Raymond Pettibon: The Books 1978-1998
アメリカのアーティスト、レイモンド・ペティボンの書籍。1978年から1998年にかけて制作されたアーティスト・ブックのカタログ・レゾネ。テキストと組み合わせたドローイングを制作してきたペティボンは、SSTレコードなどのインディペンデントレーベルと関わりながら、パンクシーンを中心に30〜150部という少部数のジンやブックレットを手がけた。それら100点以上を収録し、うち32点は全ページを掲載。2点は初公開となる。ロベルト・オールトとウーヴェ・コッホによる論考も掲載。
Purple Number 2 Winter 1998-1999
1992年に編集者のオリヴィエ・ザームとエレン・フライスによって刊行されたフランス発のファッション・カルチャー誌『Purple』の1998-1999年冬号。ファッション、カルチャー、アート…あらゆる角度からメデイアを切り開いた、新しいファッション誌として今もなお語り継がれる『Purple』誌。今号ではマーク・ボスウィックやホンマタカシ、佐内正史、野口隆史、テリー・リチャードソン、ダグ・アイケンらが参加。
Purple Number 4 Winter 1999-2000
1992年、編集者のオリヴィエ・ザームとエレン・フライスによって刊行されたフランス発のファッション・カルチャー誌『Purple』の1999-2000年冬号。ファッション、カルチャー、アート…あらゆる角度からメデイアを切り開いた、新しいファッション誌として今もなお語り継がれる『Purple』誌。今号ではホンマタカシ、マーク・ボスウィック、テリー・リチャードソン、ユルゲン・テラー、ハーモニー・コリンら国内外の写真家やアーティストが参加し、作品やテキスト、インタビューを掲載している。
The Window of My Studio | Josef Sudek
チェコの写真家、ヨゼフ・スデクの作品集。アトリエの窓を主題としたシリーズを収録。第二次世界大戦期から1950年代前半にかけて撮影された写真には、窓ガラスを伝う雨、水滴、差し込む光、庭や外の気配が繊細に映し出され、ぼやけた像や深い影が独特の空気を生み出している。人の姿をほとんど写さずに、静かな室内と外界とのあわいを見つめたこれらの作品は、スデクの写真がより幻想的な方向へと深まっていく契機ともなった。
Jan Dibbets: Interior Light: Works on Architecture, 1969-1990
オランダのコンセプチュアルアーティスト、ヤン・ディベッツの作品集。1969年から1990年にかけての、建築を主題とした制作を収録。床や天井、窓といった建築の断片をカメラで切り取り、色面や幾何学的構成と組み合わせることで、写された場所を抽象的な視覚体験へと変換していく。装丁からレイアウトまで作家自身が手がけており、反復やズレ、視点の転換といったコンセプチュアルな要素が作品と呼応しながら展開される。
Ghosts | Sophie Calle
フランスのアーティスト、ソフィ・カルの作品集。1980〜90年代に盗難や事故によって失われたボストンのイザベラ・スチュワート・ガードナー美術館とイギリスのバース伯爵邸の作品群を主題にした2つのシリーズを収録。カルは、かつてそれらの作品を間近で見てきた美術館スタッフや関係者を訪ね、各作品が個人にとって持っていた意味や記憶を聞き取り、文章として記録した。不在となった作品を、それを知る人々の言葉で召喚しようとする試み。
Liquids | Christian Marclay
アメリカ出身のアーティスト、クリスチャン・マークレーの展示図録。ロンドンのホワイト・キューブで開催された個展の記録で、水の音など「湿った音」を起点に制作された近作「オノマトペ」絵画群、映像作品「Pub Crawl」「Surround Sounds」、既製のガラス器を用いたインスタレーションを収録。抽象表現主義とポップアートを架橋するマークレーの絵画は、イメージと音の関係を探求し続けてきた活動の延長線上にある。ロンドン・シンフォニエッタとの音楽パフォーマンスや、会場内でのレコードの録音・プレス・スクリーンプリントの記録も収める。
THE EUGENE Studio 1/2 Century later.
