名取洋之助の時代 | 中西昭雄
ルポルタージュ・フォト(報道写真)の手法をいち早く実践したことで知られる写真家・名取洋之助の評伝。アサヒカメラ1980年1月号から12月号まで連載した「名取洋之助は何を残したか」を纏めたもの。木村伊兵衛や原弘らと設立した日本工房や、世界に日本を紹介するグラフ誌「NIPPON」の創刊についてなども掲載。
SENTO 二十世紀銭湯写真集 | 町田忍
庶民文化研究家やエッセイストとして活動する町田忍監修のもと、日本の古き良き銭湯を記録した写真集。銭湯の写真だけでなく、歴史や専門用語、銭湯ファッション、タイル絵、銭湯グッズなど、銭湯好きだけでなく日本の文化を知る上でも資料性の高い一冊。
Francois Halard: A Visual Diary | フランソワ・アラール写真集
インテリア写真や建築写真で知られるフランスの写真家、フランソワ・アラールの作品集。ドリス・ヴァン・ノッテン、マノロ・ブラニク、ジョルジョ・モランディ、ミケル・バルセロ、ソール・ライター、ドナルド・ジャッドら、デザイナーや芸術家の邸宅を撮影した作品を多数収録。 英語表記。
Francois Halard | フランソワ・アラール
インテリア写真や建築写真で知られるフランスの写真家、フランソワ・アラールの作品集。アクセル・ヴェルヴォルト、ロジェ・ヴィヴィエ、リチャード・アヴェドン、ジュリアン・シュナーベル、バルテュス、ココ・シャネル、イヴ・サンローランら20世紀を代表するアーティストやデザイナーたちの邸宅を収録。エレガンスとボヘミアンが混ざり合い、親しみやすくパーソナルな空間は、インテリアコーディネートや家具選びの資料の宝庫と言える。 英語表記。
桂離宮 | 西川孟
日本の写真家、西川孟が撮影した桂離宮の写真集。「桂」以前、桂離宮、「桂」以後、に章を分け大判の図版を収録。後半は歴史とともに建築について図版を用いた論文を掲載。「桂離宮全図」の配置図を付属。
Lina Bo Bardi & Studio de arte Palma | リナ・ボ・バルディ
ブラジルで活躍した建築家リナ・ボ・バルディが1949年から50年にかけてヴィラノヴァ・アルティガスのプロジェクト「カサ・ビッテンコート」のためにデザインした椅子やソファなどの名作を紹介する。実際に空間に置かれた家具の写真や資料を収録。 ポルトガル語、英語表記。
Doors | 遠山孝之
遠山孝之が世界16カ国のドアを撮影した写真集。アメリカ、ドイツ、フィンランド、アイルランドほか、各国のドア、ノブのカラー写真、テキストを収録。木彫りの装飾や鮮やかな配色、落書きの中に紛れたドアなど、個性溢れる様々な扉を紹介。
Hans Coper ハンス・コパー | Stenlake Publishing
ドイツ人陶芸家、ハンス・コパーの作品集。限られた色と素材を豊かに変化させながら、かたちとかたちを静かに結びつける氏の作品をその生い立ちとともに紹介。豊富な図版とともに技法の解説なども収録。 英語表記。
暖簾 | 増田正
日本全国津々浦々の暖簾を集めた写真資料集。10年間に渡り、著者自らの足で撮り続けてきた豊かで多彩な暖簾の数々を紹介。山本太郎、早川良雄、谷峯蔵、浜口隆一による寄稿も併せて収録。
Dieter Rams: Less but Better | ディーター・ラムス
ドイツのインダストリアルデザイナーで、ブラウン社のデザインを通して世界に絶大な影響を与えたディーター・ラムスの作品集。氏がデザインを手がけたブラウン社の家具、家電、日用品、数々をカラーとモノクロで多数掲載。
Selldorf Architects: Portfolio and Projects | Annabelle Selldorf
ニューヨークを拠点に活動する建築事務所セルドルフ・アーキテクツの写真資料集。ギャラリーや公共施設、個人の邸宅など30のプロジェクトを、豊富な写真、建築図面、テキストとともに紹介。 英語表記。
Sublime: New Design and Architecture from Japan
日本の建築やプロダクトデザイン資料集。洗練された美意識を持ち合わせながら、機能的で無駄のない日本のプロダクトや建築、インテリアを幅広く紹介。深澤直人や隈研吾などの巨匠から若手の作家まで、伝統の中に独自のデザインを落とし込むデザイナーたちによる作品を幅広く収録。 英語表記。
