真性活字中毒者読本 版面考証 | 小宮山博史、府川充男、小池和夫
活字書体を多数の図版とともに紹介した資料集。「日本語組版の歴史」にはじまり、小宮山博史と府川充男の対談「古書温故知新」、また小池和夫を含めた著者3人による座談会「タイプフェイスとデジタルフォント」などを収録。まさに活字中毒者に捧ぐ、活字への愛に溢れた一冊。
ドイツの200冊 1960-2000 「美しい本」を創るために | 印刷博物館
2001年に印刷博物館で開催された展覧会の図録。活版印刷術を完成させたグーテンベルクやバウハウス運動など、常に印刷とデザインの分野において先を行くドイツで40年の間に作られた200冊の文庫本、単行本をカラー図版で紹介。
高岡重蔵活版習作集 My Study of Letterpress Typography
嘉瑞工房・高岡重蔵による習作集。1970年代に制作された英字組版をはじめ、グリーティングカードや冊子などの作品をカラーで多数掲載。伝えたい内容に寄り添ったタイポグラフィづくりの極意がページごとに見て取れる。習作集といいながらも圧倒的な力量をもって迫ってくる作品の数々は圧巻。
紙上のモダニズム 1920-30年代日本のグラフィックデザイン | 川畑直道
2003年から2004年にかけて開催された特種製紙コレクション展、「紙上のモダニズム 1920-30年代日本のグラフィック・デザイン」の図録。著名作家による装丁やポスター、広告などから、1920年から30年代に大きく変化した日本のグラフィックデザインを紹介。昭和期の日本を代表するグラフィックデザイナーである原弘、明治末から大正期にかけて装幀作家、浮世絵研究者として活躍した橋口五葉、日本における草分けのひとりと言われる河野鷹思らの作品を収録。
パサージュ | 矢萩喜従郎 作品集
デザインからアート、建築と様々な分野で活躍するデザイナー、矢萩喜従郎の作品集。グラフィックデザイン、エディトリアルデザイン、写真、サインシステムや展示場のディレクションなど、幅広い活躍を豊富な図版資料で紹介。伊藤俊治、吉田直哉による寄稿も併せて収録。
Baseline International Typographics Magazine no.53
イギリスのタイポグラフィマガジン「Baseline International Typographics Magazine」第53号。ケン・ブリッグスによるポスター、ミン・ワンによる2008年北京オリンピックのグラフィックなどを特集。ポスター、ブックデザイン、イラストレーション、テキストを収録。 英語表記。
Baseline International Typographics Magazine no.30
イギリスのタイポグラフィマガジン「Baseline International Typographics Magazine」第30号。グスタフ・クリムト、ヘルムート・シュミット、ニクラウス・トロクスラー、ルーノ・モングッツィら様々なアーティストやデザイナーたちによるタイポグラフィを独自の視点で紹介。ポスターやブックデザイン、イラストレーションなどの図版資料を多数掲載。 英語表記。
復刻版 欧文活字 | 高岡重蔵
嘉瑞工房・高岡重蔵による欧文活字についての資料集。様々な活字の名称や書体見本、使用方法、戦後の日本欧文活字界に至るまで、多数の図版資料とともに解説。巻末にはタイポグラフィ作品を併せて掲載。復刻版。
1930年代 日本の印刷デザイン | 東京国立近代美術館
2001年に東京国立近代美術館で開催された「1930年代 日本の印刷デザイン」展の図録。1930年代、戦前の大衆社会におけるグラフィックデザインをカラーで多数掲載。プロダクトや映画、さらには地方自治体や労働組合までバラエティに富んだポスターコレクションは、当時のデザインと印刷技術をあらゆる角度で知ることができる。
永井一正 Poster Life タマグラ・ポスター展 | 多摩美術大学
2019年に多摩美術大学で開催された展示のカタログ。日本を代表するグラフィックデザイナー、永井一正の初期からこれまでの代表作品を紹介。「LIFE」シリーズ、札幌冬季オリンピック、企業ポスターなど、カラーによる豊富な作品図版とともに解説を収録。
The Democratic Forest | William Eggleston ウィリアム・エグルストン
「ニューカラー」を代表するひとり、ウィリアム・エグルストンの写真集『The Democratic Forest』シリーズ10巻セット。1980年代に撮影された1,2000枚もの写真の中から選出された1000枚以上の作品を収録。エグルストンのホームタウンであるメンフィスから、ダラス、ピッツバーグ、マイアミ、ボストンほか、各地の町並みや出会った人々など、ありふれた日常の中にある芸術的な切り取りの数々が収められている。