アーティスト・神川悠介によるプロジェクト「THE EUGENE Studio」の活動を紹介する作品集。資生堂ギャラリーで開催された同名の個展にあわせて刊行され、「White Painting」や「Beyond good and evil, make way toward the wasteland.」などの作品を収録する。作品図版のほか、作家や展覧会をめぐる6本の論考・対話を掲載。ページは取り外し可能な構成となっており、図版を個別に展開することもできる。
イメージの翼 細谷巌アートディレクション
アートディレクター・細谷巖の作品集。1954年にライトパブリシティに入社して以来、ブリヂストン、ヤマハ、サッポロビール、キューピーマヨネーズなど数多くの広告を手がけてきた細谷が、自身の仕事を振り返りながら当時の状況や制作のプロセスを解説。長年のコンビを組むコピーライター・秋山晶によるエッセイ「イメージの翼」も掲載されており、二人の協働の軌跡も伝わってくる。
イメージの翼 2 | 細谷巖
アートディレクター、細谷巖の作品集第2弾。キューピーマヨネーズ、キャノン、サントリーなど、広く知られる広告デザインを中心に収録。明快なビジュアルと抑制されたレイアウトが共存した仕事は、1960〜80年代の日本の広告表現を記録している。ポール・ランドによるインタビューも掲載されており、細谷の活動を国際的な視点から読み解くことができる。
Lettering Large: The Art and Design of Monumental Typography
グラフィックデザイン史家、スティーブ・ヘラーとグラフィックデザイナー、ミルコ・イリッチの共著。印刷物を離れ、建築や彫刻、都市のブランディングとして存在感を持つ大型文字の事例を、アメリカ、ヨーロッパ、アジアから収集して収録。看板や壁面、広場に据えられた文字が空間の中でどのような役割を果たしているかを視覚的に概観し、テクノロジーの発展とともに需要が拡大した巨大文字の設計と制作を初めて体系的に記録している。
春はまた巡る デイヴィッド・ホックニー 芸術と人生とこれからを語る
画家デイヴィッド・ホックニーと美術評論家マーティン・ゲイフォードの対話集。80歳を機にフランス北部のノルマンディーに移住したホックニーが、長年の友人でもあるゲイフォードに宛てた手紙やSNSのやりとりを、関連図版とともに収録。コロナ禍のロックダウン下で自然に囲まれた生活を送るなかで深まった、芸術・哲学・文学・音楽の先人たちへの思索が記録されており、絵を描くこと、見ること、老いること、どう生きるかをめぐる言葉が続く。
War Cut | Gerhard Richter
ドイツの画家、ゲルハルト・リヒターのアーティスト・ブック。2003年のイラク戦争開戦時期のドイツ全国紙「フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング」の紙面と、リヒターの抽象絵画のカラー校正刷りを交互に並べ、2004年に刊行された。戦争報道というメディアの情報と、意味を持たない(ように見える)抽象絵画の色面が頁をまたいで交互に現れ、メディアと政治的真実の関係を問う。
日宣美の時代 日本のグラフィックデザイン1950-70
日本宣伝美術会(JAAC)の1950年から1970年にわたる活動の記録と検証をまとめた作品集。戦後復興期から高度成長期にかけて日本のグラフィックデザインを牽引した同会の歩みを、豊富なカラー図版と当時のデザイナーたちのテキストによってたどる。細谷巖、永井一正、中村誠、福田繁雄らの寄稿のほか、日宣美展1951〜69の出品作品を年代別に収録。日宣美年表や受賞者リスト、会員名簿など、当時の活動を参照するための資料も付されている。
HIROMIX girls blue
