染織標本集 組織と技法 | 長沼静
染織の教材として制作された標本集。織物の組織や染色技法についての解説に加え、実際の染織品から選ばれた生地標本とその解説も収録されている。視覚と触覚を通じて、染織の仕組みと多様な技法への理解を深められる構成となっている。
染織標本集 基礎篇 | 長沼静
染織の基礎教材として制作された標本集。和服地に用いられる基本的な織物に加え、民芸織物も紹介されている。各標本には、品名・素材・用途・産地などの情報とあわせて解説を収録。染織の基礎的理解を深めるための資料として構成されている。
Lightning Symbol and Snake Dance: Aby Warburg and Pueblo Art
メキシコ北部からアメリカ南西部にかけて暮らすネイティブアメリカンの共同体「プエブロ」の美術工芸を紹介する資料集。美術史家アビー・ウォルバーグが1895〜96年に現地を訪れて収集したコレクションをもとに構成され、文様の美しい陶器や儀式用具などが解説とともに掲載されている。英語表記。
沖縄先島の世界 | 渡辺良正、谷川健一
民俗学者・谷川健一と写真家・渡辺良正が捉える沖縄先島(宮古諸島・八重山諸島)の風景と人々の暮らし。孤島ゆえの困難や、自然・政治権力による収奪をくぐり抜けて育まれた、濃密で固有の生活文化が、日常の営みや祭礼、儀式の場面を通して鮮やかに浮かび上がる。
古塔 | 張玉明
中国の写真家・張玉明による作品集。中国各地に点在する幾千もの古塔を巡り、その姿をモノクロームで捉えている。風雪に耐え、崩れかけながらも静かに佇む石塔の姿は、時の流れと大地の記憶を物語る。何千年もの歳月を超えてそこに在り続ける存在に、巡礼のような眼差しを注ぎ続けた記録。日本語、英語、中国語表記。
「聴竹居」実測図集 環境と共生する住宅 増補版 | 彰国社
建築家・藤井厚二が設計し、自邸として建てた重要文化財「聴竹居」を実測図面から紐解く建築資料集。2001年刊行の『「聴竹居」実測図集』に加筆・再編集を施した増補版。各部屋の貴重な図面資料に加え、藤森照信・内藤廣・松隈章による対談、藤井による自作解説も収録されている。
陰影のデザイン 都市と建築の照明 | 面出薫、LPA
照明デザイナー・面出薫を中心とするライティングプランナーズアソシエイツ(LPA)による作品資料集。「光をデザインすることは、陰影をデザインすること」という面出薫の理念を軸に、2005年以降の39プロジェクトを紹介。都市や建築空間における光の在り方を、写真と解説を通じて探る。
いつでも夢を | 上田義彦
写真家、上田義彦が撮影したサントリーウーロン茶の広告写真と中国の旅の記録を集めた作品集。名作であるサントリーウーロン茶の広告写真とともに、1990年から2011年までのおよそ20年間、桂林、上海、大連など中国各地を巡り撮影された写真を収録。静謐な光と広大な地、そこで生きる人々の営みを写し出し、見る者に深い余韻を与える一冊。装丁は葛西薫
Candida Hofer: Editions 1987-2020 | カンディダ・へーファー
ドイツの写真家カンディダ・へーファーによる作品集。1987年から2020年にかけて撮影された、図書館やオペラハウス、コンサートホール、教会、美術館などのエディション付き作品約100点を収録。アンネ・ガンテフューラー・トリエによる紹介文も掲載し、へーファーの独特な建築空間の写真世界を深く理解できる内容となっている。英語表記。
Hiroshi Sugimoto ハードカバー版 | 杉本博司
日本を代表する現代美術作家、杉本博司の作品集。2005年から2006年にかけて各国を巡回した展示に際して発行されたもの。ハードカバー版。1970年代後半から制作された「ジオラマ」や、長時間露光によってスクリーンを満たす映画一本分の光をとらえた「劇場」シリーズなど、国際的評価を得た当時の主要作品を網羅している。
Pre-Pop Warhol | アンディ・ウォーホル
アメリカの画家・版画家であり、ポップアートの旗手として知られるアンディ・ウォーホルの初期作品集。1948年から1957年までに制作されたドローイングやレコードジャケット、グリーティングカードなど79点のカラー作品を収録。ウォーホルのキャリアの始まりを多角的に紹介している。ドイツ語表記。
Steinholt: A Story of the Origin of Names | Christopher Taylor
