Emigre No. 70 The Look Back Issue | エミグレ
アメリカのタイプファウンダリー「Emigre」が発行してきた『Emigre』誌の集大成となる第70号。“The Look Back Issue”の名の通り、創刊号から第69号までの内容を厳選・再編集し、512ページにわたって紹介する。革新的な書体デザインと実験的な誌面構成で国際的に注目を集めた同誌の軌跡を、一望できる内容。Rudy VanderLansによる編集のもと、グラフィックデザインとタイポグラフィの歴史に深く刻まれた出版物の全貌がここに収められている。英語表記。CD付属。英語表記。
Henri Matisse: Matisse and Engraving
フランスの画家、アンリ・マティス(1869-1954)の版画作品を中心に据えた作品集。色彩の巨匠として知られるマティスが、1900年から晩年にかけて取り組んだ木版、リトグラフ、ドライポイント、エッチング、リノカットなど多彩な技法を網羅。各作品には版木・版板などの原版が初めて添えられており、制作の過程を直接たどることができる。
Sakura | 鈴木理策
写真家・鈴木理策による作品集。20年近く撮影を続ける「SAKURA」シリーズの近作をまとめたもので、2016年春に撮影された作品を中心に収録。花房の中に没入するような抽象的な画面、水面に散る花片と枝の立体感が交錯する構成、風による一瞬の動きを光の軌跡として捉えた作品など、視覚と空間の知覚を問い直すアプローチが続く。2012年刊行の『White』と対をなす一冊。
A Designer’s Art ハードカバー版 | Paul Rand
IBMのロゴをはじめ、数々の企業アイデンティティを手がけたことで知られるアメリカのグラフィックデザイナー、ポール・ランドの作品集。ロゴタイプ、広告、ブックデザイン、ポスターなど幅広い領域の仕事を豊富な図版で紹介する。明快で機能的な構成の中に遊び心や詩的要素を取り入れるランドのデザイン哲学を、代表作や制作過程とともに辿ることができる内容となっている。
Otto Treumann: Graphic Design in the Netherlands | オットー・トロイマン
オランダのグラフィックデザイナー、オットー・トロイマンの活動を紹介する作品集。スイス・タイポグラフィを学び、オランダ美術連合グラフィック部門の議長も務めた経歴を持つトロイマンが手がけたポスター、切手、ロゴデザインなどを多数掲載している。明快な造形感覚と機能性を重視した仕事が豊富なカラー図版で示され、オランダ・グラフィックデザインの展開を照らし出している。
感じる服 考える服 東京ファッションの現在形 特装版
2011年から2012年に開催された展示の図録・特装版。東京を拠点とするアンリアレイジ、ミナ ペルホネン、シアタープロダクツ、ソマルタ、まとふ、ミントデザインズほか10ブランドが参加。「ファッションとは何か」という問いに各デザイナーが応答する形で、衣服の作品に加えインスタレーション、映像、空間演出などの表現も収録。東京のファッションシーンの幅と多様性を記録した一冊。
crosscurrent magazine issue 2
ファッション、アート、建築、思想を横断する雑誌『crosscurrent magazine』2023年春夏号(第2号)。モデルのレオン・デイムとスタイリストのダニー・リードが写真家アリ・マルコポロスとニューヨークを巡るポートレート、フランスの高速道路を題材にした旅のテキスト、クィア・エンタングルメントをめぐる考察、ポール・ゴールドバーガーのピューリッツァー賞受賞を論じたエッセイなどを収録。
The Pressed Plant | Andrea DiNoto、David Winter
押し花や植物標本の歴史と収集を扱った図録。18世紀の自然探検に始まり、ヴィクトリア時代の趣味として定着し、現代のアートコレクターや園芸愛好家へと受け継がれてきた植物採集の歴史を辿る。植物を台紙に固定した植物標本、標本を綴じた書籍形式のハーバリウム、植物を直接紙に押し当てたネイチャープリント、感光紙を用いたサンプリントの4形式を豊富な図版で紹介。巻末には制作方法、材料の入手先、コレクター向けの購入ガイドを収録。