写真家、HIROMIXの作品集。1996年に刊行されたデビュー写真集で、脱ぎ捨てられたハイヒール、海辺ではしゃぐ女性たち、猫や果物のイメージなど、同世代の友人たちとの何気ない日常の断片を瑞々しく切り取る。後に「ガーリーフォト」と呼ばれる、若い女性による私的・感情的なスナップというスタイルの先駆けとなり、90年代東京の若者文化の感性を映している。
Installation Art
イギリスの美術批評家、マイケル・アーチャーらの書籍。インスタレーション・アートの成立と展開をまとめた初の包括的な概論書。デュシャンの最初のレディメイドから、ポップ・アートの系譜、ランド・アートやプロセス・アートを経て現代に至る歴史を概説する序論に始まり、サイト・ワーク、メディア作品、美術館作品、建築的作品の4部に分けて世界各地のインスタレーション260点以上を収録する。クリスト、ジェームズ・タレル、ナム・ジュン・パイク、レイチェル・ホワイトリードら多数の作家を網羅。年表と文献目録も付す。
Uta Barth(2nd Edition) | Museum of Contemporary Art
ドイツ生まれの写真家、ウタ・バースの展示図録。1996年にロサンゼルスのMoCAで開催された初の大規模個展に際して刊行されたカタログの復刻版。1994年から制作されているシリーズを収録し、何もない前景にピントを合わせることで背景のみをぼかして写したカラー写真が並ぶ。被写体の不在を前提としたこれらの画面は、情報の器としての写真の機能と、それを読み取る鑑賞者の役割を問い直す。
Uta Barth | Museum of Contemporary Art
ドイツ生まれの写真家、ウタ・バースの展示図録。1995年にロサンゼルスのMoCAで開催された「Focus Series」の一環として企画された展示に際して刊行されたもの。1994年から制作されているシリーズを収録し、何もない前景にピントを合わせることで背景のみをぼかして写したカラー写真が並ぶ。被写体の不在を前提としたこれらの画面は、写真が何を情報として持ち、鑑賞者がそれをどう読み取るかを問う。
Karl Blossfeldt: Photographien
ドイツの植物研究者で写真家、カール・ブロスフェルトの作品集。茎や葉、蕾、種子などを手製の接写カメラで拡大撮影したモノクロ図版を収録。金属のように硬質な輪郭を持つ茎や、渦を巻く芽の構造、繊細な葉脈の広がりが並び、植物の内部に潜む造形の秩序が見えてくる。もともとは美術学校での教材として撮影されたもので、身近な植物の形を細部まで捉えた視線が全体に行き渡る。
Minimum | John Pawson
ミニマルな美学で知られるイギリスの建築家、ジョン・ポーソンの書籍のコンパクトサイズ版。「ミニマム」という概念を軸に、建築・美術・デザインの領域を横断しながら思考を展開するビジュアルエッセイ。先史時代の建築から、ル・コルビュジエ、ミース・ファン・デル・ローエ、ドナルド・ジャッド、ロバート・メイプルソープ、ビル・ブラントまで、時代と分野を超えた145点の図版を収録。要素を削ぎ落とすことで現れる簡潔さの本質を、多彩な事例を通じて考察する。
工芸青花 21号
青花の会が発行する工芸誌『工芸青花』第21号。フランス・オーベルニュ地方のロマネスク建築をめぐる視点、川瀬敏郎の花に通底する記憶、そして我谷盆の成り立ちと工芸的価値に光を当てる。工芸・美術・思想を横断する論考と図版によって、手仕事と文化の深層に静かに迫る内容。巻頭には望月通陽による型染絵を貼付。限定1200部発行。
工芸青花 20号
青花の会が発行する工芸誌『工芸青花』第20号。川瀬敏郎と黒田泰蔵をめぐる花と器の関係をはじめ、スイス・ツィリスのザンクト・マルティン聖堂に残るロマネスクの天井画、赤穂緞通、古瓦など、多彩な主題を収録している。菅野康晴、小澤実、金沢百枝、阪上梨恵らによる論考と豊富な図版を通して、工芸・建築・歴史文化に広がる手仕事の背景を読み解く。巻頭には望月通陽による型染絵を貼付。限定1200部発行。
