The Spirit of Burgundy | Ralph Gibson ラルフ・ギブソン
アメリカの写真家、ラルフ・ギブソンの写真集。フランス、ブルゴーニュ地方の1年間を写真に収めたもので、郷土料理、建築、風習、ワイン造り、風景、そしてブルゴーニュで暮らす人々の姿をカラー、モノクロ写真で収録。「ブルゴーニュの魂」というタイトル通り、フランスを愛し続けたギブソン独自の視点でエネルギッシュにみずみずしく切り取っている。英語表記。
Nomata Standing Still | 野又穫画集
画家、野又穫の作品集。1986年から1991年にかけて制作されたペインティング作品を大判カラーで収録。架空の建造物の後ろには、ゆったりと雲の流れる空が描かれている。序文は荒俣宏。
鳥の巣 50個の巣と、50種の鳥たち | シャーロン・ビールズ
ウエスタン・ファンデーション脊椎動物博物館をはじめ、カリフォルニアの数々の博物館が所蔵する貴重な50個の鳥の巣を撮影した写真集。それぞれの鳥たちの習性や行動、知恵、技術、創造力が見てとれる芸術的で貴重な鳥の巣の写真に、どんな鳥がこの巣を作ったのか、科学的な解説が添えられている。
一立斎廣重一世一代 江戸百景
江戸末期の浮世絵師、歌川広重の「名所江戸百景」初摺りの完全複製版。原画と同じ寸法、紙は手漉き奉書が用いられ、各画に改印、届出印の刷り、版木の木目やぼかしなど、あらゆる技術によって木版画を再現する。図版119画、目録、冊子にて解説を収録。
Kids | Mario Testino マリオ・テスティーノ
写真家、マリオ・テスティーノの小さな写真集。小児がん医療基金を支援するために発行されたもの。くまの着ぐるみやドレス姿、プールや海でのシーン、あどけない表情、無邪気な笑顔など、子どもたちのありのままの純粋な表情や姿を写し出す。カラー・モノクロによる作品を収録。英語表記。
猫と女とモンパルナス | 藤田嗣治 画集
エコール・ド・パリで活躍し、猫と女を描くことを得意とした画家、藤田嗣治の作品とその人生を記録した資料集。ペインティング作品を多数収録するほか、土門拳によって撮影された藤田氏の写真や、洋画家の長谷川昇や岡鹿之助らによって寄せられたエッセイなどを掲載し、波乱に満ちたその人生を追った一冊。
没後50年 藤田嗣治展 Foujita: A Retrospective | 東京都美術館 ほか
2018年に東京都美術館と京都国立博物館で開催された展示の図録。パリにおいて名を成し、海外で活躍する日本人芸術家のパイオニアとなった画家・藤田嗣治の絵画作品を中心に、画業とその生涯を紹介。代表的な裸婦画をはじめ、風景画、肖像画、宗教画など100点以上を収録。
針と溝 | 齋藤圭吾
写真家、齋藤圭吾によるレコードの『針と溝』をマクロ撮影した写真集。ダイヤモンドやサファイアで作られた様々な形の針と、音が刻まれた溝の造形を写し出す。『針と溝』の写真とともにレコードプレーヤーのメーカー名、レコード名も掲載。装丁は有山達也。
朝倉摂のステージ・ワーク | PARCO出版
舞台美術家で画家、朝倉摂の舞台美術の仕事についてまとめた作品集。時代物、オペラ、現代劇まで様々なジャンルの舞台を手がけた朝倉摂による仕事の数々を大判のカラー、モノクロ図版で収録。巻末には俳優の吉行和子、宮本信子との座談会も収録。装丁は粟津潔。
ベン・シャーン展 | 福島県立美術館 ほか
1991年に開催された「ベン・ジャーン展」の図録。絵画や版画だけでなく、写真、ポスター、装丁、壁画、ステンドグラス制作など、多岐にわたり活躍した氏の代表的なペインティング作品を多数収録。
小紋手鑑 | 吉岡常雄
明治時代から大正時代にかけて彫られた最高級の小紋型紙を使用し再現された小紋染をまとめた手鑑(てかがみ)。江戸時代に用いられていた天然の染料、顔料を使用し再現されたおよそ100種類の小紋染が1枚1枚貼布されている。限定350部。
Mies In Berlin | ミース・ファン・デル・ローエ
20世紀のモダニズム建築を代表するひとり、ドイツ出身の建築家であるミース・ファン・デル・ローエの初期のキャリアに焦点を当てた資料集。2001年にニューヨーク近代美術館(MoMA)で開催された展示の際に刊行されたもの。1900年代から1930年代にかけて制作された建築作品の図版、解説を収録。英語表記。
