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シンセティック・ヴォイシズ | マーク・ボスウィック
2026年7月2日
イギリスのフォトグラファー、マーク・ボスウィックの作品集。ファッション、デザイン、アート、広告、ポップカルチャーを横断する独自のスタイルで知られるボスウィックが、日記として書き始めたものを後に再編集し、アッサンブラージュのような体裁に仕上げた。スナップ写真、ドローイング、テキストがスクラップブック的に混在し、イメージが互いに溶け合って予想外の組み合わせを生む。ファッション写真に新たな可能性を開いた先駆的な実験の書。
The Absurd and The Sublime | ギイ・ブルダン
2026年7月2日
写真家、ギイ・ブルダンの作品集。2021年にシャネル・ネクサスホールで開催された展示に際して刊行されたもの。ファッション誌『Vogue Paris』や広告ビジュアルを中心に、女性像と身体表現、演出された室内空間を組み合わせた写真を収録。鮮烈な色彩と過剰な構図が交差し、現実と非現実の境界を揺らすイメージが展開される。未公開アーカイブや初期モノクロ作品も含み、ファッション写真の枠組みを拡張したブルダンの表現世界を伝える。
Casa de Lava | Pedro Costa
2026年7月2日
ポルトガルの映画監督ペドロ・コスタの作品集。1994年の映画『溶岩の家』の製作準備にあたり、脚本の代わりに書き溜められたスクラップブックを書籍化したもの。絵画、映画のスチール、手紙、新聞記事、走り書き、小説からの引用、絵葉書、台詞、スナップ写真など多様な素材が一冊に綴じられ、撮影中の指針として機能するとともに、リスボン帰還後に完成させた。コスタの思考のあり方を映した、自律したオブジェとして成立する。
Cargo | Richard Misrach
2026年7月2日
アメリカの写真家、リチャード・ミズラックの作品集。2021年、新型コロナウイルスの流行によって世界の物流が大きく揺らぐなか、カリフォルニア州オークランド港を行き交う貨物船を長期間にわたり撮影したシリーズを収録。広大な海と空のなかに静止したように浮かぶ船の姿は、巨大な風景の一部として淡く溶け込み、海と大気の豊かな色彩のなかに現れる。海景画の系譜にも通じる視覚的伝統を背景に、現代社会の構造を風景のなかに映し出した写真集。
モンセン・スタンダード欧文書体清刷集 6冊セット
2026年7月2日
アメリカのモンセン・タイポグラファーズ社が制作し、嶋田出版から刊行された欧文書体見本集の全6巻セット。1冊につき200書体、計1200書体を収録したもので、各ページが取り外せる4つ穴バインダー式を採用している。DTP普及以前の印刷・デザイン現場では写植やレタリングの参照資料として広く使われた。デジタル化されていない書体を多数含むため、現在でも書体研究やデザイン制作の資料として参照価値が高い。
Futura: The Typeface | Petra Eisele
2026年7月2日
書体「フューチュラ」の歴史と影響を探った資料集。誕生から90年を迎えたこの書体は、バウハウスの思想を源流に持ち、1969年には人類で初めて月面に刻まれたフォントとしても知られる。急進的なデザインの象徴として登場し、やがて信頼性の代名詞へと変容していった経緯を振り返りながら、現代においても色褪せないフューチュラの本質とその普遍的な魅力を探る。
Colazione sull’Erba | Luigi Ghirri
2026年7月2日
写真家、ルイジ・ギッリの作品集。1972年から1974年にかけて、第二の故郷であるイタリア・モデナの郊外を「皮肉的かつ不安げな眼差しで」巡りながら撮影した写真を収録する。糸杉の対称性、手入れされた芝生、鉢植え、ヤシの木やサボテンといった、人工環境における自然と人工物の接点が主題となっている。ギッリが1978年に自費出版した『Kodachrome』をモデルに構成された本書は、ギッリの仕事を複数冊にわたってたどるシリーズの第1作にあたる。
BOTTEGA VENETA
2026年7月2日
