日本民藝館所蔵 朝鮮陶磁図録
2010年に柳宗悦没後50年を記念して日本民藝館で開催された展示の図録。日本民藝館が所蔵する茶碗や染付、文房具、餅型など、朝鮮陶磁の優品約270点を多数の図版とともに紹介。
開館50周年記念 ル・コルビュジエと国立西洋美術館
開館50周年記念で開催された「ル・コルビュジエと国立西洋美術館」の図録。国立西洋美術館の設計者でもあるコルビュジエの仕事を今一度振り返り、その優れた作品の数々を紹介する。
もうひとりのル・コルビュジエ展 | 大倉集古館
2024年に大倉集古館で開催された展覧会の図録。モダニズム建築の巨匠であり、数多くの絵画作品を描いたことで知られるル・コルビュジエによる、油彩や素描などおよそ130点を掲載。
新素材研究所展 | 杉本博司、榊田倫之
2018年から2019年にかけて建築倉庫ミュージアムで開催された展覧会の際に刊行されたカタログ。現代美術作家の杉本博司と建築家の榊田倫之によって2008年に設立された建築設計事務所「新素材研究所」の10年間の活動に焦点を当てたもので、これまで手がけてきた数々の建築作品の外観や内観の写真を掲載。
【新刊書籍】 Subsequence Magazine Vol.7
「Arts & Crafts for the Age of Eclectic(=”折衷”時代のアーツ&クラフト)」をテーマに、世代、性別、人種、国籍などにとらわれることなく、世界中の工芸と文化にまつわるトピックを幅広く掘り下げる実験的なプロジェクトとして制作されるマガジン、「Subsequence(サブシークエンス)」の第7号。今号のテーマは「Remember?(リメンバー?)」。世界各地に暮らす人々の個人的な歴史と記憶をつなぐように活動するアーティストやデザイナーを紹介。巻頭エッセイは若菜晃子(作家)、ライアン・コンダー(サウス・ウィラード店主)ほか。特集では、ミッドセンチュリー期のカリフォルニア州の忘れられた陶芸家やメキシコのフォークアートを愛し記録し続けた女性、フランス中南部で農具コレクションを受け継ぐ家族を取材。日本語、英語表記。
デザイナー 芹沢銈介の世界展 | 朝日新聞社
2014年に生誕120年を記念して開催された「デザイナー 芹沢銈介の世界展」の図録。「デザイナー芹沢銈介」と「芹沢銈介の目」の二部構成で、染色作家という枠には収まりきらない氏の美意識と感性に迫る。
Contemporary: Architecture and Interiors of the 1950s | Lesley Jackson
1940年代後半から1950年代にかけてのミッドセンチュリーを代表する建築やインテリアデザインを紹介。イームズ邸、ル・コルビュジエの作品などを中心に、広告やプロダクト、テキスタイルデザインなどをカラーとモノクロで掲載。
写真集 明治の西洋館 | 増田彰久
写真家、増田彰久が明治時代の西洋館を撮影した写真集。函館市公会堂、三菱旧一号館、三菱銀行大阪支店など、北海道から九州地方まで名建築の数々に迫った作品を収録。その重厚感漂う存在感とディテールの美を堪能できる。
青山二郎の眼 | 世田谷美術館 ほか
展示会、「青山二郎の眼」の図録。装丁家・美術評論家であり、骨董収集鑑定においても著名であった青山二郎。氏が関わった古陶磁の図録に掲載された作品や、手がけた装丁作品、作家との交流などを収録しながら、その眼を通して見た昭和の芸術や文化の世界を探る。解説書付。
倉俣史朗読本 | 21_21 DESIGN SIGHT
インテリアデザイナー、倉俣史朗の姿を、仕事や時代をともにしたクリエイターたちが語る一冊。2011年に21_21 DESIGN SIGHTで開催された「倉俣史朗とエットレ・ソットサス」展の関連プログラムの中から、倉俣史朗について語られたレクチャーやトークを中心に再編集したもので、磯崎新や三宅一生、横尾忠則らによるテキストや対談記事を収録。
ぐんげんどう | 石見銀山生活文化研究所
島根の石見銀山生活文化研究所が、衣料品・生活雑貨店「群言堂」の歩みを紹介。「経(たて)」本は、創業者であり現会長の松場大吉が、群言堂の歴史を自身の半生と共に綴ったエッセイ。「緯(よこ)」本は写真家・藤井保が、石見銀山生活文化研究所の今を石見銀山の風景と共に撮り下ろした写真集となっている。クリエイティブディレクションは佐藤卓。
The Kinfolk Entrepreneur 有意義な働き方のアイデア集