Gestalt | FOS
デンマークのアーティスト、FOSの作品集。2001年から12年の間に制作された作品を収録。FOSの制作のために収集されたオブジェや空間を再解釈する。カラー・モノクロ含む図版と併せて解説を収録。英語表記。
Psychobuch | Beni Bischof ベニ・ビショフ
スイス出身のアーティスト、ベニ・ビショフの作品集。コラージュ、ペインティング、ドローイング、日用品を用いたオブジェ、インスタレーションほか、イメージの組み合わせ、再構築、再加工を施した独特な表現方法による作品を紹介。カラーによる豊富な図版を収録。ドイツ語表記。
Rachel Whiteread: Sculpture | レイチェル・ホワイトリード
2005年にロンドンのGagosian Galleryで開催された展示の際に刊行されたもの。イギリスを代表する現代彫刻家のひとり、レイチェル・ホワイトリードの作品、展示の様子が収められている。石膏を段ボールの中へ流し込み、可視化できない『空間』を具現化する。英語表記。
Rachel Whiteread: Sculptures And Drawings | レイチェル・ホワイトリード
2005年から2006年にかけてドイツのStaatliches Museum Schwerinで開催された展示のカタログ。イギリスを代表する現代彫刻家のひとり、レイチェル・ホワイトリードの作品を紹介する。1992年から2004年にかけて制作されたドローイング、彫刻作品をカラー、一部モノクロ含む図版とともに解説を収録。ドイツ語、英語表記。
風景の科学 芸術と科学の融合 Illuminating Landscapes | 上田義彦、佐藤卓
2019年に国立科学博物館で開催された展覧会「風景の科学展 芸術と科学の融合」展の図録。写真家、上田義彦が撮影した写真に、国立科学博物館の研究者による解説が添えられており、芸術と科学の融合を目指した実験的な取り組みがまとめられた一冊。企画はグラフィックデザイナーの佐藤卓。
Beuys: Die Revolution Sind Wir | ヨーゼフ・ボイス
2008年から2009年にかけてベルリンのハンブルガー・バーンホフ現代美術館で開催された展覧会に際して刊行された図録。ドイツの現代美術家、ヨーゼフ・ボイスの作品を網羅し、資料、スケッチ、写真などの豊富な図版資料とテキストを通して、ボイスが提唱する「拡張された芸術概念」の概要を明らかにする一冊。ドイツ語表記。
Shapes of Blooming | 鈴木親
フランスの雑誌『Purple』など、ファッション、アートの分野で活躍する写真家、鈴木親の作品集。1998年から2005年にかけて、日本とパリで撮影されたもの。ファッションスナップのようなポートレート写真と花や自然を被写体とした断片のイメージから構成される。
Viviane Sassen: Die Son Sien Alles | ヴィヴィアン・サッセン
オランダのフォトグラファー、ヴィヴィアン・サッセンの作品集。2002年から2004年にかけて南アフリカのケープタウンを訪れ、そこで暮らす人々の住居や店、バーの室内装飾に焦点を当てて撮影した、色彩のコントラストが美しいシリーズを収録。英語表記。
Jasper Johns: In Press | ジャスパー・ジョーンズ
2012年にアメリカのHarvard Art Museumsで開催された展覧会に際して刊行された図録。アメリカの画家、ジャスパー・ジョーンズの版画やドローイングなどの作品群を通して、素材からの観点や版画制作における過程など、様々な側面からジョーンズの作品を考察する一冊。英語表記。
Dan Flavin: Drawing | ダン・フレイヴィン
アメリカのミニマル・アートを代表するアーティスト、ダン・フレイヴィンの作品集。本書は色鮮やかな蛍光灯のインスタレーションで認知されているフレイヴィンのドローイングやスケッチに焦点をあてたもので、これまで知られることがなかったフレイヴィンによる新たな芸術の側面を紹介している。ドイツ語表記。
出会いを求めて 新しい芸術のはじまりに | 李禹煥
「もの派」を主導し、国際的に活動する美術家、李禹煥(リ・ウファン)の評論集、新装改訂版。李禹煥が60年代後半から70年代初めにかけて発表した論文など、数々の文章から70年代とは何だったのか、もの派の発想とは、表現とは、それらの問を紐解いていく。
Walker Evans | ウォーカー・エヴァンス
2017年にポンピドゥー・センターで開催された展示の際に刊行されたもの。アメリカの写真家、ウォーカー・エヴァンスのこれまでのキャリアを紹介する。大恐慌時代のアメリカ農村の生活や人々のポートレート、アフリカの伝統美術など420点の豊富な図版とともに解説を収録。フランス語表記。