2023年にサンパウロのカーサ・デ・ヴィドロ(ガラスの家)で開催されたボッテガ・ヴェネタのプロジェクト「The Square Sao Paulo」を記録した作品集。20世紀を代表する建築家リナ・ボ・バルディが設計した住宅空間と展示の関係を軸に構成する。会場に展開されたインスタレーション、参加したアーティストの作品、庭園や室内の展示風景、建築ディテールの写真を収録し、空間と作品の接続を丁寧に追う。都市と建築、アートが交差する場の記録として、ボッテガ・ヴェネタの文化プロジェクトとサンパウロの文脈を捉える。
BVLGARI KALEIDOS
2026年7月2日
2025年に国立新美術館で開催された展示の図録。「BVLGARI KALEIDOS」展において紹介されたブルガリのハイジュエリー作品や歴史的アーカイブ、色彩を軸にしたデザインの展開を収録する。ルビー、サファイア、エメラルドなどの宝石の組み合わせが時代ごとの造形へと発展していった経緯を、豊富な図版とともに追う。ブルガリの色彩観と造形の変遷を整理し、そのデザイン思想の流れを読み取る。
GASBOOK 29 Katsuya Kamo: 100 Headpieces
2026年7月2日
ヘアスタイリスト・メイクアップアーティストの加茂克也を特集した『GASBOOKシリーズ』第29号。髪、紙、金属、布など多様な素材を組み合わせて制作された100点のヘッドピースを収録。カール・ラガーフェルドをはじめ、フェンディ、渡辺淳弥、高橋盾らトップデザイナーから指名を受けてきた加茂の集大成として、本人が厳選した作品を紹介している。アートディレクションは長嶋りかこが担当。
Truth Before Power | Jenny Holzer
2026年7月2日
アメリカのアーティスト、ジェニー・ホルツァーのクンストハウス・ブレゲンツでのプロジェクトにあわせて刊行された展覧会図録。米国の中東外交政策を主題に、4代の大統領期にわたる意思決定と公開討論を、かつて機密扱いだった政府文書から逐語的に引用したテキストで構成する。機密解除された文書の抜粋、アンリ・コールの詩、ホルツァー自身のテキストを収録し、クンストハウスとフェルトキルヒでの設置記録とフォアアールベルクでのキセノン光投影をカラー写真で収める。
ATMOS | 畠山直哉
2026年7月2日
写真家・畠山直哉の作品集。フランス・アルル近郊のカマルグ湿原地帯で撮影されたシリーズを収録。観音開きの造本をとり、片面には工場から吹き上がる激しい蒸気の雲を、もう片面には周囲に広がる雄大な湿原の風景を配する。工業と自然という対極の光景をひとつの本の中に収めることで、それぞれの迫力が際立ち、両者の間に横たわる緊張が浮かび上がる。
NEUTRA: Complete Works | Richard Neutra
2026年7月2日
戦後モダニズム建築を牽引した建築家リチャード・ノイトラの作品集。カリフォルニアの気候と風土を背景に展開された住宅をはじめ、学校や公共建築まで約300件を網羅する。大開口のガラス壁や深い庇によって内外を連続させ、人間と自然の関係を再構築した設計思想が通底する構成。テクノロジーと審美性を統合した空間のあり方を、多数の図面と1000点を超える写真で検証。撮影はジュリアス・シュルマンらによるもの。
ルーシー・リー | トニー・バークス
2026年7月2日
20世紀を代表する陶芸家、ルーシー・リーの生涯と作品を紹介する伝記的作品集。ウィーンからロンドンへと拠点を移しながら独自のスタイルを確立し、モダンで繊細なフォルムと釉薬使いで知られる彼女の仕事を、美しい図版とともに丹念にたどる。写真に加え、作家トニー・バークスによる解説や関係者の証言、三宅一生による寄稿も収録されており、その芸術性と人間像を多面的に掘り下げる構成となっている。
Le Mobilier Industriel: Quand l'utile Devient Style
2026年7月2日
19世紀の産業革命期に機能性のために生まれ、やがてデザイナーたちに再解釈されて現代のインテリアに浸透した工業用家具の変遷を紹介する資料集。ムルカの椅子、工場のトリックスのロッカー、ル・コルビュジエやマン・レイに愛されたグラのランプなど約40点の代表的なプロダクトの起源と歴史を、エピソードや証言を交えながら解説する。200点以上の古写真・現代写真やカタログを収録。
