Brazil’s Modern Architecture | Elisabetta Andreoli、Adrian Forty
ブラジルのモダン建築を体系的に紹介する写真資料集。オスカー・ニーマイヤーやルシオ・コスタをはじめ、アフォンソ・エドゥアルド・レイジ、ヴィラノヴァ・アルチガスら評価の高い建築家の仕事を幅広く収録。図面やスケッチ、カラー・モノクロ写真を通して、その造形や構造の多様性を伝える。ブラジリア建設以降に展開した建築の歩みを追うとともに、社会的課題に直面しながらも新しい可能性を模索する現代の動向までを視野に収めている。英語表記。
John Portman
アメリカの建築家、ジョン・C・ポートマン・ジュニアによる作品集。革新的なコンセプトと実践的な都市デザインで国際的に知られ、大規模ホテルや都市開発プロジェクトにおいて、人間の感覚と公共空間の質を高める建築を追求している。エンバーカデロセンター、ピーチツリー・センター、ハイアット・リージェンシー・サンフランシスコなどの主要作品をはじめ、都市環境の創造性と実践を伝える作品群を収めている。
Blow Up 1963-1974 | 田名網敬一
アーティストでグラフィックデザイナーの田名網敬一による1963年から1974年までの作品を収めたアートワーク集。鮮烈な色彩と大胆な造形を特色とし、絵画、版画、グラフィックデザイン、映画など多様なジャンルにわたる表現を網羅している。60年代の実験精神を反映した作品群に加え、木村恒久や宇野亜喜良らによるコメントも収録され、同時代の創作の広がりを描き出している。
Insight | 須藤和也
写真家・須藤和也による作品集。京都・清水寺が手がけるプロジェクト「FEEL KIYOMIZUDERA」から生まれた作品で、開創から約1200年を経た清水寺の現在を四季を通じて記録したもの。朝と夕で表情を変える山々、僧侶たちの日常、儀式や行事の情景、荘厳な堂塔伽藍の姿など、ひとつとして同じ瞬間のない境内の移ろいを丁寧に写し取っている。
片山利弘展 領域を越える造形の世界
2021年に武蔵野美術大学で開催された展示の図録。グラフィックデザインから絵画、彫刻、建築空間での立体表現まで、ジャンルの枠を越えて活躍した片山利弘(1928-2013)の50年以上にわたる創作活動の全貌を収録する。日本、スイス、アメリカと舞台を広げながら展開した多様な作品をカラー図版で掲載するほか、武蔵野美術大学教授・新島実による論考「可変性造形の進化と深化」、作家年譜、主要文献目録も掲載。
Pentagram: The Compendium | David Gibbs
アラン・フレッチャー、コリン・フォーブスらによって設立されたデザイン集団、ペンタグラムを包括的に紹介する作品集。グラフィック、プロダクト、建築、パッケージングなど多岐にわたるプロジェクトをカラー図版で豊富に収録する。各パートナーが自身の専門と関心に基づくセクションを担当しており、デザイン思考のアプローチを論じる前半、方法論と思想の多様性を各自が執筆するエッセイパート、そして組織構造や独自の働き方を紹介する最終章と、段階的な読み進め方ができる。
Global Vision: United Colors of Benetton
イタリア発のアパレルブランド「ベネトン」の広告を集めたアートワーク集。ブランドの象徴ともいえる鮮やかな色彩感覚を軸に、多様性や国際性といった価値観を視覚的に提示するデザインを大判カラーで多数掲載している。社会性とファッション性を兼ね備えた広告表現は、1990年代を中心に世界的な注目を集め、ベネトンのビジュアル戦略を語る上で欠かせないものとなった。広告史における一時代を示す資料としても価値の高い一冊。
道具曼陀羅 | 村松貞次郎、岡本茂男
建築史家・村松貞次郎と写真家・岡本茂男によって編まれた、日本の職人道具に関する資料集。鍛冶、木工、漆、染織など、手仕事の現場で使われてきた多様な道具を、美しい写真とともに紹介。職人の技と精神が刻まれた形や使い込みの痕跡を通して、「用の美」としての造形の魅力を浮かび上がらせる。日常の中に息づく日本の美意識と、ものづくりの精神を伝えている。
続々・道具曼陀羅 | 村松貞次郎、岡本茂男
