Tingaud: Interieurs | ジャン=マルク・タンゴー
フランス人写真家、ジャン=マルク・タンゴーの作品集。1985年から1990年にかけて、マラケシュ、ネパール、パリ、マレなどで撮影されたインテリアを収録。壁にかけられた鳥籠と電話機、飾られた宗教画、家族の写真、動物の骨、どこかノスタルジックな部屋の様子が収められている。 英語、フランス語表記。
Joseph Beuys: Arena | ヨーゼフ・ボイス
ドイツのアーティスト、ヨーゼフ・ボイスの作品資料集。数百点の写真を100枚のパネルに収めたインスタレーション作品『Arena』についてまとめたもの。作品図版と解説を収録。 ドイツ語表記。
Robert Therrien: 27 de noviembre de 1991-24 | ロバート・テリエン
1991年から1992年にスペインのソフィア王妃芸術センターで開催された展示の際に刊行されたもの。アメリカの現代アーティスト、ロバート・テリエンによる立体作品、絵画など、60点以上の作品図版、解説を収録。 スペイン語、英語表記。
辰野登恵子 on Papers: A Retrospective 1969–2012 | 青幻舎
2018年から2019年にかけて埼玉県立近代美術館と名古屋市美術館で開催された展示の図録。画家・辰野登恵子の未発表作品や版画、ドローイング、油彩画など多数の図版とともに、作品集「紙の仕事」による二部構成。辰野の芸術を様々な角度から深掘りする一冊。
ロニ・ホーン 水の中にあなたを見るとき、あなたの中に水を感じる? | ポーラ美術館
2021年から2022年にかけてポーラ美術館で開催された展覧会「ロニ・ホーン 水の中にあなたを見るとき、あなたの中に水を感じる?」展の図録。近年の代表作であるガラスの彫刻作品をはじめ、およそ40年にわたる創作を、豊富な図版とともに紹介。
白井美穂 森の空き地 | 府中美術館
2023年に府中美術館で開催された展覧会の図録。日用品や工業製品を用いた彫刻やインスタレーション制作を行う美術家、白井美穂の作品を紹介。立体作品、インスタレーション、絵画、映像作品ほか、カラー・モノクロ含む図版、テキストを収録。
Salvador Dali: Retrospektive 1920-1980 | サルバドール・ダリ
スペインの画家、サルバドール・ダリのポンピドゥー・センターで開催された展示の図録。ペインティングやドローイング、映像、装画などをカラーとモノクロで多数掲載。モチーフの発想と、2次元のキャンバスの中に無限に広がる奥行きに、目を奪われる。
ダダと構成主義展 1988-89 | 神奈川県立近代美術館
1988年から1989年にかけて開催された、「ダダと構成主義展」の図録。マルセル・デュシャン、マックス・エルンスト、エル・リシツキー、カジミール・マレーヴィチ、モホリ=ナジ・ラースロー、アレクサンドル・ロトチェンコなど、著名作家による作品を多数収録し、20世紀文化の根本的特徴を浮き彫りにする。表紙デザインはグラフィックデザイナーの松永真によるもの。
Windows and Applen | 佐内正史
写真家、佐内正史が、アーティスト・谷田一郎の彫刻作品を撮影した作品集。水着姿の女性が持つ彫刻、パソコンの前やパン屋の店先に置かれた彫刻。くすっと笑ってしまうようなシーンやどこか哀愁のある姿など、日常の中に紛れ込むように撮影された彫刻たちが収められている。
さようであるならば | 多々良栄里
写真家、多々良栄里による作品集。故郷である静岡で1996年から2008年の間に撮影された日常の光景を収めたもの。古いことが終わったときに立ち止まり、「さようであるならば」と新たに一歩踏み出す。飾らない表情の人々、日々の暮らし、季節の移ろいとともにその瞬間には戻れない一瞬を写し出す。
ラルティーグ写真集 時のまなざし | リブロポート
20世紀初頭のフランスの写真家、ジャック=アンリ・ラルティーグの作品集。1995年から1996年にかけてBunkamura ザ・ミュージアム等で開催された生誕100周年記念展に際して発行されたもの。黎明期の飛行機や自動車レース、海水浴場でくつろぐ人々、流行のドレスをまとった貴婦人など、日常のひとコマを切り取った作品群を収録。