Vincent Van Duysen Works 1989-2009 | Ilse Crawford、Marc Dubois
ベルギー出身の建築家兼デザイナー、ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセンの作品集。1989年から2009年までにドゥイセンが手掛けた住宅、オフィス、商業空間など30以上のプロジェクトを紹介。崇高さと豊かさ、ミニマルと手触りのよさを併せ持つデザインの数々を美しい写真とともに収録している。 英語表記。
Rudolf Schwarz and the Monumental Order of Things | Adam Caruso、Helen Thomas
建築家・ルドルフ・シュワルツの作品集。ドイツのラインラントに佇むシュワルツの建築作品9棟を調査し、多数の図版とともに紹介。教会や礼拝堂をはじめとするプロジェクトの解説や、1958年の講義の内容、妻である建築家のマリア・シュワルツのインタビューもあわせて掲載。英語表記。
柳宗理 生活のなかのデザイン | 東京国立近代美術館
2007年に開催された「柳宗理 生活のなかのデザイン」展の図録。1950年から60年にかけての柳宗理デザインが確立していく過程を紹介するとともに、代表的な家具や生活道具などを多数収録。
Leaves 立花文穂作品集 | 誠文堂新光社
アーティスト、グラフィックデザイナーとして国内外で評価されている立花文穂の初作品集。アートワークのみならず、ポストカードからポスターまで多種多様な印刷物や本、写真、文章などを多数収録し、20年余りの創作活動を展望。
アイデア別冊 山名文夫作品集 プラトン社から資生堂まで女性を描いて50年 | 誠文堂新光社
大正期から昭和初期にかけた活動した日本のグラフィックデザインの先駆者、山名文夫の作品集。出版社・プラトン社で手がけた初期の仕事から、資生堂の広告、表紙画、私的な年賀状デザインなどを紹介。
TUGBOAT 10 Years | タグボート
日本初のクリエイティブエージェンシー「TUGBOAT」の10年にわたる仕事を纏めた作品集。10年間でTVCM729本、新聞広告5,561段、ポスター1074タイプ。キャラクターデザインや映画、作詞、NPO活動と、多岐にわたるその活動と膨大な仕事量に圧倒される。
Cover | Peter Mendelsund ピーター・メンデルスンド
グラフィックデザイナー、ピーター・メンデルスンドの作品集。メンデルスンドが手がけた書籍のカバーに着目し、書影ととともにスケッチ、未公開原稿など、これまで見ることができなかった彼の創作方法に関するエピソードを紹介。また、自身の仕事とそのプロセスを振り返り、彼がデザインした本について著名な作家が語った感想や考察も収録している。 英語表記。
Tokyo TDC vol.15 The Best in International Typography & Design | 東京タイプディレクターズクラブ
東京タイポディレクターズクラブ(略称 東京TDC)の年鑑、2004年度版。東京TDC入選作品を掲載するほか、北川一成や佐藤卓、深澤直人らによる特集記事を収録。04年グランプリはM/M(Paris)。装丁は坂哲二。インタラクティブデザイン6作品を収録したCD-ROM付き。
Joel Meyerowitz: Where I Find Myself | ジョエル・マイヤーウィッツ 写真集
アメリカを代表する写真家の一人、ジョエル・マイヤーウィッツの作品集。逆年代順で構成され、マイヤーウィッツの今日までの全キャリアを網羅したもの。モランディに触発された作品、樹木の作品、グラウンド・ゼロの独占取材、ロバート・フランクの足跡を辿る全米の旅、カラーとモノクロ写真の比較実験、そしてもちろん彼の代表的なストリート写真などを収録。 英語表記。
Giorgio Morandi 1890-1964 | ジョルジョ・モランディ 画集
イタリアの画家、ジョルジョ・モランディの作品集。1890年から1964年にかけて発表された、静物画を中心に、ランドスケープ、ポートレートなどのペインティング作品をカラーで多数収録。