About Men and Sculpture | Stephan Balkenhol
ドイツの彫刻家、シュテファン・バルケンホールの作品資料集。1992年から1993年にかけてオランダ・ロッテルダムで開催された展覧会にあわせて刊行されたもの。ブロンズやさまざまな木材を素材に、人間や動物など身近なモチーフを等身大に刻み出すバルケンホールの新旧作品を収録している。日常性と彫刻の古典的形式を往還する独自の造形感覚を、写真図版とともに紹介。ジェフ・ウォールによるテキストや作家との対話も収録。
Michael Kenna: Images of the Seventh Day
イギリス出身の写真家マイケル・ケンナの作品集。静かな風景をモノクロームで捉える作風で知られるケンナの代表作を収録。1970年代初頭にイギリスで撮影された初期作品から、その後世界各地で撮影された風景写真までを収め、作家の歩みをたどる。ヴェネツィアの風景を写したシリーズや、ナチスの強制収容所跡地を記録した写真も掲載され、計290点の図版を通してケンナの写真世界を一望することができる。
バウハウス 1919-1933 | マグダレーナ・ドロステ
20世紀初頭のドイツで創設された教育機関バウハウスの歴史を、バウハウス資料館所蔵の写真や図版とともに記録した資料集。1919年の創立から1933年の終焉まで、組織の変遷を詳述する。ヴァルター・グロピウス、ハンネス・マイヤー、ミース・ファン・デア・ローエと続く各校長期ごとに教育方針・主要メンバー・代表作品を取り上げ、芸術と工芸・デザイン・建築の統合という理念がいかに実践されたかを追っている。
村瀬恭子 ドローイング集 Jelly Morning
画家・村瀬恭子のドローイング作品集。ドイツ・デュッセルドルフで制作を続ける村瀬恭子が、2000年からヴァンジ彫刻庭園美術館での個展「セミとミミズク」までの数年間に描いた46点を収録する。少女や植物を主題に、水中や森の奥へと変容していくイメージが、淡く軽やかな色調で連なる。原画の質感を活かした大判印刷が施されており、村瀬恭子が本書のために書き下ろした詩も添えられている。
GA アーキテクト 妹島和世+西沢立衛 2011-2018
建築家・妹島和世と西沢立衛の写真資料集。個人作品とSANAAによる共同プロジェクトの両方を対象に、2011年から2018年にかけての建築作品、展覧会、家具デザインなどを網羅。各プロジェクトを写真、図面、スケッチとともに収録し、繊細な構造と光の扱いが記録されている。個別の作品の詳細から設計思想の変遷まで参照でき、妹島和世と西沢立衛によるエッセイも収録する。
GA アーキテクト 18 妹島和世+西沢立衛 1987-2006
建築家・妹島和世と西沢立衛の写真資料集。個人作品とSANAAによる共同プロジェクトの初期から中期を対象に、1987年から2006年にかけての建築作品や家具を、写真、図面、スケッチとともに収録。国際的な評価を高めていった時期の仕事を網羅しており、透明感と軽やかさをもつ空間、構造と光の繊細な関係性から、両者の建築思想の形成過程を参照できる。妹島和世と西沢立衛によるエッセイも掲載する。
SuperDutch: New Architecture in the Netherlands
オランダの現代建築を特集した作品集。レム・コールハースの国際的な成功を契機に、1990年代以降のオランダ建築が世界的な注目を集めるまでの展開を、主要な建築家たちの仕事を通じて記録する。独自の素材使いや形態への実験的なアプローチ、遊び心あるプログラムの解釈など、オランダ建築に共通する創造性を、詳細な図面と写真で収録。政府による文化的支援が育てた一世代の建築家たちが、国際的なコミッションを次々と獲得するに至った状況もあわせて読める。