ON THE WALL | 小山泰三
画家・小山泰三による作品集。「壁」をテーマに、剥がれた塗装や薄く残る落書き、ひびの入った表面など、日常の中に蓄積された時間の痕跡を描く。1980年代から2000年代にかけての水彩・油彩・写真を大判図版で収録。都市や建物の表面を丹念に観察した視点から、モノクロの質感と色彩の対比が作品ごとに異なる表情を見せる。
Halston | Steven Bluttal
ファッションデザイナー、ハルストンのヴィジュアル・アンソロジー。ジャクリーン・ケネディのピルボックスハットの制作や1970年代のライザ・ミネリの衣装で知られ、カフタン、ウルトラスエードのドレス、制服デザインまで手がけた。未発表のランウェイ写真、アンディ・ウォーホルによる希少なアーカイブ写真、ファッションショーやパーティーの舞台裏、スケッチ、コレクションの特別撮影写真などを収録。
青い水晶 | 三嶋安住
ヴェネツィア出身の画家・三嶋安住による作品集。2004年から2014年にかけて制作されたドローイングから水彩、油彩など、およそ100点を収録。海や山、人物、植物、動物など自然のエレメントを題材に、青を基調とした作品や赤や黒の単色で描かれたシリーズなど、多彩な作品を展開する。絵本のような構成で、添えられた言葉と絵が呼応し、三嶋の造形感覚と世界観を伝えている。
花 | 市村柚芽
画家・市村柚芽の初画集。2020年から花屋で買った切り花を描き始め、3年の間に描いた47点の花の絵を時系列で掲載。絵とともに日々の中で綴られた日記や空想の物語も添えられており、静けさの中に凛として咲くそれぞれの花の美しさや儚さ、その花への描き手の感情までもが伝わってくるような作品集。
アイデア No.310 日本のタイポグラフィ 1995−2005
デザイン誌『アイデア』第310号(2005年5月号)。巻頭特集「日本のタイポグラフィ 1995−2005」では、この10年間に制作された書籍、雑誌、ポスターなどのタイポグラフィデザインを総覧し、日本の文字表現の現在を多角的に検証している。葛西薫、杉浦康平、羽良多平吉、原研哉をはじめ、第一線で活躍する55名のデザイナーの仕事を収録。印刷技術の進化とデジタル環境の変化を背景に、書体設計、レイアウト、構成など多様なアプローチを比較し、1990年代から2000年代にかけての潮流を浮かび上がらせる。
アイデア No.318 エドワード・フェラ
デザイン誌『アイデア』第318号(2006年9月号)。巻頭特集「エドワード・フェラ」では、デトロイトを拠点に活動したアメリカのデザイナー、エドワード・フェラの仕事を紹介。商業デザイナーとしての長年の経験を背景に、独自の描き文字によるタイポグラフィックな表現で注目を集めたフェラの、約30年にわたり制作された自主制作フライヤー群を180ページにわたって掲載。
マティス展 The Path to Color 2023
2023年に東京都美術館で開催された「マティス展 The Path to Color」の図録。20世紀フランスを代表する画家アンリ・マティスの歩みを、絵画、彫刻、ドローイング、版画など多彩な作品とともに辿っている。油彩35点、デッサン30点、彫刻17点を含む100点以上の図版をカラーとモノクロで収録し、晩年に手がけたヴァンスのロザリオ礼拝堂に関する資料も紹介。豊富な解説を通して、マティスの芸術的探究の広がりとその到達点を明らかにしている。
Avant Garde in the 80’s
1987年にロサンゼルス・カウンティ美術館で開催された展覧会の図録。1980年代の前衛芸術の多彩な表現を網羅的に紹介し、ジャン=ミシェル・バスキア、シンディ・シャーマン、ジェフ・クーンズ、バーバラ・クルーガーら国際的な1 […]
IDEAS ON DESIGN | ペンタグラム
イギリスを代表するデザインスタジオ、ペンタグラムによる作品集。ポスター、パッケージ、インテリア、環境デザイン、コーポレート・アイデンティティなど、多岐にわたるクライアントワークを収録している。制作の背景やデザインプロセスを解説とともに紹介し、ペンタグラムの思考と手法がどのように具現化されていくのかを示している。実践的かつ理論的なデザインアプローチを提示している。
The Best Book Designs 1994