Lygia Pape: Tecelares | リジア・パペ
ブラジルのアーティスト、リジア・パペの木版画に焦点を当てた作品集。1952から1960年にかけて作成した初期の木版画作品から99点を紹介。直線的な組み合わせが織りなす幾何学的模様の版画は「Tecelares」と題されハンドメイドのスタイルを表現している。 英語表記。
Tarkovsky: Films, Stills, Polaroids & Writings | アンドレイ・タルコフスキー 写真集
夢のように幻想的な撮影スタイルで知られる映画監督、アンドレイ・タルコフスキーの写真集。あらすじ、キャスト、スタッフリストとともに、各作品のスチールを収録。わずか54歳で亡くなった偉大な芸術家でありながら、今日でも芸術家や映画制作者に多大な影響を与え続けているタルコフスキーの並外れた詩的なビジョンを裏付ける、私的ポラロイド写真も紹介している。 英語表記。
Munari: From Afar It was an Island | ブルーノ・ムナーリ
美術家、デザイナー、絵本作家など多岐にわたる分野で活躍したブルーノ・ムナーリが集めた石の作品集。形、色、質感の違う石を並べたり、石に刻まれた模様にペンでイラストを加え新たな世界を創り出す、絵本のような一冊。 英語表記。
Etude | 鈴木理策
写真家、鈴木理策の作品集。2010年から撮影をはじめた花のシリーズ41点を収録。目を引く花のその側で、ひっそりと、どこか悠然とした佇まいで咲いている。そんな野に咲く花々をおさめた一冊。限定1000部。
A Tree of Night | 今井智己
写真家、今井智己の作品集。信号、立ちのぼる煙、ゲージの中の鳥、淡い光に包まれた写真と併せて、点字で書かれたトルーマン・カポーティの短編「夜の樹」を収録。写真家が映した世界が静かに物語る。700部限定。
Keld Helmer-Petersen: 122 Colour Photographs | ケルド・ヘルマー・ピーターソン
デンマークの写真家、ケルド・ヘルマー・ピーターソンの作品集。カラー写真のパイオニア、ウィリアム・エグルストンやスティーブン・ショアが活躍するよりも20年ほど前に、カラー写真の可能性を模索する作品を残している。122点のカラー写真と評論家による解説を収録。
Candida Hofer in Mexico | カンディダ・へーファー写真集
ベッヒャー派を代表するひとり、カンディダ・へーファーの写真集。2014年にメキシコの8都市を訪れ、新旧図書館、劇場やオペラハウス、教会や美術館、市民の家などを撮影したもの。古風なオフィス、風雨にさらされた壁、簡素な店舗、ファサードや床、内装の細部を巧みに捉えた作品など、「新しい」カンディダ・ヘッファーを示す作品を掲載。 英語表記。
Josef Albers : Discovery and Invention - The Early Graphic Works | ジョセフ・アルバース画集
ドイツ出身のアーティスト、ジョセフ・アルバースの初期のグラフィック作品を纏めた一冊。小学校で教えていた初期の珍しい自画像や友人の肖像画など、貴重な作品が多数掲載されている
Watchtowers, Keys, Threads, Gates | フランチェスコ・クレメンテ
イタリア・ナポリ出身の画家、フランチェスコ・クレメンテの作品集。2019年にダラス・コンテンポラリーで開催された展示を記録したもの。サイトスペシフィックな巨大フレスコ画や、特徴的な彫刻シリーズなどを含む大規模なインスタレーションの様子を収録。 英語表記。
描くことは再び愛すること | ヘンリー・ミラー
代表作『北回帰線』や『薔薇色の十字架』などで知られるアメリカの小説家、ヘンリー・ミラーによるエッセイ集。生涯に渡り数千点もの水彩画を描き、画家としての顔も持つヘンリー自身による水彩画も挿絵として収録。翻訳は飛田茂雄。装丁は粟津潔。
ロドチェンコ写真展 | ウィルデンスタイン東京
1995年にウィルデンスタイン東京で開催されたアレクサンドル・ロトチェンコ展の展示会カタログ。1923年から1940年までのコラージュを含む写真37点と、ロトチェンコがデザインを手掛けた「Novyi lef」誌の表紙12点を収録。