ポートランドから世界中に影響を及ぼしているライフスタイルマガジン「KINFOLK」から派生したビジュアルブック。日本語版。出版、建築、ファッション、デザインなどの分野で活躍する40人以上の経営者へのインタビューを美しい写真とともに収録。彼らの仕事に対する姿勢やポリシー、バランスのとれた生活の質をどのようにして高めているかを探る。
BENTO おべんとう展 食べる・集う・つながるデザイン | 東京都美術館
2018年に東京都美術館で開催された「BENTO おべんとう展 食べる・集う・つながるデザイン」の図録。「いただきます編」「ごちそうさま編」の2冊組。各博物館が所有するお弁当箱コレクションをはじめ、小倉ヒラクのアニメーション作品、阿部了が様々なひとのお弁当を食べる姿を撮影した写真作品、小山田徹が家族と取り組んだお弁当づくりの記録などを収録。ひとを繋げるお弁当という文化を、コミュニケーションやデザインの視点から捉え、その魅力を改めて発見することができる。
アーミッシュキルトの世界展 | 東武百貨店
1993年に東武百貨店で開催された展覧会「アーミッシュキルトの世界展」の図録。自給自足の生活を送るキリスト教者共同体・アーミッシュがつくる、カラフルな幾何学模様のキルトをカラー図版で多数掲載。アーミッシュの生活道具や生活様式などもあわせて収録。
分離派建築会100年 建築は芸術か?
日本で最初の建築運動とされる分離派建築会の活動とその運動を纏めた展示図録。大正時代に東京帝国大学建築科の卒業を控えた学生を中心に結成された分離派建築会が当時の近代建築のあり方を問い直したものは何だったのか?「我々は起つ」で始まる宣言文、実際の建築物や設計図、資料など、図版多数掲載。表紙に僅かなスレ、僅かな汚れあり。本文の状態は良好。
ホフマンとウィーン工房展 | 豊田市美術館 他
1996年に豊田市美術館、徳島県立近代美術館などを巡回した「ホフマンとウィーン工房展」の図録。ウィーン分離派の創立メンバー/ヨーゼフ・ホフマンと、氏が開設したウィーン工房によるプロダクトデザインの数々をカラー図版で紹介。また、同じくウィーン分離派のグスタフ・クリムトやエゴン・シーレといったホフマンを取り巻く芸術家たちの作品も収録し、同工房との関係性を考察する。
Cy Twombly: Oeuvre Photographique 1951-2010 | サイ・トゥオンブリー
2011年に開催された巡回展の際に刊行されたもの。20世紀を代表する現代美術家、サイ・トゥオンブリーのほとんど知られていない写真作品に焦点を当てる。花の静物、アトリエの光景、自然を写した風景写真ほか、どこか物憂げで詩的な情景が写し出される。オランダ語、フランス語表記。
Shoji Ueda | 植田正治 | Chose Commune
20世紀の日本写真を代表し、世界からも高い評価を受ける写真家、植田正治の作品集。本書は植田正治に捧げられた初の3ヶ国語(日・英・仏)によるモノグラフであり、未発表作品をモノクロ、カラーで多数収録。巻末には作家の堀江敏幸による短編小説も収録。日本語、英語、フランス語表記。
Tapies: Objects of Time | アントニ・タピエス
スペインの現代芸術家、アントニ・タピエスの作品集。工業的な素材や自然の石や木などを用いた「アルテ・ポーヴェラ」スタイルの作品群を中心にモノクロ写真で紹介。タピエスの作品の歴史的変遷を俯瞰しながら、読者をタピエスの旅へと誘う1冊。 英語表記。
Pure Beauty | John Baldessari ジョン・バルデッサリ
2009年から世界各国で開催された巡回展のカタログ。アメリカのコンセプチュアルアーティスト、ジョン・バルデッサリによる1960年代から2000年代にかけての作品を紹介。テキストとイメージを組み合わせた作品や写真作品ほか、豊富な図版とともに解説を収録。英語表記。
John Baldessari | ジョン・バルデッサリ
アメリカのアーティスト、ジョン・バルデッサリの図録。モノクロ写真の一部にカラーで塗りつぶす、コンセプチュアルアートを多数掲載。展示風景なども併せて収録。
Carl Andre: Sculpture as Place 1958-2010 | カール・アンドレ
2015年から2017年にかけて世界各地で開催されたカール・アンドレによる大規模な回顧展の展示カタログ。ミニマリズムの彫刻家であり詩人のアンドレのキャリアを紹介する本書は、過去50年間に制作された彫刻作品から、未発表のコンクリート・ポエトリー、手紙、絵葉書、エフェメラ、重要なインスタレーション作品を多数掲載。英語表記。
