発言や、批評、考察も随所に織り交ぜることで、建築の背景にある思想や思考の軌跡が浮かび上がる内容となっている。
Portraits of Interiors | Axel Vervoordt
インテリアデザイナーでありアートディーラーとしても知られるアクセル・ヴェルヴォールトの写真集。ニューヨークやロンドンのペントハウス、フランダースの納屋、ベネチアのパラッツォ、ニューイングランドの海辺の家、イビサの隠れ家など17の住まいを収録。静謐さをたたえた空間には、アートと建築、自然が溶け合い、ヴェルヴォールト独自の美意識が表れている。写真を通して、暮らしと芸術が重なり合うインテリアの世界を提示している。
ZumthorSehen/Seeing Zumthor | Hans Danuser
スイスを代表する写真家ハンス・ダヌーザーと建築家ピーター・ズントーによるコラボレーション作品集。ズントーが設計した3つの建築、チュールの考古学的発掘を保護する構造物、サムヴィットの聖ベネディクト礼拝堂、ヴァルスのスパを収録している。丹念に撮影された写真は、素材の質感や光の変化を映し出し、建築が持つ空間的な深みを視覚的に伝えている。建築家の思想と写真家の眼差しが交わることで、作品の新たな解釈を提示している。
Architektur von Herzog & de Meuron
スイスの建築家ユニット、ジャック・ヘルツォークとピエール・ド・ムロンの建築作品を、写真を通じて探る作品集。第5回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展にあわせて刊行されたもので、バルタザール・ブルカールトをはじめ、マルゲリータ・クリシャニッツ、ハンナ・ヴィリガー、トーマス・ルフらによる撮影を収録。写真表現を通じて建築の「独自の現実性」を提示し、絵画や彫刻と同等の芸術性をもつものとして建築を捉え直す構成となっている。
Design and Architecture | Marcel Breuer
2003年にヴィトラ・デザイン・ミュージアムで開催された展覧会の公式図録。モダニズムを代表する建築家マルセル・ブロイヤーの活動を、家具デザインと建築の双方から紹介している。カンチレバー椅子などの代表的な家具作品から、国際的に評価された建築プロジェクトまでを豊富な図版で収録。加えて専門的論文を併載し、バウハウス出身のブロイヤーが20世紀デザイン史と建築史に果たした役割を明らかにしている。
小笠原流 結ぶ 折る・包む | 小笠原清忠
武家の礼法や弓術を伝承する小笠原流第31世宗家・小笠原清忠による著作。伝統的な「結ぶ・折る・包む」の作法を体系的にまとめている。「武具飾りの結び」「婚礼式の結び」など儀礼に関わる結びから、「熨斗三方」「基本の折り方・包み方」に至るまで、具体的な技法を図版とともに解説。歴史的背景と実践的知識をあわせて収録し、日本文化に根ざした形式美と礼法の精神を明らかにしている。
Japan: The Cookbook | Nancy Singleton Hachisu
日本の農家に嫁ぎ、日本食研究家として活動するナンシー・シングルトン・八須による海外向けの日本料理レシピ集。出汁のとり方をはじめ、揚げ物、焼き物、麺類、御飯、漬物、甘味に至るまで、400点以上のレシピを美しい写真とともに紹介している。料理の手順だけでなく、うつわの選び方や盛り付けの工夫も盛り込み、日本の食文化の奥行きを伝えている。
The Family Meal: Home Cooking with Ferran Adria | Ferran Adria
スペインの名店エル・ブジで料理長を務め、「世界最高のシェフ」と称されたフェラン・アドリアによる料理書。エル・ブジのスタッフが日常的に食べていたまかない料理をヒントに、家庭で手軽につくれる約100のレシピを収録している。複雑な技巧を凝らした高級料理ではなく、日々の食卓に寄り添う実用的で美味しい料理を紹介。
Richard Sapper
ドイツ出身でミラノを拠点に活動した工業デザイナー、リチャード・サッパーの仕事を紹介する作品集。サッパーのデザイン哲学とその背景を掘り下げながら、自動車や電化製品、家具など多岐にわたる分野の代表作を収録している。さらにIBM、FIAT、Kartell、Knollといった国際的企業との協働も幅広く取り上げ、図版に加えてインタビュー、写真エッセイ、解説を収録。プロダクトデザインにおけるサッパーの革新性と国際的な影響を明らかにしている。
TASAKI: Balance
1950年代初頭に創業した日本を代表するジュエラー、TASAKIの歩みを振り返る初の作品集。アコヤ真珠の主要生産者として世界に名を広め、70年以上にわたり革新的なデザインを発表してきた歴史を網羅している。ブランドを象徴する、真珠とダイヤモンドを貴金属のバーに並べたセッティングや、リングからタイムピースまで展開される洗練されたコレクションを詳細に収録。アイコニックな「Danger」シリーズや、タサキ・アトリエによる特別制作のハイジュエリーも紹介している。