建築史家・村松貞次郎と写真家・岡本茂男による写真資料集。『道具曼陀羅』シリーズの第3巻にあたる。釘、鎌、刷毛など、日本の職人が長年手にしてきた道具の数々をカラーとモノクロの写真で収録。使い手の技と暮らしが染み込んだものとして道具をとらえ、ひとつひとつの造形・機能・来歴を丹念に記録。民具や工具をめぐる建築史・民俗学的な考察も交えながら、日本のものづくり文化の奥行きを視覚的に辿る。
Phenomenon Marimekko | マリメッコ
フィンランドを代表するテキスタイル・ブランド、マリメッコの軌跡を辿る大型アーカイブ。1951年の創業から1980年代までの歩みを、ファブリックやアパレル、インテリア用品など多岐にわたる製品群とともに振り返る。当時の写真、広告、ポスター、雑誌誌面など多彩なビジュアル資料を軸に、ブランドが時代ごとにいかなるデザインを打ち出してきたかを具体的に追うことができる。マイヤ・イソラ、アンニカ・リマラ、石本藤雄ら専属デザイナーのプロフィールと代表作も収録。
Vasarely I | Victor Vasarely
オプ・アートの先駆者、ヴィクトル・ヴァザルリによる作品集。色と線のみによって動きや奥行きを生み出した光学的絵画を多数収録した、全集『Grande Monographie Vasarely』の第1巻。マルセル・ジョレイ監修のシリーズ『Arts plastiques du XXe siècle』の一冊として刊行された。本書のデザインとレイアウトはヴァザルリ自身が手がけており、書物そのものがひとつの作品となっている。
包 日本の伝統パッケージ、その原点とデザイン
2011年に目黒区美術館で開催された展覧会図録の新装再編集版。アートディレクター・岡秀行が長年にわたり収集してきた、日本各地の伝統的なパッケージを紹介。竹や稲わら、麻ひも、紙、陶器など、自然素材を用いた包装に宿る造形の美と機能の知恵を通して、日本人の生活文化と美意識を探る。新版では、デザイン史家・佐賀一郎による「岡秀行論」を増補し、資料的価値とともに岡の思想的背景にも光を当てている。
Paul Cox Box | ポール・コックス
フランスを中心に幅広いジャンルで活躍するアーティスト、ポール・コックスのアートブック。2021年に板橋区立美術館、イルフ童画館で開催された「つくる・つながる・ポール・コックス展」をそのまま持ち帰ることをコンセプトに制作されたもの。ポスター、小冊子におさめられたテキスト、ゲーム、写真、作品集、ポールによる手描きのプレゼントなど豊富な図版を収録。
一枚皮だからな、我々は。 | 北田瑞絵
写真家・北田瑞絵による作品集。同世代の女性たち、生まれ育った和歌山の自然、愛犬や家族との日常を、みずみずしい感性で掬い上げた写真を収録。日常の時間や命との向き合い、性から生へ、個人から命全体への視点へと表現が展開する。山積みのみかん、横たわった妊婦の姿、散歩中の犬、抱擁する男女など、多様な光景を通して日常のなかに潜む命の存在をとらえた作品を収録する。
BRITONS | Neal Slavin
アメリカの写真家、ニール・スレイヴィンによる作品集。20×24インチの大型ポラロイドカメラを携え、イギリス各地でグループ・ポートレートを撮影。ダンサー、炭鉱夫、ブラスバンド、ボクサー、看護師、修道女、スヌーカー選手、マジシャンなど、社会のあらゆる層にわたる集団を整然と配置した構図で収める。均整の取れた画面のなかにわずかな違和感をはらみ、イギリス社会の慣習と共同体のあり方を群像として浮かび上がらせる。
Fruhe Aquarelle | Joseph Beuys
ドイツの現代芸術家、ヨーゼフ・ボイスの初期水彩作品集。1940年代後半から1950年代初頭、戦後まもない時期に制作された作品に焦点を当て、淡い色彩のにじみや細い線で描かれた人物像、動物、植物、抽象的なモチーフを収録。自由な筆致と構成のうちに、後年の思想と表現へとつながる造形意識の萌芽がうかがえる。大規模なインスタレーションや社会的な活動で知られるボイスの、絵画表現における出発点をたどる。
This Rimy River: Vaughn Oliver and Graphic Works 1988-94
グラフィックデザイナー、ヴォーン・オリバーとデザインスタジオV23の展示カタログ。1994年にロサンゼルスのパシフィックデザインセンターで開催された展覧会に際して制作されたもの。ポスト・パンク以降の音楽シーンを背景に、タイポグラフィと印刷表現の可能性を追求した作品を収録する。印刷プロセス自体をデザインの一要素とした高品質な造本でも知られる。協働者やクライアントによるV23との制作体験を綴ったテキストを併録。