1920年代日本展 都市と造形のモンタージュ
1988年に開催された「1920年代・日本展」の図録。大正後期から昭和のはじめ、都市化や国際化によって大きな転機を迎えることとなった日本で生まれた、新しい造形を多角的に紹介。原弘、村山知義らのグラフィックデザイン、木村伊兵衛、中山元太らの写真などをカラーとモノクロで多数収録。
伊勢神宮 | 石元泰博 写真集
国際的に評価の高い写真家、石元泰博による写真集。1993年に行われた伊勢神宮の遷宮に際し、内宮や外宮などをモノクロで撮影したもの。伊勢神宮の厳格な佇まいと静寂を写し出し、日本の伝統的な建築物を後世に伝える一冊。
納札と千社札 | 関岡扇令
文字と絵画が融合して醸し出される独自な雰囲気と、独創的な造形を伝承してきた納札と千社札を多数収録。江戸のグラフィックデザインと呼ばれるこれらは、好事家のみならず、資料としても活用できる一冊。限定700部。
イスラム空間と文様 | 石元泰博
日本の写真家、石元泰博によるイスラムの建築を撮影した写真集。コルバド、グラナダ、バグダッド、イスタンブールほか、各地のイスラム建築、装飾を紹介。礼拝空間を飾る青いタイルや、金色の装飾を施されたドームなど、壮麗な空間の美しさが収められている。装丁は田中一光によるもの。
工芸青花 9号 | 青花の会
青花の会が発行する「工芸青花」9号。巻頭特集「川瀬敏郎の花」のほか、「村上隆と坂田和實」「少女の刺繡布」「物と私 坂田敏子さんのスタジオ」などを特集。古布(日本の蚊帳地)を貼付したページあり。麻布張り上製本。限定1200部。
カイ・フランク展 Geometry | 神奈川県立近代美術館
「日本・フィンランド国交樹立100年記念 没後30年 カイ・フランク」展の図録。若かりし頃にバウハウスをはじめとする諸外国の近代デザイン運動の洗礼を受け、第二次世界大戦後のフィンランドでより利便性・機能性の高いテーブルウェアを安価で供給することに貢献したカイ・フランク。多数の作品図版からその美学とともに、日本文化から受けた多大な影響もあわせて紹介。
柳宗悦没後60年記念展 民芸の100年 | 東京国立近代美術館
2021年に東京国立近代美術館で開催された展示の図録。民藝運動を牽引した柳宗悦の没後60年に際し、柳らが蒐集した陶磁器、染織、木工、民具や歴史資料などを紹介したもの。民藝運動の軌跡と、社会や歴史、経済を見つめ直す1冊。
Perfectly Kept House is the Sign of A Misspent Life | Mary Randolph Carter
好きな「モノ」とともに暮らすことをテーマに、様々な部屋を紹介するビジュアルブック。写真家、テキスタイルデザイナー、ファッションデザイナー、作家、アーティストたちの「モノ」に溢れた空間、その暮らしを写し出す。 英語表記。
Pierre Koenig | ピエール・コーニッグ
アメリカの建築家、ピエール・コーニッグの作品集。代表作である「ケース・スタディ・ハウス」をはじめとする建造物を、カラーとモノクロ図版、見取図などで紹介。
The Starving Artist Cookbook: Illustrated Recipes for First-Time Cooks | Sara Zin
デザイナーでイラストレーターのサラ・ツィンによるレシピブック。1年間にわたり、自身の手料理を描いたもの。フレンチトーストとカリカリベーコン、トマトスープ、シンプルなカルボナーラなど、様々なレシピを、イラストとともに紹介。 英語表記。
Alain Ducasse: Naturalite | アラン・デュカス
フランス出身のシェフ、アラン・デュカスの活動を紹介するビジュアルブック。魚、野菜、穀を中心とした健康的な自然食を提供するにあたり、持続可能なアプローチへの取り組み、旬の時期に最高品質の食材を提供する生産者たちを美しい写真とともに紹介。自然と調和した約30のレシピも掲載している。 フランス語表記。