イギリス出身の写真家クリストファー・テイラーによる作品集。妻の祖父母の家があるアイスランドの漁村を舞台に撮影された作品を収録。空を連なる渡り鳥、鏡を覗く女性、朽ちた家や黒く波立つ海など、厳しい自然と静寂な風景の中で家族や過去の記憶を静かに紡ぐ。英語表記。
Thomas Ruff: Machines/Maschinen | トーマス・ルフ
ドイツの写真家トーマス・ルフによる作品集。販売カタログ用に撮影された機械や工具工場の写真アーカイブから、約3000枚のガラスネガを選出しデジタル加工で再構成している。1930年代のアナログ写真と現代のデジタル写真を融合させ、写真再現における「本物らしさ」や現実と認知の関係性を深く探求した作品群を収録。英語、ドイツ語表記。
Candida Hofer: Dusseldorf | カンディダ・へーファー
アンドレアス・グルスキーやトーマス・ルフとともにベッヒャー派を代表する写真家、カンディダ・へーファーの作品集。過去40年間の新旧の作品を収録し、特に芸術アカデミー時代からデュッセルドルフで制作された作品と、2011年以降の作品に焦点をあてて紹介している。静謐な空間表現が際立つ内容となっている。英語表記。
M.Ganges | 上田義彦
写真家・上田義彦による作品集。大胆なボケ味を活かしたガンジス川の風景や、そのほとりに佇む人々の姿をカラー写真で多数収録。独特の詩情と静謐さが漂う作品群を通じて、神秘的な川の息づかいを感じさせる。解説は後藤繁雄、装丁は中島英樹が担当している。
I Am a Networker(Sometimes) | H.R. Fricker
1980年代に世界中で広がったメールアートをまとめた作品集。スイス出身のアーティスト、H.R. Frickerが自身の作品を中心に、メールアートの発展や多様な表現形式を紹介する。モノクロを主体に一部カラー図版を交え、詳細な解説も収録。メールアートの歴史と創造性を理解するうえで重要な資料となっている。英語、ドイツ語表記。
地平線の階段 | 細野晴臣
音楽家・細野晴臣によるエッセイ集。自身の音楽体験や思想、精神世界の探求について赤裸々に綴る。横尾忠則との対談も収録し、多彩な視点から細野の内面を探る内容。アートディレクションは羽良多平吉が担当している。
NAKANISHI 中西夏之 | 南画廊
現代美術家・中西夏之の作品集。志水楠男が設立した南画廊での展示に合わせて刊行された。1960年代から1970年代に制作された油彩画、レリーフ、オブジェ、デッサンなど多彩な作品を収録し、中西夏之の創作の軌跡を辿ることができる一冊。
ムーン・トラックス タイガー立石のコマ割り絵画劇場 | 工作舎
ニューメディア時代に新たなマンガ表現を模索する漫画家・画家、タイガー立石の作品集。独自に考案したコマ割りによる絵画作品をカラーで多数収録。言葉を一切使わず、隣り合うコマの繋がりだけで展開される不思議なストーリーと、シュルレアリスム的な超現実世界へと読者を誘う。
Elise Toide: YOHJI YAMAMOTO 2014-15AW COLLECTION
パリを拠点に活動する写真家、エリーズ・トワデによるヨウジヤマトのフォトブック。ヨウジヤマモト2014-15秋冬コレクションに際し発行され、ファッションとアートの融合を試みた作品群を紹介する。パリで撮り下ろされたリハーサル風景を含む12枚のシートが収められ、コレクションの世界観を繊細に映し出している。
FOTOTORST | Josef Koudelka
チェコスロバキア出身の写真家ジョセフ・クーデルカの作品集。マグナム・フォトのメンバーとして活躍し、キャリアを通じた代表的なシリーズから厳選した作品を紹介する。特に「Exiles」など、1950年代から1990年代にかけて制作された写真群を収録。豊富な図版と解説により、クーデルカの視点と歴史的背景を深く理解できる内容となっている。英語、チェコ語表記。
庭とエスキース | 奥山淳志
写真家・奥山淳志による『庭とエスキース』出版記念イベントと「弁造さんのエスキース展」に合わせて刊行されたブックレット。北海道の丸太小屋で自給自足の生活を送り、庭と共に暮らす「弁造さん」を14年にわたって撮影した作品を再構成している。自然と人の営みが静かに映し出された内容で、別冊子も付属している。
El Jardin Salvaje(The Savage Garden)