Bridget Riley: Paintings And Drawings, 1961-2004
2026年7月2日
イギリスの現代美術家、ブリジット・ライリーの作品集。1961年から2004年までのキャリア全体を網羅し、1961年に始まった白黒絵画から、1965年のMoMAでの「レスポンシヴ・アイ」展参加、1968年ヴェネツィア・ビエンナーレでの国際絵画賞受賞(イギリス人画家として初)まで、その軌跡を収める。光、色彩、運動、空間が新たな関係を結ぶ近作と初期の代表作を並べて収録し、多数の制作スケッチが創作プロセスを伝える。
Art | Basel Year 49
2026年7月2日
アート・バーゼルの公式年刊誌『Year』シリーズ第6号。バーゼル、マイアミビーチ、香港の3都市で開催された2018年のフェアを網羅し、参加500以上のギャラリーのプロフィールをA〜Z形式で掲載する。アーティスト、キュレーター、コレクター、美術館館長へのインタビューやポートフォリオ、現代美術に関するエッセイを収め、ヤン・へギュー、ルバイナ・ヒミッドらをはじめとする多彩な寄稿者が参加。ブックデザインはジュネーブのGavillet & Cieが担当。
BRAINFOREST | Gerda Steiner & Jorg Lenzlinger
2026年7月2日
スイスのアーティストユニット、ゲルダ・シュタイナーとイェルク・レンツリンガーの作品集。過去5年間に各地で制作された14点の大規模なサイトスペシフィック・インスタレーションを収録。大型オフィス、修道院図書館、古い銀山、イチイの森、洞窟など多様な場所を舞台に、生長し消えてゆく有機的な構造物が空間を埋め尽くす様子を、190点のカラー全面写真で捉える。素材の収集・リサーチ・制作プロセスを解説するテキストも収め、「繁殖の神秘」をテーマとした実践の全貌に迫る。
Soul | ジェーン・エヴリン・アトウッド
2026年7月2日
写真家、ジェーン・エヴリン・アトウッドの作品集。2022年にシャネル・ネクサスホールで開催された展示に際して刊行されたもの。社会の周縁で生きる人々を長期取材したアトウッドの写真群を中心に構成され、女性囚人、路上生活者、性産業従事者など、異なる環境に置かれた人々の姿を収録する。極限状況にある日常の表情や身体の痕跡を通して、人間の尊厳と生のあり方が伝わる。被写体との距離感や視線の選び方にも一貫した姿勢が見られ、写真表現としての強度が際立つ。長年の取材活動を再構成し、社会を記録する写真の役割を問い直す。
In Praise of Shadows | 森田恭通
2026年7月2日
写真家・デザイナー、森田恭通の作品集。2023年にシャネル・ネクサスホールで開催された展示に際して刊行されたもの。フランス・ヴェルサイユ宮殿を長期にわたり撮影したモノクロ写真を中心に収録し、回廊、階段、庭園、装飾空間に加え、通常は目に触れにくい地下構造や建築の裏側も記録する。自然光を基調とした撮影により、建築の陰影や質感の差異が強調され、空間の奥行きが際立つ。谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」に着想を得た視点を背景に、宮殿の華やかなイメージとは異なる表情を引き出す。
A girl philosophy | 安珠
2026年7月2日
写真家・安珠の作品集。2023年にシャネル・ネクサス・ホールで開催された展示に際して刊行されたもの。少女を主題にした写真群を中心に、現実と想像のあわいを行き来するようなイメージが並ぶ。「不思議の国のアリス」「青い鳥」といった児童文学的モチーフを取り入れ、人物の表情や衣装、舞台的に設えられた空間が交差することで、物語性を帯びたシーンが生まれる。少女という存在を通して、記憶や想像の層が重なり合う。
Textiles: The Art of Mankind
2026年7月2日