東京の家 | ジェレミ・ステラ
フランス人写真家、ジェレミ・ステラによる作品集。東京の街並みに溶け込む現代建築の個人住宅をテーマに、隈研吾、妹島和世、西沢立衛、坂茂など著名な建築家による53の住宅を撮影している。都市の雑多な風景の中で、建築がどのように環境や人の暮らしと関わり合うのかを探る視点が貫かれている。写真を通じて、東京という都市が持つ密度と柔軟性、そして現代建築の多様な表情を浮かび上がらせている。巻末には大竹昭子と隈研吾のテキストを収録。
Eco House Book | Terence Conran
イギリスのインテリアデザイナー、テレンス・コンランの著作。既存の住宅を環境負荷の低い住まいへ転換するための実践ガイド。省エネ照明の選択や断熱の改善、節水、家庭菜園といった日常的な工夫から、部屋の用途変更や地下室の活用、増築といった大規模な改修まで、段階に応じた手法を解説する。素材選びから暖房システム、代替エネルギーの導入まで、住まいにかかわるあらゆる判断に環境の視点を取り込む。
The Hawaiian Shirt: Its Art and History
アロハシャツの誕生から発展までを、美術的・文化的視点からたどる作品資料集。素材やプリント技法、デザイナー、メーカーの役割を紹介しつつ、多彩な柄やスタイルの変遷を豊富な図版とともに解説。さらに、どのような要素がヴィンテージとしての価値や収集性を高めるのかにも踏み込み、衣服を超えた文化的アイコンとしてのアロハシャツの魅力を浮き彫りにする。
永井一正ポスター展 Life | 東京国立現代美術館
グラフィックデザイナー、永井一正の展示図録。東京国立近代美術館で開催されたポスター展「Life」の図録で、1990年代に制作された動物をモチーフとしたポスター作品をカラーで収録。有機的な曲線と細密な色彩を基調に、人間と生物の共生、環境問題、自然保護といったテーマを一貫して扱っており、コマーシャルデザインの文脈を離れた表現としてのポスターへの取り組みを記録する。
生命のうた | 永井一正
グラフィックデザイナー、永井一正の作品集。1990年代以降に制作された「LIFE」シリーズを中心に、動物を主題としたエッチング版画60点を収録する。ライオン、ゾウ、ウサギ、フクロウなどが緻密な線描で表現され、各作品には生命や創作にまつわる短い言葉が添えられている。企業ロゴやポスターで知られる永井一正が銅版画を通して自然との関わりを探求した仕事を収め、グラフィックデザインの造形感覚と版画表現が交わる。
永井一正ポスター展 Life
2013年にギンザ・グラフィック・ギャラリーなどで開催された展覧会の図録。グラフィックデザイナー、永井一正が、1980年代後半からライフワークとして制作してきた「LIFE」シリーズを中心に紹介している。抽象表現から大きく転じ、動物や植物をモチーフに据えたポスター作品を多数収録。DNP文化振興財団に寄贈された約4,000点のアーカイブから、生命をテーマとするポスター139点を厳選し、自然や命へのまなざし、あふれる色彩と造形の力を伝えている。
LAST SHOW ラストショウ 細谷巖アートディレクション展
グラフィックデザイナー、細谷巖の作品集。2009年にギンザ・グラフィック・ギャラリーで開催された「LAST SHOW」展に際して刊行されたもの。広告ビジュアルやポスターを中心に長年の仕事を収録し、写真とタイポグラフィが交差する画面、余白を生かしたレイアウトが連なる。企業広告から文化的プロジェクトまで、アートディレクターとして手がけた仕事を年代順に展開し、表現と制作姿勢の変遷が一望できる。
佐藤晃一のポスター 1967-2011