オランダで毎年開催されるブックデザインアワードの「Best Dutch Book Designs」1994年版カタログ。出版や印刷技術が進化し続ける中で、本というメディアの魅力と可能性をあらためて提示し、選び抜かれた作品を通して多彩なブックデザインの現在を紹介する。文学、児童書、美術書、カタログなどカテゴリー別に整理され、各作品の詳細情報もあわせて掲載。
Bauhaus Archive Berlin: Museum of Design, The Collection
ベルリンのバウハウス・アーカイブ所蔵品をまとめた図録。建築、家具、テキスタイル、タイポグラフィ、写真、舞台芸術など各工房の作品と資料を広く収録し、1919年の創設からヴァイマール・デッサウ期、ナチスによる閉校、亡命先での活動再開までの歴史を体系的に辿れる。クレー、カンディンスキー、モホイ=ナジ、ハーバート・バイヤーら多くのマイスターと学生の仕事が一覧できる1冊。
Emigre #20
グラフィックデザイン誌『Emigre』第20号。アメリカのタイプファウンダリー「Emigre」が発行するシリーズの一冊。特集「Expatriates」として、アートディレクター、ロバート・ナカタとデザイナー、アレン・ホリへのインタビューを掲載。誌面中央にはふたりによるポスター2点が綴じ込まれている。海外を拠点に活動するデザイナーの制作観と仕事を記録。
Emigre #21
グラフィックデザイン誌『Emigre』第21号。アメリカのタイプファウンダリー「Emigre」が発行するシリーズの一冊。ミスター・キーディによるイントロダクションのもと、カリフォルニア・インスティテュート・オブ・ザ・アーツの学生によるデザインプロジェクトを一挙に掲載。アン・バーディック、バリー・デック、ゲイル・スワンランドら25名以上の作品が並ぶ。タイポグラフィからエディトリアルデザインまで、若手デザイナーたちの実験的なアプローチを記録。
Emigre #22
グラフィックデザイン誌『Emigre』第22号。アメリカのタイプファウンダリー「Emigre」が発行するシリーズの一冊。本号はニック・ベルを中心に据えた構成で、ヴァンダーランズによるベルへのインタビュー、ベルの実験書体「Psycho」とそのエッセイ、学生向けブリーフの4プロジェクトを掲載。あわせてナサン・フォルクによる実験書体「Zelig」の紹介、アンドリュー・ロングの「Humm 005.1」も収録。
Emigre #25
グラフィックデザイン誌『Emigre』第25号。アメリカのタイプファウンダリー「Emigre」が発行するシリーズの一冊で、本号はオランダのデザインと文化をテーマに、ヴィンセント・ファン・バール、ジェラード・フォード、アルマン・メフィスがゲストエディターを担当。写真、詩、エッセイ、インタビューを組み合わせた構成で、アルマン・メフィスやイルマ・ブームへのインタビュー、ヘルト・ダンバーの特集、カレル・マルテンスとの共作書体など、オランダのグラフィックデザインシーンに関わる多様な作り手の仕事を収録している。
Emigre #26
グラフィックデザイン誌『Emigre』第26号。アメリカのタイプファウンダリー「Emigre」が発行するシリーズの一冊。表紙と裏表紙のイラストをリック・バリセンティが担当。誌内には、ヴァンダーランズによるバリセンティとの電話対話、視覚プロジェクト「Thirst」の3スプレッド、ホワイトスペースをめぐる2本のエッセイ、セルジオ・ポラーノとピエルパオロ・ヴェッタによるアルド・ノヴァレーゼ論「Letters are Things」などを収録。
Emigre #27
グラフィックデザイン誌『Emigre』第27号。アメリカのタイプファウンダリー「Emigre」が発行したシリーズの一冊で、表紙と扉のデザインをデイヴィッド・カーソンが担当している。誌内には、編集者ルーディ・ヴァンダーランズによるカーソンとの電話対話形式のテキスト、およびアーティストのハニー・バーバラへのインタビューを掲載。カーソンの実験的なタイポグラフィが誌面そのものに反映されており、デザインの言語と批評の言語が同じ平面上で機能する号となっている。
エミリー・ウングワレー展 アボリジニが生んだ天才画家