Le Paris Russe de CHANEL
フランスを代表するラグジュアリーブランド、シャネルがハイジュエリーコレクション「ル パリ リュス ドゥ シャネル」のカタログ。創業者ガブリエル・シャネルが憧れを抱き、その創作活動に大きな影響を与えたロシアをテーマとしている。ディレクター、パトリス・ルゲローによって制作された本コレクションには、双頭の鷲を中心に、ルバシカの刺繍、ココシュニック、スカーフ、民族衣装のプリントなど多彩な装飾モチーフが取り入れられている。全69点におよぶジュエリーは、ロシア文化へのオマージュであると同時に、シャネル独自の洗練を体現している。ケース入り水彩絵の具付属。
Collection No5: A High Jewellery Collection Dedicated to the Chanel No5 Perfume
フランスを代表するラグジュアリーブランド、シャネルがブランドを象徴する香水「CHANEL N°5」の誕生100周年を記念して発表されたハイジュエリーコレクション「Collection N°5」のカタログ。ボトルストッパーやボトルデザイン、ナンバー、花のモチーフ、シヤージュ(残り香)といった5つの要素に着想を得た82点を収録。香水とジュエリーという異なる領域を融合させ、ココ・シャネルのクリエイティビティを新たに解釈している。
私という衣装 | ワダエミ
世界的な衣装デザイナー、ワダエミの作品集。米アカデミー賞衣装デザイン賞を受賞した黒澤明監督作『乱』をはじめ、『竹取物語』『夢の祭り』など代表的な映画の衣装を鮮明な写真で収録。華麗で緻密な造形に込められた思いや仕事への姿勢について、ワダ本人のコメントも併載。衣装を通じて映像表現の一端を担ったワダの創作の歩みを示し、映画とデザインの関係性を具体的に浮かび上がらせている。
20 Houses by Twenty Architects | Mercedes Daguerre
世界的に活躍する建築家20人が手がけた住宅を紹介する建築資料集。現代社会における住空間のあり方や新しい生活様式をテーマに、多彩なアプローチで設計された住宅を収録している。安藤忠雄、グレン・マーカット、スティーブン・ホール、リチャード・マイヤーらによる住宅を、豊富なカラー図版と解説とともに掲載。建築家それぞれの理念や美学がどのように住まいの形に結実しているかを明らかにしている。
フィリップ・ジョンソン著作集
アメリカのモダニズム建築を代表する建築家フィリップ・ジョンソンによる著作を集成した一冊。講演の速記録や未公開の草稿、既発表の論文をもとに編集されており、建築芸術に関する思索をはじめ、自身の建築作品や同時代の建築家たちについての論述を収録。図版や資料も併せて掲載され、ジョンソンの理論的背景や批評的視点を多角的に理解することができる構成となっている。装丁は田中一光によるもの。
TOO MUCH Magazine Issue 2
空間や風景、建築を通して人間が物理的世界をいかに経験するかを探るリサーチを続ける『TOO MUCH Magazine』の第2号。2011年の東日本大震災を受け、本号のテーマは「再建」に焦点を当てている。理想都市の構築や住居の意義、田舎やジャングル、砂漠への移住実験といった試みを扱う記事、エッセイ、インタビューを収録し、多様な暮らし方の可能性を論じている。特別付録として、写真家ホンマタカシによる40ページの写真集『London 1991-1992』が付属。
現代デザインの水脈 ウルム造形大学展
バウハウスの理念を継承し、20世紀デザイン教育に大きな影響を与えたドイツのウルム造形大学を紹介する展覧会の公式図録。大学の教育理念やカリキュラムの詳細、学生の作品、開校から閉校までの歩みを豊富な図版とともに収録している。さらに杉浦康平と向井周太郎による対談「デザインの展望」も掲載し、デザイン教育の歴史とその思想的遺産を明らかにしている。
ミナ ペルホネン / 皆川明 つづく
2019年から2022年にかけて国内外を巡回した展覧会「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」にあわせて刊行されたカタログ。ファッションデザイナー皆川明が設立したブランドの歩みを、展覧会の展示風景や多彩なテキスタイル、原画、スケッチ、さらにはアトリエでの制作過程とともに収録。デザインが生まれる背景や思考のプロセスを示し、ブランドが築いてきた独自の世界観と継続する創造の姿勢を浮かび上がらせている。アートディレクションは葛西薫によるもの。
Quatre Contes de Grimm | Van Cleef & Arpels
ハイジュエリーブランド、ヴァン クリーフ&アーペルによる2019年のコレクションを紹介するカタログ。グリム童話『12人の踊る王女』『黄金の鳥』『三枚の羽根』『ブレーメンの音楽隊』の4篇に着想を得て、卓越した技術と稀少な宝石によって物語世界を紹介。ジュエリーの精緻なイラストレーションとともに、童話と挿絵を収録している。 日本語表記。