けだらけ | ミロコマチコ
画家・絵本作家ミロコマチコによる自選画集。チャボ、ビッグホーン、ラマ、マンドリル、イリオモテヤマネコなど、多様な動物たちをカラーで収録している。力強い線と大胆な色彩によって描かれたいきものたちは、画面から躍り出るかのような存在感を放つ。観察と想像が交差する描写を通して、生命の勢いと作者ならではの感覚が直截に伝わる。
田中一光とデザインの前後左右
21_21 DESIGN SIGHTで2012年に開催された展覧会の図録。戦後日本を代表するグラフィックデザイナー、田中一光の軌跡をたどる。琳派や浮世絵、伝統芸能などを現代のヴィジュアル表現に昇華させた独自のアプローチを、書体・タイポグラフィ・グラフィックデザイン・ブックデザインなど多岐にわたる作品群を通して辿る。豊富なカラー図版に加え、各分野の論者による充実したテキストも収録。
I DID | 長場雄
イラストレーター・長場雄による作品集。2014年に雑誌『POPEYE』の表紙に抜擢されて以降、国内外で広く支持を集めてきた長場雄の作品約800点を収録。細く軽やかな描線と余白を活かした画面に人物や日常の情景が並ぶ。マガジンハウス、BEAMS、東京メトロなど国内外の多様なクライアントワークも収録しており、イラストレーターとしての仕事の幅も見渡せる。
アイデア No.327 現代中国の書籍設計
グラフィックデザイン誌『アイデア』No.327(2008年3月号)。特集は「現代中国の書籍設計」。経済発展とグローバル化が進む中国において、伝統的な造本構造を現代の書物へ応用しながら独自の発展を見せるブックデザインの動向を紹介する。現代中国のブックデザイナー13名の作品を掲載するほか、杉浦康平と呂敬人の対談、中国におけるタイポグラフィの歴史的展開に関する研究などを収録。
アイデア No.355 浅葉克己の記 | 誠文堂新光社
アイデア No.355 浅葉克己の記/アイデアNo.355 2012年11月号。数多くの広告やポスターなどのアートディレクションを手がけてきた浅葉克己特集。幼少期から広告黄金時代、そして文字研究時代などを氏の作品とともに辿る他、糸井重里のインタビューや、林真理子、三宅一生、細谷巖らによる寄稿文なども併せて掲載。
アイデア No.302 | スカンジナビアのグラフィックデザイン/Visualogue
グラフィックデザイン誌『アイデア』No.302(2004年1月号)は、「スカンジナビアのグラフィックデザイン」と「Visualogue(世界グラフィックデザイン会議)」の2大特集。前半では、北欧デザインの歴史的背景や地域性に着目し、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、フィンランド各国の潮流を紹介。後半では、2003年に名古屋で開催された世界グラフィックデザイン会議の模様やディスカッションを収録。
Design : the world of Minale Tattersfield
1964年にロンドンで設立されたデザイン会社、ミナレ・タターズフィールドの作品集。ウィット、シンプルさ、知性によってアイデアを伝えることを信条とし、25年以上にわたって活動してきた同社の仕事を収録する。クライアントの課題を的確に定義し、驚くほど明快な解決策を導き出すというアプローチを一貫してきたデザインの数々を、グラフィック、コーポレートアイデンティティ、パッケージングなど幅広い領域にわたって収録。
国宝 土偶展
2009年から2010年に東京国立博物館で開催された特別展「国宝 土偶展」の公式図録。国宝3点をはじめ、重要文化財23点、重要美術品2点を含む全67点の土偶を収録し、「土偶のかたち」「土偶芸術のきわみ」「土偶の仲間たち」という3つの章立てで構成される。縄文人の祈りと造形感覚が結晶した多様なフォルムを、精緻なカラー写真と解説で紹介。考古資料としての価値を超え、美術作品としての魅力を再発見させる内容となっている。
Exit | 金玖美
広告や雑誌などの分野でも活躍する写真家、金玖美による写真集。イギリスのEU離脱の日に刊行された本書は、2004年に渡英してから15年にわたり、イギリスで生きる人々の姿や日常の風景を撮り続けた金による視点で切り取られており、様々なジェンダーやルーツを持つ人々が共生してきた社会が混沌としていくことへの憂慮をあらわしている。