オーストラリアの画家、エミリー・ウングワレーの展覧会図録。中央砂漠地帯でアボリジニの伝統的な生活を送りながら、1988年にカンヴァス絵画を始め、亡くなるまでのわずか8年間に3000から4000点ともいわれる作品を残した。その全容を日本で初めて網羅的に紹介した展示の記録で、全長8メートルに及ぶ代表作「ビッグ・ヤム・ドリーミング」をはじめ120点余りの図版を収録
眠り展 アートと生きること ゴヤ、ルーベンスから塩谷千春まで | 東京国立近代美術館
東京国立近代美術館で2020年11月から翌年2月にかけて開催された展覧会の図録。美術における「眠り」の表現に焦点を当て、ルーベンス、クールベ、オディロン・ルドン、マックス・エルンスト、河原温、内藤礼、塩田千春ら古今東西33名の作家による絵画・版画・素描・写真・立体・映像など約120点をカラー図版で収録。眠りをめぐる生と死、意識と無意識、身体と精神といったテーマが、時代や地域を越えた作品の並びを通じて浮かび上がってくる。
INAX Booklet 遠藤新生誕100年記念 人間・建築・思想
LIXILギャラリーでの展覧会にあわせて刊行されたブックレット。フランク・ロイド・ライトに師事し、帝国ホテルの建設に参画したのち、甲子園ホテルをはじめとする建築を手がけた日本の建築家、遠藤新に焦点を当てる。学校、教会、ホテル、住宅といった多様な建築の図面や写真を収録し、有機的な造形と日本的感性が交差する空間のあり方を具体的にたどる。あわせて建築論文も掲載。
人間と文字 CD-ROM | 矢島文夫、田中一光
5000年の歴史の中における人間と文字の世界に迫る、各時代と全世界の203文字を収録したCD-ROM。マップや文字のストーリー、ギャラリー、解説を収録したCD-ROM1枚と説明書、CD-ROMに収録された文字とその関係図を示した一覧のシート付属。矢島文夫、田中一光監修。
Typoundso | Hans-Rudolf Lutz
スイスのグラフィックデザイナー、ハンス・ルドルフ・ルッツによる著作。タイポグラフィの教育的・社会的文脈を個人的な視点から探るもので、400ページを超えるボリュームのなかで、タイポグラフィとデザインが社会や文化の変化にいかに反応してきたかを論じる。前作『Ausbildung in typografischer Gestaltung』を発展させた内容で、1997年にライプツィヒの「世界で最も美しい本」コンクールにおいて最高賞「ゴールデン・レター」を受賞。
The Hasselblad Award 1998 | William Eggleston
カラー芸術写真の先駆者として知られるウィリアム・エグルストンの作品集。スウェーデンの権威ある写真賞「ハッセルブラッド・アワード1998」受賞を記念して刊行されたもの。「ニュー・カラー」を代表する存在として知られるエグルストンの、1967年から1996年にかけての作品112点を収録。テネシー州メンフィス周辺の人々や街並み、日常のなかで見出されたスティルライフを被写体とした鮮明なカラー表現が並ぶ。インタビューと小論、バイオグラフィ・書誌資料も収録。
The Prints of Paul Klee
スイスの画家・パウル・クレーの版画40点を収めた作品集。1903年から1931年にかけて制作された作品を原寸大で再現し、未綴じの状態で布張りの箱に収納。イタリア留学後に制作した諷刺的な銅版画に始まり、幾何学的な抽象構図や色彩を加えた作品へと移行していく過程が一連の図版を通じて浮かび上がる。版画というメディアを通じて、クレーが伝統的な表現からモダニズムの核心へと向かう軌跡を追うことができる。小冊子付属。
The Gathering Storm: The Album Art of Storm Thorgerson
グラフィックデザイナー、ストーム・トーガソンによる作品集。レッド・ツェッペリン、ピンク・フロイド、ブラック・サバスなど世界的なロックバンドのアルバムジャケットを約50年にわたって手がけ、アーティストの写真に頼らず音楽のイメージを視覚化するアプローチでジャケットアートの表現を更新したことで知られている。100点以上の作品に加え、本人によるスケッチや各作品へのコメントも掲載。
Suffo Moncloa: 17 8 176 8 6(Evidences)| Suffo Moncloa