人類の歴史とともに発展してきたテキスタイルを紹介するビジュアルブック。研究と実践をもとに、人類文明のあらゆる時代における織物の役割を体系的に紹介。幾何学的、抽象的、自然モチーフや絵画的表現や、素材の多様性、加工・表面装飾の手法を、1000点を超える図版とともに詳細な解説を500ページを超える大ボリュームで収録。世界各地の博物館やテキスタイル関連団体の情報をまとめた資料も掲載。
Alexey Brodovitch ハードカバー版
2026年7月2日
『ハーパーズ・バザー』の長年にわたるアートディレクターとして20世紀のグラフィックデザインを変革したデザイナー・写真家、アレクセイ・ブロドヴィッチのモノグラフ。友人・同僚・写真家たちへの独自インタビューと希少なアーカイヴ資料をもとに、その生涯と業績を描き出す。『バレエ』『パリの日』のほか、『ポートフォリオ』全3号の見開きを完全収録するなど300点以上の図版を収め、マンハッタンの精神病院にて隠し持ったミノックスカメラで撮影した1960年代のコンタクトシートなど希少な資料も収録。
Typographie: A Manual of Design 旧版 | Emil Ruder
2026年7月2日
スイスのタイポグラファーであり、バーゼル造形学校の教育者として知られるエミール・ルーダーが著したタイポグラフィの基礎書。文字のサイズやフォントデザインを生かした組版、レイアウト例を2色刷りで掲載し、構成原理と造形的美意識を体系的に解説する。さらに古代の壁画や写本に見られる文字表現も収録し、タイポグラフィの起源からモダンデザインへの流れを照らし出す。
Famous Animal Symbols | Paul Ibou
2026年7月2日
世界各国で用いられたアニマル・ロゴを集成したデザイン資料集。トラ、馬、鳥、イルカなど多様な動物をモチーフに、スポーツ用品ブランドのロゴ、パッケージ、自動車、航空機といった幅広い分野での活用事例を収集して掲載。動物が持つ力強さ、速さ、自由といった普遍的なイメージが、各事例でどのように造形へ転換されているかを読み取ることができ、シンボルデザインの実践的な参考資料として機能する。
亀倉雄策 1915-1997 昭和のグラフィックデザインをつくった男
2026年7月2日
戦前・戦後を通じて国内外で活躍し、昭和のグラフィックデザインを牽引した亀倉雄策(1915–1997)に捧げるトリビュート作品集。田中一光、永井一正、福田繁雄をはじめとする43人のデザイナーが、オマージュ作品と追悼文を寄せている。東京オリンピックやEXPO’70のポスターなどで知られる亀倉の功績を、同時代の視点から振り返るとともに、若き日の自身によるエッセイも収録し、その思想や人柄にも迫る内容となっている。
ケルムスコット・プレス ウィリアム・モリスの印刷工房 | ウィリアム・S・ピータースン
2026年7月2日
研究者ウィリアム・S・ピータースンが著した、ケルムスコット・プレスの全歴史を論じる研究書。19世紀末のイギリスで詩人・デザイナーのウィリアム・モリスが立ち上げたこの私家版印刷工房の変遷を、書簡や日記、未完資料を渉猟しながら丁寧にたどる。「ヴィクトリア朝時代の印刷事情」「モリスと書物の芸術」「モリスとケルムスコット・プレスの遺産」などを収録し、モリスの書物芸術の理念と実践を余すところなく論じる。
世界を変える美しい本 インド・タラブックスの挑戦
2026年7月2日
南インド・チェンナイを拠点とする出版社タラブックスの活動を紹介するビジュアルブック。2017年に板橋区立美術館で開催された展示に際して出版されたもの。手すき紙にシルクスクリーン印刷を施し、一冊ずつ手製本で仕上げる「ハンドメイド本」で知られる同社の代表作31冊を撮り下ろしで収録。絵本の原画や画家たちの制作風景、印刷工房やチェンナイの街並みなど、多数の写真を通して本づくりの背景を丁寧に伝える。
カウンターパンチ 16世紀の活字製作と現代の書体デザイン | フレット・スメイヤーズ
2026年7月2日
書体デザイナー、フレット・スメイヤーズの研究書。16世紀の活字父型彫刻において使われた道具「カウンターパンチ」に着目し、彫刻師の技術と役割を丁寧に解説する。貴重な図版と自らの制作経験をもとに歴史的な工程を明らかにしながら、その思想と手法が現代のデジタル書体デザインへどう受け継がれているかを読み解く。活字史と現代タイポグラフィの関係を正面から問い直した考察の書。