Time Passes | Robert Adams ロバート・アダムス
2007年にカルティエ財団現代美術館で開催された、アメリカの写真家ロバート・アダムスの展示の際に刊行されたもの。アメリカ西部の海景と周囲の風景を撮影する。かつて森林地帯であった場所の失われた風景、過ぎてゆくものへの想い、儚さを映し出す。フランス語表記。
Beat Memories: The Photographs of Allen Ginsberg | アレン・ギンズバーグ
アメリカの詩人、アレン・ギンズバーグの作品集。中古のコダック製小型カメラを購入し、ジャック・ケルアック、ウィリアム・バロウズなど身近な存在の作家や詩人、恋人の姿を撮影し続けたギンズバーグ。本書は今も色褪せないビートとカウンターカルチャーの魅力が詰まったポートレートやスナップなど、70点以上の写真を収録。英語表記。
MOSE: A Preliminary Report | Stephen Shore スティーブン・ショア
ニューカラー派を代表する写真家、スティーブン・ショアの作品集。水の都ベネチアの浸水対策のために計画された『モーゼシステム』に焦点を当てる。建設の計画から想定図や上空からの写真など、あらゆる視点から壮大なプロジェクトの姿を捉える。イタリア語、英語表記。
The Lonely Ones | Gus Powell ガス・パウエル
アメリカの写真家、ガス・パウエルの作品集。漫画家でイラストレーター、ウィリアム・スタイグの名著『The Lonely Ones』にインスパイアされて制作されたもの。40枚のカラー写真は折りたたまれるように構成され、ひとつつずつにシンプルなフレーズが添えられている。英語、イタリア語、日本語表記。
Boy Stories | Johan Willner
スウェーデンの写真家、ヨハン・ヴィルナーの作品集。ヴィルナーの個人的な記憶に基づいているという本書は、やや色褪せた色彩とともに、夢と現実、幻想の間にいるような世界観を写し出している。英語、スゥエーデン語表記。
DIY/Underground Skateparks | Richard Gilligan
アイルランドとニューヨークを拠点に活動する写真家でありスケートボーダーのRichard Gilliganの写真集。4年間にわたりヨーロッパとアメリカを旅をしながらスケートパークを制作する。木材とコンクリートから型を作り制作する過程や、談笑するスケーター、グラフィックアートだらけのパークが収められている。自己表現のひとつとしてスケーターたちが集うその場所を写し出す。英語表記。
De Paris Yearbook 2014
パリのスケートボード年鑑『De Paris Yearbook 2014』。1年間を通してスケートボードシーンに携わったフォトグラファーら38名による作品を紹介する。ダイナミックなアクションショットの数々や、大会の様子、スケーターたちの日常が写し出されている。限定1000部。フランス語、英語表記。
Game | Peter Sutherland ピーター・サザーランド
ニューヨークを拠点に活動するアーティスト、ピーター・サザーランドの作品集。サザーランド自身も所属するニューヨークを拠点とするチャイナタウンのサッカークラブの人々やゲームの様子など、クラブの日常のシーンを切り取る。
Portraits of Artists | Manfredi Gioacchini
写真家マンフレディ・ジョアッキーニの作品集。アーティストたちのスタジオを訪れ、ポートレートや制作風景をモノクロの写真に収めたもの。ビリー・アル・ベングストン、チャールズ・アーノルディ、ジョン・バルデッサリ、クリス・ヨハンソンら巨匠のアーティストから新進気鋭の若手アーティストにいたるまで、アーティストたちの顔と創造の場を記録した一冊。英語表記。
MISSHAPES | MTV Press
ニューヨークを拠点に活動するDJデュオ『The Misshapes』のメンバー、Geordon Nicolにより刊行された写真集。2002年から2007年にかけてダウンタウンのナイトクラブで撮影されたファッションスナップをまとめたもの。ミュージシャン、DJ、セレブまで様々な人々が大音量の中、ポーズを取る。英語表記。
Figuring Space: Sculpture | Penelope Curtis
2007年にリーズのHenry Moore Instituteで開催された展覧会に際して刊行されたカタログ。20世紀のモダニズム建築を代表する建築家、ミース・ファン・デル・ローエとイギリスを代表する彫刻家、ヘンリー・ムーアによる作品群をカラー、モノクロ図編で掲載。空間と家具、彫刻のそれぞれの影響や役割、関係性を問う一冊。英語表記。