マリメッコ展 デザイン、ファブリック、ライフスタイル
巡回展「マリメッコ展 デザイン、ファブリック、ライフスタイル」の公式図録。フィンランドを代表するデザインブランド・マリメッコの60年にわたる歩みを、ファブリック、ヴィンテージドレス、スケッチなどの豊富な資料とともに紹介している。自然や伝統的モチーフに着想を得ながら、大胆でカラフル、抽象的なパターンを生み出したデザイナーたちの創造の軌跡を辿る構成。デザインと暮らしの関係を再発見させる一冊となっている。
みんなのレオ・レオーニ展
2018年より全国を巡回した展覧会の図録。オランダ生まれのグラフィックデザイナーであり絵本作家でもあるレオ・レオーニ(1910-1999)の作品を多数カラーで収録。『スイミー』『フレデリック』『ひとあし ひとあし』など、小さな主人公たちが「自分とは何か」を問う物語を水彩・油彩・コラージュで描いた絵本イラストレーションを中心に、アート・ディレクターとしての仕事、絵画、彫刻まで幅広く紹介する。
D&D SCAN 葛西薫の仕事と周辺
日本を代表するアートディレクター、葛西薫の仕事を体系的にまとめた作品集。「サントリー烏龍茶」「西武百貨店」などの広告をはじめ、ブックデザインや展覧会ポスターなど、多岐にわたる仕事を7章構成で紹介する。絵コンテやスケッチ、制作過程の資料を通して、葛西の思考と造形感覚を探る。
HQ: High Quality No.30
ハイデルベルグ印刷機械が1985年から1997年にかけて刊行した『HQ High Quality』の第30号。デザイン、印刷、印刷物をテーマに全39冊が刊行された専門誌で、国際的なデザイナーをエッセイ、レポート、革新的なレイアウトで紹介している。本号の特集テーマは「実現されなかったデザイン案」。世界各国56人のデザイナーによる、完成に至らなかった計画や試作図、スケッチなどを収録。既成の枠を超えた自由な発想や、時代を先取りした試みなど、実現されなかったからこそ見えてくる創造の可能性を探る。英語冊子付属。
HQ: High Quality No.28
ハイデルベルグ印刷機械が1985年から1997年にかけて刊行した『HQ High Quality』の第28号。デザイン、印刷、印刷物をテーマに全39冊が刊行された専門誌で、国際的なデザイナーをエッセイ、レポート、革新的なレイアウトで紹介している。本号の特集テーマは「残されたもの(Reste)」。工場跡地やゴミ処理場、放置された住居、歴史的遺物やミイラなど、多様な“残骸”を取り上げ、人間の営みが刻んだ時間の痕跡を追う。英語冊子付属。
HQ: High Quality No.27
ハイデルベルグ印刷機械が1985年から1997年にかけて刊行した『HQ High Quality』の第27号。デザイン、印刷、印刷物をテーマに全39冊が刊行された専門誌で、国際的なデザイナーをエッセイ、レポート、革新的なレイアウトで紹介している。本号の特集テーマは「上と下(Above Below)」。アルミル・マヴィニエ、ユー・ビンナン、ヘンリー・ウルフらデザイナーのほか、ヴォルフ・ヴォンドラチェック、ダニイル・ハルムス、H・C・アンデルセンらの寄稿も収録。
HQ: High Quality No.26
ハイデルベルグ印刷機械が1985年から1997年にかけて刊行した『HQ High Quality』の第26号。デザイン、印刷、印刷物をテーマに全39冊が刊行された専門誌で、国際的なデザイナーをエッセイ、レポート、革新的なレイアウトで紹介している。本号の特集テーマは「言葉がかたちになる瞬間」。トム・エッカースリーやルーディ・バウアーらデザイナーの仕事を通して、言葉とイメージ、抽象と具体の関係を探る。記号としての文字が現実と結びつく契機を読み解き、デザインにおける言語の役割を再考させる内容となっている。英語冊子付属。
HQ: High Quality No.25
ハイデルベルグ印刷機械が1985年から1997年にかけて刊行した『HQ High Quality』の第25号。デザイン、印刷、印刷物をテーマに全39冊が刊行された専門誌で、国際的なデザイナーをエッセイ、レポート、革新的なレイアウトで紹介している。本号の特集テーマは「ペア」。木や道具、日用品、人など身近な対象を二つずつ取り上げ、その配置や関係性から生まれる意味の差異を具体的に検証する。並置によって立ち現れる認識の偏りや価値観の癖に目を向け、世界を対として捉える視点の広がりを伝えている。英語冊子付属。