純粋なる形象 ディーター・ラムスの時代 機能主義デザイン再考 | サントリーミュージアム
家電製品メーカー・ブラウン社のプロダクトデザインで著名なドイツのデザイナー、ディーター・ラムスの個展図録。ブラウン社の豊富な製品写真・図版に加え、コンセプトとなったデザインスケッチも掲載。機能主義のインダストリアルデザインを象徴する傑作の数々を紹介する。 日本語、英語表記。
太陽に染まる紋様 パレスチナの民族衣装 | 並河萬里
パレスチナの衣装と装身具をあつめた写真資料集。パレスチナの村落に暮らした女性たちが、手仕事で仕立てた美しい衣装の全体像や、精微な刺繍の施された細部までを記録したもの。また、歴史的・文化的背景、地域ごとの生活様式、刺繍や染料などについての解説も収録。撮影は並河萬里、構成は杉浦康平によるもの。
Breuer | Robert McCarter 
ハンガリー出身の建築家でデザイナーの、マルセル・ブロイヤーの包括的な作品集。氏が設計したヨーロッパとアメリカの住宅、家具、公共建築の数々を多数の図版とテキストで丁寧に紹介。英語表記。
バウハウス叢書 本編14冊揃 | 中央公論美術出版
バウハウスの創設者であるヴァルター・グロピウスと、理論的支柱を担ったL・モホリ=ナギの共同で編集されたバウハウス叢書。「国際建築」「教育スケッチブック」「バウハウスの実験住宅」「バウハウスの舞台」「新しい造形」「新しい造形芸術の基礎概念」「バウハウス工房の新製品」「絵画・写真・映画」「点と線から面へ」「オランダの建築」「無対象の世界」「デッサウのバウハウス建築」「キュービズム」「材料から建築へ」全14冊セット。豊富な図版、テキストを収録。
The Eames Lounge Chair: An Icon of Modern Design | イームズ
ミッドセンチュリーのデザイン界で影響を与えた、チャールズ&レイ・イームズ夫妻によってデザインされた「イームズ・ラウンジチェア」の写真資料集。広告や製作過程などの写真、未発表のドローイングほか200点以上の図版を収録。 英語表記。
Looking Through: Le Corbusier Windows | Takashi Homma ホンマタカシ
ホンマタカシの作品集。ル・コルビュジエ建築の窓を題材とする1冊。通常の建築写真では捉えきれない建築家の視点を追体験する手がかりとして、窓から見える風景に目を向けた本写真集では、スイス・レマン湖の水平線を眺める「母の家」から原色のステンドグラスで広く知られる「ロンシャンの礼拝堂」まで、作者が撮影したル・コルビュジエ建築20点を紹介。 英語表記。
Watercolors by Finn Juhl | フィン・ユール
デンマークの建築家、家具デザイナー、フィン・ユールの水彩スケッチ集。テーブル、椅子、ソファから建築図面など、華麗で緻密なスケッチをカラーで収録。
Within Small Homes | Page One
アジアを中心とした地域の小さな家をまとめた建築写真集。香港、日本、マレーシア、タイほか、50の住まいのカラー写真、テキストを収録。一軒家、アパート、テラスハウスなど、限られた空間の中で作られる快適な新しい住まい方を紹介する。 英語表記。
サントリー・グルメ 2号 ラテン・アメリカ紀行
サントリーが日本と世界各地の食の文化を取材し、読者が飲みたくなる本、食べたくなる本を願って1971年に刊行された「サントリー・グルメ」第2号。巻頭特集は「ラテン・アメリカ紀行」。メキシコやペルー、アルゼンチンなどの伝統的な食や人々の営みをテキストやカラー図版で紹介。他にも料理人・辻嘉一による特集「料理のみどころ」や映画監督・山本嘉次郎による「小江戸なりけり」、国文学者・池田彌三郎による「ミボラ」など食にまつわるエッセイを多数収録。
サントリー・グルメ 3号 香港
サントリーが日本と世界各地の食の文化を取材し、読者が飲みたくなる本、食べたくなる本を願って1971年に刊行された「サントリー・グルメ」第3号。巻頭特集は「香港」。香港の食文化や料理をテキストやカラー図版で紹介。他にも料理人・辻嘉一による特集「日本の時代食器」や映画監督の山本嘉次郎による「ようイーさっさ地蔵盆」、詩人の草野心平による「桂華粟子湯」、小説家・開高健による「鯨の舌」など食にまつわるエッセイを多数収録。