We Don’t Know God: Chim↑Pom 2005-2019
2026年7月2日
現代美術家集団、Chim↑Pomによる作品集。2005年の結成以降、2019年までの活動を収録し、ストリートでの介入行為や都市を舞台にしたプロジェクト、福島や広島に関わる制作などを豊富な図版と記録写真でたどる。パフォーマンスの現場や制作過程、展示風景も紹介。批評家やキュレーターによるテキストも収められ、初期からの展開を追いながら、同時代の空気と結びついた表現の変化を検証している。
Pheromone: The Insect Artwork of Christopher Marley
2026年7月2日
アメリカのアーティスト、クリストファー・マーリーの作品集。実際の昆虫の標本を組み合わせたアッサンブラージュ作品を収録し、自然が生み出す鮮やかな色彩と非現実的なフォルムを精密に再現する。一部の図版には5色目のメタリックインクとスポットニスを用い、昆虫本来の色彩を可能な限り正確に伝える。デザイン、歴史、色彩、反復、構造、質感など幅広いテーマでのマーリー自身によるエッセイも収め、昆虫が秘める造形と色彩の可能性を深く掘り下げた。
粟辻博展 色彩と空間のテキスタイル | 京都国立近代美術館 ほか
2026年7月2日
2000年に開催された回顧展の図録。大胆な絵柄や鮮やかな色彩を用いたデザインで、昭和期の日本のテキスタイルデザインに大きな変革をもたらしたテキスタイルデザイナー、粟辻博の30年にわたる活動を辿る。テキスタイルデザインを中心に建築やプロダクトデザインに至る作品まで、図版とともに解説を収録。デザイン監修は田中一光。
山城大督 VIDERE DECK/イデア・デッキ DOCUMENT BOX
2026年7月2日
映像作家・山城大督のドキュメントボックス。2013年に発表されたメディア作品「VIDERE DECK(The Mirror Stage)」をもとに、その空間体験を再構成する。6台のマルチチャンネルモニターや照明、音響、風船や鏡、氷、シャボン玉などのオブジェで構成された13分間の映像空間を中心に、写真、単一チャンネル映像、複数視点のテキストで記録と翻訳が行われる。視覚・音響・物質が交差する展示体験を異なるメディアへと分解しながら整理し、インスタレーションとドキュメントが往復する関係のなかで、作品の成立条件と鑑賞体験を捉え直す。DVD付属。400部限定刊行。
GAS BOOK TOMATO
2026年7月2日
『GASBOOK』シリーズ第5号。1991年にロンドンで設立されたデザイン集団、トマトによる作品集。ジョン・ワーウィッカーを中心に、グラフィック・映像・コラージュなど多様な手法で国内外の案件を手がけてきた彼らの仕事を収録する。ポスター・スケッチ・広告デザイン・書籍装丁など幅広いビジュアル作品が並び、コラージュの構造やタイポグラフィの扱い、色彩のリズムがページごとに展開する。映画『トレインスポッティング』をはじめとするプロジェクトへの関与でも知られるトマトの造形感覚を概観できる。
Around the Void | 菅亮平
2026年7月2日
美術作家・菅亮平の初のモノグラフ。愛媛県出身の作家が空虚(ヴォイド)を主題に国内外で展開してきた活動の軌跡を収録する。2025年に町立久万美術館で開催された個展「The Long Wait」の詳細な記録に加え、これまでの主要作品の図版を多数掲載。作家自身による作品解説と複数の寄稿文も収め、ヴォイドをめぐる創造の可能性を問う。
ゲルハルト・リヒター
2026年7月2日
2005年から2006年にかけて金沢21世紀美術館、川村記念美術館ほか各地を巡回した展覧会の図録。ドイツを代表する現代アーティスト、ゲルハルト・リヒターの日本初の本格的な回顧展にあわせて刊行され、1962年から2004年にわたる代表作約50点をカラー図版で収録する。カラーチャート、灰色の絵画、鏡とガラスなど各シリーズへの論考のほか、2005年のドイツ展の記録とリヒターへのインタビューを収めたDVDを付属。
大横尾辞苑 | 横尾忠則
2026年7月2日