1991年に開催されたアメリカ現代美術の展覧会カタログ。従来の芸術表現の枠を超えた11名のアーティストを紹介する。フェリックス・ゴンザレス=トレス、アン・ハミルトン、マイク・ケリー、チャールズ・レイらによるインスタレーション作品を収録し、それぞれの作家の独自性と現代美術の多様性を解説。革新的な表現の可能性を探る内容となっている。スペイン語、英語表記。
Ed Ruscha Photographer | エド・ルシェ
アメリカの現代アーティスト、エド・ルシェの写真集。2006年にニューヨークのホイットニー美術館で開催された展覧会に合わせて刊行されたもの。写真家としての一面に焦点を当てることはもちろん、ルシェによるこれまでの絵画やドローイング、版画などの作品が、いかにひとつのヴィジョンに導かれ、形作られきたのかを探求する一冊。英語表記。
Malcolm Morley: Paintings 1965-82 | マルコム・モーリー
1983年に開催された巡回展にあわせて刊行された作品集。ビジュアルアーティストで画家のマルコム・モーリーが1965年から1982年に制作した作品を紹介する。カラー・モノクロの作品図版や資料とともに、詳しい解説を収録している。英語表記。
KAWS: New Fiction
アメリカの現代アーティスト、KAWS(カウズ)の作品集。2022年にロンドンで開催された個展「KAWS:New Fiction」をもとに刊行されたもので、KAWSの象徴的なキャラクターが会場に展示された絵画や彫刻を鑑賞していく様子に加え、AR(拡張現実)アプリを通して見られるインスタレーション作品やバーチャルギャラリーの様子なども紹介。現実、仮想空間、そして拡張現実という3つの次元を行き来しながら展開された前例のない展覧会と、KAWSの創造力を余すところなく伝える貴重な一冊になっている。英語表記。
Heaven and Hell are Just One Breath Away! | Andy Warhol アンディ・ウォーホル
20世紀を代表する革新的なアーティスト、アンディ・ウォーホルの作品集。ウォーホル自身がポップアートを再解釈し、商業、政治、精神性といったテーマに挑んだ晩年の1980年代の作品群を紹介。日記や制作資料、158点の図版とともに解説を収録している。英語表記。
Chronophagia | Robert Polidori ロバート・ポリドリ
カナダの写真家、ロバート・ポリドリの作品集。ベイルート、ハバナ、チェルノブイリ、ニューオーリンズ、ベルサイユなど、30年以上にわたって世界中を旅し、撮影を続けてきたポリドリによる1984年から2009年までの間に撮影された写真から100点以上の写真を選びまとめたもの。歴史、記憶、アイデンティティ、時間への問いかけを空間世界と心理が融合したかのような世界観で見るものを惹き込む一冊。英語表記。
David Salle | デヴィッド・サーレ
アメリカのポストモダン画家、版画家、写真家デヴィッド・サーレの作品集。1988年にスペイン・マドリードのFundación Caja de Pensionesで開催された展覧会にあわせて刊行された。視覚的なコラージュ構成による絵画作品のほか、舞台美術や資料も含め、カラー・モノクロ図版と解説を収録している。英語、スペイン語表記。
no breaks | Colin Sussingham
ニューヨークを拠点に活動するフォトグラファー、コリン・サッシンガムによる写真集。少部数で発刊されたオリジナル版を、展示にあわせてSALT AND PEPPERとC7C galleryが復刻。アクションショットやストリート、日常の何気ない瞬間を通じてカルチャーの魅力を捉えた作品を収録。限定100冊発行。
A Photographic Series of Water | Tang Guo
中国出身の現代美術家Tang Guoによる作品集。2002年10月、上海のShanghARTギャラリーで開催された展覧会に合わせて刊行された。川や池、水の流れをテーマにした「Water」シリーズを収録し、水墨画の余白や濃淡を思わせる表現で、水の静寂と動きを詩情豊かに映し出す。中国語、英語表記。
Le Rayonnement du Corps Noir | Laurent Grasso
フランスのアーティスト、ローラン・グラッソによる作品集。1999年から2008年までに制作された代表的なプロジェクトを中心に紹介する。映像やインスタレーション作品など、約300点のカラー図版と詳しい解説を収録している。