Pablo Picasso: Women, Bullfights, Old Masters | パブロ・ピカソ
20世紀を代表する芸術家、パブロ・ピカソの作品集。本書は70年にわたるキャリアの中でピカソが繰り返し描いた主題である女性、雄牛、オールドマスター、政治や文学のテーマ、サーカスの人々、神話上の生き物、インテリアなどに焦点を当てたもので、200点もの版画、リトグラフ、ドローイング、コラージュなどの数々の作品群を収録。英語表記。
Leendert Blok: Silent Beauties | レーンデルト・ブローク
1920年代初頭からカラー写真とパノラマフォーマットを試みたオランダの写真家、レーンデルト・ブロークの作品集。ブロークがオートクロームで撮影した、チューリップ、スイセン、ダリア、ヒヤシンス、アイリス、グラジオラスなどの花のポートレートを収録。ミニマルな演出と僅かな光の調整により、花たちは鮮やかな色を浮かび上がらせ、時間を超越した植物の世界を想起させる。英語表記。
HANA | Yasuhiro Ishimoto 石元泰博
国際的に高い評価を受ける写真家・石元泰博の求龍堂から1988年に刊行された『HANA』の英語版。石元泰博による花を題材にした作品集。様々な種類の花の表情を、美しいライティングと構図で表現している。英語表記。
William Eggleston Portraits | ウィリアム・エグルストン
写真家、ウィリアム・エグルストンの作品集。1950年代から1970年代に撮影された友人や家族、ミュージシャン、アーティストなどを被写体とした作品群とともに、また、エッセイ、年表、エグルストンと近親者へのインタビューを収録。英語表記。
Bravo 20: The Bombing of the American West | Richard Misrach リチャード・ミズラック
アメリカの写真家、リチャード・ミズラックの写真集。1952年以来アメリカ海軍航空隊の爆弾投下訓練場とされているネバダ州北西部の土地「Bravo20」を撮影したもの。まるで月面クレーターのように穴が空き、バスや砲弾の残骸がそのままになった地が捉えられている。英語表記。
Bay / Sky | Joel Meyerowitz ジョエル・マイヤーウィッツ
ニュー・カラー派を代表する写真家の1人、ジョエル・マイヤーウィッツの作品集。1980年代から1990年代にかけて湾岸の水平線を撮影した、美しいカラー写真を多数収録。英語表記。
American Photographs | Walker Evans ウォーカー・エヴァンス
アメリカの写真家、ウォーカー・エヴァンスの作品集。1920年代後半〜1930年代のアメリカの人々の生活を収めた、スナップショットをモノクロで多数収録。英語表記。
The Libertines Bound Together | Andy Thornton、Roger Sargent
UKロック史に革命を起こしたバンド、ザ・リバティーンズについてまとめた1冊。ピート・ドハーティとカール・バラー、彼らの歴史の記録とUKロックの変遷を辿る。ライブ写真を中心とした豊富なカラーの図版とともに解説を収録。英語表記。
Slide Your Brains Out: Surfing in General 1997-2012 | Thomas Campbell
カルフォルニアを拠点に活動するビジュアル・アーティスト、トーマス・キャンベルの作品集。1990年代後半より写真、映画を通してサーフカルチャーのドキュメンタリー作品を制作してきたキャンベルが、1997年から2012年までの過去15年間に撮影したものをまとめたもの。世界的なサーファーたちのポートレート、アクションショット、波の飛沫、カラフルなボードなどその日常を垣間見る。図版とともに解説を収録。英語表記。
The Prison | Koto Bolofo
4歳のときに両親とともに政治亡命者として南アフリカを離れた写真家、コト・ボロフォの作品集。ネルソン・マンデラ氏が27年間監禁されていたロベン島の刑務所を記録したもの。有刺鉄線のフェンス、覗き穴から見た相部屋など、全体像ではなく細部をクローズアップし、閉塞感や抑圧感、そして僅かな希望を伝えている。英語表記。
Illustrated People | Thomas Mailaender