The Seven Heavenly Palaces | Anselm Kiefer
ドイツの現代美術家、アンゼルム・キーファーのモノグラフ。1970年代の「屋根裏の絵」から、1980年代初頭の「石の間」、90年代の土造りの建築物、世紀末に描かれた「宇宙と星座のイメージ」、そして「ひまわりの絵画」へと至る制作の変遷を時代順に追う。あわせて1993年以降、南仏バルジャックのアトリエに築かれた温室、地下回廊、インスタレーションをトーマス・フレヒトナーが記録した写真も収録。
Visionaire No.24 Light: Tom Ford for Gucci
ファッション、アート、写真、デザインの領域を行き来する、実験的かつラグジュアリーなニューヨーク発のアートブック『VISIONAIRE』第24号。ゲストエディターにトム・フォード(グッチ)を迎え、テーマは「LIGHT」。24枚の大判アクリルシートを電池式ライトボックスに収めた仕様で、光を透過した状態で作品を鑑賞する形式をとる。サム・テイラー=ウッド、アンドレアス・グルスキー、ピーター・サヴィル、宮崎駿、伊東豊雄らが参加。5000部限定刊行。
Visionaire No.22 Chic: Mario Testino
ファッション、アート、写真、デザインの領域を行き来する、実験的かつラグジュアリーなニューヨーク発のアートブック『VISIONAIRE』第22号。ゲストエディターにマリオ・テスティーノを迎え、「シック」と「コラボレーション」をテーマに構成。リチャード・アヴェドンとジャンニ・ヴェルサーチ、ウォルフガング・ティルマンス、ケイト・モスらによる協働作品を収録するほか、マドンナが『エヴィータ』プレミアで着用したヴェルサーチのドレスの切れ端やパロマ・ピカソのリップスティック跡などが封入されている。5000部限定刊行。
Issey Miyake: Pleats Please | Taschen
世界的ファッションデザイナー、三宅一生によるブランド「PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE」に焦点を当てた作品集。1993年のブランド誕生から現在までの歩みを、素材と技術の実験・開発プロセス、初公開の工場風景を含む全8章でまとめる。ポリエステル素材を仕上がりの約3倍のサイズに縫製してから専用機械でプリーツ加工するという革新的な製法についても詳しく紹介。三宅一生をはじめ都築響一、吉岡徳仁、グエナエル・ニコラらによる寄稿も収録している。
ESPRIT: The Comprehensive Design Principle
1968年に創立されたアメリカのファッションブランド、エスプリのデザイン活動をまとめた資料集。広告、ロゴ、カタログ、商品タグをはじめ、ファッションや寝具、各国の店舗デザインまで幅広い展開を豊富な図版とともに紹介している。さらに石岡瑛子、倉俣史朗、エットレ・ソットサスらによるコメントも収録され、国際的に人気を集めたブランドの総合的なデザイン原理を明らかにしている。装丁は八木保によるもの。
異端の資生堂広告 太田和彦の作品
1970〜80年代に資生堂で異色の広告表現を手がけたグラフィックデザイナー、太田和彦の作品集。写真家とのコラボレーションにより生み出され、「資生堂シフォネット」で広告界に鮮烈な印象を与えた雑誌広告を、原寸に近いサイズで完全復刻する。大胆な構図や独自の色彩感覚が際立つビジュアルに加え、著者自身が振り返る資生堂時代の回想録も収録。広告デザイン史の一頁を飾る、資料性と読み物性を兼ね備えた一冊となっている。
Leaves 立花文穂作品集 | 誠文堂新光社
文字、紙、本を素材とテーマに据えたアーティスト、立花文穂の初作品集。1995年の初個展「MADE IN U.S.A.」から20年にわたる創作活動を収録し、葉書からポスターまで多種多様な印刷物、アートワーク、写真、文章など多数掲載する。道端で紙屑を拾い集めることに始まり、インスタレーション、活版印刷、写真、編集など多様な手法で積み上げてきた独自の世界を、一冊の本として可視化する試みとなっている。