2026年に横尾忠則現代美術館で開催された展示にあわせて刊行された作品集。「辞書」をモチーフに、ひらがなやアルファベットの見出し語ごとに作品や資料を配置し、横尾忠則の創作世界を言語の形式で読み替える試み。絵画やコラージュ作品に加え、キーワードに紐づく思考メモやイメージの断片、人物との関係を記した資料を収録し、視覚表現と語彙の関係が往復する。
菅木志雄 Kishio Suga: WORKS 1970-1978
2026年7月2日
もの派を代表する現代美術家・菅木志雄の作品集。1970年代に制作されたインスタレーションや野外作品、ドローイング、記録写真を収録し、石、木材、金属などの素材が空間内で結ぶ関係性と状況を軸に、初期の実践をまとめる。写真は写真家・安齊重男が担当し、設置環境や地形、距離感を含めて捉えたモノクロ写真が当時の現場を伝える。作家自身のテキストと批評も収め、1970年代の造形思考を再考する。
坂本龍一のメディア・パフォーマンス
2026年7月2日
坂本龍一の1984〜85年を中心とするメディア活動を検証した研究書。音楽制作にとどまらず、テレビ、出版、イベントなど多様なメディアを横断した実践を「メディア・パフォーマンス」の視点から考察する。書籍レーベル「本本堂」の試みや「TV WAR」など当時の活動を振り返るとともに、マスメディアと芸術表現が交差する現場を検証する。坂本龍一へのインタビュー3編も収録し、1980年代の証言や武満徹との関係、創作に関する言葉の数々を掲載。
ドライヴィング・イメージ | 草間彌生
2026年7月2日
芸術家、草間彌生の作品集。1960年代のニューヨーク期に展開された「インフィニティ・ネット」や水玉を用いた絵画、ソフト・スカルプチャー、インスタレーション作品、さらに刊行当時の1980年代日本での新作までを収録。網目やドットによる反復的な視覚構造が画面全体に広がり、空間認識の揺らぎや知覚の変化を引き起こす。作家自身の言葉も随所に収め、制作の背景と思考が作品と並行して読み取れる。初期から刊行時点までの表現の変遷が一続きに見渡せる。
ジ・エッセンシャル
2026年7月2日
2002年に千葉市美術館で開催された展覧会の公式図録。逢坂卓郎、須田悦弘、大塚聡、渡辺好明の4人の日本人作家を収録。光線、鏡、木彫、ろうそくの燃焼といった日常的な素材や自然現象を用い、映像や音に頼らず感覚と空間に直接働きかける表現を通じて、現代美術の本質的な力を純粋に追求した作品群を紹介する。インスタレーション写真、テキスト、作家略歴を掲載。
徳冨満 plus, minus, infinity
2026年7月2日
芸術家、徳冨満の作品集。2006年に小山登美夫ギャラリーで開催された展示に際して刊行された。幾何学的な図形や反復構造を中心に、「plus」「minus」「infinity」という枠組みのもとで展開された作品群を収録する。画面上の線や面の増減、配置の変化によって視覚の揺らぎが生まれ、ルールに基づく生成的なプロセスが見て取れる。図版には平面作品のほか、構造を分解したドローイングや立体作品の記録も含み、東谷隆司のテキストが作品の生成原理と視覚認識の仕組みを補足する。
宮永愛子 詩を包む
2026年7月2日
2024年に富山市ガラス美術館で開催された展示の図録。現代美術家・宮永愛子のガラスを用いた新作を中心に、インスタレーションや代表作の図版を豊富に収録。展示風景をはじめ、「くぼみに眠るそら」「詩を包む」「ひかりのことづけ」などの作品、制作風景、作家インタビュー、ステートメント、作品解説、論考、作品リスト、略歴を掲載。水や空気、歴史を内包した作品群とその制作背景を紹介するとともに、ガラスという素材と向き合った制作の過程や思考にも触れる。
直島・家プロジェクト「角屋」 | 宮島達男
2026年7月2日
現代美術家・宮島達男の直島・家プロジェクト「角屋」の記録集。約200年前の民家を改修した建築空間と、LEDデジタルカウンターによる作品「Sea of Time '98」を中心に、制作過程、完成後の空間、建築の細部を豊富なカラー図版で収録。設計や施工の記録、インタビュー、地域住民との協働の経緯なども掲載し、作品が生まれるまでの背景を丁寧に記録する。
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