スペインの写真家、スッフォ・モンクロアによる作品集。5年間のアーカイブから厳選した79点を収録。抽象と具象、自然と技術、写真的なものと造形的なものといった対比が交差する瞬間を捉えた作品が並ぶ。暗室での実験や再構築も制作プロセスに含まれており、イメージが物体や別の何かへと変容する瞬間を記録することがテーマの核にある。形、色、謎めいた気配をもとに写真同士が響き合い、現実と虚構の境界を揺らすような体験をもたらす。
Karl Blossfeldt: The Complete Published Work
ドイツの写真家・カール・ブロスフェルト(1865-1932)が生前に出版したすべての作品を収録した写真集。30年以上にわたり植物だけを撮り続けたブロスフェルトは、無地の厚紙を背景に北方の自然光のみを用い、茎の節・つぼみの断面・巻きひげの曲線といった微細な形態を克明に記録したことで知られている。写真・自然科学・造形芸術の境界をまたぐその仕事は、今日でも写真家やデザイナーから広く参照され続けている。
Le Corbusier: Ideas & Forms
モダニズム建築を代表する建築家ル・コルビュジエの没後50周年に刊行された包括的な作品集。建築作品を中心に、スケッチ、図面、家具デザイン、絵画まで、その多岐にわたる実践を年代順に整理し、都市計画や芸術観と結びつけながら読み解く構成となっている。本書は1996年に発表された名著を大幅に増補・改訂した新版で、近年の研究成果や資料を反映しつつ、コルビュジエの思想と造形の展開を丹念に掘り下げている。ル・コルビュジエ財団のアーカイブ資料にも基づき、新規写真、図面、スケッチを豊富に掲載。
Eames House | Marilyn Neuhart
建築家・デザイナーとして20世紀のモダンデザインを牽引したチャールズ&レイ・イームズ夫妻の自邸「イームズ・ハウス」に焦点を当てた資料集。プレハブ工法のスチールフレームとガラスを用いた軽やかな構造、周囲の自然と呼応するファサード、夫妻が収集した家具や品々の配置まで、設計の経緯から生活の痕跡に至るまでを写真・図面・資料をもとに辿る。
Cyclops | Albert Watson
スコットランド出身の写真家、アルバート・ワトソンによる作品集。ヴォーグ、ライフ、タイム誌など主要な雑誌の誌面を幾度も飾った1980年代から1990年代前半にかけての作品約240点を収録する。ケイト・モス、シャーデー、マルコムX、2PACらのポートレートをはじめ、俳優、ミュージシャン、政治家など多彩な著名人を被写体にした鮮烈なイメージが並ぶ。ブックデザインはデヴィッド・カーソンが手がけ、ジェフ・クーンズによるヴィジュアル・エッセイも収められている。
Enzo Mari: ll gioco delle favole. The fable game. El jeugo de las fabulas.
イタリアのデザイナー・エンツォ・マリ(1932-2020)による絵本兼ゲームブック。動物・植物・自然物をかたどったシンプルな図版のピースを組み合わせ、子ども自身が物語をつくれる構成。1965年の初版刊行以来、デザインと遊びを結びつけた作品として長く評価されてきた。余分な情報を削ぎ落としたマリらしい造形は、子ども向けでありながら視覚的な純度が高く、絵本・デザイン・教育の境界をまたぐ独自の位置に置かれている。
once and again | 小浪次郎
写真家・小浪次郎による美容室「she」のビジュアルブック。山形県庄内地方を舞台に、17歳のモトーラ世理奈を撮影した写真を収める。少女と大人の間にいる彼女の瑞々しい表情と、移り変わる自然の光や風景が呼応するように画面に収められており、その瞬間ごとの息づきを記録している。200部限定刊行。
文字の宇宙 | 杉浦康平
写真植字機研究所設立60年を記念して刊行されたビジュアルブック。1975年から1985年にかけて制作された写研の「文字の生態圏」カレンダーをもとに、杉浦康平が企画・構成。文字のかたちや装飾、文字をめぐる習俗などを切り口に、文字文化の広がりと奥行きを紹介している。解説には松岡正剛や白川静が参加し、さらに草森紳一、中沢新一、谷川俊太郎らによる文字をめぐる対話も収録。