On Vegetables: Modern Recipes for the Home Kitchen | Jeremy Fox、Noah Galuten
米国カリフォルニア出身のシェフ、ジェレミー・フォックスによるレシピ集。野菜を使用した160のレシピを美しい写真とともに紹介。クリエイティブな手法と食材の組み合わせ、旬の食材の食感、風味、盛り付けなど、フォックスの食の哲学を家庭でも再現することができる。 英語表記。
シナジェティック・サーカス バックミンスター・フラーの直観の海 | オルタナティブ・ミュージアム東京
かつて四谷東長寺の地下にあったP3 Alternative Museumで開催された展示の図録。思想家であり発明家、バックミンスター・フラーの直観と思想、行動や発明を、詳細な年譜やフラー自身の文章、豊富な図版で紹介する。フラーが何をしたのかだけでなく、なぜそのような考えに至ったのか、どのような環境が彼にそうさせたのか、とフラーの思考プロセスを垣間見れる資料性の高い一冊。
Eley Kishimoto: Patron Saints of Patterns | 著者名
英国のファッションカンパニー、ELEY KISHIMOTO(イーリー キシモト)の写真資料集。同じくロンドンを中心に活躍した写真家、斎藤久美が撮影した写真をまとめたもの。コレクションやバックステージ、イベント、制作中のスタジオなどを収録。 英語表記。
パナリ焼 | 内田鋼一、高橋台一
沖縄県八重山諸島の新城島で約200年前まで作られていた土器、パナリ焼のビジュアルブック。水の運搬や貯蔵から骨壷まで、生活に欠かせない器であったにもかかわらず、起源や製法に謎が多いことでも知られている。学術的、考古学的観点だけでなく、造形の魅力に迫る1冊。 写真は若松孝平によるもの。
芹沢銈介作品集 全6冊揃 | 求龍堂
型絵染の人間国宝、芹沢銈介の作品集全6巻揃。四季や自然の風景、日用品などを暮らしにまつわるものを象った布染作品、書き文字、装丁や挿画、肉筆画、エッセイ・インタビューなど、芹沢銈介の代表的な仕事を網羅している。
指輪 古代エジプトから20世紀まで | 東京都庭園美術館
東京都庭園美術館で開催された展示会「指輪 小さな記念碑の物語」に際して発行されたもの。古代エジプトのファラオ・ラメセス4世の指輪から、現代のジュエリーアーティストによる作品にいたるまでを多数の図版とともに紹介しながら、指輪の持つ意味と社会的・文化的背景を明らかにしていく。
Inro: Japanese Belt Ornaments | Uta Werlich, Susanne Germann
16世紀から19世紀、主に江戸時代の武士や町人が印章や薬を入れて使用した装身具「印籠」のビジュアル資料集。250点以上の印籠を大判の図版で収録するとともに、丁寧な細工や物語性のある装飾から当時の日本の文化への洞察も紹介している。 ドイツ語、英語表記。
ル・コルビュジエ展 建築とアートその創造の軌跡 | 森美術館
2007年に森美術館で開催された展示の図録。20世紀を代表する建築家、ル・コルビュジエの残した絵画、素描、版画、タペストリー、建築、都市計画、家具などの作品を網羅し、その創造の軌跡を総合的に紹介。
ウィリアム・モリス展 モダンデザインの父 | 東京国立近代美術館
イギリスの詩人にして思想家かつデザイナーとしての顔も持つ、ウィリアム・モリスの図録。1997年に京都・東京国立近代美術館などで開催された同名展示の作品をカラーで多数掲載。壁紙のパターンデザイン以外にも、ステンドグラスのモデルとなったペインティングや、モリスの最初の室内装飾として知られるレッド・ハウスの設計図なども収録。装丁は中垣信夫。
ザ・フィンランドデザイン 自然が宿るライフスタイル | マイア・タンニネン=マッティラ ほか
2020年に開催された展示の際に刊行されたもの。豊かな自然と共存するフィンランドのデザインの歴史、その歩みを辿る。世界に影響を与えたテキスタイルやガラス工芸をはじめ、陶磁器、家具、絵画作品などを収録。アルヴァ・アアルト、タピオ・ヴィルカラ、ドラ・ユング、マイヤ・イソラら、多くのデザイナーの作品を紹介。