NYC Makers: The 2014 MAD Biennial | Museum of Arts and Design
2014年にニューヨークのミュージアム・オブ・アーツ・アンド・デザインで開催された展覧会に際して刊行されたカタログ。「ニューヨーク・メイカーズ MADビエンナーレ」は舞台装置デザイナーや楽器の職人、メディアアートにいたるまで、様々な分野のクリエイティブに焦点を当てた展示であり、卓越した職人技を持ちながらも普段美術館で作品を展示しないような舞台裏で活躍するおよそ100人のアーティスト、職人、デザイナーの作品群を紹介している。
Michael Kenna Japan: A Love Story | マイケル・ケンナ
2024年に東京、ロサンゼルス、ロンドンで開催される巡回展の際に刊行された、写真家マイケル・ケンナの作品集。湖上の鳥居、霧けぶる森、荘厳な山々など、神秘的で静謐な美しさで写し出される日本の風景が収められている。 日本語、英語表記。
Champ: Muhammad Ali Photographed | Thomas Hoepker
ドイツの写真家でマグナム・フォトのメンバーであったトーマス・ヘプカーの作品集。アメリカの伝説的な元プロボクサー、モハメド・アリを撮影した写真の中から未発表の作品を集めたもので、リング上はもちろん、リングの外でのアリの自然体な姿をとらえた貴重な一冊。英語表記。
デイヴィッド・ホックニー 僕の視点 芸術そして人生
デイヴィッド・ホックニー 僕の視点 芸術そして人生/イギリスの現代美術界を代表するアーティスト、デイヴィッド・ホックニーの自叙伝。様々な体験と試みに満ちたこれまでの20年を振り返りながら、自身の生き方や作品について率直かつ丁寧に語った一冊。また365点の作品図版を併せて収録し、氏の芸術家としての歩みを作品とともに辿ることができる。
7 Reece Mews: Francis Bacon's Studio | John Edwards、Perry Ogden
20世紀を代表する画家の一人、フランシス・ベーコンが晩年の30年間住み続けた住居兼アトリエを撮影したもの。パレットのように様々な色が塗られたドアや壁、床に散乱した画材、制作のための資料写真、立てかけられたままの巨大なキャンバス、そしてキッチンやベッドルーム。急な階段を登った先にあるアトリエに遺された、ベーコンの美意識、インスピレーションと芸術的努力の蓄積を知る。英語表記。
Harry Callahan: Color, 1941-1980 | ハリー・キャラハン
アメリカの写真家、ハリー・キャラハンの大判作品集。1941年から1980年までのおよそ40年間に撮影された写真をまとめたもので、シカゴやニューヨーク、パリ、デトロイトなど各地の町並みやそこで暮らす人々、建築、自然などがキャラハンの視点で切り取られている。 英語表記。
木村伊兵衛写真集 パリ | のら社
日本を代表する写真家・木村伊兵衛が、パリの各地で撮影した写真集。シャンゼリゼ通りやオペラ通りを避け、気取らない庶民のパリを収めたストリートフォトを多数収録。路上で無邪気に遊ぶ子どもたちや風船売り、アンリ・カルティエ=ブレッソンの作品でも有名な釣り場などを見ることができる。佐々木崑、大倉舜二、多木浩二が寄稿したエッセイ集と、安岡章太郎や五木寛之、中平卓馬らの書評も付属。
Nackig Auf Dem Fuflallplatz. | Juergen Teller ユルゲン・テラー
ドイツの写真家、ユルゲン・テラーの作品集。2002年ワールドカップ決勝戦のドイツ対ブラジルの試合をテレビで観戦している自身の姿をモノクロで撮影したセルフポートレートであり、真剣な眼差し、もしくは叫んだり落胆しているテラーの姿が映し出されている。ペレや家族との写真もあわせて収録。英語表記。
瀧本幹也作品集 CROSSOVER | 青幻舎
広告、エディトリアルワーク、映画など多岐にわたる分野で活躍する写真家、瀧本幹也の作品集。自身のシリーズ作品、広告、CM、映画など20年間の作品を、500ページを超える大ボリュームで大判のカラー写真、テキストを収録。「SIGHTSEEING」、「Le Corbusier」シリーズ、キューピーマヨネーズ、サントリー、ダイワハウス、映画「そして父になる」「海街diary」ほか、瀧本幹也の活動の記録をまとめた一冊。
Andreas Gursky アンドレアス・グルスキー展 | 国立新美術館、国立国際美術館
2013年に国立新美術館と国立国際美術館で開催された国内初のアンドレアス・グルスキー展図録。グルスキー本人が監修し、初期の作品から代表作、最新の作品まで65点の作品を編纂して収録。評論・解説は長屋光枝、山田由佳子、植松由佳。