印度更紗 | 吉岡常雄
インド発祥の染織文化として知られる更紗をあつめた資料集。赤を基調としたエキゾチックな模様の更紗を大判の写真で紹介。更紗のカラー図版、歴史や技法、復元の解説、世界の更紗略年表、復元裂の実物見本2点を収録。限定1000部発行。
建築のことばを探す 多木浩二の建築写真
美術、写真、建築など多岐にわたる分野の評論家である多木浩二の建築写真集。1968年から1979年にかけて、個人住宅17軒を撮影したもの。篠原一男、坂本一成、伊東豊雄、白澤宏規らの建築作品を被写体に、生前多木が建築家たちに託した未発表フィルム、プリントから復元された貴重な記録。モノクロの図版124点、エッセイ、寄稿を収録。日本語、英語表記。
Mutant Materials in Contemporary Design ペーパーバック版 | Paola Antonelli
1995年にニューヨーク近代美術館で開催された展覧会の際に刊行されたカタログ、ペーパーバック版。様々な素材で作られたプロダクトデザインに焦点を当て、ガラス、プラスチック、ゴム、木材、金属などでできたプロダクトを素材ごとにカラー、モノクロ図版で紹介。日本語の解説冊子付属。英語表記。
My Residence Issue 2019 | Arvinius + Orfeus Publishing
スウェーデン発のインテリアと建築を中心に扱うライフスタイル雑誌『Residence』の英語版、第4号。1年間に『Residence』誌で紹介されたコンテンツの中から選出して構成。デザイナー、スタイリスト、建築家たちの住居を訪れ、建築、インテリアなどの洗練された生活空間の写真とともにインタビューを収録。英語表記。
My Residence Issue 2020 | Arvinius + Orfeus Publishing
スウェーデン発のインテリアと建築を中心に扱うライフスタイル雑誌『Residence』の英語版、第5号。スカンジナビアのクリエイターたちの住まいを特集。新しいスカンジナビアデザインを紹介するとともに、落ち着いた空間の重要性について考察する。英語表記。
Anni Albers: Selected Writings on Design | アニ・アルバース
20世紀を代表するテキスタイル・デザイナー、アニ・アルバースの資料集。「実用的なニーズに応える形と美的なニーズに応える形の連合体」としての全体性の追求という、アニ・アルバースのデザインの概念を示す15のエッセイを図版とともに収録。
禅の庭 2冊揃 | 光村推古書院編集部
京都の禅院寺院の名園を紹介する「禅の庭」2冊揃い。その一では、大徳寺本坊、玉林院、大仙院などを軸に、その二では西芳寺、金閣寺、銀閣寺、南禅寺などを取り上げ、モノクロの図版資料とともに要点を解明。禅の精神、そして禅の庭の在り方について記している。
続々 この器 この菓子 | 鶴屋八幡
創業150年の老舗和菓子屋、鶴屋八幡の菓子とともに盛る器を紹介した「この器 この菓子」の続々編。工芸作家や著名人による器と菓子の写真とともに作家の紹介とこだわりを掲載。シーリズの100回分をまとめた1冊。
Our House in the City: New Urban Homes and Architecture | Gestalten
世界各地の都市部において、限られたスペースを有効活用して建てられた様々な建築や住宅の例を紹介する資料集。工夫された空間の使い方や開放的な構造について、またそこでの暮らしの様子など、詳細な図面や外観、内観の写真とともに紹介。 英語表記。
The Whole World a Bauhaus
2019年から世界的な展覧会として開催された展示の際に刊行されたもの。バウハウスにおけるデザインと教育、世界各国でのモダニズムの展開にも焦点を当てる。ポスターデザイン、建築、家具などの図版とともにバウハウスの多様な表現形式を掘り下げる。英語表記。
高松伸建築展 | 東京ステーションギャラリー ほか