装飾は流転する 「今」と向きあう7つの方法 | 東京都庭園美術館
2017年から2018年にかけて東京都庭園美術館で開催された展覧会「装飾は流転する 「今」と向きあう7つの方法」展の図録。アラヤー・ラートチャムルーンスックや髙田安規子・ 政子、山縣良和など、国籍も年齢もジャンルも異なる7組のアーティストによる、「装飾」をテーマとした多彩な表現を作品図版や解説とともに紹介。
Skeleton | 原研哉、佐藤卓 パッケージデザイン集
原研哉と佐藤卓によるパッケージデザイン作品集。ウイスキーボトル、缶コーヒー、化粧品など、身近でありながらシンプルで作品性の高いパッケージをカラーで多数掲載。写真は藤井保。
Typographica 7 | ハーバート・スペンサー
イギリスのデザイナーでタイポグラファーのハーバート・スペンサーが1949年から1967年にかけて発行し、後のタイポグラフィ・シーンにも大きな影響を与えたタイポグラフィ専門誌「Typographica」の第7巻。先鋭的なタイポグラフィの数々を豊富な図版と写真資料を用いて紹介するとともに、フォトグラファー、ユアン・ダフの写真も合わせて掲載。 英語表記。
Typographica 6 | ハーバート・スペンサー
イギリスのデザイナーでタイポグラファーのハーバート・スペンサーが1949年から1967年にかけて発行し、後のタイポグラフィ・シーンにも大きな影響を与えたタイポグラフィ専門誌「Typographica」の第6巻。巻頭特集は点字。指で触れることで情報を伝達する点字についての様々な事例や歴史を紹介。エンボス加工で施された点字のカバーも特徴的な一冊。 英語表記。小冊子付属。
Books on Japan 1931-1972 日本の対外宣伝グラフ誌 | 森岡督行
森岡書店店主・森岡督行が、1931年からの約40年にわたって発行された日本の対外宣伝グラフ誌を編纂。日本工房「NIPPON」や東方社「FRONT」など106点のグラフ誌から、選りすぐりのジャケットと本文をカラーで掲載。日本の特色やカルチャーをテーマにした号が多いなか、戦時中は富国強兵を強調した号が刊行されるなど、デザインはもちろん時代背景を読み取ることもできる。
Grid Systems in Graphic Design | Josef Muller-Brockmann ヨゼフ・ミューラー=ブロックマン
スイスのタイポグラファー、ヨゼフ・ミューラー=ブロックマンが考案したグリッドシステムを解説・レクチャー。グリッドを用いたデザインの方法を体系的にまとめ、合理的に理解できるよう丁寧に配慮された名著。
日本の広告美術 明治・大正・昭和 1巻 ポスター | 美術出版社
明治・大正・昭和における日本の広告美術を編集したシリーズの第1巻「ポスター」篇。その時代を象徴するポスター図版をカラーとモノクロで多数収録。解説はグラフィックデザイナーの山名文夫。編集には早川良雄、山名文夫、原弘らが参加し、装丁も原弘によるもの。
象形文字遊行 文字始源 | 粟津潔
現代美術・デザインに通じる古代象形文字を、グラフィックデザイナーの粟津潔が論じる書体研究書。文字始源である甲骨文字、金文を主とする「象形」による文字および、「象形」と「象形」を組み合わせて造字した「会意」による文字を中心に900余字収録。
Karel Martens: Re-Printed Matter | カレル・マルテンス
オランダを代表するグラフィックデザイナー、カレル・マルテンスの作品集。マルテンスの手がけた仕事の中から、特にブックデザイン、切手、カードのデザインなどといった「印刷物」に焦点をあてて纏めた内容。4thエディション。
あいうのえほん | 伊藤勝一
アートディレクター、タイポグラファーの伊藤勝一のあいうえお絵本。ひらがなに愛着をもつ伊藤が、ひらがなをもっといろいろな角度から見みなし、ひらがな文化を作らなければ!と、くり抜きや折り、分割を多用したしかけえほんの形式で子どもにも大人にも楽しい一冊。巻末に谷川俊太郎によるあいうえお詩も掲載。