TIMEQUAKES 時のかさなり | サビーヌ・ピガール
写真家サビーヌ・ピガールによる作品集。2014年のシャネル・ネクサス・ホール展にあわせて刊行。絵画と写真を融合した連作「TIMEQUAKES」シリーズを収録。東日本大震災の混乱を起点に、15〜17世紀の宮廷肖像画や現代写真、東京の夜景写真を重ね、時間の圧縮と記憶の層を表現。ファン・エイクやラファエロら巨匠たちの作品を素材に、過去と現在、肖像と抽象の架け橋を築き、異なる時代の重なりが観る者に親近感と非時間性をもたらす。
Apres tout | Amaury da Cunha
フランスの写真家、アモリー・ダ・クーニャによる作品集。写し出しているのは日常の一部のようでありながらも、ストーリー性を兼ね揃えたかのような独特の世界観と構図、色彩感覚でページをめくるごとに不思議な世界に誘われるかのような一冊。フランス語表記。
Croquis de Voyage | しゅんしゅん
素描家・しゅんしゅんによる作品集。セーヌ川やノートルダム大聖堂、街のキッシュ屋、ディオール庭園で出会った鳥たち。パリ、レンヌ、ノルマンディーなど、フランス各地を巡る旅の中で出会った風景を、繊細な線と点で詩情豊かに描き出す。限定700部発行。
テクノ・ボーイ | 双葉社
羽良多平吉がアートディレクションを手がけた、テクノ・ポップ・ミュージックを特集したカルチャー誌。約30ページに及ぶYMO特集をはじめ、プラスチックス、ヒカシュー、P-MODELなど、1970年代末から1980年代にかけて活躍したアーティストのインタビューや特集記事を多数掲載。当時のムーブメントを多角的に記録した一冊。
A LONG VACATION VOX | 大滝詠一
大滝詠一が1981年に発表した名盤『A LONG VACATION』の発売40周年を記念してリリースされた豪華ボックスセット。CD4枚、Blu-rayディスク、2枚組レコード、カセットテープに加え、永井博が手がけたイラストブック『A LONG VACATION』や缶バッジ、ステッカーと絵葉書3枚セット、業界向け3つ折りプレスシート、A2サイズ告知ポスターなど、ファン必携のアイテムが多数封入されている。大滝詠一の音楽と世界観を堪能できる充実のコレクション。
アーヴィング・ペン 三宅一生の仕事への視点
写真家アーヴィング・ペンが、デザイナー三宅一生の作品を撮影した写真集。20年以上にわたる両者の協働をまとめた一冊であり、三宅が創り出した革新的なテクスチャーと、ペンが見出した原初的な美が交錯する。最先端のファッションと写真芸術が共鳴し、時代を超えた表現が展開されている。
ARCHITECTURE | 田渕正敏
書籍、音楽、ファッション、パッケージなど多分野で活躍するイラストレーター・田渕正敏の作品集。雑誌『建築知識』の表紙アートワークのために描き下ろした建築イラストを収録。金銀の箔や蛍光色、縞模様のテープなど、異素材を巧みに用いた独自の表現が特徴。限定50部発行。
横尾忠則のコラージュ・デザイン
横尾忠則が自身の手によるコラージュ・デザインの技法を解説した実践書。豊富な図版や作例とともに、若い世代のクリエイターに向けたアドバイスやメッセージも収録。コラージュ表現の魅力と可能性を多角的に伝える一冊。
HUM人N ZINE | 佐々木俊
グラフィックデザイナー・佐々木俊によるZINE。異なるサイズと形状の紙を組み合わせ、それぞれに自由なフォルムで描かれた人間と犬の図像を配置。黒、青、ピンク、金の4色を用いた美しいコントラストが印象的な構成となっている。
書影の森 筑摩書房の装幀 1940-2014 | 臼田捷治
筑摩書房が1940年から2017年までに出版した書籍のなかから、特にすぐれた書籍のデザインを紹介。社内・社外を問わず装幀に携わったデザイナー、編集者らの仕事の紹介を通し、筑摩書房の歩みを展望する。
筑紫書体と藤田重信
書体デザイナー・藤田重信が手がけた「筑紫書体」について紹介する書籍。各書体のデザインコンセプトや特徴を取材し、その魅力と創作の核心に迫る。シリーズに含まれる書体の見本や使用事例も収録し、「筑紫書体」の世界を多角的に読み解いている。
永井一正デザインライフ
日本を代表するグラフィックデザイナー、永井一正の大判作品集。1980年代から手がけている「生命」をテーマにしたポスター作品を中心に、50点の代表作を収録。デザインに対する永井の考えを掘り下げるインタビューも掲載されている。