1995年に東京ステーションギャラリー、京都市美術館で開催された展示の図録。建築家、高松伸の54のプロジェクトを紹介する。ドローイング選集、プロジェクトの図版と解説、高松伸へのインタビューを収録。
香 | 資生堂
資生堂が当時「花椿」の会員向けに発行していた非売品の資料集。「香りをしのぶ」「香りを映す」「香りをまとう」など、それぞれ様々な角度から「香」をテーマにしたエッセイと豊富な写真を掲載。粟津潔、早川良雄、浅井愼平、横須賀功光など、豪華な執筆陣や写真家が参加。
78 日本のガラス展 ガラスのすべて・アートからデザインまで
1978年に新宿小田急百貨店・グランドギャラリーにて開催された展示の図録。花器やフロアスタンド、ステンドグラス、オブジェほか、工芸作家による作品、ガラスの歴史や製造工程など解説を収録。当時の日本におけるガラス工芸の現状の認識を深める1冊。
写真集 明治の西洋館 | 増田彰久
写真家、増田彰久が明治時代の西洋館を撮影した写真集。函館市公会堂、三菱旧一号館、三菱銀行大阪支店など、北海道から九州地方まで名建築の数々に迫った作品を収録。その重厚感漂う存在感とディテールの美を堪能できる。
相田武文建築作品集
建築家、相田武文の作品集。デビュー作である「題名のない家」から、およそ30年間のキャリアにおける建築、プロジェクト合計38作品を、モノクロ図版の資料を中心に掲載。
Reality Machines | Olafur Eliasson
デンマーク出身の芸術家、オラファー・エリアソンの30年間にわたるキャリアをまとめた1冊。2015年から2016年にかけてストックホルム近代美術館で開催された展示のカタログ。初期作品「Beauty」をはじめとした、さまざまなプロジェクトの創作活動を紹介する。色や異なる素材を用いたページの変化など、視覚的にも仕掛けのあるコンセプトとデザインはイルマ・ブームによるもの。英語表記。
Your Engagement has Consequences: On the Relativity Of Your Reality きみの参画がもたらすもの | オラファー・エリアソン
デンマーク出身の芸術家、オラファー・エリアソンの作品集。光やさまざまな装置、自然を利用したインスタレーションで視る者の認識、視覚を揺さぶる作風が特徴的なエリアソンの作品図版を多数収録。日本語解説冊子付属。
Luigi Ghirri | ルイジ・ギッリ
イタリアの写真家、ルイジ・ギッリの作品集。2017年にタカ・イシイギャラリーで開催された展覧会「Works from the 1970s」の開催に際して刊行されたもの。ギッリの制作活動の中でも重要な70年代に撮影された作品を中心に、カラー写真の図版29点を収録。
Phenomenal: California Light, Space, Surface
2011年にサンディエゴ現代美術館で開催された展示の際に刊行されたもの。「光」と「空間」通して芸術的表現をするロサンゼルスを拠点とするアーティストたちに焦点を当てる。ラリー・ベル、ロン・クーパー、メアリー・コースらによる作品図版と併せて解説を収録。カリフォルニアで生まれた「光」と「空間」の芸術を探る。英語表記。
Georgia O’Keeffe: A Portrait | Alfred Stieglitz
近代写真の父と呼ばれたアメリカの写真家、アルフレッド・スティーグリッツの1978年にニューヨークのメトロポリタン美術館で開催された展覧会に際して刊行された写真集。妻であるジョージア・オキーフを被写体に、1917年から1933年までのポートレイト、ヌード、オキーフ作品が生み出される手など、51枚を収録。序文はオキーフ本人によるもの。オキーフが年を重ねていく姿にスティーグリッツの我が妻への溢れる愛を感じる一冊。英語表記。
Brice Marden | ブライス・マーデン
アメリカのアーティスト、ブライス・マーデンの作品集。1964年から1995年にかけて制作されたスケッチブックに収められていた作品を紹介。線のつながり、書のような直感的な動きで表現された作品の数々を原寸大のサイズで再現した48点の作品と解説を収録。英語表記。
Momentos e Maculas | Diego Saldiva