フランス人フォトグラファー、トーマス・マイレンダーによる作品集。独立系出版社であるArchive of Modern Conflict(AMC)のコレクションの中から23点のオリジナルネガを選出、モデルの皮膚に貼り付け強力な赤外線ランプで照射し、皮膚にイメージを貼り付ける。AMCが所蔵する写真資料を、新たな表現方法でイメージの再解釈を試みる。
Season Pass | Peter Sutherland ピーター・サザーランド
ニューヨークを拠点に活動するフォトグラファー、ピーター・サザーランドによる作品集。ノースフェイス、アディダス、シュプリーム、ナイキの広告写真などを手掛ける一方ドキュメンタリー映像や写真集を制作。日常的な断片の中に潜む芸術的視点で捉えられた写真が、自身による文章とともに収められている。英語表記。
MARFA Journal 創刊号
ロンドンを拠点に活動するロシア人フォトグラファー、アレクサンドラ・ゴーディエンコによって創刊された雑誌『MARFA JOURNAL』の創刊号。テキサス州マーファにインスパイアされたアーティストによるアーティストのための雑誌。6つのセクションにカテゴライズし、現代のハイエンド・ファッションとアートを繋ぐ1冊。英語表記。
Tennis Courts | Giasco Bertoli
パリを拠点に活動するイタリアの写真家、ジャスコ・ベルトーリによる作品集。1999年にスイス南部、イタリアとの国境にあるテニスコートを撮影。雪や落ち葉に埋もれたコート、整備された綺麗なコートなど、誰の姿もない放置されたままのテニスコートの数々が、どこかノスタルジックな雰囲気とともに収められている。英語表記。
Objects | Martin Parr マーティン・パー
イギリス出身の写真家、マーティン・パーの作品集。マーガレット・サッチャーやレーニンの肖像、月面着陸のノベルティ、サダム・フセインのグッズまで、彼が25年かけて蒐集した品々を紹介。英語表記。
杉本博司 春日神霊の旅 常陸から大和へ
2022年に神奈川県立金沢文庫で開催された展覧会の図録。春日大社やゆかりの社寺の宝物、現代美術家の杉本博司が蒐集した美術作品、金沢文庫と小田原文化財団の史料や作品など、春日信仰を紹介する作品群を多数掲載。
杉本博司 本歌取り 東下り | 渋谷区立松濤美術館
2023年に渋谷区立松濤美術館で開催された「杉本博司 本歌取り 東下り」展に関連して刊行されたもの。和歌の作成技法である「本歌取り」を元に自身の作品制作に援用し、2022年に姫路市立美術館で「本歌取り」展を開催してからおよそ一年。本書は100点以上の新作や蒐集品を集め、6つの章ごとに分類し、本歌取りについての拡大解釈とともにその歴史を遡り考察を深めていく一冊。
Shoji Ueda Photographs 1930s-1990s | 植田正治
20世紀の日本写真を代表し、世界からも高い評価を受ける写真家、植田正治の写真集。「童歴」「小さい伝記」「風景の光景」「砂丘モード」といった代表的シリーズほか、1930年代から1990年代までに制作された多彩な写真作品を収録。
Georgia O’Keeffe, Photographer | ジョージア・オキーフ
20世紀を代表するアメリカの画家、ジョージア・オキーフの作品集。これまで深く掘り下げられてこなかったオキーフの写真作品を網羅し、30年にわたる写真メディアへの探求の軌跡をたどるもの。周囲の風景、自宅の中庭、花など、絵画と同じ題材を厳密な構図でもって撮影した作品を多数収録。 英語表記。
Synthetic Flightlog | 具嶋成保
写真家、具嶋成保の作品集。世界各国の飛行機を被写体に、空港の様子やその国の風景を撮影する。フィンエアー、デルタ航空、エアフランスなどの機体、滑走路や飛行機から捉えた夜景や雪が降り積もる街。どこか旅情を感じさせるような1冊。
Hammershoi and Europe ハードカバー版 | ヴィルヘルム・ハンマースホイ
デンマークを代表する画家、ヴィルヘルム・ハンマースホイの作品集。妻イーダを描いた室内画など代表作に加え、私生活や旅に焦点をあてながら、スーラやゴーギャン、ホイッスラーといった同年代の画家たちとの比較なども収録。 英語表記。
ハマスホイとデンマーク絵画 | 東京都美術館
2020年東京都美術館で行われたデンマークの画家/ヴィルヘルム・ハンマースホイの展示図録。ハマスホイの作品だけでなく、19世紀前半に花開いたデンマーク絵画の黄金期の作品も併せて収録。ハマスホイという特異な才能を生んだデンマークの豊かな芸術文化を辿る。