グラフィックデザイナー・佐藤晃一の作品集。1967年から2011年までの44年間に制作されたポスター作品を年代順に収録する。企業広告や文化イベント、展覧会告知など多様な依頼仕事を通して展開されたポスター表現が並び、空や光を想起させるグラデーション、文字と余白の扱いが年代ごとに移り変わる。
田中一光ポスター展 伝統への接点
グラフィックデザイナー、田中一光の展示図録。1999年に東京国立近代美術館で開催されたポスター展の記録で、1990年代の作品を中心にカラーで収録する。日本の伝統文化や美術に根ざした美意識と、象形文字、アラビア文字、ハングル、漢字など多様な文字の造形的可能性を組み合わせた仕事が並ぶ。独特の色使いと柔らかな感覚を保ちながら伝統との接点を模索した、田中一光の1990年代の制作を記録している。
Tadao Ando: Buildings, Projects, Writings
建築家・安藤忠雄の作品集。1976年の住吉の長屋や1983年完成の六甲の集合住宅など、初期を代表する21のプロジェクトを図面、完成写真、スケッチとともに収録している。打ち放しコンクリートを用いた建築を中心に、光や自然、空間構成への考え方が具体的な作例を通して読み取れるほか、安藤自身のテキストに加え、ケネス・フランプトンと多木浩二による評論も掲載。日本の伝統的な空間感覚とモダニズム建築を融合させた、初期の創作理念と実践を記録する。
写真論 | スーザン・ソンタグ
作家・批評家、スーザン・ソンタグの写真評論集。絵画や文学との比較を通じて、写真が現代文化においていかなる機能を果たしてきたかを考察する。アジェやダイアン・アーバスらの作品を取り上げながら、写真を単なる記録としてではなく、表象や権力、社会的文脈と結びついた存在として読み解く。写真と現実の関係、見ることの政治性といった問いを軸に論が展開される。
だれも知らないレオ・レオーニ
絵本作家、レオ・レオーニの書籍。『あおくんときいろちゃん』『スイミー』『フレデリック』などで知られるレオーニが絵本を手がけはじめたのは49歳のこと。それ以前はグラフィックデザイナー・アートディレクターとして活躍し、ビジネス誌『Fortune』やMoMA、ユネスコとの仕事を手がけた。ユダヤ系の家に生まれ、ファシズムの台頭でアメリカに亡命するまでの経緯、絵画や彫刻への取り組み、反差別・平和運動への参加など、絵本の外にあったレオーニの軌跡を掘り起こす。近年の調査で初めて発見された風刺画も収録。
美と宗教のコスモス 2 アジアの宇宙観 | 岩田慶治、杉浦康平
文化人類学者・岩田慶治とグラフィックデザイナー、杉浦康平の共編書籍。ヒンドゥー教や密教、仏教の須弥山世界など、アジア各地の宗教に根ざした宇宙観を、図像資料とともに体系的に論じる。宇宙観の概念的な考察から儀礼や瞑想における空間的表象まで、「宇宙観とは何か」「アジア人の宇宙観」「儀礼と瞑想のなかの須弥山」「宇宙構造を支えるもの」の4章で扱う。アジア各地の宗教絵画や図版を広く収録しており、装丁は杉浦康平と谷村彰彦が担当している。
岡倉天心展 日本文化と世界戦略
2005年にワタリウム美術館で開催された展示の図録。近代日本美術の基盤を築いた岡倉天心の活動を「日本文化と世界戦略」という視点から再検証する。東京美術学校や日本美術院の創設、ボストン美術館での活動、「茶の本」をはじめとする著作に加え、中国・インド・欧米の知識人との交流を、書簡、写真、原稿、絵画とともに収録。初公開図版も含む国内外の資料から、文化行政、美術教育、国際交流を横断した天心の足跡をたどる。
Lost and Found 喪失と発見 | ジェイソン・エヴァンス、仲條正義
イギリスの写真家、ジェイソン・エヴァンスにとグラフィックデザイナー、仲條正義による絵本作品。ジェイソン・エヴァンスが言葉を紡ぎ、仲條正義が鮮やかな彩色で描く。様々な場所で失くしたものを探していく、そこで見つかったものとは。多くの仕事を共にしてきた2人の友情が形となった、どこか不思議な物語。日本語、英語表記。