ブラジル出身のアーティスト、Diego Saldivaによる作品集。パステルカラーの集合住宅、落書きだらけの階段、電球の切れたネオンサインなど、生まれ育ったブラジル・グアルーリョスの急激な都市化による変化の痕跡を記録する。大きさの異なる写真とピンク色の紙に詩的な文章が綴られた印象的なデザインの1冊。
アンリ・カルティエ=ブレッソン自選コレクション
フランスを代表する写真家、アンリ・カルティエ=ブレッソンの自選コレクション。生前にアンリ・カルティエ自身が選出した作品全411点を収録。フランス、スペイン、ドイツ、日本など各地の日常の風景から激動の時代の歴史的瞬間、著名人のポートレートなどが収められている。
Aurelie Nemours | オーレリー・ヌムール
フランス人抽象画家、オーレリー・ヌムールの作品集。1942年から1988年にかけて制作された、幾何学的な手法による抽象画の作品を紹介する。カラーによる大判の図版、解説を収録。フランス語、ドイツ語表記。
Gasiorowski: Les Fleurs | ジェラール・ガシオロウスキー
フランスの芸術家、ジェラール・ガシオロウスキーの作品集。1973年から1982年の間に描かれた花のシリーズをまとめたもので、大胆な筆跡でありながらも可憐に描かれた花と植木鉢の組み合わせの作品群を収録。フランス語表記。
アオノニマス 廻 | 柿崎真子
写真家、柿崎真子の作品集。生まれ育った青森の地を撮り続け、『アオノニマス』として青森のアノニマス(匿名)な景色を巡るシリーズの集大成。隆々と立ち上がるような岩肌、自然が作り出す模様、神秘的に映る水面。青森の地と自身を溶け込ませ、その声を聞き対峙しその荘厳な自然の命を写し出す。
PPF magazine vol.01 横浪修のナラティブ | On-Point Design
「受け継がれていくべき、ひと、こと、もの」の過去・現在を探り、未来を考えることをテーマに不定期に発行するマガジン『PPF magazine』創刊号vol.01。フォトグラファー、横浪修を特集。横浪修のもとで学んだ、歴代の弟子たちが師・横浪修を写真で表現する。インタビューやそれぞれの物語から、多面的にその人物像を描き出す。袋綴じ部分では横浪修自身によるアンサーとしての写真を収録。
Anselm Kiefer: Cette obscure clarte qui tombe des etoiles | アンゼルム・キーファー
ドイツの現代美術家、アンゼルム・キーファーの展示図録。1996年にパリのギャラリーYvon Lambertで開催された展覧会の際に刊行されたもの。繰り返し現れるモチーフの絵画やひまわりを題材とした写真、加工が施された写真作品ほか、図版と解説を収録。フランス語表記。
Gestalt | FOS
デンマークのアーティスト、FOSの作品集。2001年から12年の間に制作された作品を収録。FOSの制作のために収集されたオブジェや空間を再解釈する。カラー・モノクロ含む図版と併せて解説を収録。英語表記。
Jennifer Bartlett: In The Garden | ジェニファー・バートレット
アメリカの画家、ジェニファー・バートレットの作品集。庭とプールのある風景が刻々と変化する様子を、ペン、クレヨン、インクなど様々な手法で描いた連作を多数収録。英語表記。
Kitaj: Paintings, Drawings, Pastels | R・B・キタイ
アメリカの画家、ロナルド・ブルックス・キタイの作品集。1981年にハーシュホーン博物館と彫刻の庭で開催された回顧展に際し刊行されたもの。ペインティング、ドローイング、パステル画の数々をモノクロ図版中心に掲載。巻頭にはキタイのテーマや技法に関する論考のテキストも添えられている。英語表記。
Alexandre Rodtchenko: L’oeuvre Complet | アレクサンドル・ロトチェンコ
ロシア・アヴァンギャルドを代表する芸術家、アレクサンドル・ロトチェンコのモノグラフ。これまでの作品のほかに未発表の写真や資料から、ロシア・アヴァンギャルドの形成期の新たな視点を探る。ロトチェンコをはじめ、カンディンスキー、タトリンらによる記録、作品も多数収録。フランス語表記。